ニットワンピースコーデ|秋冬の予定ごとに、上に重ねる1枚と靴を替える

**ニットワンピースの上に何を重ね、何を履くかは、その日の予定で決まります。**見るのは3つだけです。外にいる時間の合計、座っている時間の合計、靴を脱ぐ場面があるか。この3つが分かれば、同じ1枚を職場にも食事会にも実家にも着ていけます。
ニットワンピースは、1枚で上から下までが決まる服です。そのぶん、重ねる1枚と足元が、その日の印象をほとんど決めます。予定に合わない上着や靴を選ぶと、ワンピースが部屋着に寄って見えたり、反対に場から浮いて見えたりします。
体と布のあいだの余りの測り方はニットワンピースは3か所の指の本数で決まるにまとめています。この記事は、同じ1枚を秋から冬の予定ごとにどう着分けるかの話です。
結論:予定の3つの時間で、上と足元が決まる
手帳やカレンダーを開いて、次の予定を1つ選んでください。その予定について、外にいる時間、座っている時間、靴を脱ぐかどうかを書き出します。あとは下の表に当てるだけです。
| 予定 | 外にいる時間 | 座っている時間 | 上に重ねる1枚 | 靴 | タイツ |
|---|---|---|---|---|---|
| 平日の職場 | 1時間前後 | 6時間以上 | 襟のあるジャケット | つま先の覆われた革靴 | 肌が透けない濃さ |
| 休日の買い物・カフェ | 2時間前後 | 1〜2時間 | 腰までのカーディガンか短い上着 | スニーカーかショートブーツ | 好みの濃さ |
| 学校の行事 | 30分〜1時間 | 1〜2時間 | 襟のあるジャケット | 脱ぎ履きしやすい革靴 | 肌がうっすら見える〜透けない濃さ |
| 食事会・同窓会 | 30分前後 | 2〜3時間 | 前を開けて着るジャケットかカーディガン | 甲の見える革の靴 | 肌がうっすら見える濃さ |
| 実家への帰省 | 移動しだい | 3時間以上 | 脱いでも困らないカーディガン | 脱ぎ履きしやすい靴 | 厚手か、靴下を重ねる |
| 旅行・長い移動 | 2〜4時間 | 2時間以上 | 丈の長い上着 | 歩き慣れた靴 | 厚手 |
| 紅葉を見に行く日 | 3時間以上 | 1時間以内 | 丈の長い上着か中綿の短い上着 | 底に溝のある靴 | 厚手 |
| 年末年始の集まり | 移動しだい | 3時間以上 | 前を開けて着るジャケット | 脱ぎ履きしやすい革靴 | 肌が透けない濃さ |
外にいる時間が2時間を超える予定では、丈の長い上着が中心になります。座っている時間が長い予定では、座ったときの裾の位置と、上に重ねた1枚のしわが中心になります。靴を脱ぐ予定では、足元を靴ではなくタイツと靴下で考えます。
手持ちのニットワンピースを、先に2か所だけ確かめる
予定に当てる前に、手持ちの1枚について2つだけ確かめておきます。
1つ目は、布の厚みです。身ごろの裾を2枚重ねてつまみ、指のあいだの厚みを見てください。5mmに満たなければ薄手、5mm〜1cmなら中厚手、1cmを超えれば厚手です。
2つ目は、立ったときの裾の位置です。膝の皿の中心から、裾まで何cmあるかを測ります。膝より上なら短め、膝下10cm以内なら中くらい、それより下なら長めです。
| 厚み | つまんだ指のあいだ | 1枚で過ごせる最高気温の目安 | 上に重ねる時期 |
|---|---|---|---|
| 薄手 | 5mm未満 | 23度前後まで | 秋のはじめから重ねる前提 |
| 中厚手 | 5mm〜1cm | 20度前後まで | 19度を下回ったら重ねる |
| 厚手 | 1cm超 | 17度前後まで | 15度を下回ったら重ねる |
