納骨式の服装 冬|喪服の上のコートと、墓前で脱ぐかどうか

**あなたの納骨式は、何月の何時からですか。墓地は屋外ですか。**11月から3月の屋外の墓地なら、この記事がそのまま使えます。
冬の納骨式で迷うのは、喪服そのものより、その上に何を着て、墓前でいつ脱ぐかです。答えは、黒・濃紺・濃いグレーの無地のコートを着て行き、読経と焼香のあいだだけ脱ぐこと。施主から案内があれば、そちらに合わせます。寒さは、喪服の中と足元で受け止めます。
納骨の服装の基本と秋の朝の冷えは納骨の服装に、家族だけで納める日の段の決め方は納骨の服装 家族のみにまとめてあります。この記事は、冬の日取りに絞った話です。
結論:コートは着て行き、読経と焼香のあいだだけ脱ぐ
冬の納骨式の服装は、4つの場所に分けて考えます。
| 場所 | 選ぶもの | 決め方 |
|---|---|---|
| 喪服 | 手持ちの黒の喪服 | 冬だからといって替えなくてよい |
| コート | 黒・濃紺・濃いグレーの無地 | 喪服の裾が下から出ない丈 |
| 喪服の中 | 見えない薄い1枚 | 首元と袖口から出ないもの |
| 足元 | 黒のストッキングかタイツ、黒の靴 | 墓地の地面と寒さで厚みを決める |
| 手元 | 黒か濃い色の手袋 | 焼香の前に外す |
| 首元 | 黒か濃い色のマフラーやストール | 墓前では外すか、肩にかける |
**冬の工夫は、外から見えない場所に集めてください。**外から見える場所で寒さに備えるほど、喪服の黒から離れていきます。
冬の納骨式が、秋と違うところ
秋の納骨式と冬の納骨式では、同じ墓地でも起きることが変わります。
| 項目 | 秋(9〜10月) | 冬(11〜3月) |
|---|---|---|
| 朝の墓地の気温 | 10度台 | 0〜8度前後の日が多い |
| 上着 | 羽織りで足りる日が多い | コートが要る |
| 墓前で脱ぐもの | 羽織り | コート・手袋・マフラー |
| 地面 | 乾いた土や砂利 | 霜・ぬかるみ・雪 |
| 風 | 穏やかな日が多い | 冷たい風で体感が下がる |
| 日の短さ | 午後も明るい | 3時を過ぎると冷え込む |
| 手先 | 困らない | 焼香のときにかじかむ |
いちばん違うのは、墓前で脱ぐものが増えることです。脱いだあとの置き場と、脱いでいるあいだの寒さを先に考えておく必要があります。
先に確かめる4つ
服を決める前に、施主か案内状で次の4つを確かめてください。
| 確かめること | 分かれ目 | 服で変わること |
|---|---|---|
| 日取りと開始時刻 | 午前10時より前か | 朝の早い日ほど、中と足元を厚く |
| 墓地の場所 | 山あいか、街なかか | 山あいは街より2〜4度低い日がある |
| 墓前にいる時間 | 20分を超えるか | 長いほど、脱いでいるあいだの備えが要る |
| 施主の案内 | 「平服で」「防寒着のままで」などの一言 | 案内があれば、それに合わせる |
| 寺の本堂から移るか | 屋内から屋外へ移るか | 本堂でコートを脱ぎ、墓地で着るかを決める |
| 会食があるか | 店か自宅か | 会食の席で脱いだ姿も喪服のまま |
施主の案内は、ほかの目安より優先してください。「寒いのでコートのままで」と書いてあれば、墓前でも着たままで構いません。
月ごとの墓地の寒さ
同じ冬でも、月によって墓地の寒さは違います。屋外の墓地は、周りに建物が少なく、風が抜けるので、街なかの予報より冷えることがあります。
| 月 | 墓地の朝の様子 | コート | 喪服の中 | 足元 |
|---|---|---|---|---|
| 11月 | 朝は冷え、昼は穏やか | 薄手のウール | 薄い1枚 | 黒のストッキング |
| 12月 | 一日を通して冷える | 中厚のウール | 薄い1枚 | 黒のストッキングか薄手のタイツ |
