タヌキ顔で太って見える|丸さが頬か輪郭かで首元と髪の線を変える

**タヌキ顔で服を着ると顔まわりが大きく見える人は、顔の丸さがどこにあるかで直す場所を変えてください。**頬に丸さがある人は首元を開け、輪郭に丸さがある人は顔の横に縦の線を足します。首が詰まって見える人は、襟の厚みを減らします。
太って見える原因は、体ではなく重なりです。顔の丸さと、服の首元の丸さや厚みが同じ高さに集まると、目がそこをひとかたまりとして見ます。顔と首と肩が一つの丸いかたまりに見えるので、実際より大きく感じるのです。
タヌキ顔に丸い形が似合うのは本当です。似合う形を捨てる必要はなく、丸を置く高さを顔からずらせば、柔らかさを残したまま顔まわりは軽くなります。どれに当てはまるか迷う人は、後半の写真での決め方を使ってください。
結論:丸さの場所で、ずらす場所が変わる
| 丸さの中心 | 直す場所 | 目安 | 避けたいこと |
|---|---|---|---|
| 頬 | 首元の開き | 鎖骨のくぼみから指1〜2本下まで開ける | 詰まった丸首、頬の高さのボリューム |
| 輪郭 | 顔の横の縦線 | 毛先やアクセで縦の流れを1本 | 顔の横幅に毛先をそろえる |
| 首が詰まって見える | 襟の厚み | 襟の厚みは指1本ぶんまで | 厚手のタートルとボリュームのある襟 |
3つが重なっている人もいます。その場合は、全部を一度に直さず、写真で最初に目に入る場所から1つだけ直してください。
なぜタヌキ顔で、顔まわりが大きく見えるのか
タヌキ顔は、頬のいちばん高い位置が小鼻より下にあり、目が丸く、顔全体に丸みがある顔です。顔の中に丸い形がいくつもあるので、服にも丸い形を合わせると調和します。
困るのは、秋冬の服が、顔のすぐ下に丸と厚みを足すことです。詰まった丸首のニット、首に沿う厚いタートル、ふくらんだマフラー。どれも顔と同じ高さに丸いかたまりを作ります。顔の丸さと首元の丸さのあいだに肌が見えないと、顔の輪郭がどこで終わるのかが分からなくなり、顔まわり全体が大きく見えます。
頬の高さを自分で確かめたい人は、タヌキ顔の頬の高さの見分け方を先に見てください。
丸さがどこにあるかを測る
前髪を上げて、正面から真顔の写真を撮ってください。次の3つを順に見ます。
頬に丸さがあるのは、頬の前に向いた面がふっくらしていて、笑っていなくても頬の高い所に光が当たる人です。写真で、頬の光っている点が黒目の下の延長線より外側にあれば、この型です。
輪郭に丸さがあるのは、耳たぶの下からあご先までを指でなぞったとき、角がなく大きな弧を描く人です。顔の横幅が縦の長さの4分の3より広い場合も、この型として扱います。
首が詰まって見えるかどうかは、指で測ります。あご先から鎖骨のくぼみまで、指を横にして重ねてください。3本以下なら、首元に厚みを足すと詰まって見えやすい型です。
| 見る場所 | この型と見る目安 |
|---|---|
| 頬 | 頬の光る点が黒目の下の延長線より外側 |
| 輪郭 | 指が角なく弧を描く。横幅が縦の4分の3より広い |
| 首 | あご先から鎖骨のくぼみまで指3本以下 |
頬に丸さがある人:首元を開けて、顔と服のあいだに肌を見せる
頬に丸さがある人は、顔の下半分にふくらみがあるので、首元の丸が近いと頬から首元まで丸がつながります。首元を開けて、顔と服のあいだに肌の見える面を作ってください。
目安は、鎖骨のくぼみから指1〜2本下まで開いた首元です。丸首でもかまいません。開きが深くなるだけで、首元の丸は頬の丸から離れ、別の形として見えるようになります。浅いVネックやUネックも同じ働きをします。