同じ予定でも、薄手なら上を1段厚く、厚手なら1段薄くして構いません。
最高気温で、重ねる枚数を決める
予定の日の最高気温で、重ねる枚数のおおよそが決まります。ここでは中厚手の1枚を基準にしています。
| 最高気温 | 上に重ねるもの | 足元 | タイツ |
|---|---|---|---|
| 22度以上 | 何も重ねない。首に巻く1枚を持つ | ローファーやパンプス | 素足に近い薄さか、くるぶし丈の靴下 |
| 19〜21度 | 腰までのカーディガンかジャケット | ローファーやショートブーツ | 肌がうっすら見える濃さ |
| 16〜18度 | ジャケットか短い上着 | ショートブーツ | 肌がうっすら見える〜透けない濃さ |
| 13〜15度 | 膝が隠れる丈のコート | ショートブーツかロングブーツ | 肌が透けない濃さ |
| 10〜12度 | 裏地のあるコート | ロングブーツ | 厚手 |
| 9度以下 | 厚手のコートに、首の1枚 | ロングブーツか裏に起毛のある靴 | 厚手に靴下を重ねる |
これはあくまで出発点です。次から、予定ごとにこの表を1段ずらすかどうかを見ていきます。外にいる時間が短い予定では1段上(薄い側)に、長い予定では1段下(厚い側)に動かします。
予定1|平日の職場
職場は、座っている時間がいちばん長い予定です。行き帰りの外にいる時間は短く、建物の中で6時間以上を過ごします。
ニットワンピースを職場に着ていくときは、上に襟のあるジャケットを重ねると、職場の決まりに沿いやすくなります。前を開けて着ると、ニットの面は縦に1本見えるだけになり、外から見える大半がジャケットの布になるからです。
| 職場の雰囲気 | 上に重ねる1枚 | 靴 | ワンピースの色 |
|---|---|---|---|
| 服装の決まりがはっきりある | 襟のあるジャケットを着たまま過ごす | つま先の覆われた低いヒール | 黒・紺・濃い灰 |
| 決まりはゆるい | 座るときは脱げるカーディガン | ローファー | 茶・深い緑も入る |
| 来客や打ち合わせが多い日 | ジャケットを椅子の背に掛けておき、人と会う前に着る | つま先の覆われた低いヒール | 無地 |
| 1日じゅう机にいる日 | 長めのカーディガン | 脱ぎ履きしやすい靴 | 好みの色 |
職場で気をつけたいのは、座ったときの裾です。椅子に座ると、裾は立っているときより5〜8cmほど上がります。膝の上で止まる丈なら、座ると膝の上に脚が大きく見えるので、濃いタイツを合わせるか、膝下丈の1枚を選んでください。
予定2|休日の買い物・カフェ
休日の買い物は、外にいる時間と座る時間が半々に近い予定です。店と店のあいだを歩き、途中でカフェに入り、また歩きます。
この予定では、上に重ねる1枚は脱いだり着たりしやすいものが向きます。腰までのカーディガンや、短い上着です。店の中は暖かく、外は冷えるので、1日に何度も脱ぎ着します。
| 外にいる時間 | 上に重ねる1枚 | 靴 | 鞄 |
|---|---|---|---|
| 1時間以内 | 腰までのカーディガン | ローファーかスニーカー | 肩に掛ける小さめのもの |
| 1〜2時間 | 短い上着 | スニーカーかショートブーツ | 脱いだ1枚が入る大きさ |
| 2時間超 | 膝が隠れる丈のコート | ショートブーツ | 両手があく斜め掛け |
スニーカーを合わせる日は、裾と靴のあいだに見える脚の長さを見てください。膝下の3分の1より短いと、靴だけが重く見えます。その場合はロング丈の1枚か、甲の低いスニーカーを選びます。
予定3|学校の行事(参観・面談・発表会)
