クールサマーの髪色|1stは動かさず、2ndがどちらに寄るかで中心を決める

クールサマーと出たのに、髪色が決まらない。同じクールサマー向けとして紹介されている色を並べると、明るいものと暗いものが混ざっていて、どれを取ればいいのか分からない。
混ざっているのは当然です。クールサマーという1stだけでは、髪色の幅が2〜4トーンぶん残っているからです。 残りを決めているのは2ndのほうです。
先に結論|2ndの寄り先で中心が動く
クールサマーの髪色の中心は、2ndがどこへ寄るかで3つに分かれます。
- ライトサマー寄り → 9〜10トーンの明るい寒色
- ソフトサマー寄り → 7〜8トーンの灰みを含んだ寒色
- クールウィンター寄り → 5〜6トーンの澄んだ寒色
3つの中心は2〜4トーン離れています。1stの名前だけで選ぶと、半分ほどの確率で別の中心に当たります。
なぜ1stだけでは決まらないのか
1stが決めているのは、色の方向です。クールサマーなら「青みがはっきり残る寒色」という方向が決まります。
一方、髪色を決めるのに必要なのは方向だけではありません。どの明るさで、どのくらい濁りを含めるかまで決まらないと、施術の指示になりません。
- 方向 → 1stが決める
- 明るさと濁りの量 → 2ndが決める
服なら、方向が合っていれば明るさは着る面積で調整できます。髪はそれができません。顔に接している面積が最初から決まっていて、着替えのように毎日変えることもできないからです。だから髪のほうが、2ndの影響を強く受けます。
2ndを、髪そのもので見分ける
服の布を使う判定とは別に、髪だけで取れる目盛りが3つあります。所要は合わせて5分です。
- 地毛の透け方 → ライトサマー寄りかどうか
- 灰みを足したときの顔映り → ソフトサマー寄りかどうか
- 根元との差への耐性 → クールウィンター寄りかどうか
3つを順に見て、いちばんはっきり反応したものを2ndとします。
見分け①|地毛を日光に透かす
染めていない部分、つまり根元の毛を1束つまんで、日光に透かしてください。曇りでも構いませんが、室内の照明では光が足りません。
- 明るい茶やベージュが起きてくる → ライトサマー寄り
- 暗いまま、ほとんど色が起きない → ライトサマー寄りではない
ライトサマー寄りの人は、地毛の段階ですでに明るい側にいます。ここに暗い色を入れると、顔と髪の関係が変わりすぎて落ち着きません。地毛が明るい側なら、中心は9〜10トーンです。
透かす場所は、必ず根元から3cm以内にしてください。毛先は過去の施術の影響が残っていて、地毛の性質を表していません。また、日焼けした髪も明るく起きるので、判定は屋外で過ごす時期を避けたほうが正確です。判定に迷ったら、生え際に近い短い毛を1本だけ抜かずにつまんで透かすと、いちばん素の状態が見えます。
見分け②|灰みを足したときの顔映り
いまの髪に灰みを足したときの反応を見ます。前回の施術で灰みを入れた記憶があれば、その仕上がりを思い出してください。無ければ、灰色のストールや布を顔の下に当てて代用します。
- 灰みが増えたときに、顔の輪郭が締まって見えた → ソフトサマー寄り
- 灰みが増えたときに、顔の面がぼやけた → ソフトサマー寄りではない
ソフトサマー寄りの人は、濁りが増えるほど顔の輪郭がはっきりします。逆に、澄んだ色でないと輪郭がぼやける人は、この側ではありません。灰みで締まるなら、中心は7〜8トーンの灰み寄りです。
ここで見ているのは、色が好きかどうかではありません。顔の輪郭が読みやすくなったかどうかです。灰色を当てて「地味に見える」と感じても、輪郭が締まっているならソフトサマー側の反応です。好みと判定は別の話として、いったん切り分けてください。好みは、中心が決まったあとに幅の中で調整できます。
見分け③|根元との差への耐性
根元が伸びて、染めた部分と2色に分かれたときのことを思い出してください。
- 2色に分かれても、気にならなかった → クールウィンター寄り
- 2色に分かれると、すぐに染め直したくなった → クールウィンター寄りではない
クールウィンター寄りの人は、明るい部分と暗い部分がはっきり分かれている状態と相性が良く、境目があっても崩れて見えません。むしろ、全体が均一な中間の明るさだと平らに見えます。境目が気にならないなら、中心は5〜6トーンの澄んだ寒色です。
