ダウンジャケットを骨格診断で選ぶ|通勤・初詣・雪の帰省で丈を変える

**骨格診断の結果が出ている人は、ダウンジャケットを選ぶとき、タイプより先にその冬の予定を決めてください。**予定で丈とふくらみの量が決まり、骨格の結果はそのふくらみをどこに置くかを決めるのに使います。
順番を逆にすると、タイプには合っているのに初詣の列で寒い、暖かいのに着ると重たく見える、のどちらかになります。**丈と厚みは予定が決め、置き場所は骨格が決める。**この記事はその順番のとおりに進みます。
コートの選び方は、タイプごとに骨格ストレートのコートや骨格ナチュラルのコートにあります。ここではダウンだけを扱います。
結論:予定で丈と厚みを決め、骨格でふくらみの置き場所を決める
ダウンは、羽毛が入った部屋ごとにふくらむので、ウールのコートより形が体から離れます。離れ方の大きさを決めるのが予定、離れる場所を決めるのが骨格です。
| 決める順 | 何で決めるか | 決まること |
|---|---|---|
| 1 | その冬の予定(外で立つ時間・座る時間・しゃがむ回数) | 丈の段と、ふくらみの量 |
| 2 | 骨格ストレート | ふくらみは薄く、キルトは広く、肩は肩先に |
| 2 | 骨格ウェーブ | ふくらみは上に寄せ、絞りは高く |
| 2 | 骨格ナチュラル | ふくらみは大きくてよく、肩は落とす |
| 3 | 中に着るもの | 足りない暖かさを足す |
**3番目があるから、1と2で迷いすぎなくて済みます。**丈はあとから変えられませんが、暖かさは中に着るもので足せます。
骨格の結果を先に使うと、「ストレートだから薄手」「ナチュラルだからロング」のように、予定と関係なく形が決まってしまいます。薄手を選んだストレートの人が初詣の列で寒さに負けて、上からストールを何枚も重ね、結局いちばん厚みのある姿になる、ということが起きます。予定を先に置けば、その日に要る暖かさの量は動かさずに、骨格の結果で見え方だけを整えられます。
先に確かめる|自分の結果が上下でそろっているか
骨格の結果が上半身と下半身でそろっているかで、読む節が変わります。
| 自分の結果 | 読む節 |
|---|---|
| 上下とも同じタイプ | そのタイプの節と、予定の節 |
| 上半身と下半身で割れている | どちらとも取れるとき① |
| まだはっきりしない | どちらとも取れるとき② |
| 判定を受けていない | 骨格診断セルフチェックを先に |
上下が割れている人は、ダウンでは肩と厚みを上半身の結果、丈と絞りを下半身の結果で選びます。理由は節の中で書きます。
ダウンで測る3か所|キルトの間隔・つまんだ厚み・肩の縫い目
売り場でもネットでも、確かめるのは3か所です。定規がなくても、指の幅で測れます。
| 測るところ | 測り方 | 3つの段 |
|---|---|---|
| キルトの間隔 | 前身頃の横の縫い目と縫い目のあいだ | 狭い5〜8cm/中9〜12cm/広い13cm以上か縫い目が表に出ない |
| つまんだ厚み | 胸の高さのキルト1段を親指と人さし指でつまむ | 薄い2cm以下/中2〜4cm/厚い4cm超 |
| 肩の縫い目 | 着て腕を下ろし、肩先の骨から縫い目までの距離 | 肩先0〜2cm/やや落ち3〜5cm/落ち6cm以上 |
| 着丈 | 着て立ち、裾が体のどこで止まるか | 次の「丈の4段階」で見る |
指の幅はおよそ1本1.5〜2cmです。**つまんだとき、指のあいだに指2本ぶん以上の厚みが残れば「厚い」**と覚えておくと、売り場で迷いません。
ネットで選ぶときは、商品の説明にある「着丈」と「肩幅」を、手持ちのいちばん着ているコートと並べて比べてください。キルトの間隔は写真の前身頃で横の縫い目を数え、着丈を縫い目の本数で割ればおおよその間隔が出ます。厚みは写真では分かりにくいので、届いたら最初にここをつまんで確かめ、合わなければ返品の期限内に判断します。
骨格ストレート|ふくらみは薄く、キルトは広く
ストレートの人は、上半身にもともと厚みと張りがあります。そこにダウンのふくらみが重なると、胸から肩にかけての厚みが二重になります。
| 測るところ | 選ぶ側 | 避ける側 |
|---|---|---|
| キルトの間隔 | 10cm以上、または縫い目が表に出ない | 5〜8cmの細かい横線 |
