面長に似合うメガネ|頬が薄い人と頬骨が張る人で縁の太さを分ける

**面長に似合うメガネは、頬の横幅で2つに分かれます。**こめかみの幅と頬骨の幅の差が1.0cm未満の人は「頬が薄い面長」です。縁は4〜6mmの太め、色は髪と同じ濃さ、フロントの横幅はこめかみ幅から5mm広いところまでにしてください。
差が1.5cm以上の人は「頬骨が張る面長」です。こちらは逆で、上の縁を太く、下の縁を細くします。フロントの横幅は頬骨の幅にそろえ、頬骨より5mm以上狭くしないでください。下の縁が頬骨の線と重なると、横幅のほうが目立ってきます。
差が1.0〜1.5cmの人、左右で張り出しが違う人、度が強くてレンズの外側で顔の線がずれる人は、それぞれ決め方を後半に書きました。レンズの縦の長さと上の縁の高さは面長のメガネの縦の割り方で決め、この記事では横幅・縁の太さ・色の3つだけを扱います。
結論:同じ面長でも、頬の横幅で縁の太さが逆になる
面長という言葉は、顔の縦が横より長いことだけを言っています。横の形までは決めていません。ところがメガネは、顔の横に一本の帯を渡す道具です。だから横の形が違えば、似合う帯も変わります。
| 見るところ | 頬が薄い面長 | 頬骨が張る面長 |
|---|---|---|
| こめかみと頬骨の幅の差 | 1.0cm未満 | 1.5cm以上 |
| 縁の太さ | 上下とも4〜6mm | 上3〜5mm・下1〜2mm |
| フロントの横幅 | こめかみ幅+0〜5mm | 頬骨幅−0〜5mm |
| 縁の色 | 髪と同じ濃さ | 上は髪の濃さ、下は肌に近い中間 |
表は分かれ方を見るためのものです。どちらに入るかは、次の測り方で自分の数字を出してから決めてください。
測るのは3つの幅|名刺1枚と正面の写真で出す
鏡の前で定規を当てると、目の位置がずれて数mm狂います。写真のほうが正確です。
- 名刺を顎の下に横向きに当て、顔と同じ面に置く
- カメラを目の高さに置き、顔を正面に向けて撮る
- 画面の上で名刺の長い辺(9.1cm)を物差しにして、3つの幅を読む
読む幅は次の3つです。
- こめかみ幅 T:眉尻の高さで、髪の生え際の内側から内側まで
- 頬骨幅 C:目の下2cmの高さで、いちばん広いところ
- 口元の頬幅 M:口角の高さで、頬の外側から外側まで
髪がこめかみにかかる人は、耳にかけるか留めてから撮ってください。髪の上から測ると、Tが5mm以上広く出ます。
分け方は1つ|C−Tが1.0cm未満か、1.5cm以上か
頬骨幅Cからこめかみ幅Tを引きます。この差が、頬骨がどれだけ横に出ているかです。
- 1.0cm未満:頬骨がこめかみの線からほとんど出ていない。顔の横の線が上から下までまっすぐに近い。頬が薄い面長
- 1.5cm以上:目の下で顔の線が外に出て、そこからまた内に入る。頬骨が張る面長
- 1.0〜1.5cm:どちらの要素も持っている。後半の「どちらとも取れるとき①」へ
口元の頬幅Mは、分け方には使いません。ただ、CとMの差が3cm以上ある人は、頬骨の下に影ができやすい人です。頬骨が張る側で、この差も大きい人は、「どちらとも取れるとき③」を先に読んでください。
手持ちのメガネの刻印で、フロント幅を出す
フレームの横幅は、見た目より数字で決めたほうが早く済みます。つるの内側かブリッジの裏に、「50□18 140」のような刻印があります。
- 1つ目の数字:レンズの横幅(mm)
- 2つ目の数字:鼻の上のブリッジ幅(mm)
- 3つ目の数字:つるの長さ(mm)
フロント幅は、レンズ横幅×2+ブリッジ幅+約10mmでおおよそ出ます。50と18なら128mm前後です。縁の太いフレームは10mmを12〜14mmにしてください。
手持ちの1本で計算しておくと、「いまのメガネより何mm広いか狭いか」で売り場の候補を絞れます。かけたときの印象と数字が食い違ったら、数字の側を一度信じて、もう一本かけ比べてください。
頬が薄い面長|縁は太く、横幅はこめかみまで
頬が薄い面長は、顔の横の線がまっすぐ縦に通っています。顔の中に横の要素が少ないので、縦の長さがそのまま目に入ります。
