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ズボンにインする|抜けてくる人は、ウエストから下に入る長さを測る

メグラシ編集部//読了 20分
ズボンのウエストの内側に横から指を差し入れ、白いシャツの裾を深く入れている手元

今日ズボンに入れているトップスの裾が、ウエストの帯の内側でどこまで下に届いているか、指を差し入れて確かめてみてください。

**帯の上端から指4本の幅(7〜8cm)以上入っていれば、一日抜けてきにくい長さです。**指4本に届かないなら、座ったり腕を上げたりするたびに、裾が少しずつ上がってきます。入れ方を工夫するより先に、この長さで「全部入れる」か「前だけ入れる」かを決めるほうが、ずっと確実です。

ズボンにインするときの悩みは、大きく2つに分かれます。ひとつは「入れると太って見える」という見た目の悩み、もうひとつは「入れても抜けてくる」という持ちの悩みです。見た目のほうは、トップスの裾の形やズボンの股上で決まることが多く、服をズボンに入れる|秋のシャツとニットは裾の形で入れ方が変わるやトップスインとお腹まわり|股上で決まる入れ方4種をcmで判定にまとめています。この記事は、もうひとつの「抜けてくる」ほうを扱います。

結論:抜けるかどうかは、帯の下に入る長さで決まる

帯の上端から下に入る長さ抜け方入れ方
指3本未満(5cm前後まで)座る・腕を上げるですぐ抜ける全部は入れない。前だけ入れる
指3〜5本(5〜10cm)動きによって抜けるその日の動きで決める
指5本〜手のひら2枚(10〜15cm)ほぼ抜けない全部入れる。脇の余りを後ろへ送る
手のひら2枚超(15cm以上)抜けないがお尻にたまる後ろを折り上げてから入れる

この表の真ん中、指3〜5本のところが「どちらとも取れる」帯です。ここに入るトップスがいちばん多く、また迷いやすいので、後の章で厚めに書きます。

指の幅は人によって少しずつ違いますが、指4本をそろえた幅が7〜8cm前後という人が多いです。定規で一度、自分の指4本と手のひらの幅を測っておくと、その後は定規なしで測れるようになります。

なぜ、入れ方より長さなのか

ズボンにインしたトップスは、帯と体の間に挟まれて止まっています。止めているのは、帯が体を押さえる力と、トップスの生地が帯の内側にこすれる力です。

座ると、お腹から腰にかけての前側が縮み、トップスの裾は上に引っぱられます。腕を上げると、脇の下から裾までの生地が上に持ち上がり、横から裾が引き抜かれます。前かがみになると、背中側の生地が下から引っぱられ、後ろの裾が上がってきます。

このとき、帯の下に入っている長さが短いと、引っぱられた分だけで裾の端が帯の上に出てしまいます。長さが十分あれば、引っぱられても裾の端はまだ帯の下にとどまり、立ち上がったときに自然と元の位置に戻ります。

言いかえると、入っている長さは「動いたときに、どこまで引っぱられても大丈夫か」という余裕の量です。座る、腕を上げる、前かがみになる。どの動きでも裾は数cmずつ上に引かれるので、その数cmを差し引いてもまだ帯の下に端が残るだけの長さがあれば、抜けてきません。指4本という目安は、この余裕がちょうど残る長さです。

入れ方の工夫(脇でたたむ、インナーに挟む)は、この「戻る力」を少し強くするものです。でも、そもそも入っている長さが足りなければ、どれだけ工夫しても、動くたびに端が帯の上に出ます。だから順番は、まず長さを測り、次に入れ方を選ぶです。

測り方|着た状態で、帯の上端から裾の端まで

測るのは、トップスの着丈そのものではなく、ズボンをはいた状態で、帯の上端から下に裾が何cm入るかです。同じトップスでも、合わせるズボンの帯の位置によって、入る長さは変わります。

