顔の形で前髪を決める|前髪の下端で、見える縦横比を動かす

**顔の形に合う前髪を探して、丸顔の前髪、面長の前髪と記事を渡り歩いていませんか。**前髪で動いているのは、形の名前ではなく2つの数字です。
1つは前髪の下端の高さ。前髪を下ろすと、見えている顔の縦が上から短くなり、顔の縦÷横の比が下がります。下端を2cm下ろすと、顔の横幅が14cmの人で約0.14動きます。もう1つは前髪の幅で、こちらは額に引かれる横の線の長さを変えます。
自分の輪郭がまだ分からない場合は、顔の形診断|縦÷横1.5倍と1.3倍で輪郭5つに分けるで比を出してから読んでください。
結論:前髪は、見えている顔の縦を上から短くする道具
輪郭の比は、生えぎわからあご先までの縦を、頬骨の位置の横幅で割って出します。前髪を下ろすと、生えぎわの位置に代わって前髪の下端が顔の上の端として見えるようになり、見えている縦がそのぶん短くなります。
つまり、前髪で決めることは次の2つです。
- 下端の高さ……見えている縦を、何cm短くするか
- 幅……額に引かれる横の線を、どこまで伸ばすか
縦の印象を和らげたいなら下端を下ろし、縦を残したいなら上げる。横の線を強めたいなら幅を広げ、弱めたいなら狭める。前髪の名前は、この2つを満たす形を選ぶための呼び名です。
測る|額の縦と、顔の横幅の2つだけ
前髪を上げて正面から写真を撮り、次の2か所を測ります。
- 額の縦……生えぎわの中央から、眉の上端まで
- 顔の横幅……頬骨のいちばん張った位置で、左右の端から端まで
額の縦は、前髪を下ろせる量の上限です。眉の上端まで下ろしても、額の縦以上に短くすることはできません。多くの人は5〜7cmの範囲に入ります。
撮るときは、カメラを目の高さに置き、顔から40cm以上離してください。近すぎると、額が大きく写って縦が長めに出ます。撮り方で数字がどれだけ動くかは顔の形をカメラで測る3つの方法の違いに詳しくあります。
下端を下ろすと、比はどれだけ動くか
前髪の下端を生えぎわから何cm下ろすかで、見えている縦横比がどれだけ下がるかを表にしました。比の変化は、下ろした量を顔の横幅で割った数です。
| 下ろす量 | 横幅13cm | 横幅14cm | 横幅15cm |
|---|---|---|---|
| 1cm | 約0.08 | 約0.07 | 約0.07 |
| 2cm | 約0.15 | 約0.14 | 約0.13 |
| 3cm | 約0.23 | 約0.21 | 約0.20 |
| 4cm | 約0.31 | 約0.29 | 約0.27 |
たとえば縦20cm・横14cmで比が1.43の人が、前髪を3cm下ろすと、見えている比は約1.21になります。同じ人が前髪を1cmだけにすると、約1.36です。1cmの違いで、輪郭の分け方の境目をまたぐことがあるということです。
実際の見え方では、前髪そのものも頭の一部として目に入るため、表の数字がそのまま印象になるわけではありません。ただ、どの方向にどれくらい動くかの目安として使えます。
幅は横の線を動かす|黒目の外側か、眉尻か
前髪の幅は、額に引かれる横の線の長さです。基準にするのは、顔の中の2つの位置です。
- 黒目の外側まで……額の中央に前髪の帯ができ、両脇に額が残る。横の線は短く、縦の帯が目立つ
- 眉尻まで……額のほぼ全体を横切る線ができる。横の線がはっきり出る
幅を広げると、額に長い横の線が入るので、顔の横方向が意識されやすくなります。狭めると、前髪の帯そのものが縦の要素として働きます。縦を強めたい人は狭く、横を足したい人は広くが基本です。
面長(1.5以上)|下端を下ろし、幅を広げる
縦÷横が1.5以上の面長の人は、前髪で縦を短くする効果をいちばん使いやすい輪郭です。
下端は、眉の上0〜1cmまで下ろせます。額の縦が6cmなら、4〜5cm短くでき、比は0.3前後下がります。幅は眉尻まで広げると、額に横の線が入り、縦の印象がさらに和らぎます。
前髪を厚くしすぎると、下端が1本の太い横線になり、顔の上半分が重く見えることがあります。厚みと幅の決め方は面長の前髪|額に残す縦の長さと、前髪の幅にまとめてあります。
