面接の服装 女性 冬|コートを脱ぐ場所と受付から面接室までの流れ

**面接の日、建物の入口から受付まで、何歩ありますか。**1階の扉を開けたらすぐ受付があるのか、エレベーターで上がってから会社の扉があるのか。冬の面接の服装は、この距離で半分が決まります。
冬の面接で迷うのは、スーツそのものよりコートの扱いです。どこで脱いで、どう持って、面接室のどこに置いて、いつ着るか。スーツの色や形がきちんとしていても、受付の前でコートのボタンを外していると、そこで手間取った印象が残ります。
この記事は、建物に着いてから外に出るまでを5つの区間に分けて、それぞれで着ているもの・持っているものを決めます。スーツの選び方は面接スーツ 女性に、コートの丈と肩の合わせ方はスーツに合うコートにまとめてあります。
結論:入口の手前で脱ぎ、裏返して二つ折りにし、左腕に掛ける
冬の面接のコートは、次の順番で扱えば迷いません。
| 場所 | すること | ひとこと |
|---|---|---|
| 建物に着く1分前 | 手袋とマフラーを外して鞄に入れる | 歩きながらで構わない |
| 入口の扉の手前 | コートを脱ぐ | 受付の人の目に入る前に終える |
| 脱いだ直後 | 裏地を外にして縦に二つ折り | 外の汚れや雨を内側に閉じ込める |
| 受付に向かうとき | 左腕に掛け、右手に鞄 | 右手を空けておくと書類を受け取れる |
| 待合室 | 膝の上か、鞄の上にのせる | 隣の椅子には置かない |
| 面接室 | 鞄を椅子の横に置き、その上にのせる | 椅子の背には掛けない |
| 面接のあと | 建物の外に出てから着る | すすめられたらその場で着てよい |
調整するのは脱ぐ場所だけだと考えてください。畳み方と置き方は、どの会社でもほとんど変わりません。脱ぐ場所だけが、建物の形によって入口の手前か、会社の扉の前かに分かれます。
冬の面接を5つの区間に分ける
家を出てから帰るまでを区間に分けると、それぞれで何を着ていればいいかがはっきりします。
| 区間 | よくある長さ | 着ているもの | 見られている場所 |
|---|---|---|---|
| ① 家から最寄りの駅まで | 10〜40分 | コート・マフラー・手袋 | 誰にも見られていない |
| ② 駅から建物の入口まで | 5〜15分 | コート・マフラー | 同じ会社の人とすれ違うことがある |
| ③ 入口から受付まで | 1〜5分 | スーツ。コートは腕に | 受付の人、通りがかりの社員 |
| ④ 待つ場所 | 5〜30分 | スーツ。コートは膝か鞄の上 | 案内の人、ほかの応募者 |
| ⑤ 面接室 | 20〜60分 | スーツ。コートは床の鞄の上 | 面接官 |
冬にいちばん差がつくのは②から③に移る瞬間です。ここでコートとマフラーをどれだけ手早く外せるかで、受付に立ったときの落ち着きが変わります。①と②で寒さをしのげる厚さと、③で手早く脱げる軽さのあいだを取るのが、冬の面接のコート選びです。
先に確かめる①|建物の入口から受付までの距離
脱ぐ場所を決めるために、建物の形を前もって確かめます。地図アプリの写真や、会社の案内ページの「アクセス」に書かれた階数で、だいたいの形はわかります。
| 建物の形 | 受付の位置 | コートを脱ぐ場所 |
|---|---|---|
| 会社だけが入る自社ビル | 1階の入口の先 | 建物の入口の扉の手前 |
| 複数の会社が入るオフィスビル | 上の階の会社の扉の前 | エレベーターを降りて、会社の扉の手前 |
| 1階に共用の受付があるビル | 1階の共用受付 | 建物の入口の扉の手前 |
| 商業施設の上の階にある事務所 | 店舗とは別の通用口 | 通用口の手前 |
| 店舗の奥の事務所 | 店の中を通る | 店に入る前 |