  1. トップスを着て、ズボンをはく。トップスはまだ外に出しておく
  2. ズボンの帯の上端の位置に、トップスの前の中心を指で押さえる
  3. 押さえた場所から、トップスの裾の端までを指の幅で数える
  4. 同じことを脇と後ろの中心でもやる

前・脇・後ろの3か所で測るのは、多くのトップスが場所によって裾の高さが違うからです。前より後ろが長いもの、脇に切れ込みがあって脇だけ短いものなど、形はさまざまです。3か所のうち、いちばん短い場所の長さが、そのトップスの「入る長さ」になります。抜けてくるのは、いつもいちばん短い場所からだからです。

前が短く後ろが長いトップスは、前で測った長さが入る長さになります。後ろが手のひら2枚分あっても、前が指3本しかなければ、座ったときに前から抜けてきます。この形のトップスは、もともと前だけ入れて後ろを出すことを考えて作られていることも多いので、次の章の前だけ入れる形と相性がよいです。前の長さが指4本以上あるなら、全部入れて、後ろの余りを次の章のやり方で折り上げてください。

裾が丸くカーブしたシャツは、前と後ろの中心がいちばん長く、脇がいちばん短くなっています。脇で測って指4本あるかどうかを見てください。脇が短いシャツは、全部入れても脇から抜けてきやすいので、脇の余りを後ろへ送るときに、脇の裾も一緒に下へ引いておくと止まりやすくなります。

脇に切れ込み(スリット)のあるトップスは、切れ込みの上端から下は二枚に分かれていて、止める力が弱くなります。切れ込みのある脇は、切れ込みの上端から裾までの長さを入る長さに数えず、切れ込みの上端までで測ってください。

指3本未満の短い裾は、前だけ入れる

帯の下に入る長さが指3本に届かないトップスは、全部入れても、最初に座ったときに脇か後ろから抜けてきます。この長さのトップスは、前だけ入れる形にしてください。

前だけ入れるときは、前の中心から左右に手のひら1枚分ずつ、合わせて手のひら2枚分の幅を帯の内側に入れます。脇と後ろは外に出したままにします。こうすると、腰に前だけ帯の線が見えて、全部出したときよりも脚が長く見えます。

前だけ入れた形でも、入れている前の部分がまた抜けてくることがあります。それを防ぐのは、入れる前に裾の前の端を内側へ一度折り返してから入れるやり方です。折り返すと生地が二重になり、帯の内側でこすれる面が増えるので、短い長さでも止まりやすくなります。

前だけ入れる形が向かないのは、トップスの前に大きな柄や切り替えがある場合です。帯の線で柄が途中で切れると、柄が中途半端に見えます。その場合は、入れずに全部出して、上に羽織る服の丈で腰の位置を見せるほうが落ち着きます。

指5本以上なら、全部入れて脇の余りを後ろへ送る

帯の下に入る長さが指5本(10cm前後)以上あるトップスは、全部入れても一日抜けにくい長さです。この長さなら、入れ方を少し整えるだけで、座っても腕を上げても崩れません。

整えるのは、脇の余りです。トップスを全部入れると、多くの場合、脇に生地の余りが出て、横から見たときに腰がふくらんで見えます。この余りを、そのままにせず、後ろへ送ります。

  1. トップスを全部ズボンに入れ、帯を留める前に、脇の生地を指でつまむ
  2. つまんだ余りを、背中側へ向けて平らにたたむ
  3. たたんだまま、手のひらで押さえて帯を留める

こうすると、脇はすっきりして、余りは背中側の帯の内側に収まります。背中側は座っても縮まない場所なので、たたんだ余りがほどけにくく、抜けてくる力も弱くなります。

この入れ方は、シャツのように張りのある布でいちばん効きます。とろみのある柔らかい布は、たたんでも生地がすべって元に戻りやすいので、次の章の「下に1枚入れる」と組み合わせてください。

