顔タイプフェミニン スカート|甘く盛りすぎか、平凡に沈むかで分ける

顔タイプフェミニンの人がスカートで違和感を持つとき、原因は2つに分かれます。顔の甘さにスカートの甘さが重なって盛りすぎに見えるか、直線のスカートで顔だけが残って平凡に沈むかです。直す方向は反対なので、先にどちら側かを決めてください。
全身を鏡に映して、最初にスカートの裾や柄に目が行き、顔がかすむなら「盛りすぎ」の側です。最初に顔に目が行き、スカートが何も主張していないなら「沈む」側です。前者は甘さを減らし、後者は動きを足します。
盛りすぎる人は、揺れは残して、段・量・艶・柄のうち甘さを1つまでに絞ります。沈む人は、裾に動きを1つ足して、柔らかさを裾より上に置きます。どちらとも取れる人は、スカートは動かさず上の服で調整するのが近道です。
結論:甘く盛りすぎるか、平凡に沈むかで分かれる
顔タイプフェミニンは、大人顔で、目元や輪郭に曲線が多い顔です。顔そのものに柔らかい甘さがあるので、服の甘さは「顔とつながる量」で止めるのがちょうどよい加減です。止めどころを越えると盛りすぎ、届かないと沈みます。
| 見え方 | 最初に目が行く所 | 起きていること | 直す方向 |
|---|---|---|---|
| 甘く盛りすぎ | スカートの裾・柄 | 顔とスカートの甘さが重なる | 甘さを1つまで減らす |
| 平凡に沈む | 顔 | スカートに曲線や動きがない | 裾に動きを1つ足す |
盛りすぎの人も沈む人も、スカートの形を全部替える必要はありません。甘さの数を数えて、多すぎれば引き、少なすぎれば足します。
どちらか測る|スカートを当てて、目が最初に行く所を見る
手持ちのスカートを1枚ずつ腰に当て、鏡から2歩下がって3秒眺めます。最初に目が止まった場所を覚えます。続けて、そのスカートの甘さを数えます。数えるのは次の4つです。
- 裾に段やフリルがある
- 広がりが大きく、腰から裾までに布がたっぷりある
- 生地に艶がある
- 花や水玉など、丸い柄がある
3つ以上当てはまり、最初に裾や柄へ目が行ったスカートは、盛りすぎの側です。0〜1つで、最初に顔へ目が行ったスカートは、沈む側です。2つのスカートは、上の服しだいでどちらにも転びます。
甘く盛りすぎる人|顔の甘さにスカートの甘さが重なっている
盛りすぎて見えるとき、スカートだけを見れば素敵なことが多いです。問題は、顔の曲線とスカートの曲線が同じ向きに重なり、全身が柔らかいもので埋まって、どこにも締まりがないことです。顔がかすむのは、顔の甘さがスカートに吸い込まれているからです。
直すときは、甘さを全部抜くのではなく、1つまでに減らします。顔タイプフェミニンの人から甘さを全部抜くと、今度は沈む側に倒れます。
盛りすぎる人の形|揺れは残して、段と量を減らす
形で減らすなら、段のある作りを1枚の布に替えます。同じように揺れるスカートでも、段があると甘さが段の数だけ増えます。1枚の布が裾に向かって広がる形なら、揺れは残ったまま甘さが1つに減ります。
広がりの量は、腰に手を当てて裾をつまんだとき、片手で握り切れる程度が目安です。両手で抱えるほどの量になると、冬の生地では重さも加わり、下半身が甘さで膨らんで見えます。
盛りすぎる人の生地と色|艶か柄、どちらか1つ
形を直しても盛りすぎが残る人は、生地と柄を見ます。艶のある生地と丸い柄は、どちらも甘さを足すものなので、同時に使わないことが基本です。艶を選んだら無地にし、柄を選んだら艶のない生地にします。
色は、明るい淡い色よりも、一段落ちたくすんだ色や中くらいの濃さの色が合わせやすくなります。淡いピンクやクリーム色を選びたい日は、生地を厚手で艶のないものにして、甘さの数を増やさないようにします。
平凡に沈む人|直線のスカートで顔だけが残る
沈んで見えるのは、スカートの側に曲線も動きもなく、顔の柔らかさを受け止めるものが全身のどこにもないときです。硬い生地のタイトスカートや、太いプリーツの制服のようなスカートに多く見られます。