| 工場や倉庫の敷地 | 守衛所 | 守衛所の手前で一度脱ぎ、敷地内を歩くなら着直してよいか聞く |
| 病院・介護施設 | 総合受付や事務室 | 建物の入口の手前 |
共用の玄関とエレベーターは、外の延長として扱われることが多いので、複数の会社が入るビルなら会社の扉の前まで着たままで構いません。ただし、エレベーターで面接先の社員と乗り合わせることもあります。気になるなら、ビルの入口で脱いでしまってもかまいません。どちらでも失礼にはなりません。
先に確かめる②|待つ場所は待合室か、廊下の椅子か
受付を済ませたあと、どこで待つかによって、コートの置き方が変わります。案内のメールに「控室」「待合室」とあれば部屋、何も書いていなければ廊下か受付前の椅子のことが多いです。
| 待つ場所 | 待つ時間 | コートの置き方 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 個室の控室 | 10〜30分 | 畳んで膝の上か、鞄の上 | 暖房が強く、汗をかきやすい |
| 複数人が座る控室 | 10〜30分 | 畳んで膝の上 | 隣の椅子には置かない |
| 廊下や受付前の椅子 | 5〜10分 | 畳んで膝の上 | 人が通るので、床には置かない |
| 立ったまま待つ | 1〜5分 | 左腕に掛けたまま | 鞄は右手で持つ |
| そのまま面接室へ | 0分 | 左腕に掛けたまま入室 | 入室してから鞄の上に置く |
| 集団説明のあとに面接 | 30分以上 | 説明の席の足元に、鞄の上にのせて | 説明のあいだは椅子の背を使わない |
**個室の控室は、外より10度近く暖かいことがあります。**コートを脱いでいても、スーツの中に厚手の肌着を着ていると、10分で汗ばみます。控室で汗をかいたシャツは、面接室の照明で透けやすくなります。中の1枚については後の章で書きます。
先に確かめる③|家を出る時刻の気温と、移動の手段
①と②の区間で寒くないかは、家を出る時刻の外の気温と、駅から建物まで歩く時間で決まります。
| 家を出る時刻の気温 | 駅から建物まで | コート | 首と手 |
|---|---|---|---|
| 12度以上 | 何分でも | 薄手のコートか、スーツのみ | なし |
| 8〜11度 | 10分以内 | 薄手〜中厚のコート | なし |
| 8〜11度 | 10分を超える | 中厚のコート | 薄いマフラー |
| 4〜7度 | 10分以内 | 中厚のコート | 薄いマフラー |
| 4〜7度 | 10分を超える | 厚手のコート | マフラーと手袋 |
| 3度以下 | 何分でも | 厚手のコート | マフラーと手袋、足元にタイツ |
| 雪の予報 | 何分でも | 撥水の厚手のコート | 手袋。足元は履き替え前提 |
車で行き、建物の駐車場から入口までが数十歩なら、コートを着ずに車に置いていく方法もあります。その場合は、受付で「お車ですか」と聞かれることがあるので、駐車場の場所を事前に確かめておきます。
コートの形|脱いで畳んだときの嵩で選ぶ
面接の日に向くコートは、畳んだときに腕に掛けやすい形です。スーツの上に着ることを前提に、形ごとの扱いやすさを並べます。
| コートの形 | 畳んだときの嵩 | 面接の日 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 襟のある膝上丈のウールコート | 中くらい | 向いている | 最も迷わない形 |
| 前を紐で結ぶ薄手のコート | 小さい | 向いている | 紐を結んだまま畳まず、ほどいてから |
| 前開きの中綿入りのコート | 中くらい | 向いている | 光沢の少ないものを |
| 前を2列のボタンで留めるコート | 中くらい | 向いている | ボタンが多いぶん脱ぐのに時間がかかる |
