ジム用レディースウェアの素材|30分の汗と乾く時間で選ぶ

**ジムで着ている服の裏側をめくって、洗濯表示のタグを見てください。**綿、ポリエステル、ナイロン、ポリウレタン。どれが何%と書いてありますか。
ジム用のレディースウェアを選ぶとき、形や色は見ても、この素材の欄まで見る人は多くありません。けれど、汗をかいたあとに服が重くなるか、ジムを出たあとに冷たく感じるか、次に通う日までに乾くかは、形ではなく素材で決まります。
見るのは2つだけです。30分動いたあとに、背中がどれだけ濡れるか。洗って干したあと、何時間で乾くか。この2つが分かれば、タグの数字から自分に合う素材が選べます。
動いたときに裾やウエストが何cm動くかという形の選び方はジムの服装 女性・ジムウェアおしゃれレディースに、その日のメニューで分ける組み方はジムの格好 女性にまとめてあります。この記事は素材だけを扱います。
結論:素材は、30分の汗の量と、乾くまでの時間で選ぶ
| 30分後の背中の濡れた範囲 | 洗って乾くまでの時間 | 向く素材 |
|---|---|---|
| 手のひら1枚分未満 | 気にならない | 綿の多い生地でも過ごせる |
| 手のひら1〜2枚分 | 一晩で乾いてほしい | 綿とポリエステルの混ざった生地 |
| 手のひら2枚分を超える | 一晩で乾いてほしい | ポリエステルの多い生地 |
| どれでも | 週に1〜2回しか洗えない | 乾きやすい生地に、綿混を1組足す |
**汗の量と洗う間隔が分かれば、タグの数字で選べます。**形がどれだけ気に入っていても、素材が自分の汗の量に合っていないと、動いているあいだより、終わってからの時間で困ります。
30分の汗の量を、手のひらで測る
汗の量は、人によっても、その日のメニューによっても違います。まずは普段のメニューで、一度だけ測ってみてください。
- 手持ちの綿のTシャツを着て、いつものメニューを30分こなす
- 更衣室でTシャツを脱ぎ、背中側を広げる
- 色が濃くなっている範囲に、手のひらを何枚分置けるかを数える
綿のTシャツで測るのは、汗を吸った範囲がいちばんはっきり見えるからです。手のひら1枚分未満なら少なめ、1〜2枚分なら中くらい、2枚分を超えたら多めと考えてください。
走る日とストレッチの日で違うなら、両方測っておきます。メニューごとの差は、後半の「どちらとも取れるとき」で扱います。
洗濯表示は、並ぶ順番と割合を見る
洗濯表示の素材の欄は、多い順に並んでいます。いちばん上の素材の割合が60%を超えていれば、その素材の性格がはっきり出ます。
- 綿60%・ポリエステル40% → 綿の性格が強い。汗を吸うが、乾くのは遅め
- ポリエステル60%・綿40% → ポリエステルの性格が強い。汗を広げて乾きやすい
- 綿50%・ポリエステル50% → ちょうど中間。汗の量が中くらいの人向き
上下で素材が違うことはよくあります。上は汗をかきやすい背中と胸を覆うので汗の量で、下は床やマシンに触れるので、こすれへの強さと伸びで選ぶと考えると整理しやすくなります。
綿|汗を吸って、肌の近くに留める
綿は汗を吸い込むのが得意な素材です。肌触りがやわらかく、少しの汗ならさらりと受け止めます。
ただ、吸った汗を生地の中に留めておく性格があります。汗の量が多い日は、生地が重くなって肌に張りつき、動くたびに冷たく感じます。乾くのにも時間がかかります。
向いているのは、30分で手のひら1枚分未満しか汗をかかない日です。ストレッチ、ゆっくりしたマシン、ヨガのように体の動きが大きくない日なら、綿の多い生地でも一日中快適に過ごせます。
ポリエステル|汗を広げて、早く乾かす
ポリエステルは、汗をほとんど吸い込まず、生地の表面に広げて乾かす素材です。汗の量が多い日でも、生地が重くなりにくく、動いているあいだも軽いままです。洗ったあとも乾くのが早く、部屋干しでも一晩で乾くことが多くなります。
