最近流行ってる服を仕事に|職場の服装の幅で入れる場所を分ける

**最近流行ってる服を仕事に着ていいかは、服ではなく職場の服装の幅で決まります。**来客や制服に近い服装が求められる職場なら、入れていいのは小物か色の1点だけ。社内の人としか会わないオフィスカジュアルの職場なら、素材か形の1点。私服に近い職場なら2点までが目安です。
幅は、職場でいちばんきちんとした服装の人と、いちばんゆるい服装の人の差で測ります。ジャケットの人とパーカーの人が同じ部屋にいるなら幅は広く、全員がジャケットかそれに近い羽織りなら幅は狭い職場です。服の流行度を判定するより、こちらを先に決めたほうが迷いが少なくなります。
流行りの服かどうかの見分け方そのものは最近の流行り服かどうかは、縁と表面で見分けるにまとめています。この記事では、見分けたあとに「それを職場に持ち込んでいいか、どこに入れるか」を扱います。
先に職場の幅を測る|3つの質問で決まる
職場の幅は、感覚ではなく次の3つの質問で決めてください。
- 社外の人と会う日が、週に何回あるか
- 職場でいちばんきちんとした人は、何を着ているか
- 自分と同じ立場の人のうち、ジャケットを着ていない人は何割いるか
| 職場の幅 | 社外の人と会う日 | いちばんきちんとした人 | ジャケットなしの同僚 |
|---|---|---|---|
| 狭い | 週3回以上 | スーツかそれに近い上下 | 2割未満 |
| 中くらい | 週1〜2回 | ジャケットとパンツかスカート | 2〜6割 |
| 広い | ほとんど無い | 羽織りなしでも通る | 6割以上 |
3つの答えがそろわない職場も多いはずです。その場合は、いちばん狭い側の答えに合わせるのが基本です。流行の服で困るのは「着ていない日」ではなく「着ていった日に限って来客があった日」だからです。
入れる場所は5つ|小物・色・素材・形・丈
最近流行ってる服の要素は、ほぼ次の5か所のどこかに出ます。秋冬の売り場でいま目立つのは、肩の落ちたゆとりのある上着、起毛や毛足のある素材、光沢のあるスカート、太めのパンツ、長めの丈、シャツの裾を出す重ね方、金具の多いバッグや靴といったところです。
| 入れる場所 | 秋冬の売り場での出方 | 職場で目立つ度合い |
|---|---|---|
| 小物 | 金具の多いバッグ、厚底寄りの靴、大きめの耳飾り | 小さい |
| 色 | 茶系の濃淡、くすんだ緑、深い赤 | 小さい〜中 |
| 素材 | 起毛、毛足のあるニット、光沢のある布 | 中 |
| 形 | 肩の落ちた上着、太めのパンツ、大きめの襟 | 大きい |
| 丈 | 足首近くまでのスカートやコート、短い上着 | 大きい |
上の段ほど職場で目立ちにくく、下の段ほど目立ちます。職場の幅が狭いほど、上の段から選んでください。
幅が狭い職場|小物か色の1点だけ
来客が多く、きちんとした人がスーツに近い職場では、入れるのは小物か色のどちらか1点にします。
小物で入れるなら、バッグがいちばん安全です。机の下や足元に置くので、会議や来客の場では視界から外れます。靴は歩くたびに目に入るので、厚底寄りの靴を選ぶなら、靴底の厚みは3cm以内にとどめてください。3cmを超えると、パンツの裾からはっきり底が見え、全身の重心が下に寄ります。
色で入れるなら、インナーかスカーフのように、上着を着ると面積が半分以下になる場所に置きます。茶系の濃淡やくすんだ緑は、紺や灰色のスーツとも相性が悪くありません。深い赤は面積が大きいと目立つので、首元から少し見える程度にします。
この幅の職場で避けたいのは、形と丈です。肩の落ちた上着は、スーツに近い服装の人と並ぶと「サイズを間違えた人」に見えやすく、足首近くまでの丈は階段や来客対応の動きで裾が邪魔になります。
幅が中くらいの職場|素材か形の1点
社外の人と会うのが週に1〜2回で、ジャケットの人とカーディガンの人が混ざっている職場では、素材か形のどちらか1点を入れられます。
