40代オフィスカジュアル ぽっちゃり|秋冬は机の上の見え方から組む

**平日の勤務時間のうち、座っている時間は何時間ですか。**8時間のうち5時間以上を机に向かって過ごしているなら、あなたのオフィスカジュアルは、机の天板から上の40cmで組むと決まりやすくなります。
職場の人があなたを見ている時間の大半は、机に向かって座っている姿です。隣の席の人、向かいの席の人、通りがかりの人。その人たちの目に入るのは、机の天板から上、だいたい胸から頭の上までです。立ち姿が見えるのは、席を立って歩く数分だけです。
だから、座っている時間が長い人ほど、服は机の上から組むほうが早く決まります。下半身は、座って楽かどうかを先に確かめれば、それで足ります。
全身の分量のつり合いから組む考え方は、40代のぽっちゃりコーデ|厚みの出る場所で打ち手が正反対になるにまとめています。この記事は、座っている時間の長い人のための、机の上からの組み方です。体の形を変える話ではなく、座っていて楽で、きちんと見える服の選び方です。
結論:座る時間が6割を超えたら、机の上から組む
| 座っている時間 | 組み始める場所 | 下半身の選び方 |
|---|---|---|
| 勤務時間の6割以上 | 机の天板から上の40cm | 座って楽かどうかだけ見る |
| 4〜6割 | 机の上と全身の両方 | 立って楽なものを選び、座って確かめる |
| 4割未満 | 全身の長さのつり合い | 立ち姿で選ぶ |
**6割を超えるかどうかが、組み方の分かれ目です。**8時間勤務なら、座っている時間が5時間を超えるかどうかで見てください。
なぜ6割なのか。座る時間が6割を超えると、職場の人があなたを思い出すとき、浮かぶのは机に向かっている姿になります。立ち姿を思い出してもらう機会のほうが少なくなるからです。
自分の1日を「座る・立つ・画面」に分ける
まず、自分の1日を3つに分けて数えます。
- 座る:自分の机で作業している時間
- 立つ:歩いて移動する、立って話す、来客に対応する、会議室で立って説明する時間
- 画面:画面越しの会議に出ている時間(座っていても、映る範囲がさらに狭くなるので別に数える)
数えるのは、ふだんの1週間のうち、いちばん典型的な1日で十分です。
数え方の例
- 事務の仕事で、ほぼ机にいる:座る7時間、立つ30分、画面30分
- 営業事務で、来客の対応がある:座る5時間、立つ2時間、画面1時間
- 管理職で、会議が多い:座る3時間、立つ1時間、画面4時間
画面の時間が長い人は、机の上よりさらに狭い範囲で見られていることになります。後の章「画面越しの会議が多い日」で、別に扱います。
数えた時間を、割合にする
数えた時間を、勤務時間で割って割合にします。8時間勤務で、座る5時間、立つ1時間、画面2時間なら、座る6割強、立つ1割強、画面2割半です。
画面の時間も座っている時間なので、机の上から組むかどうかを決めるときは、座ると画面を足して考えます。この例なら、座ると画面で8割半です。机の上から組む人になります。
一方、立つの時間が3時間を超えるような日が週の半分以上あるなら、座る時間が6割に届かない週になります。その場合は、後の章「座る時間と立つ時間が半々のとき」に進んでください。
数えるのが面倒なら、昨日1日の予定表を見返すだけでも十分です。会議の予定と、外出の予定を除いた時間が、だいたい机に座っている時間です。
数えると分かること
数えてみると、思っていたより座っている時間が長かった、という人がほとんどです。立って動いている印象が強い日でも、実際に立っていたのは移動の数十分だけ、ということがよくあります。
服を選ぶとき、多くの人は鏡の前で立ち姿を見て決めます。でも、職場の1日の大半が座っている姿なら、立ち姿で選んだ服が、いちばん長い時間の見え方に合っているとは限りません。数えることで、鏡の前で何を見るべきかが変わります。
机の上に見える範囲は、天板から40cm
事務机の天板は、床から70cmほどの高さです。座ったとき、天板から上に見えるのは、胸のあたりから頭の上まで、だいたい40〜50cmの範囲です。
机の上で見られる4つの場所
- 衿の開き
- 肩線
- 袖口
- 座ったときの胸元と背中の横じわ
