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顔タイプフェミニンのマフラー|巻いた輪の丸みと結び目の高さで選ぶ

メグラシ編集部//読了 15分
窓辺の女性が柔らかなローズベージュのマフラーを首にゆるく一周させ、鎖骨のあたりに丸く落ちた輪の端を整えている

**いちばんよく使うマフラーを、いつもの巻き方で巻いて、鏡の前に立ってみてください。**あご先と、マフラーのいちばん上の布の間に、指が何本入りますか。1本も入らないなら、それが「上品にしたいのに子どもっぽく見える」理由です。

顔タイプフェミニンの方のマフラーは、色や柄より先に、2つのことで決まります。巻いたときに首まわりの輪が丸く落ちるかと、重なりや結び目が、あごからどれだけ下に来るかです。この2つを外さなければ、色や柄はかなり自由に選べます。逆にこの2つを外すと、どんなに似合う色を選んでも、顔まわりが幼く見えるか、硬く見えるかのどちらかになります。

この記事は、顔タイプ診断でフェミニンと言われた方、またはフェミニンとほかのタイプの間で迷っている方に向けて書いています。首元のニットについては顔タイプフェミニンに似合うニットで、コートの襟については顔タイプフェミニンに似合うコートで扱っているので、ここでは首に巻く布だけを見ていきます。

結論:輪は丸く落ち、重なりはあご先から指3〜5本下

先に答えを置きます。顔タイプフェミニンの方が秋冬に選ぶマフラーと巻き方は、次の3つがそろっているものです。

見るところ選ぶ側避ける側
輪の丸み半分に折って垂らすと、折り山がU字に丸く落ちる折り山がV字に角張るか、板のように立つ
重なりの高さあご先から指3〜5本ぶん下、鎖骨の間のくぼみのあたりあごの下が埋まる、または胸の下まで下がる
巻いた厚み首の横から指3本ぶん(約5cm)まで首の横から指4本ぶん以上に厚みが固まる

**3つのうち、輪の丸みだけはマフラーそのものの性質で、巻き方では直せません。**重なりの高さと厚みは、同じ1本でも巻き方で変えられます。だから売り場では、まず輪の丸みを見て、残りの2つは家で巻き方を調えると考えてください。

顔タイプフェミニンは、大人っぽい顔立ちで、顔の輪郭やパーツに曲線が多いタイプです。曲線が多い顔の横に、角張った布や直線の重なりが来ると、顔の柔らかさと布の硬さがぶつかります。反対に、大人っぽい顔立ちの下で、布があごの下まで丸く埋まると、顔の縦の長さが短く見えて、子どもっぽさが出ます。フェミニンの方のマフラーは、曲線を保ったまま、顔から少し離す。これがすべての出発点です。

自分のフェミニンがどちら寄りかを先に見る

顔タイプフェミニンと言われた方でも、顔の中の大人っぽさと曲線の強さには幅があります。同じ基準をそのまま使う前に、自分がどちら寄りかを、鏡と指で確かめてください。

1つめは、あご先から唇の下までの長さです。鏡の正面に立ち、唇の下の端から、あご先までに指を横にして当てます。指が2本半以上入るなら、顔の下半分に長さがある型で、大人っぽさが強い側です。2本以内なら、顔の下半分が短めの型で、キュート寄りの側です。

2つめは、頬の丸みが横顔のどこまで続くかです。横向きになり、頬のいちばん高い所から耳の前までの線を見ます。耳の前まで丸みが続いているなら曲線が強い側、耳の手前で平らになるなら、曲線がやや弱く、エレガントやソフトエレガント寄りの側です。

この2つの組み合わせで、基準の使い方が少し変わります。

顔の下半分が長く、頬の丸みが耳の前まで続く方は、基準どおりのど真ん中です。顔の下半分が短めで、頬の丸みが強い方は、キュート寄りのフェミニンで、重なりの高さを基準より指1本上まで許せます。顔の下半分が長く、頬の丸みが耳の手前で平らになる方は、エレガント寄りのフェミニンで、輪の丸みは基準どおりに守りつつ、厚みは少し増やしてもかまいません。

