顔タイプフェミニンに似合う柄|秋冬は柄の大きさを黒目で測る

**鏡を見て、自分の黒目の横幅を指でつまむように測ってみてください。**多くの方で、だいたい1センチを少し超えるくらいです。顔タイプフェミニンの柄選びは、この黒目を物差しにすると迷いが減ります。
顔タイプフェミニンのあなたに合う柄は、ひとつの模様が黒目の横幅の2〜4個ぶんに収まり、線が曲線か柔らかい直線で、地色との明るさの差が強すぎないものです。センチにすると、模様ひとつがおよそ2.5〜5センチの範囲です。花柄かチェックかという名前より、この大きさのほうが顔となじむかどうかを決めます。
秋冬は柄の色が深くなり、生地も厚くなります。同じ大きさの柄でも、夏の薄い生地より秋冬の厚い生地のほうが模様がはっきり見えるので、境目を少し慎重に見る必要があります。この記事では、秋冬の売り場で実際に出会う柄を手に取ったときに、どこを測ればいいかを順に書いていきます。
顔タイプフェミニンそのものの見分け方は顔タイプフェミニンの顔の特徴にまとめています。ここでは柄だけに絞ります。
結論:柄は「大きさ・線・明るさの差」の3つで選ぶ
柄を選ぶときは、次の3つを順に見てください。
| 見るところ | 合うものの目安 | 外れたときの見え方 |
|---|---|---|
| ひとつの模様の大きさ | 黒目の横幅の2〜4個ぶん | 小さすぎると顔立ちより幼く、大きすぎると柄が先に目に入る |
| 線の形 | 曲線、または端のにじんだ直線 | 硬い直線だと顔の柔らかさと離れる |
| 地色との明るさの差 | 目を細めて柄がうっすら残る程度 | 差が強すぎると柄だけが浮く |
顔タイプフェミニンは、大人顔で、輪郭やパーツに曲線が多い顔立ちです。目や唇がやや大きめで、ふっくらした柔らかさと、大人らしい落ち着きを両方持っています。そのため、柄にも中くらいの大きさと、曲線の柔らかさがあると、顔と服が同じ言葉で話しているように見えます。
3つのうち、いちばん効くのは大きさです。線と明るさの差は、大きさが合っていれば少し外れても補えますが、大きさが外れていると、線や明るさが合っていても顔となじみにくくなります。迷ったら、まず大きさだけを測ってください。
黒目で柄の大きさを測る
柄の大きさを測るには、模様のひとつを選び、その横幅を見ます。花柄なら花ひとつ、ドットなら水玉ひとつ、ペイズリーなら勾玉の形ひとつです。チェックの場合は、格子の線と線の間の幅を測ります。
売り場で定規がないときは、自分の指を使ってください。人さし指の爪の横幅が、多くの方で黒目のおよそ1個ぶんです。爪2〜4個ぶんに収まる模様なら、顔タイプフェミニンに合う大きさです。
黒目1個ぶん以下の小さな模様
模様が黒目1個ぶんより小さいと、遠くから見たときに柄が細かい点の集まりに見えます。顔タイプフェミニンの大人らしいパーツの大きさに比べて、柄のほうが小さく細かくなり、顔立ちより幼い印象に寄ることがあります。
ただし、小さな模様がすべて合わないわけではありません。模様同士の間が広く、ひとつひとつがはっきり見えるものなら、小さくても顔とのつながりは保てます。逆に、小さな模様がびっしり詰まっていると、生地全体が1色の面のように見えて、柄を選んだ意味が薄れます。
黒目6個ぶんを超える大きな模様
模様が黒目6個ぶん、およそ7センチを超えると、柄のほうが顔より先に目に入りやすくなります。顔タイプフェミニンの華やかさは、パーツの大きさと曲線から来ているので、柄がそれより大きく主張すると、顔と柄が目立つ場所を取り合ってしまいます。
大きな柄が好きな方は、柄を置く場所を顔から離してください。置き場所の考え方は、後の章で詳しく書きます。