気をつけたいのは、汗を含んだまま時間を置かないことです。乾きやすい素材ですが、汗が残ったまま袋に入れて持ち帰ると、匂いが残りやすいと感じる人もいます。着たその日に洗う、すぐに洗えない日は袋から出して広げておく。この2つで気になりにくくなります。
30分で手のひら2枚分を超える汗をかく人、走る日や息が上がるレッスンの日には、ポリエステルの多い生地が向いています。
ナイロンとポリウレタン|こすれと伸びを受け持つ
レギンスやショートパンツの素材の欄によく並ぶのが、ナイロンとポリウレタンです。
ナイロンは、表面がなめらかで、こすれに強い素材です。マシンの座面や床のマットに何度も触れる下半身の服に使われています。汗の吸い方はポリエステルに近く、乾きやすい性格です。
ポリウレタンは、伸びて元に戻る糸です。単独ではなく、ほかの素材に数%から20%ほど混ぜて使われます。割合で、服の沿い方が変わります。
| ポリウレタンの割合 | 服の沿い方 | 向く服 |
|---|---|---|
| 5%前後 | 動きに合わせて少し伸びる | ゆとりのあるトップスやパンツ |
| 10〜15% | 体に沿って、しゃがんでも戻る | レギンス・スポーツブラ |
| 20%前後 | しっかり沿って、押さえる感覚がある | 締め付け感が好きな人のレギンス |
締め付け感の好みは人によって違います。試着で膝を深く曲げてしゃがみ、ウエストが下がらずに、苦しくもない割合を探してください。
乾く時間を、一度測っておく
素材を選ぶもうひとつの物差しが、乾く時間です。次に通う日までに乾かないと、同じ服を続けて着られません。
家で一度、次のように測ってください。
- 夜、いつも通りに洗濯して、部屋干しにする
- 翌朝、同じ時間に、脇の下と縫い目の重なった部分を触る
- 冷たさが残っていなければ、一晩で乾く服
**脇の下と縫い目の重なりは、服の中でいちばん最後に乾く場所です。**ここが乾いていれば、ほかの場所も乾いています。
通う回数と乾く時間から、何組そろえればいいかが出ます。週に3回通う人が一晩で乾く服を持っているなら、2組で回ります。一晩で乾かない服なら、3組は要ります。
秋冬は、汗が冷える素材を肌側に置かない
秋から冬のジムで困るのは、動いているあいだより、ジムを出たあとです。暖かい館内で汗をかき、冷えた外に出ると、汗を含んだ生地が肌の上で冷たく感じます。
ここで効くのが、重ねる順番です。
- 肌側:ポリエステルの多い、乾きやすい生地
- 外側:綿の多い、やわらかい1枚
肌側で汗を広げて乾かし、外側の綿で温かさを保ちます。動いているあいだは外側の1枚を脱ぎ、帰る前に着直すだけで、行き帰りの冷たさがかなり違ってきます。逆に、綿のTシャツを肌側に着て上にポリエステルの上着を重ねると、汗を含んだ綿がそのまま肌に残ります。
帰り道に着る1枚の選び方は、ホットヨガの服装で、汗が引くまでの時間から決める方法としてまとめてあります。
静電気は、素材の組み合わせで起きる
秋冬は空気が乾いて、服を脱ぐときにぱちっとくることが増えます。静電気は、素材の組み合わせで起きやすさが変わります。
ポリエステルやナイロンの服どうしを重ねて脱ぎ着すると、静電気が起きやすくなります。あいだに綿の1枚を挟むか、外側を綿の多い生地にすると、起きにくくなります。
更衣室で髪が広がりやすい人は、首まわりに触れる外側の1枚だけでも綿の多いものにしておくと、脱いだあとに髪を整える時間が減ります。
どちらとも取れるとき①|メニューで汗の量が変わる
走る日は手のひら3枚分、ストレッチの日は半分。こうして、日によって汗の量が大きく違う人もいます。
この場合は、上は汗の多い日に合わせ、下は共通にしてください。上半身は汗の量で素材が分かれますが、下半身はこすれと伸びで選ぶので、メニューが変わっても同じ1本で足ります。上だけを、ポリエステルの多い1枚と綿の多い1枚の2種類にしておくと、その日の予定で選べます。
どちらとも取れるとき②|綿の肌触りが好き