| つまんだ厚み | 3cmまで | 4cm超 |
| 肩の縫い目 | 肩先から0〜2cm | 6cm以上落ちる |
| 丈 | 腰骨から下10cmまで、または膝下 | 腰骨の上で終わる短丈と厚手の組み合わせ |
| 襟 | 首に沿う低めのスタンド | 大きなファーの襟 |
| 表地 | 張りのあるマットな布 | やわらかく光る薄い布 |
**厚手が要る日は、ダウンを厚くするより、膝下まで丈を伸ばしてください。**縦に長い面になるので、同じ暖かさでも厚みは前に出ません。
キルトの間隔が細かいものを避けるのは、横の縫い目が胸の前に何本も並ぶと、その1本ごとに布が前へふくらみ、胸の厚みに横の段が重なるからです。縫い目が表に出ない作りや、区画の大きなものなら、前身頃が1枚の面として見えます。表地は、張りがあって光の少ないものを選ぶと、ふくらみの丸さが表に出にくくなります。
骨格ウェーブ|ふくらみは上に寄せ、絞りは高く
ウェーブの人は、上半身が薄く、重心が下にあります。ダウンのふくらみが上半身に乗ると、ちょうど釣り合いが取れます。気をつけるのは、ふくらみが腰より下に集まる形です。
| 測るところ | 選ぶ側 | 避ける側 |
|---|---|---|
| キルトの間隔 | 5〜8cmの細かいもの | 15cm以上の大きな区画 |
| つまんだ厚み | 2〜4cm | 4cm超で絞りがないもの |
| 肩の縫い目 | 肩先から0〜2cm | 6cm以上落ちる |
| 丈 | 腰骨より上、またはロングで絞りが高いもの | 腰骨の下で止まる箱形 |
| 絞り | ウエストのいちばん細い位置か、その上 | 絞りなし、または腰骨の高さ |
| 襟 | フードやファーで首元にふくらみ | 襟のない平らな首元 |
**ロングを選ぶときは、丈より先に絞りの高さを見てください。**絞りがウエストより上にあれば、裾が膝下まであっても重心は上に残ります。
ウェーブの人には、細かいキルトがむしろ合います。区画が小さいと、ふくらみ1つずつが小さくなり、上半身にやわらかい凹凸が並びます。反対に、区画の大きな厚手を腰骨の下まで着ると、ダウンの重さが腰の位置に集まり、上半身の軽さが布に埋もれます。短い丈を選ぶときは、裾がウエストのいちばん細い位置から腰骨までのあいだで止まるかを見てください。
骨格ナチュラル|ふくらみは大きくてよく、肩は落とす
ナチュラルの人は、肩や手首の骨がしっかりしていて、体の枠がはっきりしています。ダウンのふくらみが大きくても、枠が受け止めるので着られて見えにくいタイプです。
| 測るところ | 選ぶ側 | 避ける側 |
|---|---|---|
| キルトの間隔 | 12cm以上の大きな区画 | 5cm前後の細かい横線 |
| つまんだ厚み | 3cm以上も可 | 2cm以下で体に沿うもの |
| 肩の縫い目 | 肩先から3〜6cm落ちる | 肩先ちょうどで細身 |
| 丈 | 太ももの中ほどから膝下 | 腰骨より上の細身 |
| 襟 | 高めのスタンドや大きめのフード | 小さく丸い襟 |
| 表地 | マット、しゃり感、綿のような風合い | 強く光る薄手 |
**細身で薄いダウンは、ナチュラルの人だと肩と肘の骨の線が布に出ます。**薄いものを選ぶ日は、サイズを1つ上げて肩を落としてください。
ナチュラルの人がふくらみの大きなダウンを着ても重たく見えにくいのは、肩先と手首の骨がダウンの輪郭の角になり、ふくらみの中に体の枠が見えるからです。肩の縫い目が肩先から3〜6cm落ちていると、袖の付け根にゆとりができ、腕を動かしても身頃が引っぱられません。区画の大きなキルトは、その枠の大きさと釣り合います。
丈の4段階|腰骨からの距離で決める
丈は、腰骨(骨盤の横に指で触れる出っ張り)を基準にします。身長が違っても、腰骨からの距離で見れば同じ段で比べられます。
| 段 | 裾の位置 | 主に向く予定 |
|---|---|---|
| A | 腰骨より上 | 車の移動、自転車、子どもの送り迎え |
| B | 腰骨から下10cmまで | 通勤、買い物、子どもの外遊び |
| C | 太ももの中ほど | 雪の降る地域、紅葉の夜歩き |
| D | 膝から膝下 | 初詣、観戦、長く立つ屋外 |