フェミニンとエレガントの違いをもっと詳しく確かめたい方は、エレガントとフェミニンの違いも参考になります。

境目1|輪の丸みは、半分に折って垂らしたときの形で見る

いちばん大事な境目は、マフラーが首まわりでどんな輪をつくるかです。巻いてみないと分からないように思えますが、売り場で巻かなくても見分ける方法があります。

**マフラーを長い方向に半分に折り、折り山を片手の指2本に引っかけて、そのまま下に垂らしてください。**折り山の部分の形を見ます。

折り山がU字に丸く垂れて、左右の布がゆるやかに広がりながら落ちるもの。これが、首に巻いたときに丸い輪をつくるマフラーです。薄手から中くらいの厚みの柔らかいウール、細い糸で編んだニット、起毛のやわらかい織物などが、たいていこの形になります。

折り山がV字に角張り、左右の布がまっすぐ平行に落ちるもの。張りのある厚い織物や、目の詰まった太い編み地、芯のように硬い化学繊維などがこれに当たります。こうしたマフラーは、首に巻くと輪が角張り、顔の曲線の横に直線の重なりができます。

折り山がほとんど曲がらず、板のように立ったまま倒れるもの。太い糸で硬く編んだマフラーに多い形です。これは首に巻いても布が首に沿わず、首の横で厚みが固まるので、境目3の厚みも同時に外しやすくなります。

**輪の丸みは、巻き方では直せません。**どれだけゆるく巻いても、硬い布は硬いまま重なります。だから売り場では、色や柄を見る前に、まずこの「折って垂らす」を1回やってください。

境目2|重なりの高さは、あご先から指で測る

2つめの境目は、マフラーの重なりや結び目が、顔からどれだけ下にあるかです。これは巻き方で変えられるので、手持ちの1本でもすぐに試せます。

マフラーを巻いて、鏡の正面に立ちます。あご先の真下に指を横にして当て、指を1本ずつ下に重ねていって、マフラーのいちばん上の布に当たるまでの本数を数えてください。

指3〜5本ぶん。これが、顔タイプフェミニンの方の基準の位置です。おおよそ、鎖骨の間のくぼみから、くぼみの指2本下くらいまでに当たります。この位置に重なりがあると、首が少し見え、顔の縦の長さがそのまま残り、そのうえで顔のすぐ下に柔らかい布の量があるので、華やかさが加わります。

指が1〜2本しか入らない場合は、重なりが高すぎます。あごの下が布で埋まり、顔が小さく丸く見えて、大人っぽさが消えます。首を短く見せる巻き方は、キュートやフレッシュのように子どもっぽさが持ち味のタイプには合いやすいのですが、フェミニンの方にとっては、持ち味の大人っぽさを消す方向に働きます。

指が6本以上入り、重なりが胸の上まで下がっている場合は、低すぎます。顔のすぐ下に何もない空間ができ、顔まわりがさびしく見えます。フェミニンの方は、顔まわりに少し量があるほうが華やかさが生きるタイプなので、首元が大きく空くと、全体が地味に寄ります。

位置を調えるときは、首の後ろで布を少し下に引き、前に回した布の重なりを鎖骨の方へ下ろします。首の後ろの布を引き下げるだけで、前の重なりは2〜3cm下がります。

境目3|巻いた厚みは、首の横から指で測る

3つめの境目は、巻いたあとの厚みです。マフラーは巻く回数と幅で厚みが変わるので、これも巻き方で調えられます。

マフラーを巻いた状態で、鏡に対して横向きに立ちます。首の横、耳の下あたりに指を縦にして当て、首の皮膚から、巻いた布のいちばん外側までに指が何本入るかを数えてください。

指3本ぶん、おおよそ5cmまでが基準です。この厚みなら、顔の横に布が出すぎず、顔の輪郭の曲線が見えたままになります。

指4本以上の厚みが首の横に固まると、顔の輪郭が布に埋もれます。特に頬の丸みが強いフェミニンの方は、頬の横に布が迫ると、頬と布の丸みが重なって、顔の下半分が横に広く見えることがあります。