黒目2〜4個ぶんでも印象が変わるとき
同じ大きさの模様でも、服の大きさによって見え方が変わります。ワンピースやロングスカートのように面積の広い服では、模様がたくさん並ぶので、ひとつひとつが小さく見えます。スカーフやブラウスの身頃のように面積の狭い服では、模様の数が少ないので、ひとつひとつが大きく見えます。
そのため、面積の広い服では範囲の大きい側、黒目3〜4個ぶんを選び、面積の狭い服では範囲の小さい側、黒目2〜3個ぶんを選ぶと、着たときの見え方がそろいます。ストールのように首元で折りたたんで使うものは、たたむと模様が一部しか見えなくなるので、広げたときより小さめの模様を選んでおくと、巻いたときにちょうどよく収まります。
模様の大きさがそろっていない柄
花柄やペイズリーの中には、大きな模様と小さな模様が混ざっているものもあります。この場合は、いちばん目立つ大きな模様の大きさで測ってください。小さな模様は、大きな模様の周りの余白を埋める役割をしていることが多く、遠くから見るとほとんど目に入りません。いちばん大きな模様が黒目4個ぶんに収まっていれば、小さな模様が混ざっていても顔とのつながりは保てます。
生地の厚みで模様の見え方が変わる
秋冬の厚い生地、たとえばウールや起毛した生地に入った柄は、表面の毛足が模様の輪郭をぼかすので、同じ大きさでも夏の薄い生地より柔らかく見えます。顔タイプフェミニンにとっては、これは味方になります。少し大きめの模様や、少し硬めの線の柄でも、毛足のある生地に入っていれば、顔の近くに置ける範囲が広がります。反対に、艶のある薄い生地に入った柄は、輪郭がくっきり出るので、範囲の小さい側を選ぶと安心です。
模様の間隔|模様ひとつぶんの余白があるか
大きさの次に見ておきたいのが、模様と模様の間の余白です。顔タイプフェミニンに合いやすいのは、模様ひとつぶんくらいの余白が、模様の周りにあるものです。
余白が狭すぎて模様が重なり合っていると、柄全体が大きな塊に見え、実際の模様より大きな柄として目に入ります。反対に、余白が模様の3倍以上あると、模様がまばらに散って、柄というより地色に点が落ちているように見えます。
確かめ方は、生地を顔の前に当てて鏡から1メートル離れることです。模様がひとつずつ数えられ、その間に地色がちゃんと見えていれば、間隔が合っています。模様が数えられないほど詰まって見えたら、余白が足りません。
模様が並ぶ向き
模様の並び方にも目を向けてください。模様がまっすぐな列や格子状にきちんと並んでいる柄は、ひとつひとつが曲線でも、全体として直線の印象が出ます。模様が少しずつずれて、ばらばらの向きに散っている柄は、全体として曲線の印象になります。顔タイプフェミニンの顔の近くに置くなら、模様が規則正しく並びすぎていない、少し揺らぎのある並び方のものを選ぶと、顔の柔らかさとつながります。
規則正しく並んだ柄が好きな場合は、模様の間隔を広めにすると、並びの硬さが目立ちにくくなります。間隔が狭く、きっちり並んだ柄は、遠くから見ると細かい格子のように見えるので、顔からは離して使ってください。
線の形|曲線は合いやすく、直線は端を見る
顔タイプフェミニンの顔は、輪郭も目も唇も曲線でできています。そのため柄も、曲線を含むもののほうがなじみやすくなります。花、ペイズリー、ドット、波のような模様、蔓が伸びるような模様などがこちらに入ります。
一方で、チェックやストライプ、千鳥格子のような直線の柄も、選び方しだいで合います。見るべきなのは、線の端の様子と、線の太さです。
線の端がにじんでいるか