手のひら2枚を超える長い裾は、後ろを折り上げてから入れる

帯の下に手のひら2枚分(15cm前後)を超えて入るトップスは、抜けてくることはほとんどありません。そのかわり、余った裾がお尻の丸みの上で折れて、後ろ姿に段ができやすくなります。座ると、その段が帯の上に押し上げられて、後ろの腰がふくらんで見えることもあります。

この長さのトップスは、入れる前に後ろの裾だけを内側へ折り上げてから入れます。折り上げる量は、入る長さが手のひら1枚半(12cm前後)になるくらいが目安です。前はそのまま入れ、後ろだけ短くする形です。

裾の長いシャツや、腰まで覆う丈のブラウスは、この長さになりやすいトップスです。とくに、ワンピースとしても着られるくらい長いシャツは、そのまま入れるとお尻のまわりに生地が大きくたまります。その場合は、前だけ入れる形のほうが、全部入れるよりも後ろ姿がすっきりします。

長いトップスで抜けないのは良いことですが、入れすぎて生地がたまると、今度はお手洗いのたびに入れ直すのに手間がかかります。長さがあり余るときは、短くしてから入れる。これがいちばん手間の少ない形です。

どちらとも取れる長さ(指3〜5本)の日は、動きで決める

いちばん迷うのが、帯の下に入る長さが指3〜5本、5〜10cm前後のトップスです。全部入れても抜けない日もあれば、昼には抜けてくる日もあります。この差を決めているのは、その日にどれだけ座るか、腕を上げるかです。

座る時間で決める

座っている時間が長い日は、裾が上に引っぱられている時間も長くなります。目安として、その日に1時間以上続けて座る予定がある日(電車での長い移動、会議、映画、ゆっくりした食事)は、指4本前後のトップスは全部入れずに前だけ入れてください。座っている時間が30分以内の細切れの日なら、全部入れても、立ち上がるたびに裾が戻ってくるので、抜けにくくなります。

腕を上げる回数で決める

腕を上げる動きは、横から裾を引き抜きます。高い棚の物を取る、つり革につかまる、子どもを抱き上げる、洗濯物を干す。こうした動きが多い日は、指4本前後のトップスは脇から抜けやすくなります。腕を上げる予定が多い日は、前だけ入れるか、全部入れる場合は次の章の「下に1枚入れる」を足してください。

確かめ方:鏡の前で3つの動きをする

決めかねたら、出かける前に鏡の前で試します。全部入れた状態で、椅子に深く座って10秒、両腕を頭の上まで上げて5秒、靴ひもを結ぶように前かがみになって5秒。この3つの動きをしたあと、立ち上がって鏡を見て、裾がどこか1か所でも帯の上に出ていたら、その日は前だけ入れる形にします。どこからも出ていなければ、全部入れて出かけて大丈夫です。

この試しは20秒ほどで終わります。指3〜5本のトップスを着る日だけでいいので、出かける前の習慣にしておくと、昼に慌てて入れ直すことが減ります。

車を運転する日は、少ないほうに寄せる

車の運転は、座ったまま腕を前に伸ばし、ハンドルを回すたびに脇が上がる動きです。座る時間と腕を上げる動きが同時に重なるので、指4本前後のトップスはほぼ確実に抜けてきます。運転する日は、迷わず前だけ入れる形にしてください。

全部と前だけの間の形もある

全部入れるか前だけ入れるかの二択で決めきれない日は、その間の形を使います。ひとつは、前と片方の脇まで入れて、もう片方の脇と後ろは出す形です。入れた側に帯の線が斜めに見えるので、前だけ入れるよりも動きが出ます。抜けやすいのは出している側ではなく入れている脇なので、腕をよく上げる側(利き手の側)は出しておくと、入れた部分が崩れにくくなります。

もうひとつは、前と両脇まで入れて、後ろの中心だけ出す形です。後ろ姿で裾が少し出ているのが見えますが、前から見るとほぼ全部入れているように見えます。前かがみになっても、もともと出している後ろは崩れようがないので、指3〜5本のトップスで全部入れに近い見た目にしたい日に向いています。

