タヌキ顔 40代の服|幼く見えるかぼやけるかで首元と色を分ける

**40代のタヌキ顔で服に迷っているなら、先に「幼く見える」のか「ぼやける」のかを決めてください。**幼く見える人は、首元・柄・色に重なっている丸い要素を数えて、1つ減らします。ぼやける人は、顔の下に明暗の線を1本足します。直す向きが逆なので、ここを取り違えると、買い足すほど遠ざかります。
見分けるのは2か所です。鏡で頬のいちばん高い点が小鼻より上にあるか、同じ高さか。そして、2m離れて撮った写真で、あごの線が背景から切れて見えるか。頬の点が上にあり、あごの線が切れて見える人は「幼く見える」側。頬の点が小鼻と並び、あごの線が背景へにじむ人は「ぼやける」側です。
両方が混ざる人は、会う距離で寄せる側を決めます。近くで話す日は丸を減らし、離れて見られる日は線を足す。首元だけを日によって入れ替えれば、手持ちの服を大きく変えずに済みます。タヌキ顔そのものの見分け方はたぬき顔は頬のいちばん高い位置で決まるに、年代を問わない服の基本はタヌキ顔に似合う服にまとめてあります。
結論|幼く見える人は丸を1つ減らし、ぼやける人は線を1本足す
| 見え方 | 起きていること | 直す向き | 最初に動かす所 |
|---|---|---|---|
| 幼く見える | 顔の丸さと服の丸さが重なっている | 丸い要素を1つ減らす | 首元の形 |
| ぼやける | 顔の輪郭と服の境目が溶けている | 顔の下に明暗の線を足す | 首元の色 |
どちらの人も、最初に動かすのは首元です。顔のすぐ下にある面がいちばん印象を左右するからです。違うのは、幼く見える人は首元の形を、ぼやける人は首元の色を動かすところです。
先に見分ける|頬の高さと、2m離れた写真
鏡の前で、正面を向いて口を閉じます。頬をいちばん高く感じる点に人差し指を当て、その指の高さと小鼻の位置を比べてください。指が小鼻より上にあれば、丸さが前に出ている顔です。指が小鼻と同じくらいの高さなら、丸さが横と下に広がっている顔です。
次に、普段よく着る上着を着て、2m離れた位置から胸から上を撮ります。明るい窓を背にせず、窓を横にして撮るのが条件です。写真を見て、あごの線と首の境目が一目で分かるなら「切れている」、背景や服の色と混ざって境目を探す必要があるなら「にじんでいる」と判定します。
| 頬の点 | 写真のあごの線 | 判定 |
|---|---|---|
| 小鼻より上 | 切れている | 幼く見える側 |
| 小鼻と同じ | にじんでいる | ぼやける側 |
| 小鼻より上 | にじんでいる | どちらとも取れる |
| 小鼻と同じ | 切れている | どちらとも取れる |
下の2行に入った人は、後半の「どちらとも取れる人」の章から読んでください。
幼く見える人|重なっている丸い要素を数える
幼く見える人は、顔そのものではなく、顔と服の丸さが重なっていることが原因です。服を着て鏡の前に立ち、顔の下20cmの範囲にある丸い要素を数えます。数えるのは、丸襟・リボンやフリル・丸いボタン・水玉や小花の柄・淡い色・ふくらんだ袖山の6つです。
この6つのうち3つ以上が重なっていると、40代でも服の側で幼さが足されます。2つまでなら、顔の丸さのやわらかさとして受け取られます。直すときは、6つのうちどれか1つを外すだけで構いません。全部を直線に置き換えると、今度は顔と服が別々に見えて、服だけが浮きます。
外す順番は、首元の形、柄、色の順です。首元の形がいちばん顔に近く、外したときの変化が大きいからです。
幼く見える人の首元|丸襟を外して浅いV
首元の形を変えるなら、浅いVネックかボートネックにします。Vの深さは、鎖骨のくぼみからこぶし1つ下までが目安です。それより深いと、顔の丸さとVの鋭さの差が大きくなって、首元だけが大人びて見えます。
ボートネックは、横に開いた線が頬の丸さを受け止めるので、丸さを消さずに落ち着かせたい人に向きます。開きの幅は、左右の肩先から指3本ぶん内側に縁が来るくらいにします。広すぎると肩が出すぎて、秋冬の厚手の上着と合わなくなります。