厚みが出すぎるときは、まず巻く回数を1回減らします。2周巻いていたなら1周にして、余った布を前に垂らします。次に、マフラーの幅を半分に折ってから巻くのをやめて、幅を広げたまま首に沿わせます。幅を折ると布が重なって厚みが倍になりますが、広げたまま巻くと、同じ量の布が首の前と後ろに分散して、首の横の厚みが減ります。

ファーやボアのように毛足の長い素材は、同じ厚みでも見え方が変わります。毛足の長さと顔からの距離については、顔タイプ別のファー・ボアで別に書いています。

素材ごとに、どこを見ればいいか

売り場にはいろいろな素材のマフラーが並んでいますが、見るところは3つの境目のどれかに戻ります。素材ごとに、特に気をつけて見る場所を並べます。

素材特に見る境目見方
細い糸の柔らかいウール重なりの高さ柔らかい分、首に沿って上がりやすい。あごとの距離を確かめる
太い糸の編み地輪の丸みと厚み折って垂らしてU字になるか。首の横で指4本を超えないか
起毛の織物輪の丸み張りが強いとV字に角張る。表面の光が柔らかいか
薄手の大判ストール重なりの高さ布が多いので下がりすぎやすい。胸の上で止まっているか
毛足の長いもの厚み毛足を含めて指3本以内か。頬に毛先が触れないか

顔タイプフェミニンの方に合わせやすいのは、細い糸の柔らかいウールと、表面がやわらかく光る起毛の織物です。どちらも折って垂らすとU字に落ち、首に巻いたときの輪が丸くなります。表面に少し光沢があると、フェミニンの華やかさが顔の近くで生きます。

太い糸の編み地は、名前だけで外す必要はありません。折って垂らしてU字に落ちる柔らかさがあり、1周だけ巻いて首の横の厚みが指3本以内に収まるなら、十分に使えます。網目の大きさで迷うときは、ニットの記事で書いた「編み目の大きさ」の考え方がそのまま使えます。

薄手の大判ストールは、布の量が多いぶん、重なりが下がりすぎることがあります。巻いたあと、重なりが胸の上まで落ちていないかを見て、落ちていたら首の後ろで布を少し上に引き上げてください。

巻き方は、3つ持っていれば足りる

マフラーの巻き方はたくさんありますが、顔タイプフェミニンの方は3つを持っておけば、秋冬はほぼ困りません。どれも、輪を丸く保ち、重なりを鎖骨のあたりに置くための巻き方です。

1つめは、ゆるい1周巻きです。マフラーを首の後ろから前に回し、片方を首にゆるく1周させて、両端を前に垂らします。首に回した部分を少し下に引いて、輪の下の端が鎖骨の間のくぼみに来るように調えます。いちばん基本の巻き方で、どの素材でも使えます。

2つめは、ワンループです。マフラーを長い方向に半分に折り、首の後ろに回して、前に来た輪の中に両端を通します。このとき、両端を通したあとに強く引かず、輪の位置を鎖骨より少し下に残すのがこつです。強く引き上げると、結び目があごの下まで上がり、境目2を外します。

3つめは、肩掛けです。大判ストールを肩にかけ、片方の端を反対側の肩へ軽く流すだけの巻き方です。首を締めつけないので、輪が自然に丸く落ちます。室内で暖房が効いているときや、コートを脱いだあとにも使いやすいです。

**首にぎゅっと巻きつける巻き方や、結び目を前で固く結ぶ巻き方は、フェミニンの方には向きにくいです。**結び目が固いと、その部分だけ布が角張り、顔の下に小さな直線のかたまりができます。結ぶときは、ゆるく1回結ぶだけにして、結び目の形が丸く崩れるくらいでちょうどいいと考えてください。

色と柄は、境目のにじみで選ぶ

輪の丸みと重なりの位置が合っていれば、色と柄はかなり自由に選べます。そのうえで、フェミニンの方が選びやすい色と柄には共通点があります。

柄は、色の境目がにじんでいるものが合わせやすいです。ぼかしの入った格子、色がゆるやかに移り変わるもの、細い糸が混ざって表面に色の粒が散っているもの。どれも顔の曲線の横で、直線がくっきり立ちません。色の差が大きい太いチェックや、細かい幾何学模様は、顔の横に直線が並ぶので、顔の柔らかさと布の硬さがぶつかります。どうしても格子柄を選びたいときは、格子の線の色が地の色と近いもの、たとえば同じ赤茶系の濃淡でできた格子にしてください。

