マスタードが似合う人|茶封筒と比べた明るさで置ける場所が決まる

**あなたがマスタードを顔の下に置けるかは、その一枚の明るさと、寄っている方向で決まります。**マスタードは名前ひとつで呼ばれますが、実物の幅は広く、明るいからし色から、茶に近い黄土色まであります。同じ「マスタード」でも、ある一枚は顔の下で頬を明るく見せ、別の一枚は同じ人の頬を沈ませます。
だから、「マスタードが似合う人」を決めるには、先に手持ちの一枚がどこにあるかを決める必要があります。その手順から始めます。
結論:明るさ3段×寄り2方向の6マスで決まる
マスタードは、次の6つのマスに分けられます。4タイプそれぞれが、顔の下にそのまま置けるマスに印をつけました。
| マス | イエベ春 | イエベ秋 | ブルベ夏 | ブルベ冬 |
|---|---|---|---|---|
| からし寄り・橙 | ◎ | ○ | 離す | 離す |
| からし寄り・緑 | ○ | ○ | 離す | 小さく |
| 標準・橙 | ○ | ◎ | 離す | 離す |
| 標準・緑 | 離す | ◎ | 離す | 離す |
| 黄土寄り・橙 | 離す | ◎ | 離す | 離す |
| 黄土寄り・緑 | 離す | ○ | 離す | 離す |
◎は顔の下に広く置けるマス、○は襟元の幅を少し狭くすれば置けるマスです。「離す」は、顔から30cm以上離した場所で着るマス、「小さく」は顔の近くでも面積を小さくすれば使えるマスです。着られない色というマスはありません。
手持ちの一枚の明るさを決める|茶封筒と並べる
明るさは、茶封筒と並べて決めます。事務用のクラフト紙の封筒は、マスタードの標準の明るさにちょうど近い色をしています。
昼間、窓のそばで、封筒とマスタードの一枚を並べてください。**封筒より明るく見えれば「からし寄り」、同じくらいなら「標準」、暗く見えれば「黄土寄り」**です。迷ったら、目を細めて見てください。色みが消えて明るさだけが残るので、どちらが明るいかが分かりやすくなります。
封筒が手元になければ、段ボールの表面でも代わりになります。どちらも、1枚持っておくと他の色を判定するときにも使えます。
寄りを決める|影になった折り目の色を見る
次に、緑に寄っているか、橙に寄っているかを見ます。平らに広げた面では分かりにくいので、布を軽く折って、影になった折り目の色を見てください。
影の部分が緑っぽく沈むなら緑寄り、茶や赤茶っぽく沈むなら橙寄りです。明るい面では同じ黄色に見えても、影では寄りの方向がはっきり出ます。白い紙の上に置いて折り目を見ると、背景の色に引っ張られずに済みます。
緑寄りのマスタードは、オリーブやカーキの側に近く、橙寄りはキャメルやテラコッタの側に近い色です。手持ちにカーキが多い人は緑寄り、キャメルが多い人は橙寄りを選ぶと、合わせる服が自然に揃います。
顔の下で確かめる|顎の下10cm、白と交互に3回
マスの位置が分かったら、顔の下で確かめます。所要は2分ほどです。
- 昼間、窓のそばで、鏡から1m離れて立つ
- マスタードの一枚を、顎の下10cmの位置に当てる
- 次に白いタオルを同じ位置に当てる
- 2と3を交互に3回繰り返す
見るのは、頬の黄み、口元の赤み、目の下の影、白目の白さの4か所です。マスタードのほうで、頬の黄みが増えすぎず、口元の赤みが残り、目の下の影が薄く、白目が白く見えれば、そのマスは顔の下に置けます。3か所以上なら◎、2か所なら○、1か所以下なら「離す」と読んでください。
イエベ春のマスタード|明るい側、橙寄りが本命
イエベ春は、マスタードの中でも明るいからし寄りが得意です。とくに橙寄りのからし色は、頬に明るい黄みを足すので、顔の下に広く置いても軽さが残ります。
外れやすいのは、黄土寄りの深いマスタードです。黄みは合っていても、明るさが下がると顔の軽さが消えます。深いマスタードを着たいなら、ボトムスに回して、トップスは生成りやアイボリーにしてください。
イエベ秋のマスタード|6マスのほぼ全部が使える
イエベ秋は、マスタードをいちばん広く使えるタイプです。標準の明るさなら緑寄りも橙寄りも顔の下に置け、黄土寄りの深いものまで収まります。
