顔タイプクールカジュアルの髪型|長さ別・前髪別の似合わせとNG

「顔タイプ診断でクールカジュアルと出たのに、髪型だけが決まらない」。この相談は驚くほど多く届きます。
理由もはっきりしています。クールカジュアルという名前が、二つの方向を同時に含んでいるからです。クールを手がかりに調べるとタイトで硬質なスタイルが出てきて、カジュアルを手がかりにするとゆるく巻いた柔らかいスタイルが出てくる。どちらを見ても少しずれていて、結局いつもの長さに落ち着く。そういう行き止まりに入りやすいタイプです。
けれど実際のクールカジュアルは、その二つの中間ではありません。直線という枠は動かさないまま、質感だけを軽くする。この一点さえ決まれば、迷う範囲はかなり狭くなります。
この記事では、まず決め手を示し、長さごとに「こうする/これは避ける」を理由つきで並べます。前髪、カラー、パーマ、まとめ髪、美容室で口に出す言葉まで、鏡の前で使える形にまとめました。
結論:クールカジュアルの髪型は「直線のフレームと毛先の隙間」で決まる
クールカジュアルの顔立ちは、子供タイプの中でもっとも直線が強く出ます。すっきりした卵型か面長寄りの輪郭、シャープさのある目元、通った鼻筋。それでいて、パーツの角がクールほど立たないので、近づきがたさが残りません。詳しい特徴は顔タイプクールカジュアルとはにまとめています。
この「直線なのに硬くない」という性質が、そのまま髪型の指示になります。骨格に直線があるので、髪の外側の輪郭も直線で通したほうが揃う。ただし直線を突き詰めて質感まで硬く整えると、顔立ちの親しみやすさが行き場を失って、実年齢より上に見えたり、近寄りがたく見えたりします。逆に全体を柔らかくふくらませると、今度は顔の直線だけが取り残されて輪郭が浮きます。
やることは3つです。
- 輪郭を直線で通す:外側のシルエットを丸くふくらませない
- 毛先に隙間を作る:中間から毛先にかけて空気が入る状態にする
- 色に濁りを入れる:グレーやベージュを含んだ中間トーンで温度を下げすぎない
この3つを軸ごとに整理すると、次のようになります。
| 軸 | ◯ 似合う | × 避けたい |
|---|---|---|
| フォルム | 縦に落ちる直線、下端だけ外に開く | 頭全体を丸くふくらませた形 |
| 顔まわり | 額かこめかみに隙間がある | 頬を両側から髪で覆う |
| 表面の質感 | 束が見えるラフなまとまり | 一分の隙もないツヤの面 |
| 動きの位置 | 中間から毛先、方向は外寄り | 根元からの細かいウェーブ |
| 毛先 | 厚みは残しつつ先だけ削ぐ | 内側に全部丸め込む |
| カラー | 濁りのある中間トーン | 赤みの強い暖色、黄みの浮くハイトーン |
すべての行が「枠は直線、中身は軽く」という一点から出ています。裏を返せば、どれか一つを崩したいときは残りを守れば釣り合います。柔らかい印象を足したいなら形は直線を強めに、長さを伸ばしたいなら毛先の軽さを増やす。この交換ができるのが、クールカジュアルの扱いやすさです。
クールとの違い──同じ直線でも、仕上げの質感が逆になる
クールとクールカジュアルは、どちらも直線タイプです。分かれ目は大人度だけ。クールは大人×直線でパーツの直線がはっきり出て、クールカジュアルは子供×直線で同じ直線でも角がやわらぎます。この差が、髪では仕上げの質感にそのまま出ます。
クールは、髪の表面を一枚の面にして光をまっすぐ返すほど似合います。オイルで面を整え、毛先を厚いまま真っすぐ落とし、色は青みを含む深いトーンに置く。整った見え方が、そのまま洗練として映るタイプです。長さ別の考え方は顔タイプクールの髪型にまとめています。
クールカジュアルで同じことをすると、髪だけが完成して顔の親しみやすさが浮きます。硬く仕上げた髪は、子供寄りの顔立ちに対して重すぎるからです。ここで必要なのは、面を割る作業のほうです。バームで束を作り、毛先を外へ逃がし、色に濁りを入れて明るさを少し許す。髪に隙間がある状態のほうが、顔の直線が軽やかに見えます。
