トレンド最新|秋冬の予定から逆算して、見に行く週と買う週を分ける

**最新のトレンドは、いつ売り場を見るかで中身が変わります。**秋冬のあいだ、売り場はおよそ5回入れ替わり、そのたびに前に出るものが違うからです。予定の日付が決まっているなら、そこから逆算して、売り場を見に行く週と、買う週を分けてください。
秋から冬は、結婚式、同窓会、紅葉の旅行、子どもの行事、年末の会食、帰省と、人と会う予定が続く季節です。その予定に「今年らしいもの」を1つ入れたいと思ったとき、思い立った日に売り場へ行くと、見たいものがまだ出ていなかったり、もう奥に下がっていたりします。
流行の1着をどう判定するかはニットの流行の見分け方や今年流行りのファッションは買うか待つか見送るかに分けてあります。この記事は、秋冬の予定の日付から、見に行く日と買う日を決める話です。
結論:入れ替わった直後に見て、予定の3週間前までに買う
手帳を開いて、秋冬の予定を日付の順に書き出してください。そのうえで、下の表に当てます。
| 予定 | よくある時期 | 売り場を見に行く週 | 買う週 | 取り入れる1点の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 秋の結婚式 | 10〜11月 | 秋のなかばの入れ替わり直後 | 式の3週間前まで | 羽織りか鞄 |
| 同窓会 | 10〜11月 | 秋のなかばの入れ替わり直後 | 会の3週間前まで | 中の服か首元 |
| 紅葉の旅行 | 11月 | 秋のなかばの入れ替わり直後 | 出発の3週間前まで | 靴か上着 |
| 七五三・子どもの行事 | 11月 | 秋のなかばの入れ替わり直後 | 行事の3週間前まで | 上着か鞄 |
| 年末の会食 | 12月 | 冬のはじめの入れ替わり直後 | 会食の3週間前まで | 中の服か小物 |
| クリスマスの食事 | 12月 | 冬のはじめの入れ替わり直後 | 食事の3週間前まで | 首元か靴 |
| 年末年始の帰省 | 12〜1月 | 冬のはじめの入れ替わり直後 | 出発の3週間前まで | 上着 |
| 年明けの集まり | 1月 | 年末の入れ替わり直後 | 集まりの2週間前まで | 小物 |
見に行く週と買う週は、同じ週にしないのが基本です。見に行った日は、売り場の3つを比べて、手持ちとの差を確かめるところまでにしてください。買うのは、その差が本当に予定に要るかを、家に帰って手持ちと並べてからにします。
秋冬の売り場は、およそ5回入れ替わる
売り場は、季節の進み方に合わせて、前に出すものを入れ替えていきます。店や年によって前後しますが、秋冬のあいだにおよそ5回です。
| 入れ替わりの時期 | 目安 | 前に出るもの | 最新が見えやすい場所 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 8月末〜9月 | 秋の色の薄手、長袖の軽いもの | 中の服の色と生地 |
| 秋のなかば | 10月 | ニット、ジャケット、ブーツ | 形と丈、靴 |
| 冬のはじめ | 11月 | コート、厚手のニット、冬の小物 | 上着の丈と表面 |
| 年末 | 12月 | 華やかな中の服、光る小物 | 首元と小物 |
| 年明け | 1月 | セールと、春の先出し | 次の季節の色 |
最新を見たいなら、入れ替わった直後の週に行ってください。入れ替わってから2〜3週間たつと、よく動いたものは数が減り、残ったものが前に出てきます。入れ替わりの直後に並んでいるものが、その時期に店がいちばん見せたいものです。
入れ替わりの時期は、売り場の入口の棚と、店の外から見える飾りつけで分かります。前の週と入口の棚の色が変わっていれば、入れ替わった合図です。
入れ替わりの時期は、気温の進み方にも引っぱられます。暑さが長引いた年は、秋のはじめの入れ替わりが目立たないまま、秋のなかばの入れ替わりが一度に来ることがあります。反対に、早く冷え込んだ年は、冬のはじめの入れ替わりが前倒しになります。表の月は目安として、実際の入れ替わりは、入口の棚で確かめてください。
