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シャツの襟の名前|秋にニットを重ねると襟がつぶれる・はみ出すとき

メグラシ編集部//読了 20分
玄関で、白いシャツの上に紺の丸首ニットを重ね、シャツの襟をニットの首元の外に出して着た女性が、グレーのパンツ姿で生成りのトートバッグを手に取っている首元から腿まで

**手持ちのシャツを1枚着て、その上に丸首のニットをかぶってみてください。襟先がニットの首元のふちに当たって跳ねていませんか。それとも、襟がつぶれて寝てしまっていますか。**どちらかなら、合っていないのは襟の名前ではなく、襟の寸法とニットの首元の組み合わせです。

秋はシャツの上にニットを重ねる日が増えます。夏まで1枚で着ていたシャツは、それだけで形がきれいに見えていても、ニットの中に入ると襟が押されたり、はみ出したりします。同じ名前の襟でも、台襟の高さと襟羽根の長さが違えば、ニットの中での振る舞いはまったく変わります。

この記事では、シャツの襟の名前を9つに分けて、ニットを重ねたときにどう振る舞うかを書きます。そのうえで、困りごと6つの直し方と、手持ちのシャツに合うニットの選び方を、名前と寸法の両方から決めます。写真の1枚を首元・袖・裾の言葉で調べる方法は服の名前がわからないときに、襟付きのニットそのものの選び方は襟付きニットコーデにまとめてあります。

結論:重ねて困るのは、名前より3つの寸法

重ねたときの困りごと原因になる寸法見る襟の名前
襟先が跳ねて浮く襟羽根が長いボタンダウン、丸襟
襟がつぶれて寝る台襟が低く、芯がないレギュラー、ワイドで芯のあるもの
片方だけはみ出す襟先の開きが広いボタンダウン、レギュラー
首元が詰まって苦しく見える台襟が高い開襟、スキッパー
襟が隠れて見えない襟羽根が短く、ニットの首元が高いレギュラー、ワイド
襟が大きくてはみ出す襟羽根が大きく、開きが広いレギュラー、小さめの丸襟

**名前は、襟の形の大まかな目安です。**重ねたときに困るかどうかは、台襟の高さ、襟羽根の長さ、襟先の開きの3つの寸法で決まります。名前で候補をしぼり、寸法で手持ちのニットに合うかを確かめる。この順番で見ると外れません。

シャツの襟の名前と、ニットの中での振る舞い

まず、よく見る9つの襟の名前と、ニットを重ねたときの振る舞いを並べます。

襟の名前形ニットの中での振る舞い
レギュラーカラー襟羽根が中くらいで、襟先がやや下を向く丸首でもVネックでも収まりやすい
ワイドカラー襟先が左右に大きく開く丸首だと襟先が首元のふちに当たりやすい
ボタンダウン襟先をボタンで留める襟先が固定され、跳ねにくい
丸襟襟先が丸い襟羽根が大きいと丸首のふちからはみ出す
スタンドカラー襟羽根がなく、帯が首に沿って立つ丸首と重ねると首元が二重になる
バンドカラー襟羽根がなく、低く細い帯丸首の中にほぼ隠れる
開襟第1ボタンがなく、襟が開いて寝るVネックかカーディガンの外に出すと収まる
スキッパー首元が開いて、襟が寝るVネックかカーディガンと合う
ボウタイ首元に結ぶ帯がある丸首だと結び目が首元で押される

**表の右の列は、どれも「襟の寸法がその名前らしいとき」の振る舞いです。**同じボタンダウンでも、襟羽根が長いものと短いものでは、丸首のニットの中で違う振る舞いをします。名前で候補をしぼったら、次の項の3か所を測ってください。名前の見分け方の全体は服の名前がわからないときにもあります。