イエベ秋で気をつけたいのは、マスタード同士やカーキ、キャメルと重ねたときに、全身が同じ明るさの面になることです。トップスとボトムスの明るさを2段以上離すと、同じ系統の色を重ねても輪郭が残ります。深い緑やこげ茶を相手にすると、マスタードが一段明るく見えて顔まわりが軽くなります。
ブルベ夏のマスタード|顔から30cm離して、2割まで
ブルベ夏は、マスタードを顔の下に置くと、頬の黄みを拾いやすいタイプです。顔の下では「離す」マスが多くなりますが、これは着られないという意味ではありません。
顔から30cm以上離れた場所、たとえば腰から下のスカートやパンツ、足元の靴、手に持つ鞄に置けば、顔の見え方はほとんど動きません。面積は全身の2割以内を目安にしてください。上半身には灰色や淡い青を置くと、マスタードの黄みが浮かずに、差し色として働きます。
ブルベ冬のマスタード|小さく強く、黒か白と
ブルベ冬も、マスタードの黄みを顔の下に広く置くのは得意ではありません。ただ、からし寄りで緑に寄った明るいものは、面積を小さくすれば顔の近くでも使えます。スカーフの柄の一部、ピアスやバッグの持ち手くらいの大きさです。
合わせる相手は、黒か真っ白にしてください。ブルベ冬の強い明暗の中に小さなマスタードが入ると、色が一点で立ちます。反対に、灰色やベージュのような中間の色と合わせると、マスタードの黄みだけが残って、ぼやけた印象になりやすくなります。
面積と距離|顔から何cm、全身の何割まで
「離す」マスを着るときの目安をまとめます。
| 置く場所 | 顔からの距離 | 面積の目安 |
|---|---|---|
| 襟元に何かを挟んだトップス | 挟んだ幅8cm以上 | 上半身の半分まで |
| スカート・パンツ | 30cm以上 | 全身の2割まで |
| 靴・鞄・ベルト | 60cm以上 | 制限なし |
**顔から30cm以上離れると、色が顔に跳ね返る量はごくわずかになります。**そこから下は、パーソナルカラーよりも、全身の配色として釣り合っているかのほうが効きます。
合わせる色|明るさを2段離す
マスタードの相手は、色みより明るさで決めると外れません。明るさを2段以上離した色を1つ置けば、マスタードの色がそのまま出ます。
- 深いマスタード……生成り、明るい灰色、淡いベージュ
- 標準のマスタード……こげ茶、濃紺、深い緑
- 明るいからし寄り……こげ茶、濃紺、チャコール
同じ明るさの茶やカーキと合わせると、境目が消えて1枚の面に見えます。揃えたいときは、ニットとなめらかな布のように素材を変えると、面が2つに分かれます。
3色目を足すなら、マスタードと相手の色のあいだの明るさにある色を、小さな面積で1つだけにしてください。たとえば深いマスタードと生成りの組み合わせに、キャメルの鞄を足す。あいだの明るさの色は、2色をつなぐ役になるので、全身がまとまって見えます。
素材で寄りが動く|起毛は沈み、艶は跳ねる
同じマスタードでも、素材で見え方が一段ずれます。ニットの起毛やスエードのように光を吸う素材は、一段暗く、緑や茶の側へ沈んで見えます。サテンや艶のある素材は、一段明るく、黄色の側へ跳ねて見えます。
起毛のマスタードは、封筒と並べた位置より一段深いマスで判定すると、着たときの見え方に近くなります。艶のある素材は、反対に一段明るいマスで判定してください。
どちらとも取れるとき①|4か所が2対2に割れる
顎の下で確かめたとき、4か所のうち2か所が良く、2か所が悪い。この割れ方は、明るさか寄りのどちらか一方だけが合っているときに起きます。
同じマスタードで、明るさの違うものか、寄りの違うものをもう1枚借りてきて、同じ手順で比べてください。明るさを変えて改善するなら明るさのずれ、寄りを変えて改善するなら寄りのずれです。どちらも手元にないときは、○の扱いにして、襟元の開きを深くし、顔の下に見えるマスタードの幅を狭くして着てください。
どちらとも取れるとき②|9〜10月、日焼けが残っている
秋口は、夏の日焼けが残っていて、顔や首の色が普段より黄みに寄っています。この時期にマスタードを当てると、肌の黄みと色の黄みが重なって、境目が消えたように見えることがあります。
