長さ出しのやり方|爪の先から何mm足すかで、チップかジェルかを決める

**人差し指を目の高さに上げて、手のひら側から見てください。**指の腹の先から、爪はいま何mm出ていますか。そして、あと何mm伸ばしたいですか。
爪の長さ出しのやり方を調べると、チップ、フォーム、ジェルといろいろな名前が出てきて、どれを選べばいいか迷います。けれど、やり方を決めるのは名前ではなく、足したい長さです。2mmなのか、5mmなのか、それとも形を自由に作りたいのか。長さが決まれば、やり方は自然に1つに絞れます。
ライトで固めるジェルの基本の塗り方はセルフジェルネイルのやり方に、マニキュアの塗り方はセルフネイルのやり方にまとめてあります。この記事は、自爪より長くするときの判断と手順だけを扱います。
結論:足す長さで、やり方が3つに分かれる
長さ出しのやり方は、足す長さで次のように分かれます。
| 足す長さ | やり方 | 自分でやるときの難しさ |
|---|---|---|
| 2mmまで | ジェルを重ねて、先を少しだけ延ばす | やさしい |
| 3mm〜8mmほど | チップを付けて、ジェルで覆う | ふつう |
| 形を自由に作りたい/8mmを超える | フォームを敷いて、ジェルで伸ばす | 慣れが要る |
自分でやるなら、まずは3〜5mmをチップで足すところから始めるのが進めやすい道です。チップが形と長さを決めてくれるので、左右の手で長さをそろえやすくなります。
先に測る|指の腹の先から、いま何mm出ているか
長さ出しの長さは、爪の根元からではなく、指の腹の先から測ってください。手のひら側から見て、指の腹のいちばん先から、爪の先端までの長さです。
定規を指の腹の先に当てて、爪の先までを読みます。多くの人は、自爪のままだと0〜2mmほどです。ここに何mm足すかで、仕上がりの長さが決まります。
測る指は、人差し指と中指の2本で十分です。親指と小指は長さの見え方が違うので、人差し指と中指の長さを決めてから、ほかの指はそれに合わせて見た目でそろえます。
暮らしの側から、上限の長さを決める
足したい長さを決める前に、上限を決めておきます。上限は好みではなく、暮らしの側から出てきます。
| 手の使い方 | 指の腹の先からの上限の目安 |
|---|---|
| キーボードを1日に何時間も打つ | 3mm |
| 家事で水や洗剤に触れる時間が長い | 3mm |
| 小さな子どもの世話をする | 2〜3mm |
| 手を使う作業が少ない時期 | 5mm前後 |
| 行事や写真のために短期間だけ | 5mmを超えてもよい |
3mmを超えると、キーボードを指の腹ではなく爪の先で打つ感覚になり、物をつまむときにも爪の先が先に当たります。**当たる回数が増えるほど、欠けたり引っかかったりしやすくなります。**毎日の手の使い方が変わらないなら、上限を超えて伸ばしても、数日で欠けて短くなってしまいます。
上限と足したい長さのうち、短いほうが、あなたの仕上がりの長さです。
やり方①|2mmまでなら、ジェルを重ねて延ばす
足す長さが2mmまでなら、チップもフォームも使わず、ジェルを重ねて先を少しだけ延ばします。
手順は、ふだんのジェルネイルとほとんど同じです。ベースを塗ったあと、先端に向かって少し厚めにジェルを置き、爪の先から1〜2mmはみ出すように筆で形を整えて固めます。これを2回ほど重ねると、先が少しだけ長くなります。
このやり方で延ばせるのは、自爪の先から2mmくらいまでです。それ以上延ばそうとすると、はみ出した部分の下に支えがないので、固める前にジェルが垂れて形が崩れます。2mmを超えたいときは、次のチップに進んでください。
やり方②|3mmより先は、チップを付けてジェルで覆う
足す長さが3mmより先なら、チップを使います。自分でやるとき、いちばん進めやすいやり方です。
- 自爪の表面を軽く整えて、油分を拭き取る
- 爪の横幅に合う大きさのチップを選ぶ
- チップを自爪に付ける
- チップの先を、決めた長さで切る
- やすりで形を整え、つなぎ目の段差をなだらかにする
- ジェルを重ねて、いちばん厚い場所を作り、固める
チップには、爪の先だけに付ける短いものと、爪全体を覆うものがあります。爪の先だけに付けるチップは、つなぎ目の段差をなだらかにする手間がかかるかわりに、自爪の形を活かせます。爪全体を覆うチップは、段差の処理が少なくて済むので、初めてのときに進めやすい形です。
チップの大きさの合わせ方|爪の横幅に合わせる
チップの大きさは、爪の横幅で選びます。長さはあとで切れるので、大きさで見るのは横幅だけです。
