面長にボブが似合わないと感じたら|切って後悔した長さ別の直し方

ボブに切った翌朝、鏡の中の顔が前より縦に長く見えて、後悔していませんか。そのとき、毛先はあご先のどのあたりで止まっていましたか。
面長の人がボブで後悔するのは、ボブという形が合わないからではありません。多くは、毛先が止まった高さと、髪のいちばん広い位置が、顔の縦を区切る場所からずれたことで起きています。毛先が顔の下端と重なると縦の線が延び、横の量が頬骨より下に落ちると顔の上半分が細く見えます。
この記事では、あご先から毛先までの長さで、切ったボブを4つに分けます。それぞれで縦に見える理由と、家でできる直し方、切り直すまで待つ日数をまとめました。面長に似合う髪型の選び方そのものは面長に似合う髪型|横の量を置く高さで決まるに分けてあります。
結論:毛先がどこで止まったかで、原因が分かれる
先に、4つの長さと、縦に見えやすさ、家で直せるかを並べます。
| 毛先が止まった高さ | 縦に見えやすさ | 家で直せるか |
|---|---|---|
| 口角の高さ | 見えにくい | 直せる |
| あご先ちょうど | 見えやすい | 半分は直せる |
| 首の中ほど | もっとも見えやすい | 半分は直せる |
| 肩に届く手前 | 乾かし方しだい | 直せる |
**口角の高さと肩の手前は、乾かし方と毛先の向きで直せることが多い長さです。**あご先ちょうどと首の中ほどは、毛先の位置そのものが縦の線を作るので、家で直せるのは半分ほど。それでも、横の量を置く高さを変えれば、縦の印象はかなり和らぎます。
まず測る|あご先から毛先まで、髪のいちばん広い高さ
鏡に正面から向かい、2つを測ります。髪は乾かして、いつもどおりに整えた状態で測ってください。
| 測るもの | 測り方 | 何に使うか |
|---|---|---|
| あご先から毛先まで | あご先の下の端から、横の毛先の下の端まで縦に | 4つの長さのどれかを決める |
| 髪のいちばん広い高さ | 正面で、髪の左右の幅がいちばん広い高さを見る | 横の量が落ちていないかを見る |
| 顔の縦と横 | 生え際からあご先まで、頬骨の幅 | 面長の強さを見る |
あご先から毛先までが、マイナス3cm(あご先より3cm上)より上なら口角の高さ、プラスマイナス2cm以内ならあご先ちょうど、プラス3〜7cmなら首の中ほど、プラス8cmより下なら肩の手前です。髪のいちばん広い高さが、頬骨より下にあるなら、それだけで顔の上半分が細く見えています。
面長が縦長に見える仕組み|縦の線が通って、横の区切りが消える
顔が縦に長く見えるのは、顔の上から下までを縦の線が通り、途中で横に区切る線がないときです。ボブでこれが起きる場所は3つあります。
| 起きる場所 | 縦の線の作られ方 | 横の区切りの作り方 |
|---|---|---|
| 頭のてっぺん | 高さが出て、顔の縦が上に延びる | 高さを抑えて、横に量を出す |
| 顔の横 | サイドが頬に沿って、縦の帯になる | 耳から頬骨の高さに横の量を置く |
| 顔の下 | 毛先があご先と重なって、下に延びる | 毛先を口角の高さかあご下3cmより下に |
面長の人のボブは、この3か所のどこかで横の区切りが1つあれば、縦長には見えません。後悔しているボブは、3か所とも縦の線が通っていることがほとんどです。
裏を返すと、3か所のうち1か所でも横の区切りを作れれば、切った長さはそのままでも縦長の印象は和らぎます。いちばん手を付けやすいのは顔の横、つまり耳から頬骨の高さに横の量を置くことです。頭のてっぺんと顔の下は、毛先の長さや根元のくせに左右されますが、顔の横の量は乾かす向きだけで毎朝作り直せます。
長さ①|口角の高さで止まるボブ
毛先が口角の高さか、それより少し上で止まるボブです。毛先の横の線が、顔の下半分を途中で区切るので、面長の人にはもともと縦が出にくい長さです。それでも後悔するときは、サイドの量が足りず、毛先の線が細く弱くなっています。