見に行く売り場によって、見えるものが違う
最新を見に行く売り場は、1か所より2か所のほうが、向かっている先がはっきりします。売り場によって、前に出しているものの性格が違うからです。
| 売り場 | 見えるもの | 見に行く意味 |
|---|---|---|
| 量販の売り場 | その時期の平均 | 多くの人が着る形と色が分かる |
| 百貨店の売り場 | 平均より少し先 | 次の入れ替わりで平均になるものが分かる |
| 駅ビルの売り場 | 通勤や街歩きの平均 | ふだんの予定に合う形が分かる |
| 通販のページ | 売れている順の並び | 実際に選ばれているものが分かる |
予定に取り入れる1点を探すなら、量販の売り場と、百貨店の売り場を1つずつ見てください。両方に共通しているものが、その時期の最新で、しかも予定の場で浮きにくいものです。百貨店にだけあって量販にないものは、少し先の最新で、予定の場によっては目立ちすぎることがあります。
見に行く日の服は、いちばんよく着る1着にする
売り場を見に行く日は、手持ちの中でいちばんよく着る1着を着ていってください。売り場の3つと並べたとき、自分の手持ちとの差がその場で分かるからです。
| 見に行く日に着るもの | 比べやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| いちばんよく着る上着 | 比べやすい | 売り場のコートやジャケットと丈と表面を並べられる |
| いちばんよく着る中の服 | 比べやすい | 売り場のニットと幅と色を並べられる |
| 予定に着ていくつもりの服 | とても比べやすい | 取り入れる1点を、その場で合わせて見られる |
| 新しく買ったばかりの服 | 比べにくい | 手持ちの平均になっていない |
予定に着ていくつもりの服が決まっているなら、それを着ていくのがいちばんです。鞄や首元の飾りを、その服に当てて鏡で見られます。靴を見に行く日は、予定の日に履く靴下かタイツを履いていってください。
最新を、売り場で自分の目で確かめる
売り場に着いたら、名前や表示を読むより先に、同じ種類の服を3つ手に取ってください。ニットならニットを3枚、コートならコートを3着です。
3つを並べて、次の4か所を見ます。3つに共通していて、自分の手持ちと違うところが、その時期の最新です。
| 見るところ | 確かめ方 | 手持ちとの違いの例 |
|---|---|---|
| 丈 | 肩から裾までを、自分の体に当てて見る | 手持ちより長い、または短い |
| 幅 | 身ごろや袖を平らに置いて、横幅を見る | 手持ちよりゆとりがある、または細い |
| 色 | 3つを並べて、明るさと濃さを見る | 手持ちより明るい、くすんでいる、深い |
| 表面 | 光にかざして、艶と凹凸を見る | 手持ちより艶がある、毛足がある、平ら |
4か所のうち、3つに共通しているのが1か所だけなら、その時期の最新ははっきりしていません。2か所以上そろっていれば、それが売り場の向かっている先です。手持ちと比べて、そのうち何か所が違うかを数えてください。
3つを手に取るときは、値札や表示の言葉は見ずに、服そのものだけを見てください。言葉で覚えた最新は、次の入れ替わりで別の言葉に替わります。丈・幅・色・表面の4か所で覚えておけば、言葉が替わっても、自分の手持ちとの差として読み直せます。見たことは、手帳かスマートフォンに、4か所それぞれ1行ずつ書き留めておくと、家に帰って手持ちと並べるときに役立ちます。
予定までの日数で、取り入れる場所を変える
予定までに何日あるかで、取り入れられる場所が変わります。服の直しや、靴の慣らしに時間がかかるからです。
| 予定までの日数 | 取り入れられる場所 | 買わずに寄せる場所 |
|---|---|---|
| 5週間以上 | 上着・中の服・靴・小物のどれでも | 何もしなくてよい |
| 3〜5週間 | 中の服・靴・小物 | 上着は手持ちで |