| 1月 | いちばん冷える。霜が降りる | 厚手のウール | 薄い1枚を2枚に | 黒のタイツ |
| 2月 | 風が冷たい。雪の日がある | 厚手のウール | 薄い1枚を2枚に | 黒のタイツ |
| 3月 | 朝は冷え、日中は緩む | 中厚のウール | 薄い1枚 | 黒のストッキングか薄手のタイツ |
**1月と2月は、墓前で脱いでいる数分がいちばん寒く感じる時期です。**この時期は、中に重ねる1枚を2枚にしておくと、コートを脱いでも落ち着いて立っていられます。
コートの色|黒・濃紺・濃いグレー
コートの色は、喪服の黒に近いほど落ち着きます。ただし、屋外の墓地への行き帰りに着るものなので、黒でなくても濃い無地なら構いません。
| コートの色 | 納骨式に着て行けるか | ひとこと |
|---|---|---|
| 黒の無地 | 着て行ける | いちばん迷わない |
| 濃紺の無地 | 着て行ける | 屋外では黒と区別がつきにくい |
| 濃いグレーの無地 | 着て行ける | 喪服の黒と並べても浮かない |
| 焦げ茶の無地 | 墓地までの行き帰りなら | 墓前では脱ぐつもりで |
| キャメル・ベージュ | 着る人もいるが、墓前では脱ぐ | 着いたら車や休憩所に置く |
| 柄物・明るい色 | 避けるほうが落ち着く | 手持ちしかなければ下の節を |
**迷ったら、喪服の横に並べて、2m離れて見てください。**喪服の黒と同じかたまりに見えれば、墓前で着ていても目立ちません。
ボタンの色も見ておいてください。黒や濃紺のコートでも、**金色や銀色の光るボタンが並んでいると、屋外の光でそこだけが目に入ります。**ボタンが気になるコートは、墓前では脱ぐつもりで着て行くと迷いません。
コートの形と丈|喪服の裾が出ないか
喪服の上にコートを重ねたとき、いちばん目につくのは裾です。コートの下から喪服の裾がのぞくと、色が違う2枚が段になって見えます。
| 喪服の丈 | 向くコートの丈 | 起きやすいこと |
|---|---|---|
| 膝下10cm前後 | 膝下15cm以上 | 短いコートだと喪服が下から出る |
| ふくらはぎの中ほど | ふくらはぎより下 | 同じ丈だと裾が重なって揺れる |
| くるぶし近く | 喪服と同じか少し長い | 長いコートは砂利で裾が汚れやすい |
| パンツの喪服 | 腰が隠れる丈以上 | 短い丈でも段にならない |
形は、襟が小さく、前をボタンで留められるものが合います。大きな襟や、ベルトで絞る形は、墓前で脱いだり着たりするときに手間がかかります。フードの付いたものは、墓前では脱ぐつもりで選んでください。
コートの素材|艶と毛足を見る
同じ黒でも、素材によって見え方が変わります。冬の納骨式では、光を返さない表面のものが落ち着きます。
| 素材 | 表面 | 納骨式に向くか |
|---|---|---|
| ウールの平織り | 艶が少ない | 向く |
| ウールの起毛 | やわらかく光を吸う | 向く |
| カシミヤ混 | ほのかな艶 | 向く |
| 毛足の長い起毛 | 毛並みが光る | 着て行けるが、墓前では脱ぐ |
| 化繊の光沢のある表面 | はっきり光る | 避けるほうが落ち着く |
| 撥水の化繊 | 少し光る | 雨や雪の日の行き帰りに |
**光の当たる屋外では、艶は室内より強く見えます。**買うときは、店の照明ではなく、窓際の自然光で表面を見てください。黒の艶の見え方は冬の黒ワンピースコーデでも詳しく書いています。
ダウンや防寒着は着てよいか
屋外の墓地は寒く、ウールのコートでは足りない日もあります。ダウンや防寒着を着て行ってよいかは、色と表面と、脱ぐかどうかで決まります。
| 防寒着 | 着て行けるか | 条件 |
|---|---|---|
| 黒の無地で艶の少ないダウン | 行き帰りに着る人が多い | 墓前では脱ぐつもりで |
| 艶のあるダウン | 避けるほうが落ち着く | 光る表面は屋外で目立つ |