色は、**顔の近くに置く面積で考えます。**マフラーは顔のすぐ下に面で来るので、強い色をそのまま使うと、色の印象が顔より前に出ます。フェミニンの方は、華やかさが似合うタイプなので、くすみ過ぎた色よりも、少し明るさや深みのある色が生きます。秋冬なら、やわらかいローズ、深めの赤、くすみの少ないキャメル、明るい灰色、乳白色などが選びやすい色です。

黒や濃い紺のマフラーを選ぶときは、素材で光を足してください。表面に少し光沢がある黒や、起毛でやわらかく光を返す紺なら、顔の下に暗い面が来ても重くなりにくいです。顔の下に置く黒い面で顔がきつく見える悩みについては、秋冬に顔がきつく見えるのは黒い面の置き方で詳しく書いています。

どちらとも取れるとき①|素材は柔らかいが、とても太い

ここからは、3つの境目がそろわなかったときの決め方です。検索しても出てこない部分なので、いちばん厚く書きます。

まず、手で触ると柔らかく、折って垂らすとU字に落ちるのに、幅が広く、全体の量がとても多い、というマフラーです。秋冬の売り場でいちばんよく見かける形かもしれません。

この場合、輪の丸みは合格なので、残りの2つを巻き方で調えます。巻く回数は1周だけ、幅は広げたまま首に沿わせるのが基本です。2周巻くと、柔らかい素材でも首の横に厚みが固まり、指4本を超えます。1周にして余った布を前に垂らすと、量が胸元に流れて、顔の横はすっきりします。

それでも首の横が厚いときは、肩掛けに切り替えてください。肩にかけて片方の端を反対側の肩へ流すだけにすると、首の横にはほとんど布が来ず、量はすべて肩と胸の上に分散します。太いマフラーの柔らかさを、顔の近くではなく、上半身全体の華やかさとして使う考え方です。

この太いマフラーを、コートの上から巻くか、中に入れるかでも厚みは変わります。コートの襟の上から巻くと、コートの襟の厚みが加わって首の横がさらに厚くなります。太いマフラーはコートの中に入れて、前を開けて見せる着方のほうが、顔の近くの厚みを抑えられます。

どちらとも取れるとき②|キュート寄り、またはエレガント寄りと言われた

顔タイプ診断で、フェミニンのほかに、キュート寄りやエレガント寄りと言われた方もいるはずです。最初の章で測った2つの寸法が、ど真ん中から外れていた方も、ここに当たります。

キュート寄りのフェミニンの方は、顔の下半分が短めで、頬の丸みが強い型です。この場合は、重なりの高さを基準より指1本ぶん上げて、あご先から指2〜4本の位置まで許してかまいません。顔の下半分が短いので、少し高めに輪を置くと、顔まわりが明るく見えます。素材は少し軽めまで、色は明るめのパステル寄りまで広げられます。ただし、あごの下が完全に埋まると、キュートの幼さだけが強く出て、フェミニンの大人っぽさが消えるので、あごと布の間に指1本ぶんの隙間は必ず残してください。

エレガント寄りのフェミニンの方は、顔の下半分が長く、頬の丸みが耳の手前で平らになる型です。この場合は、輪の丸みは基準どおりに守り、厚みを少し増やしてかまいません。首の横から指4本ぶんまで許せます。顔の縦の長さがあるので、首の横に少し量があっても、顔が埋もれた印象になりにくいからです。色は、深みのある色や、柄の大きいものまで広げられます。エレガントの方のマフラーの基準については、顔タイプエレガントのマフラーで別に書いているので、両方を読み比べて、自分により近い方を選んでください。