汗は多めだけれど、ポリエステルのつるりとした肌触りが落ち着かない、という人もいます。
選び方は2つあります。ひとつは、綿とポリエステルが半分ずつ前後の混ざった生地にすること。綿の肌触りを残しながら、乾く速さも上がります。もうひとつは、肌側にポリエステル、外側に綿という秋冬の重ね方を、季節を問わず使うことです。肌に触れるのはポリエステルでも、見た目と手触りは綿になります。
どちらとも取れるとき③|洗濯が週に1〜2回しかできない
仕事の都合で、洗濯は週末にまとめて、という人もいます。この場合は、汗の量よりも洗うまでの間隔を優先してください。
ポリエステルの多い生地は乾きやすい反面、汗を含んだまま数日置くと匂いが気になりやすくなります。洗うまでの間隔が長いなら、着たあとにハンガーで広げて乾かしておき、綿混の生地を1組混ぜて回すと、洗濯の日まで持たせやすくなります。
よくある行き違い
**「汗をかくなら、吸う綿がいちばん」。**吸った汗を生地に留めるので、汗が多い日ほど重く、冷たくなります。汗の量が手のひら2枚分を超えるなら、広げて乾かす素材を選んでください。
**「ポリウレタンが多いほど、動きやすい」。**割合が高いほど体に沿って押さえる感覚が強くなります。動きやすさは、しゃがんで苦しくない割合で決まります。
**「秋冬は、厚い綿を着れば寒くない」。**動いているあいだに汗を含むと、外に出たときに冷たく感じます。肌側は乾きやすい生地にしてください。
**「乾いたかどうかは、表面を触れば分かる」。**最後まで乾かないのは脇の下と縫い目の重なりです。そこを触って確かめてください。
装いに活かすなら
ジム用のレディースウェアを選ぶときは、形と色を見る前に、30分後の背中の濡れた範囲と、一晩で乾くかどうかを一度だけ測ってください。この2つが分かれば、洗濯表示の素材の欄を見るだけで、自分に合う1枚が選べます。
手持ちのウェアのタグを全部めくって、いちばん上の素材を書き出してみると、汗の量に合っていない1枚がどれか、すぐに見つかります。
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よくある問い
- Q. ジムのウェアは、綿とポリエステルのどちらがいいですか
- 30分動いたあとに、背中が濡れる範囲で決めてください。手のひら1枚分未満なら、綿の多い生地でも重くならずに過ごせます。ストレッチやゆっくりしたマシン中心の日は、このくらいの汗で終わることが多いです。手のひら2枚分を超えるなら、ポリエステルの多い生地のほうが、汗を広げて早く乾かすので、動いているあいだも帰り道も軽く感じます。
- Q. 洗濯表示の素材の欄は、どこを見ればいいですか
- 並んでいる順番と、いちばん上の素材の割合です。素材は多い順に書かれているので、いちばん上が60%を超えていれば、その素材の性格がはっきり出ます。もうひとつ見たいのがポリウレタンの割合です。伸びて戻る糸なので、5%前後ならゆとりのある形、10〜20%ならレギンスのように体に沿う形に使われていることが多くなります。
- Q. ポリエステルのウェアは、匂いが残りやすいと聞きました
- 汗を含んだまま時間を置くと、匂いが残りやすいと感じる人はいます。ポリエステルは乾きやすいぶん、洗うまでのあいだに汗が生地に残りやすいためです。着たその日のうちに洗う、すぐに洗えない日は袋から出して広げておく、の2つで気になりにくくなります。洗濯が週に1〜2回しかできないなら、綿混の生地を1組混ぜておくと、洗うまでの間隔に合わせやすくなります。
- Q. 秋冬のジムでは、何を重ねればいいですか
- 肌側に乾きやすいポリエステルの多い生地、上に綿の多い1枚という順で重ねてください。汗を含んだ綿を肌側に置くと、ジムを出てから冷たく感じやすくなります。肌側で汗を広げて乾かし、外側の綿で温かさを保つ組み方なら、動いているあいだは上の1枚を脱ぎ、帰り道に着直すだけで済みます。
— メグラシ編集部