| フード付きのダウンコート | 大きい | 寒冷地なら可 | 首都圏の面接では扱いに困りやすい |
| 腰丈の短い上着 | 小さい | 条件つき | スーツの裾が下から出るなら避ける |
| くるぶし丈のロングコート | 大きい | 避けたい | 畳むと腕から垂れて床に付く |
| 毛足の長い起毛のコート | 大きい | 避けたい | スーツに毛が付く |
膝上の丈で、畳んだときに鞄と同じくらいの嵩に収まるものが、面接の日の扱いやすさの目安です。長すぎるコートは、二つ折りにしても腕から下に垂れて、床や椅子の脚に触れます。
手持ちのコートで足りるかどうかは、家で一度、脱いで裏返して二つ折りにし、左腕に掛けて鏡の前に立てば分かります。裾が膝より下まで垂れるなら長すぎ、腕に掛けたときに肩まで盛り上がるなら厚すぎです。どちらかに当たるなら、面接の日だけは手持ちの薄いほうのコートを選び、寒さはマフラーで補うほうが入口での手間が少なくなります。
コートの色|スーツと同じ濃さか、一段濃く
コートの色は、スーツに合わせて選びます。冬の面接は、建物の入口で一瞬だけコート姿を見られるので、スーツと色がぶつからなければ十分です。
| スーツの色 | 合わせやすいコートの色 | 合わせにくい色 |
|---|---|---|
| 黒 | 黒・濃い紺・濃い灰 | 明るいベージュ、白 |
| 濃い紺 | 濃い紺・黒・濃い灰・ベージュ | 赤みの強い茶色 |
| 濃い灰 | 濃い灰・黒・紺・ベージュ | 明るい灰でスーツより薄いもの |
| 明るい灰 | 濃い灰・紺・ベージュ | 黒の厚手 |
| ベージュ系の上下 | ベージュ・濃い茶・紺 | 黒の厚手 |
ベージュのコートは、紺や灰のスーツにも合わせやすい色です。手持ちが1着だけなら、スーツと同じか一段濃い紺か、ベージュを選んでおくと、冬の行事にもそのまま使えます。
脱ぐ手順|手袋、マフラー、ボタン、袖の順
建物に着く1分前から、外すものの順番を決めておきます。順番が決まっていると、入口の手前で立ち止まる時間が30秒ほどで済みます。
- 歩きながら手袋を外し、鞄の外ポケットに入れる
- 建物が見えたらマフラーを外し、鞄の中に入れる
- 入口の扉の手前で立ち止まり、上から順にボタンを外す
- 片方ずつ袖を抜く。鞄はいったん足元に置く
- コートの裏地を外側にして、縦に二つ折りにする
- 左腕に掛け、鞄を右手で持って入口の扉を開ける
| よく起きること | 原因 | 前もってできること |
|---|---|---|
| ボタンが固くて外れない | 冬の手がかじかんでいる | 手袋を外すのを1分早くする |
| マフラーが鞄に入らない | 厚すぎる・長すぎる | 面接の日は薄手のマフラーにする |
| 袖が裏返ったまま抜ける | スーツの袖とコートの裏地がこすれる | 抜くときにスーツの袖口を指でつまむ |
| 畳んだら裾が垂れる | コートが長い | 三つ折りにするか、膝上丈のコートにする |
| 鞄を置く場所がない | 入口の前に人が多い | 少し脇に寄ってから脱ぐ |
畳み方と持ち方|裏地を外にする理由
脱いだコートは、裏地を外側にして畳みます。外を歩いてきた表側には、雨やほこり、花粉が付いています。それを内側に閉じ込めて建物に入る、というのが裏返す理由です。
| 畳み方 | やり方 | 向いているコート |
|---|---|---|
| 縦に二つ折り | 両肩を合わせて裏地を外にし、縦に半分 | 膝上丈のウールや中綿 |
| 縦に二つ折り+横に半分 | 二つ折りのあと、さらに横に折る | 長めのコート、待つ時間が長い日 |
| 縦に二つ折り+三つ折り | 二つ折りのあと、横に三つに折る | 膝下丈のコート |
| 丸めない | くるくると巻くのは避ける | すべて。しわが付き、帰りに着たとき目立つ |
