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20デニールの黒ストッキング|急な弔事に備える足数と置き場所

メグラシ編集部//読了 13分
木の棚の上に、黒い布袋から半分のぞく未開封の黒いストッキングの袋と、黒い小ぶりのハンドバッグ、紫の袱紗、数珠がまとめて置かれ、奥に黒い礼服が掛かっている

**家の引き出しと、職場の机の中を思い浮かべてください。**未開封の黒い20デニールのストッキングは、何足ありますか。

0足なら、この秋のうちに3足を用意しておく時期です。弔事でいちばん出番の多い1足なのに、必要になる日は、たいてい前日か当日に急に来ます。知らせを受けてから売り場に向かうと、ちょうどいい色やサイズが見つからなかったり、仕事帰りに店が閉まっていたりします。

**未開封の3足を、家の礼服の袋、職場の引き出し、帰省のかばんに1足ずつ。**この備えがあれば、知らせを受けた場所から、そのまま向かえます。

弔事でどの数字を選ぶか、場面ごとの目安は礼服のストッキングは何デニールにあります。この記事は、その1足を急な日に手元に持っておくための話です。

結論|未開封を3足、置き場所を分けて持つ

買い置きの3足は、1か所にまとめず、知らせを受けたときにいそうな場所に分けて置きます。

置き場所足数使う場面
家の礼服の袋1足家で着替えて向かう日
職場の引き出し1足仕事帰りに通夜へ向かう日
帰省・旅行のかばん1足遠方で知らせを受けた日、遠方の葬儀へ向かう日

3足すべてを家に置いておくと、職場から直接向かう日に間に合いません。反対に、家にしか置かない場合でも、礼服の袋に入れておけば、礼服を出したときに一緒に手に取れます。ストッキングだけを別の引き出しにしまうと、急な日にはまず思い出せません。

なぜ20デニールの黒を備えるのか

弔事で履く黒のストッキングは、肌の色がうっすら透ける薄手のものが選ばれることが多く、数字でいえば20から30のあたりがよく使われます。その中で20を備えにしておく理由は、どの季節にも、どの立場にも合わせやすいからです。遺族の側として出る日も、参列する側として出る日も、20の黒なら場にそぐわないと受け取られることはほとんどありません。

数字弔事での見え方備えとしての扱い
15肌がよく透ける夏は合うが、秋冬は寒く、伝線もしやすい
20肌の色がうっすら透ける季節を問わず使いやすい。備えの中心
30透け方が少し控えめ秋冬に使いやすい。20と並べても大きな違いはないことが多い
40黒い面に近く見えることがある弔事では避けるほうが無難なことが多い

**20の黒は、夏の葬儀にも冬の法要にも合わせやすい、いちばん外れにくい数字です。**30も十分に使えますが、季節を選ばずに1種類だけ備えるなら、20から始めると迷いません。秋冬に寒さが気になる人は、3足のうち1足を30にしておく、という分け方もあります。

買い置きは何足いるか|通夜と告別式の2日間で数える

3足という数は、弔事がたいてい2日続くことから出しています。

日要る足数理由
通夜の日1足仕事帰りや移動のあとに履く
告別式の日1足前日の1足は伝線や汚れが出ていることがある
替え1足履くときに伝線したときの予備

通夜で履いた1足を、翌日の告別式でもう一度履くこともできますが、一度履いたストッキングは膝や足首がゆるみ、思わぬところに伝線が入っていることがあります。告別式の朝に新しい1足を出せるようにしておくと、身支度で慌てずに済みます。

親族として通夜と告別式の両方に出る場合は、さらに法要や初七日の席が続くこともあります。続けて出る予定が見えているときは、3足のうち2足をかばんに入れて、家の礼服の袋の1足は帰ってから補充する、というふうに、置き場所をまたいで使ってかまいません。大事なのは、使ったあとにどこが空いたかを覚えておくことです。

**ストッキングは、履く瞬間がいちばん伝線しやすいものです。**爪や指輪が引っかかると、一瞬で縦に線が入ります。替えの1足があるかどうかで、その朝の落ち着きが変わります。

置き場所①|家の礼服の袋

家に置く1足は、礼服をしまっている袋やケースの中に入れます。

入れ方理由
未開封のまま、礼服の袋の底に平らに置く礼服を出したときに一緒に目に入る
袋の表に「弔事用」と書いたメモを貼る普段履きと混ざらない
黒の小さなバッグ・数珠・袱紗と同じ袋にまとめる必要なものを一度に持ち出せる
防虫剤と直接触れないように、紙で包む袋が傷むのを防ぐ