学校の行事は、廊下や教室で立っている時間と、体育館や教室で座る時間が混ざる予定です。靴を脱いで上履きやスリッパに替える学校も多くあります。
ニットワンピースで行くなら、上には襟のあるジャケットを重ねてください。保護者どうしで並んで立つ時間が長いので、ジャケットがあると、ワンピースの柔らかさが前の縦1本に収まって、きちんとした側に寄ります。
| 行事 | 立っている時間 | 上に重ねる1枚 | 足元 |
|---|---|---|---|
| 授業参観 | 45分前後、教室の後ろで立つ | 襟のあるジャケット | 脱ぎ履きしやすい革靴と、持参の上履き |
| 個人面談 | 立つ時間は短い | ジャケットかきちんとしたカーディガン | 脱ぎ履きしやすい革靴 |
| 発表会・音楽会 | 座って見る時間が長い | ジャケット | 体育館が冷える日は厚手のタイツ |
| 運動会の見学(秋) | 外に3時間以上 | ニットワンピースは避け、動ける服にする | 底に溝のある靴 |
体育館で座って見る行事は、床からの冷えで足元が冷たくなります。タイツを1段厚くするか、上履きの中に薄い靴下を重ねてください。参観日の全体の組み立て方は秋参観日ママのコーデでも扱っています。
予定4|食事会・同窓会
食事会は、外にいる時間が短く、座って向き合う時間が2〜3時間続く予定です。人から見えるのは、ほとんどが机より上です。
この予定では、上に重ねる1枚を、席で脱いでも着ていても見える形にしておきます。前を開けて着るジャケットか、襟元の開いたカーディガンが向きます。ワンピースの首元が詰まっているなら、上の1枚は前を開けて、首から胸までに縦の線を作ってください。
| 会の場所 | 上に重ねる1枚 | 靴 | 首元 |
|---|---|---|---|
| ホテルや落ち着いた店 | 前を開けて着るジャケット | 甲の見える革の靴、低いヒール | 小さな光る飾りを1つ |
| にぎやかな居酒屋や個室 | カーディガン | 脱ぎ履きしやすい靴 | 何も足さない |
| 座敷の店 | 脱いでも形の崩れないカーディガン | 脱ぎ履きしやすい靴 | 何も足さない |
| 昼の食事会 | 明るい色のカーディガン | ローファー | 何も足さない |
同窓会は、久しぶりに会う相手と、立って話す時間が最初に30分ほどあることが多い予定です。その時間は上の1枚を着たまま、席に着いたら脱ぐか決めてください。同窓会の全体は秋同窓会のコーデにまとめています。
予定5|実家への帰省・親戚の集まり
実家や親戚の家は、靴を脱いで、畳や床に座る時間が長い予定です。ニットワンピースは、この予定でいちばん扱いが分かれます。
床に座るとき、膝の上で止まる丈だと、正座でも横座りでも裾の位置が落ち着きません。膝下10cm以上ある1枚を選んでください。短い1枚しかない日は、下に薄い細身のパンツを重ねると、座り方を気にせずに過ごせます。
| 座る場所 | ワンピースの丈 | 下に着るもの | 足元 |
|---|---|---|---|
| 畳・床に直接 | 膝下10cm以上 | 厚手のタイツか、細身のパンツ | 厚手の靴下を重ねる |
| 座布団と低い机 | 膝下5cm以上 | 厚手のタイツ | 靴下を重ねる |
| 椅子と食卓 | どの丈でも | 好みのタイツ | 室内履きを持参 |
| 台所に立つ時間が長い | 膝下丈 | 厚手のタイツ | 滑りにくい靴下 |
実家では、上に重ねる1枚は、暖房の効いた部屋で脱いでも困らないものにします。台所を手伝う予定があるなら、袖を肘までまくれるカーディガンが向きます。
予定6|旅行・長い移動の日
旅行や、電車と車で長く移動する日は、座る時間と外にいる時間の両方が長い予定です。新幹線や車で2時間座り、着いた先で3時間歩く、という日もあります。