直線の柄でも、線の端がくっきり切れているものと、少しぼんやりにじんでいるものがあります。織りで柄を出しているチェックや、毛足のある生地に入った格子は、線の端がにじんで見えることが多いです。にじんだ線は、直線でも柔らかい印象になるので、顔タイプフェミニンの曲線となじみます。
線が細いか
線の太さは、黒目の半分くらいまでが目安です。それより太い線がくっきり入っていると、柄の印象が硬く強くなります。太い線のチェックが好きな場合は、線の色を地色に近づけたものを選ぶと、線の太さが和らいで見えます。
ストライプの向き
ストライプは、線の向きによって印象が変わります。縦のストライプは線が顔から足元へ流れるので、直線でも視線が一方向に動き、硬さを感じにくくなります。横のストライプは線が顔と平行に並ぶので、顔の真下に置くと、顔の曲線の下に直線の段がいくつも重なって見えます。顔タイプフェミニンが顔の近くでストライプを着るなら、縦の向きで、線の幅が黒目の半分以下の細いものを選んでください。横のストライプが好きな場合は、首元が丸く開いたものにして、顔と線の間に曲線の余白を作ると、硬さが和らぎます。
曲線の柄でも硬く見えるとき
花柄やペイズリーのように曲線の柄でも、輪郭が太い線でくっきり縁取られているものは、意外と硬く見えることがあります。模様の輪郭を見て、黒や濃い色の太い線で縁取られていたら、それは曲線の柄でも直線の柄に近い強さを持っています。顔の近くに置くなら、輪郭に縁取りがないか、縁取りが地色に近い色のものを選んでください。
チェック柄全体の選び方は、骨格と顔タイプを掛け合わせたチェック柄を骨格と顔タイプで選ぶでも扱っています。
明るさの差|目を細めて柄がうっすら残るか
3つ目は、柄の色と地色の明るさの差です。顔タイプフェミニンに合うのは、目を細めて見たときに、柄がうっすら残る程度の差です。
確かめ方は、生地を手に持って鏡の前に立ち、目を半分くらいまで細めることです。目を細めると細かい色の違いが消えて、明るさの違いだけが残ります。柄がうっすらと見えていれば、明るさの差はちょうどいい範囲です。柄がまったく見えなくなるなら差が小さすぎ、目を細めても柄がくっきり残るなら差が大きすぎます。
明るさの差が大きすぎる柄、たとえば黒地に白の模様や、白地に濃い紺の模様は、柄が顔より先に目に入りやすくなります。こうした柄は、置く場所を顔から離すか、面積を小さくして使ってください。
秋冬は地色が深くなり、柄の色も深い赤や茶、深い緑など落ち着いた色が増えます。地色と柄の色がどちらも深いと、明るさの差が自然と小さくなるので、顔タイプフェミニンには選びやすい季節です。
柄を置く場所|顔から30センチを境に考える
同じ柄でも、体のどこに置くかで顔との関係が変わります。目安は、顔から30センチです。
ブラウスやニット、スカーフなど、顔から30センチ以内に来る場所に柄を置くときは、ここまでの3つの条件をなるべくそろえてください。顔のすぐ下にある柄は、顔と一緒に目に入るので、顔立ちと柄の言葉が合っていないとすぐにわかります。
スカートやパンツ、ストールの端、バッグなど、顔から30センチ以上離れた場所なら、条件を1つか2つ外しても大丈夫です。大きな花柄や、明るさの差がはっきりした柄、硬い線のチェックなど、好きだけれど顔の近くでは強すぎる柄は、ここに置いてください。
靴とバッグに柄を入れるとき
靴やバッグは顔からいちばん遠い場所なので、柄を楽しみやすい場所です。動物の柄や、明るさの差がはっきりしたチェックなど、服では強すぎる柄も、靴やバッグなら全体の中の小さな見どころになります。ただし、服にも柄がある日は、靴かバッグのどちらか一方だけに柄を入れてください。柄が3か所以上に散ると、視線があちこちに動き、顔の印象が後ろに下がります。