礼服の袋に入れておくと、礼服を出したときに、ストッキングの有無を同時に確かめられます。衣替えで礼服の様子を見るついでに、ストッキングの袋も目に入るので、点検の手間がひとつ減ります。

礼服を持っていない場合や、黒のワンピースやスーツで代えている場合は、そのワンピースやスーツを掛けている場所の近くに、小さな箱を置いて入れておいてください。急な日に開ける引き出しや扉の中に、ひとまとめにしておくことが大事です。

ひとまとめにしておくものは、ストッキングのほかに、黒の小さなバッグ、袱紗、数珠、黒の髪留め、白いハンカチくらいです。どれも小さく、急な日に限って見つからないものばかりです。ひとつの袋にまとめておけば、袋ごと持ち出すだけで足ります。

置き場所②|職場の引き出し

仕事の日に知らせを受けて、そのまま通夜に向かうことは少なくありません。職場に1足置いておくと、着替えの手間がひとつ減ります。

職場に置くもの理由
黒の20デニールを未開封で1足仕事用のストッキングから履き替える
小さな黒の袋脱いだストッキングを入れて持ち帰る
黒の髪留め髪をまとめる

仕事帰りに通夜へ向かうときの服の段取りはお通夜へ仕事帰りに向かう服装にまとめてあります。ストッキングは、その中でもいちばん小さく、いちばん忘れやすいものです。机の引き出しの奥に、袋ごと平らに入れておくだけで、場所もほとんど取りません。

職場の引き出しは、夏場に暑くなる場所もあります。窓際の机や、パソコンの熱がこもる引き出しは避けて、なるべく涼しい場所に置いてください。

職場のロッカーがある場合は、ロッカーの中に掛けた上着のポケットや、ロッカーの棚の奥に置いておく方法もあります。引き出しより場所を取らず、着替えのときにすぐ手に取れます。ただし、ロッカーを共用している場合や、席替えで引き出しが変わることがある職場では、置き場所を変えたときに忘れずに移してください。

置き場所③|帰省・旅行のかばん

遠方に住む親族の訃報は、自分が旅行や出張で家を離れているときに届くこともあります。旅先から直接向かうことになれば、家にある備えは使えません。

入れておくかばん入れ方
帰省用のかばん内ポケットに未開封の1足
旅行・出張用の洗面ポーチ平らに入れて、ポーチの底に
普段使いの大きめのかばん薄いので、内ポケットに入れたままにしておける

**ストッキング1足は、封筒ほどの大きさしかありません。**帰省用のかばんに入れっぱなしにしておけば、旅先で知らせを受けても、黒の服を調達するだけで足元はそろいます。秋から年末にかけて帰省や旅行の予定が多い人ほど、ここに1足置いておく値打ちがあります。

帰省のかばんに入れた1足は、旅行のたびに荷物を詰め替えると、いつの間にか出してしまっていることがあります。内ポケットのファスナーの中など、ふだん荷物を出し入れしない場所に入れておくと、入れっぱなしにできます。かばんを買い替えたときは、古いかばんから新しいかばんへ移すのを忘れないでください。

買い置きを選ぶとき、袋の裏で見るところ

急いでいない日に、落ち着いて選んでおけるのが買い置きのいいところです。袋の裏の表示で、次の5つを見てください。

見るところ表示の例選び方
数字20デニール迷ったら20。寒い地域なら1足を30に
光沢光沢・ツヤ・マット光沢のないもの、または控えめなもの
柄無地・ワンポイント無地
つま先つま先補強なし・つま先スルー座敷で靴を脱ぐなら、補強のないもの
サイズ身長とヒップの範囲範囲の真ん中に自分が入るもの

**サイズは、いつも履いているものと同じ範囲を選んでください。**小さいと膝や太ももで生地が伸びて透け方が大きくなり、大きいと足首にしわが寄ります。普段履きと同じ型で黒の20を選んでおけば、履いたときの感覚がいつもと変わりません。

買い置きの黒は、色をそろえておく

黒のストッキングにも、少し茶色がかった黒、青みのある黒、真っ黒に近い黒と、色の幅があります。3足の色がばらばらだと、通夜と告別式で足元の印象が変わったり、替えの1足だけ色が浮いたりします。

