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メガネが似合う人と自分の違い|浮く・暗い・目が小さく見えるを直す

メグラシ編集部//読了 12分
紺のニットを着て髪をまとめた女性が、茶のべっ甲柄の眼鏡のつるを両手で持って位置を直しながら、横の鏡を見ている

**いま掛けているメガネを掛けたまま、鏡の前で眉を軽く上げ下げしてみてください。**眉の下の線が、枠の上辺とほぼ平行に動いて見えるなら、眼鏡はもう顔に沿って掛かっています。眉が枠の中に入り込んだり、枠の上に大きく離れたりするなら、似合って見える人との差は、まずそこにあります。

メガネが似合う人と、似合わない気がする自分。その差は、顔立ちよりも、眼鏡と顔の重なり方にあります。**似合って見える人は、特別な顔をしているのではなく、眼鏡と顔の線や色がそろっている人です。**だから、そろっていない所を見つければ、手持ちの1本でもかなり近づけます。

似合う形を選ぶ手順は眼鏡の似合う形を、いまの1本と比べて選ぶに、店頭で見る所はメガネフレームの選び方にまとめてあります。この記事は、掛けてみて「似合わない」と感じたときに、どこが外れているかを見つけて直す側の話です。

結論|似合う人は、眼鏡と顔の重なり方がそろっている

メガネが似合って見える人に共通しているのは、顔の形ではありません。眼鏡の線と色が、顔の線と色に重なってそろっていることです。

似合って見える人の条件見る場所外れるとどう見えるか
上辺が眉の下の線と平行眉と枠の上辺きつい、驚いた顔に見える
枠の色が髪か眉の色に近い枠・髪・眉眼鏡だけ浮く
枠の横幅が顔の幅とほぼ同じこめかみ顔が広く、または眼鏡が小さく見える
目がレンズの中心近くにある黒目の位置寄り目や離れ目に見える
レンズの映り込みが少ないレンズの表面目が見えず、表情が消える
左右が水平に掛かっている枠の下端顔が傾いて見える

**6つのうち、外れているのが1つか2つなら、手持ちの1本で直せることがほとんどです。**3つ以上外れているときは、その1本は顔に合っていない可能性が高いので、替える側を考えます。

自分の1本を、6つで点検する|鏡の前で3分

点検は、鏡から1m離れて立ち、正面を見た状態で行います。近づくと、眼鏡と顔の大きさの関係が実際とずれて見えるからです。

順番見ることそろっている外れている
1上辺と眉の下の線平行で、間が眉の太さくらい眉が枠に入る、または指1本以上離れる
2枠の色と、髪・眉の色どちらかに近いどちらからも離れている
3枠の端とこめかみ枠の端がこめかみの幅とそろう5mm以上はみ出す、または内側に入る
4黒目とレンズの中心黒目がレンズの中心から横3mm以内内側か外側に寄る
5レンズの映り込み照明が小さく映るだけ白い面が目を覆う
6枠の下端の傾き左右の高さがそろう片方が2mm以上下がる

1つずつ見て、外れている番号に丸を付けてください。丸の付いた番号が、この先の悩みのどれにつながっているかで、直し方が決まります。

悩み①|眼鏡だけ浮いて見える

顔はいつもどおりなのに、眼鏡だけが顔の上に乗っているように見える。いちばん多い悩みです。

浮いて見えるとき、多くは枠の色が、髪の色とも眉の色とも離れています。眼鏡は顔の中で目のすぐ近くにあるので、色が周りと離れていると、そこだけ別の物に見えます。似合って見える人の眼鏡は、髪か眉のどちらかと色がつながっていて、顔の中に収まっています。

浮いているかどうかは、目を細めて鏡を見ると分かりやすくなります。目を細めると細かい形がぼやけて、色と明るさの差だけが残ります。そのとき、眼鏡の枠が顔の中でいちばん先に目に入るなら、枠は周りから浮いています。髪や眉と一緒にひとかたまりに見えるなら、顔の中に収まっています。似合って見える人の顔をこの見方で見ると、眼鏡が目立つのではなく、目元全体がまとまって見えているはずです。