| ロゴや飾りの金具があるもの | 避けるほうが落ち着く | 目立つ位置にあるなら |
| 丈の短いダウン | 行き帰りなら | 喪服の裾が大きく出る |
| 黒の薄手のダウンの中着 | 使える | コートの下や喪服の上に重ねる |
| 作業用の防寒着 | 施主の側で準備に動く人なら | 式の前後だけ |
黒の薄いダウンの中着を、ウールのコートの下に重ねる方法もあります。外から見えるのはウールのコートだけで、墓前で脱ぐのも1枚で済みます。
墓前で脱ぐとき、着たままでよいとき
読経と焼香のあいだはコートを脱ぐのが目安です。ただし、冬の屋外では着たままにすることも多く、判断は施主の案内と、その日の天気で変わります。
| 状況 | どうするか |
|---|---|
| 施主から「着たままで」と案内があった | 着たままでよい |
| お坊さんが「どうぞそのままで」と声をかけた | 着たままでよい |
| 雪や雨が降っている | 着たままにする家が多い |
| 風が強く、立っていられないほど寒い | 施主や年長の親族に合わせる |
| 周りの人が脱ぎ始めた | 同じように脱ぐ |
| 自分だけ判断に迷う | 施主や年長の親族がどうしているかを見る |
| 焼香の順番が来た | 手袋を外し、マフラーを外してから進む |
**焼香のときに外すのは、手袋とマフラーが先です。**コートを着たままにする日でも、手元と首元は外して前に進んでください。
脱いだコートの置き場
墓前でコートを脱いでも、墓地には置き場がないことがほとんどです。脱いだあとどうするかを決めておくと、読経のあいだ落ち着いて立っていられます。
- **腕にかける。**裏地を外側にしてたたみ、左腕にかけます。表地が汚れず、見た目も落ち着きます
- **車に置く。**墓地の近くに車を停めているなら、墓前へ向かう前に脱いで置いておきます
- **休憩所や本堂に置く。**寺の墓地なら、施主に場所を聞いておきます
腕にかけるなら、たたんだときに腕が隠れるくらいの厚みまでにしてください。厚手のダウンは、たたむとかさばり、焼香のときに両手が使えなくなります。
喪服の中に重ねるもの|見えない場所で温める
冬の寒さは、喪服の中で受け止めるのがいちばん目立ちません。外から見えない位置に、薄い1枚を重ねます。
| 重ねるもの | 見えないようにする場所 | 向く月 |
|---|---|---|
| 薄手の長袖の肌着 | 首元と袖口から出ない形 | 11月〜3月 |
| 首元の開いた薄いインナー | 喪服の首元より深い開き | 11月〜3月 |
| 黒の薄手のニット | 喪服の上着の下に | 12月〜2月 |
| 薄手のレギンス | スカートの裾から出ない丈 | 12月〜2月 |
| 腹巻きのような薄い筒 | 喪服の線に響かない薄さ | 1月〜2月 |
| 薄手の黒のベスト | 上着の下に | 1月〜2月 |
首元と袖口から中の1枚がのぞかないかを、家を出る前に鏡で確かめてください。焼香で腕を伸ばしたとき、袖口から白い肌着が出ることがあります。袖の短い肌着か、黒の肌着にしておくと安心です。
足元|ストッキングかタイツか
足元は、冬の納骨式でいちばん意見が分かれる場所です。薄い黒のストッキングが基本とされますが、屋外の墓地の寒さを考えて、厚手の黒タイツを選ぶ人も多くいます。
| 足元 | 外からの見え方 | 向く日 |
|---|---|---|
| 薄い黒のストッキング | 肌がうっすら透ける | 11月・3月、本堂での法要が中心の日 |
| やや厚めの黒のストッキング | 透けが少ない | 12月、墓前の時間が短い日 |
| 黒の薄手のタイツ | 透けない | 12月〜2月の屋外 |
| 黒の厚手のタイツ | 透けず、マットに見える | 1〜2月、雪や強い風の日 |
| ストッキングの下に肌色の薄いタイツ | 外からはストッキングに見える | タイツが気になる家 |