| 2〜3週間 | 靴・小物 | 服は手持ちで組み、合わせ方で寄せる |
| 1〜2週間 | 小物1点 | 服と靴は手持ちで |
| 1週間以内 | 買わない | 手持ちの袖・裾・前の開け方で寄せる |
予定が近いほど、買うものを小さくしてください。予定の1週間前に上着を買うと、直しや慣らしが間に合わず、その日だけ着慣れない1着になります。
予定1|秋の結婚式
秋の結婚式は、ドレスや服の決まりがはっきりした予定です。最新を取り入れる場所は、決まりの外、つまり羽織りと鞄になります。
| 取り入れる場所 | 最新が見える点 | 見に行く時期 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 羽織り | 丈と、肩の落ち方 | 秋のなかば | 式場の中で脱ぐか着たままか |
| 鞄 | 形と、表面の艶 | 秋のなかば | 小さすぎると祝儀袋が入らない |
| 靴 | つま先の形 | 秋のなかば | 慣らしに1週間を見る |
| 首元の飾り | 大きさと光り方 | 秋のなかば〜冬のはじめ | 服の色と重ならない色にする |
結婚式のドレスそのものは、何度か着るものなので、その年の最新に寄せすぎないほうが、翌年以降の式にも着られます。今年らしさは、羽織りか鞄の1点で出してください。
秋に結婚式が2つ以上続く年は、1つ目の式の3週間前に買った羽織りか鞄を、2つ目の式にも使えます。同じ人が両方の式に出るなら、2つ目では羽織りと鞄の、1つ目で使わなかったほうを今年の1点にすると、同じ装いに見えません。秋の結婚式の服装全体は11月の結婚式のゲスト服装にまとめています。
予定2|同窓会
同窓会は、久しぶりに会う相手に、机を挟んで上半身を見られる予定です。最新を取り入れるなら、中の服か首元が向きます。
| 取り入れる場所 | 最新が見える点 | 向かい合って見えるか |
|---|---|---|
| 中の服 | 首元の形、袖の幅 | よく見える |
| 首元の飾り | 大きさ | よく見える |
| 上着 | 丈 | 席に着くと脱ぐので、見える時間は短い |
| 靴 | つま先の形 | 席に着くと見えない |
同窓会は、立って話す時間が最初に30分ほどあることが多いので、そのあいだは全身が見えます。上着か靴で取り入れるなら、この30分のあいだに見える1点、と考えてください。同窓会の組み方は秋同窓会のコーデにあります。
同窓会で集合写真を撮るなら、写真には全身が写ります。上半身の中の服で取り入れた日も、写真に写る靴と鞄が去年のままで大きく浮かないかを、前の晩に鏡で見ておいてください。
予定3|紅葉の旅行
紅葉の旅行は、外を歩く時間が長く、写真に全身が写る予定です。最新を取り入れるなら、靴か上着が向きます。
ただ、旅行に下ろしたての靴で行くのは避けてください。慣らしていない靴で長く歩くと、足が痛くなります。旅行の3週間前には買って、家の中と近所で1週間ほど履いてから出かけます。上着なら、写真に写る面積が大きいぶん、今年らしさがよく出ます。
紅葉の名所は、街より3〜5度低いことがあります。売り場で上着を比べるときは、形や丈だけでなく、旅先の気温で着られる厚みかどうかも見てください。今年らしい形でも、薄すぎて旅先で上にもう1枚重ねることになると、今年らしさが下の1枚に隠れます。
| 取り入れる場所 | 買う時期 | 写真での見え方 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 上着 | 出発の3週間前まで | 全身の半分以上を占める | 山あいは街より冷えるので厚みも見る |
| 靴 | 出発の3週間前まで | 足元の形が写る | 1週間は慣らす |
| 鞄 | 出発の2週間前まで | 肩掛けの形が写る | 両手があくものにする |
| 帽子や首の1枚 | 出発の1週間前まで | 顔の近くに写る | 風で飛ばない形にする |
予定4|七五三・子どもの行事
七五三や、子どもの発表会のように、主役が子どもの予定では、親の服は控えめにすることが多くなります。最新は、上着か鞄の1点にしておいてください。