この4つが、座っているあなたの印象をほとんど決めます。ウエストの位置も、パンツの形も、スカートの丈も、机に向かっている間は見えていません。
逆に言えば、この4つを整えるだけで、座っている時間の見え方はきちんと整います。下半身を何着も買い替える前に、ここから見直してください。
衿の開き:鎖骨のくぼみから指何本か
衿の開きは、顔のすぐ下にあって、机の上でいちばん目に入る場所です。
測り方
- 首の付け根のくぼみ(左右の鎖骨の間のくぼみ)に、指を横にして当てます
- 衿の開きの一番下が、そこから指何本ぶん下にあるかを数えます
| 衿の開き | 机の上での見え方 |
|---|---|
| くぼみより上(詰まった衿) | 顔と服の間が近く、首まわりが詰まって見える |
| くぼみから指2〜3本 | 顔と服の間に適度な間ができる |
| くぼみから指4本以上 | 胸元が広く見え、職場では少しくだけて見える |
くぼみから指2〜3本ぶんの開きが、職場の机の上で収まりやすい深さです。
詰まった衿が悪いわけではありません。ただ、首から肩にかけてふっくらしている人は、詰まった衿だと首まわりで布が押されて、座って下を向いたときに衿が顎に近づきます。指2〜3本の開きがあると、下を向いても顔と衿の間に間が残ります。
衿の形
開きの深さが同じでも、形で見え方が変わります。
- V字の開き:縦の線ができる。座っていても上半身が縦に見える
- 丸い開き:柔らかく見える。開きが浅いと首まわりが詰まって見えやすい
- シャツの衿:改まって見える。第1ボタンを開けると、くぼみから指2本ほどの開きになる
迷ったら、シャツの衿で第1ボタンを開けた形か、浅めのV字の開きを選んでください。
手持ちの服で開きを調整する
手持ちの服の開きが、指2〜3本の帯に収まらないときも、買い替えずに調整できることがあります。
- 開きが深すぎる(指4本以上):中に、首元が浅く開いた薄いインナーを重ねる。インナーの縁が、くぼみから指2〜3本の位置に来るものを選ぶ
- 開きが浅すぎる(くぼみより上):首元に細いネックレスを1本足す。縦に垂れる長さのものなら、首まわりに縦の線ができて、詰まった印象がやわらぐ
- シャツの衿:第1ボタンだけでなく、第2ボタンまで開けるかを試す。ただし、座って前かがみになったときに胸元が開きすぎないかを確かめる
スカーフを首元に巻く方法もありますが、首まわりがふっくらしている人は、巻くと首元の布が増えて詰まって見えることがあります。スカーフを使うなら、巻かずに肩から垂らすか、胸元で軽く結んで縦に流すと、縦の線が残ります。
開きが変わる座り方
同じ服でも、座り方で開きの見え方は変わります。背もたれに寄りかかって座ると、上半身が少し後ろに傾き、衿の開きが上を向いて広く見えます。前かがみでキーボードを打つと、衿の開きが下を向いて、胸元が近くの人から見えやすくなります。
座って作業する時間が長い人は、前かがみの姿勢で鏡かスマートフォンで撮って、衿の開きがどう見えるかを確かめておくと安心です。
肩線:肩先の骨との差が1.5cm以内か
肩線は、服の肩の縫い目の位置です。机の上の範囲で、衿の次に目に入る場所です。
測り方
- 鏡の前で、肩の一番外側の骨(肩先の骨)を指で探します
- 服の肩の縫い目が、その骨からどのくらい離れているかを見ます
肩の縫い目が肩先の骨から内側にも外側にも1.5cm以内に収まっていると、座って腕を前に出しても、肩まわりがすっきり見えます。
肩線が外に落ちている場合
肩の縫い目が肩先の骨より3cm以上外に落ちている服は、ゆったりして楽に着られます。ただ、座って腕を前に出すと、落ちた肩の布が腕のほうに引かれて、肩まわりに斜めのしわが出ます。机の上でそのしわが目に入るので、少しくだけた印象になります。
楽さを残しながら改まって見せたいなら、肩線が肩先の骨の近くにあって、身幅にゆとりがある服を選びます。肩で止まり、胸から下でゆとりを持たせる形です。
肩線が内に入っている場合
肩の縫い目が肩先の骨より内側にある服は、肩が引っ張られて、腕を前に出したときに背中が突っ張ります。座って作業する時間が長い人には窮屈です。
肩線と身幅が両方合う服が見つからないとき