| 起きていること | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 毛先が薄く、横の線が弱い | 頬の横が空いて見える | 毛先を内側に軽く丸めて厚みを出す |
| サイドが頬に沿ってぺたんとする | 顔の横が縦の帯になる | 根元を横に向けて乾かす |
| 頭のてっぺんが高い | 上に延びて見える | てっぺんを押さえて乾かす |
**口角の高さのボブは、毛先を内側に軽く丸めるだけで直ることが多い長さです。**毛先がまとまって横に厚みが出ると、口角の高さに横の線がはっきり入ります。
口角の高さのボブで気をつけたいのは、耳を両方かけることです。この長さは顔の横を覆う髪が少ないので、両耳をかけると頬の横がすべて見えて、顔の縦が上から下まで通ります。耳にかけたい日は片側だけにして、かけない側の毛先を内側に丸めておくと、口角の高さの横の線が片側だけでも残ります。
長さ②|あご先ちょうどで止まるボブ
面長の人のボブでいちばん後悔が多い長さです。毛先の横の線が、あご先の下の端とほぼ同じ高さに来るので、顔の下端に線が重なり、あご先が下へ延びたように見えます。
| 毛先の向き | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| まっすぐ下ろしている | あご先が延びて見える | 毛先を外に向けて、線をあご先から外す |
| 内側に入りすぎている | 顔の下が丸く囲まれて縦が強まる | 内巻きを弱める |
| 外に跳ねている | 毛先の線があご先から離れる | 直さなくてよい |
**直し方は、毛先の線をあご先からずらすことです。**毛先を外に軽く向けると、横の線の高さがあご先より少し上に見えます。もう一つは、片側だけ耳にかけて、左右の毛先の高さを変えること。左右の高さが違えば、あご先と重なる線は片側だけになります。
この長さで内巻きを強くかけると、毛先があご先の下に丸く回り込み、顔の下を囲む形になります。顔の下が丸く囲まれると、縦の長さがその丸の中に閉じ込められて、かえって強調されます。内巻きにしたいときは、毛先の2〜3cmだけを軽く内に向ける程度にとどめてください。
長さ③|首の中ほどで止まるボブ
あご先から3〜7cm下で毛先が止まるボブです。毛先と首の縦がつながって、顔の下から首まで縦の帯が通ります。面長の人には、顔の縦がそのまま首まで延びて見える長さです。
| 起きていること | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 毛先がまっすぐ落ちる | 顔から首まで縦の帯 | 毛先を外に向けて、首に横の線を作る |
| サイドに量がない | 縦の帯が細く長い | 耳の高さに横の量を出す |
| 首元の服も詰まっている | 帯がさらに下へ続く | 首元を開けるか、ボートネックに |
**首の中ほどのボブは、髪だけでなく首元の服で横線を足すと直りやすい長さです。**ボートネックや、横に広く開いた首元の服を着ると、毛先のすぐ下に横の線が入って、縦の帯が首の途中で止まります。伸ばしていく途中でこの長さを通る人は、面長のヘアスタイルを伸ばしかけに、時期ごとの扱い方があります。
首の中ほどのボブは、正面より横から見たときに縦が強く出ます。横から見ると、後ろの毛先と首の後ろの縦の線が一続きになるからです。横から見た写真で縦に長く見えたら、毛先を外に向けるだけでなく、後ろの毛先の内側に少しふくらみを持たせてください。首の後ろに丸い量が出ると、横から見たときにも縦の線が途中で切れます。
長さ④|肩に届く手前のボブ
毛先が肩の少し上で止まる、長めのボブです。毛先が肩に当たるかどうかの境目で、跳ねたり内に入ったりが日によって変わります。面長の人に縦が出るのは、毛先の重さで上がつぶれ、頭のてっぺんからサイドまでがぺたんと縦に落ちるときです。
| 起きていること | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 上がつぶれて、毛先だけ重い | 縦の筒のように見える | 根元を立てて乾かし、耳の高さに量を出す |
| 毛先が肩で外に跳ねる | 横の線が肩の高さに出る | 直さなくてよい |
