10代の流行ファッション|秋冬の予定ごとに、取り入れる量を決める

**秋から冬にかけて、私服で出かける予定はいくつありますか。**文化祭の私服日、修学旅行、友達と街へ出かける日、冬休みのお出かけ。10代の秋冬は、私服で人と会う予定がまとまって来る季節です。
流行の服は、その全部に着ていかなくてかまいません。**予定ごとに、流行を多めに入れる日、ひとつだけ入れる日、入れない日を分けて決めます。**そうすると、流行の服を買っても着る場面に困らず、持っている服とも組みやすくなります。
流行を形・色・小物のどの層で取り入れるかは高校生の流行りの服に分けてあります。この記事は、秋冬の予定の側から、取り入れる量を決める話です。
結論:予定ごとに、流行を入れる量を3段で決める
先に答えを置きます。10代の秋冬の予定は、流行を入れる量で3つに分けられます。
| 入れる量 | 向く予定 | 理由 |
|---|---|---|
| 多め(2〜3か所) | 友達と街へ出かける・遊園地・文化祭の私服日 | 写真に残り、同じ年の人と過ごす |
| ひとつだけ(1か所) | 修学旅行・校外学習・他校の文化祭・冬休みの遠出 | 長く歩く・何日も続く・大人も見る |
| 入れない(小物だけ) | 塾・習いごと・家族や親戚の集まり | 毎週ある・座る時間が長い・年上の人と会う |
**多めに入れる日は、写真に残る日と、同じ年の友達と過ごす日です。**ひとつだけの日は、歩きやすさや何日も着ることを先に考える日。入れない日は、ふだんの服で過ごせばよい日です。
この3段を先に決めておくと、流行の服を1枚買ったとき、どの予定に着ていけばいいかがすぐに分かります。
流行は、自分の周りの10人で確かめる
今年の流行が何かを知るには、自分の周りを数えるのがいちばん確かです。SNSや雑誌の流行は、住んでいる場所や通っている学校の周りと少しずれていることがあります。
休日の駅や、よく行く街で、同じくらいの年の人を10人見てください。数えるのは次の4つです。
| 数えるところ | 見るもの | 流行と考える目安 |
|---|---|---|
| 上の丈 | 腰より上か、腰か、お尻にかかるか | 10人中3人以上が同じ |
| 下の幅 | 脚に沿うか、まっすぐか、広がるか | 10人中3人以上が同じ |
| 靴の形 | 底の厚さ、つま先の形 | 10人中3人以上が同じ |
| 色 | いちばん面積の大きい色 | 10人中3人以上が近い色 |
**10人中3人以上に共通していれば、いまの流行と考えてよいです。**1人か2人しか見かけないものは、流行の始まりか、その人の好みです。5人以上に共通しているものは、すでに定番になりかけています。
数えた結果は、携帯電話のメモに書いておくと、買い物に行ったときに比べられます。
数える場所は、自分がよく行く場所にしてください。大きな街の中心と、住んでいる町の駅前では、流行の広がり方が違います。大きな街で見かける流行が、住んでいる町に広がるまでには、少し時間がかかります。自分が服を着ていく場所で数えるほうが、その服を着たときに浮くかどうかが分かります。
季節が変わったら、もう一度数えてください。秋の初めと冬の初めでは、同じ年の流行でも、目に入る服の場所が変わります。
秋冬の予定を、書き出す
次に、秋から冬にかけての予定を書き出します。10代の秋冬には、次のような予定が入ることが多いはずです。
| 予定 | 時期の目安 | 写真に残るか | 一緒にいる人 |
|---|---|---|---|
| 文化祭・学園祭の私服日 | 9月〜11月 | 残る | 同じ学校の友達 |
| 他校の文化祭を見に行く | 9月〜11月 | 少し残る | 友達・知らない人 |
| 修学旅行・校外学習 | 10月〜12月 | たくさん残る | 学年全員・先生 |
| 友達と街へ出かける | いつでも | 残る | 友達 |
| 遊園地・テーマパーク | 秋の休日・冬休み | たくさん残る | 友達・家族 |