そろえるもの理由
色の名前同じ「黒」でも型によって色味が違う
光沢の有無光沢があるものとないものを混ぜると、片方だけ光る
数字20と30を混ぜるなら、置き場所で分ける

いちばん簡単なのは、同じ型を3足まとめて買うことです。まとめて買えば、色も光沢もそろいます。1足ずつ違う時期に買い足すと、型が変わって色味がずれることがあるので、入れ替えるときも3足を同時に替えると、そろったまま保てます。

買い置きはいつまで使えるか

未開封のストッキングでも、時間がたつとゴムや糸が少しずつ傷みます。何年も前に買ったものは、いざ履こうとしたときに、ウエストのゴムが伸びていたり、糸が弱っていてすぐに伝線したりすることがあります。

確かめること見方入れ替えの目安
買った時期袋の表に買った年月を書いておく2年をめどに入れ替える
袋の色あせ袋の外から見る袋が日に焼けていたら入れ替える
置いていた場所暑い場所、日の当たる場所ではなかったかそうなら早めに入れ替える
サイズいまの自分に合っているか範囲から外れていたら入れ替える

**買ったときに、袋の表に油性ペンで年月を書いておいてください。**それだけで、次に確かめるときに迷いません。入れ替えた古い1足は、普段のおしゃれ用や、黒い服の日の足元に回せば無駄になりません。

2年という目安は、未開封で、涼しく暗い場所に置いていた場合の目安です。暖房の効いた部屋の棚や、車の中に置いていたかばんに入れていたものは、もっと早く傷みます。袋を開けずに確かめる方法はないので、迷ったら新しいものと入れ替えて、古いほうは家で一度履いてみてください。ウエストのゴムが戻らない、履いた瞬間に糸が切れる、といった様子があれば、同じ時期に買ったほかの2足も入れ替える合図です。

秋から冬の予定で、点検の日を決める

点検は、ほかの用事のついでにすると忘れません。秋から冬にかけての予定に、点検の日を重ねておきます。

時期ついでにすること点検すること
10月の衣替え礼服の様子を見る家の1足の有無と年月
11月冬のコートを出す礼服用の黒のコートと一緒に、足元の備えを見る
12月の年末帰省のかばんを準備する帰省のかばんの1足
1月の仕事始め机の引き出しを整理する職場の1足

年に一度、それぞれの置き場所を見るだけで、備えは保てます。点検の日に1足でも足りなければ、その週のうちに買い足してください。

手帳やスマートフォンの予定表に、「衣替え」「年末の帰省準備」と並べて「黒の20を見る」と一行書いておくと、ほかの用事と一緒に思い出せます。毎年同じ時期に見ることにしておけば、2年の入れ替えの時期も自然に分かります。

急な知らせを受けた日の、足元の順番

知らせを受けてから向かうまでの時間は、人によって数時間しかないこともあります。足元は、次の順番で整えると、迷わずに済みます。

順番することポイント
1置き場所から未開封の1足を出す開ける前に色と数字を確かめる
2手を洗い、指輪を外す爪や指輪の引っかかりで伝線させない
3座って、つま先から少しずつたぐり寄せて履く立ったまま一気に引き上げない
4靴を履いて、座って膝を曲げてみる膝頭に肌の色が残るか見る
5替えの1足をバッグに入れる家の1足を使ったら、帰りに補充を考える

**履く前に、手のひらとかかとの乾燥した部分を確かめてください。**秋冬は手や足のかかとがかさつきやすく、そこに糸が引っかかって伝線することがあります。ハンドクリームを少しなじませてから、手袋をするように生地をたぐると、引っかかりにくくなります。クリームを塗った直後は手がべたついて生地が滑りにくいので、少し時間を置いてなじんでから履いてください。

知らせを受けた日は、気持ちが落ち着かないまま身支度をすることになります。足元の順番を決めておくのは、そういう日に考えることをひとつでも減らすためです。履き終えたら、玄関で靴を履く前に、全身を一度鏡で見て、ストッキングの色と靴の色がそろっているかだけ確かめてください。

備えが切れていた日に、売り場で選ぶ順番

点検を忘れていて、知らせを受けた日に備えがなかった。そういう日は、近くの売り場で急いで選ぶことになります。時間がない中でも外しにくい順番です。

順番見ること選び方
1色黒。紺や濃いグレーと間違えないよう、袋の色の名前を読む
2数字20か30。40以上は避ける
3光沢光沢なし、または控えめ
4柄無地。ワンポイントや透かし柄のないもの
5サイズいつもの範囲。迷ったら大きいほう
6足数替えを含めて2足