| 毛先が肩で内に入る | 首に沿って縦が出る | 毛先の向きを外に1つに決める |
**肩の手前のボブは、毛先の向きを1つに決めるだけで直る長さです。**肩に当たって毛先が日によって違う方向に動くと、横の線がそろわず、縦の筒に見えやすくなります。毛先を外に向けると決めておくと、肩の高さに横の線が毎日同じように入ります。
秋冬は、コートの襟やマフラーで毛先が押されて、肩の手前のボブが内に入る日が増えます。外に出かける日は、家を出る前に毛先を外に向けて整え、マフラーを巻くときは毛先を一度マフラーの外へ出してから巻いてください。毛先がマフラーの内側に入ると、首まわりがすべて縦の線で埋まります。
長さ以外の原因①|頭のてっぺんが高い、またはつぶれた
ボブに切ると、髪が軽くなって根元が立ちやすくなります。頭のてっぺんが高く立つと、顔の縦が上に延びて見えます。反対に、てっぺんがつぶれると、サイドの量が下に落ちて、横の区切りが頬骨より下に移ります。
| てっぺんの状態 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 高く立っている | 顔の縦が上に延びる | 乾かすとき、てっぺんを手のひらで押さえる |
| ちょうどよい | 縦が延びない | 直さなくてよい |
| つぶれている | 横の量が下に落ちる | 耳の上の根元を横に向けて乾かす |
**面長の人は、てっぺんの高さより、耳の上の横の量を先に作ってください。**横に量が出ると、てっぺんが少し高くても、縦より横が先に目に入ります。
てっぺんの高さは、鏡で横から見ると確かめやすくなります。額の生え際からてっぺんまでの高さが、指2本ぶんを超えて立っていたら高すぎる側です。指1本ぶんほどに収まるように、乾かす最後に冷たい風を当てて、根元の形をそこで止めてください。
原因②|サイドが頬に沿って、ぺたんとした
サイドの髪が頬に沿ってまっすぐ落ちると、顔の左右に縦の帯が2本できます。面長の人には、この2本が顔の縦をさらに強く見せます。
| サイドの形 | 見え方 | 直し方 |
|---|---|---|
| 頬に沿ってまっすぐ | 顔の横に縦の帯 | 耳の高さで外にふくらませる |
| 耳の高さでふくらむ | 横の区切りができる | 直さなくてよい |
| 頬骨より下でふくらむ | 顔の上半分が細く見える | ふくらみを耳の高さまで上げる |
横の量を置く高さは、耳の中ほどから頬骨の高さまでが目安です。ふくらみが頬骨より下に落ちると、顔の下半分だけが広く見えて、上半分が細く長く見えます。
サイドの量は、乾かす向きで大きく変わります。下に向けて風を当てると、髪は頬に沿って落ちます。耳の上の根元を指で横に持ち上げて、根元に下から風を入れると、乾いたあともそこにふくらみが残ります。毎朝1分、この向きで乾かすだけで、サイドの縦の帯は横の区切りに変わります。
原因③|分け目がまっすぐ真ん中
分け目を顔の中心に置くと、額から頭頂に向かって縦の線が1本通ります。面長の人には、この線が顔の縦をそのまま上へ延ばします。
| 分け目の位置 | 見え方 |
|---|---|
| 顔の中心 | 縦の線が通る |
| 中心から1cm | まだ縦が出る |
| 中心から2〜3cm | 縦の線が斜めに崩れる |
| 中心から4cm以上 | 横に流れる線が強くなる |
分け目を中心から2〜3cm横にずらすと、額の上で線が斜めになり、縦の線が途中で崩れます。いつも同じ場所で分けていると根元のくせがついているので、ずらした日は、乾かすときに根元を反対側から起こしてください。分け目の深さとサイドの長さの組み合わせは面長×前髪なしボブ・40代に詳しく書いてあります。
原因④|前髪なしで、額が全部見える
前髪のないボブで、額が全部見えていると、生え際からあご先まで顔の縦がすべて見えます。面長の人がボブに切ったときに、前の毛も一緒に短くなって、額が急に広く見えることがあります。
| 額の見え方 | 直し方 |
|---|---|
| 額が全部見える | 前の毛を斜めに流して、眉の上を横切らせる |