長く座ったあとのニットは、腰から裾にかけて横じわが出やすくなります。移動の日は、編み目の詰んだ1枚を選び、上には丈の長い上着を重ねて、座っているあいだは膝に掛けるか、畳んで置いてください。
| 移動の手段 | 座っている時間 | 上に重ねる1枚 | 靴 |
|---|---|---|---|
| 電車・新幹線 | 1〜3時間 | 膝が隠れる丈のコート。座るときは脱ぐ | 歩き慣れたショートブーツ |
| 車 | 1〜4時間 | 短い上着。車内では脱ぐ | 運転するならかかとの低い靴 |
| 飛行機 | 1〜3時間 | 膝に掛けられる大きめのカーディガン | 脱ぎ履きしやすい靴 |
| 着いた先で長く歩く | 座る時間は短い | 丈の長い上着 | 歩き慣れたスニーカーかブーツ |
旅先で2日以上続けて着るなら、ニットワンピースは1枚にしておき、上と靴を替えて見え方を変えてください。1日目はコートとショートブーツ、2日目はカーディガンとスニーカー、というように替えると、同じ1枚でも写真の中で別の日に見えます。
荷物に入れるときは、ニットワンピースを縦に三つ折りにしてから丸めると、腰のあたりに折りじわが残りにくくなります。宿に着いたら、すぐにハンガーに掛けてください。ニットは吊るしておくと、座っていたあいだのしわが一晩でおおむね戻ります。重い厚手の1枚は、ハンガーに掛けると肩が伸びることがあるので、椅子の座面に平らに広げておきます。
予定7|紅葉を見に行く日・外を長く歩く日
紅葉を見に行く日は、外にいる時間が3時間を超える予定です。山や川沿いは街より気温が低く、日が傾くと急に冷えます。
ニットワンピースで出かけるなら、上は丈の長い上着か、中綿の入った短い上着にします。足元は底に溝のある靴にしてください。落ち葉の積もった道や石段は、濡れると滑りやすくなります。
| 行き先 | 気温の目安 | 上に重ねる1枚 | 足元 |
|---|---|---|---|
| 街の公園・庭園 | 街と同じ | 膝が隠れる丈のコート | ショートブーツ |
| 寺社の石段や坂 | 街より1〜2度低い | 短めの上着(裾が段に当たらない丈) | 底に溝のある靴 |
| 山あいの渓谷 | 街より3〜5度低い | 中綿の入った上着 | 底の厚いブーツ |
| 夕方まで外にいる | 日没後に3〜4度下がる | 上着に首の1枚を足す | 厚手のタイツに靴下 |
石段や坂を上り下りする日は、ロング丈のワンピースの裾を踏みやすくなります。膝下10cm前後までの丈のほうが歩きやすい予定です。外歩きの服装の組み立ては秋紅葉ハイキングのコーデにもあります。
予定8|年末年始の集まり
年末年始の集まりは、実家への帰省と、食事会の両方の性格を持つ予定です。靴を脱ぐ家で、何時間も食卓を囲みます。
この日は、ニットワンピースの色を、ふだんより少しだけ明るく、または深くしてください。濃い赤、深い緑、明るい灰のような色は、集まりの場に合います。上には前を開けて着るジャケットを重ね、席に着いたら脱ぐかどうかを決めます。
足元は、靴を脱ぐ家なら、タイツの色を靴の代わりに選びます。黒のタイツは、畳や床の上で足先だけが重く見えることがあります。ワンピースと同じ系統の色の、肌が透けない濃さのタイツにすると、足元までつながって見えます。
年末年始は、初詣や墓参りのように、集まりの前後に外を歩く予定が入ることもあります。外にいる時間が1時間を超えるなら、上は膝が隠れる丈のコートにして、家に着いたら玄関で脱ぎます。家の中ではジャケットかカーディガンに替えるので、コートの下にもう1枚重ねていくことになります。コートの袖に、中の1枚の袖が収まるかを、出かける前に確かめておいてください。