柄の色を肌と髪の色につなげる
柄に使われている色のうち、1色が肌か髪の色に近いと、柄と顔が自然につながります。たとえば、髪が暗い茶色なら、柄の中に深い茶色が入っているものを選ぶと、顔まわりと柄が同じ色でつながり、柄が浮きにくくなります。肌が明るめなら、柄の中にベージュやくすんだ桃色が入っているものが、顔の近くでもなじみやすくなります。売り場で迷ったら、柄の中の色を1つずつ見て、自分の髪か肌に近い色が入っているかを確かめてください。
上下の両方に柄を入れたいとき
上も下も柄にしたい日は、片方を3つの条件がそろった柄、もう片方を無地に近い柄にしてください。両方とも主張の強い柄にすると、どちらが主役かわからなくなり、顔の印象が後ろに下がります。
秋冬の花柄|大きさと色の深さで選ぶ
秋冬の花柄は、夏より色が深く、地色も暗めのものが多くなります。顔タイプフェミニンには、花ひとつが黒目2〜4個ぶんで、花の色と地色がどちらも深いものが合いやすいです。
深い赤の地に少し明るい赤の花、紺の地にくすんだ水色の花、深い緑の地にからし色の花など、地色と花の色が同じくらいの明るさのものは、目を細めたときに柄がうっすら残る範囲に入ります。
花の形にも違いがあります。花びらの輪郭がくっきり描かれたものより、水彩のようにぼんやりにじんだ花のほうが、顔タイプフェミニンの柔らかさとなじみます。花柄全般の見分け方は柄物の選び方にもまとめています。
小花柄が多い売り場で
秋冬の売り場には、黒目1個ぶん以下の小さな花がびっしり並んだ小花柄も多く並びます。小花柄を選ぶなら、花同士の間に地色がしっかり見えるもの、花の色が地色とあまり離れていないものにしてください。遠くから見て1色の面に見えるくらいなら、柄というより地色の一部として使えます。
秋冬のチェックと千鳥格子|にじみと線の細さで選ぶ
秋冬に出会うことの多いチェックや千鳥格子は、直線の柄です。顔タイプフェミニンが選ぶなら、線の端がにじんでいて、線が細いものにしてください。
格子の大きさは、線と線の間が黒目2〜4個ぶん。大きな格子は顔から離れた場所に置き、顔の近くでは中くらいまでの格子にとどめます。
千鳥格子は、ひとつの模様がギザギザした形をしているので、直線の中でも硬い印象が強めです。模様ひとつが黒目1〜2個ぶんの小さめのものを選ぶと、遠くから見たときにギザギザが消えて、なめらかな面に見えます。色は黒と白の組み合わせより、茶とベージュ、紺とグレーなど、明るさの差が小さいものが合いやすいです。
秋冬のペイズリー・ドット・動物柄
ペイズリーは、勾玉のような曲線の形を繰り返す柄で、顔タイプフェミニンの曲線とよくなじみます。模様の中にさらに細かい模様が描き込まれていることが多いので、遠くから見たときに細かすぎないかを確かめてください。ひとつの勾玉が黒目3〜4個ぶんあると、細かい描き込みが全体の柔らかさの中に溶け込みます。
ドットは、丸ひとつが黒目1〜2個ぶんくらいの中くらいのものが合います。ドット同士の間隔が、ドットひとつぶんくらいあると、軽やかに見えます。秋冬なら、紺の地に白より、紺の地にくすんだベージュのドットのように、明るさの差を控えたものが落ち着きます。
ヒョウ柄のような動物の柄は、秋冬によく見かけます。模様の形は曲線ですが、色の差がはっきりしていることが多いので、顔から離れた場所、たとえばスカートや靴、バッグに置くのが安心です。顔の近くに置きたいなら、地色と模様の色が近い、くすんだ色合いのものを選んでください。
どちらとも取れるとき① フェミニンかエレガントか迷う