**売り場が閉まりかけの時間帯は、黒の薄手だけが売り切れていることがあります。**最寄りの店で見つからなければ、駅の近くの店や、夜まで開いている店をあたってください。どうしても見つからないときは、手元にある黒の30で向かい、翌日の告別式の前に買い足すという順番でも、通夜の席で困ることはほとんどありません。

売り場の明かりの下では、紺と黒の見分けがつきにくいことがあります。袋に書かれた色の名前を、必ず文字で確かめてください。同じ棚に黒と紺が並んでいると、急いでいるときほど取り違えます。

履くときに伝線させない

急いでいる日ほど、伝線は起きやすくなります。履くときの注意を、場面ごとにまとめます。

伝線しやすい場面防ぎ方
袋から出すときはさみを使わず、袋の口を手で開ける
つま先を入れるときつま先までたぐり寄せてから足を入れる
膝を通すとき片手でまとめて引き上げず、両手で少しずつ
靴を履くとき靴べらを使う。かかとの金具に当てない
座敷で立ち上がるとき畳の縁や座布団の金具に気をつける

伝線したときの小さな手当てや、伝線しにくい扱い方はタイツの電線を減らす洗い方としまい方にもあります。替えの1足がバッグにあれば、会場の化粧室で履き替えるだけで済みます。

冬の通夜・告別式|外にいる時間を数える

秋が深まって冬になると、弔事で外にいる時間の寒さが気になります。薄手の黒で通せるかどうかは、外にいる時間の長さで決まります。

場面外にいる時間の目安足元の考え方
受付・焼香の列屋外に並ぶと長くなることがある移動中の重ねを脱がずに済むか考える
出棺の見送り屋外で立って待つ見えない場所で足す
火葬場への移動と待ち時間建物の中のことが多い移動の車内で冷えないようにする
墓前での納骨屋外で、風の通る場所が多い足元の冷えがいちばん強い
会食屋内座敷なら、つま先の見え方に気をつける

**外にいる時間が長い日ほど、移動の段取りで寒さを受けてください。**会場までは厚手のものを履いて、会場に着いてから化粧室で黒の20に履き替える。こうすれば、見えている時間は薄手の黒のまま、移動の寒さはしのげます。冬の納骨式の服装全体は納骨式の服装 冬にあります。

寒い日の足し方|見えない場所で

黒の20で寒さを感じる日は、見える部分を変えずに、見えない場所で足します。

足す場所やり方気をつけること
スカートの中膝上までの防寒用の重ね座ったときに裾から見えない長さ
靴の中薄い中敷きを足す靴がきつくならないか
ストッキングの下足首から下だけの薄い重ねパンプスの履き口から見えないか
上半身礼服の下に薄手の重ね着首元や袖口から見えないか
移動中だけ厚手のものや、黒のパンツ会場で履き替える場所を確かめておく

上半身を温めると、足元の冷えの感じ方も変わります。脚だけで寒さを受けようとせず、体全体で考えてください。地域や家によっては、冬の弔事で厚手の黒を許容する考え方もあります。迷うときは、親族の年長の人や、その土地の葬儀に何度か出ている人に確かめるのが確実です。

座敷・正座の日

通夜振る舞いや法要の会食が座敷で行われると、靴を脱ぎ、正座や横座りの時間が長くなります。

気になること備え方
つま先の切り替えが見えるつま先補強のないものを選んでおく
正座で膝が伸びて透けるサイズが合っていれば大きくは変わらない
畳で足裏が滑る立ち上がるときは手をついてゆっくり
長く座って足首にしわが寄る立ったときに足首を軽く引き上げて整える

**つま先に色の濃い補強があるストッキングは、靴を脱ぐと目に入ります。**買い置きを選ぶときに、つま先が素足と同じように透ける型を選んでおくと、座敷でも気になりません。

遠方の葬儀で、移動が長い日

新幹線や車で数時間かけて向かう葬儀では、移動のあいだもストッキングを履いていると、座っている時間が長くなり、膝や足首にしわが寄ったり、思わぬ伝線が入ったりします。

移動の段階足元
家を出るとき移動用の楽な靴下や厚手のもの
移動中座席で足を組まない。荷物で脚をこすらない
会場の最寄りに着いたら化粧室で黒の20に履き替える
泊まりの場合告別式の朝に新しい1足を出す