測る3か所|台襟の高さ・襟羽根の長さ・襟先の開き

シャツを平らに置いて、襟の3か所を測ります。

測る場所測り方ニットとの関係
台襟の高さ首の後ろの中心で、首に沿って立つ帯の高さ高いほど、首元の詰まったニットと重ねると二重になる
襟羽根の長さ首の後ろの縫い目から、外側の折り返しまで長いほど、襟先がニットの首元のふちに当たる
襟先の長さ襟の折り目から襟先の角まで長いほど、丸首の中で襟先が跳ねる
襟先の開き左右の襟先の角どうしの距離広いほど、丸首のふちからはみ出す

**とくに大切なのは、襟先の長さです。**襟の折り目から襟先の角まで、7cmを超えるシャツは、丸首のニットの中で襟先がふちに当たりやすくなります。6cm以下なら、丸首の中でもほぼ収まります。

台襟の高さは、首の後ろの中心で測ってください。3cmを超える台襟は、首元の詰まったニットと重ねると、首元にシャツとニットの2本の帯が重なり、首が埋もれたように見えることがあります。

ニットの首元も測る

シャツの襟と同じくらい大切なのが、ニットの首元の形です。

ニットの首元首の付け根からふちまでの距離合いやすいシャツの襟
首に沿った丸首指1本以内襟先の短いレギュラー、バンドカラー
ゆとりのある丸首指2本ほどレギュラー、ボタンダウン
浅いVネック鎖骨のくぼみのあたりまでレギュラー、ボタンダウン、丸襟
深いVネック鎖骨の下までワイド、開襟、スキッパー
ボートネック横に広く、前は浅い襟羽根のない襟、またはシャツを着ない
ハイネック首に沿って立つシャツは合わせにくい

**丸首のニットは、首元のふちの位置で合うシャツが変わります。**首の付け根にぴったり沿う丸首は、襟先が当たるので、襟先の短いシャツかバンドカラーに向きます。指2本ほど離れた丸首なら、襟先の長さにもう少しゆとりがあります。

Vネックは、襟先の逃げ場があるので、襟の名前を選ばずに合わせやすい首元です。重ね着に慣れていないうちは、Vネックから始めると失敗が少なくなります。首元の名前の見分け方はネックラインの種類にもあります。

困りごと①|襟先が跳ねて浮く

丸首のニットを重ねたとき、いちばん多い困りごとです。襟先がニットの首元のふちに押し上げられて、上を向いてしまいます。

跳ねる原因確かめ方直し方
襟先が長い襟の折り目から襟先まで7cmを超える襟先の短いシャツにする
ニットの首元が詰まっている首の付け根からふちまで指1本以内首元にゆとりのあるニットにする
襟に芯が強く入っている襟を指で曲げると戻る襟先をニットの外に出して寝かせる
襟先が固定されていない襟先にボタンがないボタンダウンにする
襟の内側に折り目がない襟の折り返しがゆるいアイロンで折り目をつける

**手持ちのまま直すなら、襟先をニットの外に出して、ふちの上に寝かせてください。**襟先がふちの内側に入っていると押し上げられますが、外に出してふちの上に乗せると、押す力がかからなくなります。

ボタンダウンのシャツは、襟先がボタンで留まっているので、丸首のニットの中でも跳ねにくい襟です。秋にニットを重ねる日が多いなら、手持ちのシャツの中でボタンダウンを優先して使うと、朝の手間が減ります。

困りごと②|襟がつぶれて寝る

襟がニットの首元に押されて、平たくつぶれてしまう。襟羽根がしわになって、だらしなく見えます。

つぶれる原因確かめ方直し方
襟に芯がない襟を指で持ち上げるとすぐ倒れる芯の入ったシャツにする
台襟が低い首の後ろの帯が2cm未満台襟のあるシャツにする
生地が柔らかいとろみのある生地丸首ではなくVネックかカーディガンにする
洗ったあとにアイロンをかけていない襟に細かいしわがある襟だけでもアイロンをかける

**柔らかい生地のシャツは、丸首のニットとは相性がよくありません。**とろみのある生地のブラウスは、ニットの首元に押されると形を保てないからです。この場合は、首元が開いたVネックか、前の開くカーディガンを重ねてください。襟が押されずに済みます。