タートルネックは、幼く見える人には少し難しい形です。首が隠れると顔の丸さだけが残るので、着るなら折り返しの浅いものにして、上着の前を開けて縦の線を足してください。
幼く見える人の色と柄|淡い色は下に回す
色は、顔の近くを中間の濃さにします。目安は、自分の髪より明るく、肌よりははっきり暗い色です。生成り・淡いピンク・薄い水色などの淡い色は、スカートやパンツなど顔から離れた場所に回すと、丸さが重ならずに残せます。
柄は、柄の一つひとつの大きさで決めます。水玉や小花のように丸い柄は、一つが親指の爪より小さいと幼さが強く出ます。柄物を顔の近くに置きたいなら、細いストライプや小さな格子など、線でできた柄を選びます。
ぼやける人|顔の輪郭が背景へにじんでいる
ぼやける人は、顔の輪郭と服の境目が溶けていることが原因です。頬の丸さが横と下に広がると、あごの下に影ができにくくなり、首元が顔と同じ明るさだと境目が消えます。これは顔の形の良し悪しではなく、光の当たり方の変化です。
直すのは、顔の下に線を1本引くことです。線といっても、物の線ではなく明暗の差のことです。首元に、顔より一段暗い色か、一段明るい色を置きます。顔と同じ明るさの色を首元に置かないことが、いちばん効きます。
このタイプの人は、20代や30代で「きつく見える」と避けていた濃い色や詰まった襟が、いま合うようになっていることが多いです。手放した服の中に、合うものが戻ってきている可能性があります。
ぼやける人の首元|詰まった襟で輪郭の下に線を引く
首元の形は、詰まった襟が合います。クルーネック、浅いタートル、シャツの襟を閉じて着る形です。首の付け根に襟の縁が来ると、それがあごの下に線を引く役をします。
色は、襟の縁と顔の間に明暗差が出るものを選びます。肌が明るめなら紺・深緑・こげ茶などの濃い色、肌がやや暗めなら白に近い明るい色が、線をはっきり引きます。中間の濃さのベージュや灰色は、ぼやける人には最も溶けやすい色なので、着るなら首元に濃い色か白を一枚はさんでください。
Vネックを着る場合は、中に襟付きのシャツか細いタートルを重ねると、Vの底と首の付け根の2か所に線ができます。
ぼやける人の色|顔の下に一段の明暗差
服全体の色は、上下で明暗差をつけます。上が濃いなら下は明るめ、上が明るいなら下は濃いめ。上下が同じ明るさだと、全身が一つの面になり、顔の輪郭もそれに混ざります。
柄は、幼く見える人と反対に、少し大きめが合います。線の太さが指1本以上の格子や、輪郭のはっきりした柄は、顔の下にもう一本の線を足す役をします。小さすぎる柄は、遠目では無地と同じ中間の色に見えて、ぼやけを強めます。
どちらとも取れる人|会う距離で寄せる側を決める
頬の点と写真の結果が食い違った人は、近くで見ると丸さが前に出て、遠目では輪郭がにじむ人です。この場合、どちらか一方に決め切る必要はありません。人と会うときの距離で、その日の寄せる側を選んでください。
| 予定 | 相手との距離 | 寄せる側 | 首元 |
|---|---|---|---|
| 仕事の打ち合わせ・面談 | 机をはさむ程度 | 幼く見える側 | 浅いV・ボートネック |
| 少人数の食事 | 机をはさむ程度 | 幼く見える側 | 浅いV+中間の濃さ |
| 学校行事・式 | 数m以上 | ぼやける側 | 詰まった襟+濃い色 |
| 写真を撮る予定 | 数m以上 | ぼやける側 | 詰まった襟+明暗差 |
服の色と形は両方の日に使えるものにしておき、首元だけを入れ替えるのがいちばん手間がかかりません。たとえば中間の濃さのニットを一枚決め、近い日は浅いVの一枚で着て、遠い日は中に濃い色のタートルを重ねます。
それでも迷う日は、ぼやける側に寄せてください。近くで少し大人びて見えても違和感は小さいのに対して、遠目でぼやけると、表情まで伝わりにくくなるからです。
素材|起毛とハリ、どちらを顔の近くに置くか