顔だけが柔らかく、下半身が直線で止まっているので、顔が浮いているというより、全身が「普通の人」にまとまってしまい、顔タイプフェミニンの良さが出ません。沈む人に足りないのは甘さそのものではなく、動きです。
沈む人の形|裾に動きを1つ足す
形で足すなら、裾が揺れるものに替えます。タイトスカートでも、裾に浅いスリットや切り替えがあれば、歩くたびに裾が開いて動きが出ます。プリーツなら、細かい幅のほうが揺れが柔らかくなります。
形を替えたくない人は、生地で動きを足す方法もあります。同じタイトスカートでも、とろみのある生地や薄手のウールは歩くと脚に沿って揺れます。硬く張った生地は、立っても歩いても形が変わらないので、沈む人には向きません。
沈む人の素材|柔らかさは裾より上に置く
裾に動きを足してもまだ沈む人は、柔らかさを上半身に置きます。丸首のニット、ドレープのあるブラウス、ふんわりした起毛の素材を上に持ってくると、顔の曲線と上の服がつながり、スカートは動きだけを担当すれば済みます。
逆に、スカートを甘くして上を直線のままにすると、甘さが顔から遠い所にだけあって、顔とのつながりが生まれません。沈む人の柔らかさは、顔に近い所から置いていきます。
どちらとも取れるとき|上で調整してスカートは動かさない
甘さを数えて2つのスカートや、日によって目が行く場所が変わる人は、どちらの側にも寄りうる人です。この場合は、スカートを替えずに上の服で調整してください。
盛りすぎに傾いた日は、上を直線寄りの服にします。シャツの襟、Vネック、目の詰んだ無地のニットなど、線のはっきりした服を合わせると、スカートの甘さが1つに収まります。沈む側に傾いた日は、上を丸首やドレープのある服にして、顔まわりに柔らかさを足します。
スカートを替えて調整しようとすると、手持ちの数だけ迷いが増えます。上の服は数が多く、組み替えやすいので、甘さの量を細かく合わせられます。
上の服を決めたら、もう一度鏡から2歩下がって3秒眺めます。最初に目が行く場所が、顔とスカートの裾を行き来するようになっていれば、甘さの量がつり合っています。まだ裾だけに目が行くなら上をもう一段直線に、顔だけに目が行くなら上をもう一段柔らかくします。一度に2つ以上を動かさず、1つずつ替えて見比べると、自分にとっての止めどころが分かってきます。
止めどころが分かったら、その日の上とスカートの組み合わせを写真に残しておきます。次に同じスカートを履く日に、写真の上と同じくらいの甘さの服を選べば、毎回鏡の前で迷わずに済みます。
着た実例|ブラウンのウールフレアに、丸首の薄手ニット
両方の側に寄りすぎない組み合わせを1つ挙げます。中くらいの濃さのブラウンで、段のないウールのフレアスカート。丈はふくらはぎの中ほどです。上は、オフホワイトの丸首の薄手ニットを裾だけ前に入れます。

この組み合わせで甘さを数えると、裾の揺れと丸首の2つです。艶も柄もありません。生地がウールで厚みがあるので、揺れても軽くなりすぎず、顔の大人っぽさとつり合います。
丈と身長|ふくらはぎのいちばん太い所を避ける
丈は、ふくらはぎのいちばん太い所で裾が切れないようにします。そこで切れると、揺れても脚の太さが目立ち、甘さよりも重さが先に見えます。いちばん太い所より指3本上か、指3本下で止めてください。丈を測るときは、ふだん合わせる靴を履いて立ち、横向きで鏡に映します。かかとの高さが変わると、裾が脚のどこで切れるかも動くので、靴を履かずに決めた丈は外でずれます。
身長が155cm前後までの人は、膝下からふくらはぎの太い所の上までの丈がまとまりやすくなります。160cm台以上の人は、ふくらはぎの太い所より下まで下ろしても重くなりません。背が高い人がミニ丈を選ぶと、顔の甘さに対して脚の直線が長く出て、沈む側に寄りやすいので、膝上の丈を選ぶ日は上に柔らかい服を合わせます。
上に羽織るもの|コートの丈で甘さの量が変わる