チップを爪に当てて、爪の左右の端に、チップの左右の端がぴったり重なるものを選んでください。迷ったら、1サイズ大きいほうを選んで、はみ出した横をやすりで削ります。小さいチップは、爪の横に自爪がはみ出して、そこから浮きやすくなります。
チップを当てたとき、チップの反りと爪の反りが合っているかも見てください。爪の真ん中が浮いて、左右の端だけが当たっているなら、反りが合っていません。1サイズ大きいチップのほうが、反りが合うこともあります。
選んだチップは、指ごとに並べておくと、付けるときに迷いません。
つなぎ目を平らにする|指の腹でなぞって分かるか
チップを使うとき、仕上がりを左右するのが、自爪とチップのつなぎ目です。ここに段差が残ると、上に重ねたジェルがそこから浮いてきます。
確かめ方は、指の腹で、爪の根元から先に向かってなぞることです。つなぎ目のところで引っかかりを感じたら、まだ段差が残っています。やすりを爪の表面に寝かせて、つなぎ目の上を軽く往復させてください。引っかかりを感じなくなったら、そこで止めます。
削りすぎると、自爪の表面まで薄くなります。やすりは、つなぎ目のチップ側にだけ当てるようにして、自爪の側には当てないのがこつです。
やり方③|形を自由に作るなら、フォームで伸ばす
フォームは、爪の先の下に敷く台紙です。その上にジェルをのせて固めると、台紙の上に爪の延長ができます。
チップと違って、長さも形も、すべて自分で作るやり方です。先を細くする、左右を少しずつ変える、といった形の自由があります。そのかわり、左右の手で同じ形にすること、厚みを均一にすることを、すべて自分の手で作る必要があります。
フォームを敷くときは、自爪の先とフォームのあいだにすき間ができないよう、爪の下にぴったり沿わせてください。すき間があると、そこにジェルが流れ込んで、固めたあとに裏側に段差が残ります。自分でやるなら、まず1本だけ試して、形がそろうかを見てから10本に進むと、やり直しが少なくて済みます。
形は、足す長さで選ぶ
長さを出すときの形は、足す長さで向き不向きがあります。
- 四角い形……先の角が当たりやすい。3mmまでの短い長さ出しで、角を少し丸めて使う
- 丸い形(先が楕円)……当たったときの力が分散しやすい。3〜5mmでいちばん暮らしやすい
- 先が細い形……長さが映える。5mmを超える長さで、指が長く見える
キーボードや家事で手を使う日が多いなら、長さにかかわらず、先が丸い形が欠けにくく落ち着きます。先が細い形は、長さがあるほど美しく見えますが、先端が細いぶん、物に当たると欠けやすくなります。
折れにくさを決めるのは、いちばん厚い場所の位置
長さを出した爪が折れるかどうかは、長さよりも、いちばん厚い場所がどこにあるかで決まります。
長く伸ばした爪は、物に当たったとき、爪が指から離れて浮き始める位置に力が集まります。その位置の少し手前がいちばん厚くなるように、ジェルを重ねてください。横から見て、爪の根元から先に向かってゆるやかに厚くなり、指から離れる位置の少し手前で頂上を作り、そこから先に向かって薄くなる形です。
横から見て、先のほうがいちばん厚い形になっていたら、厚みの位置がずれています。重さが先に集まって、指から離れる位置で折れやすくなります。固める前に、指を横に向けて厚みの頂上を確かめる習慣をつけてください。
秋冬に長さを出す日の注意
秋から冬は、長さを出した爪が引っかかる場面が増えます。
ニットを着るとき、脱ぐとき、長い爪の先が編み目に入って、糸を引き出してしまうことがあります。首まわりの詰まったニットは、指をすぼめて袖から通すようにすると、爪の先が編み目に触れにくくなります。
手袋は、指先の形が爪の長さに合っていないと、はめるたびに爪の先に力がかかります。長さを出した日は、指先にゆとりのある手袋を選んでください。コートのポケットに手を入れるときや、ファスナーを上げ下げするときも、爪の先で引っかけないよう、指の腹で扱います。
どちらとも取れるとき①|長くしたいけれど、仕事で手を使う
長くしたい気持ちと、仕事で手を使う毎日。この2つがぶつかるときは、長さと形を分けて考えてください。
長さは、仕事の側の上限に合わせて3mmまでにします。そのかわり、形を先が丸い形にして、色や飾りで見た目を変えます。3mmの長さでも、先が丸くそろっていれば、手元は十分に整って見えます。
休みの前や行事の前だけ長くしたいなら、チップのやり方で5mmに足して、行事が終わったら外す、という使い方もあります。短期間と決めておけば、暮らしの上限を気にせずに長さを楽しめます。
どちらとも取れるとき②|1本だけ折れた・欠けた
10本のうち1本だけ折れたり欠けたりして、そこだけ短くなってしまった。長さ出しを調べる人の中には、このために探している人も少なくありません。