**受け止め方は、地域や家によって違います。**迷ったときは、外からはストッキングに見える重ね方にしておくと、どちらの家でも落ち着きます。
靴|霜・ぬかるみ・雪の地面
冬の墓地の地面は、霜が降りたり、霜が解けてぬかるんだり、雪が残っていたりします。靴は地面の状態で選びます。
| 地面 | 靴 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 乾いた石畳 | 黒のパンプス | かかとが細いと滑る |
| 砂利 | 太いかかとか、低いかかとの黒の靴 | 細いかかとは沈む |
| 霜の降りた土 | 靴底に溝のある黒の靴 | 朝のうちは滑りやすい |
| ぬかるみ | 低いかかとの黒の靴 | 替えの靴を車に置く |
| 雪が残っている | 黒のショートブーツ | 墓前に移る前に雪を落とす |
| 本堂から墓地へ移る | 脱ぎ履きしやすい黒の靴 | ブーツは本堂で脱ぐ手間がかかる |
**雪の日の黒のショートブーツは、飾りのない形なら履いて行く人が多くいます。**本堂に上がる日は、脱ぎ履きに時間がかかるので、パンプスを袋に入れて持って行き、墓地で履き替えるのも手です。
手袋・マフラー・ストール
小物は、墓地までの行き帰りの寒さを受け止め、墓前で外すものです。外したときに目立たない色を選びます。
| 小物 | 色 | 墓前でどうするか |
|---|---|---|
| 手袋 | 黒・濃紺・濃いグレー | 焼香の前に外してポケットへ |
| マフラー | 黒・濃紺・濃いグレーの無地 | 外してコートのポケットかバッグへ |
| ストール | 黒の無地 | 肩にかけたままにする家もある |
| 帽子 | 黒の無地 | 墓前では外す |
| 耳あて | 目立たない色 | 墓前では外す |
| 毛足の長い小物 | 避けるほうが落ち着く | 行き帰りだけにする |
**黒のストールは、コートを脱いだあとも肩にかけておける1枚です。**寒さが心配な日は、マフラーの代わりに黒の無地のストールを選んでおくと、墓前で外すものが1つ減ります。
使い捨てカイロと、ひざ掛け
使い捨てカイロは、外から見えない場所に貼れば、墓前でも困りません。喪服の中の背中や腰、靴の中に入れる薄いものが使えます。直接肌に当てず、肌着の上から貼ってください。
ひざ掛けは、寺の本堂で座って待つ時間が長い日に役立ちます。黒か濃い色の無地を、バッグに入る大きさにたたんで持って行きます。墓前では使わず、本堂での待ち時間と会食の席だけにしておきます。
雪の日と雨の日
雪や雨の日は、墓前での過ごし方そのものが変わります。服の前に、施主から当日の段取りを聞いておいてください。
| 天気 | 段取りで変わりやすいこと | 服で合わせること |
|---|---|---|
| 小雨 | 傘をさしたまま読経を聞く | 撥水のコート、黒の傘 |
| 本降りの雨 | 墓前の時間が短くなる | 替えのストッキングを持つ |
| 小雪 | コートを着たままの家が多い | 黒のショートブーツ |
| 積雪 | 日取りを改めることもある | 施主に前日に確かめる |
| 雨上がり | 地面がぬかるむ | 低いかかとの靴、替えの靴 |
傘は、黒か濃紺の無地を選びます。明るい色や柄のある傘しかない日は、墓前では閉じて、ほかの人の傘に入れてもらうことも多くあります。
屋内の納骨堂に納める場合
屋内の納骨堂に納めるなら、冬でも墓前の寒さは考えなくて構いません。建物に入ったらコートを脱ぎ、受付やロッカーに預けるのが一般的です。
困るのは、建物の中が暖かく、喪服の中に重ねた1枚が暑くなることです。屋内の納骨堂なら、中に重ねるのは薄い1枚までにして、足元も薄い黒のストッキングで足ります。移動の外の寒さはコートと小物で受け止めてください。