肩線を肩先の骨に合わせると身幅がきつい、身幅に合わせると肩線が落ちる。そういうときは、どちらを優先するかを決めます。
座って作業する時間が長い人は、身幅のゆとりを優先してください。身幅がきついと、座って腕を前に出すたびに背中と胸元が引っ張られ、1日中その窮屈さが続きます。肩線が少し落ちるのは、羽織りで補えます。
肩線が落ちた服の上に、肩線がはっきりした羽織りを重ねると、机の上では羽織りの肩線が見えるので、肩まわりがすっきり見えます。中の服は楽さで選び、外の羽織りで形を整える、という分け方です。
羽織りを着ない日に肩線の落ちた服を着るなら、袖を手首の骨の少し上までまくっておくと、腕のまわりに縦の線ができて、肩から腕にかけての布の余りが目立ちにくくなります。
袖:キーボードに手を置いたとき
袖口は、キーボードやマウスに手を置いている間、ずっと机の上にあります。
長さの境目
キーボードに手を置いた姿勢で、袖口がどこにあるかを見てください。
- 手首の骨より2cm以上上:腕を前に出しても手首が楽。手元がすっきり見える
- 手首の骨のあたり:キーボードの上で袖口が手の甲にかかることがある
- 手の甲にかかる:キーボードを打つたびに袖口が当たり、汚れやすい
座って作業する人には、手首の骨より少し上で袖口が止まる長さが、いちばん楽です。秋冬の長袖でも、袖口を手首の骨の2cm上まで折り返すか、まくって止めておくと、作業中に袖を気にせずに済みます。
太さ
袖が二の腕のところで細いと、腕を前に出したときに袖が引っ張られて、肩まで突っ張ります。二の腕の一番太いところで、袖に指2本ほどの余りがあると、腕を前に出しても楽です。
袖が太すぎると、キーボードの上で袖が机に広がります。袖口が手首に向かって少しずつ細くなる形なら、二の腕は楽で、手元はすっきりします。
座ったときの胸元と背中の横じわ
立って鏡で見たときは何ともないのに、座って作業していると、胸元や背中に横向きのしわが出る。これは、座って腕を前に出すと、背中の布が前に引かれるからです。
確かめ方
- 椅子に座り、キーボードに手を置く姿勢をとります
- 鏡かスマートフォンで、胸元と背中を撮ります
- 胸元のボタンの間や、背中の肩甲骨のあたりに、横向きのしわが何本出ているかを数えます
**横じわが2本までなら、机の上ではほとんど気になりません。**3本以上出て、布が体に張りついて見えるなら、その服は座って作業する時間には窮屈です。
胸元のボタンの間
前開きのブラウスで、座るとボタンの間に隙間ができることがあります。これは、胸まわりにゆとりが少ないか、ボタンの間隔が広いときに出やすくなります。
- 羽織りを重ねて、ブラウスを開けない層にする
- ボタンが隠れる仕立て(比翼仕立て)のものを選ぶ
- 胸まわりに5cm以上のゆとりがあるものを選ぶ
この3つのどれかで、隙間は気にならなくなります。
背中
背中の横じわは、自分では見えないので気づきにくい場所です。後ろの席の人や、通りがかりの人からは、背中がいちばんよく見えます。背中に縦の切り替えやタックが入っている服は、腕を前に出したときに布が開いて、横じわが出にくくなります。
机の下:ウエストと膝の上の布
机の下は、職場の人からはほとんど見えません。だから、見た目より座っていて楽かどうかだけで選んでかまいません。
ウエスト
座ると、ウエストまわりは立っているときより2〜3cm大きくなります。立ってちょうどいいウエストのパンツやスカートは、座ると食い込みます。
- 後ろだけゴムが入っている
- ウエストの位置が、おへそより少し下にある
- 伸びる生地で、座っても締めつけない
この3つのどれかに当てはまるものなら、座って何時間たっても楽です。
膝の上の布
座ったとき、パンツなら膝の上、スカートなら太ももの上に、布がどう乗っているかを見ます。
- パンツ:座って膝の上に横じわが溜まるなら、太ももまわりのゆとりが少ない。立ち上がったあとにしわが残りやすい
- スカート:座って裾が膝の上5cm以上まで上がるなら、席を立つときに裾を直す手間が増える
膝丈より少し長いスカートや、太ももまわりにゆとりのあるパンツなら、座っても立っても手間がかかりません。下半身の詳しい選び方は、低身長×ぽっちゃりのオフィスカジュアル|丈・股上・裾幅を身長別の実寸でにもまとめています。