判定がいつもと違うと感じたら、顔ではなく、手首の内側や耳の後ろのような日焼けしていない場所に布を当てて、境目がはっきり分かれるかを見てください。顔での判定は、日焼けが引く11月ごろにもう一度やり直すと、本来の結果に近づきます。
どちらとも取れるとき③|好きなのに「離す」と出た
マスタードが好きなのに、判定では「離す」マスだった。このときは、好きな気持ちを置き場所で叶えてください。
いちばん手軽なのは、腰から下に置くことです。マスタードのスカートやパンツに、自分の側の色のトップスを合わせれば、顔の見え方は自分の側のまま、全身ではマスタードが主役になります。トップスで着たいときは、白や灰色のシャツを中に着て、襟を出してください。挟んだ幅が8cm以上あれば、顔の下はシャツの色で決まります。
もうひとつの方法は、マスを動かすことです。同じマスタードでも、明るさや寄りが違うものを選び直せば、「離す」が「○」に変わることがあります。ブルベの人なら、からし寄りで緑に寄った明るい一枚から試してください。好きな色をあきらめるより、好きな色の中で自分に近いマスを探すほうが、着る回数は増えます。
よくある行き違い
**「黄色が似合わないから、マスタードも無理」。**黄色とマスタードは、明るさも寄りも違う色です。明るく澄んだ黄色が合わなくても、茶に寄った深いマスタードなら顔の下に置ける人はいます。反対に、黄色が得意でも、黄土寄りの深いマスタードでは顔が沈む人もいます。色名ではなく、マスで判断してください。
**「マスタードはイエベ秋の色」。**イエベ秋がいちばん広く使えるのは確かですが、ほかの3タイプにも置けるマスや置き場所があります。表の「離す」は、使えないという意味ではありません。顔から距離を取れば、どのタイプでも差し色として働きます。
**「小物なら何色でも関係ない」。**靴や鞄は顔から離れているので、パーソナルカラーの影響はほとんど受けません。ただし、スカーフやピアスのように顔のそばに来る小物は、面積が小さくても顔に色を返します。顔のそばの小物は、洋服と同じ判定をしてから使ってください。
**「秋にしか着られない色」。**マスタードは秋の売り場で増える色ですが、冬に濃紺や黒と合わせると、暗い装いの中に一点の明るさを足す色になります。春には白と合わせると軽く見えます。季節で変わるのは相手の色で、マスの判定はそのまま使えます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. マスタードとからし色は同じ色ですか
- 重なる範囲が広く、売り場では入れ替えて使われることもあります。あえて分けるなら、からし色は明るく黄に近い側、マスタードはそれより少し深く茶に寄った側を指すことが多い言葉です。ただ、似合うかどうかを決めるのは名前ではなく明るさと寄りの2つなので、茶封筒と並べて位置を決めてしまうほうが確実です。
- Q. ブルベですが、マスタードは着ないほうがいいですか
- 着て構いません。顔の下に置くと頬の黄みを拾いやすい色なので、置き場所を顔から離すのが前提になります。スカートやパンツ、靴や鞄など、顔から30cm以上離れた位置に置き、面積を全身の2割以内にすれば、顔の見え方はほとんど動きません。トップスで着たいときは、襟元に白や灰色を8cm以上挟んでください。
- Q. マスタードに合わせやすい色は何ですか
- 明るさを2段以上離した色がいちばん外れません。深いマスタードなら生成りや明るい灰色、明るいからし寄りならこげ茶や濃紺。同じ明るさの茶やカーキと合わせると境目が消えて1枚の面に見えるので、そろえたいときは素材を変えて差をつけてください。黒と合わせるなら、マスタードの面積を小さくすると色として残ります。
- Q. 秋になるとマスタードが似合わなくなった気がします
- 9月から10月は、夏の日焼けが残っていて、顔と首の色が普段より黄みに寄っています。この時期にマスタードを顔の下に当てると、肌の黄みと色の黄みが重なって境目が消え、似合わないように見えることがあります。判定は手首の内側か、耳の後ろの日焼けしていない場所の色を基準に、日焼けが引いた11月ごろにもう一度やり直してみてください。
— メグラシ編集部