| 額の半分が見える | 直さなくてよい |
| 前髪で額が隠れる | 直さなくてよい |
**前髪を作らなくても、前の毛を斜めに流すだけで、額の縦は短く見えます。**眉の上を斜めに横切る毛の線が1本入れば、顔の縦が上の端で一度区切られます。前髪を作るなら、額にどれだけ縦を残すかの決め方が面長のボブに前髪をつくるときにあります。
前の毛を流すときは、乾かす段階で流したい方向と反対側から根元に風を当て、最後に流したい方向へ指でなでつけてください。根元が反対側から起きていると、流した毛がふんわり浮いて、額の上に横の線がはっきり残ります。
家で直せるか、美容室で直すか
ここまでの原因を、家で直せるものと美容室で直すものに分けます。
| 原因 | 家で直せるか | 美容室で直すこと |
|---|---|---|
| 毛先の向き | 直せる | なし |
| 分け目の位置 | 直せる | なし |
| てっぺんの高さ | 直せる | なし |
| 横の量の高さ | 半分は直せる | 耳の高さに段を入れる |
| 毛先があご先ちょうど | 半分は直せる | 長さを上か下にずらす |
| 毛先が首の中ほど | 半分は直せる | 長さか段を変える |
| 前の毛が短すぎる | 流せば直せる | 伸びるのを待つ |
**家で直せる3つ、毛先の向き・分け目・てっぺんの高さを、先に2〜3週間試してください。**それでも縦長に見えるときに、横の量の高さと毛先の長さを美容室で相談します。
朝の直し方|乾かす順番と5分の手順
面長の人のボブを、朝に5分で整える手順です。
| 順番 | すること | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | 根元を全体に湿らせる | 30秒 |
| 2 | 分け目を中心から2〜3cmずらして、反対側から根元を起こす | 1分 |
| 3 | てっぺんを手のひらで押さえながら風を当てる | 1分 |
| 4 | 耳の上の根元を横に向けて乾かす | 1分 |
| 5 | 毛先の向きを内か外の1つに決めて整える | 1分 |
| 6 | 鏡から1m離れて、いちばん広い高さを確かめる | 30秒 |
**4番目の「耳の上を横に向けて乾かす」が、いちばん効く手順です。**ここで横に量が出ると、そのあとの毛先がどちらを向いても、顔の横に区切りが残ります。
耳にかけるか、かけないか
ボブを耳にかけると、顔の横がすっきり見えます。けれど面長の人が両耳をかけると、顔の横の縦の線がすべて見えて、縦長に見えやすくなります。
| かけ方 | 見え方 | 合う日 |
|---|---|---|
| 両耳をかける | 縦の線が両側に出る | 首元に横の線がある日 |
| 片耳だけかける | 左右で区切りが変わる | ほとんどの日 |
| どちらもかけない | 横の量が残る | 横の量が足りない日 |
片耳だけかけるのが、面長の人のボブにはいちばん扱いやすい方法です。分け目の深い側の反対をかけると、かけない側に横の量が残り、全体の釣り合いが取れます。
耳にかけるときは、耳の上の毛をすべてかけるのではなく、耳の前に1〜2cmほどの細い束を残してください。耳の前に毛が少し残ると、かけた側にも顔の横に細い区切りが入り、頬の縦の線がまっすぐ通りません。冬は耳が冷えやすいので、かけた側の耳には帽子やイヤーマフをかぶる日もあります。そうした日は、かけない側の横の量をいつもより少し多めに作っておくと、帽子を脱いだあとも釣り合いが崩れません。
前髪で縦を区切る
前髪は、顔の縦をいちばん上で区切る場所です。ボブに切ったあと、前髪をどうするかで、縦の見え方が大きく変わります。
| 前髪の状態 | 縦の見え方 | 扱い |
|---|---|---|
| 眉にかかる長さの前髪 | 上で区切られる | 直さなくてよい |
| 眉より上の短い前髪 | 額に横の線が出る | 横の幅を広めに |
| 目にかかる長い前髪 | 斜めに流すと区切れる | 斜めに流す |
| 前髪なし | 区切りがない | 前の毛を斜めに流す |