浮きの原因の切り分け

浮きの原因は色だけではありません。どこから来ているかを切り分けます。

見え方原因直し方
枠の色だけが目に入る色が髪・眉から離れている眉の色に近い枠にする
眼鏡が顔より大きく見える横幅が顔の幅を超えている幅を5mm狭める
眼鏡が顔の中に小さく見える横幅が足りない幅を5mm広げる
枠が光って見える枠の表面の艶が強い艶を抑えた仕上げにする
眼鏡の線と顔の線がぶつかる角の形と顔の線の向きが違う角の丸さを1段変える
服と合わない日だけ浮く服の色と枠の色が離れている服に枠と同じ系統の色を1か所

最後の行は、眼鏡そのものではなく、その日の服の問題です。眼鏡は同じでも、服の色によって浮く日と浮かない日があります。秋冬の服との合わせ方はメガネコーデ レディースにまとめてあります。

悩み②|顔が暗く、地味に見える

眼鏡を掛けると、顔の明るさが落ちて見える。表情が硬く、地味な印象になる。これは、枠の色が重すぎるか、枠の下端が目の下に影を作っているかのどちらかです。

暗さの原因がどちらかは、眼鏡を外して同じ位置から写真を撮り、掛けた写真と並べると分かります。掛けた写真だけ顔全体が暗いなら枠の色、目の下だけが暗いなら下端の影です。

黒の太い枠は、顔の中でいちばん濃い色になります。髪が明るい人や、肌が明るい人の顔では、枠だけが強く見えて、顔全体が沈みます。反対に、髪も眉も濃い人が淡い色の枠を掛けると、眼鏡がぼやけて表情の芯がなくなり、それも地味に見える原因になります。

枠の色と、髪・眉・肌の関係

枠の色は、髪と眉と肌のどれに寄せるかで決まります。

髪と眉の色合わせやすい枠の色重く見えやすい色軽すぎて見えやすい色
黒髪・濃い眉黒、濃い茶、濃い紺―透明、淡い金
黒髪・眉を明るく描く濃い茶、べっ甲太い黒透明
茶髪・茶の眉茶、べっ甲、ベージュ太い黒―
明るい茶髪明るい茶、淡いべっ甲黒―
白髪が混ざるグレー、銀、淡い茶太い黒―
髪と眉の色が大きく違う眉の色に近い枠髪の色に合わせた枠―
肌の明るさが際立つ肌に近い明るい色、細い金属太い黒―

**迷ったら、髪ではなく眉の色に合わせてください。**眉は眼鏡のすぐ上にあるので、眉と枠の色がつながっていると、顔の中で一本の線のように見えます。

枠の色を替えられないときは、口元か首元に明るい色を1か所置くと、目線が下にも分かれて、顔の暗さが和らぎます。

悩み③|目が小さく見える・大きく見える

度の強いレンズを入れると、レンズ越しの目が小さく見える。遠視用のレンズでは、反対に大きく見える。これは顔立ちではなく、レンズの性質です。

近視用のレンズは、度が強くなるほど、レンズの向こうの物を小さく映します。目も同じように小さく映るので、裸眼のときと比べて目の印象が変わります。さらに、レンズの外側では、顔の輪郭が内側へずれて見えます。似合って見える人が度の弱い人に多く見えるのは、このレンズの性質の差でもあります。

度とレンズで変わる見え方

レンズの種類と度目の見え方枠で差を縮める方法
近視・弱い度ほとんど変わらない気にしなくてよい
近視・中くらいの度少し小さく見える枠を小さめにする
近視・強い度はっきり小さく見え、輪郭がずれる小さめの枠、縁を少し太く
遠視・老眼用少し大きく見える枠を小さめにして面積を減らす
遠近両用下の部分で目が大きく見えるレンズの縦を確保しつつ幅を抑える

目が小さく見えることを、似合わない理由だと決めてしまう必要はありません。人が顔を見るときは、目の大きさよりも、目と眉の間、目と枠の間がそろっているかを見ています。レンズで目が小さく映っていても、枠の上辺と眉が平行で、黒目がレンズの中心にあれば、顔はまとまって見えます。

差を縮める方法は3つです。枠を小さめにしてレンズの面積を減らすこと、目の中心がレンズの中心に来る枠を選ぶこと、そしてレンズを薄くできる加工について眼鏡店で相談すること。縁を少し太めにすると、レンズの外側で輪郭がずれる境目が目立ちにくくなります。

