水着の上に着るTシャツ|水に入るなら、濡らして量った重さで選ぶ

**キッチンのはかりを出して、手持ちのTシャツを1枚載せてみてください。**次に、そのTシャツを水に浸けて固く絞り、もう一度載せます。重さは何倍になりましたか。
水着の上にTシャツを着たいとき、迷うのは形ではありません。そのTシャツのまま水に入るのか、水の外だけで着るのかです。水に入るなら、濡れたときの重さで向くかどうかが決まります。水の外だけなら、着丈と首のあきで選べます。
秋から冬は、屋内のプールや温水のレジャー施設、水着で入る温泉、冬休みに出かける南の島と、水着を着る場面がまた増えてきます。前を開けられる形や巻く形まで含めた、水着の上に着るもの全体の選び方は水着の上に着るやつに分けてあります。この記事は、Tシャツ1枚に絞って話を進めます。
結論:水に入るTシャツと、水の外だけのTシャツは別物
同じTシャツでも、水に入るか入らないかで、見るところがまったく違います。
| 使い方 | 先に見るところ | 目安 |
|---|---|---|
| 着たまま水に入る | 濡らして絞った重さ | 乾いたときの1.5倍以内 |
| 着たまま水に入る | 着丈 | 腰骨から下に5cmまで |
| 水の外だけで着る | 着丈 | 腰骨から下に15〜20cm |
| 水の外だけで着る | 首のあき | 鎖骨のくぼみから指2本まで |
水に入るつもりのTシャツは、重さで選ぶ。水の外だけのTシャツは、隠れる範囲で選ぶ。この2つを混ぜないことが、いちばんの近道です。
先に確かめる|その施設で、Tシャツのまま水に入っていいか
水に入るつもりなら、服を選ぶ前に、行き先の決まりを確かめてください。
屋内のプールや温水の施設では、水の中で着てよいものを決めているところがあります。**水着用の生地のものに限っている施設は少なくありません。**綿のTシャツで入るのを断っている施設もあれば、水着用の生地で作られた、Tシャツの形の上着なら構わない施設もあります。
確かめ方は、施設の案内の「水着」「着衣」の項目を見るのが確かです。書いていないときは、電話で「水着の上にTシャツの形のものを着て入ってもいいか」「生地の決まりはあるか」の2つを聞いてください。
決まりで入れないと分かったら、そのTシャツは水の外だけで着るものとして選び直します。水に入るあいだは脱いで、プールサイドの荷物置き場に置くことになります。
量る①|濡らして絞った重さが、乾いたときの何倍か
水に入るTシャツを選ぶなら、濡れたときの重さを量ってください。家のキッチンのはかりで、5分あれば終わります。
- 乾いたTシャツを、はかりに載せて重さを書き留める
- 洗面器の水に1分浸けて、両手で固く絞る
- もう一度はかりに載せて、乾いたときの重さで割る
| 絞ったあとの重さ | 水の中での様子 | 向く使い方 |
|---|---|---|
| 1.5倍以内 | 軽く、体から離れやすい | そのまま水に入れる |
| 1.5〜2倍 | 少し重く、張りつく | 水の中で過ごす時間が短い日だけ |
| 2倍を超える | 重く、体に張りついて冷たい | 水の外だけで着る |
綿の多いTシャツは、2倍を超えることがよくあります。水を吸った布は重くなり、腕を動かすたびに体に張りついて、泳ぐどころか歩くのも重く感じます。2倍を超えたTシャツは、水に入るときは脱ぐものと決めてしまってください。
水着用の生地や、汗を吸ってすぐ乾く運動用の生地は、1.5倍以内に収まることが多いものです。量ってみると、同じ白いTシャツでも倍近く違うことがあります。
量る②|着丈は、腰骨から下に何cmか
Tシャツを着て、裾の位置を見てください。腰の横にある骨の出っぱり、腰骨から下に何cmで裾が止まっているかを測ります。
水に入るなら、腰骨から下に5cmまでが目安です。それより長いと、水の中で裾が浮き上がってきて、胸のあたりまでめくれることがあります。泳ぐときには裾が脚にまとわりついて、水を蹴るたびに引っぱられます。
水の外だけで着るなら、腰骨から下に15〜20cm。お尻が隠れる丈です。プールサイドで座ったとき、立ち上がったときにも、水着が隠れたままになります。それより長いと、座ったときに裾を踏んで、立つたびに引っぱられます。
手持ちのTシャツが長すぎるときは、裾を片側で結ぶ方法もあります。水の外だけならこれで丈を調整できますが、結び目を作ったまま水に入ると、そこに水がたまって重くなるので、水に入る前にはほどいてください。
量る③|首のあきと、濡れたときの伸び