持つのは左腕です。右手を空けておくと、受付で書類を受け取ったり、扉を開けたりするときに困りません。鞄が肩に掛けるタイプなら左肩に掛け、コートを左腕に、右手は空けておきます。
受付で|立ったまま、コートは腕に掛けたまま
受付では、コートを左腕に掛けたまま名前と面接の時間を伝えます。受付のカウンターにコートや鞄をのせるのは避けてください。
| 受付の形 | すること | コート |
|---|---|---|
| 人がいる受付カウンター | 名前・学校名や現職・面接の時刻を伝える | 左腕に掛けたまま |
| 内線電話だけの無人受付 | 受話器を右手で取り、案内に従う | 左腕に掛けたまま |
| 入館証を渡されるビル | 右手で受け取り、首に掛けるか胸に留める | 左腕に掛けたまま |
| 名前を書く用紙がある | 鞄を足元に置き、右手で書く | 左腕に掛けたまま |
| 検温や手の消毒がある | 案内の順に済ませる | 左腕に掛けたまま |
入館証を首に掛けるときは、**コートを脱いでから掛けてください。**コートを着たまま掛けると、脱ぐときに紐が絡みます。
待つ場所で|膝の上か、鞄の上
控室や廊下の椅子で待つあいだは、コートを畳んだまま膝の上にのせるか、足元の鞄の上にのせます。
| 状況 | コートの置き方 | 鞄の置き方 |
|---|---|---|
| 1人で控室にいる | 膝の上か、鞄の上 | 椅子の横の床 |
| ほかの応募者と同じ部屋 | 膝の上 | 椅子の横の床 |
| ハンガーがあり「どうぞ」と言われた | ハンガーに掛ける | 椅子の横の床 |
| ハンガーがあるが何も言われない | 膝の上 | 椅子の横の床 |
| 机がある控室 | 膝の上。机の上には置かない | 椅子の横の床 |
| 書類を書くように言われた | 鞄の上 | 椅子の横の床 |
ハンガーは、すすめられてから使ってください。何も言われないまま掛けると、帰りに取りに戻る手間が増え、面接のあとに部屋が変わったときに困ります。
面接室で|鞄を床に置き、その上にコート
面接室に入ったら、すすめられた椅子の横に立ち、挨拶をしてから座ります。座る直前に、鞄を椅子の横の床に置き、その上にコートをのせます。
| 面接室の形 | 鞄とコートの置き場所 | 避けたい置き方 |
|---|---|---|
| 椅子だけが置かれた部屋 | 椅子の横の床に鞄、その上にコート | 椅子の背に掛ける |
| 長机を挟む部屋 | 椅子の横の床 | 机の上 |
| 応接ソファの部屋 | ソファの足元。ソファの上には置かない | 隣の座面に置く |
| 荷物置きの台がある | 台の上に鞄、その上にコート | 台を使わず床に放置 |
| 「こちらにどうぞ」と言われた | 示された場所 | 断って床に置き続ける |
| グループ面接 | 自分の椅子の横。隣の人の側に広げない | 椅子の後ろの床 |
鞄が自立しないタイプだと、上にのせたコートごと倒れることがあります。冬の面接の日は、底が平らで床に置いて立つ鞄を選んでおくと、コートの置き場所に困りません。
マフラー・手袋・帽子|コートより先に外す
首と手と頭のものは、コートより先に外します。コートを脱いでいても、首にマフラーが残っていると外の格好のままに見えます。
| 小物 | 外すタイミング | しまう場所 |
|---|---|---|
| 手袋 | 建物が見えたら | 鞄の外ポケット |
| マフラー | コートのボタンを外す直前 | 鞄の中か、畳んだコートの内側 |
| ストール | マフラーと同じ | 鞄の中 |
| 耳あて | 建物が見えたら | 鞄の中 |
| 帽子 | コートを脱ぐ前 | 鞄の中。入らないなら持参を見送る |
| 使い捨てのカイロ | 手に持っているなら建物の前で | 鞄の外ポケット |
| 貼るカイロ | 貼ったままでよい | 背中や腰に。服の上から形が出ない位置 |
