くすみカラー 肌の色で似合わない|消えるか濁るかで明るさを分ける

**くすみカラーが肌の色のせいで似合わないと感じるとき、まず顔が「消える」のか「濁る」のかを分けてください。**直し方が逆になるからです。
肌が明るい人は、くすみカラーの明るさと肌の明るさが近すぎて、顔と服の境目がぼやけ、顔が服に溶けて消えたように見えています。この場合はくすみカラーを1段深くするか、顔のまわりに濃い線を1本足すと戻ります。
肌が深い色の人は、くすみカラーの灰みが肌の上で混ざって、顔が濁ったように見えています。この場合は灰の少ないくすみを選び、艶のある素材で灰を飛ばすと、くすみカラーのまま顔が明るく見えます。
くすみカラーが似合わない理由を肌以外から分けたいときはくすみカラーが似合わないを、厚い生地のくすみカラーはくすみカラーが似合う人|秋冬の厚い生地でを見てください。この記事は、自分の肌の明るさが原因だと感じている人のためのものです。
結論:明るさを離すのか、灰を減らすのか
肌の色でくすみカラーが似合わないとき、起きていることは次の2つのどちらかです。
| 肌 | 鏡の前で起きていること | 先に変える所 |
|---|---|---|
| 明るい | 服と顔の明るさが近く、境目がぼやけて顔が消える | くすみを1段深く、顔のまわりに濃い線を1本 |
| 深い | 灰みが肌の上で混ざり、顔が濁って見える | 灰の少ないくすみを選び、艶で灰を飛ばす |
| 中間 | どちらも少しずつ出る | くすみの深さを中くらいに置く |
明るい肌の人は「明るさを離す」、深い肌の人は「灰を減らす」と覚えてください。明るい肌の人が灰の少ない色に替えても、明るさが近いままなら顔は消えます。深い肌の人がくすみを深くしても、灰の量が多いままなら、かえって濁りが強くなります。
自分の肌はどちらか、白い紙1枚で分ける
窓際の明るい場所で、コピー用紙のような白い紙を1枚用意してください。照明の下より、昼の自然光のほうがはっきり分かります。
鏡に向かって、白い紙を頬の横に縦に当てます。紙と頬を同時に見て、次のどちらに近いかを決めてください。
- 紙と頬の差が小さく、頬が紙に近い明るさに見える → 明るい肌(消える側)
- 紙と頬の差がはっきりあり、頬が紙より明らかに深く見える → 深い肌(濁る側)
手の甲と手のひらでも確かめられます。手の甲を白い紙の上に置いて、紙との差が小さければ明るい側、差が大きければ深い側です。顔と手で結果が違うときは、顔の結果を優先してください。服が影響するのは顔だからです。
どちらとも決められない人は、後半の「どちらとも取れる中間の肌」の章で決めてください。
明るい肌で消える:くすみと肌の明るさが近すぎる
明るい肌の人がくすみカラーを着て似合わないと感じるのは、多くの場合、淡いくすみカラーを顔の下に置いたときです。淡いくすみピンク、淡いくすみブルー、グレージュなど、明るく灰みのある色です。
これらの色は、明るい肌とほとんど同じ明るさにあります。服と顔の明るさが近いと、首元の境目がぼやけて、顔の輪郭が服に溶けて見えます。人からは「寂しそう」「ぼんやりしている」と言われやすい状態です。
明るい肌の人がくすみカラーを着たとき、よく出る変化は次の3つです。
- 首と服の境目が分かりにくい
- 顔の輪郭がぼやけて、顔が大きく見える
- 唇と頬の色が、服の灰みに引っぱられて薄く見える
1つでも当てはまれば、次の2つの直し方を試してください。服の明るさを離すか、境目に線を足すかです。
明るい肌の直し方:くすみを1段深くする
いちばん早いのは、同じくすみカラーを1段深くすることです。

1段深くするとは、白い紙と並べたときに、紙との差がはっきり見えるくらいの明るさにすることです。淡いくすみピンクならくすんだローズ、淡いくすみブルーならくすんだ青、グレージュならトープ、という具合です。
目安は、服の色が白い紙と黒い紙のちょうど中間か、それより少し明るい程度です。紙と並べて、白の側にくっつくほど明るい色は、明るい肌の人には近すぎます。
深くしすぎると、くすみカラーの穏やかさがなくなり、顔が重く見えます。中間より暗い色に行かないように、紙の上で止めてください。
明るい肌:顔のまわりに濃い線を1本足す
手持ちの淡いくすみカラーを着たいときは、顔と服の境目に線を足します。