首のあきは、濡れると広がる方向に動きます。水を含んだ布は重くなって、首元が下に引っぱられるからです。
目安は、鎖骨の間のくぼみから、指2本ぶんまでのあき。乾いた状態でこれより深いあきは、濡れると水着の胸元が見える位置まで下がります。水の外だけで着るなら多少深くても困りませんが、水に入るなら浅めを選んでください。
袖も同じで、濡れると肩から下がって腕にまとわりつきます。水に入るなら、肩の縫い目が肩の骨の上にあって、袖が二の腕の途中で止まる、体に沿う形のほうが動きやすくなります。
白と淡い色は、濡れると透ける側に動く
白や淡い色のTシャツは、乾いているときは透けなくても、濡れると透けて見えることがあります。繊維のすきまの空気が水に置き換わって、光がまっすぐ通るようになるからです。
確かめ方は、霧吹きでTシャツの前身ごろを湿らせて、明るい窓にかざすことです。向こう側の窓枠が見えるなら、水の中では下の水着が透けて見えます。
透けるTシャツでも、下の水着の色をTシャツに近い明るさにしておくと、目立ちにくくなります。白いTシャツの下に濃い色の水着を着ると、濡れたときにいちばんはっきり透けます。Tシャツと水着の明るさの差を小さくするのが、色で選ぶときの手がかりです。
秋冬の屋内プールで着る日
秋から冬に屋内のプールへ出かける日は、Tシャツの使い方がもうひとつ変わります。上がったあとに冷えることです。
屋内のプールは、水の中は温かくても、上がったあとのプールサイドや廊下の空気は乾いています。濡れたTシャツを着たままでいると、生地から水が蒸発するときに体の熱を奪います。重いTシャツほど、長く冷たいままです。
水から上がったら、まずTシャツを脱いでタオルで体を拭き、乾いた一枚を羽織ってから移動してください。水の外で着るTシャツと、水の中で着るTシャツを分けて2枚持っていくと、上がったあとに乾いたほうへ着替えるだけで済みます。屋内プールの行き帰りや冷え方の全体は、屋内プールの服装にまとめてあります。
子どもと入る日|泳がないが、水には入る
水着の上にTシャツを着たい人に多いのが、子どもと一緒に水に入る日です。自分は泳がないけれど、浅いプールで子どもの手を取ったり、しゃがんだりする。
この日は、水に入る時間は長いのに、泳ぐ動きはしません。そのかわり、しゃがむ・立つ・子どもを抱えるが何度も続きます。見るところは、着丈と重さの両方です。
着丈は、しゃがんだときに腰の後ろが出ない長さ。腰骨から下に5cmまでの丈なら、しゃがんでも裾が水に浮かず、背中が出ることもありません。重さは、絞って1.5〜2倍までなら、泳がない日は十分使えます。子どもを抱えるときに布が張りつかないよう、体に沿う形より、少しゆとりのある形のほうが楽です。
冬に南の島へ行く日|日差しの下のTシャツ
冬休みに南の島へ出かける日は、Tシャツが日差しよけの役目も持ちます。冬でも南の島の日差しは強く、水辺では肩と腕の上側に日が当たり続けます。
このときは、袖が二の腕の半分まで届き、首のあきが浅いものが向いています。肩と首の後ろを覆える面積があるほど、1日の終わりの疲れ方が違います。水にも入るなら、重さの目安は同じく1.5倍以内です。
出発する日の空港は冬の寒さなので、Tシャツは現地に着いてから着るものとして、鞄の上のほうに入れておきます。行き帰りの服と現地の気温の読み方は、沖縄の11月の気温の読み方や12月の沖縄の服装も参考になります。
どちらとも取れるとき①|手持ちの綿のTシャツしかない
新しく用意する時間がなく、手持ちは綿のTシャツだけ。この日は、水の外だけで着ると決めてください。
水に入るあいだは脱いで、荷物と一緒に置いておきます。水から上がったら体を拭いてから着ます。こうすれば、綿のTシャツの肌ざわりのよさはそのまま使えて、重く冷たくなることもありません。
どうしても水の中で何か着たいときは、Tシャツではなく、水着の上に重ねる体に沿う上着を水着と一緒に用意するほうが確かです。フィットネス用の水着に袖の付いた形もあるので、フィットネス水着の選び方も見てみてください。
どちらとも取れるとき②|水に入るかどうか、当日まで分からない
子どもの機嫌次第、友だちの誘い次第で、水に入るかどうかが当日まで決まらない。この日は、水に入れる側のTシャツを持っていくと困りません。
重さが1.5倍以内で、着丈が腰骨から下に5cmまでのTシャツは、水の外でもそのまま着られます。お尻が隠れないのが気になるなら、腰に巻く布を1枚足してください。水に入るときは布だけ外せば済みます。