秋冬は素材でも印象が動きます。起毛した素材、たとえばアンゴラ混やモヘア混のふわっとしたニットは、表面がやわらかい光を返すので丸さを強めます。幼く見える人は、起毛を顔から離して、マフラーよりも下の位置に回します。
ぼやける人は、表面に毛足があると輪郭がさらに溶けます。顔の近くには、目の詰まったウールや、ハリのある綿など、表面がなめらかで縁がはっきりする素材を置きます。起毛のコートを着たいときは、中に襟の立つシャツを入れると、なめらかな面が顔の下に一枚できます。
髪の長さで変わること
髪の長さは、首元の効き方を変えます。あごより短い髪の人は、首元がよく見えるので、ここまでの直し方がそのまま効きます。肩につく長さの人は、髪の毛先が首元の線と重なるので、毛先の向きも見てください。
幼く見える人で毛先が内に丸く入っていると、顔のまわりに丸い要素がもう一つ増えます。毛先をまっすぐ下ろすか、外に流すだけで、首元を変えたのと同じくらい印象が動きます。ぼやける人は、髪の色が服の色と近いと境目が消えるので、髪と首元の色をずらしてください。髪の形の詳しい選び方はタヌキ顔に似合う髪型にあります。
手持ちの服で直す
新しく買う前に、手持ちで試せることがあります。
幼く見える人
- 丸襟のブラウスは、上に浅いVのニットを重ねて襟を隠す
- 淡い色のニットは、スカートやパンツに回して、上を中間の濃さにする
- 小花柄のワンピースは、上にハリのある上着を重ねて柄の面積を半分にする
ぼやける人
- ベージュや灰色のニットは、首元に濃い色のタートルか白いシャツの襟をはさむ
- 上下同じ明るさの組み合わせは、どちらか一方を入れ替える
- 起毛のニットは、顔の近くを避けてカーディガンとして前を開けて着る
試着で見る順番
- 試着室を出て、鏡から2歩下がる
- 顔の下20cmに丸い要素がいくつあるか数える(幼く見える人)
- あごの線と服の境目が一目で分かるかを見る(ぼやける人)
- 首元の形か色を一つ変えたものを、もう一枚着て比べる
- 迷ったら、離れて見て輪郭がはっきりする方を選ぶ
大人顔と子供顔のどちらに寄せるか自体で迷っている人は、大人顔と子供顔の中間の見分け方も合わせて使ってください。
よくある問い
- Q. タヌキ顔は40代で似合う服が変わりますか
- 変わる人と変わらない人がいます。頬のいちばん高い点が小鼻より上に残っていて、写真で見ても丸さが前に出ている人は、20代や30代と同じ悩み、つまり幼く見えることがまだ中心です。一方で、頬の高い点が小鼻と同じくらいの高さに来て、遠目の写真で輪郭が背景へにじむ人は、悩みが「ぼやける」側に移っています。後者の人は、以前は避けていた詰まった襟や明暗差のある組み合わせが、かえって合うようになります。どちらに当たるかで、手放す服と残す服が入れ替わります。
- Q. 幼く見えるのも、ぼやけるのも両方当てはまる気がします
- どちらとも取れる人は珍しくありません。近くの鏡では丸さが目立ち、遠目の写真ではぼやけて見える、という人が多いからです。この場合は、人と会う距離で決めてください。机をはさんで話す仕事の日や、少人数の食事の日は近い距離なので、丸い要素を1つ減らす側に寄せます。式や集まりなど、離れて見られる時間が長い日は、顔の下に線を足す側に寄せます。首元だけを日によって変え、服の色と形は共通にしておくと、手持ちを増やさずに両方に対応できます。
- Q. 丸襟やパステルはもう着ないほうがいいですか
- 手放す必要はありません。幼く見える人は、丸襟とパステルを同時に顔の近くに置かないことだけ守れば十分です。丸襟を着るなら色を中間の濃さにする、パステルを着るなら首元を浅いVにする、という具合に、丸い要素と淡い要素のどちらか一方を残します。ぼやける人は、パステルを顔から離して下半身に回すと使い続けられます。丸襟は、襟の縁に濃い色のパイピングがあるものや、中に濃い色の襟を重ねたときに、輪郭の下に線ができて使いやすくなります。
— メグラシ編集部