同じ子供タイプのフレッシュとの違いもひとことで言えます。フレッシュは直線と曲線の中間なので、髪もまっすぐさを求めすぎなくて構いません。クールカジュアルは直線寄りなので、外側の輪郭だけは直線を守る。中間に感じる方はクールカジュアルとフレッシュの違いで判断軸を確かめてください。
迷ったときは、タイトにまとめたツヤのある写真と、外ハネで束感のある写真を顔の横に並べてみてください。後者で顔が軽く見えるなら、クールカジュアル寄りです。

髪質と骨格による個人差
ここまでは方向の話で、実現の手段は人によって変わります。同じ「毛先に隙間を作る」でも髪質で手順が違います。
- 直毛でハリのある方は、毛先が素直に落ちすぎるので、外側だけ削いで方向を作ります
- くせ毛の方は、この方向がいちばん有利。うねりがそのまま束感になるので、バームで方向をそろえるだけで済みます
- 髪が細く柔らかい方は、削ぐと毛先が消えます。量ではなく毛先の折り方で軽さを作ってください
- 髪が硬く多い方は、中間の内側で量を抜き、表面は残したまま毛先だけ動かします
骨格による違いもあります。首が短めで上半身に厚みのある骨格ストレートの方は、肩に毛先が乗る長さだと首まわりが詰まって見えます。鎖骨より下か、あご下ではっきり切るかの二択にすると収まります。首が細く長い骨格ウェーブの方は、毛先が軽すぎると寂しく見えるので、削ぐ量を控えめにしてください。肩のフレームがしっかりした骨格ナチュラルの方は、外ハネのミディアムがもっとも素直に決まります。骨格診断 セルフチェックで確認してから長さを決めると迷いが減ります。
長さ別の似合わせ
長さそのものに正解はありません。直線のフレームと毛先の軽さが両立できれば、どの長さでも成立します。ただし崩れやすい場所が長さごとに違うので、分けて見ていきます。
ロング
肩より下は、直線がいちばん作りやすい範囲です。ただしクールカジュアルでは、放っておくと重さのほうが勝ちます。軽さをどこで作るかが決め手になります。
- ◯ 表面をつなげたまま、毛先の外側だけ削ぐ(理由:面は保ちながら下端に隙間ができ、輪郭の直線を崩さずに軽さが出るため)
- ◯ 顔まわりに一段だけ短い束を残す(理由:頬の横に動く毛先ができ、直線的な輪郭に隙間が生まれるため)
- ◯ 毛先を外へ一度だけ逃がす(理由:下端が外に開くと、内向きの曲線が生まれず幼さも重さも出ないため)
- × 全体を内巻きのワンカールでまとめる(理由:下端が内向きの曲線になり、顔の直線だけが取り残されて硬く見えるため)
- × 顔まわりから細かい段を重ねて全体を巻く(理由:頬骨の高さで曲線が増え、直線の枠そのものが消えるため)
- × 毛先を厚いまま真っすぐ落としきる(理由:面が完成しすぎて重心が下がり、実年齢より上に見えるため)
伸ばしている途中の方は、長さを切らずに毛先の外側だけ削ぐ調整で形が保てます。
ミディアム
肩から鎖骨は、クールカジュアルがもっとも得意とする範囲です。迷ったらここに置けば、大きく外しません。
- ◯ 鎖骨に触れる長さで、毛先を外へ一回転だけ折る(理由:外ハネの下端が横に開き、直線のフレームに抜けができるため)
- ◯ 表面は残し、中間の内側だけ量を抜く(理由:面のつながりを保ったまま、毛先だけが動く状態が作れるため)
- ◯ 耳にかけたときに毛先が首に触れる長さにする(理由:かける/おろすで印象を変えられ、同じ形で二通り使えるため)
- × 肩でちょうど内側へ折れる長さで止める(理由:いちばん目立つ位置で膨らみが生まれ、輪郭が横に広がるため)
- × 全体をゆるく波打たせる(理由:方向の違う曲線が並ぶと直線の枠が読めなくなり、顔立ちのシャープさが埋もれるため)
- × 前下がりを強くつけて顔まわりを長く覆う(理由:頬が両側から隠れると、親しみやすさが消えて硬さだけが残るため)
肩に当たる長さは、迷ったら数センチ短くして外に逃がすのが安全です。クールとは逆の判断になります。
ボブ
ボブは切り方で結果が大きく変わります。丸いボブと直線的なボブでは、顔の見え方が別物になります。
- ◯ あご下のワンレングスで、毛先だけ外に開く(理由:段のない一枚の面に、下端の外向きだけが動きとして残るため)
