イエベ春の水色|1色では決まらない。隣に置く暖色との面積比で決める

水色が似合うかどうかを、水色だけを顔に当てて判定していませんか。イエベ春でその方法を使うと、たいてい「合わない」という答えが出ます。
答えが出ないのは当然です。水色はイエベ春の色域の外側にある色なので、単独では成立しないからです。 決めているのは、隣に何がどのくらい置かれているかのほうです。
先に結論|比率で決まる
イエベ春で水色が成立するかどうかは、次の1点で決まります。
胸から上に見えている面のうち、水色と暖色がどんな比率で並んでいるか。
- 7対3(水色が多い):水色が主役になる。淡い水色向き
- 5対5:どちらも主役にならない。いちばん決まらない
- 3対7(暖色が多い):水色が差し色になる。濃い水色向き
手持ちの水色が合わないと感じたなら、色そのものではなく比率を疑ってください。
なぜ比率なのか|水色は外側の色
イエベ春の色域は、黄みを含んだ明るい色の側に集まっています。水色は、そこから離れた位置にあります。
離れた色を1色だけ顔の近くに置くと、その色だけが独立して見えます。顔の側と会話しないので、色が浮いた状態になります。
一方、近くに黄みを含んだ色があると、水色はその色との対比として読まれます。 単独の色ではなく、組み合わせの一部になります。組み合わせの一部になった水色は、外側の色であっても居場所が決まります。
- 単独 → 浮く
- 組み合わせの一部 → 収まる
だから判定に必要なのは、水色の色みではなく比率のほうです。色みは同じでも、比率が変われば結果が変わります。
面積は、胸から上だけで数える
比率を数える範囲を決めておきます。
胸から上に見えている面だけを勘定に入れてください。
- トップスの上半分
- 羽織の襟、前を開けたときの見え幅
- インナーの見え幅
- 首元の巻きもの
- 耳もとの小物
- 髪の色み
ボトムスや靴は入りません。判定は立った状態で揃えてください。座ると見えている面が変わるので、日によって数字がぶれます。
数え方は厳密でなくて構いません。7割か、半分か、3割か。この3つに振り分けられれば十分です。細かく数えようとすると、かえって判定が止まります。 ぱっと見て「水色のほうが多い」と思えたら7対3、「同じくらい」と思えたら5対5です。迷った時点で5対5と考えて、どちらかへ寄せてください。
比率①|水色7・暖色3
水色が主役になる比率です。トップス全体が水色で、暖色は首元か耳もとに小さく入っている状態がこれにあたります。
- 水色が面として広がり、暖色が点として置かれる
- 視線は水色の面に留まり、暖色が顔の側へ温度を返す
- 淡い水色でよく成立する
濃い水色でこの比率にすると、水色だけが強く立ちます。 濃い水色を使うときは、次の3対7へ回してください。
暖色の3割は、小さくて構いません。細い巻きものを1本足すだけでも、この比率には届きます。
置く場所は、首元がいちばん効きます。顔に近く、視線が集まる位置だからです。同じ面積でも、裾のあたりに置いた暖色はほとんど効きません。面積が同じなら、顔に近いほうを選んでください。
比率②|5対5|いちばん決まらない
水色と暖色が同じくらいの面積で並んでいる状態です。よくあるのは、水色のトップスに暖色の羽織を合わせて、両方が同じくらい見えている場合です。
- どちらも主役にならず、視線が留まる場所ができない
- 対比としても読まれず、2色が並んでいるだけになる
- 顔の側に返ってくるものが無い
この状態は、水色が合わないのではなく比率が決まっていないだけです。 どちらかを削れば、すぐに解決します。
5対5が起きやすいのは、羽織を着ているときです。前を開けた羽織は、面積の見え方が動きの中で変わり、気づかないうちに半々になります。羽織を使う日は、前をどこまで開けるかを最初に決めておくと、比率が安定します。全部開けるか、留めるか。中間が5対5です。
比率③|水色3・暖色7
水色が差し色になる比率です。暖色のトップスに、首元や耳もとで水色を効かせている状態がこれにあたります。
- 暖色が面として広がり、水色が点として置かれる
- 視線は水色の点に集まる。面積が小さいぶん、色は強くてよい
- 濃い水色でよく成立する