写真に写るときは、子どもの着物や服の色が主役になります。親の上着は、子どもの服の色を邪魔しない色の中で、丈や形に今年らしさがあるものを選ぶと、控えめなまま今年の写真になります。| 取り入れる場所 | 写真での見え方 | 買う時期 | 気をつけること | |---|---|---|---| | 上着 | 子どもの隣で、全身の大半を占める | 行事の3週間前まで | 子どもの服の色を邪魔しない色にする | | 鞄 | 手元に小さく写る | 行事の2週間前まで | 子どもの荷物も入る大きさにする | | 靴 | 足元に写る | 行事の3週間前まで | 参道や体育館で歩きやすいもの | | 首元の飾り | 顔の近くに写る | 行事の1週間前まで | 子どもを抱き上げても引っかからない形 |
子どもの行事は、1年に一度の写真が残る予定です。親の服を最新に寄せすぎると、数年後に写真を見返したとき、親の服だけが時代を感じさせることがあります。取り入れるのは1点までにしておくと、写真の中で子どもが主役のまま残ります。七五三の日の足元は七五三の母親の服装は足元から決めるで扱っています。
予定5|職場の行事・年末の会食
年末の会食は、仕事の相手や同僚と、座って向かい合う予定です。職場から直接向かうことも多く、ふだんの仕事の服に、1点を足して出かけることになります。
この予定では、中の服か小物で取り入れてください。仕事の服の上に、今年らしい首元の飾りや、形に特徴のある鞄を1つ足すと、会食の席で目に入る場所に今年らしさが出ます。
| 会食の場所 | 取り入れる場所 | 職場からそのまま行くなら |
|---|---|---|
| ホテルや落ち着いた店 | 首元の飾り | 飾りを鞄に入れておき、店の前でつける |
| にぎやかな店 | 鞄 | そのまま |
| 座敷の店 | 中の服 | 靴を脱ぐので、靴下かタイツの色も見る |
| 職場の中の集まり | 小物 | ふだんの服に1点だけ足す |
年末は会食が週に2つ3つ重なることもあります。そのときは、首元の飾りと鞄のように、付け替えやすい小物を2つ用意して、会食ごとに入れ替えてください。ふだんの仕事の服は同じでも、小物が替われば別の日に見えます。年末の会食の服装は忘年会の服装【40代】にもまとめています。
予定6|クリスマスの食事
クリスマスの食事は、年末の入れ替わりで華やかなものが前に出る時期と重なる予定です。光る小物や、艶のある中の服が売り場に並びます。
この予定に合わせるなら、冬のはじめの入れ替わりの直後に見に行き、年末の入れ替わりの前に買ってください。年末の入れ替わりのあとに行くと、華やかなものは並んでいますが、人気のあるものは数が少なくなっています。
首元か靴で取り入れると、翌年以降のクリスマスや年末の集まりにも使えます。華やかな中の服は、その年の色に強く寄るので、1年限りになりやすいことを覚えておいてください。
| 取り入れる場所 | 見に行く時期 | 買う時期 | 翌年も使えるか |
|---|---|---|---|
| 首元の飾り | 冬のはじめ | 食事の3週間前まで | 使いやすい |
| 靴 | 冬のはじめ | 食事の3週間前まで | 使いやすい |
| 艶のある中の服 | 冬のはじめ | 食事の3週間前まで | 1年限りになりやすい |
| 光る鞄 | 年末 | 食事の2週間前まで | 年末の集まりに限られる |
食事の場所が家なのか店なのかでも、取り入れる場所が変わります。家での食事なら靴は見えないので、首元か中の服に。店での食事なら、入口から席までのあいだに靴も見えます。
予定7|年末年始の帰省
年末年始の帰省は、家族や親戚と何日か過ごす予定です。移動の日は上着を着て、家の中では上着を脱いで過ごします。
この予定で最新を取り入れるなら、上着が向きます。駅や空港で、親戚の家の玄関で、上着は何度も人の目に入ります。家の中では、ふだんの服で過ごせばよいので、中の服まで今年に寄せる必要はありません。