上に重ねる1枚を、予定から選ぶ
ここまでの予定で出てきた「上に重ねる1枚」を、形ごとにまとめます。どの予定に向くかと、ワンピースの裾との差を見てください。
| 上に重ねる1枚 | 向く予定 | 向かない予定 | 裾との差の目安 |
|---|---|---|---|
| 襟のあるジャケット | 職場・学校の行事・食事会 | 紅葉を見に行く日 | ワンピースより20cm以上短い |
| 腰までのカーディガン | 買い物・食事会・実家 | 外に3時間以上いる日 | ワンピースより20cm以上短い |
| 長めのカーディガン | 職場・実家・飛行機 | 石段や坂の多い外歩き | 裾から10cm以上上 |
| ニットのベスト | 職場・実家 | 最高気温15度未満の外歩き | ワンピースより20cm以上短い |
| 短い上着・ブルゾン | 買い物・車の移動 | 服装の決まりがある職場 | 腰の位置で止まる |
| 膝が隠れる丈のコート | 買い物・旅行・紅葉 | 屋内で着たまま過ごす予定 | 裾より10cm以上長いか、15cm以上短い |
| 中綿の入った上着 | 紅葉・長い外歩き | 食事会・学校の行事 | 腰から太ももの付け根まで |
ジャケットとカーディガンは、ワンピースの上に重ねても、ワンピースの裾が見えている状態にしてください。上の1枚がワンピースの裾近くまであると、ワンピースを着ていることが外から分かりにくくなります。
コートの丈と、ワンピースの裾が近いとき
コートを重ねる予定で迷いやすいのが、コートの裾とワンピースの裾の差です。2本の裾が5cm以内で並ぶと、線がずれて見えます。
| コートとワンピースの裾の差 | 見え方 | 手当て |
|---|---|---|
| コートが10cm以上長い | ワンピースが隠れて、コートの線1本になる | そのままでよい |
| コートが5〜10cm長い | コートの下からワンピースが少し見える | 前を閉じて着る |
| 差が5cm以内 | 2本の線が並んで、ずれて見える | 下の「どちらとも取れるとき」を参照 |
| ワンピースが5〜15cm長い | コートの下からワンピースがはっきり見える | ワンピースとコートの色を近づける |
| ワンピースが15cm以上長い | コートが短い上着のように見える | そのままでよい |
コートに切り替える気温の境目はコートは何度からで扱っています。
靴を、予定と裾の位置から選ぶ
靴は、予定の性格と、ワンピースの裾から靴までに見える脚の長さで選びます。
| 靴 | 向く予定 | ワンピースの丈 | 見える脚の長さの目安 |
|---|---|---|---|
| つま先の覆われた低いヒール | 職場・学校の行事・食事会 | 膝下丈 | 膝下の半分以上 |
| ローファー | 職場・買い物・昼の食事会 | 膝下丈〜ロング丈 | 膝下の3分の1以上 |
| ショートブーツ | 買い物・旅行・紅葉 | どの丈でも | ブーツの口と裾のあいだが10cm以上 |
| ロングブーツ | 旅行・紅葉・寒い日の買い物 | 膝下丈 | ブーツの口が裾に入るか、5cm以上あける |
| スニーカー | 買い物・旅行 | ロング丈 | 膝下の3分の1以上 |
| 底に溝のある靴 | 紅葉・雨の日 | 膝下10cm前後まで | 丈を短めにして裾を守る |
| 脱ぎ履きしやすい革靴 | 学校の行事・実家・年末年始 | どの丈でも | 予定による |
ロングブーツを合わせるときは、ブーツの口がワンピースの裾の中に入るか、裾から5cm以上下にあるかのどちらかにしてください。口と裾が同じ高さで並ぶと、脚の途中で線が二重になります。ロングブーツの合わせ方全体はロングブーツコーデにあります。