首元に、ネイビーやチャコールグレー、深い茶色など、服より明らかに濃い色を1本置いてください。細いストール、シャツの襟、ネックレスのチェーンなどです。濃い線が境目を作り、顔の輪郭がはっきりします。
線の太さは、指1本から2本ぶんくらいで十分です。太すぎると、濃い色の面になって、今度は顔が重く見えます。
もう1つの方法は、髪で線を作ることです。髪の色が濃い人は、首元に髪を下ろすだけで、顔と服の間に濃い線ができます。髪をまとめる日は、ストールか襟で線を足してください。
深い肌で濁る:灰みが肌の上で混ざる
深い肌の人がくすみカラーを着て似合わないと感じるのは、灰みの多いくすみカラーを顔の下に置いたときです。灰を多く混ぜたくすみブルー、グレーに近いくすみグリーン、灰みの強いラベンダーなどです。
これらの色の灰みは、深い肌の色と混ざると、顔の色を濁らせて見せます。肌の黄みや赤みが灰で打ち消されて、顔色が悪く、疲れて見えます。人からは「体調悪い?」と聞かれやすい状態です。
深い肌の人がくすみカラーを着たとき、よく出る変化は次の3つです。
- 頬の血色が消えて、顔が灰色に寄る
- 目の下や口元の影が、灰みと重なって濃く見える
- 肌のつやが消えて、乾いて見える
1つでも当てはまれば、次の2つの直し方を試してください。灰の量を減らすか、艶で灰を飛ばすかです。
深い肌の直し方:灰の少ないくすみを選ぶ
いちばん早いのは、くすみカラーの中でも灰の少ない色を選ぶことです。

灰の少ないくすみカラーとは、黄みや赤みが残っている、温かい側のくすみです。くすんだテラコッタ、くすんだからし色、くすんだオレンジ、くすんだオリーブ、くすんだローズなどが当たります。
見分けるときは、くすみカラーの服を2枚、灰色の紙かグレーの服の上に並べてください。灰色の上で色がはっきり残って見えるほうが、灰の少ない色です。灰色の上で色が消えて、灰色と見分けにくいほうは、灰の多い色です。
深い肌の人は、灰の多い色を顔の下に置かないだけで、くすみカラーの多くが着られるようになります。灰の多い色は、ボトムスや靴など、顔から離れた場所に回してください。
深い肌:艶で灰を飛ばす
手持ちの灰の多いくすみカラーを着たいときは、素材を変えます。
同じ色でも、表面に艶のある素材だと、光が表面で反射して灰みが飛びます。サテン、とろみのあるブラウス、光沢のある細い編みのニットなどです。表面がざらざらしたものや、起毛したものは、光を吸って灰みが強く見えます。
艶のある素材が手元にない日は、首元に艶のある白かアイボリーを挟んでください。艶のあるインナーの襟を首元から1〜2センチ見せるだけで、顔の下に光が足され、灰みが和らぎます。
アクセサリーも使えます。首元に金色の細いネックレスを1本足すと、肌の黄みに合った光が顔の下に入り、灰の濁りが目立たなくなります。
どちらとも取れる中間の肌
白い紙を当てても、紙と頬の差が小さいとも大きいとも言えない人がいます。中間の肌の人は、消える変化と濁る変化が少しずつ出ます。
まず、手持ちのくすみカラーを2枚着比べてください。
- 淡く明るいくすみカラーを1枚(くすみピンクやグレージュなど)
- 灰の多いくすみカラーを1枚(くすみブルーやグレーに近い緑など)
同じ光で、同じ場所で、正面から写真を撮ります。2枚を並べて、どちらがより似合わないかを決めてください。
- 1のほうが似合わない(顔がぼやける) → 明るい肌として直す
- 2のほうが似合わない(顔が濁る) → 深い肌として直す
- 両方とも同じくらい似合わない → くすみの深さを中くらいに置く
中くらいに置く人は、白い紙と黒い紙のちょうど中間の明るさで、灰が少しだけ入った色を選んでください。くすんだローズや、くすんだ青緑などが当たりやすい色です。明るさも灰の量も中間なので、消える変化も濁る変化も出ません。
写真で差が分からない人は、人から言われた言葉で決めてください。「寂しそう」と言われやすい人は明るい肌、「疲れてる?」と言われやすい人は深い肌として直します。
日焼けや季節で肌が変わる人
肌の明るさは、1年の中で変わる人がいます。日に当たる時間が長い季節は深くなり、秋冬に明るく戻る人です。
この人たちは、季節ごとに白い紙の確かめ方をやり直してください。秋の終わりから冬にかけて肌が明るく戻ると、前の季節に似合っていた灰の少ないくすみカラーが、少し重く見えることがあります。その場合は、同じ色を1段明るくするのではなく、顔のまわりに白かアイボリーを挟んでください。