| 塾・習いごと | 毎週 | ほぼ残らない | 先生・同じ教室の人 |
| 家族や親戚の集まり | 秋の連休・年末年始 | 少し残る | 年上の人 |
| 冬休みのお出かけ | 12月下旬〜1月 | 残る | 友達・家族 |
| 部活の大会の応援 | 秋の休日 | 少し残る | 部活の仲間・保護者 |
| 友達の誕生日会 | いつでも | 残る | 友達 |
書き出したら、それぞれの予定の横に、さっきの3段のどれに当たるかを書いてください。多めの予定が2つ以上あるなら、流行の服を1枚買っても、着る場面に困りません。
多めの予定が1つもない秋冬もあります。その場合は、流行の服を無理に買わなくてかまいません。小物で少しずつ流行を楽しみ、多めの予定が入ったときに、その予定のための1枚を考えれば十分です。
写真に残る予定と、残らない予定
流行を多めに入れるかどうかの、いちばん大きな分かれ目は、写真に残るかどうかです。
写真に残る予定は、あとから何度も見返します。友達と撮った写真をSNSに載せることもあるでしょう。こうした予定では、その年らしさが写っているほうが、見返したときの楽しさが増えます。
反対に、写真に残らない予定は、毎週の塾や習いごとのように、ふだんの生活の中にある予定です。ここに流行の服を着ていくと、その服を着る回数は増えますが、毎週同じ人に会うので、すぐに見慣れられます。流行の服は、写真に残る予定のために取っておくと、1枚あたりの楽しさが大きくなります。
| 写真の残り方 | 例 | 流行の量 |
|---|---|---|
| 何十枚も残る | 修学旅行・遊園地 | 多めか、ひとつだけ |
| 何枚か残る | 友達と街・文化祭 | 多め |
| ほぼ残らない | 塾・習いごと | 入れない |
| 家族の写真に残る | 親戚の集まり | 小物だけ |
修学旅行は、写真がたくさん残るのに、流行はひとつだけの予定に入れています。理由は、次の節で説明します。
文化祭・学園祭の私服日
文化祭や学園祭で、私服で参加できる日があるなら、流行を多めに入れてよい予定です。同じ学校の友達と過ごし、写真もたくさん撮ります。
| 見ること | 文化祭の私服日の条件 |
|---|---|
| 動き | 準備や片付けで、しゃがむ・運ぶ |
| 汚れ | 絵の具やのり、食べ物を扱うことがある |
| 時間 | 朝から夕方まで |
| 気温 | 教室の中と外の出入りが多い |
| 写真 | クラスの友達と並んで撮る |
文化祭は、見せる日であると同時に、動く日でもあります。準備や片付けで、しゃがんだり、机を運んだりします。流行を入れるのは、上の服か小物にして、下と靴は動きやすいものにしておくと、1日を通して困りません。
絵の具やのりを扱う係の日は、明るい色の服に汚れが付くと目に入りやすくなります。準備の時間だけ上に羽織るものを用意しておき、写真を撮るときに脱ぐ、という使い分けをすると、流行の服を汚さずに済みます。教室の中と外を何度も行き来する日は、上着を脱ぎ着しやすい前開きにしておくと楽です。
クラスでおそろいの服を着る場合は、そのおそろいの上に、自分らしさを小物で1つ足すくらいで十分です。髪型を合わせるなら、文化祭のヘアアレンジで、1日持つかどうかの見方を紹介しています。
他校の文化祭を見に行く日
友達の学校の文化祭を見に行く日は、自分の学校の文化祭とは少し違います。知らない人の多い場所に、お客さんとして行く日です。
| 見ること | 他校の文化祭の条件 |
|---|---|
| 一緒にいる人 | 友達と、その学校の人たち |
| 歩く時間 | 校舎の中を歩き回る |
| 階段 | 上り下りが多い |
| 写真 | 何枚か撮る |
| 見られ方 | お客さんとして見られる |
お客さんとして行くので、流行はひとつだけにしておくと落ち着いて過ごせます。校舎の中は階段が多く、短い丈のスカートだと上り下りで気になることがあります。下はパンツか、膝が隠れる丈にしておくと、階段でも気にせず歩けます。