どちら寄りか分からないときは、同じマフラーで、輪の高さだけを変えて写真を2枚撮ってください。1枚はあご先から指3本下、もう1枚は指5本下。2枚を並べて、顔が明るく見えるのが高い方ならキュート寄り、顔が落ち着いて見えるのが低い方ならエレガント寄りです。どちらも同じくらいなら、ど真ん中のフェミニンとして、基準どおりの指4本前後を使ってください。

どちらとも取れるとき③|髪、メガネ、耳飾りと重なるとき

マフラーは顔のすぐ下に来るので、髪やメガネ、耳飾りとの重なりで、見え方が大きく変わります。マフラーだけを見て決めても、髪や耳まわりと合わせたときにちぐはぐになることがあるので、ここでまとめて見ておきます。

髪が肩より長い方は、髪の毛先とマフラーが首の横で重なります。髪をマフラーの外に出すか、中に入れるかで、首の横の厚みが変わります。髪を外に出すと、髪の厚みがマフラーの上に乗るので、首の横の厚みが指1本ぶん増えると考えてください。厚みが基準を超えるなら、髪をマフラーの中に入れるか、片側だけ前に流して、反対側はマフラーの外に出すと、左右の量が釣り合います。

髪が肩より短い方は、首まわりが見えやすいぶん、マフラーの輪の形がそのまま顔の下の印象になります。輪の丸みは、髪が長い方より厳しめに見てください。

メガネをかけている方は、フレームの太さを見ます。太いフレームは顔の中に横の線を1本足すので、マフラーの重なりを基準より指1本ぶん下げて、顔とマフラーの間を少し空けてください。フレームと巻いた布が近いと、横の線が上下に2本並び、顔の曲線が見えにくくなります。

揺れる耳飾りをつける方は、耳飾りの下の端と、マフラーのいちばん上が触れないかを見てください。触れると、耳飾りの揺れが止まって、せっかくの華やかさが布に吸われます。耳飾りの長さとマフラーの高さの間に、指1本ぶんの隙間があるのが理想です。揺れる耳飾りの選び方は顔タイプフェミニンのピアス・イヤリングにまとめています。

服の首元との合わせ方

マフラーは、コートを脱いだあとも室内で巻いたままにすることがあります。そのとき、中に着ている服の首元の形によって、首まわりの見え方が変わります。

タートルネックやハイネックの服を着ている日は、首の前にすでに布が立っています。その上にマフラーを巻くと、首の布とマフラーの布が重なって、あごの下が埋まりやすくなります。タートルネックの日は、マフラーを肩掛けにするか、細いものを鎖骨の下でゆるく1周させる程度にとどめてください。タートルネックの折り返しの幅とマフラーの重なりが上下に並ぶと、横の線が2本できるので、どちらか片方を太く、もう片方を細くすると落ち着きます。

Vネックやボートネックの服は、首から胸元にかけて肌が見えるので、マフラーの輪が丸く落ちる様子がいちばんきれいに見える首元です。ゆるい1周巻きにして、輪の下の端をVネックの開きの少し上に置くと、首から胸元に向かって柔らかい曲線が続きます。

シャツやブラウスの襟がある服は、襟の先とマフラーの重なりがぶつからないかを見てください。襟の先が角張っていると、マフラーの丸い輪の中に直線がのぞきます。フェミニンの方は、襟の先が丸いブラウスか、襟を立てずに寝かせたシャツのほうが、マフラーの丸みとそろいます。襟の先が角張ったシャツの日は、マフラーを襟の外側に回して、襟の先を布で隠すと、首まわりが柔らかくまとまります。

丸首のニットは、マフラーとの合わせ方がいちばん簡単です。丸首の線とマフラーの輪の丸みがそろうので、どの巻き方でも首まわりが柔らかく見えます。丸首の縁より少し下に重なりを置くと、ニットの首の線とマフラーの輪が二重の曲線になり、華やかさが増します。

室内で暖房が効いていて、マフラーをはずしたいけれど手に持つのも面倒、という場面もあります。そのときは、マフラーを肩にかけたまま前に垂らすだけにすると、首元は空き、胸元には布の柔らかさが残ります。首まわりの量が急になくなると顔まわりがさびしく見えることがあるので、外すより肩に移す、と考えておくと便利です。