屋内の納骨堂でも、建物の入口から納骨の場所まで、屋根のない通路を歩くことがあります。入口でコートを預ける前に、施主にどこまで屋内かを聞いておくと、預けたあとに寒い通路を歩くことになりません。ロッカーが小さい建物もあるので、厚手のダウンよりウールのコートのほうが預けやすくなります。
家族のみ・平服の案内の冬
家族だけで納める日や、「平服で」と案内がある日は、喪服ではなく濃い色の無地の服で行くこともあります。その場合も、冬の上着の考え方は同じです。
黒・濃紺・濃いグレーの無地のコートを着て行き、墓前では施主に合わせます。**平服の日ほど、コートの色が全体の印象を決めます。**中の服が濃い色でも、明るいコートを墓前で着ていると、そちらが目に入ります。平服の段の決め方は法事の服装 カジュアルにまとめてあります。
どちらとも取れるとき①|施主から「コートのままで」と言われた
施主から「寒いのでコートのままで」と言われたら、そのまま着ていて構いません。気をつけるのは、自分だけが脱いでしまわないことです。周りが着たままなのに1人だけ脱ぐと、かえって目立ちます。
ただし、焼香のときは手袋とマフラーを外します。コートを着たままでも、手元と首元を外すだけで、あらたまった形になります。
どちらとも取れるとき②|手持ちのコートが明るい色しかない
ベージュやキャメルのコートしかない場合、墓地までの行き帰りに着る人もいます。墓地に着いたら脱いで、車や休憩所に置いてから墓前に向かってください。
脱いでいるあいだの寒さは、**喪服の中に重ねる1枚と、黒のストールで受け止めます。**これから1着買うなら、濃紺か濃いグレーの無地を選ぶと、法要のほか、通勤や式典にも使えます。スーツに重ねる冬のコートの選び方はスーツに合うコート 女性に書いています。
どちらとも取れるとき③|高齢の家族や子どもが一緒
高齢の家族や小さな子どもが一緒の日は、周りの体調を先に考えます。施主の側なら、参列者には「コートのままで」と最初に伝えるのも1つの形です。
自分が付き添う側なら、家族の分のひざ掛けやカイロを持って行きます。子どもの服は、黒・紺・グレーの無地の上着があれば十分で、墓前でも着たままで構いません。
どちらとも取れるとき④|本堂の法要のあとに墓地へ移る
四十九日の法要を寺の本堂で行い、そのあと墓地へ移って納骨をする日もあります。この日は、屋内と屋外を行き来するので、脱ぎ着の回数が増えます。
本堂ではコートを脱いで座り、墓地へ移るときに着ます。墓前では、読経と焼香のあいだだけ脱ぐ。本堂が暖かい日は中に重ねた1枚が暑く感じるので、中は薄い1枚にとどめ、寒さはコートとストールで受け止めてください。四十九日の段の決め方は49日法要の服装にあります。
施主の側で、準備に動く日
施主やその家族は、参列者より早く墓地に着き、花や線香、お供えの準備をします。墓石の掃除や、石材店の人とのやりとりで、しゃがんだり水を運んだりする時間が長くなります。
| 準備の動き | 冬に起きること | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 墓石を拭く・水をかける | 手が濡れて冷える | 準備のあいだだけ薄いゴム手袋 |
| 花や線香を運ぶ | 両手がふさがる | コートの前を留めて、ストールは外す |
| しゃがんでお供えを並べる | 裾が地面に触れる | 裾をまとめてからしゃがむ |
| 石材店の人と話す | 屋外に立つ時間が長い | 喪服の中の1枚を厚めに |
| 参列者を迎える | 入口で待つ | カイロを背中に貼っておく |
**準備の時間は、式の時間より長いことがあります。**施主の側は、参列者よりも一段暖かくして出てください。準備のあいだに着ていた作業用の上着は、参列者が集まる前に脱いで、車や休憩所に置いておきます。
会食の席で
納骨のあとに会食がある日は、墓地から店や自宅へ移ります。冬の会食の席で困るのは、屋外の寒さに合わせて重ねた中の1枚が、暖かい室内で暑くなることです。