- ◯ 切り口を横一直線に揃えて重さを残す(理由:下端が直線になると輪郭のフレームが決まり、短くても幼く見えないため)
- ◯ 片側だけ耳にかけて左右差を作る(理由:顔の片側に縦の線が出て、対称の丸さが崩れるため)
- × 丸く収めた重めのマッシュボブ(理由:丸みの頂点が耳の高さに来て横幅が出るうえ、子供っぽさが強く出るため)
- × 全体を内巻きにしてツヤを詰める(理由:面が完成すると仕上がりがクール寄りになり、軽さという持ち味が使えなくなるため)
- × 毛先を細くすいて先細りにする(理由:下端の線が消え、直線のフレームそのものがぼやけるため)
首が短めの方は、あご下すぐより少し長めに取ると詰まって見えません。
ショート
ショートはクールカジュアルが得意とする長さです。避けたいのは「丸くふくらませたショート」であって、ショートそのものではありません。
- ◯ 襟足を締めてトップに束感を作る(理由:後ろが締まって上に動きが出ると、縦の線と軽さが同時に成立するため)
- ◯ サイドを耳にかかる長さで残す(理由:頬の横に縦の線が残り、フェイスラインが締まって見えるため)
- ◯ 毛先を細かく散らさず、太めの束にまとめる(理由:束が太いほど直線として読め、パサついた印象になりにくいため)
- × 全体を丸くふんわりさせる(理由:横のボリュームが耳の高さで最大になり、直線のフレームが消えるため)
- × 前髪を厚く丸く残したマッシュショート(理由:額の上に曲線が乗り、顔の上半分だけが幼く見えるため)
- × 全体をタイトに撫でつけて面を作る(理由:短さと硬さが重なると、顔立ちの親しみやすさが行き場を失うため)
後頭部が平らな方は、襟足を締めてトップに高さを出すとシルエットが整います。長さ別の考え方は顔タイプ別の髪型の選び方も参考になります。
前髪の選び方
前髪は、顔の印象をいちばん左右するパーツです。1センチで結果が動くので、切る前に方向を決めておいてください。クールカジュアルの基準は一つ、額かこめかみに隙間が残るかどうかです。
似合いやすいのは次の4つです。
- シースルーバング:束を細かく分けすぎず、地肌がうっすら見える程度に残す。額に隙間ができて、直線的な顔立ちに軽さが乗る
- 長めのサイド流し:頬骨より下まで長さを残して斜めに流す。片側の額とこめかみが出て、斜めの直線が加わる
- センターパート:額の中央から左右に分ける。縦の線が顔の中心に一本通り、骨格の直線が素直に出る
- 薄めのぱっつん:眉が透ける厚みで、横一直線に切る。切り口が直線なので幼くならず、隙間があるので重くもならない
4つ目は厚みの調整がすべてです。同じ横一直線でも、隙間なく重ねると子供っぽさが強く出ます。眉が半分見えるくらい、が目安になります。
かきあげは条件つきです。額を全部出す形は成立しますが、根元をしっかり立ち上げると大人寄りに振れてクールに近づきます。前髪を上げすぎず、こめかみに数本落とすくらいで止めると、クールカジュアルの範囲に収まります。
避けたいのは、丸くカットしたラウンドバングと、隙間なく厚く重ねた前髪。前者は額の上に曲線を作って顔の直線と衝突し、後者は顔の面積を狭めて子供っぽさだけを強めます。額が狭い方は、こめかみを出すだけでも隙間は作れます。前髪全般の考え方は顔タイプ別の前髪にまとめています。
ヘアカラーの選び方
クールカジュアルの髪色は、濁りと明るさの2つで決まります。基準になるのは彩度の低さです。グレーやベージュを含んだ色は、明るくしても甘さが出ないので、直線的な顔立ちと衝突しません。
扱いやすい色は次のとおりです。
- グレージュ:灰と茶の中間。もっとも守備範囲が広く、明るくしても暗くしても崩れにくい
- アッシュベージュ:灰みに少し温度を足した色。肌の血色を落とさずに軽さが出る
- オリーブ寄りのマットブラウン:黄みと赤みを同時に抑える。伸びてきたときの色ムラも目立ちにくい
- 暗めのミルクティーベージュ:柔らかさを出したいときに。トーンを落とせば甘くなりすぎない
- ブルーブラック:仕事で明るくできない方向け。真っ黒より温度が下がりすぎず、光に当たると青みが出る