悩み④|きつく見える・怖く見える

眼鏡を掛けると、表情がきつく見える。怒っているように見られる。これは、枠の上辺の線と、眉の線の関係から来ます。

きつく見えるかどうかは、無表情のときより、少し笑ったときにはっきり出ます。笑うと眉は少し上がり、頬は上に動きます。そのとき上辺と眉の間が広がりすぎる、または頬が枠の下端を押し上げるなら、表情の動きと眼鏡の線が合っていません。

上辺が眉より角度のついた吊り上がった線だと、表情が鋭く見えます。上辺が眉と大きく離れて、眉と上辺の間に肌が広く見えると、驚いたような、緊張した表情に見えます。反対に、上辺が眉に重なって眉が枠の中に入ると、眉が二重に見えて表情が読みにくくなります。

上辺の線と眉

上辺と眉の関係見え方直し方
平行で、間が眉の太さくらい自然直さない
上辺が眉より吊り上がる鋭い、きつい上辺の角度が平らな枠へ
上辺が眉より下がる困った表情上辺の外側が少し上がる枠へ
眉と上辺が指1本以上離れる驚いた、緊張した表情鼻の当たりを調整して枠を上げる
眉が枠の中に入る眉が二重に見える枠を下げるか、縦の短い枠へ
眉を描く位置で毎日変わる日によってきつく見える眉を上辺に沿って描く

**最後の行は、眼鏡ではなく眉の描き方で直せます。**眼鏡を掛ける日は、眉の下の線を枠の上辺に沿わせて描くと、表情のきつさが和らぎます。上辺と眉の距離の測り方はメガネフレームの選び方にも書いてあります。

悩み⑤|顔がぼやける・眼鏡に存在感がない

細い金属の枠や、ふちなし、透明の枠を選んだら、顔がぼんやりして、眼鏡を掛けているのかどうかも分かりにくい。印象が薄く見える。これは、枠の太さが、顔のパーツの太さに対して細すぎるためです。

眉と目の印象合う縁の太さ細すぎるとき太すぎるとき
眉が太く、目の輪郭がはっきり太め眼鏡が消えて顔だけ残る―
眉が細く、目の輪郭が柔らかい細め―眼鏡だけが強く見える
眉は太いが、目の輪郭が柔らかい中くらいぼやける目が埋もれる
眉は細いが、目の輪郭がはっきり中くらいぼやける眉より枠が勝つ
眉を描かない日がある中くらいの茶眉のない日にぼやける眉のない日に枠が勝つ

ぼやけるかどうかは、眼鏡を掛けた顔を1m離れた写真で見て、眼鏡の枠がすぐに見つかるかで決まります。探さないと枠が見つからないなら、枠の存在感が顔に対して足りていません。

細い枠でぼやけるときは、枠を替えなくても、眉を少し太く描くか、枠と同じ色を口元か耳元に1か所置くと、顔に芯が戻ります。丸い枠やふちなしが合うかの分かれ目は丸メガネ・ふちなしが決まるかで、眉と目のあいだの距離から見ています。

悩み⑥|目の下が暗く、疲れて見える

眼鏡を掛けると、目の下に影ができて疲れて見える。夕方になると、とくに目の下の暗さが目立つ。これは、枠の下端の位置と、レンズの縦の長さから来ます。

枠の下端の位置見え方直し方
目の下の骨より上で終わる影が出にくい直さない
目の下の骨にかかる下端の影が骨の上に乗る縦の短いレンズへ
頬の上まで下がる頬に影が出て、顔が下がって見える縦を3mm短く
下端の縁が太く濃い目の下に線が引かれて見える下だけ細い枠か、下端の縁がない枠
夕方だけ下がる鼻の当たりがゆるんで枠が落ちる鼻の当たりを調整する

目の下の影は、照明の位置でも強くなります。上からの光が強い部屋では、枠の下端の影がそのまま頬に落ちます。家では気にならないのに職場で疲れて見えるなら、枠だけでなく、その場所の照明の向きも理由の一つです。