店に着いたらコートを預け、席では喪服の上着を着たまま過ごすのが一般的です。中に黒の薄いニットを重ねている日は、化粧室で脱いでバッグにしまえるように、たためば手のひらに乗る厚みのものにしておくと楽です。タイツやストッキングの厚みは、会食のあいだに替える必要はありません。
前日に用意しておくもの
冬の納骨式は、当日の朝に寒さを見てから準備すると、足りないものに気づいても間に合いません。前日のうちに次のものをそろえておきます。
| 用意するもの | 確かめること |
|---|---|
| 喪服 | 中に1枚重ねても、きつくないか |
| コート | 喪服の裾が下から出ないか |
| 中に重ねる1枚 | 首元と袖口からのぞかないか |
| ストッキングかタイツ | 替えを1足 |
| 黒の靴 | 墓地の地面に合う底か |
| 手袋・マフラー・ストール | 外して入れるポケットやバッグがあるか |
| 黒の傘 | 天気予報に雨か雪があれば |
| 使い捨てカイロ | 貼る場所を決めておく |
**喪服に中の1枚を重ねて、一度着てみてください。**夏に仕立てを合わせた喪服は、中に重ねると袖や肩がきつくなることがあります。
よくある行き違い
**「冬でも墓前では必ずコートを脱ぐ」。**読経と焼香のあいだは脱ぐのが目安ですが、雪の日や高齢の参列者がいる日は、施主の判断で着たままにすることも多くあります。案内があれば、そちらに合わせてください。
**「黒以外のコートは着て行けない」。**濃紺や濃いグレーの無地なら、屋外では黒と並べても浮きません。明るい色のコートでも、墓地までの行き帰りだけ着て、墓前で脱ぐ人もいます。
**「寒いから喪服を冬用に替える」。**冬のために喪服を替える必要はありません。寒さは、喪服の中の1枚と足元、コートで受け止めます。
**「タイツは失礼にあたる」。**薄い黒のストッキングが基本とされますが、冬の屋外では厚手の黒タイツを選ぶ人も多くいます。気になるなら、外からストッキングに見える重ね方にしておけば迷いません。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 冬の納骨式に、ダウンコートを着て行ってもいいですか
- 黒や濃紺の無地で、艶が少なく、ふくらみが控えめなものなら、屋外の墓地への行き帰りに着る人は少なくありません。気になるのは、表面が光るものと、ロゴや飾りの金具が目立つものです。読経と焼香のあいだは脱ぐつもりで、脱いだときに喪服だけで立てるように中を整えておいてください。施主や年長の親族がウールのコートで来る家なら、そちらに合わせるほうが落ち着きます。
- Q. 墓前では、コートを必ず脱がないといけませんか
- 読経と焼香のあいだは脱ぐのが目安とされていますが、雪の日や風の強い日、高齢の参列者がいる日は、施主の判断で着たままにすることも多くあります。お坊さんや施主が「どうぞそのままで」と声をかけたら、それに合わせて構いません。自分だけ判断に迷うときは、施主や年長の親族がどうしているかを見て、同じにしてください。
- Q. 黒のストッキングでは寒いので、タイツをはいてもいいですか
- 薄い黒のストッキングが基本とされますが、冬の屋外の納骨式では、厚手の黒タイツを選ぶ人も多くいます。受け止め方は地域や家によって違うので、気になるなら薄手のストッキングの下に、肌色の薄いタイツを重ねる方法もあります。外から見える黒の濃さが、喪服のスカートの黒と近ければ、足元だけが目立つことはありません。
- Q. 手持ちのコートが、ベージュやキャメルしかありません
- 屋外の墓地への行き帰りだけなら、明るい色のコートで来る人もいます。気になるなら、墓地に着いた時点で脱いで、車の中や休憩所に置いておく方法があります。寒さが心配な日は、喪服の中に薄い1枚を重ね、黒のストールを肩にかけて墓前に立ってください。これから買うなら、濃紺か濃いグレーの無地を選ぶと、法要のほか通勤や式典にも使えます。
— メグラシ編集部





