スカートの流行 秋冬|買う前に、手持ちの上と靴で着られるかを見る

**流行りのスカートを買う前に、手持ちの上を2枚、靴を2足、頭の中で並べてみてください。**そのうち1枚と1足で組めないスカートは、形がどれだけ今年らしくても、クローゼットで止まります。
秋冬のスカートの流行は、丈・裾の広がり・腰まわりの3つで動きます。売り場で目に入る形がどれでも、着る日に決め手になるのは、スカートそのものより、上の裾がどこで終わるかと、靴の底がどれだけ厚いかです。
手持ちの1枚が今年の側に見えるかどうかの判定は今年のスカートはどこで止まるかに分けてあります。この記事は、新しく1枚を足す前の話です。
結論:上2枚・靴2足のうち、1枚と1足で組めたら買う
| 手持ちと組めた数 | 判断 |
|---|---|
| 上2枚・靴2足とも組める | 買ってよい。週に1回以上着る1枚になる |
| 上1枚・靴1足で組める | 買ってよい。組める上を先に決めておく |
| 上か靴のどちらかしか組めない | 保留。形を1段変えて探す |
| どちらも組めない | 見送る |
「組める」とは、上の裾の位置と靴の重さが、そのスカートの形に対して釣り合う、という意味です。釣り合いの見方は、このあと形ごとに書きます。
秋冬のスカートは、3つの軸で動いている
ここ数年の秋冬の売り場を見ていると、スカートは次の3つの軸で入れ替わっています。
- 丈……ふくらはぎの中ほどから、くるぶしにかかる長さが中心。膝の見える丈は、ニットや厚手のウールのように、素材で季節を出す側に回っている
- 裾の広がり……裾に向かって大きく広がる形と、体に沿って落ちる細長い形が、同じ売り場に並んでいる
- 腰まわり……ウエストに切り替えのない、腰から下がまっすぐ落ちる形が増えている
フレア、マーメイド、プリーツ、タイトといった名前で覚えるより、この3つの軸のどこにあるかで見てください。名前が同じでも、丈と広がりが違えば、合わせる上と靴が変わります。
先に測る①|手持ちの上は、裾がどこで終わるか
手持ちのトップスを2枚選びます。この秋冬にいちばん着ると思うニットかスウェットを1枚、シャツかブラウスを1枚。
鏡の前でそれぞれを着て、裾が体のどこで終わるかを見ます。
- 腰骨より上で終わる(短い)
- 腰骨からお尻の中ほどで終わる(中くらい)
- お尻が隠れるところで終わる(長い)
秋冬の上は夏より厚みがあるので、スカートに入れられるかどうかも一緒に確かめてください。裾をスカートに入れて、腰まわりが布で2cm以上ふくらむなら、その上は「入れない側」で使います。
先に測る②|手持ちの靴は、底の厚みと甲の覆い
靴も2足選びます。秋冬にいちばん履く1足と、それとは性格の違う1足です。
横から見て、つま先側の底の厚みを見ます。1cm未満なら薄い、1〜3cmなら中くらい、3cmを超えるなら厚い。あわせて、甲がどこまで覆われているかを見ます。甲が大きく見えるパンプスやバレエシューズは軽い側、甲が覆われたローファーやスニーカーは中くらい、足首まで覆うブーツは重い側です。
ブーツは、床から筒の上端までの高さも書き留めておいてください。スカートの裾と筒のあいだに、脚がどれだけ見えるかがここで決まります。
形1|大きく広がる形は、上を短くするか細くする
裾に向かって大きく広がる形は、スカートだけで量があります。上も量が多いと、全身が一つの大きな台形になります。
組めるのは、次のどちらかの上です。
- 裾が腰骨より上で終わる短い上
- スカートに入れても腰まわりがふくらまない薄い上
靴は、甲の覆われた中くらいの重さか、ブーツが釣り合います。広がった裾の量を、足元でも少し受け止めるためです。甲が大きく見える軽い靴は、裾の量に対して足元だけが細く見えることがあります。
手持ちの上が2枚とも、お尻が隠れる長さの厚いニットだったら、この形は保留にしてください。
形2|体に沿って落ちる形は、上の長さを選ばない
腰から裾まで体に沿って落ちる細長い形は、スカートの量が少ないぶん、上の自由がききます。裾だけ少し広がる形も、ここに入ります。
短い上でも、お尻が隠れる長い上でも組めます。長い上を合わせるときは、上の裾とスカートの裾のあいだを40cm以上残してください。これより近いと、上とスカートがつながって、どこで分かれているのかが見えにくくなります。
靴は、薄い底から厚い底まで幅広く釣り合います。気をつけたいのは歩幅です。試着室で大きめに5歩歩いて、裾が脚に引っかかるなら、靴は底の薄い、歩きやすいものに寄せてください。
形3|腰から下がまっすぐな形は、上の裾で腰の位置を決める
ウエストに切り替えがなく、腰から下がまっすぐ落ちる形は、どこが腰なのかを上の裾が決めます。
- 上を入れる → 腰の位置がはっきりして、縦に長く見える側
- 上を出してお尻の中ほどで止める → 腰の位置がやわらぎ、全体がゆったりした側
どちらも成り立ちます。迷うのは、お尻が隠れる長さの上しか無いときです。この場合は、上の前だけをスカートに入れて、後ろは出しておきます。前から見たときに腰の位置が一か所だけ出るので、全体が一つの筒に見えにくくなります。
プリーツは、ひだの幅で広がる側か落ちる側かを分ける
プリーツのスカートは、ひだの幅で性格が変わります。ひだの幅が2cm未満の細かいものは、歩くと揺れて落ちる形に近く、上を選びません。ひだの幅が3cm以上ある大きなものは、立っていても裾が開くので、広がる形として扱ってください。