クールカジュアルの強みは、8トーン前後まで明るくしても顔立ちが負けない点です。深い色でなければ成立しないクールと違い、明るさの幅を自由に使えます。ここは思い切って活かしてください。
避けたいのは、赤みの強い暖色と、黄みが浮くハイトーン。前者は顔立ちのシャープさと質感がずれ、後者は髪だけが軽くなって顔の直線が硬く残ります。明るくしたいときは、濁りを保ったまま明度だけ上げるのが正解です。
細めのハイライトは相性が良い技法です。表面に細く陰影が入ると、束感が自然に見えて毛先の軽さが強調されます。太い束を散らすと面が横に割れるので、細さがそのまま結果に出ます。インナーカラーのように場所を限定してコントラストを作る方法も、直線の枠を崩さないので使えます。
同じ濁りでも、ブルーベース寄りの方は灰みの強い色が肌に馴染み、イエローベース寄りの方はベージュやオリーブのほうが顔色が明るく見えます。パーソナルカラーで方向が分かっていれば、明度は顔タイプ、色みはパーソナルカラーで決める分担ができます。
パーマ・巻き方の質感
パーマや巻き髪は、かけ方より「どこに、どの方向で」入れるかで決まります。使えるのは中間から毛先、方向は外寄りです。
パーマなら、大きめのロッドで毛先中心のニュアンスパーマを。内にも外にも決めきらず、方向がゆるく散る程度の緩さを残すと、乾かすだけで束感が出ます。デジタルパーマでしっかり形をつけると内巻きが固定されて重くなるので、形を作りきらないほうが向いています。避けたいのは根元から巻く細かいウェーブで、表面が波打つと直線のフレームが読めなくなります。
アイロンは太さより方向です。毛先を外に一回転、これだけで成立します。全体を内巻きにすると柔らかさが出すぎ、細かく巻くとカールの数が増えて顔立ちとずれます。ストレートアイロンで毛先を外に折るだけ、という選択も十分に成立します。
仕上げは、オイルで面を作るのではなくバームかワックスで束を作る方向へ。少量を手のひらに広げ、中間から毛先を握るようにつけて、最後に手ぐしを一度だけ通します。ツヤを出しきらないことが、クールカジュアルでは持ち味になります。ここがクールと逆になる点です。
くせ毛の方は、この方向がもっとも楽です。うねりを伸ばさず、方向だけそろえてバームでまとめれば、狙った束感がそのまま出ます。縮毛矯正をかけるなら、根元の広がりだけ抑えて毛先は残す相談をしてみてください。毛先まで伸ばしきると、軽さを作る余地がなくなります。
アップスタイル・まとめ髪
まとめ髪では、タイトさを追わないことが要点になります。きっちり結ぶほどクール寄りに振れるので、意図的に隙間を残してください。
基本は低めの位置です。うなじの高さで一本にまとめるローポニー、同じ高さでざっくり丸めるお団子。結んだあとに、トップの表面から数か所だけ指で引き出して、輪郭に隙間を作ります。引き出す量は控えめで構いません。頭の形が丸く見えるほど出すと、直線の枠が崩れます。
高い位置のポニーテールも成立します。この場合は毛先を巻かず、外に少し散らす程度に留めてください。毛先が真っすぐ落ちきるとクール寄りに、巻きすぎると甘さが出ます。
後れ毛は、耳の前とうなじに少し残すくらいが適量です。クールでは一筋に絞りたい場面ですが、クールカジュアルでは軽さのほうが持ち味なので、もう少し許容できます。ただし細かい毛を全体から引き出すと輪郭がぼやけるので、出す場所は決めてください。
ハーフアップは結ぶ位置を耳の高さより下に。髪飾りは、マットな質感の黒いクリップ、シルバーの直線的なバレッタ、太めのヘアゴム。それから、キャップやニット帽が素直に似合うのもこのタイプの強みです。帽子をかぶるときは、毛先を外に逃がしてサイドに束を残すと形が決まります。
美容師への伝え方
「クールカジュアルに」ではなく、手の動きに翻訳した言葉で伝えてください。そのまま使える言い方を挙げます。
- 「毛先が外に逃げる長さにしたいです。肩に乗って内側に折れるのが嫌なので、鎖骨に触れるくらいで止めてください」
- 「顔まわりに一段だけ短い束をください。頬骨より下から動く長さで、頬は隠さないでほしいです」
- 「量を減らすのは中間から毛先でお願いします。表面はつながったままにして、毛先の外側だけ削ぐイメージです」