マフラーは薄手で、畳んで鞄に入る大きさのものにします。厚い大判のストールは、外したあとに置き場がなく、膝の上でコートと重なって大きな塊になります。
足元|ブーツで行くか、履き替えるか
冬の面接の足元は、パンプスで行けるかどうかを天気で分けます。
| その日の天気 | 行き | 建物の中 | 履き替えた靴の置き場 |
|---|---|---|---|
| 晴れ・曇り | パンプス | パンプス | なし |
| 小雨 | パンプス | パンプス | なし。雨の日の靴の章を参照 |
| 強い雨 | 撥水のパンプスか、レインブーツ | パンプス | 靴袋に入れて鞄の横に |
| 雪が積もっている | ブーツ | パンプス | 靴袋に入れて鞄の横に |
| 凍った路面 | 滑りにくい底のブーツ | パンプス | 靴袋に入れて鞄の横に |
| オフィスカジュアル指定・晴れ | 飾りのない短いブーツでも可 | 同じ | なし |
履き替える場所は、最寄り駅のトイレか、建物の手前の商業施設にします。面接先のビルのロビーで履き替えるのは避けてください。履き替えの手間を減らしたい日は、雨の日の靴の考え方を雨の日の靴 女性にまとめてあります。
足元のストッキングは、冬は肌色の厚めのもの(30デニール前後)を選ぶ人が多いです。黒のタイツは、スーツで受ける面接では避けたほうが無難です。寒さが気になる日は、ストッキングの下に、膝下までの薄い肌色の防寒用のものを重ねる方法があります。
雨と雪の日|濡れたコートと傘
雨や雪の日は、コートが濡れているかどうかで扱いが変わります。
| 状態 | コートの扱い | 傘の扱い |
|---|---|---|
| ほとんど濡れていない | 通常どおり裏返して二つ折り | 入口の傘立てか、傘袋に入れて持つ |
| 肩と背中が濡れている | 入口の手前でハンカチで水を払ってから裏返す | 傘袋に入れて持つ |
| 全体が濡れている | 裏返して畳み、内側の乾いた面が腕に当たるように | 傘袋に入れて持つ |
| 雪が付いている | 建物の外で払い落としてから脱ぐ | 外で雪を払ってから傘袋へ |
| 折り畳み傘 | 濡れたまま鞄に入れない | 吸水する傘袋に入れて鞄の外側に |
**撥水のコートなら、雨の日でも表面の水を払うだけで建物に入れます。**冬の面接が雨や雪の多い地域なら、コートは撥水の加工があるものを選んでおくと、入口の前での手間が減ります。
コートの下の1枚|暖房の効いた部屋で汗をかかない
冬の面接で見落としやすいのが、コートを脱いだあとの暖房です。待合室や面接室は、外より10度以上暖かいことがあります。寒さに合わせてスーツの中を厚くすると、建物の中で汗をかきます。
| 中に着るもの | 外で | 建物の中で | 面接の日 |
|---|---|---|---|
| シャツ1枚 | 寒い | ちょうどよい | 基本の形。寒さはコートで受ける |
| シャツ+薄い肌色の肌着 | やや寒い | ちょうどよい | 冬はこれがいちばん多い |
| シャツ+厚手の保温肌着 | ちょうどよい | 暑い | 待つ時間が長い日は汗ばむ |
| シャツ+薄いベスト | ちょうどよい | やや暑い | スーツで受ける面接では避けたい |
| 薄いニット(オフィスカジュアル) | ちょうどよい | ちょうどよい | 指定がオフィスカジュアルのときだけ |
寒さは、スーツの中ではなくコートとマフラーで受けると考えてください。コートは建物の中では脱ぐので、外の寒さだけを引き受けてくれます。シャツの下の肌着の選び方は冬の選考のインナーに詳しく書いてあります。
オンライン面接の冬|自宅の暖房と、映る範囲
冬のオンライン面接では、コートの心配はありませんが、自宅の暖房と、画面に映る範囲で迷うことがあります。