芯があるかどうかは、襟の先を指でつまんで、軽く持ち上げてみると分かります。持ち上げた形のまま少し保つなら芯が入っていて、すぐにくたっと倒れるなら芯がありません。芯のない襟でも、アイロンで台襟と襟羽根の境目に折り目をつけておくと、ニットの中でも折り目の線から形が崩れにくくなります。

困りごと③|片方だけはみ出す・左右がずれる

動いているうちに、片方の襟だけがニットの外に出てしまう。鏡を見るたびに直す羽目になります。

ずれる原因確かめ方直し方
襟先の開きが広い左右の襟先の距離が12cmを超える開きの狭い襟にする
ニットの首元が広い首元にゆとりがありすぎる首元の小さいニットにする
シャツのボタンを上まで留めていない首元が左右に開いているいちばん上のボタンを留める
シャツの身幅が大きいニットの中でシャツが回る身幅の小さいシャツにする

**いちばん手早い直し方は、シャツのいちばん上のボタンを留めることです。**ボタンが開いていると、左右の襟がそれぞれ自由に動いて、片方だけが外に出やすくなります。留めると左右の襟がつながって、そろって動きます。

それでもずれるなら、襟先を両方ともニットの外に出して着てください。最初から外に出しておけば、片方だけが出てくることはありません。

バッグを片方の肩にかける日は、かけている側の襟が引っぱられてずれやすくなります。肩にかけるバッグの日は、その側の襟先をとくに丁寧にニットの外に出しておくか、手に持つバッグにすると、1日の中で直す回数が減ります。

困りごと④|首元が詰まって苦しく見える

シャツの襟とニットの首元が重なって、首が短く埋もれたように見える。秋冬に増える困りごとです。

詰まる原因確かめ方直し方
台襟が高い首の後ろの帯が3cmを超える台襟の低いシャツにする
スタンドカラーに丸首を重ねている首元に帯が2本重なるニットをVネックにする
ハイネックのニットに襟のあるシャツ首元に3層が重なるどちらか一方にする
第1ボタンまで留めている首元に余裕がない第1ボタンを開けて襟を開く

**首元が詰まるのは、首のまわりに立つ帯の数が2本を超えるときです。**シャツの台襟とニットの首元のリブで、すでに2本になっています。そこにもう1つ加わると、首が埋もれて見えます。首まわりの帯を2本までにしてください。

台襟の高いシャツは、ニットの首元を開いたVネックにすると、台襟だけが首に沿って立ち、詰まりが消えます。スタンドカラーのシャツも同じです。

困りごと⑤|襟が隠れて見えない

せっかく襟のあるシャツを着たのに、ニットの首元に隠れて、ほとんど見えない。シャツを着ている意味がなくなります。

隠れる原因確かめ方直し方
襟羽根が小さい襟羽根の長さが4cm未満襟羽根の大きいシャツにする
ニットの首元が高い首の付け根にぴったり沿う首元にゆとりのあるニットにする
襟をニットの中にしまっている襟の先が見えない襟を外に出す
ニットの首元のリブが太いリブの幅が3cmを超えるリブの細いニットにする

**襟を見せたいなら、襟羽根が首元のふちより外に2cm以上出ることが目安です。**それより小さいと、正面から見たときに襟が首元のふちに紛れて見えなくなります。

襟の色も見え方に関わります。ニットと同じような色のシャツは、襟が首元のふちに溶け込み、出していても見えにくくなります。紺のニットに白いシャツ、グレーのニットに水色のシャツのように、ニットとシャツの明るさに差をつけると、小さな襟でもはっきり見えます。

困りごと⑥|襟が大きくてはみ出す

反対に、襟が大きすぎて、ニットの首元から大きく広がってはみ出す。首元だけがシャツの印象になります。

はみ出す原因確かめ方直し方
襟羽根が大きい襟羽根の長さが8cmを超えるVネックかカーディガンにして、襟を広げて見せる
大きな丸襟襟が肩の方へ広がる首元の広いニットにする
開襟をニットの外に出している襟が肩まで寝ている襟を中にしまうか、カーディガンの外に出す
ワイドカラーを丸首に重ねている襟先が首元のふちを越えて横に広がるVネックにする