- 「グレージュで8トーンくらい、赤みと黄みは出したくないです。細めのハイライトを少し混ぜてもらえますか」
- 「巻かずに、毛先だけ外に一回転する形にしたいです。仕上げはツヤより束感が出るほうが好みです」
このうち1つ伝わるだけでも、仕上がりの方向はかなり近づきます。いちばん譲れないものから順に。
写真を持っていくなら2枚。なりたい形が1枚、避けたい形が1枚あると境界がはっきりします。朝にかけられる時間や、髪を結ぶ機会の多さも先に伝えると、提案が現実的になります。
やりがちな失敗と回避
方向が合っていても起きる失敗があります。相談として上がりやすいものを5つ挙げます。
失敗1:クールの情報を参考にしてタイトに寄せすぎる
名前が近いので、クール向けの記事や写真を手がかりにしてしまう。タイトにまとめてツヤを出しきった結果、顔立ちの親しみやすさが行き場を失って硬く見える。回避策は、仕上げだけ差し替えること。形は同じでも、オイルをバームに変えて毛先を外に逃がすだけで方向が戻ります。
失敗2:抜け感を求めて削ぎすぎる
軽さが持ち味だと知ると、量を減らす方向に振れがちです。ところが削ぐ場所を間違えると、毛先が細く散ってパサついた印象だけが残ります。しかも表面を削ると伸びるまで戻りません。回避策は、減らす場所を中間の内側と毛先の外側に限定すること。表面には触らないでください。
失敗3:柔らかさを足そうとして内巻きにする
きつく見られたくないという理由で、毛先を内に丸める。これがいちばん多い失敗です。下端が内向きの曲線になると輪郭の直線と衝突し、狙った柔らかさではなく重さが出ます。回避策は、形ではなく色と質感で温度を作ること。毛先は外のまま、色をベージュ寄りにして束感を出すほうが自然にほどけます。考え方は顔タイプクールカジュアルのメイクにも通じます。
失敗4:明るくするときに濁りを外す
明度の自由度が高いタイプなので、明るくすること自体は正解です。ただし明るくする過程で灰みが抜けると、黄みだけが残って顔立ちと噛み合わなくなります。回避策は、明度と彩度を分けて考えること。「明るくしたいけれど黄みは出したくない」と一言添えるだけで、薬剤の選び方が変わります。
失敗5:前髪を重くして年齢感を隠そうとする
額のしわや生え際が気になって、前髪を厚くする。ところが隙間のない前髪は顔の面積を狭め、子供っぽさだけを強めます。回避策は、量ではなく長さで隠すこと。薄めに残して長さを眉下まで取れば、隙間を保ったまま額は覆えます。

まとめ
顔タイプクールカジュアルの髪型は、直線のフレームと毛先の隙間で決まります。外側の輪郭を丸くふくらませず、中間から毛先に空気を残し、色は濁りのある中間トーンに置く。この3つを守れば、どの長さでも成立します。
得意なのは肩から鎖骨の長さで、外ハネのミディアムがもっとも失敗の少ない選択です。前髪はシースルーバング、長めのサイド流し、センターパート、薄めのぱっつんの4つ。カラーは濁りを保ったまま明るさを自由に。パーマと巻きは毛先だけ、方向は外へ。まとめ髪は低い位置で隙間を残す。どれも「枠は直線、中身は軽く」という一点から出ています。
クールとの違いは仕上げの質感です。面のツヤで洗練を作るのがクール、束感と軽さで温度を出すのがクールカジュアル。オイルとバームの持ち替えが、そのまま二つのタイプの分岐点になります。
クールカジュアルという名前は、冷たさではなく線の性質を指しています。直線という有利な骨格を持ちながら、硬くならずに済む余地がある。その余地をどこに使うかを決めるだけで、美容室での会話は驚くほど短くなります。方向を持って行き、自分の髪で試して調整していく。その繰り返しが、いちばん近道になります。
装いに活かすなら
この知識を毎日の装いに活かすには、プロのスタイリストの伴走が一番の近道。airCloset なら、タイプを伝えるだけで、それを踏まえた装いが月3着届きます。プロ選定とセルフセレクトの両方が選べる柔軟さも魅力です。
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よくある問い
- Q. 顔タイプクールカジュアルに似合う髪型は?