思い出せる場面が無い場合は、写真で代用できます。根元が伸びていた時期の写真を1枚探して、いま見てどう感じるかを確かめてください。当時は気にしていたのに、写真で見ると気にならないという場合も、この側の反応です。自分が気にしていたかどうかではなく、見て崩れているかどうかで判定します。
2nd別の中心と、動かせる幅
| 2ndの寄り先 | 中心のトーン | 濁りの量 | 動かせる幅 |
|---|---|---|---|
| ライトサマー寄り | 9〜10 | 少なめ | 上へ1、下へ2 |
| ソフトサマー寄り | 7〜8 | 多め | 上へ1、下へ1 |
| クールウィンター寄り | 5〜6 | ほぼ無し | 上へ2、下へ1 |
| 2ndが割れる | 8〜9 | 中程度 | 上へ1、下へ1 |
| 2ndが読めない | 7〜8 | 中程度 | 上へ1、下へ1 |
表は出発点です。動かせる幅は、その中心から外れても成立する範囲を示しています。幅の外へ出るときは、2ndの読み直しから始めてください。
3つの見分けの結果を、どう束ねるか
3つの見分けは、それぞれ別のことを聞いています。だから、全部が同じ側を指すとは限りません。束ね方には順番があります。
- いちばん反応がはっきりしていたものを採用する
- 2つが同じ強さなら、明るい側を採用する
- 3つとも弱ければ、中心から始めて4週目で判定する
「はっきりしていた」というのは、迷わずに答えられたという意味です。地毛を透かして一瞬で明るいと分かった、灰みで顔が締まるのがすぐ分かった。そういう反応が1つあれば、それが2ndです。
逆に、「言われてみればそうかもしれない」という反応は数えないでください。弱い反応を3つ集めても、強い反応1つには届きません。 迷った時間の長さが、そのまま判定の弱さになります。
どちらとも取れるとき①|2ndが2つ当てはまる
3つの見分けのうち、2つが同じくらいはっきり反応することがあります。よくあるのは、ライトサマー寄りとクールウィンター寄りの組み合わせです。
このときは、明るさの側を優先してください。 つまりライトサマー側の中心から始めます。
理由は戻しやすさです。明るい側から始めれば、合わなかったときに暗くする方向へ戻せます。暗い側から始めると、次に明るくする過程で黄みが出て、寒色を保ったまま戻すのが難しくなります。
ソフトサマー寄りとクールウィンター寄りで割れた場合も同じで、明るいほうのソフトサマー側から始めます。
どちらとも取れるとき②|2ndが読めない
3つとも反応が弱く、どれとも言えないことがあります。この場合は、クールサマーの中心そのもの、7〜8トーンの澄んだ寒色から始めてください。
そのうえで、4週目に抜けた色を見ます。
- 明るく抜けた → ライトサマー側
- 濁って抜けた → ソフトサマー側
- 色みが残ったまま → クールウィンター側
1回の施術が、そのまま2ndの判定材料に変わります。判定できないまま何度も塗り直すより、この形のほうが早く着地します。
どちらとも取れるとき③|2ndが変わったように感じる
以前は明るい側が合っていたのに、いまは暗い側のほうが落ち着く。この変化は、2ndが変わったのではないことがほとんどです。
変わっているのは次のどれかです。
- 地毛の明るさが変わった(伸びて、以前明るくした部分が減った)
- 顔まわりの服の色が変わった(顔に接する面の明るさが動いた)
- 見ている光が変わった(生活の時間帯や場所が変わった)
2ndは、そう頻繁には動きません。 変化を感じたときは、まず3つのうちどれが動いたかを確かめてください。読み直しはそのあとで足ります。
3つのうち最も動きやすいのは、顔まわりの服の色です。仕事や生活が変わると、顔に接する面の明るさがまとめて入れ替わります。髪を変えていないのに髪色が合わなくなったと感じるときは、たいていこちらが動いています。髪を疑う前に、この半年で顔まわりに置く色が変わっていないかを見てください。
1stを動かさない理由
2ndで中心が動くなら、いっそ1stごと変えたほうが早いのでは、と思うかもしれません。おすすめしません。
1stが決めている「青みがはっきり残る寒色」という方向は、どの2ndでも共通です。ここを動かすと、方向そのものが変わって、判定の土台が消えます。
- 1st = 方向。固定する
- 2nd = 明るさと濁り。ここだけ動かす