画面越しの会議が多い日
画面越しの会議では、映る範囲がさらに狭くなります。カメラに映るのは、頭からみぞおちの上くらいまで。机の上の40cmより、さらに上の部分です。
画面で見られる3つ
- 衿の開き
- 肩線
- 顔のすぐ下の色
袖口や胸元の横じわは、画面にはほとんど映りません。画面の会議が多い日は、この3つだけ整えれば足ります。
顔のすぐ下の色
画面では、顔のすぐ下にある色が、顔色に影響します。顔より暗すぎる色を顔のすぐ下に置くと、画面の中で顔が沈んで見えることがあります。
- 顔のすぐ下には、顔より少し明るいか、同じくらいの明るさの色を置く
- 濃い色の羽織りを着るなら、中のブラウスかカットソーを明るい色にして、衿元から見せる
この組み方なら、画面の中で顔色が明るく映ります。
画面の会議が続く日
1日に何時間も画面の会議が続く日は、衿と肩線さえ整っていれば、あとは座って楽な服でかまいません。かぶるニットでも、肩線が肩先の骨に近ければ、画面の中ではきちんと見えます。
立って過ごす日・来客の日
座る時間が短い日や、来客の対応がある日は、立ち姿が見られる時間が増えます。
立つ時間が長い日
立って移動したり、会議室で説明したりする時間が長い日は、全身の長さのつり合いが見られます。上の丈と下の丈のつり合い、靴の高さ。机の上から組んだ服でも、立ったときに上の丈が長すぎないかを確かめます。
上の丈が腰骨の少し下で止まっていると、立っても座っても収まりやすくなります。座ったときは、丈が椅子の座面に当たらず、立ったときは、ウエストとヒップの間で止まるからです。
来客の日
社外の人と会う日は、職場の中より一段改まった装いにします。
- 羽織りをジャケットにする
- インナーを、衿のあるブラウスにする
- 靴を、かかとのある革の靴にする
来客の対応が1時間以内なら、羽織りだけジャケットに替えれば、他は普段の服のままでかまいません。机にジャケットを1枚置いておくと、急な来客にも対応できます。
席を立つときに直すところ
長く座っていたあと席を立つと、服は座った形のまま残ります。立ち上がってから歩き出すまでの数秒で、次の3か所を直すと、立ち姿に切り替わります。
- 上の裾:座っている間に上にずれた裾を、両手で下に引いて整える
- 羽織りの前:座っている間に左右に開いた前を、軽く寄せる
- パンツの膝:膝の上に溜まったしわを、手で軽くなでて伸ばす
この3か所が数秒で直る服は、座る時間と立つ時間が混ざる人に向いています。逆に、立ち上がるたびに裾がウエストのところで止まって下りてこない服や、膝のしわが手でなでても戻らない生地は、席を立つたびに手間がかかります。
裾が下りやすいのは、裾にゆとりがあって、生地に適度な重さがある服です。膝のしわが戻りやすいのは、伸びる糸が少し入った生地や、ハリのある生地です。
座る時間と立つ時間が半々のとき
ここがいちばん迷うところです。座る時間が4〜6割、日によって座っている日と立っている日がある。机の上から組むか、全身から組むか、決めきれない人も多いと思います。
上半身と下半身で分ける
半々の人は、上半身は机の上に合わせ、下半身は立ったときの楽さで選ぶと決めてしまうのがいちばん早い方法です。
上半身は、座っても立っても見えます。だから、衿・肩線・袖口・横じわの4つは、座っている時間の長さに関係なく整えておく価値があります。
下半身は、座っている間は見えず、立っている間だけ見えます。だから、立ったときに楽で、全身のつり合いが取れるものを選び、そのあとで座って食い込まないかを確かめます。
日によって違うとき
月曜と金曜は机で作業、火曜から木曜は会議や外出、というように、日によって座る時間が違う人もいます。
- 座る日:上半身を机の上に合わせ、下は座って楽なもの
- 立つ日:上半身はそのまま、下を立ち姿のつり合いで選んだものに替える
上半身を共通にしておくと、下だけ替えれば日に合わせられるので、朝の迷いが減ります。
1週間の組み方の例
月曜と金曜は机で作業、火曜から木曜は会議と来客がある、という人の1週間を組んでみます。
- 月曜(座る日):白いシャツ+紺のカーディガン+後ろゴムのパンツ
- 火曜(会議の日):白いシャツ+グレーのジャケット+まっすぐなパンツ