コートの襟との合わせ方

秋冬のマフラーは、多くの場合コートと一緒に使います。コートの襟の形によって、マフラーの巻き方を変えると、首まわりがすっきりまとまります。

襟のない丸首のコートには、ゆるい1周巻きが合います。コートの首まわりの丸い線と、マフラーの輪の丸みがそろうので、首元が柔らかく見えます。重なりは、コートの首の縁より少し下に置いてください。

大きな折り襟のコートは、襟そのものに厚みと量があるので、マフラーはコートの中に入れて、前を開けて見せる程度にとどめます。襟の上からマフラーを巻くと、襟とマフラーの厚みが重なって、首の横が指5本を超えることがあります。

スタンドカラーや高めの襟のコートは、首の前にすでに布が立っているので、マフラーは肩掛けか、細いものをゆるく1周させる程度にしてください。高い襟の上からさらにマフラーを重ねると、あごの下が埋まって、境目2を外します。

フードつきのコートは、首の後ろにフードの布が重なるので、マフラーを巻くと首の後ろが厚くなり、前の重なりが押し上げられてあごに近づきます。フードつきのコートの日は、マフラーをフードの内側ではなく外側から肩にかけるか、首の前だけにゆるく垂らす使い方にすると、重なりの高さを保てます。

コートの色とマフラーの色は、明るさの差で考えます。コートが暗い色なら、マフラーは1段明るい色にすると、顔の下が明るくなります。コートが明るい色なら、マフラーも同じくらいの明るさか、少し深い色にすると、首元が落ち着きます。

手持ちのマフラーを生かす順番

新しく買う前に、手持ちのマフラーを見直してみてください。手を入れる順番は、効く順に並べると次のとおりです。

1つめは重なりの高さです。首の後ろで布を少し引き下げるだけで、前の重なりが2〜3cm下がります。お金も時間もかからないので、まずここから試してください。

2つめは巻く回数です。2周巻いていたマフラーを1周にするだけで、首の横の厚みが半分近くになります。余った布は前に垂らすか、肩に流します。

3つめは巻き方そのものです。固く結んでいたなら、ゆるい1周巻きかワンループに変えます。結び目の角がなくなるだけで、顔の下の印象が柔らかくなります。

4つめは使う場面です。折って垂らしたときにV字に角張るマフラーは、巻き方では直せませんが、コートの中に入れて前から少しのぞかせる使い方なら、硬さが目立ちません。顔の近くに来ない使い方に回すと、手放さずに済みます。

この4つを試しても顔まわりがしっくりこない1本は、フェミニンの方の顔ではなく、マフラーの側に理由があります。その1本が教えてくれたことを、次に選ぶときの基準に足してください。

売り場でやる3分の手順

最後に、売り場で迷ったときの手順をまとめます。鏡のある売り場なら、3分で終わります。

1分め。マフラーを長い方向に半分に折り、折り山を指2本に引っかけて垂らします。U字に丸く落ちるかを見ます。V字に角張るか、板のように立つなら、その時点で戻してください。

2分め。鏡の前でゆるく1周巻き、あご先から指を重ねて、重なりのいちばん上の布までが指3〜5本になるように調えます。そのうえで、顔が明るく見えるか、落ち着いて見えるかを見ます。

3分め。横向きになり、首の横に指を当てて、厚みが指3本以内かを確かめます。超えるなら、巻く回数を減らせるか、肩掛けにできる長さがあるかを見ます。

鏡が小さい売り場や、首に巻いて試すのが難しいときは、マフラーを肩にかけて前に垂らすだけでもかまいません。顔の下に来る布の色と光り方が、顔を明るく見せるか、くすませるかが分かります。顔の近くで色を見るときは、照明の真下ではなく、少し離れた自然な明るさの場所で見てください。売り場の強い照明の下では、どの色も明るく見えて、家に帰ってから印象が変わることがあります。