冬のはじめの入れ替わりで、コートの丈と表面を3着比べて、手持ちのコートとの差が2か所以上あるときだけ、帰省の3週間前までに買い替えを考えてください。差が1か所なら、手持ちのコートで足ります。
| 手持ちのコートとの差 | 帰省の予定での扱い | 見るところ |
|---|---|---|
| 0〜1か所 | 手持ちのコートで行く | 首元の1枚だけ今年の色に |
| 2か所 | 前の開け方や丈の合わせ方で寄せる | 中の服の丈を替える |
| 3か所以上 | 帰省の3週間前までに買い替えを考える | 丈と表面を優先して選ぶ |
| 手持ちが傷んでいる | 差の数にかかわらず買い替える | 翌年も着られる色と形 |
帰省の移動の日は、駅や空港で長く座り、荷物を持って歩きます。今年らしい上着を選ぶときも、座ったときに裾がもたつかないか、鞄の紐が肩に掛けやすいかを、試着のときに確かめてください。
予定8|年明けの集まりと、初売り
年明けの集まりは、年末の入れ替わりのあと、セールの時期と重なる予定です。年明けの売り場には、その秋冬に並んでいたものが値を下げて並び、春の先出しの棚も少しずつ増えていきます。
| 年明けに買うもの | 着る予定 | 最新との関係 |
|---|---|---|
| 秋冬に並んでいた上着 | その冬の残りの予定 | その秋冬の最新 |
| 秋冬に並んでいた小物 | その冬の残りと、翌年の秋冬 | その秋冬の最新 |
| 春の先出しの服 | 春先の予定 | 次の季節の最新 |
| 厚手のニット | その冬の残りの予定 | その秋冬の最新 |
年明けに買うなら、その冬の残りの予定に着るのか、春先の予定に着るのかを、先に決めてください。どちらにも着ようとすると、どちらにも少しずつ合わない1着になりがちです。
年明けの集まりそのものに、年明けのセールで買ったものを着ていくなら、買ってから集まりまでの日数に気をつけてください。初売りの週に買って、翌週の集まりに着る、という流れだと、直しや洗いの日数が取れません。年明けの集まりに着るものは、年末の入れ替わりの直後に見に行き、年内に買っておくほうが落ち着いて準備できます。
予定9|誕生日や記念日の食事
誕生日や結婚記念日の食事は、日付が1年前から決まっている予定です。売り場の入れ替わりとの関係を、いちばん早くから読める予定でもあります。
| 記念日の時期 | 合わせる入れ替わり | 取り入れる場所の目安 |
|---|---|---|
| 秋のはじめ | 秋のはじめ | 中の服の色 |
| 秋のなかば | 秋のはじめか、秋のなかばの直後 | 靴か鞄 |
| 冬のはじめ | 秋のなかばか、冬のはじめの直後 | 上着か首元 |
| 年末 | 冬のはじめ | 首元か中の服 |
記念日の食事は、相手と向かい合って座る時間が長い予定です。中の服か首元のように、座ってから見える場所で取り入れると、食事のあいだずっと今年らしさが目に入ります。
予定に入れる「今年の1点」を、場所で選ぶ
予定に今年らしさを入れるときは、1点に絞ってください。2点以上入れると、どこを見せたいのかがぼやけます。場所ごとの向き不向きを並べます。
| 取り入れる場所 | 目に入る時間 | 翌年も使えるか | 向く予定 |
|---|---|---|---|
| 上着 | 外にいるあいだと、会場の入口 | 2〜3年 | 旅行・帰省・子どもの行事 |
| 中の服 | 座ってからずっと | 1〜2年 | 同窓会・会食 |
| 靴 | 立っているあいだ | 2〜3年 | 旅行・結婚式 |
| 鞄 | ずっと | 3年以上 | 結婚式・会食・子どもの行事 |
| 首元の飾り | 顔と一緒にずっと | 3年以上 | 同窓会・クリスマスの食事 |
翌年も使いたいなら、鞄や首元の飾りのように、形の変わりにくい小物が向きます。その年だけの予定なら、上着や中の服で大きく取り入れても構いません。
取り入れる順番は、小物から上着へ
秋冬の予定が多い年は、予定ごとに1点ずつ足していくことになります。足す順番を、小物から上着へ、と決めておくと、買いすぎを防げます。