- 水曜(来客の日):淡いグレーのブラウス+グレーのジャケット+膝下丈のスカート
- 木曜(会議の日):淡いグレーのブラウス+紺のカーディガン+まっすぐなパンツ
- 金曜(座る日):薄いベージュのカットソー+焦げ茶のカーディガン+後ろゴムのパンツ
上半身は、シャツ・ブラウス・カットソーの3枚と、羽織り3枚で回しています。どれも、衿の開きが指2〜3本、肩線が肩先の骨から1.5cm以内に収まるものです。
下半身は、座る日は後ろゴムのパンツ、立つ日はまっすぐなパンツか膝下丈のスカートにしています。座る日の下は楽さだけで選び、立つ日の下は全身のつり合いで選ぶ、という分け方です。
この組み方なら、上半身は毎日机の上の見え方に合っていて、下半身だけがその日の動きに合わせて替わります。朝に迷うのは、今日が座る日か立つ日か、の1つだけになります。
どちらとも決められないとき
それでも決められないときは、職場の人があなたを思い出すとき、どちらの姿が浮かぶかを考えてみてください。机に向かっている姿が浮かぶなら、机の上から組みます。立って話している姿が浮かぶなら、全身から組みます。
自分では分からないときは、自分が同僚を思い出すとき、どの姿が浮かぶかで考えると分かりやすくなります。同じ職場の同じ仕事の人なら、だいたい同じ姿で思い出されているはずです。
秋冬の羽織り:カーディガンとジャケットの分かれ目
秋冬は、羽織りが机の上の印象のかなりの部分を占めます。
カーディガン
座って作業する日の羽織りには、カーディガンが向いています。腕を前に出しても肩が突っ張らず、背中の横じわも出にくいからです。
選ぶときは、肩線が肩先の骨の近くにあって、身幅にゆとりがあるものを。丈は腰骨を覆うくらいがあれば、座ったときに椅子の背に当たっても上がりません。
ジャケット
社外の人と会う日や、改まった会議がある日は、ジャケットが向いています。ただ、座って腕を前に出すと、背中が突っ張りやすいので、長時間座って作業する日には窮屈なことがあります。
座って作業する日にジャケットを着るなら、背中に切り込み(ベンツ)があるか、伸びる生地のものを選びます。
1枚にしたいとき
どちらか1枚で通したいなら、肩線がはっきりしたハリのあるカーディガンを選びます。ジャケットに近い改まり方で、座ったときの楽さはカーディガンのままです。
羽織りの丈と下半身の関係については、トップスイン お腹ぽっこり|秋冬は羽織りの丈と下腹の高さで決めるにも書いています。
色:上半身に置く明るさ
机の上の範囲に置く色は、職場の人があなたを見たときの印象を決めます。
明るさの置き方
- 顔のすぐ下:顔と同じくらいか、少し明るい色
- 羽織り:中の服より一段暗い色
- 机の下:何でもよい
この順に置くと、机の上で顔のまわりが明るく、羽織りで全体が引き締まって見えます。
秋冬の色
秋冬は、羽織りに深い色が増えます。紺、濃いグレー、焦げ茶、深い緑。どれも職場で落ち着いて見える色です。中に着るものを、白、淡いグレー、薄いベージュにしておくと、深い色の羽織りの衿元から明るさが見えて、顔のまわりが沈みません。
柄を置く場所
柄を使いたいときは、机の上の範囲に置くか、机の下に置くかで、見え方が大きく変わります。
- 机の上に置く:細いストライプや小さな柄のブラウス。顔に近いので、柄が細かいほど落ち着いて見える
- 机の下に置く:柄のスカートやパンツ。座っている間はほとんど見えないので、立つ日に気分を変えたいときに使える
机の上に大きな柄を置くと、座っている間ずっと、その柄が顔のすぐ下にあることになります。大きな柄が好きな人は、羽織りの中に着て、衿元と前の合わせから少しだけ見せる程度にすると、職場でも落ち着いて見えます。
秋冬の素材
秋冬は、羽織りの素材でも机の上の見え方が変わります。毛足の長いニットは、座って腕を前に出したとき、ひじの内側に布が溜まって厚く見えることがあります。目の詰まった、表面がなめらかなニットなら、腕を曲げても布が溜まりにくく、机の上ですっきり見えます。
ジャケットなら、ウールにハリのある生地は改まって見え、柔らかいジャージー素材は座って楽です。座る時間の長い人は、柔らかいジャージー素材で肩線がはっきりしたものを選ぶと、楽さと改まりの両方が手に入ります。