避けたいのは、頬の高さにボリュームが来る服です。肩の高い位置にフリルのある服、首に沿って立ち上がる襟、大きなリボンタイ。どれも頬の真横か真下に丸を足すので、ふくらみが強調されます。甘さを足したい日は、袖口や裾など、顔から離れた所に回してください。
輪郭に丸さがある人:顔の横に縦の線を1本置く
輪郭全体が丸い人は、首元を開けるだけでは、顔の横幅はそのまま残ります。顔の外側に縦の線を1本置いて、目の動きを上下に向けてください。
使いやすいのは、毛先、長めのピアス、前を開けて着るカーディガンやコートの打ち合わせです。どれも顔の横か下に縦の流れを作ります。ピアスやイヤリングは、耳たぶからあご先の高さまで下がる長さが目安です。
避けたいのは、顔の横幅と同じ高さで横に広がるものです。あごの高さで毛先がふくらむボブ、横に長い大ぶりのイヤリング、肩の上で横に広がる襟。顔の輪郭の横線と服の横線がつながって、顔の幅が服の幅まで広がったように見えます。
輪郭の丸さに直線を足す考え方は、たぬき顔の反対に寄せたいときの直線の置き方でも扱っています。
首が詰まって見える人:襟の厚みを指1本ぶんまでにする
首が短めに見える人は、首元に布が重なると、首が見える面がなくなって顔と胴がつながります。丸さの場所に関係なく、首元の布の厚みを減らしてください。
目安は、襟やネックの縁の厚みが指1本ぶんまでです。リブ編みの細い縁のニット、薄手のシャツ襟、厚みの出ない平らなマフラーが向いています。ざっくり編んだタートルネックや、ボアの大きな襟は、指2本以上の厚みが首元に乗るので、首を埋めます。
寒い日にマフラーを使うなら、首にぐるぐる巻くより、首に1回かけて前に垂らす巻き方にしてください。首の前に縦の線ができて、首が埋まりません。
3つが重なっている人:写真で最初に目が行く所から直す
頬にも輪郭にも丸さがあって、首も短め、という人は珍しくありません。この場合、3つを全部直すと、丸い形がすべて消えて、顔の柔らかさと服が離れてしまいます。
全身が入る写真を撮って、画面を見た瞬間に最初に目が行く場所を1つだけ選んでください。
- 首元に目が行く:首元を指1〜2本ぶん開ける
- 顔の横幅に目が行く:顔の横に縦の線を1本足す
- 首と肩のかたまりに目が行く:襟の厚みを指1本ぶんまでにする
1つ直したら、もう一度写真を撮ります。次に目が行く場所が変わっていたら、そこで止めてかまいません。2つ直しても重く見えるときだけ、3つ目に進んでください。
どちらとも取れる人:首元を2種類着比べる
頬と輪郭のどちらに丸さがあるのか、測っても決められない人がいます。その場合は、首元の開きが違う2枚で比べてください。
1枚は鎖骨のくぼみの上で詰まった丸首、もう1枚は鎖骨のくぼみから指2本下まで開いた丸首かVネックです。同じ照明、同じ髪型で、鏡から2m離れて交互に見ます。
- 開いたほうで顔まわりが軽くなる:頬の型として扱う
- どちらも変わらない:輪郭の型として扱い、縦の線を足す
- 開いたほうで首が長く見えるが、顔の幅は変わらない:首の型と輪郭の型の両方として扱う
照明は、窓から自然光が入る昼の時間にしてください。夜の上からの照明では、頬の下に影ができて、実際より頬のふくらみが強く見えます。
髪の毛先は、頬のいちばん高い所を避ける
髪で顔を隠そうとすると、毛先が頬の高さに集まりがちです。頬の高い位置で毛先がふくらむと、髪の丸と頬の丸が重なって、顔まわりがもう一回り大きく見えます。
頬に丸さがある人は、毛先を鎖骨より下まで伸ばすか、あごより上で短く切るかのどちらかにしてください。頬の高さで止まる長さは避けます。