ここに必要なのは、顔を横切る線の量です。縁が2mmの細いフレームは、線として弱すぎて縦を止められません。上下とも4〜6mmの縁にすると、目の高さに横の帯ができて、縦の流れがそこで一度切れます。
横幅は、こめかみ幅Tから0〜5mm広いところまでにします。T+10mmを超えると、レンズの外側が顔の線から外に出ます。すると外に出たフレームと頬のあいだに空いた所ができ、頬の薄さのほうが目立ってきます。
レンズの形は、下側の角に丸みがあるものを選んでください。角がとがった四角は、頬の平らな面と同じ直線になり、顔の中の直線が増えます。
頬が薄い面長|色は髪と同じ濃さにする
縁を太くしても、色が薄いと線として働きません。肌に近いベージュや透明の縁は、4mmあっても1〜2mmの縁と同じくらいにしか見えません。
色は髪と同じ濃さにそろえます。黒髪なら黒か濃い茶、明るく染めた髪なら中くらいの茶です。髪の濃さとそろうと、メガネが顔の上の重さとつながり、顔の上半分に横幅が出ます。
色の明るさや素材の選び方の細かいところは、メガネフレームの色と素材に分けて書いています。
頬骨が張る面長|上の縁を太く、下の縁を細く
頬骨が張る面長は、目の下に顔のいちばん広いところがあります。メガネの下の縁は、ちょうどこの高さの少し上に来ます。
ここに太い下の縁を置くと、頬骨の線のすぐ上に、同じ向きの横線がもう1本増えます。**横幅を強めるのは、太い下の縁です。**面長の一般論どおりに太い縁を選んで「顔が大きく見えた」という人は、たいていこの重なりが起きています。
縁は上を3〜5mm、下を1〜2mmにします。上の縁だけが太いと、目より上に横の線ができて縦を割り、下の縁は頬骨の線に重ならずに済みます。上だけ縁のある型や、下の縁がない型も同じ働きをします。
下の縁の形は、頬骨の線と平行にしないでください。下の縁が鼻側から外へ向かって少し上がる形なら、頬骨の線と角度がずれて、二重の横線になりません。
頬骨が張る面長|横幅は頬骨にそろえる
横幅は、頬骨幅Cから0〜5mm狭いところにそろえます。
フロントがC−10mmより狭いと、メガネの外側から頬骨がはみ出して見えます。はみ出した部分が、顔のいちばん広い所として残ります。反対にCより広いと、メガネ自体が横に大きく見え、顔より先にフレームの幅が目に入ります。
色は、上の縁を髪と同じ濃さに、下の縁を肌に近い中間の濃さにします。上下が同じ色の場合は、透ける茶や灰色のように中間の濃さを選んでください。下の縁が濃い黒だと、細くても頬骨の上の線として読まれます。
縁の形でエラや頬骨の影まで含めて見たい人は、エラが張る人のメガネと帽子も合わせて見てください。
どちらとも取れるとき①|C−Tが1.0〜1.5cm
この幅に入る人は、頬骨は少し出ているけれど、張るとまでは言えない人です。両方の決め方を半分ずつ使います。
- 縁の太さ:上4mm・下3mm程度。上下の差を1mmだけつける
- 横幅:TとCのちょうど間。たとえばTが12.0cm、Cが13.2cmなら126mm前後
- 色:上下とも髪より一段明るい色
迷ったら、正面の写真でメガネをかけた顔を撮り、下の縁が頬骨の線と重なって見えるかだけを見てください。重なって見えたら頬骨が張る側に、重ならなければ頬が薄い側に寄せます。決め手は数字よりこの1枚です。
どちらとも取れるとき②|左右で張り出しが違う
頬骨の張り出しは、左右で5mm以上違うことがよくあります。片方だけ噛む癖や、寝る向きでも差がつきます。
左右が違うときは、張り出しが大きい側に合わせて横幅を決めてください。小さい側に合わせると、大きい側だけ頬骨がはみ出して、左右の差が強く見えます。大きい側に合わせると、小さい側にはわずかに余白ができますが、その余白は正面から見てほとんど気になりません。
縁の太さは、張り出しが大きい側の数字で決めます。左がC−T=1.6cm、右が1.1cmなら、頬骨が張る側の決め方を使います。
どちらとも取れるとき③|頬が薄くて、頬骨も張る