ここからは、境目に立っている方のための判断です。顔タイプフェミニンとエレガントは、どちらも大人顔で曲線を含む顔立ちなので、診断で迷う方が多い組み合わせです。
エレガント寄りの方は、パーツがより大きく、顔全体の華やかさが強いので、柄も少し大きめが合います。フェミニン寄りの方は、中くらいの柄が合います。迷うときは、黒目3〜5個ぶんという、2つが重なる範囲の大きさを選んでください。
線は曲線のままにします。エレガント寄りの方は直線の柄も少し強めでも合うのですが、迷っている段階では曲線にしておくほうが外れにくいです。
最終確認は、2メートル離れた鏡で見ることです。柄より先に顔が目に入れば、その柄はどちらの側でも使えます。柄が先に目に入ったら、大きさか明るさの差が強すぎます。顔のタイプの見分けで迷うなら、顔タイプフェミニンのコートの章で触れている、顔の長さとパーツの大きさの測り方も参考になります。
迷ったときに試す1枚
どちらの側か決めきれないまま柄物を買うなら、最初の1枚はスカーフをおすすめします。スカーフは巻き方で見える模様の大きさを変えられるので、フェミニン寄りの日は小さくたたんで中くらいの模様だけを見せ、エレガント寄りの日は広げて大きな模様まで見せる、という使い分けができます。1枚で両方の大きさを試せるので、自分がどちらの大きさのときに顔がいちばん明るく見えるかを、手持ちの服の上で確かめられます。
どちらとも取れるとき② 子供顔寄りの柔らかさがある
顔タイプフェミニンと診断されたけれど、頬がふっくらしていたり、目が丸かったりして、子供顔寄りの柔らかさも感じる方がいます。この場合、柄の大きさは黒目2〜3個ぶんと、範囲の小さい側に寄せてください。
小さめの柄を選ぶと、顔の丸みや柔らかさと柄の大きさがそろい、全体に軽やかな印象になります。ただし、黒目1個ぶん以下まで小さくすると、大人顔の落ち着きと離れてしまうので、2個ぶんを下限にしてください。
色は、地色を少し明るめにし、柄の色との差を小さくすると、子供顔寄りの柔らかさと大人顔の落ち着きの両方を生かせます。
柄の量を子供顔寄りに合わせる
子供顔寄りの柔らかさがある方は、柄の量も少し控えめにすると、顔の軽やかさとそろいます。全身の中で柄が占める面積を、体の4分の1くらいまでにとどめてください。ブラウスなら前を開けたカーディガンを重ねる、スカートなら上を無地の明るい色にする、という合わせ方で、柄の面積を調整できます。柄が少ないぶん、ひとつひとつの模様がはっきり見えるので、模様の形が丸く柔らかいものを選ぶと、顔の丸みとよくなじみます。
どちらとも取れるとき③ 好きなのは直線の柄
顔タイプフェミニンの方でも、チェックやストライプなど直線の柄が好きな方は多くいます。好きな柄を我慢する必要はありません。
直線の柄を顔の近くに置くなら、3つのことを守ってください。線の端がにじんでいること。線が黒目の半分より細いこと。地色と線の色の明るさが近いこと。この3つがそろうと、直線でも硬さが和らぎ、顔の曲線と喧嘩しにくくなります。
それでも硬く感じる場合は、首元を曲線で補います。丸い襟、ボウタイ、首元にフリルのあるブラウスなどを直線の柄と組み合わせると、顔のすぐ下に曲線が入り、直線の柄との間をつないでくれます。アクセサリーも、丸い形のものを選ぶと同じ働きをします。
どちらとも取れるとき④ 柄を着ると服に負ける気がする
柄物を着ると服に着られている感じがする、という悩みもよく聞きます。この場合、柄そのものより、柄の面積が広すぎるか、明るさの差が強すぎることが多いです。
