骨格と顔タイプでバッグが割れる|大きさは骨格、形の角は顔で決める

**バッグの大きさと素材の張りは骨格で、形の角の丸さと金具は顔タイプで決めてください。**骨格診断が見ているのは体の厚みと骨の太さで、それに釣り合うバッグの量です。顔タイプ診断が見ているのは顔の線と大人っぽさで、それに揃うバッグの線です。2つの診断は、同じバッグの違う部分について言っています。
勧めが割れて見えるのは、たとえば骨格ストレートでキュートの人が「大きめの張りのある革」と「小ぶりで丸い形」を同時に言われたときです。これは「中型で、張りのある革で、角の丸い形」と読み替えれば、矛盾しません。
ただし、どうしても1つを選ぶしかない場面では、バッグが顔から何cm離れるかで優先する診断を決めます。肩に掛けて脇の下より上に来るなら顔、手に持ったり斜めに掛けたりして腰より下に来るなら骨格です。以下、その測り方と、組み合わせごとの答えを書きます。
先に分ける:骨格が決める部分と顔が決める部分
バッグを4つの要素に分けると、どちらの診断の担当かがはっきりします。
| 要素 | 担当 | 見ているもの |
|---|---|---|
| 大きさ・厚み | 骨格 | 体の厚みと骨の太さに対する量 |
| 素材の張り・柔らかさ | 骨格 | 体の表面の質感との釣り合い |
| 形の角の丸さ | 顔 | 顔の線が直線か曲線か |
| 金具・飾りの大きさ | 顔 | 子供顔か大人顔か |
骨格の先生が「大きめ」と言ったのは量の話、顔の先生が「小ぶり」と言ったのは、多くの場合「金具や飾りが小さい」「全体の印象が軽い」という線の話です。言葉が同じ「大きさ」なので食い違って聞こえますが、指している場所が違います。
どちらを優先するか:バッグと顔の距離で決める
それでも、通勤で書類が入る大きさが必要、手持ちのバッグを買い替えずに使いたい、といった理由で、両方を満たせないことがあります。そのときはバッグを持った姿を全身で1枚撮り、バッグのいちばん上の位置を見ます。
- バッグの上端が脇の下より上:顔の近くにあるので、顔タイプを優先する
- 脇の下から腰のあいだ:両方の影響を受ける。素材の張りは骨格、角は顔で折り合う
- 腰より下:体の線の一部として見えるので、骨格を優先する
人の目は、顔の近くにあるものを顔と一緒に見ます。脇の下より上にあるバッグは、顔の線とずれるとすぐ違和感になります。逆に腰より下にあるバッグは、顔から遠いので線のずれは目立ちにくく、体に対する量のほうが目立ちます。
骨格ストレート×曲線の顔(キュート・フェミニンなど)
骨格ストレートは、体に厚みがあり、筋肉の張りを感じさせる体型です。小さく柔らかいバッグは体の量に負けて、体が大きく見えます。顔は曲線なので、角張った箱型は顔とずれます。
選ぶのは、中型で、張りのある革で、角の丸い形です。底の角を見て、指1本ぶん以上の丸みがあれば曲線の顔に揃います。上辺が弧を描く形も合います。
金具は、子供顔のキュートなら小さく丸いもの、大人顔のフェミニンなら少し大きめで曲線のあるものにします。
肩掛けで顔の近くに来るときは、角の丸さをさらに強めてかまいません。腰より下で手に持つときは、角の丸さより張りと大きさを優先します。
骨格ストレート×直線の顔(クール・フレッシュなど)
この組み合わせは、診断の勧めがほぼ揃います。張りのある革で、中型以上、角のある形です。割れにくい組み合わせなので、迷ったら上辺も底もまっすぐな形を選んでください。
子供顔のフレッシュやクールカジュアルは、大きすぎると顔とのあいだで年齢がずれます。持ってみて、バッグの横幅が肩幅の半分を超えたら一回り小さくします。