**段が1つ下がるごとに、外で立っていられる時間がのびます。**その代わり、座る・しゃがむ・ペダルをこぐ動きでは裾がじゃまになります。予定の節では、この引き換えを1つずつ見ていきます。
予定①|平日の通勤(電車で座る・立つ)
通勤は、外にいる時間が短く、電車の中は暖かい予定です。厚みは中で十分で、丈はBが基準になります。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| 丈 | B(腰骨から下10cmまで) |
| 厚み | 中(2〜4cm)。車内で前を開けられるもの |
| 座ったとき | 裾が座面に乗らず、太ももの上で止まる |
| バッグ | リュックなら肩ひもでふくらみがつぶれない厚み |
ストレートの人は厚みを薄い側に、ナチュラルの人は丈をCまで伸ばしても構いません。ウェーブの人で通勤にロングを着たい場合は、座ったとき絞りの位置がずれないかを、試着室の椅子で確かめてください。
通勤のダウンは、職場に着いてからの置き場所も決め手になります。ロッカーが狭い、椅子の背に掛けるしかない、という職場なら、厚いものほど扱いに困ります。丸めて紙袋に入る大きさかどうかを、買う前に一度たたんで確かめておくと、毎朝の小さな手間が減ります。
予定②|子どもの外遊び・公園(しゃがむ)
公園では、しゃがむ・立つを何十回もくり返します。丈が長いと、しゃがんだとき裾が地面につきます。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| 丈 | AかB。しゃがんで裾が地面から5cm以上浮く長さ |
| 厚み | 中から厚い。日なたと日かげで寒さが変わる |
| 表地 | 泥がついても拭ける、張りのある布 |
| 袖口 | 手首で絞れるもの。砂が入りにくい |
しゃがんだとき、ダウンの裾は立っているときより上に上がり、背中側が引かれます。**試着室では一度しゃがんで、腰の後ろが出ないかも見ておいてください。**ウェーブの人は短丈Aが合い、ナチュラルの人は肩を落としたBが動きやすい組み合わせです。
ストレートの人は、Bの丈で厚みを中に抑えてください。子どもを抱き上げたり、遊具の下に腕を伸ばしたりする動きでは、前身頃が胸の前に寄ってふくらみます。厚手だとその寄りが大きくなり、写真に写ったときに上半身が四角く見えます。公園では、ダウンの下に薄手のフリースを着て、日なたでダウンの前を開けるほうが、厚手を1枚着るより動きやすく見え方も軽くなります。
予定③|紅葉・ライトアップ・夜の外歩き
11月の紅葉は昼は暖かく、日が落ちると一気に冷えます。昼に合わせて選ぶと、夜は足が冷えます。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| 丈 | CかD |
| 厚み | 中。昼は前を開けて着る |
| 前の開け閉め | ファスナーとボタンの両方があり、半分だけ閉められる |
| 首元 | 夜にマフラーを足せる低めの襟 |
紅葉の名所は、山の中や川沿いにあることが多く、街なかより風が冷たく感じます。昼に前を開けて歩き、日が傾いたら閉める。この2つの着方ができるよう、前の合わせが二重になっているものを選んでください。日没後に外にいる時間で足す枚数を決める方法は、紅葉ライトアップの服装にあります。**ダウンは丈をCかDにしておけば、厚みは中のままで夜まで持ちます。**ストレートの人はDにして厚みを抑えると、昼に前を開けたときも上半身が重く見えません。
予定④|初詣(並んで立つ)
初詣は、参道で30分から1時間以上、ほとんど動かずに立つ予定です。冬の予定の中でいちばん丈と厚みが要ります。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| 丈 | D(膝から膝下) |
| 厚み | 中から厚い |
| フード | あれば風よけになる |
| ポケット | 手を入れて肘が張らない位置 |
参道では、前後の人との距離が近く、腕を前で組んだりポケットに手を入れたりしたまま時間が過ぎます。この姿勢だと、ダウンの前身頃が腕に押されて胸の前に寄ります。立った姿だけでなく、腕を組んだ姿も鏡で見ておいてください。並ぶ時間の長さで服を決める考え方は初詣の服装で詳しく書いています。ダウンの置き方は骨格で分かれます。ストレートは厚みを中に抑えてDの丈、ウェーブは絞りの高いD、ナチュラルは厚いDで肩を落とす、がそれぞれの答えです。
