韓国旅行の服装 2泊3日|秋冬の荷物は、歩く日の数で枚数を決める

**旅行の予定表を開いて、3日のうち「長く歩く日」が何日あるか、数えてみてください。**市場や街歩きで半日以上外を歩く日、屋内で買い物や食事が中心の日、空港と移動で終わる日。それぞれ何日ありましたか。
2泊3日の韓国旅行の服は、気温だけでは決まりません。**予定表から、長く歩く日・屋内の日・移動の日を先に数えて、その数で枚数を決めます。**秋冬は服に厚みがあるぶん、1枚多いか少ないかで荷物の大きさが大きく変わるからです。
月ごとの気温の目安は、韓国旅行の服装は、日本との気温差と屋内の温度で決まる|月別の目安と持ち物の分け方にまとめてあります。この記事は、その目安を2泊3日の荷物に落とし込む話です。
結論:2泊3日の服は「着ていく1組+上2枚」、上着は1枚で通す
2泊3日の秋冬の韓国旅行なら、服の基本はこの形です。
- 着ていく1組:上・下・上着・靴
- かばんに入れる服:上を2枚。下は替えを1本持つか、持たないか
- 寝るときの服:1組
- 下着と靴下:日数分
上着は、着ていく1枚で3日とも通します。下は、着ていく1本を3日とも使うか、替えを1本だけ持ちます。替えを持つかどうかは、後で書く「長く歩く日」の数で決めます。
この形にすると、かばんに入る服は上2枚と寝る服1組、多くても下1本だけです。秋冬の服は1枚ずつが厚いので、この数でも機内持ち込みのスーツケースの半分ほどを占めます。残りの半分は、帰りの買い物と、気温に合わせて足す薄い1枚のために空けておきます。
予定表から先に数える|歩く日・屋内の日・移動の日
服の枚数を決める前に、3日間を次の3種類に分けてください。
- 長く歩く日:半日以上、外を歩く。市場、街歩き、坂の多い地区、夜の屋台
- 屋内の日:買い物、食事、美容、カフェなど、建物の中にいる時間が長い
- 移動の日:空港への移動と飛行機が中心で、外を歩く時間は短い
2泊3日なら、1日目と3日目の半分は移動の日になることがほとんどです。実際に「長く歩く日」になるのは、2日目だけか、2日目と1日目の午後くらいです。
**長く歩く日が1日なら、下の替えはいりません。**歩いて汗をかいたり、裾が汚れたりするのはその1日だけなので、着ていく下で3日通せます。長く歩く日が2日あるなら、2日目の夜に下を替えられるよう、替えを1本持ちます。
数え方の例を1つ挙げます。1日目は昼に着いてホテルに荷物を置き、夕方から食事に出る。2日目は朝から市場と街歩きで、夜は屋台。3日目は午前に買い物をして、午後の便で帰る。この旅なら、長く歩く日は2日目の1日、屋内の日は1日目の夕方と3日目の午前、移動の日は1日目の昼と3日目の午後です。長く歩く日が1日なので、下の替えはいりません。
一方で、1日目の朝に着いてそのまま街歩き、2日目も一日中外、という旅なら、長く歩く日は2日あります。この場合は、下の替えを1本持ちます。同じ2泊3日でも、到着と出発の時間によって、長く歩く日の数は1日にも2日にもなります。飛行機の時間を先に確かめてから数えると、数え間違いがありません。
屋内の日が多い旅は、上の枚数を増やすより、上の「中」を薄くすることを考えます。秋冬のソウルは、建物の中がしっかり暖められていることが多く、外の寒さに合わせて厚着をしたまま屋内に入ると、暑くて上着もニットも脱ぎたくなります。屋内の日が多いなら、中は薄く、外は上着で調整する組み方にします。
秋冬のソウルは、朝晩が東京より5度前後低い
枚数の次に決めるのは、1枚ずつの厚みです。ここで見るのは、旅行の日の現地の最低気温と最高気温です。
| 時期 | ソウルの朝晩の目安 | 東京と比べた体感 |
|---|---|---|
| 秋の始まり | 最低10度前後 | 東京の秋の深まりに近い |
| 秋の終わり | 最低5度前後 | 東京の冬の始まりに近い |
| 冬の盛り | 最低で氷点下 | 東京の真冬より一段寒い |
朝晩と昼の気温の差が大きいのも、秋冬のソウルの特徴です。晴れた日には、朝と昼で10度近く上がることもあります。朝に寒さに合わせて着込んで出ると、昼には暑くなり、上着もストールも持ち歩くことになります。脱いだものを入れる場所が、かばんの中にあるかを、荷造りの段階で考えておいてください。身の回りのかばんに、たたんだストールと薄いダウンが入るくらいの余裕があれば、朝晩と昼の差にそのまま対応できます。