面長の人の前髪は、幅を広めにとると、額の上に横の線が強く入ります。**前髪の幅は、左右の黒目の外側の端までを目安にしてください。**幅が狭いと、額の中央に縦の帯が残ります。
ボブに切ったときに前髪も一緒に作った人は、前髪と横の毛のつながり方も見てください。前髪の端がまっすぐ下に落ちて横の毛につながると、顔の両側に縦の線が2本できます。前髪の端を斜めに流して横の毛へなだらかにつなげると、額から頬にかけて斜めの線ができ、縦の線が途中で曲がって見えます。
服で横線を足す|秋冬の首元
髪だけで直しきれない日は、首元の服で横の線を足します。秋冬は首元の服が増えるので、ボブの毛先との組み合わせで縦の見え方が変わります。
| 首元の服 | 合う長さ | 効き方 |
|---|---|---|
| ボートネック | 首の中ほど、肩の手前 | 毛先の下に横の線が入る |
| タートルネック(折り返し) | 口角の高さ | 首に横の帯ができる |
| 詰まったクルーネック | 口角の高さ | 首の付け根に横の線 |
| 深いV | どの長さにも合いにくい | 縦の線が足される |
| マフラー(横に巻く) | あご先ちょうど | あご先の下に横の面ができる |
**あご先ちょうどのボブの日は、マフラーやストールを首の付け根で横に巻いてください。**毛先とマフラーのあいだに横の面ができて、あご先が下に延びて見えません。深いVネックは縦の線を足すので、面長の人のボブの日には、中に丸首を重ねてVを浅くすると扱いやすくなります。
小物で横を足す|ピアス・メガネ・帽子
服でも足りないときは、顔のまわりの小物で横の線を足します。
| 小物 | 横の足し方 | 合う長さ |
|---|---|---|
| 横に広がるピアス | 耳の高さに横の点 | 耳にかけた側 |
| 横長のフレームのメガネ | 目の高さに横の線 | どの長さにも |
| つばのある帽子 | 額に横の線 | 前髪なし |
| 太めのカチューシャ | 頭頂の下に横の帯 | てっぺんが高い日 |
**メガネは、上の縁が眉に沿う横長のものを選ぶと、顔の縦を上から3分の1ほどの高さで区切ります。**縦に長いピアスや細く垂れるイヤリングは、縦の線を足すので、ボブの日には横に広がる形か、丸い粒を選んでください。
切り直すまでの日数|何週間待つか
切った直後の髪は、毛先がまだ落ち着いていません。後悔してすぐに切り直すと、短くなりすぎることがあります。
| 切ってからの日数 | 髪の状態 | すること |
|---|---|---|
| 1〜3日 | 毛先が跳ねたり入りすぎたりする | 何もしない。乾かし方だけ試す |
| 1週間 | 毛先が落ち着き始める | 分け目と毛先の向きを決める |
| 2〜3週間 | 本来の形が出る | あご先から毛先を測り直す |
| 4週間以降 | 1cmほど伸びている | 縦に見えるなら美容室へ |
髪は1か月に1cmほど伸びます。**あご先ちょうどで止まっているボブは、3〜4週間で毛先があご先の下へずれて、縦の線が自然に外れることがあります。**急いで短くせず、まず測り直してから決めてください。
待っているあいだは、毎週同じ曜日の朝に、同じ場所で正面の写真を1枚撮っておくと、毛先の動きが比べやすくなります。1週目と3週目の写真を並べて、毛先があご先からどれだけ離れたかを見てください。2cm以上下にずれていれば、縦の線はもう外れ始めています。
美容室での伝え方
切り直すときは、長さだけでなく、横の量の高さを伝えます。
| 伝えること | 言い方の例 |
|---|---|
| 毛先の高さ | 「あご先と重ならない高さにしたい」 |
| 横の量の高さ | 「耳の中ほどから頬骨の高さに、横の量を残したい」 |
| てっぺん | 「てっぺんは高くしすぎないでほしい」 |
| 分け目 | 「分け目を中心から2〜3cmずらして使いたい」 |
| 前の毛 | 「前の毛を斜めに流せる長さを残したい」 |
「顔が縦に長く見えた」と伝えるより、「どの高さに横の量がほしいか」を伝えるほうが、仕上がりが思ったとおりになりやすくなります。切る前に、今のボブの正面写真を見せて、どこが縦に見えたかを指で示すと、さらに伝わりやすくなります。