素材で入れるなら、毛足の長さを手で確かめます。毛足が5mm以内のニットや起毛の布なら、会議室でも目立ちません。5mmを超えると遠くからでも表面が揺れて見え、休日の印象が強くなります。光沢のあるスカートは、窓際に立って白く光る範囲が膝から下の半分以下なら、照明の下でも落ち着いて見えます。
形で入れるなら、肩の落ちた上着が候補になります。境目は、肩の縫い目が自分の肩先から3cm以内に落ちるかどうか。3cm以内なら「ゆとりのある上着」、それより落ちると「大きすぎる上着」に見えます。太めのパンツは、裾幅が自分の靴の幅の2倍を超えないものなら、通勤靴との釣り合いが保てます。
素材と形を同時に入れたくなったら、どちらかを手持ちの定番に戻してください。1点なら「今の服を着ている人」、2点そろうと「今日は休みの日の服装の人」に見えやすくなります。
幅が広い職場|2点まで、ただし顔まわりは1点
社外の人とほとんど会わず、羽織りなしでも通る職場なら、2点まで入れて問題ありません。それでも、顔まわりに置くのは1点までにしておくと、急な打ち合わせにも出られます。
たとえば太めのパンツと毛足のあるニットを合わせるなら、ニットの首元は詰まりすぎない形にして、顔まわりで目立つのは素材だけにします。大きめの襟と光沢のあるスカートなら、襟が顔まわりの1点、スカートが残りの1点です。
この幅の職場でも、丈は慎重に扱ってください。足首近くまでのスカートは、立ったり座ったりが多い仕事では膝の後ろにしわが寄りやすく、夕方に急に疲れて見えます。座る時間が1日の半分を超えるなら、丈は膝下10cmあたりまでにとどめたほうが、朝と夕方の見え方の差が小さくなります。
どちらとも取れる場合①|曜日や来客で幅が変わる職場
いちばん多いのが、ふだんは中くらいの幅だけれど、週に1日だけ来客や外出がある職場です。この場合は、流行の要素を上着を脱げば消える場所に置いてください。
具体的には、流行の要素は中に着るニットやスカートに入れ、上着は職場の平均に近い1着を固定します。来客の日は上着を着たまま過ごし、そうでない日は上着を脱いで中の服を見せる。こうすると、朝の時点で予定が変わっても、服を着替えずに対応できます。
逆に、流行の要素を上着に入れてしまうと、来客の日には上着ごと替える必要があり、朝の判断が増えます。迷ったら「上着は定番、中は今」と覚えておいてください。
どちらとも取れる場合②|年次が浅い・異動したばかり
職場の幅は同じでも、入ったばかりの人や異動したばかりの人は、最初の1〜2か月はひとつ狭い側に合わせるのが安全です。
服装の幅は、職場の決まりより「この人は場をわかっている」と思われるまでの時間で決まる面があります。最初の時期は、同じ立場の人を3人選んで、3人の服の共通点を書き出してみてください。共通点が多いほど、その職場の幅は狭い側にあります。
1〜2か月たって、自分より年次の長い人がゆとりのある上着や太めのパンツを着ているのを見たら、そこで幅をひとつ広げてかまいません。
どちらとも取れる場合③|同じ服が、職場によって流行にも普段着にも見える
最近流行ってる服の中には、すでに通勤服として定着しかけているものがあります。太めのパンツや茶系の濃淡は、その代表です。こうした服は、職場の誰かがすでに着ているかどうかで扱いが変わります。
職場で同じ形の服を着ている人が2人以上いるなら、それはもう流行の1点ではなく、その職場の平均に入っています。点数に数えなくてかまいません。誰も着ていないなら、どれほど売り場に並んでいても、職場では流行の1点として数えてください。
判断に迷う服は、朝の通勤電車の中で、同じ駅で降りる人を見回してください。同じ方向へ向かう人の中で3人以上見かけるなら、職場でも目立ちにくい服です。
流行の服が浮いたと感じたら、どこから戻すか
職場に着ていって「少し浮いている」と感じたら、点数を減らすのが先です。減らす順番は、目立つ度合いの大きい順に、丈・形・素材・色・小物です。