冬はスカートの上にコートを重ねるので、外にいる時間はコートとスカートの組み合わせで甘さの量が決まります。盛りすぎる側の人は、スカートの裾が手のひら1枚ぶんだけコートから出る丈にすると、揺れる面が小さくなり、甘さがちょうど1つに収まります。コートは襟のはっきりした直線寄りの形が合わせやすくなります。
沈む側の人は、コートの丈をスカートより短くして、裾の揺れを全部見せてください。スカートがコートの中に隠れると、外では直線のコートしか見えず、さらに沈みます。腰が隠れるくらいの短めのコートか、前を開けて着られる柔らかい生地のコートなら、スカートの動きが外でも残ります。
どちらとも取れる人は、コートの襟の形で調整します。盛りすぎに傾いた日は襟の角が立ったもの、沈む側に傾いた日は丸い襟や襟のないものを選ぶと、スカートを替えずに甘さの量を動かせます。
冬のスカートの足元|タイツとブーツで甘さの量を合わせる
冬はスカートの下にタイツとブーツが加わり、甘さの量が足元でも動きます。盛りすぎる人は、黒や濃いグレーのタイツに、つま先の細いブーツを合わせると、足元に直線が入って全体が締まります。
沈む人は、肌がほんの少し透ける程度のタイツや、スカートと同系色のタイツにして、足元まで柔らかさをつなげます。つま先が丸すぎるブーツは、顔タイプフェミニンの大人っぽさとずれるので、丸みは控えめなものを選んでください。
年代と場面で調整|仕事・休日・集まり
仕事の日は、盛りすぎに寄らないよう甘さを1つにします。段のないフレアか細かいプリーツに、無地の直線寄りの上を合わせると、柔らかいのにきちんと見えます。
休日は、甘さを2つまで許しても構いません。柄のスカートを履く日は艶のない生地を、艶のあるスカートを履く日は無地を選び、甘さが重ならないようにします。
集まりや会食の日は、沈まないことを優先します。艶のある無地のスカートに、顔まわりに柔らかさのある上を合わせると、席に座って上半身しか見えない時間にも顔タイプフェミニンの良さが残ります。年代が上がるほど、生地の厚みと色の深さで大人の量を足すと、甘さを減らさずに若作りを避けられます。
まとめ
顔タイプフェミニンのスカートの違和感は、甘く盛りすぎるか、平凡に沈むかの2つです。鏡で最初に目が行く所と、スカートの甘さの数で側を決めます。盛りすぎの人は甘さを1つまで減らし、沈む人は裾に動きを足して柔らかさを上に置きます。どちらとも取れる人は、スカートは動かさず上の服で調整してください。
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よくある問い
- Q. 顔タイプフェミニンはタイトスカートが似合いませんか
- 似合わないわけではありません。タイトスカートで沈んで見えるのは、生地が硬く、裾がまっすぐ切れていて、上も直線の服を合わせたときです。とろみのある生地を選ぶか、裾に浅いスリットや切り替えがあるものにすると、歩いたときに裾が動いて顔の柔らかさとつながります。上を丸首やドレープのある服にするだけでも、沈む感じはかなり減ります。
- Q. 30代後半からフレアスカートが若作りに見えてきました
- フレアの広がりそのものより、生地の軽さと色の明るさが重なっていることが多いです。裾の広がりはそのままにして、生地を厚手のウールや目の詰んだ素材に替え、色を一段落ち着かせてください。広がりがあっても重さのある生地は大人に見えます。丈をふくらはぎの中ほどまで下ろすのも効きます。
- Q. プリーツスカートは甘すぎますか、それとも地味ですか
- プリーツの幅で変わります。指1本より細い細かいプリーツは、揺れが柔らかく、顔タイプフェミニンの顔とよくなじみます。指2本以上の太いプリーツは線がはっきりして、生地によっては制服のように硬く見えて沈みやすくなります。艶のある細かいプリーツは甘さが重なりやすいので、盛りすぎる側の人は艶を控えたものを選んでください。
— メグラシ編集部