骨格ウェーブ×直線の顔(クール・フレッシュなど)
骨格ウェーブは、上半身が薄く、重心が下にある体型です。大きく重いバッグは体の下半分に量をためるので、重心がさらに下がって見えます。顔は直線なので、丸い形や柔らかく崩れる形は顔とずれます。
選ぶのは、小ぶりから中くらいで、薄く、角のある形です。素材は柔らかい革でかまいませんが、形が崩れない程度の芯があるものにします。横から見た厚みが手のひら1枚ぶん以下なら、量が出すぎません。
持つ位置は高めにします。肩に掛けて、上端が脇の下に来る長さの持ち手が合います。この位置は顔の近くなので、角は顔に合わせてはっきり立てます。
骨格ウェーブ×曲線の顔(キュート・フェミニンなど)
この組み合わせも勧めが揃います。小ぶりで柔らかく、角の丸い形です。金具や飾りは顔の大人っぽさに合わせます。キュートなら小さな丸い金具、フェミニンなら細いチェーンや揺れる飾りが合います。
迷いやすいのは通勤バッグです。大きさが必要なときは、素材をより柔らかくし、持ち手を短くして高い位置で持ちます。
骨格ナチュラル×曲線の顔(フェミニン・ソフトエレガントなど)
骨格ナチュラルは、骨や関節がしっかりしていて、体の枠が大きい体型です。小さく整ったバッグは骨の太さに負け、持ち物だけが華奢に見えます。顔は曲線なので、角のある箱型は顔とずれます。
選ぶのは、大きめで、布や柔らかい革のくたっとした形です。くたっとした素材は、置いたときに自然と角が丸くなるので、それだけで曲線の顔に揃います。
肩に掛けて顔の近くに来るときは、口の部分にギャザーやドレープが寄る形にすると、顔の曲線とつながります。手に持つときは、大きさを優先して大丈夫です。
骨格ナチュラル×直線の顔(クール・クールカジュアルなど)
勧めがほぼ揃う組み合わせです。大きめで、布や起毛した革、角のある形です。角はくっきり立っていなくても、上辺がまっすぐであれば直線の顔に揃います。
3つが混ざる人:骨格がミックスのとき
骨格診断で「ストレートとウェーブの間」のように2つ言われた人は、上半身の厚みで決めます。
鎖骨の下に手のひらを当てて、胸の厚みを感じる人はストレート寄りなので、張りのある中型。胸の上が平らで鎖骨がよく浮く人はウェーブ寄りなので、小ぶりで柔らかい素材にします。
迷ったら、張りは中くらい、大きさは中くらいにして、角の丸さを顔に合わせます。量の判断を中間にしておけば、線を顔に合わせるだけで外れにくくなります。
顔タイプが中間の人:角は眉で決める
顔タイプが「直線と曲線の中間」と言われた人は、眉の形で決めます。
- 眉山がはっきり折れている:角のある形
- 眉がなだらかな弧を描いている:角の丸い形
- どちらとも言えない:底の角だけ丸く、上辺はまっすぐな形
眉は、顔の線の印象を最も強く左右するパーツです。眉を描き足している人は、描く前の眉で見てください。
秋冬のコートとの合わせで起きること
秋冬はコートを重ねるので、バッグとの関係が変わります。
厚手のコートを着ると、体の量が増えます。骨格ストレートとナチュラルの人は、夏に合っていた大きさでは小さく見えることがあります。ウェーブの人は、コートで量が増えたぶん、バッグはむしろ小さくするほうが釣り合います。
コートの襟が大きいと、肩掛けのバッグの持ち手が襟とぶつかります。このときは斜め掛けに変えるか、手に持つ形にして、バッグを腰の位置まで下げます。下げたぶん、骨格の判断を優先してください。
診断どおりなのに似合わないとき
大きさも角も合わせたのに似合わない人は、次の2つを見ます。
色の明るさ。バッグの色が服より極端に明るいと、バッグだけが前に出て、大きさの判断がずれます。服より少し暗いか、同じくらいの明るさにします。