逆に、冬でも外にいる時間が長い人は、肌の深さが変わらないことがあります。季節で変えるかどうかは、紙を当てた結果で決めます。カレンダーで決めないでください。
色ごとに変える所
くすみカラーの中でも、色によって出やすい変化が違います。
| 色 | 明るい肌(消える側) | 深い肌(濁る側) |
|---|---|---|
| くすみピンク | くすんだローズに深める | 赤みの残るものを選ぶ |
| くすみブルー | くすんだ青に深める | 顔から離し、ボトムスに回す |
| くすみグリーン | 深い青緑に寄せる | オリーブ寄りの黄みのあるものに |
| グレージュ | トープに深める | 艶のある素材にする |
| ラベンダー | 藤色に深める | 灰の少ないものを選ぶ |
明るい肌の人は、どの色も「1段深く」、深い肌の人は、どの色も「灰を減らすか、顔から離す」が基本です。表は、その中でどこに寄せればよいかを示しています。
秋冬の厚い生地とコート
秋冬は、くすみカラーのコートやニットが増える季節です。厚い生地は面積が大きく、顔のすぐ下に来るので、肌との釣り合いがはっきり出ます。

明るい肌の人が淡いくすみカラーのコートを着るときは、首元に濃い色のストールかマフラーを巻いてください。コートの大きな面と顔の間に線ができ、顔が消えなくなります。
深い肌の人が灰の多いくすみカラーのコートを着るときは、首元に艶のある白かアイボリーのマフラーを巻くか、中に艶のあるインナーを着て首元から見せてください。コートの灰が顔に映りにくくなります。
ニットは、明るい肌の人なら目の詰まった深い色のもの、深い肌の人なら光沢のある細い編みのものが、くすみカラーを扱いやすくします。
メイクで足す
服を替えずに直したい日は、メイクで釣り合いを戻せます。
明るい肌の人は、眉と目元の線をはっきりさせてください。顔の輪郭が服に溶けているので、眉や目元に線を足すと、顔の形が浮かび上がります。唇も、服より1段はっきりした色にします。
深い肌の人は、頬と唇に温かい色を足してください。灰みで血色が消えているので、頬にオレンジかコーラル寄りの色を、唇には赤みのある色を置くと、顔の色が戻ります。肌のつやを足す下地も、灰みを和らげます。
試着室で確かめる3点
くすみカラーの服を新しく買うときは、試着室で次の3点を確かめてください。
- 白い紙と並べて、紙との差がはっきり見えるか(明るい肌の人は必須)
- 灰色のものの上に置いて、色がはっきり残るか(深い肌の人は必須)
- 鏡に顔を近づけて、首と服の境目が見えるか
自分の側に必須の1つと、3を満たしていれば、そのくすみカラーで顔が消えたり濁ったりすることはほとんどありません。
試着室の照明は、自然光より明るく白いことが多いです。迷ったときは、売り場の窓際か、店の外の光でもう一度顔の近くに当てて確かめてください。
あわせて読みたい
よくある問い
- Q. 色白はくすみカラーが似合わないのですか
- 似合います。外れているのは、くすみカラーの明るさが肌の明るさに近すぎることです。同じくすみカラーを1段深いものにするか、顔のまわりにネイビーやチャコールの線を1本足せば、顔が消えずに着られます。
- Q. 日焼けした肌でくすみカラーを着ると、顔色が悪く見えます
- 灰の量が多すぎることが多いです。くすみカラーの中でも、灰みが少なく黄みか赤みの残る色、たとえばくすんだテラコッタやくすんだからし色などを選んでください。艶のある素材にすると、灰みが表面の光で飛んで、さらに濁りにくくなります。
- Q. くすみカラーとパーソナルカラーは関係ありますか
- 関係はありますが、この記事で見ているのは肌の明るさと灰の量の2つだけです。パーソナルカラーの季節が分かっている人は、その季節の中で、この記事の明るさと灰の量の調整を重ねてください。季節が分からなくても、白い紙1枚で直し方は決まります。
- Q. くすみカラーの服をたくさん持っていて、買い替えられません
- 顔のまわりだけを直してください。消える側の人は、首元にネイビーやチャコールのストールを1本足します。濁る側の人は、首元に艶のある白かアイボリーを挟みます。服を替えなくても、顔のすぐ下が変わるだけで見え方は大きく変わります。
— メグラシ編集部