切り直すときは、長さを大きく変えるより、横の量の高さを先に直してもらうほうが、失敗が少なくなります。長さを変えると、また別の高さで毛先が止まり、同じ後悔をくり返すことがあるからです。毛先の長さはそのままで、耳の中ほどの高さに軽い段を入れてもらうだけで、横の区切りが毎朝自然に出るようになることがあります。
秋冬の湿気と乾燥で、ボブの形が変わる日
秋の雨の日と、冬の乾いた日では、同じボブでも形が変わります。切ったばかりで形が落ち着かない時期は、天気の影響も受けやすくなります。
| 天気 | 起きやすいこと | 縦の見え方 | 朝の手当て |
|---|---|---|---|
| 秋の雨・湿気の多い日 | 根元がつぶれ、毛先が広がる | 上が細く下が広い | 耳の上の根元を念入りに乾かす |
| 晴れて乾いた日 | 形が保ちやすい | 変わらない | いつもどおり |
| 冬の乾燥した日 | 静電気で毛先が首に張りつく | 首に沿って縦が出る | 毛先に少量の油分をなじませる |
| 帽子をかぶる日 | てっぺんと横がつぶれる | 縦の帯が強くなる | 脱いだあと、耳の上を指で起こす |
**湿気の多い日は、根元がつぶれて横の量が下に落ちやすくなります。**家を出る前に、耳の上の根元だけをもう一度乾かしておくと、昼すぎまで横の区切りが残ります。冬の乾燥した日は、毛先が首やコートの襟に張りついて縦の線になるので、毛先にだけ少量の油分をなじませて、首から離してください。
一式で見る|仕事・休日・写真の日
ここまでの直し方を、秋冬によくある3つの日に当てはめます。
仕事の日は、あご先ちょうどのボブを、片側だけ耳にかけて整える日です。かけた側の耳には横に広がる小さなピアス、首元は折り返したタートルネック。毛先とタートルのあいだに横の帯ができて、あご先が下に延びて見えません。
休日は、首の中ほどのボブを、毛先を外に向けて下ろす日です。首元はボートネックのニットで、毛先のすぐ下に横の線を足します。分け目は中心から3cmずらして、前の毛を斜めに流します。
写真に残る日は、口角の高さのボブを、毛先を内側に軽く丸めて整える日です。正面から撮られるので、耳はどちらもかけずに横の量を残し、メガネをかけるなら上の縁が眉に沿う横長のものにします。どの日も、顔の横に1つ、横の区切りを作るという決め方を同じように使っています。
どちらとも取れるとき①|面長かどうか迷う
顔の縦÷横が1.4前後の人は、面長とも、卵形とも言えます。この場合、ボブで縦長に見えるのは、あご先ちょうどの長さのときだけのことが多く、ほかの長さでは縦に見えにくくなります。
| 顔の縦÷横 | 縦に見えやすい長さ |
|---|---|
| 1.5以上 | あご先ちょうど、首の中ほど |
| 1.4前後 | あご先ちょうどだけ |
| 1.3以下 | ほとんどの長さで縦に見えない |
**面長かどうか迷う人は、まず毛先の長さだけを確かめてください。**あご先から2cm以上ずれていれば、縦長に見えた原因は長さではなく、分け目か横の量のほうです。
どちらとも取れるとき②|くせ毛、直毛、髪の量
同じ長さのボブでも、髪の質と量で、横の量の出方が違います。
| 髪の質と量 | 起きやすいこと | 扱い |
|---|---|---|
| 直毛で量が少ない | サイドが頬に沿って縦の帯になる | 耳の上の根元を横に向けて乾かす |
| 直毛で量が多い | 毛先が重く、上がつぶれる | 美容室で耳の高さに段を入れる |
| くせ毛で量が少ない | 毛先が細く跳ねる | 毛先の向きを外に決める |
| くせ毛で量が多い | 横に広がりすぎる | 広がりを耳の高さで止める |
直毛で量が少ない人は、家で直せる範囲がいちばん広い髪です。乾かし方だけで、横の量を耳の高さに作れます。くせ毛で量が多い人は、横の量が自然に出るぶん、面長の人にはボブが似合いやすい髪です。広がりが頬骨より下に落ちないように、毛先だけを軽く押さえてください。
どちらとも取れるとき③|左右で毛先の高さが違う