**夕方だけ疲れて見えるなら、枠が下がっていることがほとんどです。**朝と夕方に同じ位置から写真を撮り、下端の高さを比べてください。下がっているなら、次の悩み⑦の直し方がそのまま効きます。

映り込みで、表情が消えるとき

正面から見ると、レンズに照明や窓が白く映って、目がよく見えない。写真に撮ると、レンズの部分だけ白く光って、表情が分からない。これは点検の5番目、映り込みが外れている状態です。

似合って見える人の眼鏡は、レンズ越しに目がはっきり見えています。目は表情のいちばん大きな手がかりなので、レンズが光って目が見えないと、どんなに枠が合っていても、顔から表情が抜けて見えます。

映り込みが強くなるのは、次のようなときです。

  • 天井の照明の真下に立ったとき。上からの光がレンズの上半分に映る
  • 窓を背にした人と話すとき。窓の明るさがレンズ全体に映る
  • 画面の前に座ったとき。画面の光がレンズに四角く映る
  • レンズの表面に指紋や皮脂の汚れがあるとき。汚れが光を散らして、白くかすむ

**いちばん手軽に直せるのは、汚れです。**レンズを拭くだけで、映り込みのかすみは大きく減ります。眼鏡を掛ける前に毎朝拭く、昼に一度拭く、と決めておくだけで、写真での見え方が変わります。照明や窓の映り込みは、レンズの表面の加工で減らせるので、次にレンズを作り直すときに眼鏡店で相談してください。枠の傾きが強すぎても上からの光を拾いやすくなるので、悩み⑦の調整で傾きを少し起こすだけでも、映り込みが減ることがあります。

目がレンズの中心から外れているとき

点検の4番目、黒目とレンズの中心の位置は、自分ではいちばん気づきにくい条件です。鏡で見ても、目と眼鏡の位置関係は見慣れているからです。

黒目がレンズの中心より内側に寄っていると、目と目の間が狭く見え、外側に寄っていると、目と目の間が広く見えます。どちらも、眼鏡を外した顔とは少し違う印象になるので、「眼鏡を掛けると自分の顔ではない気がする」という違和感につながります。

確かめ方は、鏡から1m離れて正面を見て、スマートフォンで顔を撮り、画面を拡大して黒目の位置とレンズの中心を比べることです。横方向に3mm以上ずれているなら、枠の横幅か、左右のレンズの間の幅が顔に合っていません。この幅は調整では変えられないので、次の1本を選ぶときに、黒目がレンズの中心に来るかを店頭で確かめてください。似合って見える人の多くは、正面から見て、黒目がレンズのほぼ真ん中にあります。

悩み⑦|まっすぐ掛からない・すぐ下がる

左右の高さが違う、気づくと鼻の上をずり落ちている。こうした掛け方のずれは、似合って見えるかどうかに大きく関わります。似合って見える人の眼鏡は、たいてい水平に、同じ位置に止まっています。

眼鏡は、鼻・こめかみ・耳の3点で顔に乗っています。どこか1点がずれると、ほかの2点の位置も変わります。

傾きは、自分では気づきにくいずれです。人の顔はもともと左右で少しずつ違うので、眼鏡がわずかに傾いていても、鏡では見慣れた顔として見えてしまいます。確かめるときは、正面から撮った写真の上に、枠の下端に沿って定規を当ててみてください。左右で2mm以上の差があるなら、似合わない違和感の一部はそこから来ています。耳の高さが左右で違う人は多く、そのぶんをつるの角度で調整してもらうと、枠は水平に戻ります。接点ごとのずれ方は似合うメガネ診断の結果と、実際にかけた顔の違いに詳しく書いてあります。

掛け方で直るもの

ずれ方原因直し方
片方が下がるつるの開きか、耳に掛かる高さが左右で違う眼鏡店で調整してもらう
鼻の上でずり落ちる鼻の当たりが合っていない鼻の当たりを狭めてもらう
下を向くと落ちる耳の後ろの曲がりが浅い耳の後ろの曲がりを深くしてもらう
こめかみが押される枠の幅が足りない幅の広い枠へ。調整では限界がある
鼻に跡が残る重さが鼻に集中している軽い枠か、鼻の当たりの面を広く
枠が頬に当たる枠の傾きが強い傾きを起こしてもらう