- 輪郭は直線で通しつつ、毛先に軽さを残した髪型です。外側のシルエットを丸くふくらませず、毛先だけ空気が入る状態にして、色は濁りのある中間トーンに置きます。得意なのは肩から鎖骨あたりの長さで、外ハネのミディアムはもっとも失敗が少ない選択になります。
- Q. 前髪はどれが似合いますか?
- シースルーバング、長めのサイド流し、センターパート、眉が透ける薄めのぱっつんの4つが基本です。いずれも額かこめかみに隙間が残るので、直線的な顔立ちに軽さが加わります。避けたいのは丸くカットしたラウンドバングと、隙間なく厚く重ねた前髪です。
- Q. クールカジュアルにロングは似合いませんか?
- 似合います。ただし条件がつきます。表面をつなげたまま毛先だけ外に逃がし、顔まわりに一段だけ短い束を作ると、長さがあっても重さが出ません。避けたいのは全体を内巻きにしたワンカールで、下端が内向きの曲線になると顔の直線だけが残って硬く見えます。
- Q. ヘアカラーは何色が良いですか?
- 濁りのある中間トーンが軸です。グレージュ、アッシュベージュ、オリーブ寄りのマットブラウン、暗めのミルクティーベージュが扱いやすい範囲になります。8トーン前後まで明るくしても崩れにくいのがクールカジュアルの強みで、避けたいのは赤みの強い暖色と、黄みが浮くハイトーンです。
- Q. パーマはかけても大丈夫ですか?
- 毛先中心のニュアンスパーマなら得意な部類です。大きめのロッドで、外にも内にも一定方向に決めきらない緩さを残すと、束感が自然に出ます。避けたいのは根元から巻く細かいウェーブと、毛先を全部内に入れるふんわりカールです。
- Q. クールとの髪型の違いは何ですか?
- 仕上げの質感です。クールは大人×直線で、髪の表面を一枚の面にしてツヤで洗練を作ります。クールカジュアルは子供×直線で、同じ直線でも角がやわらぐぶん、毛先に隙間を作って軽さを出したほうがまとまります。オイルで面を作るのがクール、バームで束を作るのがクールカジュアルという分け方が目安です。
- Q. 美容室ではどう伝えればいいですか?
- 抽象的な言葉ではなく手の動きに翻訳して伝えます。「毛先が外に逃げる長さで、肩に乗らないところで止めたいです」「顔まわりに一段だけ短い束をください」「量を減らすのは中間から毛先で、表面はつながったままで」の3つを言葉にすると、意図が伝わりやすくなります。
- Q. 髪を伸ばしている途中で野暮ったく見えます。どうすればいいですか?
- 長さではなく毛先の向きが原因です。肩に当たって内側へ折れた毛先は、顔の直線と噛み合わずに膨らみだけを作ります。全体を切らずに、毛先の外側だけを削いで外に逃がすか、顔まわりに一段だけ短い束を入れると、伸ばしながら形が保てます。
- Q. 白髪が気になってきました。暗く染めるべきですか?
- 暗くするほど境目がはっきりするので、地毛より少し明るいグレージュやアッシュベージュに寄せるほうが管理は楽です。全体を均一に染めきらず、細めのハイライトを混ぜて明るさの幅を作ると、伸びてきたときの境目がぼやけます。
- Q. 直毛でぺたんとしてしまう場合はどうすればいいですか?
- 全体をふくらませるのではなく、根元の立ち上げと毛先の動きだけを別に作ります。分け目を数センチずらして根元を左右に振りながら乾かし、毛先はストレートアイロンで外に一度折ります。中間はまっすぐ落ちたままのほうが、直線のフレームが保てます。
— メグラシ編集部