この日は、その1本だけチップで長さを足して、ほかの9本にそろえます。折れた爪の先をやすりで整えてから、ほかの指の長さに合うようにチップを切って付けます。色を塗るなら、10本同じ色にすれば、どの1本に長さを足したかは分かりません。
ほかの9本より少し短めにそろえておくと、足した1本に力がかかりにくく、長持ちします。
どちらとも取れるとき③|マニキュアでも長さは出せるか
マニキュアだけで長さを出すことは、ほとんどできません。マニキュアは、爪の表面に色を塗るためのもので、支えのないところに形を作るほどの硬さがないからです。
マニキュアで仕上げたい日は、チップを使ってください。チップを付けて長さを決めたら、その上にマニキュアを塗ります。ライトで固めるジェルを持っていなくても、チップの長さ出しはできます。そのかわり、ジェルで覆った長さ出しより持ちは短くなるので、数日から1週間ほどで付け直すつもりでいてください。
外すときは、剥がさずに削ってから
長さを出した爪を外すときは、剥がさないことがいちばん大事です。
表面のジェルをやすりで削って薄くしてから、専用のリムーバーを含ませた綿を爪にのせて包み、時間をおきます。やわらかくなったら、へらでやさしく押し出してください。チップは、先に長さを切ってから削ると、早く薄くなります。
無理に剥がすと、自爪の表面が一緒に剥がれて薄くなります。薄くなった自爪には、次の長さ出しがしにくくなります。外したあとは、しばらく何も付けずに、爪の表面を休ませる期間を取ってください。
よくある行き違い
**「やり方を先に決めた」。**チップかフォームかは、足す長さで決まります。先に何mm足すかを決めれば、やり方は自然に絞れます。
**「長いほど折れやすい」。**折れやすさを決めるのは、長さよりいちばん厚い場所の位置です。指から離れる少し手前を厚くすれば、長くても折れにくくなります。
**「チップは小さめのほうがきれい」。**小さいチップは、爪の横に自爪がはみ出して、そこから浮きます。迷ったら大きいほうを選んで削ってください。
**「外すときは、端から剥がせば早い」。**自爪の表面が一緒に剥がれます。削ってから溶かして外してください。
装いに活かすなら
爪の長さ出しは、やり方の名前より先に、指の腹の先から何mm足すかを決めることから始まります。暮らしの側から上限を出し、足したい長さと比べて、短いほうを仕上がりの長さにする。長さが決まれば、ジェルかチップかフォームかは、表の1行で決まります。
秋から冬は、ニットや手袋で手元が隠れる時間が長い一方、袖口から見える爪先はよく目に入ります。長さを出した爪に合わせる色は秋冬のネイルの色の選び方も合わせて見てみてください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 長さ出しは、自分でもできますか
- 足す長さが3〜5mmくらいまでなら、チップを付けてジェルで覆うやり方が、自分でもいちばん進めやすい方法です。チップが形を決めてくれるので、長さと形をそろえやすく、つなぎ目の段差をやすりでなだらかにすれば、あとはジェルを重ねるだけです。フォームで伸ばすやり方は、形を自由に作れる一方で、左右の対称や厚みの配分を自分で作る必要があり、慣れるまで時間がかかります。
- Q. 何mmまで伸ばしても大丈夫ですか
- 暮らしの側から決めてください。キーボードを長く打つ、家事で水や洗剤に触れる時間が長い、小さな子どもの世話をする、といった日が多いなら、指の腹の先から3mmまでが目安です。それより長くすると、爪の先で物に当たる場面が増えて、欠けたり引っかかったりしやすくなります。手を使う場面が少ない時期なら、5mm前後まで伸ばしても暮らしやすさはあまり変わりません。
- Q. チップのつなぎ目が浮いてきます。どうすればいいですか
- つなぎ目の段差が残っているか、自爪の表面の油分が残っていることが多いです。チップを付けたあと、つなぎ目を指の腹でなぞって、引っかかりを感じなくなるまでやすりでなだらかにしてください。付ける前には、自爪の表面を軽く整えて、油分を拭き取っておきます。段差の上にジェルを重ねると、その段差のところから浮きやすくなります。
- Q. 長さ出しをした爪は、どうやって外せばいいですか
- 剥がさずに、削ってから溶かして外してください。表面のジェルをやすりで削って薄くしてから、専用のリムーバーを含ませた綿を爪にのせて包み、時間をおいてやわらかくなったものを、へらでやさしく押し出します。チップは、先に長さを切ってから削ると早く薄くなります。無理に剥がすと、自爪の表面が一緒に剥がれて薄くなり、次の長さ出しがしにくくなります。
— メグラシ編集部