**掛け方のずれの多くは、眼鏡店で数分の調整で直ります。**買った店でなくても受けてもらえることが多いので、似合わないと感じたら、枠を替える前に一度調整を頼んでください。

髪型で、似合って見える度合いが変わる

同じ眼鏡でも、髪型で似合って見える度合いが変わります。眼鏡のつるはこめかみと耳の上を通るので、その周りの髪の量と向きが、眼鏡の見え方を左右します。

髪型眼鏡の見え方合わせ方
前髪が枠の上辺にかかる上辺と前髪が重なり、目元が暗い前髪を枠より上で止める
前髪なし、額を出す眼鏡が顔の中心になる枠の色を眉に合わせる
こめかみに髪がかぶるつるが隠れて、枠が浮く耳に髪を掛けてつるを見せる
耳に髪を掛けるつるが見えて、顔の中に収まる枠の色と髪の色を近く
まとめ髪眼鏡の存在感が強まる太すぎない枠を
顔まわりに毛先が多い眼鏡と毛先がぶつかる毛先を顎より下に

**こめかみの髪は、眼鏡を掛ける日だけでも耳に掛けてみてください。**つるが見えると、眼鏡が顔の横までつながって、顔の上に乗っている感じが消えます。髪型との合わせ方はメガネが似合う髪型にもまとめてあります。

服の首まわりと色でつなぐ

眼鏡は顔の中だけでなく、服とのつながりでも似合って見えるかが変わります。

服眼鏡との関係つなぎ方
首の詰まったニット顔まわりに物が集まる枠を細めか淡い色に
首の開いたシャツ顔と眼鏡が独立して見える枠の色をボタンか柄で拾う
黒い服黒い枠と上下でつながる黒い枠がなじむ
明るい服濃い枠だけが強く見える茶か淡い色の枠に
柄の服眼鏡と柄が競う枠の色を柄の中の1色に

秋冬は、マフラーやハイネックで首元に厚みが出て、顔まわりに物が重なります。その日の首まわりの決め方はメガネに合うマフラーとハイネックの選び方に書いてあります。

秋冬に「似合わない」と感じやすくなる理由

夏には気にならなかった眼鏡が、10月ごろから急に似合わない気がしてくることがあります。眼鏡が変わったのではなく、周りが変わったからです。

一つは、服の色が濃くなることです。夏の白や淡い色の服では目立たなかった枠の色が、濃い服の中では位置が変わって見えます。もう一つは、首元と頭まわりに物が増えることです。ハイネック、マフラー、帽子が顔の周りに来ると、眼鏡と重なる線が増えて、顔まわりが混み合います。そして、日差しが弱くなって室内で過ごす時間が増えると、上からの照明がレンズに映り込みやすくなります。

髪型が変わる季節でもあります。夏のあいだ結んでいた髪を下ろす、伸ばしていた前髪を切る。こうした変化で、こめかみと額の見え方が変わると、同じ眼鏡でも顔の中での収まり方が変わります。

**秋冬に違和感が出たら、眼鏡を替える前に、その日の首元と帽子を外して鏡を見てください。**外して違和感が消えるなら、眼鏡ではなく、重ねている物の側を整えれば済みます。

直せるもの、買い替えるもの

7つの悩みのうち、手持ちの1本のまま直せるものと、替えたほうが早いものがあります。

悩み手持ちで直せるか直し方替えるなら
眼鏡だけ浮く(服との差)直せる服に枠の色を1か所―
眼鏡だけ浮く(色)一部直せる眉の色を枠に寄せる眉の色に近い枠
顔が暗い一部直せる口元か首元に明るい色明るい色の枠
目が小さく見える一部直せる―小さめの枠、薄いレンズ
きつく見える直せることが多い眉の描き方、枠の高さの調整上辺の平らな枠
疲れて見える下がりなら直せる鼻の当たりの調整縦の短い枠
すぐ下がる直せる眼鏡店で調整調整で直らなければ幅の合う枠