動かす場所を1つに絞ると、外したときにどこへ戻ればいいかが分かります。 両方動かすと、次にどうすればいいか読めなくなります。
2ndは、顔から離れた位置でも回収できる
髪の中心を1つに決めたあと、2ndのぶんを別の場所で足すこともできます。
- ライトサマーのぶん → 顔まわりの表面だけ1トーン明るく残す
- ソフトサマーのぶん → 毛先に灰みを少し多めに置く
- クールウィンターのぶん → 根元と毛先の差をあえて残す
全体の中心は変えずに、部分で寄せる形です。2ndが2つに割れているときは、片方を中心に、もう片方をこの方法で回収すると両方収まります。
回収する量は少なくて構いません。顔まわりの表面1トーン、毛先の灰みを少し。全体を動かすより、こうした部分の調整のほうが、外したときに戻すのも簡単です。中心は年に1回決めて、部分は毎回の施術で調整するという分け方にしておくと、来店ごとに一から考え直さずに済みます。
美容室では、2ndの寄り先で伝える
シーズン名だけを渡すと、担当は自分の知っている中心を採ります。それがあなたの2ndと一致しているとは限りません。
「クールサマーですが、地毛が明るい側なので9〜10トーンで組み立ててください。濁りは少なめでお願いします」
「クールサマーで、根元が伸びて2色になっても気になりません。5〜6トーンの澄んだ寒色で、深めに入れてください」
トーンの数字と濁りの量、この2つだけ渡せば十分です。16タイプの名前を説明する必要はありません。
まとめ
- クールサマーの髪色は、1stだけでは2〜4トーンぶんの幅が残る
- 中心を決めているのは2nd。ライトサマー寄り・ソフトサマー寄り・クールウィンター寄り
- 見分けは髪で取れる。地毛の透け方・灰みへの反応・根元との差への耐性
- 2ndが割れたら明るい側から。戻しやすいほうから始める
- 読めないときは中心から入って、4週目の抜け方で判定する
1stは動かさず、2ndだけを動かす。決める場所が1つになると、迷う時間が短くなります。中心が決まってしまえば、次からの来店は幅の中の調整だけで済みます。
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よくある問い
- Q. クールサマーに似合う髪色は何ですか
- 1stだけでは決まりません。同じクールサマーでも、2ndがライトサマー寄りなら中心は9〜10トーンの明るい寒色、ソフトサマー寄りなら7〜8トーンの灰み寄り、クールウィンター寄りなら5〜6トーンの澄んだ寒色になります。3つの中心は2〜4トーンぶん離れているので、1stの名前だけを頼りに選ぶと、半分の確率で外れます。
- Q. 2ndは、どうやって見分けますか
- 髪そのもので取れます。地毛を日光に透かして、明るく起きてくるならライトサマー寄り。灰みを足したときに顔が起きるならソフトサマー寄り。根元が伸びて2色に分かれても違和感が出ないならクールウィンター寄りです。布を使う判定とは別の目盛りなので、服の診断結果と食い違っても構いません。見ているものが違うだけです。
- Q. 2ndが2つ同じくらい当てはまります
- 明るさの側を優先してください。ライトサマー寄りかクールウィンター寄りかで割れたときは、まずライトサマー側の中心から始めます。明るい側から入ると、合わなかったときに暗くする方向へ戻せます。暗い側から始めると、明るくする過程で黄みが出て、寒色を保ったまま戻すのが難しくなります。戻しやすいほうから始めるのが原則です。
- Q. 2nd が無いように見えるときは
- 3つとも当てはまらない場合は、クールサマーの中心そのもの、つまり7〜8トーンの澄んだ寒色から始めてください。そのうえで、4週目に抜けた色を見ます。明るく抜けたならライトサマー側、濁って抜けたならソフトサマー側、色みが残ったままならクールウィンター側です。1回の施術が判定材料になります。
- Q. 服の診断ではソフトサマー寄りと言われましたが、髪では違う結果が出ます
- 食い違って構いません。布は顔から離れた位置に置くこともでき、面積も自由に変えられますが、髪は顔に接した面積が固定です。同じ人でも、顔に接する条件で見ると別の側が出ることがあります。髪の判定は髪で取り、服の判定は服で取ってください。どちらかが間違っているわけではありません。
— メグラシ編集部