他校の文化祭は、受付で名前を書いたり、校舎の入り口で靴を履き替えたりすることもあります。脱ぎ履きに時間のかかる靴だと、入り口で友達を待たせてしまいます。紐を結び直さなくても脱げる靴にしておくと、出入りが楽になります。
修学旅行・校外学習の私服
修学旅行は、写真がたくさん残る予定です。それなのに、流行はひとつだけにしておくのには、3つの理由があります。
| 理由 | 何が起きるか | 服の条件 |
|---|---|---|
| 長く歩く | 1日に1万歩を超える日もある | 歩き慣れた靴・動きやすい下 |
| 何日も続く | 同じ服を2回以上着る | 組み替えやすい手持ちの服 |
| 学年全員と先生がいる | 集合写真に残る | 学校の決まりの範囲 |
| 天気が読めない | 行き先の気温が違う | 脱ぎ着できる上着 |
| 荷物が限られる | 鞄に入る枚数が決まっている | 色数を絞る |
修学旅行の服は、何日も続けて着るので、組み替えやすいことがいちばん大事です。流行の服を何枚も持っていくと、組み合わせが限られて、同じ組み合わせが続きます。流行は、上着か、帽子か、鞄のどれか1つに入れて、残りは手持ちの着慣れた服で組んでください。
日数ごとの枚数は修学旅行の服装と着替えの枚数に、行き先の気温差の考え方は修学旅行の服装【高校生女子】にまとめてあります。夜の部屋で着る服は修学旅行の部屋着で扱っています。
友達と街へ出かける日
友達と街へ出かける日は、流行をいちばん多く入れてよい予定です。同じ年の友達と過ごし、写真も撮り、流行の服が似合う場所へ行きます。
| 行き先 | 歩く量 | 流行の入れ方 |
|---|---|---|
| 駅前の商業施設 | 少なめ | 上・下・小物の3か所まで |
| 人気の街を歩く | 多め | 上と小物の2か所、靴は歩き慣れたもの |
| カフェ | 少ない | 上半身に集める |
| 映画・カラオケ | 少ない | 好きなだけ |
| 写真を撮りに行く | 場所による | 写る範囲に集める |
街を長く歩く日は、靴だけは歩き慣れたものにしてください。流行の靴は、慣れていないと足が痛くなりやすく、1日を楽しめなくなります。流行の靴を履きたい日は、カフェや映画のように、歩く量が少ない予定の日に回します。
街へ出かける日は、帰りの時刻も見ておいてください。10月の夕方は、日が落ちると昼より5度ほど下がります。流行の服が薄手なら、その上に重ねられる羽織りを鞄に入れておくと、夕方に寒くて帰ることになりません。
遊園地・テーマパークの日
遊園地やテーマパークは、写真がたくさん残り、友達と過ごす予定です。流行を多めに入れてよい日ですが、動きの多さも考えます。
| 見ること | 遊園地の条件 |
|---|---|
| 歩く量 | 1日に1万歩を超えることが多い |
| 乗り物 | 座る・揺れる・濡れることもある |
| 並ぶ時間 | 屋外で長く立つ |
| 気温 | 朝と夜で大きく違う |
| 写真 | たくさん撮る |
友達とおそろいの服を着る日は、全身をそろえなくても、色か、上の服か、小物のどれか1つをそろえるだけで、写真で並んだときにまとまって見えます。全身おそろいより、1か所だけそろえるほうが、それぞれの好みも残せます。
乗り物に乗る日は、長いスカートやひらひらした袖は、乗り物の中で扱いにくくなります。帰りが夜になる日は、昼より5度以上下がることもあるので、上着を1枚持っていきます。
並ぶ時間が長い日は、足元から冷えます。秋の終わりの屋外で30分以上並ぶなら、くるぶしが隠れる靴下にしておくと、立っているあいだも楽です。水にぬれる乗り物に乗る予定があるなら、濡れても乾きやすい上着か、乗るときだけ羽織る薄いものを1枚用意してください。
家族や親戚と会う日
秋の連休や年末年始に、家族や親戚の集まりがあることもあります。年上の人と会う予定なので、流行は小物だけにしておくと、どの年代の人とも落ち着いて過ごせます。
| 見ること | 家族や親戚の集まりの条件 |
|---|---|
| 会う人 | 祖父母・おじ・おば・いとこ |