**大きな襟は、隠そうとするより、見せる場所を作ってください。**丸首のニットの中に押し込むと、首元でふくらみになります。Vネックかカーディガンにして、襟を広げて見せると、大きな襟がそのまま顔まわりの飾りになります。

大きな丸襟のシャツは、それだけで首元の主役になる形です。ニットを重ねる日は、ニットの側を無地にして、色もシャツより落ち着いたものにすると、襟の形がきれいに見えます。柄のニットや、首元に飾りのあるニットと組むと、首元に見どころが2つできて、どちらも引き立ちません。

組み合わせ早見|ニットの首元と襟の名前

ここまでの内容を、ニットの首元ごとにまとめます。

ニットの首元収まりやすい襟困りやすい襟
首に沿った丸首襟先の短いレギュラー、バンドカラーワイド、スタンド、大きな丸襟
ゆとりのある丸首レギュラー、ボタンダウンスタンド、開襟
浅いVネックレギュラー、ボタンダウン、丸襟開襟
深いVネックワイド、開襟、スキッパー襟先の短い小さな襟
カーディガンほぼすべてなし
ハイネックなし襟のあるシャツすべて

**迷ったら、カーディガンかVネックにしてください。**どちらも首元に襟の逃げ場があるので、どの名前の襟でもほぼ収まります。丸首は襟の寸法を選ぶので、合うシャツが決まっている人向けです。

カーディガンを重ねるとき

カーディガンは前が開くので、ニットの中ではいちばん襟を選ばない重ね方です。それでも、ボタンの留め方で襟の振る舞いが変わります。

カーディガンの着方襟の見え方向く襟
ボタンを全部留める丸首と同じように首元で押される襟先の短い襟
上のボタンだけ開ける襟がVの中に収まるレギュラー、ボタンダウン
前を全部開ける襟が自由に広がる大きな襟、開襟、スキッパー
肩にかける襟がそのまま見えるどの襟でも

**丸首のカーディガンをボタンまで留めると、丸首のニットと同じ困りごとが起きます。**上のボタンを1つか2つ開けて、首元にVの形を作ると、襟が押されずに収まります。

ジャケットを重ねるとき

シャツの上にニット、さらにジャケットを重ねる日もあります。3枚重ねると、首元に3つの襟や帯が集まります。

重ね方首元に集まるもの整え方
シャツ、丸首ニット、ジャケット台襟、ニットの首元、ジャケットの襟シャツの襟をニットの外に出し、ジャケットの襟の内側に収める
シャツ、Vネックニット、ジャケット台襟、Vのふち、ジャケットの襟3つのVの角度をそろえる
シャツ、カーディガン、ジャケット台襟とジャケットの襟カーディガンは薄手にする
開襟シャツ、ジャケット寝た襟とジャケットの襟開襟をジャケットの襟の上に重ねる

**3枚重ねるときは、首元のVの角度をそろえてください。**シャツの襟の開き、ニットのV、ジャケットの襟の開きがそろうと、首元がすっきりまとまります。角度がばらばらだと、首元に線が散らばって見えます。

ボウタイと開襟をニットと着るとき

ボウタイと開襟は、ほかの襟と比べて首元の形がはっきりしているぶん、ニットの首元を選びます。

襟の名前合うニットの首元着方
ボウタイ(結び目が小さい)ゆとりのある丸首、浅いVネック結び目だけを首元のふちの上に出す
ボウタイ(結び目が大きく、帯が長い)深いVネック、カーディガン帯をVの中に垂らす
開襟(襟が小さい)浅いVネック襟をVのふちの上に寝かせる
開襟(襟が大きい)カーディガンの前を開ける襟を羽織りの襟の上に重ねる