下に1枚入れると、短い裾でも止まりやすくなる

どちらとも取れる長さのトップスで、全部入れたい日には、下に薄手のインナーを1枚着て、そのインナーを先にズボンに入れるやり方があります。

インナーを先に入れて帯を留めると、帯の内側にインナーの生地が1枚挟まります。その上からトップスを入れると、トップスの裾は帯と体の間ではなく、帯とインナーの間に入ることになります。インナーの表面はトップスの裏と比べて滑りにくい生地が多いので、こすれる力が増えて、短い裾でも抜けにくくなります。

インナーは、着丈の長いもの(帯の下に手のひら2枚分ほど入るもの)を選んでください。インナー自体が抜けてくると、効果がなくなります。素材は、薄手の綿や、表面に少し凹凸のある編み地が向いています。つるつるした化学繊維のインナーは、トップスがその上を滑りやすいので、逆効果になることがあります。

秋はインナーを1枚重ねても暑くならない季節なので、このやり方がいちばん使いやすい時期でもあります。

インナーの色は、トップスが薄手で透けるときだけ気にすれば足ります。透けない厚さのトップスなら、インナーの色は外から見えないので何色でもかまいません。透ける白や明るい色のトップスには、自分の肌に近い色のインナーを選ぶと、帯のあたりにインナーの線が浮き出にくくなります。

インナーの裾は、トップスより先に、トップスより深く入れるのがこつです。インナーの端がトップスの端より上にあると、トップスの裾がインナーの端に引っかかって、かえって抜けやすくなることがあります。帯の下で、インナーの端がトップスの端よりも指1本分ほど下にあるのが理想です。

ズボンの側で変わること|帯のしまり具合

同じトップスでも、合わせるズボンによって抜けやすさは変わります。見るのは、帯がどれくらい体にしまっているかです。

ズボンをはいて帯を留めた状態で、前の中心から帯の内側に指を差し入れてみてください。

  • 指が1本しか入らない:しまりが強い。抜けにくいが、トップスを入れる余地も少ない
  • 指が2本入る:ちょうどいい。トップスを入れても帯がよく押さえる
  • 指が3本以上入る:ゆるい。トップスが帯の中で動いて、抜けやすい

指が3本以上入るズボンは、トップスの長さが十分でも、帯の中で裾が泳いで、少しずつ上がってきます。ベルトのループがあるズボンなら、ベルトで指2本までしめてください。ベルトのループがない、ゴムのウエストのズボンは、帯のゴムが体を押さえる力がもともと弱めなので、トップスは帯の下に指5本以上入る長いものを選ぶか、前だけ入れる形にします。

帯の位置が高いズボン(おへそより上で留まるもの)は、帯から下の長さが同じでも、体の丸みの上で止まるので、低い帯のズボンより抜けにくい傾向があります。逆に、腰骨のあたりで留まる低い帯のズボンは、座ると帯が下がって、裾との距離が開きやすくなります。低い帯のズボンには、長めのトップスを合わせてください。

素材で変わる抜けやすさ

トップスの生地によっても、抜けやすさは変わります。目安を表にまとめます。

生地抜けやすさ合わせ方
張りのある綿のシャツ抜けにくい指4本あれば全部入れてよい
とろみのある柔らかいブラウス抜けやすい指5本以上あるときだけ全部入れる
薄手のカットソー中くらいインナーを先に入れると安定する
薄手のニット(裾がゴム編みでない)中くらい脇の余りを後ろへ送る
裾がゴム編みのニット戻ってくる入れずに、裾を内側へ折り返す

とろみのある柔らかいブラウスが抜けやすいのは、表面が滑らかで、帯の内側でこすれる力が弱いからです。同じ長さの綿のシャツより、指1本分ほど長さが必要になると考えてください。

裾がゴム編みのニットは、入れると、ゴム編みの部分が縮もうとして上に戻ってきます。これは長さとは別の理由なので、長さが十分でも抜けてきます。ゴム編みのニットは、ズボンに入れるよりも、裾を内側へ一度折り返して、帯のすぐ上に乗せる形のほうが一日崩れません。