| 座る場所 | 床に座ることもある |
| 食事 | 長い時間座って食べる |
| 写真 | 家族写真に残る |
| 場所 | 家・店・旅館 |
床に座ることがある日は、短い丈のスカートより、パンツか長めの丈のほうが落ち着いて座れます。家族写真に残る日は、流行の服より、顔の近くに明るい色を1つ置くほうが、写真で表情が明るく写ります。
祖父母に会う日は、流行の服について話しかけられることもあります。そのとき、どこが今年らしいところなのかを自分で説明できると、会話のきっかけになります。小物だけに流行を入れておくと、説明もしやすく、年上の人にも伝わりやすくなります。
塾・習いごとの日
塾や習いごとは、毎週ある予定です。座っている時間が長く、同じ人に毎週会います。
この予定では、流行の服を着なくてかまいません。座りやすく、長い時間着ていても疲れない、着慣れた服で十分です。どうしても流行を入れたいなら、鞄か、筆箱のような小物にしてください。毎週目に入るものなので、小さな流行を楽しめます。
塾は、冬になると教室の暖房が強く、外との温度差が大きくなります。脱ぎ着しやすい羽織りを1枚にしておくと、教室の中で困りません。長い時間座っているので、腰まわりを締めつける下や、硬い生地の下は疲れやすくなります。やわらかい生地の下を選んでおくと、勉強に集中できます。重ね着の枚数の考え方は冬コーデレディース10代にまとめてあります。
冬休みのお出かけ
冬休みは、友達と遠出をしたり、家族で出かけたりする予定が増えます。冬休みの予定は、行き先によって入れる量が変わります。
| 冬休みの予定 | 入れる量 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 友達と街へ | 多め | 夕方からの冷え |
| 冬の光の飾りを見に行く | 多め | 夜の寒さ・暗い中の写真 |
| 家族で遠出 | ひとつだけ | 長い移動 |
| 祖父母の家で過ごす | 小物だけ | 床に座る・年上の人と過ごす |
| 初詣 | ひとつだけ | 人混み・屋外で並ぶ |
冬の夜に光の飾りを見に行く日は、暗い中で写真を撮るので、明るい色や、光をはね返す素材の小物が写真によく写ります。そのぶん、夜は冷え込むので、流行の服の上に、暖かい上着を重ねられるようにしておきます。
気温で変わる、流行を入れる場所
秋から冬にかけて、気温が下がるほど、外から見える服の場所が変わります。流行を入れる場所も、それに合わせて動かします。
| 時期 | 気温の目安 | 外から見える場所 | 流行を入れる場所 |
|---|---|---|---|
| 10月 | 20度前後 | 上の服・下・靴 | 上の服か下 |
| 11月 | 15度前後 | 羽織り・下・靴 | 羽織りか下 |
| 12月 | 10度前後 | 上着・小物・靴 | 上着か小物 |
| 1月 | 10度以下 | 上着・首まわり・靴 | 上着か首まわりの小物 |
**12月以降は、上着を着ると中の服がほとんど見えなくなります。**中の服に流行を入れても、外では見えません。冬に流行を入れたいなら、上着か、首まわりの小物、靴に入れると、外にいるあいだも見えます。
秋に流行の上の服を買うなら、冬に上着の中に着たときにも困らない厚さかどうかも見ておいてください。厚すぎる上の服は、上着の中に入りません。
反対に、冬に流行の上着を買うなら、秋の終わりから春の初めまで、どのくらいの期間着られるかを考えておきます。厚い上着は12月から2月までの3か月ほど、薄手の上着なら10月から4月まで、出番が分かれながらも長く使えます。
買う前に、着ていく予定を3つ書く
流行の服を買ってもすぐ着なくなるのは、着ていく予定が決まらないまま買っているからです。買う前に、その服を着ていく予定を3つ書き出してください。
| 書き出せた予定の数 | どう考えるか |
|---|---|
| 0〜1つ | 服ではなく、小物で流行を試す |
| 2つ | 手持ちの服と組めるなら買ってよい |
| 3つ以上 | 着る場面がある服 |