持ち手の長さ。同じバッグでも、持ち手が長くて腰より下に来ると骨格の判断、短くて脇の下に来ると顔の判断になります。持ち手の長さを変えられるものなら、まず長さで調整してみてください。
診断の結果が真逆に出た人の全体の考え方は、骨格と顔タイプが真逆のときにまとめています。顔タイプだけで見たバッグの形は顔タイプ別のバッグ・靴の選び方で確かめられます。
手持ちのバッグを買い替えずに直す
いま持っているバッグが、診断のどちらかとずれていても、すぐに買い替える必要はありません。持ち方と組み合わせで、ずれを目立たなくできます。
大きさが骨格に合っていないとき。バッグが小さすぎる人は、持つ位置を顔に近づけて、体に対する量の比べ方から外します。肩に掛けて脇の下に来る長さにすると、バッグは体ではなく顔と一緒に見えるので、小ささが目立ちません。バッグが大きすぎる人は、逆に腰より下で手に持ち、コートの裾と重ねて、体の線の一部に溶かします。
角が顔に合っていないとき。角張ったバッグを曲線の顔の人が持つなら、持ち手に柔らかい布のスカーフを1本結ぶと、顔に近い位置に曲線が入ります。丸いバッグを直線の顔の人が持つなら、持ち手をまっすぐな革の持ち手に替えるか、バッグを腰より下に下げて、顔との距離をとります。
素材の張りが骨格に合っていないとき。柔らかいバッグを骨格ストレートの人が持つと、中身が少ない日にくたっと潰れて、体の張りとずれます。中に薄い仕切りや小さなポーチを入れて形を保つと、張りが戻ります。
どれも、今日からできる調整です。次に買い替えるときに、量は骨格、線は顔で選び直してください。
売り場で確かめる手順
- 普段の服装で行き、バッグを実際の持ち方で持つ
- 鏡から2歩下がり、全身を見る
- バッグの上端が脇の下より上か、腰より下かを確かめる
- 上なら角の丸さと金具を顔に照らし、下なら大きさと張りを体に照らす
手持ちのスマートフォンで全身を1枚撮ると、鏡より冷静に判断できます。
まとめ:量は骨格、線は顔
- 大きさ・厚み・素材の張りは骨格で決める
- 角の丸さ・金具・飾りは顔タイプで決める
- 選びきれないときは、バッグの上端が脇の下より上なら顔、腰より下なら骨格を優先する
骨格と顔タイプの勧めが割れて見えても、バッグを「量」と「線」に分けて読めば、多くの場合は1つのバッグで両方を満たせます。
よくある問い
- Q. 骨格ストレートでキュートです。大きい革のバッグと小さい丸いバッグ、どちらを選べばいいですか
- 大きさは骨格に合わせて中くらい以上、形は顔に合わせて角を丸くします。底の角に指1本ぶん以上の丸みがある、張りのある革の中型バッグが両方を満たします。小さい丸いバッグは体の厚みに対して軽すぎ、大きくて角張ったバッグは顔の丸さとずれます。
- Q. 通勤で書類が入る大きさが必要です。骨格ウェーブでも大きいバッグを持てますか
- 持てます。大きさを変えられないときは、素材を柔らかくして、持つ位置を上げます。肩に掛けて脇の下の高さに収まる持ち手の長さにすると、体の下半分にバッグの量がたまらず、重心が下がって見えません。底を薄く、横から見て厚みが手のひら1枚ぶん以下のものにすると、大きくても量が出すぎません。
- Q. 顔タイプが中間でよく分かりません。角はどう決めればいいですか
- 眉の形で決めます。眉山がはっきり折れている人は角のある形、眉がなだらかな弧の人は角の丸い形を選びます。眉を描き足している人は、描く前の眉で見てください。それでも決まらない人は、底の角だけ丸く、上辺はまっすぐな形にすると、どちらに寄っても外れにくくなります。
— メグラシ編集部