タイツと靴下の濃さを、予定で選ぶ
タイツの濃さは、気温だけでなく、予定の場の決まりでも変わります。
| 濃さの目安 | 見え方 | 向く予定 |
|---|---|---|
| 30デニール前後 | 肌がうっすら見える | 食事会・昼の集まり・最高気温18度以上の日 |
| 60デニール前後 | 肌がほとんど見えない | 職場・学校の行事 |
| 80デニール以上 | 肌が見えない | 実家・旅行・年末年始・紅葉 |
| 厚手に靴下を重ねる | 足先が温かい | 体育館の行事・床に座る日 |
| 柄のあるタイツ | 目を引く | 休日の買い物・友人との食事 |
| くるぶし丈の靴下 | 足首が見える | 最高気温22度以上の休日 |
職場や学校では、柄のあるタイツは避けて無地にしておくと、場の決まりに沿いやすくなります。厚手のタイツの濃さの違いは60デニール・80デニールタイツで詳しく扱っています。
ワンピースの色で、予定の側に寄せる
同じ形のニットワンピースでも、色によって寄っていく予定が変わります。手持ちが1枚だけなら、上に重ねる1枚の色で寄せる方向を調整してください。
| ワンピースの色 | 寄りやすい予定 | 職場に着ていくとき | 集まりに着ていくとき |
|---|---|---|---|
| 黒・濃い紺 | 職場・学校の行事 | そのままでよい | 首元に明るい色を1つ足す |
| 濃い灰・茶 | 職場・買い物・実家 | そのままでよい | 上に明るい色のカーディガン |
| 生成り・明るい灰 | 買い物・昼の食事会 | 上に濃い色のジャケット | そのままでよい |
| 深い緑・濃い赤 | 食事会・年末年始 | 上に黒か紺のジャケット | そのままでよい |
| 柄のあるもの | 休日の買い物 | 無地の上着で柄の面積を減らす | そのままでよい |
明るい色のワンピースを職場に着ていくときは、上のジャケットを濃い色にすると、前を開けたときに明るい面が縦の1本に収まり、全体が落ち着いて見えます。反対に、黒のワンピースで集まりに行くときは、上のカーディガンか首元の飾りで、顔の近くに明るい色を1つ置いてください。
秋から冬は、茶・深い緑・濃い赤のような色が季節に合います。1枚目を黒や紺で持っているなら、2枚目はこのあたりの色にすると、予定の幅が広がります。
脱いだ1枚の置き場所を、予定の前に決めておく
ニットワンピースの上に重ねた1枚は、屋内に入ると脱ぐことが多くなります。脱いだあとどこに置くかを、予定の前に決めておいてください。
食事会や職場では、椅子の背に掛けることになります。肩に芯の入っていないカーディガンは、背に掛けると肩の形が伸びやすいので、二つ折りにして膝の上か鞄の上に置きます。ジャケットは肩に形があるので、椅子の背に掛けても崩れにくい側です。
学校の行事や実家では、置き場所が決まっていないことがあります。腕に掛けて持ち歩く時間が長くなるので、薄くて軽い1枚のほうが扱いやすくなります。旅行の日は、脱いだコートを膝に掛けておけば、座っているあいだの冷えも受けられます。
座る時間が長い予定は、座った裾を家で測る
座る時間が1時間を超える予定では、家で一度座ってみてください。椅子に座ったとき、裾が膝の皿から何cm上にあるかを測ります。
| 座ったときの裾の位置 | 見え方 | 合わせる足元 |
|---|---|---|
| 膝の皿より下 | 膝が隠れたまま | どのタイツでも |
| 膝の皿の上0〜5cm | 膝が少し見える | 肌が透けない濃さのタイツ |
| 膝の皿の上5cm超 | 膝の上が大きく見える | 厚手のタイツか、膝掛けを持つ |