**枠の横幅が顔の幅から5mm以上外れているときだけは、調整や合わせ方では直りません。**その場合は、いまの1本を基準にして幅を動かした1本を探してください。比べ方は眼鏡の似合う形を、いまの1本と比べて選ぶに書いてあります。

どちらとも取れるとき①|写真では似合うのに、鏡では違和感がある

写真に撮ると悪くないのに、鏡で見ると落ち着かない。この場合は、写真の判断を優先してください。

鏡は、左右が反転した顔を、近い距離で見ています。人が見ているのは、反転していない顔を、1mほど離れた距離で見た姿です。写真はその見え方に近いので、写真で違和感がなければ、人からは似合って見えています。鏡で落ち着かないのは、見慣れていないことが理由の場合がほとんどで、1〜2週間掛け続けると気にならなくなります。

反対に、鏡では悪くないのに写真では違和感があるときは、写真の判断のほうを信じて、6つの条件を一つずつ点検してください。写真は、自分が見慣れた鏡の顔とは逆の向きで写るので、見慣れによる補正が効かず、外れている所がそのまま見えます。

どちらとも取れるとき②|人に褒められるが、自分では落ち着かない

人からは似合うと言われる。でも、自分ではしっくりこない。このときは、何が落ち着かないのかを1つだけ言葉にしてみてください。

「顔が暗い」「眼鏡が目立ちすぎる」「自分らしくない」。言葉にできたら、それが6つの条件のどれに当たるかを見ます。暗いなら色、目立ちすぎるなら太さか幅、自分らしくないなら、いつもの服や髪型と眼鏡の線がそろっていない可能性があります。**言葉にできないなら、眼鏡は合っていて、まだ慣れていないだけです。**その場合は、しばらく掛け続けてから判断してください。

どちらとも取れるとき③|2本のどちらを普段用にするか

手持ちに2本あって、どちらも悪くない。どちらを普段の1本にするかで迷う。このときは、6つの条件の点検を2本ともやって、外れている数を比べます。

比べ方普段用に向く側
6つの条件で外れている数少ないほう
よく着る服の色との相性枠の色が服の色とつながるほう
夕方の下がり方下がりにくいほう
帽子やマフラーとの重なり顔まわりが混み合わないほう
写真での見え方1m離れた写真で違和感のないほう

比べるときは、同じ日の同じ時刻、同じ服で2本を掛け替えて撮ってください。日や服が違うと、眼鏡ではなく服や光の差を比べてしまいます。外れている数が同じだったときは、夕方の写真で比べます。朝はどちらも整って見えても、一日掛けたあとの下がり方や、疲れて見えるかどうかで差が出るからです。

普段用に選ばなかった1本は、休日や、気分を変えたい日の1本として残しておくと、2本の役目が分かれて、どちらも活きます。

似合って見える人が、毎日していること

似合って見える人は、眼鏡選びがうまいだけではありません。掛けたあとの扱い方にも、共通していることがあります。

一つは、レンズをこまめに拭いていることです。映り込みのかすみがないので、目がはっきり見えます。二つ目は、ずれたらすぐ直していることです。鼻の上でずり落ちた眼鏡は、上辺と眉の関係も、下端の位置も、一度に崩します。下がったと感じたら、つるを両手で持って元の位置に戻す。片手で真ん中を押し上げるより、左右の高さがそろいます。

三つ目は、眼鏡を掛ける日と掛けない日で、眉や髪を分けていることです。眼鏡の日は眉を上辺に沿って描き、こめかみの髪を耳に掛ける。掛けない日はいつもどおりにする。眼鏡を顔の一部として扱うので、眼鏡を掛けた日の顔として、まとまって見えます。

そして、年に一度は眼鏡店で調整を受けていることです。つるや鼻の当たりは、毎日掛け外しするうちに少しずつゆるみます。買ったときの掛け心地に戻すだけで、似合って見える度合いが戻ることは珍しくありません。

よくある行き違い

思われていること実際
メガネが似合うのは顔立ちで決まる多くは眼鏡と顔の重なり方で決まる
黒い枠はどんな顔にも合う髪や肌が明るいと、枠だけ強く見える
細い枠なら目立たず無難眉や目がはっきりしていると、ぼやける
目が小さく見えるのは仕方ない枠の大きさと目の位置で差は縮む
ずれるのは顔の形のせい多くは眼鏡店の調整で直る
似合わない眼鏡は替えるしかない掛ける高さ・眉・髪・服で直るものが多い