輪郭に丸さがある人は、毛先の位置よりも、髪が顔の横で縦に流れるかを見てください。顔まわりの髪を内側に巻き込むと横に広がります。まっすぐ下ろすか、外側に流すと縦の線になります。
髪型の決め方は、タヌキ顔に似合う髪型でも詳しく書いています。
秋冬のアウターで、首元をどう作るか
秋冬は、ニットの上にコートを重ねるので、首元の布が2枚になります。重ねた状態で首元の詰まりを見てください。
頬に丸さがある人は、コートの襟を立てずに寝かせ、中のニットの開きが見えるようにします。ノーカラーのコートは、首元の肌を見せやすいので向いています。
輪郭に丸さがある人は、前を開けて着て、コートの打ち合わせを縦の線として使います。襟の大きなコートは、顔の横幅とつながるので、襟の幅が顔の横幅の半分より狭いものを選んでください。
首が詰まって見える人は、襟の薄いコートを選び、ボアやファーの襟は外せるなら外します。首元の重なりは、ニット1枚ぶんで止めてください。
タヌキ顔の秋冬の服全体の考え方は、タヌキ顔に似合う服にまとめています。この記事は、その中で顔まわりが大きく見える人の直し方を分けたものです。
写真で確かめるときの撮り方
直したかどうかは、鏡より写真のほうが判断しやすいです。鏡は見慣れた自分の顔を補正して見てしまうからです。
撮るときは、スマートフォンを目の高さに構えて、2m離れて撮ってください。下から撮ると顔の下半分が大きく写り、上から撮ると首が短く写ります。どちらも実際の印象と違うので、判断を誤ります。
直す前と直した後を、同じ場所・同じ時間・同じ距離で撮って、2枚を並べて見比べてください。
まとめ:丸を捨てずに、重なる高さをずらす
- 頬に丸さがある:首元を鎖骨のくぼみから指1〜2本下まで開ける
- 輪郭に丸さがある:顔の横に縦の線を1本足す。横に広がるものは避ける
- 首が詰まって見える:襟の厚みを指1本ぶんまでにする
- 重なっている人は、写真で最初に目が行く場所から1つずつ直す
顔まわりが大きく見えるのは、丸い形が似合わないからではありません。顔の丸さと服の丸さが同じ高さで重なっているだけです。高さを少しずらせば、タヌキ顔の柔らかさはそのまま残ります。
よくある問い
- Q. タヌキ顔には丸首が似合うと聞きましたが、丸首だと顔が大きく見えます
- 丸首そのものではなく、開きの浅さが原因のことが多いです。鎖骨のくぼみより上で詰まった丸首は、顔の丸さと首元の丸が近すぎて、ひとかたまりに見えます。鎖骨のくぼみから指1〜2本下まで開いた丸首なら、丸い形を残したまま首が見えるので、顔まわりが大きく見えにくくなります。
- Q. タートルネックは避けたほうがいいですか
- 首の長さで分かれます。あご先から鎖骨のくぼみまでに指が4本以上入るなら、薄手で折り返しの低いタートルネックは着られます。指3本以下なら、タートルネックは首を埋めて顔と胴がつながって見えやすいので、首元の開いたニットにマフラーを足すほうが向いています。
- Q. 顔まわりを小さく見せるために、髪で頬を隠したほうがいいですか
- 頬を全部覆うと、髪の丸いシルエットが顔に足されて、かえって顔まわりが大きく見えることがあります。隠すより、毛先の位置を頬のいちばん高い所からずらすほうが効きます。丸さが頬にある人は毛先を鎖骨より下へ、輪郭にある人は顔の横に縦の流れができる長さにしてください。
- Q. 体型ではなく顔のせいなのか、自分では区別がつきません
- 首から下を手で隠した写真と、顔を隠した写真を並べて見てください。顔を隠した写真で服の印象が軽いのに、全体の写真で重く見えるなら、原因は顔まわりの重なりです。この記事の直し方は、顔まわりの形の重なりを外すもので、体型を変える話ではありません。
— メグラシ編集部