ネットで選ぶときは、写真の中でマフラーがどう垂れているかを見ます。モデルが巻いている写真で、首まわりの輪が丸く落ちているか、角張って立っているかを確かめてください。平置きの写真しかない場合は、素材の説明で糸の太さと織り方、編み方を見て、柔らかく落ちるものかを判断します。幅と長さの寸法も確かめておき、幅が広すぎるものは巻く回数を減らして使う前提で選んでください。

**1分めが通れば、2分めと3分めは家で巻き方を調えられます。**1分めが通らなければ、色や柄がどれだけ好みでも、顔の近くでは使いにくい1本だと考えてください。

まとめ|輪は丸く、顔から少し離す

顔タイプフェミニンのマフラーは、3つで決まります。折って垂らしたとき、折り山がU字に丸く落ちること。重なりや結び目が、あご先から指3〜5本ぶん下にあること。巻いた厚みが、首の横から指3本ぶんまでに収まること。

輪の丸みはマフラーそのものの性質なので、売り場で見分けます。重なりの高さと厚みは、巻き方で調えられるので、手持ちの1本でも今日から変えられます。

大人っぽさと曲線という、フェミニンの方の顔の持ち味は、首まわりに柔らかい布があると、いっそう生きます。布を顔に近づけすぎず、少し離して丸く置く。それだけで、マフラーは顔を幼くする小物から、華やかさを足す小物に変わります。

よくある問い

Q. 顔タイプフェミニンは、ボリュームのあるマフラーは似合いませんか
厚みそのものより、厚みがどこに集まるかで決まります。首のすぐ横に厚みが固まり、あごの下まで埋まる巻き方だと、顔が小さく幼く見えてフェミニンの大人っぽさが消えます。同じ太いマフラーでも、巻く回数を1周に減らし、重なりを鎖骨のあたりまで下げれば、量が胸元に流れて柔らかく見えます。首の横から指3本ぶんを超える厚みは、巻き方で下に逃がしてください。
Q. 柄のマフラーと無地のマフラー、どちらが合いますか
どちらも合いますが、柄なら曲線が入ったもの、または色の境目がにじんだものが選びやすいです。細かい幾何学模様や、色の差が大きい太いチェックは、顔の曲線の横に直線が並び、硬い印象になります。無地なら、表面に少し光沢があるか、起毛でやわらかく光を返す素材にすると、フェミニンの華やかさが出ます。
Q. キュート寄りのフェミニンと言われました。何を変えればいいですか
結び目や重なりの位置を、基準より指1本ぶん上げてかまいません。キュート寄りの方は顔の下半分がやや短めのことが多く、あご先から指3本ぶんあたりに輪を置くと、顔まわりが明るく見えます。素材は少し軽く、色は明るめまで広げられます。ただし、あごの下が完全に埋まるほど高く巻くと幼くなりすぎるので、あごと布の間に指1本ぶんの隙間は残してください。
Q. メガネをかけていますが、マフラーとの合わせ方は変わりますか
メガネのフレームが太い場合は、顔の中に横の線が1本増えるので、マフラーは輪を下げて、顔とマフラーの間を少し空けてください。フレームと巻いた布が近いと、横の線が上下に2本並び、顔の曲線が見えにくくなります。細いフレームなら、基準どおりの位置でかまいません。

— メグラシ編集部

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顔タイプフェミニンの耳飾りは、耳たぶから顎の角までの距離の何割まで揺らすかと、形の角の数で決まります。秋冬の襟や髪型との距離、エレガント寄り・キュート寄りで迷うときの決め方、手持ちの耳飾りの振り分け方まで、鏡と定規でできる手順でまとめました。

メグラシ編集部/読了 15分
顔タイプフェミニンに似合うニット|秋冬は編み目と毛足の長さで選ぶ

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顔タイプフェミニンに似合うニット|秋冬は編み目と毛足の長さで選ぶ

顔タイプフェミニンのニットは、顔の近くを細かめの編み目と短い毛足にして、華やかさは曲線の編み柄で1つだけ足すと顔と服がつながります。10cmに入る編み目の数と、横から光にかざした毛足の長さという測れる境目で、手持ちのニットの仕分け方と、ソフエレ寄り・キュート寄りで迷う場合の決め方まで書きました。

メグラシ編集部/読了 17分

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