| 3つ以上で、うち2つが多めの予定 | いちばん出番の多い服になる |
予定を書き出すと、その服に合わせる下や靴も、同時に頭に浮かびます。浮かばないなら、その服に合う手持ちがまだないということです。その場合は、合わせる1枚も一緒に考えるか、組みやすい別の服を探してください。
店で迷ったら、その場で携帯電話のメモに予定を書いてみてください。書いているうちに、本当に着ていく場面があるかどうかが見えてきます。
お小遣いの中で、何に使うか
流行の服を買うとき、お小遣いの中で何に使うかを決めておくと、あとで困りません。
| 買うもの | 着る回数 | 向く人 |
|---|---|---|
| 小物(鞄・帽子・靴下) | どの予定にも使える | まず流行を試したい人 |
| 上の服 | 多めの予定で使う | 写真に残る予定が多い人 |
| 下の服 | 上の服より長く使える | 手持ちの上と組みたい人 |
| 靴 | 長く使えるが、慣れが要る | 歩く予定が少ない人 |
| 上着 | 冬のあいだずっと見える | 冬の予定が多い人 |
| 髪留め・アクセサリー | 毎日でも使える | 少しずつ流行を楽しみたい人 |
| 靴下・タイツ | 冬のあいだ足元で見える | 下の服を替えずに変化をつけたい人 |
迷ったら、まず小物から試してください。小物は、多めの予定にも、ひとつだけの予定にも、入れない予定にも使えます。流行の小物を1つ持っておくと、どの予定にも少しずつ流行を入れられます。
来年も着られるかを見分ける
流行の服の中には、来年も着られるものと、1年で着なくなるものがあります。どちらになりそうかは、その流行が形・色・飾りのどこにあるかで見当がつきます。
| 流行がある場所 | 続く長さの目安 | 来年も着られるか |
|---|---|---|
| 丈や幅のような形 | 2〜3年 | 着られることが多い |
| 色 | 1年ほど | 色によっては着られる |
| 細かい飾り・柄 | 半年ほど | 着なくなることが多い |
**長く着たいなら、形の流行を選んでください。**飾りや柄の流行は、その年の写真を楽しむためのものと考えると、買うかどうかを決めやすくなります。
色の流行は、続く長さが色によって違います。白・黒・灰色・紺・ベージュのような色の中で、少しだけ色みを変えたものが流行っているなら、来年も着られることが多くなります。はっきりした鮮やかな色が流行っているなら、その年の楽しみと考えておくと、翌年着なくなっても気になりません。
手持ちの服と組む|ひとつだけ足す
流行の服を1枚買ったら、手持ちの服とどう組むかを先に考えます。
| 足す流行の服 | 組みやすい手持ち | 組みにくい手持ち |
|---|---|---|
| 丈の短い上 | 腰の高い位置で止まる下 | 腰の低い位置で止まる下 |
| 幅の広い下 | 体に沿う上 | ゆったりした上 |
| 底の厚い靴 | 丈がくるぶしより上の下 | 床すれすれの下 |
| 色の強い上 | 白・黒・灰色・紺の下 | 柄の下 |
流行の服に、手持ちの服を組み合わせると、全身が流行の服になるより、その人らしさが残ります。流行の服は1枚、残りは手持ち、と決めておくと、組み合わせに迷う時間が短くなります。
手持ちの服と組むときは、流行の服の色に合わせて、手持ちの服の色を1色にそろえると、流行の服が浮きません。流行の服がはっきりした色なら、手持ちは白か黒か灰色のどれか1色に、流行の服が落ち着いた色なら、手持ちに明るい色を1つ入れても組めます。
学校や家の決まりとの付き合い方
文化祭や修学旅行の私服には、学校の決まりがあることが多いはずです。家で決められているお出かけの決まりもあるでしょう。
決まりは、流行を入れる量を決めるときの、いちばん外側の枠と考えてください。決まりの中で、多め・ひとつだけ・入れないを選びます。決まりに書かれていることを、服の条件に置き換えておくと選びやすくなります。たとえば「華美な服装は避ける」と書かれていたら、光る素材や大きな飾りを避ける、という条件に置き換えます。