秋冬の全体の組み方は、40代・冬のぽっちゃりコーデ|3つの終わり位置の差で決まるも参考になります。
手持ちで試す順番
新しく買う前に、手持ちの服で次の順に試してください。
- 座る時間を数える:ふだんの1日で、座る・立つ・画面の時間を数える
- 衿を測る:手持ちの仕事服を着て、首のくぼみから衿の開きまで指何本かを数える
- 肩線を見る:肩の縫い目が、肩先の骨から1.5cm以内かを見る
- 座って撮る:キーボードに手を置く姿勢で、胸元と背中の横じわを数える
- 袖口を見る:キーボードに手を置いたとき、袖口がどこにあるかを見る
5つを試すと、手持ちの仕事服のうち、机の上で困らないものと、困るものが分かれます。
困るものを分けたあと
困るほうに分かれた服も、すぐに手放す必要はありません。困った理由が1つだけなら、直せることがあります。
- 衿の開きだけが合わない:インナーやネックレスで調整する
- 袖口だけが長い:まくって手首の骨の上で止める
- 横じわだけが出る:羽織りを重ねて、その服を開けない層にする
- 肩線だけが落ちる:肩線のはっきりした羽織りを重ねる
困った理由が2つ以上ある服は、机の上の範囲では使いにくい服です。立つ日の服に回すか、休日の服に回してください。仕事の日に着ないと決めるだけで、朝の迷いは1つ減ります。**困らないものだけで1週間組めるなら、買い足す必要はありません。**足りないのは、困るものの代わりになる1〜2枚だけです。
装いに活かすなら
40代のオフィスカジュアルで、ぽっちゃり体型の人がまず見るべきなのは、体の形ではなく、自分が1日のうち何時間座っているかです。
座る時間が長い人は、机の天板から上の40cmで服を組む。衿の開き、肩線、袖口、横じわの4つを整えれば、座っている時間の見え方はきちんと整います。下半身は、座って楽かどうかだけ確かめれば足ります。
あなたの職場の1日を、座る・立つ・画面の3つに分けて数えるところから始めてみてください。数えてみると、何から見直せばいいかが、自然に見えてきます。
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よくある問い
- Q. 40代のぽっちゃり体型で、オフィスカジュアルの何から見直せばいいですか
- まず、勤務時間のうち座っている時間と立っている時間を数えてください。座る時間が6割以上なら、上半身から見直します。職場の人があなたを見る時間の大半は、机の天板から上の40cmほどだからです。その範囲で見るのは、衿の開き、肩線、袖口、座ったときの横じわの4つです。下半身は、座って楽かどうかを先に確かめれば足ります。立つ時間が長い人は、逆に全身の長さのつり合いから見直します。
- Q. 座っていると、ブラウスの胸元にボタンの間の隙間ができます
- 座って腕を前に出すと、背中の布が前に引かれて、胸元のボタンの間に横向きの引っ張りが出ます。ボタンの間の隙間は、胸まわりのゆとりが少ないか、ボタンの間隔が広いときに出やすくなります。いちばん早いのは、前開きのブラウスの上に羽織りを重ねて、ブラウスを開けない層にすることです。新しく選ぶなら、ボタンが比翼仕立てで隠れているものや、胸まわりに5cm以上のゆとりがあるものを選ぶと、座っても引っ張りが出にくくなります。
- Q. 画面越しの会議が多いのですが、何を気をつければいいですか
- 画面に映るのは、頭からみぞおちの上くらいまでです。その範囲にある衿と肩線と、顔のすぐ下の色が、画面の中の印象を決めます。衿は顔の大きさとつり合う開きにして、肩線は肩先の骨から1.5cm以内に。顔のすぐ下には、顔より少し明るいか同じくらいの明るさの色を置くと、画面で顔色が沈みにくくなります。下は映らないので、座って楽なものを選んでかまいません。
- Q. カーディガンとジャケットのどちらを羽織ればいいですか
- 社外の人と会う日があるか、職場に決まった装いの申し合わせがあるかで決めます。社外の人と会う日や、改まった会議がある日はジャケット。社内で座って作業する日はカーディガン。どちらか1枚にしたいなら、肩線がはっきりした、ハリのあるカーディガンを選ぶと、ジャケットに近い改まり方で、座ったときの楽さはカーディガンのままに保てます。
— メグラシ編集部