予定⑤|雪の降る地域への帰省
雪の降る地域への帰省は、移動の車内と、雪道を歩く時間が交互に来ます。丈が長すぎると、裾が雪で濡れます。
| 見るところ | 目安 |
|---|---|
| 丈 | C(太ももの中ほど)。裾が膝より上 |
| 厚み | 厚い。現地の朝晩に合わせる |
| 表地 | 撥水のもの |
| フード | 取り外せるもの |
| 移動中 | 脱いで丸めたとき、膝の上に乗る大きさ |
雪の日は、表地が先に湿るので、撥水かどうかを見てください。湿り方の違いは撥水ダウンコートにあります。**骨格に関係なく、雪の帰省では丈Cが基準です。**そのうえで、ストレートの人は縫い目の目立たないもの、ウェーブの人はフードで首元にふくらみがあるもの、ナチュラルの人は区画の大きいものを選びます。
予定⑥|スポーツ観戦と車の移動
屋外の観戦は、座ったまま2〜3時間、ほとんど動きません。車の移動は反対に、暖かい車内に長くいて、乗り降りが多い予定です。
| 予定 | 丈 | 厚み | 見るところ |
|---|---|---|---|
| 屋外の観戦 | D | 厚い | 座って膝まで裾が届くか |
| 車の運転 | A | 薄いから中 | シートベルトがふくらみの上で浮かないか |
| 車の助手席・後部座席 | AかB | 中 | 座ると背中でふくらみがたまらないか |
| 乗り換えの多い移動 | B | 中 | 脱ぎ着が片手でできるか |
**観戦と車は、同じ冬の予定でも正反対の丈になります。**両方が多い人は、1着で済ませず、次の「2着持つなら」を読んでください。
観戦で座っているときは、ダウンの裾が膝の上で折れて、太ももの上に厚みがたまります。丈Dでも、座ったときに膝頭まで裾が届けば、膝から下は膝掛けで足せます。車の運転では、厚いダウンを着たままシートベルトを締めると、ベルトがふくらみの上で浮きます。運転する日は、丈Aの薄手から中を選ぶか、乗る前に脱いで助手席に置くことを前提にしてください。
予定ごとの早見表|丈と厚みの組み合わせ
ここまでの予定を1つの表にまとめます。自分の冬の予定に印をつけて、印の多い丈が自分の基準になります。
| 予定 | 丈 | 厚み | 外で立つ時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 通勤 | B | 中 | 10〜20分 |
| 子どもの外遊び | AかB | 中から厚い | 1時間(動きながら) |
| 子どもの送り迎え(自転車) | A | 中 | 10〜20分 |
| 紅葉・ライトアップ | CかD | 中 | 1〜2時間 |
| 初詣 | D | 中から厚い | 30分〜1時間以上 |
| 雪の地域への帰省 | C | 厚い | 日による |
| 屋外の観戦 | D | 厚い | 2〜3時間(座って) |
| 車の運転 | A | 薄いから中 | ほとんどない |
| 買い物・街歩き | B | 中 | 30分〜1時間 |
**印が丈Bと丈Dに分かれた人は、1着で両方をまかなうのが難しい人です。**その場合は2着に分けるほうが、結果的に出番が増えます。
1着で冬を通すなら、どの予定に合わせるか
1着で通すなら、外で立っている時間がいちばん長い予定に丈を合わせます。短い予定は、丈が長くても前を開ければ済むからです。
| 冬の予定の中心 | 選ぶ丈 | 厚み | 足りない日にすること |
|---|---|---|---|
| 通勤と買い物 | B | 中 | 初詣の日は中にニットを1枚足す |
| 子どもの行事が多い | B | 中から厚い | 観戦の日は膝掛けを持つ |
| 初詣や観戦が毎年ある | CかD | 中 | 車の日は脱いで膝に乗せる |
| 雪の地域に住んでいる、帰る | C | 厚い | 室内では脱いで手に持つ |
迷ったときはBの丈と中の厚みにしておくと、どの予定でも大きくは外れません。厚みは中に着るもので足せますが、丈は足せないからです。
2着持つなら、丈を離す
2着に分けるなら、丈を2段以上離してください。似た丈の2着は、結局どちらか1着しか着なくなります。