| 順番 | 取り入れる場所 | 最初の予定 | その後の予定での使い方 |
|---|---|---|---|
| 1 | 首元の飾りか鞄 | 秋の結婚式・同窓会 | 年末の会食にも使う |
| 2 | 靴 | 紅葉の旅行 | 帰省・年明けの集まりにも履く |
| 3 | 中の服 | 年末の会食 | クリスマスの食事にも着る |
| 4 | 上着 | 年末年始の帰省 | 冬のあいだずっと着る |
小物から始めると、秋の予定で使った1点を、冬の予定でもう一度使えます。上着は最後に回して、冬のはじめの入れ替わりで、ほかの3点と合わせて選んでください。
秋冬の予定が2つか3つしかない年は、表の1と2だけで足ります。予定の数より多くの場所を足さないことが、1回しか使わないものを増やさないいちばんの手です。
買う週は、着るまでに要る日数から決める
買ってから予定の日に着るまでには、いくつかの手間があります。それぞれに要る日数を足して、買う週を決めてください。
| 手間 | 要る日数の目安 | 要るもの |
|---|---|---|
| 裾や袖の直し | 1〜2週間 | パンツ、スカート、ジャケット |
| 一度洗って、縮みと色落ちを見る | 3〜4日 | 綿や麻の中の服、ニット |
| 靴を家で慣らす | 1週間 | 革の靴、ブーツ |
| 手持ちと合わせて組んでみる | 2〜3日 | どれでも |
| 予備の日 | 3〜4日 | どれでも |
直しの要る服なら、直しの2週間、組んでみる3日、予備の4日で、およそ3週間になります。3週間前までに買う、というのは、この足し算から出てくる日数です。直しも洗いも要らない小物なら、1週間前でも間に合います。
予定が近すぎるときは、手持ちで寄せる
予定まで1週間を切っていて、売り場の最新を手持ちと比べたら差があった、というときは、買わずに手持ちの合わせ方で寄せてください。
| 売り場との差 | 手持ちでの寄せ方 |
|---|---|
| 売り場のほうが丈が長い | 上に重ねる1枚を長いものに替える |
| 売り場のほうが丈が短い | 中の服の裾を入れる、袖をまくる |
| 売り場のほうが幅にゆとりがある | 前を開けて着る、ベルトを外す |
| 売り場のほうが細い | 下を細身のものに替える |
| 売り場のほうが色が明るい | 首元か鞄に明るい色を1つ置く |
| 売り場のほうが表面に艶がある | 靴か鞄に艶のあるものを合わせる |
手の操作での寄せ方は今年のトレンドファッションは、買わずに手の操作で寄せられるで詳しく扱っています。
予定が多い人は、「共通の1点」を先に決める
秋冬に予定が5つ以上ある人は、予定ごとに1点ずつ買っていくと、手元に1回しか使わないものが増えます。先に、どの予定にも使える「共通の1点」を決めてください。
共通の1点に向くのは、鞄と首元の飾りです。結婚式、同窓会、会食、子どもの行事、帰省のどれにも持っていけて、服の決まりにもかかりにくいからです。秋のなかばの入れ替わりで、鞄か首元の飾りを1点買っておけば、秋冬の予定のすべてに今年らしさが1点ずつ入ります。
そのうえで、予定ごとの2点目は、手持ちの合わせ方で寄せるか、どうしても要るものだけを足していきます。
どちらとも取れるとき①|予定が入れ替わりの直前にある
予定の日が、売り場の入れ替わりの直前にある場合は、どちらの入れ替わりの最新に合わせるかで迷います。たとえば、11月のはじめの予定は、秋のなかばの売り場に合わせるか、冬のはじめの売り場を待つかが分かれます。
この場合は、前の入れ替わりの最新に合わせてください。次の入れ替わりを待つと、予定までに買う日数が足りなくなります。入れ替わりの直前の売り場は、前の入れ替わりのものがまだ残っていて、数は減っても手に取れます。
どちらとも取れるとき②|同じ人と2回会う予定がある
同窓会と年末の会食で同じ人に会う、というように、秋冬のうちに同じ相手と2回会う予定があるなら、1回目に使った1点を2回目にも使うかどうかで迷います。