素材も見ます。薄くて落ち感のあるプリーツは落ちる側、厚手でひだが立っているものは広がる側です。
丈は、靴とのあいだに見える脚の長さで決める
秋冬の長い丈は、靴とのあいだに見える脚の長さが、全体の印象を決めます。
- くるぶしが隠れる丈……靴とスカートがほぼつながる。靴の色をスカートか上のどちらかにそろえる
- くるぶしが見える丈……見える部分はタイツか靴下の色で埋まる。秋冬らしさがいちばん出る場所
- ふくらはぎの中ほどで止まる丈……ブーツの筒とのあいだに、どれだけ脚が見えるかを見る
ブーツと合わせるときは、スカートの裾とブーツの筒のあいだを5cm以内にするか、15cm以上空けるかのどちらかにしてください。そのあいだは、どちらに寄せたのかが伝わりにくくなります。
上着が乗る季節は、コートの裾とスカートの裾を離す
秋冬は、スカートの上にコートや上着が乗ります。コートの裾とスカートの裾が10cm以内に並ぶと、2本の裾線が近くに重なって、下半身の線が混み合います。
コートの裾からスカートが10cm以上のぞくか、スカートの裾がコートに隠れるか。どちらかに分けてください。手持ちのコートの丈と、買おうとしているスカートの丈を、ふだんの靴を履いた状態で比べます。
色は、手持ちの上か靴のどちらかとつなげる
流行りのスカートを新しく足すときは、色を手持ちの上か靴のどちらかとつながる色にしてください。どちらともつながらない色は、合わせるたびに新しい小物が要ります。
秋冬なら、茶、深い緑、グレー、紺、黒、生成りのように、上にも靴にも使われていることの多い色から選ぶと、組める数が増えます。その色がどれくらい続きそうかは流行色の決め方で読めます。
どちらとも取れるとき①|上は組めるが、靴が無い
上は2枚とも組めるのに、合う靴が手持ちに無いことがあります。大きく広がる形に対して、薄い底の軽い靴しか無い、といった場合です。
このときは、靴を買い足すより、スカートの形を1段変えてください。大きく広がる形を、裾だけ少し広がる形に変えれば、軽い靴でも釣り合います。流行りの形を1つだけ追うより、手持ちの靴で着られる形を選ぶほうが、着る回数が増えます。
どちらとも取れるとき②|手持ちの上が、どれもお尻の隠れる長さ
秋冬の手持ちが、お尻の隠れる長さのニットやスウェットばかり、ということもあります。
この場合は、体に沿って落ちる形か、腰から下がまっすぐな形を選んでください。どちらも長い上と組めます。大きく広がる形を選ぶなら、腰骨で終わる短い上か、スカートに入れられる薄い上を1枚、一緒に足します。スカートと上を同時に買うなら、2つで1組と数えてください。
どちらとも取れるとき③|試着室では気に入ったが、手持ちと組めない
試着室で着たときは気に入ったのに、手持ちの上や靴を思い浮かべると組めない、ということがあります。試着室で合わせたのは、店の上と店の靴です。
この場合は、次に店へ行く日に、いちばん着る上を着て、いちばん履く靴で行ってください。その状態で試着して、組めたら買います。組めなかったら、それが答えです。
手持ちのスカートを、今年に寄せるなら
新しく買わずに、手持ちのスカートを今年の側に寄せることもできます。合わせる側を変えるやり方です。
- 上を、腰骨より上で終わる短いものにする
- 靴を、甲の覆われた中くらいの重さに替える
- くるぶしが見える丈なら、タイツか靴下の色を、スカートか靴のどちらかにつなげる
3つのうち2つを変えると、同じスカートでも見え方が変わります。それでも古く見えるなら、そのときに初めて買い足しを考えてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 今年の秋冬は、どんなスカートが流行っていますか
- ここ数年の秋冬の売り場では、ふくらはぎの中ほどからくるぶしにかかる長い丈が中心です。裾に向かって大きく広がる形と、体に沿って落ちる細長い形が同じ売り場に並び、ウエストに切り替えのない、腰から下がまっすぐ落ちる形も増えています。ただ、どの形を選ぶかは、流行の強さより、手持ちの上と靴で組めるかで決めたほうが、買ったあとに着る回数が増えます。
- Q. 流行りのスカートを買ったのに、ほとんど着ていません。なぜですか
- 多いのは、試着室で合わせた上と靴が、手持ちに無かった場合です。試着室では店の上と店の靴で見るので、形が整って見えます。家に帰って手持ちの上を合わせると、上の裾の長さや靴の重さが釣り合わず、出番がなくなります。次に試着するときは、いちばん着る上を着て、いちばん履く靴で店に行ってください。その状態で組めたら買います。
- Q. 手持ちの上がお尻の隠れる長さのニットばかりです。どのスカートを選べばいいですか
- 体に沿って落ちる細長い形か、腰から下がまっすぐ落ちる形を選んでください。どちらも長い上と組めます。細長い形なら、上の裾とスカートの裾のあいだを40cm以上残します。まっすぐ落ちる形なら、上の前だけをスカートに入れて、後ろは出しておくと、腰の位置が一か所だけ見えて全体が一つの筒に見えにくくなります。
- Q. ロングスカートにブーツを合わせるとき、どこを見ればいいですか
- スカートの裾とブーツの筒のあいだに見える脚の長さを見てください。5cm以内に収めるか、15cm以上空けるかのどちらかにします。5〜15cmのあいだは、脚が中途半端な長さで見えて、どちらに寄せたのかが伝わりにくくなります。筒の高さは、手持ちのブーツを横から測って書き留めておくと、売り場で迷いません。
— メグラシ編集部