| 自宅の状況 | 起きやすいこと | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 部屋が寒い | 肩をすくめた姿勢になる | 面接の30分前から暖房を入れておく |
| 暖房の風が当たる | 髪が揺れる、乾燥する | 風が直接当たらない位置に座る |
| 膝掛けを使いたい | 画面には映らない | 使ってよい。立ち上がる予定がないか確認 |
| 下は部屋着のまま | 立ち上がると映る | 下もスーツか、それに近いものを |
| 窓際に座る | 夕方の面接は外が暗く、顔が沈む | 窓を背にしない位置に |
冬の午後の面接では、日が傾くのが早く、始まったときは明るくても終わるころには部屋が暗くなっていることがあります。天井の照明だけに頼らず、顔の正面から光が当たるように机の位置を整えておくと、暗い色のスーツでも顔が沈みません。
画面に映るのは、胸から上の30cmほどです。スーツの上着を着て、シャツの襟が左右そろっているかを、始まる前に画面で確かめてください。
選考の段階で変わること
一次面接と最終面接では、会う人も、待つ時間も変わります。コートの扱いは同じですが、気をつける場所が少しずつ違います。
| 段階 | 会う人 | 待つ時間 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 説明会と一次面接が同じ日 | 人事の担当者 | 30分以上 | 説明のあいだの置き場所 |
| 一次面接 | 人事・現場の担当者 | 5〜15分 | 受付の人にも見られている |
| 二次面接 | 部署の責任者 | 5〜15分 | 面接室に入る前に案内役と話すことがある |
| 最終面接 | 役員 | 10〜30分 | 控室の暖房で汗をかかない |
| グループ面接 | 複数の面接官 | 10〜20分 | 隣の人の荷物と重ねない |
| グループワーク | 人事の担当者 | 長い | 上着を脱ぐ場面があるので中のシャツの透け |
最終面接では、役員と一緒にエレベーターや廊下を歩くことがあります。その時間も、コートは左腕に掛けたままです。
説明会と一次面接が同じ日にある場合は、説明を聞くあいだの時間が長くなります。このときも椅子の背には掛けず、足元の鞄の上に畳んで置いてください。説明のあとに部屋を移ることが多いので、移動のたびにハンガーから取り外す手間がかからない置き方のほうが、案内の流れに遅れずに済みます。グループワークで上着を脱ぐ場面があるなら、脱いだ上着もコートの上に重ねて畳みます。
新卒・中途・パートで変わること
コートの扱いの基本は同じですが、受ける面接の種類で、スーツの要否と足元の幅が変わります。
| 面接の種類 | 上に着るもの | コート | 足元 |
|---|---|---|---|
| 新卒の就職活動 | 黒か紺のスーツ | 黒・紺・ベージュの膝上丈 | パンプス |
| 中途の転職 | 紺か灰のスーツ、またはジャケット | 手持ちのきれいめなコート | パンプス |
| 中途・オフィスカジュアル指定 | ジャケット+きれいめのボトムス | 手持ちのコート | パンプスか短いブーツ |
| パート・アルバイト | 襟のあるトップスと膝が隠れる丈 | 手持ちのコート | 低いヒールの靴か、きれいめのブーツ |
| 学校や病院の事務 | 紺か灰のスーツ | 黒・紺・灰 | パンプス |
中途の面接の考え方は中途採用の面接の服装に、パートの面接はパートの面接にまとめてあります。
どちらとも取れるとき①|受付が無人で、内線電話だけのビル
人がいない受付では、誰も見ていないからコートを着たままでいいと考えがちです。ただし、内線をかけたあとに担当者が迎えに来るまでの時間は、1分もないことがあります。
このときは、内線をかける前にコートを脱いでおきます。担当者が来たときにボタンを外していると、そこで相手を待たせることになります。