決まりの意味が分からないときは、先生や家の人に、どんな服なら大丈夫かを具体的に聞いてみてください。「この上着は大丈夫ですか」と1枚ずつ聞くより、「丈はどこまでなら大丈夫ですか」「色はどこまでなら大丈夫ですか」と、条件で聞くほうが、ほかの服を選ぶときにも使える答えになります。
SNSで見た流行を、自分の予定に引き直す
SNSで見た流行の服を着てみたいと思ったら、その服が写っている場面を見てください。
| SNSの写真の場面 | 自分の予定に引き直すと |
|---|---|
| 街の中で立っている | 友達と街へ出かける日 |
| 室内で座っている | カフェや映画の日 |
| 旅行先で歩いている | 修学旅行より、遊園地の日 |
| 夜の光の中 | 冬休みの夜のお出かけ |
| 公園や広場で遊んでいる | 遊園地や、友達と外で過ごす日 |
| 鏡の前で全身を写している | 予定ではなく、着方の見本として見る |
SNSの写真は、いちばんよく見える瞬間を切り取ったものです。同じ服でも、1日中歩く予定や、何日も続く予定で着ると、写真とは違う困りごとが出てきます。その服がいちばん似合う予定を1つ選んで、その日に着てください。
SNSの写真で見た着方を、そのまま全部まねする必要はありません。写真の中から、自分が気に入った場所を1つだけ選んでください。上の服の丈なのか、色の組み合わせなのか、小物なのか。その1つだけを、自分の手持ちの服に足してみると、写真の雰囲気を借りながら、自分らしさも残せます。
予定ごとの組み立て例|3つの日
ここまでの考え方を、実際の1日の服にまとめます。手持ちの服に置き換えるときは、流行を入れる場所の数だけ合わせてください。
**友達と街へ出かける日(多め・10月・20度前後)**の例です。いまの流行の丈の上の服に、流行の幅の下、流行の小さな鞄。靴だけは歩き慣れたものにして、写真を撮る場所では上半身が写るように立ちます。流行を入れたのは上・下・鞄の3か所です。
**修学旅行の1日(ひとつだけ・11月・15度前後)**の例です。手持ちの着慣れた長袖と、動きやすいパンツ、歩き慣れたスニーカー。流行は、羽織りの1枚だけに入れます。翌日は、同じ羽織りに、別の長袖を組み合わせれば、写真で見ても違う日に見えます。
**親戚の集まりの日(小物だけ・12月・10度前後)**の例です。落ち着いた色のニットに、床に座っても困らない長めの下。流行は、髪留めか靴下のような小さなものにだけ入れます。顔の近くには明るい色を1つ置いて、家族写真で表情が明るく写るようにします。
3つの例では、同じ人が持っている服でも、流行の量だけを予定で変えています。**服を予定ごとに買いそろえるのではなく、入れる量を予定ごとに変える。**それが、少ない服で秋冬を楽しむいちばんの近道です。
どちらとも取れるとき①|流行が好きだけど、自分に合うか分からない
流行の服が好きでも、自分に合うかどうか分からないこともあります。そのときは、顔から遠い場所から試してください。
靴や鞄、下の服は、顔から離れているので、自分に合うかどうかを気にせずに楽しめます。上の服や首まわりは、顔の近くにあるので、色や形が合うかどうかで印象が変わります。まず顔から遠い場所で流行を試し、気に入ったら顔の近くへ広げていくと、失敗が少なくなります。
自分に合う服の決め方を、自分で選べる範囲から確かめる方法は中学生が自分に似合う服を決めるときで紹介しています。
どちらとも取れるとき②|友達と取り入れ方がずれる
友達と出かける日、友達は流行を多めに入れていて、自分は控えめにしたい、ということもあります。逆の場合もあります。
全員が同じ量だけ流行を入れる必要はありません。並んだときにまとまって見えるのは、流行の量より、色の明るさがそろっているときです。自分は形を好みのままにして、色の明るさだけ友達に近づけると、写真で並んだときの差が小さくなります。
友達と事前に相談できるなら、「今日は何色の服にする?」と色だけ聞いておくのが手軽です。