| 組み合わせ | 1着目 | 2着目 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| A+D | 車と自転車用の短丈 | 初詣と観戦用のロング | 移動が車の人 |
| B+D | 通勤用 | 長く立つ日用 | 通勤のある人 |
| B+C | 通勤用 | 雪の帰省用 | 雪の地域に帰る人 |
| A+C | 送り迎え用 | 休日の遠出用 | 子どもの送迎が多い人 |
2着目は骨格に寄せた形を選びやすい枠です。1着目で予定を満たしておけば、2着目はタイプに合う形を優先して構いません。
たとえば通勤のあるウェーブの人なら、1着目は丈Bの中間の形、2着目は絞りの高いロングという分け方ができます。ナチュラルの人なら、1着目は肩を落とした丈B、2着目は区画の大きな厚手の丈D。ストレートの人は、1着目を縫い目の目立たない丈B、2着目を厚みを抑えた膝下の丈Dにすると、どちらを着ても上半身に厚みが重なりません。
中に着るもので、ふくらみの見え方が変わる
ダウンの見え方は、中に着るものの厚みで変わります。中が厚いと、ダウンの身頃が押し広げられて、キルトの区画がふくらみます。
| 中に着るもの | つまんだ厚み | ダウンのサイズの考え方 |
|---|---|---|
| 薄手のニットやシャツ | 1cm以下 | いつものサイズ |
| 中厚のニット | 1〜2cm | 腕を前に伸ばして背中がつっぱらなければ同じサイズ |
| 厚手のニットやフリース | 2cm超 | 肩を落としたものか、サイズを1つ上げる |
| パーカー | フードの分だけ首元が厚い | フードのないダウンを選ぶ |
| 重ね着2枚 | 合計2cm超 | 厚手と同じに扱う |
ストレートの人は、中を薄くしてダウンを中の厚みにすると、上半身の厚みが2倍になりません。ナチュラルの人は、中を厚くしても肩を落としたダウンなら受け止められます。
襟とフード|首元のふくらみを足すか引くか
首元のふくらみは、顔のすぐ下にあるので、ダウン全体の印象を左右します。
| 襟の形 | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| 低いスタンド(3〜5cm) | 合う | 物足りなければマフラーを足す | 合う |
| 高いスタンド(6cm以上) | 首が詰まって見えやすい | 合う | 合う |
| フード付き | 外せるものなら合う | 合う | 大きめが合う |
| ファー付き | 小さいものなら | 合う | 毛足の短いものなら |
| 襟なし(丸首) | 合う | 首元が寂しければマフラー | 骨の線が出やすい |
フードは、取り外しができるものだと予定に合わせられます。雪の帰省ではつけ、通勤では外す、という使い分けが1着でできます。
首元にマフラーを巻く日は、ダウンの襟とマフラーの厚みが重なります。ストレートの人は、襟の低いダウンに薄手のマフラーを1周だけ。ウェーブの人は、高い襟の外側にマフラーを垂らすか、フードのある日はマフラーを省きます。ナチュラルの人は、大判のマフラーをざっくり巻いても、ダウンの大きさと釣り合います。
どちらとも取れるとき①|上半身はストレート、下半身はウェーブ
上下で結果が割れている人は、肩と厚みを上半身の結果で、丈と絞りを下半身の結果で選びます。ダウンは、肩まわりのふくらみと裾の位置が別々に見えるからです。
| 選ぶところ | 従う結果 | 例(上がストレート、下がウェーブ) |
|---|---|---|
| 肩の縫い目と厚み | 上半身 | 肩先0〜2cm、厚み3cmまで |
| キルトの間隔 | 上半身 | 10cm以上 |
| 丈と絞り | 下半身 | 腰骨より上か、絞りの高いロング |
コートでの同じ考え方は骨格が混合タイプのコートに、予定ごとにどちらの半身を優先するかは骨格が混合タイプの秋冬の予定にあります。
どちらとも取れるとき②|結果がまだはっきりしない
結果が決まっていない人は、3タイプのどれともぶつからない中間の形を選びます。
| 測るところ | 中間の形 |
|---|---|
| キルトの間隔 | 9〜12cm |
| つまんだ厚み | 2〜4cm |
| 肩の縫い目 | 肩先から2〜3cm |
| 丈 | B(腰骨から下10cmまで) |