厚みのあるトップスは、長さより厚みを見る

秋が深まって厚手のニットやスウェットを着るようになると、長さが足りていても、入れると帯のまわりが大きくふくらみます。厚手の生地は帯の内側で場所を取るので、帯がしまらず、指が3本以上入るゆるい状態と同じになって抜けやすくもなります。

目安は、トップスの裾を指でつまんだときの厚みです。つまんだ厚みが、親指と人差し指の間で5mmを超えるなら、全部入れるのは向いていません。前だけ入れるか、裾を内側へ折り返して帯の上に乗せる形にしてください。5mm以下の薄手なら、長さの目安どおりに決めて大丈夫です。

同じ考え方は、スカートにも使える

この記事ではズボンを中心に書いていますが、スカートにトップスを入れるときも、抜けてくる理由は同じです。帯の上端から裾が何cm入るかを指で測り、指4本を境目にして決めてください。ただし、スカートは脚が分かれていないぶん、座ったときに帯が下へ引かれる力がズボンより弱いことが多く、同じ長さでもズボンより抜けにくい傾向があります。指3〜5本のどちらとも取れる長さでは、スカートの日は全部入れる側に寄せてもかまいません。

一日の中で直すなら、お手洗いのついでに

どれだけ長さが足りていても、一日のうちに一度も直さずに済むとは限りません。直すタイミングを決めておくと、気になって何度も手をやることが減ります。

いちばん直しやすいのは、お手洗いのついでです。ズボンを一度下ろすので、トップスの裾を引き出して入れ直すのに手間がかかりません。お手洗いを出る前に、全部入れの形なら脇の余りを後ろへ送り直し、前だけ入れの形なら前の端を折り返し直してください。

鏡がない場所で直すときは、手で確かめます。両手を背中側に回して、帯の上端を左から右へなぞります。指先に裾の端が触れたら、そこが抜けている場所です。その場所だけ、指で帯の内側へ押し込みます。手で一周なぞるのは5秒ほどで、人前でも目立ちません。

押し込むときは、上からではなく横から

抜けた裾を入れ直すとき、帯の上から指で真下へ押し込むと、入った生地が帯のすぐ下で丸まって、またすぐ上に戻ってきます。押し込むときは、帯の内側に指を横から差し入れて、裾の端をつまんで下へ引くようにしてください。押し込むのではなく、引き下ろすつもりで入れると、生地が帯の下で平らに伸びて、元の長さのまま収まります。

直す回数が多いトップスは、仕分けを見直す

一日に何度も直しているトップスは、長さの仕分けが合っていない合図です。全部入れの仕分けにしていたなら、次からは「動きで決める」か「前だけ」に一段下げてください。仕分けは一度決めたら終わりではなく、洗濯を重ねて着丈が縮んだり、合わせるズボンが替わったりすると変わります。直す回数が増えてきたと感じたら、もう一度指で測り直すのが近道です。

外出先では、帯をゆるめないで直す

外出先で直すときに、ズボンの帯をゆるめたり留め具を外したりすると、留め直したときに入れた長さが変わりやすくなります。帯は留めたまま、横から指を差し入れて引き下ろすだけにしてください。ズボンを下ろせるお手洗いの中以外では、この方法がいちばん崩れません。

秋のトップス別、入れる長さの目安

秋によく着るトップスで、多くの場合どのあたりの長さになるかをまとめます。ただし、同じ種類でも形によって大きく違うので、最後は必ず自分で測ってください。

トップス多い長さまず試す形
長袖のシャツ指5本〜手のひら2枚全部入れて脇を後ろへ送る
丈の短めのブラウス指3〜4本前だけ入れる
薄手の長袖カットソー指4〜5本インナーを先に入れてから全部入れる
薄手のニット指3〜5本動く日は前だけ、座らない日は全部