丸顔(1.3未満)|下端は高めに、幅は狭く
縦÷横が1.3未満の丸顔の人は、もともと縦が短めです。前髪を深く下ろすと、見えている比がさらに下がり、1.1前後まで行くことがあります。
前髪を作るなら、下端を眉より2〜3cm上に置くか、すき間から額が透ける薄さにしてください。幅は黒目の外側までに収めると、額の中央に縦の帯が残り、縦の印象が保たれます。斜めに流して、額を片側だけ見せる方法も合います。
幅と角度の細かい決め方は丸顔の前髪|幅と斜めの角度で縦の線をつくるにあります。
卵型(1.3〜1.5)|下端を、日によって切り替えられる
1.3〜1.5の卵型の人は、前髪をどこまで下ろしても、比が極端に動きにくい位置にいます。1cm下ろすと0.07前後、3cm下ろしても0.2前後の変化で、どちらの方向にも寄せられます。
この輪郭の人は、前髪の下端を、なりたい印象で日ごとに切り替えられると考えてください。額を見せれば縦が出て大人っぽく、眉の上まで下ろせば縦が短くなって柔らかく見えます。長めの前髪を作っておき、分ける日と下ろす日を使い分けるのが、いちばん幅の利く持ち方です。
切り替えやすくするには、前髪の長さを、下ろしたときに眉の上端に届き、横へ流したときに耳の上に届くくらいにしておきます。この長さなら、ピンを使わずに分けても流しても形が決まり、朝の数分で縦の見え方を選べます。
ベース型|下端の線を、あごの線と平行にしない
エラの幅が頬骨の幅に近いベース型の人は、顔の下側に横の直線があります。ここに、前髪の下端のまっすぐな横線が加わると、顔の上と下に平行な直線が2本並び、四角い枠の印象が強まります。
下端を下ろす量は、比に合わせて決めて構いません。そのうえで、下端の線を中央が長く両脇が短いゆるいカーブにするか、斜めに流してください。上と下の直線が平行でなくなるだけで、枠の印象は和らぎます。
逆三角形|幅を広げて、上の横幅を受け止める
額の幅が頬骨と同じくらいか、それより広く、あごが細い逆三角形の人は、顔の上側がいちばん広い輪郭です。
前髪の幅を眉尻から、こめかみ近くまで広げると、額の両端に髪がかかり、上の横幅が髪の中に収まります。下端は眉にかかるくらいまで下ろすと、上半分の面積がさらに落ち着きます。反対に、前髪を上げて額を全部見せると、上側の広さがそのまま出ます。
前髪を作らない場合は、分け目をこめかみ寄りに深く取り、長い側の髪で額の端を斜めに横切らせてください。前髪を切らなくても、額の片側に髪の線が入るだけで、上側の横幅が一段落ち着いて見えます。
どちらとも取れるとき①|比が1.3や1.5の境目に乗る
測った比が1.28や1.52のように境目の近くに出た場合、どちらの輪郭として扱うかで前髪の置き方が逆になります。
このときは、**前髪を下ろしたときの比で決めてください。**たとえば1.52の人が前髪を2cm下ろすと、見える比は1.38前後になり、卵型の帯に入ります。この状態で落ち着いて見えるなら、面長として下端を下ろす置き方が合っています。下ろすと丸く見えすぎると感じたら、卵型として日ごとに切り替える置き方にします。
境目の人の髪型を、2つの輪郭の指示が重なる範囲で決める考え方は顔の形が2つの型のあいだに入る人の髪型にあります。
どちらとも取れるとき②|額が狭く、下ろす余地が2cmない
生えぎわから眉までが5cm未満の人は、前髪の下端を少し下ろすだけで眉に届き、高さで調整できる幅が小さくなります。
この場合は、高さではなく幅で調整してください。幅を黒目の外側までの狭いものにすると縦の帯が、眉尻まで広げると横の線が出ます。前髪を作らずに斜めに流す方法も有効で、額の見えている面積を片側だけ減らせます。額の形に合わせた前髪の分け方は前髪アレンジ|額の縦と生え際の向きで決めるでも扱っています。
どちらとも取れるとき③|生えぐせで下端がそろわない
生えぎわにうずやつむじのような生えぐせがあると、前髪を下ろしても下端が一直線にそろわず、片側だけ浮くことがあります。