まとめ

  • メガネが似合って見える人は、顔立ちではなく、眼鏡と顔の重なり方がそろっている
  • 見るのは、上辺と眉・枠の色・横幅・目の位置・映り込み・傾きの6つ
  • 眼鏡だけ浮くなら色を、きつく見えるなら上辺と眉を、疲れて見えるなら下端と下がりを見る
  • 目が小さく見えるのはレンズの性質。枠を小さくし、目をレンズの中心に寄せる
  • 手持ちで直せないのは、横幅が顔から5mm以上外れているときだけ

今日、眼鏡を掛けたら、鏡から1m離れて、6つのうちどれが外れているかを数えてみてください。1つか2つなら、いまの1本のまま近づけます。

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よくある問い

Q. メガネが似合う人には、どんな特徴がありますか
顔の形や目の大きさより、眼鏡と顔の重なり方がそろっていることが共通しています。枠の上辺が眉の下の線とほぼ平行に並んでいる、枠の色が髪か眉の色に近い、枠の横幅が顔の幅とほぼ同じ、目がレンズの中心近くにある、レンズに照明が強く映り込まない、左右が水平に掛かっている。この6つがそろっていると、どんな顔立ちでも眼鏡が顔の一部に見えます。逆に、顔立ちが整っていても、このどれかが大きく外れていると、眼鏡だけが浮いて見えます。
Q. メガネを掛けると顔が暗く、地味に見えます
枠の色が髪や肌より重い場合と、枠の下端が目の下に影を作っている場合があります。黒の太い枠は、髪が明るい人や肌の明るい人の顔では、枠だけが強く見えて顔全体が沈みます。眉の色に近い茶や、肌に近い明るい色の枠に替えると、顔の明るさが戻ります。枠を替えられないときは、口元か首元に明るい色を1か所置くと、目線が下にも分かれて暗さが和らぎます。
Q. 度の強いレンズで、目が小さく見えるのが気になります
近視用のレンズは、度が強くなるほど、レンズ越しの目を小さく映す性質があります。これは顔立ちの問題ではなく、レンズの性質です。差を縮めるには、枠を小さめにしてレンズの面積を減らすこと、目の中心がレンズの中心に来る枠を選ぶこと、レンズを薄くできる加工について眼鏡店で相談すること、の3つが効きます。縁を少し太めにすると、レンズの外側との境目が目立ちにくくなります。
Q. 人には似合うと言われるのに、自分では落ち着きません
人が見ているのは少し離れた正面の顔で、自分が見ているのは鏡に近づいた顔であることが多いからです。1m離れた位置から写真を撮り、正面と斜めの2枚を見てください。写真で違和感がなければ、眼鏡は似合っています。落ち着かないのは、見慣れていないことが理由の場合が多く、1〜2週間掛け続けると気にならなくなります。それでも写真で違和感があるなら、6つの条件のどれが外れているかを確かめます。

— メグラシ編集部

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20デニールの黒ストッキング|急な弔事に備える足数と置き場所

20デニールの黒ストッキングは、弔事でいちばん出番の多い1足ですが、必要になる日はたいてい急に来ます。秋から冬は、仕事帰りの通夜、遠方への移動、外で待つ時間の長い告別式が重なりやすい季節です。未開封を何足、家・職場・帰省のかばんのどこに置くか、袋の裏で見るところ、買い置きを年に一度確かめる時期、知らせを受けた日の足元の順番、冬の外で待つ時間の足し方、座敷や長い移動の日の備え、どちらとも取れるときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分
40デニール黒の失敗|グレーに浮く・膝が白い・服とずれるを直す

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40デニール黒の失敗|グレーに浮く・膝が白い・服とずれるを直す

40デニールの黒は、透ける黒と透けない黒のちょうど境目にある一枚です。だから、履いた脚がグレーっぽく浮く、膝とすねだけ白く抜ける、肌が透けて寒々しく見える、スカートの黒とタイツの黒が別の色に見える、靴と脚が分かれる、といった失敗が秋に集まります。失敗を8つに分け、白い紙と服の黒を並べて濃さを測る方法、座った姿で白抜けを確かめる方法、つまんでサイズを決め直す方法、手持ちのまま直せるものと買い替えるものの分かれ目、どちらとも取れるときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分

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