シャツは、もともと入れて着る前提で作られているものが多く、裾が長めです。入れやすいトップスの代表なので、ズボンにインする練習をするなら、まずシャツから始めるのが近道です。

丈の短めのブラウスやニットは、最近はズボンの帯の上で着る前提の形が増えていて、入れようとすると長さが足りないことがあります。こうしたトップスを無理に全部入れようとせず、前だけ入れるか、入れずに着るかを、長さで決めてください。

薄手の長袖カットソーは、同じ種類でも着丈の幅がいちばん広いトップスです。腰骨にかかる短めのものから、お尻が隠れる長めのものまであるので、表の目安はあくまで中くらいの丈の場合です。手持ちのカットソーが何枚かあるなら、1枚ずつ測って仕分けておくと、朝に迷う枚数がいちばん減るのもカットソーです。売り場で新しく選ぶときは、ズボンに入れて着たいなら、試着室で帯の下に指5本入るかを確かめてから決めてください。

一日の過ごし方ごとの決め方

同じトップスとズボンでも、その日の過ごし方で選ぶ形は変わります。よくある4つの日で、指4本前後のトップスをどう入れるかを書きます。

通勤の日

電車で立っていれば、つり革をつかむ腕の動きで脇から抜けやすくなります。座れれば、今度は座っている時間が長くなります。どちらにしても抜けやすい条件がそろうので、通勤の日は、職場に着いてから一度入れ直す前提で、家では前だけ入れて出るのもひとつの方法です。職場で全部入れの形にして、帰りはまた前だけに戻す。行き帰りの間だけ形を変えると、職場にいる時間はきちんと全部入れの形でいられます。

子どもと過ごす日

抱き上げる、しゃがんで目線を合わせる、手を引いて歩く。子どもと過ごす日は、腕を上げる動きと前かがみの動きが一日に何十回も重なります。この日は、指5本以上あるトップスでも、前だけ入れる形にしておくと気になりません。全部入れたい日は、着丈の長いインナーを先に入れて、その上から入れてください。

家事の日

洗濯物を干す、高い棚を拭く、床に座って片づける。家事も腕を上げる動きと前かがみが多い日です。家の中で過ごす日は、抜けてきても困る場面が少ないので、無理に入れずに外に出して着るのがいちばん楽です。宅配の受け取りや近所への外出があるときだけ、玄関で前だけ入れれば十分です。

食事の約束がある日

座る時間は長いものの、腕を大きく上げる動きはほとんどない日です。指4本以上あれば、全部入れて出かけて大丈夫です。お店に着いて座る前に、一度帯の上端を手でなぞって、抜けている場所がないかを確かめておくと、食事の途中で気にせずに済みます。食後に立ち上がったとき、裾が少し上がっているのを感じたら、お手洗いのついでに入れ直してください。

よくある失敗と、その直し方

入れた直後は平らなのに、数分で前がふくらむ

帯を留める前に、トップスの裾を下へ引いていないことが多いです。入れたあと帯を留める前に、両手で裾を下へ軽く引いて、生地のたるみを帯の下へ送ってから留めてください。留めてからでは、たるみが帯の上に残ってふくらみになります。

全部入れると、上半身だけ窮屈に見える

裾を下へ引きすぎて、上半身の生地に余りがなくなっています。帯を留めたあと、両腕を一度上に上げてから下ろすと、帯の上に指1本分ほどの余りが自然にできます。この少しの余りがあると、腕を動かしたときに裾が引き抜かれにくくもなります。

前だけ入れたのに、左右で入れる量が違ってしまう

前の中心を決めずに入れると、片側だけ多く入りがちです。入れる前に、トップスの前の中心(ボタンのある服ならボタンの列、ない服なら襟ぐりの真ん中の下)を、ズボンの前の中心に合わせてから、左右に手のひら1枚分ずつ入れてください。鏡がなくても、中心を合わせるだけで左右はほぼそろいます。