**ボウタイは、結び目の大きさでニットを選んでください。**結び目が小さいものなら、丸首のふちの上にちょうど乗り、首元に飾りが1つある形になります。結び目が大きく帯の長いものを丸首と重ねると、結び目が首元のふちに押しつぶされ、帯がニットの中でかさばります。この場合は、深いVネックかカーディガンにして、帯をVの中に垂らすと、帯の流れがそのまま縦の線になります。

開襟は、もともと首元を開けて着る襟です。丸首のニットと重ねると、開いた襟がニットの首元に押されて、首元に布がたまります。Vネックかカーディガンにして、襟をニットのふちの上に寝かせると、開襟らしい開きが残ります。

首元にもう1つ足すとき|スカーフとネックレス

シャツとニットの首元に、さらにスカーフやネックレスを足したいこともあります。足す場所を間違えると、首元に物が集まりすぎます。

重ね方足せるもの足す場所
シャツの襟を出した丸首短いネックレス襟の内側、ボタンの上
シャツの襟を出したVネック細い鎖のネックレスVの中
バンドカラーをのぞかせた丸首小さなスカーフニットの首元のふちの外
襟をしまったカーディガンスカーフ襟の代わりに首元に巻く

**首元に足すものは、1つまでにしてください。**シャツの襟とニットの首元で、すでに2つの線が首元にあります。そこに1つ足すと3つになり、それ以上は首元が窮屈に見えます。襟を外に出す日は、ネックレスを細いものにするか、外してしまっても十分です。

襟を出すか、しまうか

ニットの中に着たシャツの襟を、外に出すか、中にしまうか。襟の名前で決まります。

襟の名前出すか、しまうか理由
襟羽根のある襟(レギュラー、ワイド、ボタンダウン、丸襟)出すしまうと首元の中で折れてふくらむ
襟羽根のない襟(スタンド、バンド)しまうか、1cmだけ見せる出すと首元が二重になる
開襟、スキッパーニットの外に寝かせて出すしまうと首元がかさばる
ボウタイ結び目だけ出す帯をしまうと首元が詰まる

**襟羽根のある襟は、しまわずに出してください。**ニットの首元の中に押し込むと、外から見て首元がふくらみ、だらしなく見えます。襟羽根のない襟は、ニットの首元から1cmほどのぞかせると、白い線が顔まわりを明るくします。

襟の形を整える手入れ

重ねたときに困りにくい襟は、手入れで作れます。

手入れやり方効く困りごと
襟だけアイロン襟の裏から、先から中心へつぶれる、跳ねる
折り目をつける台襟と襟羽根の境目にアイロンで折り目跳ねる、隠れる
襟の芯を入れる襟先の裏の差し込み口に、薄い芯を入れる跳ねる、つぶれる
洗ったら形を整えて干す襟を立てて、手でのばして干すつぶれる

**いちばん効くのは、台襟と襟羽根の境目に折り目をつけることです。**折り目がはっきりしていると、襟羽根がその線で寝て、ニットの首元に押されても形を保ちます。洗ったシャツは、アイロンをかける時間がなくても、襟だけは立てて手でのばしてから干すと、つぶれにくくなります。シャツの襟の洗い方はワイシャツの洗い方にあります。

通販で襟を見分ける|商品ページで見る場所

通販でシャツを買うときは、名前だけでなく、写真と寸法の表から襟の寸法を読みます。

見る場所見方分かること
正面の写真襟先が鎖骨のくぼみより下まで届くか丸首のニットと重ねたときに跳ねるか
横か後ろの写真首の後ろの台襟の高さ首元が詰まるか
寸法の表襟の高さ、襟羽根の長さが書かれているか手持ちと比べられるか
素材の表示張りのある生地か、とろみのある生地かつぶれやすいか
着用写真ニットを重ねた写真があるか重ねたときの振る舞い