反対に、水の外だけのTシャツしか持っていかずに水に入ることになると、脱いで入るしかありません。入るかもしれない日は、入れる側で準備しておくのが確かです。
どちらとも取れるとき③|体に沿う形か、ゆとりのある形か
水に入るなら体に沿う形、水の外だけならゆとりのある形。基本はこれで分かれます。迷うのは、その中間の使い方をする日です。
泳ぐ時間が長いなら、体に沿う形を選んでください。ゆとりのある形は、水の中で布が膨らんで、泳ぐたびに水を抱えます。
泳がずに水の中で立っている時間が長いなら、少しゆとりのある形のほうが、布が体に張りつかず、上がったあとに脱ぐのも楽です。脱ぎやすさで迷ったら、濡れた腕でかぶって脱げるかを家で一度試してください。濡れた体でTシャツを脱ぐのは、乾いているときよりずっと手間がかかります。
濡れたTシャツの持ち帰りと、帰りの服
濡れたTシャツは、口の閉まる袋に入れて持ち帰ります。水着と一緒の袋に入れる場合は、乾いた着替えとは別の袋にしておきます。
帰ったら、塩素や温泉の成分が残らないよう、早めに水で洗って陰で干してください。量ったときに1.5倍以内だったTシャツは、干してから乾くまでも早いので、翌日また使えます。
秋冬の帰り道は、施設の中より外が冷えています。髪が濡れたまま外に出ることもあるので、首に巻くものと、前を閉じられる上着を1枚、乾いた着替えの袋に入れておいてください。
よくある行き違い
**「Tシャツなら、何でも水着の上に着られる」。**水の外だけならそうですが、水に入るなら重さで向き不向きがはっきり分かれます。綿の多いものは、絞っても重いままです。
**「長いTシャツのほうが隠れて安心」。**水の中では裾が浮いてきて、かえって胸までめくれることがあります。水に入るなら、腰骨から下に5cmまでの丈が落ち着きます。
**「乾いているときに透けなければ大丈夫」。**濡れると透ける側に動きます。白や淡い色は、霧吹きで一度確かめてください。
**「上がってもTシャツを着ていれば冷えない」。**濡れたTシャツは、かえって体を冷やします。上がったら脱いで拭くほうが温かく過ごせます。
装いに活かすなら
水着の上のTシャツは、形や色より先に、そのまま水に入るかどうかで選び方が決まります。入るなら、はかりで重さを量る。入らないなら、着丈と首のあきで隠れる範囲を決める。
秋冬の屋内プールや南の島へ出かける前に、一度だけ手持ちのTシャツを濡らして量ってみてください。数字が1つ分かれば、当日プールサイドで迷う時間がなくなります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 綿のTシャツを水着の上に着て、プールに入ってもいいですか
- まず施設の決まりを確かめてください。水の中で着てよいものを水着用の生地に限っている施設は少なくありません。決まりで許されていても、綿の多いTシャツは水を吸って重くなり、体に張りついて動きにくくなります。絞っても乾いたときの2倍を超える重さになることが多く、プールから上がったあとも冷たいままです。水の外で羽織るだけにして、水に入るときは脱ぐ使い方が向いています。
- Q. 水着の上に着るTシャツは、どのくらいの丈がいいですか
- 水に入るかどうかで変わります。水に入るなら、裾が腰骨から下に5cmくらいまでで止まる丈です。それより長いと、水の中で裾が浮いてきたり、泳ぐときに脚にまとわりついたりします。水の外だけで着るなら、お尻が隠れる、腰骨から下に15〜20cmの丈が落ち着きます。プールサイドで座ったときにも、水着が隠れたままになります。
- Q. 白いTシャツを水着の上に着ても大丈夫ですか
- 濡れると透ける側に動くことを知っておいてください。乾いているときに透けない生地でも、水を含むと光がまっすぐ通るようになり、下の水着の色や形が見えることがあります。白や淡い色のTシャツで水に入るなら、家で一度霧吹きをして、明るい窓にかざしてみてください。下の水着と色の差が大きいほど透けて見えるので、水着の色を白いTシャツに近い明るさにしておくと目立ちにくくなります。
- Q. 冬の屋内プールで、Tシャツを着たまま上がってもいいですか
- 上がったら、まず脱いでタオルで拭くほうが冷えません。屋内のプールは水から上がったあとの空気が乾いていて、濡れたTシャツを着たままだと、生地から水が蒸発するときに体の熱を奪います。脱いで体を拭き、乾いた一枚を羽織ってから移動してください。濡れたTシャツは、口の閉まる袋に入れて持ち帰ります。
— メグラシ編集部