移動の前に、会場や最寄り駅で着替えられる場所を確かめておくと安心です。泊まりがけの場合は、通夜と告別式の2日分に替えを足して、3足をかばんに入れていってください。

車で向かう場合は、運転のあいだにかかとが床にこすれて、ストッキングのかかとが薄くなることがあります。運転する人は、移動中は靴下や厚手のものにして、会場に着いてから履き替えるほうが安心です。同乗する場合も、長い時間座りっぱなしになるので、休憩のたびに少し歩いて、膝や足首のしわを伸ばしておくと、着いたときの足元が整います。

靴と合わせて見る

ストッキングの備えと一緒に、靴も見ておきます。黒のストッキングは、靴の形によって見え方が変わります。

靴の形見え方備えのポイント
甲の浅い黒のパンプス足の甲のストッキングが広く見える光沢のないストッキングで、甲が光らないように
甲の深い黒のパンプスストッキングの見える面が少ない寒い日はこちらのほうが冷えにくい
低めのヒール歩きやすい外で待つ時間の長い日に
金具の目立たない靴足元が静かにまとまる弔事用の靴として1足決めておく

弔事用の靴も、礼服の袋の近くにまとめておくと、ストッキングと一緒に点検できます。長く履いていない靴は、底のゴムが固くなっていることがあるので、年に一度は実際に履いて家の中を少し歩いてみてください。

靴を点検するときは、ストッキングを履いてから履いてみるのがいちばん確かです。素足や靴下で履いたときと、ストッキングで履いたときでは、靴の中での足の滑り方が違います。ストッキングだと足が前に滑って、つま先が当たったり、かかとが抜けやすくなったりすることがあります。その場合は、かかと側に薄い滑り止めを貼っておくと、当日に歩きやすくなります。

履いたあとの1足をどうするか

弔事で履いたストッキングは、伝線していなければ、洗ってもう一度使うこともできます。ただし、備えとしてはもう数えないほうが安心です。

履いたあとの状態扱い方
伝線もゆるみもない洗って、普段の黒の日に回す
小さな伝線がある普段のパンツの日の足元に回す
膝や足首がゆるんでいる手放す
備えの1足を使ったその週のうちに、新しい1足を買い足す

**備えを使ったら、使った場所にすぐ補充してください。**職場の1足を使ったなら職場へ、帰省のかばんの1足を使ったならかばんへ。補充を後回しにすると、次の急な日に、その場所だけ空いていることになります。

黒の20を、弔事以外の予定に回すか

黒の20デニールは、弔事以外にも、秋冬の黒い服の日に使いやすい1足です。ただし、備えの3足とは分けて考えます。

予定黒の20を使うか備えとの分け方
黒いワンピースの会食使える普段用を別に持つ
演奏会・発表会で黒を着る使える普段用を別に持つ
仕事の日職場の決まりによる備えの1足は使わない
結婚式黒のストッキングは避けるとされることが多いベージュを選ぶ

**備えの1足を普段の予定で使ってしまうと、急な日に足りなくなります。**普段の黒の日のためには、備えとは別に、同じ型を買って普段用の引き出しに入れておいてください。備えの3足は、袋を開けずに置いておくものと決めておくと、数が崩れません。

普段用と備えを同じ引き出しに入れる場合は、備えのほうだけ袋に「弔事用」と書いて、引き出しの奥側に立てて入れておくと、普段の朝に手に取ってしまうことがありません。

どちらとも取れるとき①|手元に30しかない

急な知らせを受けて引き出しを開けたら、20はなく、黒の30だけがあった。これで行っていいのか迷います。

30の黒も、弔事で選ばれることの多い範囲に入ります。迷ったら、履いてから座って膝を曲げてみてください。**膝頭に肌の色がうっすら残るなら、20と並べても大きな違いはありません。**膝まで黒い面になって見えるなら、タイツに近い印象になるので、時間があれば20を買い求めるほうが安心です。

時間がなく、30で行くことにしたなら、靴や小物を光沢のないものでそろえると、足元全体が控えめにまとまります。次の点検の日には、20を買い足しておいてください。

どちらとも取れるとき②|冬の朝、20では冷える

冬の告別式の朝、外は冷え込んでいて、20の黒では脚が冷えそう。30か、もっと厚いものにしたい気持ちになります。

この場合は、見える部分は20か30のままにして、移動の段取りで寒さを受けるのがいちばん崩れにくい選び方です。家から会場までは厚手を履き、会場で履き替える。スカートの中に膝上までの重ねを入れる。上半身を温める。こうした組み合わせで、見えている時間の足元を変えずに済みます。