**正面の写真で、襟先が鎖骨のくぼみより下まで届いているシャツは、丸首のニットの中で跳ねやすい襟です。**秋にニットを重ねて着るつもりなら、襟先が鎖骨のくぼみのあたりで止まるものを選ぶと、丸首にも収まります。

寸法の表に襟の寸法が書かれていない場合は、手持ちのシャツで「重ねて困らなかった1枚」を探し、その写真の見え方と比べてください。

手持ちの1枚を物差しにするときは、スマートフォンで同じ角度の写真を撮っておくと便利です。シャツを着て正面から首元を撮り、襟先が鎖骨のくぼみのどのあたりで止まるかを残しておきます。商品ページのモデル写真と並べて見ると、襟先の長さが手持ちより長いか短いかが、寸法の表がなくてもおおよそ分かります。

手持ちのシャツから、ニットを選ぶ順番

  1. 手持ちのシャツを平らに置き、襟の名前を確かめる
  2. 襟先の長さと台襟の高さを測る
  3. 襟先が7cmを超えるなら、丸首ではなくVネックかカーディガンを選ぶ
  4. 台襟が3cmを超えるなら、首元の詰まったニットを避ける
  5. 襟羽根のない襟なら、首元にゆとりのある丸首を選ぶ
  6. 実際に重ねて、鏡の前で首を左右に動かし、襟がずれないか確かめる

**6番目を必ずやってください。**立って正面を見ているときに収まっていても、首を動かすと襟がずれたり、片方だけ出てきたりすることがあります。

秋の始まりと冬で変わること

同じシャツとニットでも、季節が進むと重ね方が変わります。

時期ニットの厚さ襟で気をつけること
10月の始め薄手のニット首元が薄いので、襟の寸法がそのまま出る
10月の終わり中くらいのニット首元のリブが太くなり、襟が隠れやすい
11月中くらいのニットに上着3枚重ねで首元に集まる
12月以降厚手のニットシャツの襟は外に出さないと見えない

**季節が進むほど、ニットの首元は太く厚くなります。**10月にちょうどよかった襟が、12月の厚手のニットの中では隠れてしまうことがあります。厚手のニットの日は、襟羽根の大きいシャツにするか、襟を外に出してください。

冬はシャツの生地そのものも見直す時期です。薄い綿のシャツは、厚手のニットの中で襟だけが頼りなく見えることがあります。起毛した綿やネルのように少し厚みのあるシャツにすると、襟にもほどよい張りが出て、厚手のニットの首元と釣り合います。

どちらとも取れるとき①|名前が店ごとに違う

同じ形の襟が、店によって違う名前で呼ばれていることがあります。スタンドカラーとバンドカラー、丸襟と別の呼び名、開襟とスキッパー。

**名前が揺れているときは、名前ではなく寸法で比べてください。**スタンドとバンドなら台襟の高さ、丸襟なら襟羽根の大きさ、開襟とスキッパーなら首元の開きの深さです。寸法が分かれば、名前が違っても、ニットの中での振る舞いは同じように読めます。

店の人に尋ねるときも、名前より寸法で聞くほうが話が早く進みます。「首の後ろの帯は何cmくらいですか」「襟先は鎖骨のどのあたりまで届きますか」と聞けば、名前の呼び方が店ごとに違っていても、同じものを指して話ができます。

どちらとも取れるとき②|襟を出したいが、ニットの首元が詰まっている

手持ちのニットが首に沿った丸首しかない。でも、シャツの襟は見せたい。

この場合は、**襟先の短いシャツか、襟先をボタンで留めるシャツを選んでください。**襟先が首元のふちの内側に収まる長さなら、詰まった丸首の中でも跳ねずに襟を見せられます。手持ちのシャツの襟先が長いなら、襟先だけをニットの外に出して、ふちの上に寝かせる着方にします。