濃い水色は面積が小さくても強く出るので、この比率のほうが収まります。濃さと面積は反比例させると覚えておくと選びやすくなります。
この比率のとき、水色を置く位置は1か所に絞ってください。首元と耳もとの両方に置くと、点が2つになって視線が分かれます。1か所に絞ると、そこから顔へ視線が返ってきます。どちらか迷ったら、顔に近い首元を選んでください。
比率と水色の濃さを組み合わせる
| 比率 | 淡い水色 | 中くらいの水色 | 濃い水色 |
|---|---|---|---|
| 7対3 | 成立する | 成立する | 水色だけが立つ |
| 5対5 | 決まらない | 決まらない | 決まらない |
| 3対7 | 弱くて効かない | 成立する | 成立する |
淡い水色は7対3、濃い水色は3対7、中くらいはどちらでも成立します。5対5だけは、濃さに関係なく決まりません。
濃さの見分けは、白い紙と並べるだけで足ります。紙と並べて色みがはっきり分かれれば濃い側、ほとんど差が出なければ淡い側です。判定は昼の窓辺で、光沢のない面を使うと安定します。
比率が効いているかを、その場で確かめる
比率を作ったあと、効いているかどうかは鏡の前で確かめられます。見るのは水色ではなく、顔の側です。
- 鏡の前に立って、正面を向く
- 視線が最初にどこへ行くかを見る。水色の面か、暖色の点か、顔か
- 3秒たっても視線が定まらなければ、比率が5対5に寄っています
視線が水色か暖色のどちらかに一度留まって、そのあと顔へ戻ってくるのが、比率が効いている状態です。留まる場所が1か所あることが条件で、どちらに留まるかは問いません。
判定を写真でやる場合は、全身ではなく胸から上だけを写してください。全身で撮ると、ボトムスの面積が入ってきて別の比率になります。数えている範囲と、見ている範囲を揃えることが大切です。
どちらとも取れるとき①|暖色を足す場所がない
水色のトップス1枚しかなく、暖色を足せる小物も無い。この状況でも方法があります。
- 髪の色みを数に入れる:黄みを含んだ髪は、それ自体が暖色の面です。下ろしていれば胸から上の面積の一部になります
- インナーを1cm見せる:襟元から暖色を細く出すだけで、面としては小さくても位置が良いので効きます
- 袖をまくる:腕は胸から上には入りませんが、視線の通り道になるので補助にはなります
このうち最も効くのは、髪を下ろすことです。すでに持っているのに、数え忘れているのが髪の色みです。まとめた日と下ろした日で同じ服の印象が違うのは、比率が変わっているからです。
どちらとも取れるとき②|5対5になってしまう日
出かける直前に5対5だと気づいたら、足すのではなく削ってください。 足すほうは時間がかかり、削るほうは一瞬で終わります。
- 水色の羽織を脱いで、襟元から見せるだけにする → 7対3から3対7へ移る
- 暖色の巻きものを外す → 3対7から7対3へ移る
どちらへ寄せるかは、水色の濃さで決めてください。淡ければ水色を残し、濃ければ暖色を残します。
判断に迷ったら、面積の大きいほうを残すでも構いません。大きいほうを残せば、自然に7対3か3対7のどちらかへ落ちます。
どちらとも取れるとき③|水色の中身が違う
同じ「水色」と呼ばれていても、中身は分かれます。緑みを含む水色と、紫みを含む水色があります。
- 緑みを含む水色 → イエベ春の側に少し近い。比率の許容が広い
- 紫みを含む水色 → 遠い側。比率をきっちり作る必要がある
見分けは、白い紙の上に置いて真上から見るだけです。青緑の気配があれば緑み、藤色の気配があれば紫みです。
紫みの水色でうまくいかないときは、比率を3対7に振り切ってください。遠い色ほど、面積を小さくすると収まります。 7対3で試して駄目だったからといって、その1枚が使えないわけではありません。もう片方の比率をまだ試していないだけ、ということがよくあります。
小物で比率を作る
比率は、服を買い替えずに作れます。胸から上の面に置ける暖色の候補は次のとおりです。
- 首元に沿わせる細い巻きもの
- 襟から1〜2cm見せるインナー
- 耳もとの小物
- 髪を下ろした状態の、髪の色み