丈と形は1着ごと替える必要があるので、翌日から別の服にします。素材は、上から無地の羽織りを重ねるだけで面積が減ります。色は、首元のスカーフを外すか、インナーを白や紺に替えれば目立たなくなります。小物は、バッグなら足元に置けば視界から消えます。
浮いた理由が「流行だから」なのか「自分に合っていないから」なのかを分けたいときは、今流行ってる服が浮く|首元・腰・足元のどこで浮くかで直すで、浮いている場所を先に確かめてください。
買う前に、職場の幅で1回ふるいにかける
売り場で最近流行ってる服を手に取ったら、レジに向かう前に、次の順で考えます。
- この服は、5つの場所のうちどこに入るか
- 自分の職場の幅では、その場所に何点まで入れられるか
- 手持ちの通勤服と合わせて、点数が上限を超えないか
3番目で上限を超えるなら、その服は休日用と割り切るか、買うのを見送ります。通勤でも休日でも着たい1着は、多くの場合「小物」か「色」の段にあります。
買うか待つかそのものに迷うときは、今年流行りのファッションは買うか待つか見送るかで、出番の回数から先に数えてみてください。
年代で変わるのは、点数ではなく置き場所
職場の幅が同じなら、年代で入れられる点数は変わりません。変わるのは置き場所です。
20代は、形や丈を入れても「今の人」として受け取られやすい一方、素材の質が見えやすい起毛や光沢は、安っぽく見えると目立ちます。40代以上は、形を大きく変えると「無理をしている」と受け取られることがあるので、素材と色から入れると落ち着きます。
40代の入れ方は今流行りの服、40代の着方で、全身の何割までを新しい服にするかという目安から書いています。
1週間で試すなら|月曜は定番、金曜に1点
いきなり毎日入れるのではなく、1週間の中で1日だけ試すと、職場の反応がわかります。
月曜から木曜は手持ちの定番で通し、金曜に1点だけ入れる。金曜は来客や重要な会議が少ない職場が多く、浮いたと感じても週末をはさんで仕切り直せます。2週続けて誰からも指摘がなく、自分でも気にならなかったら、その1点は水曜や木曜にも広げてかまいません。
3週目で別の1点を試し、同じ手順で広げていけば、1か月ほどで職場の幅に合った流行の入れ方が決まります。
まとめ|幅を測ってから、点数と場所を決める
最近流行ってる服を仕事に入れるときは、服の名前から判断を始めないでください。先に職場の幅を3つの質問で測り、狭いなら小物か色の1点、中くらいなら素材か形の1点、広いなら2点まで。曜日で幅が変わる職場は、上着を定番にして中の服で流行を受けます。
この順番を守れば、売り場で迷う服の数はかなり減ります。そして職場で「今の服を着ている人」として見られるのは、たいてい1点だけ入れている人です。
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よくある問い
- Q. 最近流行ってる服は、仕事では着ないほうが無難ですか
- 着ないほうが無難なのは、来客や制服に近い服装が求められる職場の、顔まわりと全身の形です。小物や色の1点で入れるなら、ほとんどの職場で問題になりません。全部避けると、かえって数年前の服だけで通勤することになり、古く見える原因になります。
- Q. 上司や先輩が流行りの服を着ていないので、入れづらいです
- 職場の幅は、いちばんゆるい人ではなく、いちばんきちんとした人を基準に測ってください。その人と並んで写真に写ったとき、自分だけ目立つのが1か所以内なら許容範囲です。2か所以上目立つなら、上着か靴のどちらかを職場の平均に戻してください。
- Q. 在宅とオフィス出社が混ざっています。どちらに合わせればいいですか
- 画面に映る胸から上は在宅でも見られるので、出社日と同じ基準にしてください。胸から下は在宅の日だけ自由にしてかまいません。流行の形を試すなら、映らない下半身から入れると、出社日の基準を崩さずに済みます。
— メグラシ編集部