それでも窮屈に見えるなら、その日はシャツを諦めて、ニットの首元の内側から薄いカットソーの縁を1cmだけ見せる着方に替えると、首元に明るい線は残せます。

どちらとも取れるとき③|仕事で、襟を出す決まりがある

職場の決まりで、ニットを着る日もシャツの襟を出すように言われている。

この場合は、**ニットをVネックかカーディガンに決めてしまうのが確実です。**どちらも襟の逃げ場があるので、レギュラーでもボタンダウンでも、襟を出したまま1日過ごせます。丸首のニットを着たいなら、襟先が短く芯のしっかりしたシャツを1枚決めておき、その日はそのシャツと組んでください。仕事のシャツの選び方はワイシャツコーデレディースにあります。

よくある行き違い

**「襟の名前が同じなら、どのシャツでも同じように重ねられる」。**同じ名前でも、襟先の長さや台襟の高さは店ごとに違います。重ねて困るかどうかは寸法で決まります。

**「ボタンダウンは、カジュアルな日にしか着られない」。**ボタンダウンは襟先が固定されているので、ニットを重ねる日にはかえって整って見えます。秋冬の仕事の日にも役に立つ襟です。

**「襟はニットの中にしまえばすっきりする」。**襟羽根のある襟をしまうと、首元の中で折れてふくらみます。出したほうがすっきり見えます。

**「丸首のニットがいちばん合わせやすい」。**丸首は襟の寸法を選ぶ首元です。どの襟にも合わせやすいのは、Vネックとカーディガンです。

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— メグラシ編集部

よくある問い

Q. シャツの上に丸首のニットを着ると、襟先が跳ねてしまいます
襟羽根が長く、ニットの首元のふちに襟先が押し上げられているのが原因です。襟先がニットの首元のふちより下まで届く長さだと、ふちに当たって跳ね上がります。ボタンダウンのように襟先をボタンで留められる襟にするか、襟羽根の短い丸襟にするか、ニットを首元の開いたVネックに替えてください。手持ちのまま直すなら、襟先をニットの外に出して、ふちの上に寝かせる着方にすると跳ねにくくなります。
Q. スタンドカラーとバンドカラーは、同じものですか
店によって呼び方が揺れますが、どちらも襟羽根のない、立ち上がった帯だけの襟を指すことが多い名前です。帯が首に沿って高く立つものをスタンドカラー、帯が低く細いものをバンドカラーと呼び分ける店もあります。ニットを重ねるときに大切なのは名前より帯の高さで、帯が3cmを超えると、丸首のニットと重ねたときに首元が二重に詰まって見えます。
Q. ニットの中に着たシャツの襟は、出すべきですか、しまうべきですか
襟羽根のある襟は出し、襟羽根のない襟はしまうか、少しだけ見せるのが基本です。襟羽根のあるシャツの襟をしまうと、ニットの首元の中で襟が折れて、外から見るとふくらみになります。襟羽根のないスタンドやバンドの襟は、ニットの首元から1cmほど見せると、首元に白い線が入って顔まわりが明るくなります。
Q. 通販でシャツを買うとき、襟のどこを見ればいいですか
襟の名前に加えて、商品ページの写真で、襟先がどこまで届いているかと、首の後ろの台襟の高さを見てください。寸法の表に襟の高さや襟羽根の長さが書かれていれば、手持ちのシャツの同じ場所を測って比べます。書かれていない場合は、モデルの写真で襟先が鎖骨のくぼみより下まで届いているかを見ると、丸首のニットと重ねたときに跳ねるかどうかの目安になります。

— メグラシ編集部

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自分を知る

アクセサリーの合わせ方|つけすぎ・寂しい・ちぐはぐは光る点の数で直す

アクセサリーを重ねるとつけすぎに見え、外すと寂しく見える。金と銀が混ざってちぐはぐ、大ぶりと華奢が隣り合って落ち着かない。合わせ方の失敗は、1つずつの良し悪しではなく、顔まわりと手元のそれぞれに光る点がいくつあるか、その色と大きさがそろっているかで起きます。光る点の数え方、つけすぎと寂しさの境目、金と銀を混ぜるときの割合、大きさの差の測り方、秋冬のニットの上で起きる失敗、眼鏡やバッグの金具まで数えるときの考え方、どちらとも取れるときの決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 13分

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