流行の取り入れ方が人によって違うのは、自然なことです。流行を多く入れる人もいれば、少しだけ楽しむ人もいます。どちらが正しいということはありません。自分がその日を楽しく過ごせる量を選んでください。
どちらとも取れるとき③|1着で何度も済ませたい
文化祭にも、修学旅行にも、友達との外出にも、同じ服を着ていきたい。服を何枚も買えない日もあります。
このときは、ひとつだけの予定に合わせた服を土台にしてください。流行はひとつだけ、残りは歩きやすく組み替えやすい服。この服に、多めの予定の日だけ小物を足すと、同じ服でも予定ごとに流行の量を変えられます。
小物を足すだけで、多めの日にも使えます。逆に、多めの日に合わせた服は、ひとつだけの日に使うと動きにくいことがあります。**迷ったら、量の少ない予定に合わせて服を選び、多い予定では小物で足す。**この順番なら、1着で秋冬を通せます。
保護者の方へ|一緒に選ぶとき
10代の子どもと一緒に流行の服を選ぶとき、何を基準にすればいいか迷う保護者の方もいると思います。
いちばん話し合いやすいのは、この記事の3段の表を一緒に見ることです。流行の服がいいか悪いかではなく、どの予定に着ていくかを先に話すと、買う理由がはっきりします。多めの予定がいくつあるかを一緒に数えれば、その服が本当に出番のある服かどうかが、子ども自身にも分かります。
学校の決まりや家の決まりがある場合は、その決まりの中で、多め・ひとつだけ・入れないを選ぶ、という形で伝えると、決まりを守りながら流行も楽しめます。
まとめ
- 10代の流行は、全部の日に入れなくていい。予定ごとに、多め・ひとつだけ・入れない、の3段で決める
- 写真に残る予定と、友達と過ごす予定は多め。長く歩く予定や、大人と会う予定はひとつだけ
- 流行は、自分の周りの10人を数えて確かめる。3人以上に共通していれば流行
- 12月以降は、上着と小物と靴に流行を入れると、外でも見える
- 長く着たいなら、形の流行を選ぶ
秋冬の予定を書き出して、それぞれに3段のどれかを書き込んでください。その表があれば、流行の服を1枚買うときも、どの予定に着ていくかが先に決まります。
関連記事
よくある問い
- Q. 10代の流行は、どうやって知ればいいですか
- いちばん確かなのは、自分の周りで数えることです。休日の駅や、よく行く街で、同じくらいの年の人を10人見て、上の丈・下の幅・靴の形・色の4つを数えてください。3人以上に共通している形や色があれば、それがいまの流行です。SNSで見た流行も、周りで3人以上が取り入れているかを確かめると、自分の生活の中で浮かないかどうかが分かります。
- Q. 流行の服を買っても、すぐ着なくなってしまいます
- 流行の服を、毎日の予定に使おうとすると、着る回数が少ないうちに飽きたり、合わせる服がなかったりします。先に、その服を着ていく予定を3つ書き出してください。3つ書き出せないなら、買うのは服ではなく、小物や靴下のような小さなもので足ります。書き出せたなら、そのうち2つ以上が写真に残る予定か、友達と過ごす予定かを見ます。そうなら、その服は着る場面がある服です。
- Q. 修学旅行の私服に、流行の服を着ていってもいいですか
- 学校の決まりの範囲なら、着ていってかまいません。ただし、修学旅行は長く歩き、何日も続き、集合写真に残ります。流行は全身ではなく、ひとつだけにしておくと、歩きやすさと、あとから写真を見返したときの落ち着きの両方を保てます。上着か、帽子か、鞄のどれか1つに流行を入れて、残りは手持ちの着慣れた服にしてください。
- Q. 友達と流行の取り入れ方が違って、一緒に歩くと浮いている気がします
- 全員が同じ量だけ流行を入れている必要はありません。並んだときにまとまって見えるのは、流行の量よりも、色の明るさがそろっているときです。友達が流行を多めに入れていて、自分は控えめにしたいなら、服の形は自分の好みのままで、色の明るさだけ友達に近づけてください。それだけで、写真で並んだときの差が小さくなります。
— メグラシ編集部