まずは柄の面積を体の3分の1以下にしてください。ワンピースのように全身が柄になるものより、スカートやスカーフなど、一部だけに柄が入るものから始めます。慣れてきたら、ブラウスやニットなど上半身にも柄を入れてみてください。
明るさの差は、目を細めて柄がほとんど消えるくらいの、差の小さいものから試すと安心です。地色と柄の色が同じ系統の色で、明るさが少しだけ違うものなら、柄を着ているというより、生地に表情があるという印象になります。
年齢とともに柄が難しくなったと感じるとき
以前は似合っていた柄が、最近しっくりこないという声もあります。年齢とともに肌の明るさや髪の色が少し変わると、同じ柄でも明るさの差が強く見えることがあります。似合わなくなったのではなく、合う明るさの差が少し動いただけです。目を細めるチェックをやり直して、差を一段小さくした柄を選んでみてください。
柄の色が3色以上あるとき
秋冬の花柄やペイズリーには、3色、4色と多くの色が使われているものもあります。色の数が多い柄は、それだけで賑やかに見えるので、顔の近くに置くときは、色の明るさがそろっているかを見てください。目を細めたときに、どれか1色だけが飛び出して見えなければ、色数が多くても落ち着いて見えます。1色だけ明るい色や鮮やかな色が混ざっていると、そこに視線が集まり、顔より先に柄が目に入ります。
手持ちの柄物を整理するとき
クローゼットに柄物が何枚もある方は、一度すべてを出して、顔の近くに置ける柄と、離れた場所に置く柄に分けてみてください。分けるときに使うのは、ここまでの3つの条件だけです。大きさが黒目2〜4個ぶん、線が曲線か柔らかい直線、目を細めて柄がうっすら残る。3つともそろうものは顔の近くに、1つでも外れるものは顔から離れた場所に、という分け方です。
ブラウスなのに顔の近くに置けない柄が出てきたら、上にカーディガンやジャケットを重ねて、柄が見える面積を減らしてください。前を開けて内側に細く柄が見えるくらいなら、顔の近くでも強すぎません。こうして分けておくと、朝の組み合わせで迷う時間がずいぶん短くなります。
秋冬の予定別:柄の取り入れ方
ここまでの条件を前提に、秋冬によくある予定ごとの柄の取り入れ方を書きます。
通勤の日
顔の近くには、模様ひとつが黒目2〜3個ぶんのにじんだチェックや、細い線のストライプのブラウスを。下は無地のスカートかパンツにして、柄を1か所にとどめます。会議の多い日でも、柄が控えめなので落ち着いた印象を保てます。
週末の外出
深い色の地に中くらいの花柄が入ったスカートを主役にして、上は無地のニットにします。花柄は顔から離れた場所にあるので、少し大きめでも大丈夫です。首元に丸い形のネックレスを足すと、顔と柄の間がつながります。
食事会や忘年会
華やかさを出したい日は、ペイズリーやにじんだ花柄のブラウスを顔の近くに置きます。模様は黒目3〜4個ぶん、色は深い赤や紺など、秋冬らしい深い色を選ぶと、夜の照明の下でも柄が浮きすぎません。
帰省や親戚の集まり
落ち着いた印象にしたい日は、柄をストールだけに入れます。にじんだ格子や、深い色の地に小さな模様が散ったストールを首元にゆるく巻くと、無地の服に柔らかい表情が加わります。
子どもの行事や学校の集まり
学校の面談や発表会など、きちんとした印象を保ちたい日は、柄をスカーフかブラウスの1か所だけにします。模様は黒目2〜3個ぶんの小さめのもの、色は紺やグレーなど落ち着いた地色に、地色と明るさの近い模様が入ったものを選ぶと、控えめでも顔まわりに柔らかさが出ます。上にジャケットを重ねれば、柄はほんの少し見えるだけになり、改まった場にもなじみます。
コートを着る季節の外出