**この4つがそろったダウンは、どのタイプの人が着ても大きくは外れません。**結果がはっきりしてから、2着目でタイプに寄せれば十分です。そもそもタイプが決まらない理由は骨格診断がわからないで整理しています。
どちらとも取れるとき③|身長で丈の段の見え方が変わる
同じ段の丈でも、身長によって裾から床までの残りが変わります。段の決め方はそのままで、Dの丈だけ確かめ方を足してください。
| 身長の目安 | 丈Dで確かめること |
|---|---|
| 150cm台前半まで | 裾から床までが45cm以上残るか。残らなければ膝が隠れる手前で止める |
| 150cm台後半〜160cm台 | 膝下10cm前後で止まるか |
| 170cm前後から | 膝ちょうどだと短く感じることがある。膝下15cmまで |
身長が低めの人にロングが合わないのではなく、裾から床までの残りが少ないと、全身の中でダウンの面が大きく見えるだけです。残りが45cmあれば、靴とのあいだに足首からすねが見えて釣り合います。
身長が高めの人は、反対に丈Bが短く感じることがあります。腰骨から下10cmの位置は同じでも、脚が長いぶん裾から床までの残りが大きく、上半身だけにダウンの面が乗って見えるためです。その場合は丈Cを基準にしてください。予定の表の「B」を「C」に読み替えるだけで、ほかの決め方は変わりません。
どちらとも取れるとき④|手持ちのダウンが合わない気がする
手持ちのダウンが重たく見えるときは、3か所のどこが外れているかを先に見ます。外れている場所によっては、着方で戻せます。
| 外れている場所 | 着方で戻す方法 |
|---|---|
| 厚みが多い(ストレート) | 前を開けて、中の服の縦の帯を10cm以上見せる |
| 絞りがない(ウェーブ) | 細いベルトか、ドローコードをウエストの高さで絞る |
| 細身で骨の線が出る(ナチュラル) | 中を厚手にして、袖をひとまくりする |
| 丈が予定に合わない | その予定の日だけ、中に着るもので暖かさを足す |
**4つのうち3つ以上が外れているなら、買い替えの候補です。**1つか2つなら、着方で冬を越せます。
一式で見る|11月、通勤と公園が同じ週のストレート
予定が混ざる週を1つ例にします。平日は電車で通勤し、土曜は子どもと公園で2時間過ごす、骨格ストレートの人です。
| 場面 | ダウン | 中に着るもの | 見るところ |
|---|---|---|---|
| 平日の通勤 | 丈B、厚み2〜3cm、縫い目が目立たない | 薄手のニット | 車内で前を開け、中のニットの縦の帯を見せる |
| 土曜の公園 | 同じダウン | 薄手のフリース | 日なたでは前を開け、しゃがむ前に裾を確かめる |
| 土曜の帰り道 | 同じダウン | 同じ | 夕方の冷えは前を閉めて首元にマフラー |
**1着で済むのは、厚みを中に抑えて、暖かさを中の服で調整しているからです。**ストレートの人が厚手の1着を選んでいたら、平日の車内で暑く、公園で胸元がふくらむ週になっていました。
一式で見る|1月、初詣の参道で1時間並ぶウェーブ
もう1つは、元日に参道で1時間並ぶ予定がある骨格ウェーブの人です。
| 部分 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| ダウン | 丈D、絞りがウエストの上、キルト6cm前後 | 長く立つので丈が要り、重心は上に残す |
| 中に着るもの | 中厚のハイネックニット | 首元の厚みでダウンの襟が埋まらない |
| 首元 | 毛足の短いマフラーを1周 | フードと重ねず、どちらか1つ |
| 足元 | 厚手のタイツとショートブーツ | 裾から下の残りを靴で詰めない |
**ロングでも絞りの位置さえ高ければ、ウェーブの人の上半身の軽さは消えません。**並んでいるあいだ、絞りがずり下がっていないかをときどき手で確かめておくと、写真を撮るときにも崩れていません。
試着室で3分でやること
試着は、立って見るだけでは足りません。予定の動きを1つずつやってみます。
- 腕を下ろして立ち、肩の縫い目が肩先から何cmにあるかを見る
- 胸の高さのキルトを1段つまんで、厚みを指の本数で数える
- 試着室の椅子に座り、裾が座面に乗るか、背中でたまるかを見る
- 一度しゃがんで、腰の後ろが出ないか、裾が床につかないかを見る
- 前を半分だけ開けて、中の服の帯が縦にまっすぐ見えるかを見る