それでも寒さが厳しい土地では、地域の考え方として厚手を許容していることもあります。親族の年長の人に聞いてみて、許容されているなら、その土地のやり方に合わせてください。

どちらとも取れるとき③|家族の分も備えるか

家族に、弔事に出る年ごろの娘や、自分で用意するのが難しい家族がいる場合、その分も備えておくか迷います。

家族の様子備え方
自分で用意できる本人に置き場所の考え方だけ伝える
学生で、制服で出る制服の決まりに合わせた黒の靴下やストッキングを、本人の引き出しに
自分で用意するのが難しい本人のサイズで1足を、自分の礼服の袋に一緒に入れる

サイズは人によって違うので、家族の分を備えるときは、本人のサイズを確かめてから選んでください。家族の礼服の袋にもそれぞれ1足ずつ入れておくと、急な日に家の中で探し回らずに済みます。

家族の分を自分がまとめて管理する場合は、点検の日も自分の分と同じ日にしてしまうと手間が増えません。袋にそれぞれの名前とサイズを書いておけば、急な日に取り違えることもなくなります。

まとめ

  • 黒の20デニールは、弔事でいちばん出番が多いのに、必要になる日が急に来る
  • 未開封を3足、家の礼服の袋・職場の引き出し・帰省のかばんに分けて置く
  • 3足は同じ型でそろえ、袋に買った年月を書いて、2年をめどに入れ替える
  • 点検は、衣替えや年末の帰省準備など、ほかの用事のついでにする
  • 冬は外にいる時間を数え、寒さは移動の段取りと見えない場所で受ける
  • 備えを使ったら、使った場所にすぐ補充する

今夜、礼服の袋を開けて、黒の20が1足入っているかだけ確かめてください。入っていなければ、今週のうちに3足をまとめて用意する。それだけで、急な日の足元の迷いがなくなります。

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よくある問い

Q. 弔事用の黒ストッキングは、何足買い置きしておけばいいですか
未開封で3足あると、多くの場面に間に合います。通夜と告別式が2日続く場合、1日1足に加えて、履くときに伝線したときの替えが1足要るからです。家の礼服の袋に1足、職場の引き出しに1足、帰省や旅行のかばんに入れる1足と、置き場所を分けておくと、知らせを受けた場所から直接向かう日にも困りません。
Q. 買い置きのストッキングは、何年くらい持ちますか
未開封でも、ゴムや糸は少しずつ傷んでいきます。目安として、買ってから2年ほどで新しいものに入れ替えると安心です。年に一度、衣替えの時期に袋の外から色と、袋に書かれた日付やサイズを確かめ、古くなっているものは普段履きに回してください。日の当たる場所や、暖房の吹き出し口の近くに置いていたものは、早めに入れ替えます。
Q. 冬のお葬式で、20デニールでは寒いときはどうすればいいですか
見える部分は薄手の黒のままにして、寒さは見えない場所で足すのが無難です。スカートの中に膝上までの防寒用の重ねを入れる、靴の中に薄い中敷きを入れる、移動中だけ厚手のものを履いて会場で履き替える、といった方法があります。地域や家の考え方によっては厚手を許容することもあるので、迷うときは親族の年長の人に確かめてください。
Q. 手元に30デニールの黒しかありません。弔事に履いていっても大丈夫ですか
30デニールの黒も、弔事で選ばれることの多い範囲に入ります。座って膝を曲げたときに、膝頭に肌の色がうっすら残るなら、20と並べても大きな違いはありません。膝まで黒い面になる30は、タイツに近く見えることがあるので、出かける前に一度座って確かめてください。

— メグラシ編集部

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ペチコートの選び方|秋冬のスカートは、丈と滑りと裾の形で決める

秋冬のスカートの下に入れるペチコートは、透け防止より、タイツにまとわりつかないことのほうが大事になります。要るかどうかはスカートを裏返して裏地を見るだけで分かり、要るなら、丈はスカートの裾から3〜5cm上、素材はタイツの上を滑るもの、形はスカートの裾の広がりに合わせて選びます。裏地の確かめ方、丈の測り方、タイト・フレア・プリーツ・ニットそれぞれの合わせ方、ウエストと色と裾の始末、ペチパンツとの選び分け、どちらとも取れる場合の決め方までまとめました。

メグラシ編集部/読了 12分

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