浮く側は、実際の下端が1〜2cm高くなります。浮く側に合わせて長めに切るか、生えぐせの向きに沿って斜めに流すほうが、毎朝の手間が減ります。浮く側と反対に分け目を作ると、浮きがそのまま流れの一部になります。
秋冬は、襟とマフラーで下からも縦が短くなる
タートルネックやマフラーで首元が覆われる季節は、顔の下側の余白が減ります。顔の縦そのものは変わりませんが、顔と首を合わせた縦の見え方が、下から短くなります。
このとき、夏と同じ前髪の下端のままだと、上下の両方から縦が詰まり、丸顔や卵型の人は縦が短く見えすぎることがあります。首元を覆う日は、前髪の下端を1cmほど上げるか、分け目を作って額を少し見せてください。
面長の人にとっては、反対に余裕ができる季節です。首元が覆われるぶん、前髪を1cm上げても縦の印象が戻りにくいので、夏より額を見せる置き方を試せます。
厚みは、下端の線の強さを変える
高さと幅のほかに、もう1つ動かせるのが前髪の厚みです。厚みは比を動かしませんが、下端の線がどれくらい強く見えるかを変えます。
厚く重い前髪は、下端が1本の太い横線になります。額の肌がまったく見えないので、見えている縦は表のとおり短くなり、横の線もはっきり出ます。薄く軽い前髪は、すき間から額が透けて、下端の線がぼやけます。見えている縦の短くなり方も、表の数字の半分から3分の2程度になると考えてください。
目安は、前髪を指でつまんで、束の厚みが5mm以上あるかどうかです。5mm以上なら線がはっきり出る側、3mm未満なら透ける側です。面長やベース型で線を効かせたい人は厚め、丸顔で縦を残したい人は薄めにすると、高さの調整と向きがそろいます。
厚みは、前髪を切ったあとでも毛量を減らすことで調整できます。下端の高さを変えずに印象だけを軽くしたいときは、先に厚みから試してください。
美容室で伝える2つの数字
美容室では、前髪の名前より、次の2つを伝えるほうが確実です。
- 下端の高さ……「眉の上から○cm」または「眉にかかる」
- 幅……「黒目の外側まで」または「眉尻まで」
たとえば「眉の上1cm、幅は眉尻まで」と伝えれば、面長の人の置き方がそのまま伝わります。切ったあと、乾いた状態で1cmほど上がることが多いので、下端の高さは乾いたときの位置で伝えてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 顔の形に合う前髪は、どうやって決めればいいですか
- 先に顔の縦と横を測って、縦÷横の比を出してください。そのうえで、前髪の下端をどこに置くかで、見えている顔の縦がどれだけ短くなるかを考えます。顔の横幅が14cmなら、下端を2cm下ろすごとに見える比は約0.14下がります。縦の印象を和らげたいなら下端を下ろし、縦を残したいなら上げるか、額を見せます。前髪の名前は、決めた高さと幅を満たす形を選ぶための呼び名にすぎません。
- Q. 丸顔ですが、前髪を作ってもいいですか
- 作って構いません。丸顔は縦÷横が1.3未満で、もともと縦が短めなので、前髪を深く下ろすと見える比がさらに下がります。前髪を作るなら、下端を眉より2〜3cm上に置くか、すき間から額が透ける薄さにしてください。幅は黒目の外側までに収めると、額の中央に縦の帯が残り、縦の印象が保たれます。
- Q. 額が狭くて、前髪を下ろす余地がありません
- 生えぎわから眉までが5cm未満だと、前髪を下ろしても下端が眉にすぐ届いてしまい、高さで調整できる幅が小さくなります。この場合は高さではなく幅で調整してください。幅を黒目の外側までの狭いものにするか、眉尻まで広げるかで、横の線の長さが変わります。また、前髪を作らずに斜めに流すと、額の見えている面積を片側だけ減らせます。
- Q. 冬になると前髪が合わなくなる気がします
- 秋冬は、タートルネックやマフラーで首元が覆われ、顔の下側の余白が減ります。顔の縦が下からも短く見えるので、夏と同じ前髪の下端のままだと、縦が短くなりすぎることがあります。首元を覆う日は、前髪の下端を1cmほど上げるか、分け目を作って額を少し見せてください。面長の人にとっては、反対に下端を上げる余裕ができる季節です。
— メグラシ編集部