**5つのうち、自分の予定に関係のある動きだけでも必ずやってください。**通勤だけの人なら3、子どもと公園に行く人なら4が要ります。
10月から2月のダウンの予定
ダウンの出番は、11月の終わりから2月までです。予定の多い時期に合わせて、いつ選ぶかも決めておきます。
| 時期 | 主な予定 | ダウンの使い方 |
|---|---|---|
| 10月 | 秋の行事、朝晩の冷え | まだ要らない。手持ちの丈と厚みを3か所で確かめる |
| 11月 | 紅葉、七五三、通勤 | 丈Bを中の厚みで。夜の外歩きはCかD |
| 12月 | 忘年会、観戦、買い物 | 通勤はB、観戦はD |
| 1月 | 初詣、帰省 | 初詣はD、雪の帰省はC |
| 2月 | いちばん寒い時期 | 中に着るものを厚くして、丈はそのまま |
**買うなら11月の初めまでに。**12月に入ると、自分に合う丈と厚みの組み合わせが売り場に残っていないことがあります。気温ごとにコートとダウンの境目を見たい人はコートは何度から?も合わせてどうぞ。
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| ストレートはダウンを着ないほうがいい | 厚み3cmまでと広いキルトなら上半身は重なりません |
| ウェーブはロングが着られない | 絞りがウエストより上なら、ロングでも重心は上に残ります |
| ナチュラルは何を着ても合う | 細身で薄いものは骨の線が布に出ます |
| 暖かさは厚みで決まる | 外で立つ時間が長い日は、厚みより丈がのびるほうが効きます |
| 1着目からタイプに合う形を選ぶ | 1着目は予定に合わせ、タイプに寄せるのは2着目からで十分です |
袖のないダウンを重ねる日は、ダウンベストのコーデで肩からの幅の見方をまとめています。
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- 初詣の服装 ── 並ぶ時間が長い日の決め方
- 撥水ダウンコート ── 雪や雨の日に先に湿る場所
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 骨格ストレートでもダウンジャケットは着られますか
- 着られます。決めるのはダウンをやめるかどうかではなく、ふくらみの量と置き場所です。前身頃のキルト1段をつまんで厚みが3cmに収まるもの、キルトの間隔が10cm以上あるか縫い目が表に出ないもの、肩の縫い目が肩先から2cm以内にあるものを選ぶと、上半身に厚みが重なりません。丈は腰骨から下10cmまでか、膝下まで落とすかのどちらかにして、腰骨のすぐ上で終わる短い丈と厚手の組み合わせだけを避けてください。
- Q. 骨格ウェーブはロングダウンが似合わないと聞きました
- 長さそのものより、ふくらみがどこで止まるかで決まります。ロング丈でも、ウエストのいちばん細い位置より上にベルトやドローコードがあり、そこから裾に向かって広がる形なら、重心が上に残ります。反対に、腰骨の下まで箱のようにまっすぐ落ちて絞りがないロングは、ふくらみが下に集まって見えます。初詣や観戦のように長く立つ日にロングが要る人は、絞りの高さを先に見てください。
- Q. ダウンを1着だけ買うなら、どの丈にすればいいですか
- その冬の予定を書き出して、外で立っている時間がいちばん長い予定に丈を合わせてください。初詣や観戦で1時間以上立つ予定があるなら太ももの中ほどから膝の丈、通勤と子どもの送り迎えが中心なら腰骨から下10cmまでの丈です。予定が混ざっていて決めにくいときは、腰骨から下10cmまでの丈と中くらいの厚みを選び、寒い日は中に着るものを1枚厚くします。丈はあとから足せませんが、厚みは中で足せるからです。
- Q. 骨格診断の結果がまだはっきりしません。ダウンはどう選べばいいですか
- 3タイプのどれともぶつかりにくい中間の形を選んでください。キルトの間隔は9〜12cm、前身頃をつまんだ厚みは2〜4cm、肩の縫い目は肩先から2〜3cm落ちる位置、丈は腰骨から下10cmまでです。この4つがそろったダウンは、どのタイプの人が着ても大きく外れません。結果がはっきりしたら、2着目でタイプに寄せた形を足すと無駄が出ません。
— メグラシ編集部