無人の受付には、防犯のための映像の記録があることも多く、来訪者の様子は思っているより見られています。内線の受話器を取るときは、コートを左腕に掛けた状態で右手を使えるようにしておくと、名乗りながら慌てずに済みます。迎えに来た担当者と一緒に歩き出すまでのあいだ、鞄は右手、コートは左腕という形を崩さないでください。
どちらとも取れるとき②|「コートはこちらへ」と言われた
受付や控室で「コートはこちらにどうぞ」とハンガーやクロークを示されたら、**そのまま従ってください。**断って腕に掛けたままにするほうが、相手の手間を増やします。
| 示された場所 | すること | 帰りに気をつけること |
|---|---|---|
| ハンガーラック | 裏返さず、表を外にして掛ける | 自分のコートの位置を覚えておく |
| クローク | 預けて番号札を受け取る | 番号札は鞄の決まったポケットに |
| 控室の壁のフック | 表を外にして掛ける | 面接室から戻らない場合は担当者に伝える |
| 面接室の隅の椅子 | 畳んだままのせる | 退室時に忘れない |
ハンガーに掛けるときだけは、表を外にして掛けます。裏返して畳むのは腕に持つための形なので、掛ける場合はふつうに掛けてかまいません。
どちらとも取れるとき③|面接官と同じエレベーターに乗る
ビルの1階で、偶然面接官と同じエレベーターに乗ることがあります。共用の部分だからとコートを着たままにしていると、そこで初めて会うことになります。
このときは、乗る前に脱げるなら脱ぎ、乗ってしまったら降りてから脱ぐで構いません。相手が面接官だと気づかないまま乗り合わせることもあります。面接官のほうも、ビルの共用部分で応募者がコートを着ているのは当たり前だと知っています。エレベーターの中で脱ぐのは、狭い場所で腕が当たるので避けてください。降りてから会社の扉の前で手早く脱げば、礼を欠くことにはなりません。
どちらとも取れるとき④|とても寒い日で、脱ぐと震える
氷点下の朝や、強い風の日は、入口の手前で脱いだ瞬間に寒さがこたえます。
| 寒さの程度 | できること |
|---|---|
| 少し寒い | 予定どおり入口の手前で脱ぐ |
| とても寒い・風が強い | 風除室(二重扉のあいだ)に入ってから脱ぐ |
| 雪が吹き込む | 建物に入ってすぐ、受付の手前で脱ぐ |
| 手がかじかんでボタンが外せない | 建物に入る2〜3分前から手をポケットで温めておく |
二重の扉がある建物なら、**扉と扉のあいだで脱いでも失礼にはなりません。**大事なのは、受付の人の前に立つときに脱ぎ終わっていることです。
寒さが厳しい地域の会社では、建物に入ってから脱ぐのが当たり前になっていることもあります。入口の手前に立ち止まる場所がなく、ほかの人も中で脱いでいるなら、それに合わせてください。決まりを守ることより、その建物で毎日働いている人たちの流れに沿うことのほうが、受付の人の目には自然に映ります。
帰りの流れ|建物を出てから着る
面接が終わったら、来たときと逆の順番です。
| 場所 | すること |
|---|---|
| 面接室を出るとき | コートを左腕に掛け、鞄を右手に。椅子を戻す |
| 廊下・エレベーター | コートは腕に掛けたまま |
| 受付の前 | 入館証を返し、挨拶をする |
| 建物の外 | 数歩離れてからコートを着る |
| 駅まで | マフラーと手袋をつける |
「寒いのでどうぞ着てください」と言われたら、**その場で袖を通して構いません。**ボタンを留めるのは建物を出てからでも大丈夫です。断ってしまうと、相手は自分の気遣いが届かなかったと感じます。
前日の夜に確かめる7つ
前の晩に、次の7つを確かめておくと、当日の入口で迷いません。
| 確かめること | 見方 | 当日の行動 |