座ると裾が上がるのは、ニットが伸びる素材だからです。腰まわりに余りの少ない1枚ほど、座ったときに大きく上がります。食事会のように向き合って座る予定では、机の下で膝に掛ける薄い布を1枚持っていくと、座り方を気にせずに過ごせます。
靴を脱ぐ予定がある日
靴を脱ぐ予定は、実家、座敷の店、学校、旅館などです。この日は、玄関で靴を脱いだあとの足元が、そのまま人に見える姿になります。
靴を脱ぐ日に気をつけたいのは、タイツのつま先と、脱ぎ履きのしやすさの2つです。つま先の色が変わっているタイツは、靴を脱ぐと目に入ります。つま先まで同じ色のものを選んでください。ロングブーツは脱ぐのに時間がかかるので、靴を脱ぐ予定がある日には、ファスナーのあるものか、ショートブーツにしておきます。
脱いだ靴を玄関で揃えるとき、ブーツは倒れやすいので、口の硬いものが扱いやすくなります。
どちらとも取れるとき①|1日に予定が2つある
職場のあとに食事会、買い物のあとに実家、というように、1日に予定が2つある日は、どちらに合わせるかで迷います。
この日は、座っている時間が長いほうの予定に合わせて、ワンピースと靴を決めてください。上に重ねる1枚だけ、もう1つの予定に合わせて持っていきます。職場と食事会なら、ワンピースと靴は職場に合わせ、ジャケットで出勤して、夜は前を開けて着るか、首元に光る飾りを1つ足します。
| 1つ目の予定 | 2つ目の予定 | ワンピースと靴を合わせる側 | 途中で替えるもの |
|---|---|---|---|
| 職場 | 食事会 | 職場 | 首元の飾りを足す、ジャケットの前を開ける |
| 買い物 | 実家 | 実家(座る時間が長い) | 上着を脱いでカーディガンにする |
| 学校の行事 | 買い物 | 学校の行事 | ジャケットを脱いで腕に掛ける |
| 紅葉を見に行く | 食事会 | 紅葉(外にいる時間が長い) | 靴下を脱いで、タイツだけにする |
2つの予定のあいだで替えるのは、1か所だけにしておくと、荷物が増えません。
どちらとも取れるとき②|案内に服装の指定がない
同窓会、保護者の集まり、親戚の食事会など、案内に服装の指定がない予定では、どこまできちんとするかで迷います。
この日は、会場の種類で決めてください。ホテルや落ち着いた店なら、ジャケットを重ねて甲の見える革の靴。居酒屋や個室なら、カーディガンに脱ぎ履きしやすい靴。個人の家なら、カーディガンに厚手のタイツです。会場が分からないときは、ジャケットを着ていき、着いてから脱ぐかどうかを決めます。着ていって脱ぐほうが、着ていかずに困るより、その場で合わせやすいからです。
どちらとも取れるとき③|朝と夜の気温差が8度以上ある
朝10度、昼18度のように、1日の気温差が8度を超える日は、朝に合わせるか昼に合わせるかで迷います。
この日は、ワンピースと上に重ねる1枚は昼の気温に合わせ、朝と夜の冷えは首に巻く1枚と、タイツの厚さで受けてください。コートまで朝に合わせると、昼の屋内で脱いだコートを持ち歩くことになります。首に巻く1枚は、昼には鞄に入ります。
帰りが日没後になる予定なら、日が沈んでから3〜4度下がることを見込んで、朝の服装に近い重ね方を帰り道にもう一度作れるようにしておきます。
どちらとも取れるとき④|雨の予報がある
雨の日にニットワンピースを着ると、裾が濡れて重くなり、乾くまで冷たく感じます。雨の予報がある日は、外にいる時間で決めてください。
外にいる時間が30分以内なら、そのまま着ていって構いません。裾が膝下10cm以内の丈にして、裾が地面の跳ね返りに当たらない高さにします。外にいる時間が1時間を超える日は、ニットワンピースは晴れた日に回して、表面のなめらかな布のワンピースかパンツにするほうが、一日を楽に過ごせます。