この場合は、1回目と2回目で、取り入れる場所を替えてください。1回目が首元の飾りなら、2回目は鞄にします。同じ1点を2回使うと、相手には「前と同じ」と見えることがあります。場所を替えれば、同じ人にも別の今年らしさが見えます。
どちらとも取れるとき③|最新を入れたいが、場に決まりがある
結婚式や法事、面接、学校の行事のように、服の決まりがある予定では、最新を取り入れていいかどうかで迷います。
この場合は、決まりを守った1着の上で、決まりの外にある場所の1点だけにしてください。決まりはたいてい服の形と色にかかっていて、鞄の形や、首元の飾りの大きさ、上着の丈までは細かく決まっていません。決まりの外の、目に入る面積が小さい1点なら、場から浮かずに今年らしさが出ます。法事や葬儀のように、飾りそのものを控える場では、最新を取り入れることは考えなくて構いません。
どちらとも取れるとき④|去年買ったものが、今年も最新に見えるか
去年の秋冬に買ったものを、今年の予定に使っていいかどうかで迷うこともあります。
この場合は、売り場で3つを比べるときに、去年の1点も頭に置いて、4か所のうち何か所が違うかを数えてください。違うのが1か所以内なら、今年もそのまま使えます。2か所違うなら、合わせ方で寄せて使います。3か所以上違うなら、その1点は今年の予定には入れず、ふだんの日に回してください。去年のブーツの見分け方はブーツの流行り|去年のブーツを今年も履いていいかにあります。
手帳に、見に行く日と買う日を書き込む
最後に、秋冬の予定の横に、見に行く日と買う日を書き込んでください。
- 予定の日付から3週間戻った日に「買う日」と書く
- その前の、売り場の入れ替わりの直後の週末に「見に行く日」と書く
- 見に行く日に、3つを比べて、手持ちとの差を書き留める
- 買う日までに、手持ちと並べて、本当に要るかを決める
見に行く日と買う日のあいだに、少なくとも1週間を空けておくと、売り場で見た最新が、手持ちと並べても要るものかどうかを落ち着いて決められます。見に行く日に買わないと決めたなら、その週はそれで十分です。
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よくある問い
- Q. いまの最新のトレンドを知るには、どうすればいいですか
- 売り場が入れ替わった直後の週に、同じ売り場で同じ種類の服を3つ手に取って、丈・幅・色・表面の4か所を見てください。3つに共通していて、去年の自分の服と違うところが、その時期の最新です。一覧で名前を覚えるより、自分の目で3つを比べるほうが、手持ちとの差が分かります。秋冬は、秋のはじめ、秋のなかば、冬のはじめ、年末、年明けの5回ほど売り場が入れ替わるので、それぞれで見えるものが違います。
- Q. 予定のために服を買うのは、いつがいいですか
- 予定の日の3週間前までに買ってください。裾の直しに1〜2週間、一度洗って縮みや色落ちを確かめるのに数日、靴なら家の中で履いて慣らすのに1週間ほどかかります。3週間あれば、どれにも間に合います。予定まで2週間を切ったら、直しの要らない小物か、慣らしの少ない靴の1点までにして、服は手持ちで組んでください。
- Q. 年明けのセールで最新のものは買えますか
- 年明けのセールに並ぶのは、その秋冬に売り場に出ていたものが中心です。その冬のうちに着る予定があるなら、秋冬の最新のものを手に取りやすい時期です。ただ、次の秋冬の最新とは違います。年明けに買うなら、その冬の残りの予定と、春先の予定のどちらに着るかを先に決めてください。春の先出しの棚は、年明けから少しずつ増えていきます。
- Q. 決まりのある場でも、最新のものを取り入れられますか
- 取り入れられます。場の決まりが服の形と色にあるなら、決まりの外にある場所、たとえば首元の小物、鞄、靴の形、上着の丈のどれか1か所で取り入れてください。結婚式や法事、面接のように決まりのはっきりした場では、決まりを守った1着の上で、目に入る面積の小さい1点だけにすると、場から浮かずに今年らしさが出ます。
— メグラシ編集部