|---|---|---|
| 建物の形 | 地図の写真、会社の案内ページ | 脱ぐ場所を決める |
| 受付の階 | 案内のメール | エレベーターを降りる階を決める |
| 翌朝の気温 | 天気予報の家を出る時刻の気温 | コートの厚さとマフラーの有無 |
| 雨と雪 | 天気予報 | 履き替えと傘袋の準備 |
| コートのボタン | 1つずつ外して留め直す | 固いボタンを知っておく |
| 鞄が自立するか | 床に置いて手を離す | 倒れるなら中身を入れ替える |
| マフラーが鞄に入るか | 実際に入れてみる | 入らないなら薄手に替える |
よくある行き違い
| よくある思い込み | 実際はこう |
|---|---|
| コートは受付で脱げばいい | 受付の人の前に立つ前に脱ぎ終えておく |
| 畳み方は表を外にしても同じ | 外の汚れを閉じ込めるために、裏地を外にする |
| 椅子の背に掛けるほうがしわにならない | すすめられたとき以外は、鞄の上に畳んで置く |
| 寒い日はスーツの中を厚くする | 建物の中は暖かい。寒さはコートとマフラーで受ける |
| コートは何色でもいい | スーツと同じか一段濃い色、またはベージュが合わせやすい |
| 面接が終わったらすぐ着ていい | 建物の外に出てから。すすめられたらその場で |
| ブーツのまま入っても目立たない | スーツの面接では、建物に入る前に履き替える |
冬の面接で見られているのは、コートの値段や形の新しさではありません。脱ぐ場所と畳み方と置き方が、ひとつの流れになっているかです。前の晩に建物の形だけ確かめておけば、当日の入口で迷う時間はほとんどなくなります。
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よくある問い
- Q. 冬の面接で、コートはどこで脱げばいいですか
- 建物に入る前、入口の扉の手前で脱ぐのが基本です。複数の会社が入っているオフィスビルなら、共用の玄関ではなく、その会社の受付がある階の扉の前で脱いで構いません。共用部分は外の延長として扱われることが多いからです。迷ったときは、受付の人の目に入る前に脱ぎ終わっている位置を選んでください。脱いだコートは裏地を外側にして二つ折りにし、左腕に掛けます。
- Q. 面接室でコートはどこに置けばいいですか
- 椅子に座る前に、鞄を椅子の横の床に置き、その上にコートを畳んだままのせます。椅子の背に掛けたり、空いている隣の椅子に置いたりするのは、すすめられた場合だけにしてください。面接官から「こちらにどうぞ」と荷物置きやハンガーを示されたら、そちらに従います。机の上には置きません。
- Q. コートはいつ着てもいいですか
- 面接が終わって建物の外に出てから着るのが基本です。ただし、受付の人や面接官から「寒いのでどうぞ着てください」と声をかけられたら、その場で着て構いません。断るとかえって相手を待たせます。その場合は、ボタンを留めるのは外に出てからでも大丈夫です。
- Q. 冬の面接にブーツで行ってもいいですか
- スーツで受ける面接なら、パンプスで行くのが無難です。雪や雨でブーツが要る日は、最寄りの駅のトイレなど建物に入る前に履き替え、ブーツは靴袋に入れて鞄と一緒に持ちます。オフィスカジュアルで受ける面接や、パートの面接なら、飾りのない筒の短いブーツは通ることが多いです。ただしその場合も、パンツの裾がブーツの筒にかぶさる丈にしておくと目立ちません。
- Q. マフラーと手袋はどうすればいいですか
- コートより先に外します。手袋はコートを脱ぐ前、マフラーはコートのボタンを外す直前に外し、どちらも鞄の中か、畳んだコートの内側に挟んでください。首元に巻いたまま受付に立つと、コートを脱いでいても外の格好のままに見えます。
— メグラシ編集部