インナーごと全部抜けてくる

インナーの着丈が足りていません。インナーも、帯の下に手のひら2枚分ほど入る長さがないと、トップスと一緒に上がってきます。手持ちのインナーで足りないときは、インナーをズボンの中ではなくショーツの中に入れてから、ズボンをはくと止まりやすくなります。

5分でできる、手持ちのトップスの仕分け

一度まとめて測っておくと、朝の判断がぐっと早くなります。

  1. よく合わせるズボンを1本はく
  2. ズボンに入れて着たいトップスを、順に1枚ずつ着る
  3. 前・脇・後ろの3か所で、帯の上端から裾の端までを指で測る。いちばん短い場所の長さを覚える
  4. 指3本未満は「前だけ」、指3〜5本は「動きで決める」、指5本以上は「全部」、手のひら2枚超は「後ろを折り上げる」に分ける
  5. 仕分けた結果を、ハンガーに付けるタグかメモに書いておく

ズボンが何本かあるなら、帯の位置がいちばん低いものではいて測ってください。低い帯で足りているトップスは、他のズボンでもほぼ足ります。

5分ほどで、手持ちのトップスが4つに分かれます。朝に「今日はどう入れようか」と迷う時間がなくなり、昼に抜けてきて慌てることも減ります。

まとめ|入れ方の前に、長さを指で測る

  • 抜けてくるかどうかは、帯の上端から下に裾が何cm入るかで決まる。目安は指4本(7〜8cm)
  • 測るのは前・脇・後ろの3か所。いちばん短い場所が、そのトップスの長さ
  • 指3本未満は前だけ入れる。指5本以上は全部入れて脇の余りを後ろへ送る
  • 指3〜5本の日は、座る時間と腕を上げる回数で決める。迷ったら鏡の前で3つの動きを試す
  • 手のひら2枚を超える長さは、後ろを折り上げてから入れる
  • ズボンの帯は指2本でしめる。ゴム編みの裾のニットは入れずに折り返す

ズボンにインする形は、入れ方のコツよりも、長さが合っているかどうかで持ちが決まります。今日着ているトップスで、まず指を差し入れてみてください。

トップスの裾の形で入れ方を変える考え方は服をズボンに入れる|秋のシャツとニットは裾の形で入れ方が変わるを、入れたときの見た目が気になるときはトップスをインすると太って見える|骨格別に秋冬のニットとシャツを直すもあわせて読んでみてください。

よくある問い

Q. ズボンにインしても、すぐ抜けてきてしまいます
ウエストの帯の内側に指を入れて、トップスの裾がどこまで下に届いているかを確かめてください。帯の上端から指4本の幅(7〜8cm)に届いていなければ、座ったり腕を上げたりするたびに抜けてきます。入れ方を工夫するより、前だけ入れる形に切り替えるか、着丈の長いトップスに替えるほうが早く解決します。
Q. ズボンの中に服を入れると、お尻のあたりがもたつきます
入っている長さが長すぎることが多いです。帯の上端から手のひら2枚分(15cm前後)を超えて入っていると、余った裾がお尻の丸みの上で折れて段になります。この場合は、裾の後ろ側を内側へ一度折り上げてから入れるか、薄手のインナーだけを入れて、トップスは前だけ入れる形にしてください。
Q. ニットはズボンにインしても大丈夫ですか
薄手で、裾にゴム編みのないニットなら入れられます。裾がゴム編みになっているニットは、入れるとゴム編みの縮もうとする力で上に戻ってくるので、入れても抜けやすくなります。ゴム編みのニットは、裾を内側に折り返して帯の上に乗せる形のほうが、一日崩れにくく済みます。
Q. ベルトをすると抜けにくくなりますか
なります。ベルトで帯がしまると、裾が帯と体の間で押さえられるので、指4本に少し足りない長さでも抜けにくくなります。目安は、ベルトを締めた状態で帯の内側に指が2本入るくらいです。3本以上入るとゆるく、裾が上がってきます。

— メグラシ編集部

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