前の晩に、予定表の横に3つ書く
予定ごとの着分けを毎回考えるのは手間なので、前の晩に予定表の横に3つだけ書いてください。
- 外にいる時間の合計(何時間)
- 座っている時間の合計(何時間)
- 靴を脱ぐか(はい・いいえ)
この3つを書くと、上に重ねる1枚、靴、タイツの濃さがほぼ決まります。迷ったときは、外にいる時間を座っている時間より重く見てください。外で寒い思いをすると、屋内に入っても体が温まるまで時間がかかるからです。
1枚を秋から冬まで回す順番
同じニットワンピースを、秋のはじめから冬のさなかまで着るときの、重ねるものの変わり方をまとめます。
| 時期の目安 | 最高気温 | 上に重ねるもの | 足元 |
|---|---|---|---|
| 秋のはじめ | 22度前後 | 何も重ねないか、薄いカーディガン | ローファー・素足に近い薄さ |
| 秋のなかば | 18〜20度 | ジャケットかカーディガン | ショートブーツ・薄いタイツ |
| 秋の終わり | 14〜17度 | 短い上着か膝が隠れる丈のコート | ショートブーツ・中くらいのタイツ |
| 冬のはじめ | 11〜13度 | 裏地のあるコート | ロングブーツ・厚手のタイツ |
| 冬のさなか | 10度以下 | 厚手のコートに首の1枚 | ロングブーツ・厚手に靴下 |
同じ1枚でも、上と足元を替えるだけで、秋から冬まで予定に合わせて着られます。季節が進むほど、ワンピースの見える面積は小さくなり、上着と足元の比重が大きくなります。冬のワンピースの重ね方全体は冬のワンピースコーデにまとめています。
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よくある問い
- Q. ニットワンピースは職場に着ていっても大丈夫ですか
- 編み目が細かく、表面に凹凸の少ない無地のものなら、多くの職場で着られます。気になるときは、上に襟のあるジャケットを重ねてください。ジャケットを重ねると、ニットの柔らかさが前を開けたときの縦の1本分に収まり、外から見える面の大半がジャケットになります。足元はつま先の覆われた靴にし、タイツは肌が透けない濃さにすると、職場の決まりに沿いやすくなります。
- Q. ニットワンピースにスニーカーは合いますか
- 外を歩く時間が長い休日の予定なら合います。合わせるときは、裾と靴のあいだに見える脚の長さを、膝下の3分の1以上にしてください。裾がくるぶし近くまであるロング丈なら、厚みのあるスニーカーでも釣り合います。職場や食事会のように、座って向き合う時間が長い予定では、甲の見える革の靴のほうが、ワンピースの表面の柔らかさと近くなります。
- Q. ニットワンピースの上にコートを着ると、裾が変に見えます
- コートの裾とワンピースの裾が5cm以内で並ぶと、2本の線がずれて見えます。コートのほうを10cm以上長くするか、ワンピースより15cm以上短いものにしてください。手持ちのコートとワンピースの丈がちょうど近いときは、ワンピースの上に腰までのカーディガンを1枚足して、コートを前で開けて着ると、裾の線が3本になって、2本が近いことが目立たなくなります。
- Q. 1枚で何度まで着られますか
- 中厚手のニットワンピース1枚なら、最高気温20度前後の日まで、上に何も重ねずに過ごせます。19度を下回る日は腰までの1枚を、15度を下回る日は膝が隠れる丈の上着を足してください。ただし外にいる時間が1時間以内の予定なら、1段階薄くして構いません。気温より、外にいる時間のほうが重ねる枚数を左右します。
— メグラシ編集部