C−Tが1.5cm以上で、しかもCとMの差が3cm以上ある人は、頬骨が出ていて、その下が内に入っている人です。頬骨の下に縦の影ができやすく、縦の線が2本増えます。
この場合は、頬骨が張る側の決め方を優先します。下の縁を太くすると頬骨の線が強まり、影との差がさらに大きく見えるからです。
そのうえで、頬が薄い側から1つだけ借ります。上の縁の色を髪と同じ濃さにして、目より上の横の線をはっきりさせることです。上で縦を一度切っておくと、頬の下の影まで目が下りにくくなります。
頬の下の影そのものの測り方は、面長で頬がこけて見えるときの測り方にあります。
度が強いレンズの人は、レンズの外側を見る
近視の度が強いと、レンズを通した顔の線が内側に入って見えます。メガネの外側で、顔の線に段がつくのはこのためです。度数がマイナス4前後を超えると、正面から見てはっきりわかります。
頬が薄い面長は、段で顔がさらに細く見えます。レンズ横幅を2〜4mm小さくし、縁は5〜6mmの太い側を選んでください。レンズの外側が細いと段の幅が狭くなり、太い縁が段の始まりを隠します。
頬骨が張る面長は、段が頬骨の線の上に出ます。この人だけは、横幅をC−5〜10mmまで狭めてかまいません。レンズの外側を頬骨の線より内に収めると、段がフレームの中に入り、顔の線そのものはレンズを通らずに見えます。
秋冬、首元が詰まる日にずれること
タートルネックやマフラーで首元が詰まると、顔の下の縦が短く見えます。面長の縦が少し弱まるので、メガネの横の線は普段ほど強くなくて済みます。
頬が薄い面長は、首元が詰まる日に太い黒縁を合わせると、上下に濃い帯が2本できて顔が挟まれます。首元に厚みのある日は、縁の色を髪より一段明るくしてください。
頬骨が張る面長は、首元が詰まると顔のいちばん広い所が頬骨だけになり、そこに目が行きます。下の縁を細くする決め方は、秋冬にこそ外さないでください。
売り場でかけたときに見る2点
数字で候補を絞ったら、かけたときは2点だけ見ます。
- 正面で、レンズの外側が顔の線から出ていないか。頬が薄い面長は、こめかみの線から5mm以上外に出ていたら広すぎます。頬骨が張る面長は、頬骨の線から内側にあるか
- 下の縁が、頬骨の線と重なっていないか。目の下2cmの高さに、縁の線が重なって二重に見えたら、下の縁が太すぎるか位置が低すぎます
この2点が合えば、あとは好みで選んでかまいません。合わないときは、縁の太さより先に横幅を1サイズ動かしてください。似合う似合わないの全体の見分け方はメガネが似合うかの診断にまとめています。
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よくある問い
- Q. 面長ならどんなメガネでも縦の長いレンズを選べばいいのですか
- 縦の長さは、顔の縦をどの高さで割るかで決まります。それとは別に、横の幅と縁の太さは頬の横幅で決まり、こちらは面長の中でも答えが逆になります。縦は顔の3区間で、横と太さはこめかみと頬骨の幅の差で、と分けて決めてください。
- Q. 自分の顔の幅をどうやって測ればいいですか
- 名刺を顎の下に横向きに当てて、正面から写真を撮ります。画面の上で名刺の長い辺が9.1cmなので、それを物差しにして、眉尻の高さのこめかみ幅、目の下2cmの頬骨幅、口角の高さの頬幅の3つを読みます。顔を正面に向け、カメラを目の高さに置くと誤差が小さくなります。
- Q. フレームの横幅は売り場で何を見ればわかりますか
- つるの内側やブリッジの裏に「50□18」のような刻印があります。前の数字がレンズの横幅、後ろの数字が鼻の上の幅です。レンズ横幅を2倍してブリッジ幅と約10mmを足すと、だいたいのフロント幅になります。50と18なら128mm前後です。
- Q. 頬骨が張っているので、縁なしのメガネが無難ですか
- 縁なしは下の縁が消えるので、頬骨の上に横線が乗らない点では合っています。ただ上の縁も消えるため、面長の縦を割る線がなくなり、顔が長く見えやすくなります。上だけ縁のある型か、上の縁が下より2mm以上太い型のほうが、両方を満たします。
— メグラシ編集部