冬になってコートを着ると、服の柄はほとんど隠れてしまいます。柄を楽しみたいなら、コートの上から巻くストールやマフラーに柄を入れてください。コートの襟の上に来るので、顔からの距離はとても近くなります。ここでは3つの条件をすべてそろえた柄を選び、とくに明るさの差は小さめにしておくと、コートの無地とストールの柄が自然につながります。コートの襟の形との合わせ方は、顔タイプフェミニンのコートも参考にしてください。
売り場で確かめる手順|3つを1分で見る
売り場で柄の服を手に取ったら、次の順番で確かめてください。
- 模様ひとつの横幅を、人さし指の爪で測る。爪2〜4個ぶんなら合格
- 線が曲線か、直線なら端がにじんで細いかを見る
- 生地を顔の下に当てて鏡の前に立ち、目を細めて柄がうっすら残るかを見る
- 鏡から2メートル離れて、柄より先に顔が目に入るかを見る
1つでも外れたら、その柄を顔から30センチ以上離れた場所に置けないかを考えてください。スカートやストールの端なら使える柄は、意外と多くあります。
秋冬は売り場の照明が暖かい色であることも多く、柄の色が実際より柔らかく見えることがあります。可能なら窓の近くか、店の入口近くの自然光で一度見てください。
まとめ|黒目を物差しにすれば、柄の名前で迷わなくなる
顔タイプフェミニンの柄選びは、花柄かチェックかという名前で決めるものではありません。ひとつの模様が黒目の2〜4個ぶんに収まること、線が曲線か柔らかい直線であること、目を細めて柄がうっすら残る明るさの差であること。この3つがそろえば、秋冬の深い色の柄でも顔となじみます。
好きな柄が条件から外れていても、顔から30センチ以上離れた場所に置けば楽しめます。手持ちの柄物を1枚ずつ、爪と鏡で測り直してみてください。顔の近くに置く柄と、離れた場所に置く柄が分かれるだけで、朝の組み合わせはずっと早く決まるようになります。
秋冬の素材選びは顔タイプフェミニンに似合うニットにもまとめています。
よくある問い
- Q. 顔タイプフェミニンは花柄しか似合わないのですか
- 花柄に限りません。曲線を含むペイズリーやドット、線がにじんだチェックも合います。見るのは柄の名前ではなく、ひとつの模様の大きさが黒目の2〜4個ぶんに収まっているか、線が曲線か柔らかい直線か、地色との明るさの差が強すぎないかの3つです。この3つがそろえば、チェックでも千鳥格子でも顔となじみます。
- Q. 大きな花柄が好きなのですが、顔タイプフェミニンには合いませんか
- 大きな花柄は、模様が黒目6個ぶんを超えると、柄のほうが顔より先に目に入りやすくなります。好きな柄を手放す必要はなく、置く場所を変えてください。スカートやストールの端など、顔から30センチ以上離れた場所に置けば、柄の華やかさを楽しみながら顔とのつながりも保てます。
- Q. 自分がフェミニンかエレガントか迷っています。柄はどちらに合わせればいいですか
- 迷うときは、大きさを黒目3〜5個ぶんに広げて、線は曲線のままにしてください。エレガント寄りの方は少し大きめの柄が、フェミニン寄りの方は中くらいの柄が合うので、その重なる範囲を選ぶと外しにくくなります。2メートル離れた鏡で見て、柄より先に顔が目に入れば、その柄はどちらの側でも使えます。
- Q. 柄物を着ると服に着られている感じがします
- 柄の明るさの差が強すぎるか、柄の面積が広すぎることが多いです。まずは柄の面積を体の3分の1以下にし、ブラウスよりスカーフやスカートから試してください。目を細めて柄がうっすら残る程度の、地色と柄の色が近いものを選ぶと、服に着られている感じが出にくくなります。
— メグラシ編集部