このうち2つを組み合わせれば、3割には届きます。面積は思っているより小さくて足ります。 首元は視線が集まる位置なので、小さくても数字以上に効きます。
逆に、暖色を大きく足しすぎると5対5へ落ちます。足すのは2つまでという上限を決めておくと、比率が崩れません。
同じ比率は、他の外側の色にも使える
この考え方は水色だけのものではありません。イエベ春の色域から離れた色は、どれも同じ形で扱えます。
- 灰みの強い青
- 青みの寄ったピンク
- 黒に近い濃紺
どれも単独では浮きますが、暖色との比率を7対3か3対7に振れば居場所ができます。濃い色ほど3対7、淡い色ほど7対3という原則も共通です。
つまり、覚えるのは色のリストではなく比率のほうです。手持ちに「合わないと言われた色」があるなら、まず比率で試してから判断してください。色のリストは増え続けますが、比率は3つしかありません。
ただし、離れ方が大きい色ほど許容が狭くなります。水色は3対7でだいたい収まりますが、黒に近い濃紺は3対7でも面積を小さめに取る必要があります。遠い色ほど、面積の側で慎重にと覚えておいてください。
手持ちの水色を、着られる順に並べ直す
いま持っている水色を全部出して、次の順で並べてください。所要は15分ほどです。
- 白い紙と並べて、濃いか淡いかで2つに分ける
- 淡いほうは、そのまま7対3で使える。暖色の小物を1つ決めておく
- 濃いほうは、3対7で使う。暖色のトップスと組み合わせて、どこに水色を置くかを決める
この作業のあと、着られないと思っていた1枚が使える側に移ることがよくあります。 移らなかったものは、比率ではなく色みの問題なので、そこで初めて手放すかどうかを考えれば足ります。
まとめ
- 水色はイエベ春の外側の色なので、単独では判定できない
- 決めているのは、胸から上の面での水色と暖色の面積比
- 淡い水色は7対3、濃い水色は3対7。5対5だけは決まらない
- 暖色は小物2つで足りる。髪の色みも面積に数えられる
- 出先で5対5に気づいたら、足すのではなく削って寄せる
比率で考えると、手持ちの水色はほとんど使い切れます。似合う色の一覧を探し直す必要もありません。
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よくある問い
- Q. イエベ春に水色は似合いますか
- 単独では答えが出ません。水色はイエベ春の色域の外側にあるので、1色だけで顔に当てると多くの場合は浮いて見えます。ただし、暖色と並べたときの面積比が7対3か3対7に振れていれば成立します。決まらないのは5対5のときです。手持ちの水色が合わないと感じたなら、色そのものではなく比率を疑ってください。
- Q. 面積比は、どこで数えますか
- 胸から上に見えている面だけで数えます。トップスの上半分、羽織の襟、インナーの見え幅、首元の巻きもの、耳もとの小物。この範囲に入っているものだけを勘定に入れてください。ボトムスや靴は、この判定には入りません。座っているか立っているかで見え方は変わりますが、判定は立った状態で揃えます。
- Q. 暖色を足す場所がありません
- 面積は小さくて構いません。3割というのは、胸から上の面のうち3割という意味なので、首元に細い巻きものを1本足すだけでも届きます。耳もとの小物、襟から見せるインナー、髪の色みも面積に数えられます。服を買い替えなくても、いま持っているもので比率は作れます。
- Q. 5対5になってしまう日はどうしますか
- どちらかを削って、7対3か3対7へ寄せてください。足すより削るほうが速く動きます。水色の羽織を脱いで襟元だけ見せる、暖色の巻きものを外す。どちらでも構いません。5対5は水色と暖色が同じ強さで並んでいる状態で、視線がどちらにも留まらないため、顔の側に何も返ってきません。
- Q. 水色の濃さによって比率は変わりますか
- 変わります。淡い水色は面積が大きくても強く出ないので、7対3のまま成立します。濃い水色は面積が小さくても強く出るため、7対3にすると水色だけが立ちます。濃い水色を使うときは3対7の差し色として置いてください。濃さの見分けは、白い紙と並べて色みがはっきり分かれるかどうかで判定できます。
— メグラシ編集部