つむじの位置や、いつも分けている側のくせで、左右の毛先の高さが違って見えることがあります。片側があご先ちょうど、もう片側が首の中ほど、のように分かれる場合です。
この場合は、**あご先ちょうどになっている側を、耳にかけるか外に向けてください。**縦の線を作っている側だけを動かせば、もう片側はそのままで構いません。左右で違う区切りができると、かえって顔の縦が途中で崩れて見えます。左右の差が2cmを超えて毎日気になるときは、美容室で長さをそろえてもらいます。
左右の差は、つむじの向きから来ることが多くあります。つむじの渦が右回りか左回りかで、乾かしたときに毛が流れる方向が決まり、片側だけ毛先が内に入りやすくなります。どちらの側が内に入りやすいかが分かっていれば、その側から先に乾かして、根元を外へ起こしておくと、左右の差が小さくなります。
よくある行き違い
**「面長はボブにしてはいけない」。**毛先が口角の高さで、耳の高さに横の量があるボブは、面長の人の顔の縦を途中で区切るので、よく似合う形です。
**「縦長に見えたら、すぐ短くすればいい」。**あご先ちょうどのボブを短くすると、口角の高さを通り越して、頬の横が空いた形になることがあります。2〜3週間は乾かし方で直し、測り直してから決めてください。
**「横に広げれば広げるほど、縦が目立たない」。**広げる高さが大事です。頬骨より下で広がると、顔の下半分が広く見えて、上半分が細く長く見えます。
**「前髪を作らないと直らない」。**前の毛を斜めに流すだけでも、額の縦は区切れます。前髪を作るかどうかは、伸びるのを待ってから決めても遅くありません。
関連記事
- 面長に似合う髪型|横の量を置く高さで決まる ── 長さ別に似合う条件から選び直したい場合
- ひし形ボブで面長が目立つ50代|切って1か月で崩れる形の直し方 ── 切ってしばらくして崩れた場合
- 面長のヘアスタイルを伸ばしかけ ── ボブから伸ばしていく途中の場合
- 面長×前髪なしボブ・40代 ── 分け目の深さとサイドの長さを決めたい場合
- 面長のボブに前髪をつくるとき ── 前髪の長さを決めたい場合
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 面長にボブは似合わないのですか
- 似合わないわけではありません。面長の人がボブで縦長に見えるのは、毛先があご先ちょうどや首の中ほどで止まって顔の縦の線を延ばしているときか、髪のいちばん広い位置が頬骨より下に落ちているときです。毛先が口角の高さで止まり、耳から頬骨の高さに横の量があるボブは、面長の人の顔の縦を途中で区切るので、むしろよく似合う形です。
- Q. ボブに切って後悔しています。すぐ切り直したほうがいいですか
- まず2〜3週間は、分け目と乾かし方で直してください。切った直後の髪は、毛先がまだ落ち着かず、思った高さより上で跳ねたり、内側に入りすぎたりします。分け目を2〜3cm横にずらす、耳の高さに横の量が出るように根元から乾かす、毛先の向きを内か外の1つに決める。この3つで縦長に見えなくなることが多くあります。3週間たっても毛先があご先ちょうどで縦の線を作っているなら、そのときに美容室で長さを相談してください。
- Q. ボブのとき、耳にかけたほうがいいですか
- 片側だけかけるのが、面長の人には扱いやすい方法です。両側をかけると、顔の横がすべて見えて縦の線が強く出ます。かけない側の髪で横の量を残し、かけた側で耳元のピアスや首の開きを見せると、左右で違う横の区切りができます。どちらの耳をかけるかは、分け目の深い側の反対にすると、全体の釣り合いが取れます。
- Q. 前髪がないボブで、額が長く見えます
- 前髪を作らなくても、分け目を横にずらして、前の毛を斜めに流すだけで額の縦は短く見えます。分け目を中心から2〜3cmずらし、深い側の毛を眉の上を横切るように流してください。額を横切る毛の線が1本入れば、顔の縦が上で一度区切られます。前髪を作る場合の長さの決め方は、面長のボブに前髪をつくる記事にまとめてあります。
— メグラシ編集部