数字は目安で、年によって前後します。秋の深まりから冬にかけては、朝晩の最低気温が東京より5度前後低い日が多いと覚えておくと、荷造りの判断がしやすくなります。
ただ、昼間の最高気温は、朝晩ほどの差がない日もあります。晴れて風のない昼なら、東京と変わらない体感の日もあります。だから、上着は最低気温で、中に着る服は最高気温で決めます。朝晩の寒さに合わせた上着を着ていけば、昼に暑くなったときは前を開けるか、腕に掛ければ済みます。
旅行の時期が東京の何月ごろにあたるかを細かく見たいときは、韓国旅行の服装 10月|ソウルは東京より3〜4週間早く冷えるで、東京との季節のずれとして書いています。冬の旅なら韓国旅行の服装 冬|ソウルの氷点下は、歩く時間と足元から組むを先に見てください。
上着は1枚で通す|機内・街・ホテルでの扱い方
上着を1枚で通すと決めたら、その1枚は次の3つの場面で困らないものを選びます。
- 機内:脱いでひざに掛けるか、座席の上の棚に入れる。かさばりすぎないか
- 街:朝晩の最低気温で寒くないか。前を開けて歩ける形か
- ホテル:部屋で掛けておけるか。翌朝しわが気にならないか
秋の始まりなら、薄手のトレンチやジャケットで足ります。秋の終わりなら、ウールの短めのコートか、中綿の入った上着。冬の盛りなら、腰まで隠れる丈のダウンです。
**上着の替えは、2泊3日なら持たないでください。**上着は肌に直接触れないので、3日続けて着ても汚れや匂いが気になりにくいものです。替えを1枚持つと、それだけでスーツケースの3分の1ほどが埋まります。
上着の色は、3日間の写真にすべて写る色になります。中に着る服を毎日替えても、上着が同じなら、写真の中の印象は上着の色で決まります。**上着は、暗い色か中くらいの色の、かばんの2枚のどちらとも合う色を選んでください。**明るい色の上着は写真映えしますが、市場や屋台で汚れたときに目立ち、2泊3日の間に替えがききません。
上着の丈も見ておきます。腰が隠れる丈なら、座ったときや階段を上るときに腰まわりが冷えません。秋冬のソウルは地下の通路や駅の階段を上り下りする場面が多いので、裾が長すぎて踏みそうになる丈よりは、ひざより上で止まる丈のほうが動きやすくなります。
気温が読めない時期は、上着を2枚持つのではなく、中に足す薄い1枚を持ちます。薄いダウンやフリースのベストは、丸めると片手に収まり、寒い日には上着の中に、暖かい日にはかばんの中に、と動かせます。
飛行機に乗る日は、上着を着たまま空港まで行き、機内で脱ぎます。機内は暖かいことが多いので、上着の下に着る服は、上着を脱いでも寒くない程度の長袖にしておきます。
中に着る服は、屋内の暖房を基準に選ぶ
かばんに入れる上2枚は、屋内で上着を脱いだときに、1枚で過ごせるものを選びます。
秋冬のソウルの建物の中は、外が寒いぶん暖かく設定されていることが多く、厚手のニットを着ていると、上着を脱いでも汗ばむことがあります。中に着る服は、厚手のニット1枚より、薄手のニットの下にもう1枚という重ね方のほうが、屋内で調整しやすくなります。
- 前を開けられる服:カーディガン、シャツ、前開きのニット。屋内で前を開ければ、脱がずに温度を下げられる
- 首元が詰まりすぎない服:首まで覆うニットは、屋内では暑くなりやすい。外では首にストールを巻けば足りる
- 下に重ねる薄い1枚:長袖の薄いカットソー。外の寒さは上着とストールで受け、屋内ではこの1枚と中の服で過ごす
かばんに入れる上2枚のうち、1枚を前開きのものにしておくと、屋内の暑さにも外の寒さにも対応しやすくなります。
上2枚の素材にも気を配ってください。ウールのニットは、1日着ても匂いがこもりにくく、夜にハンガーに掛けておけば翌日もう一度着られます。綿のカットソーやシャツは汗を吸うぶん、1日で替えたくなります。つまり、肌に直接触れる薄い1枚は日数分に近い枚数が要り、その上に重ねるウールの1枚は2日続けて着ても困りにくい、という違いがあります。肌に触れる側を替え、重ねる側は続けて着ると考えると、上2枚の選び方がはっきりします。
具体的には、かばんに入れる上2枚を「薄い長袖カットソー1枚」と「前開きのウールのカーディガン1枚」にして、着ていく上を「薄い長袖カットソー+ニット」にする組み方が、2泊3日ではいちばん無駄がありません。カットソーは3日で3枚になりますが、薄いのでかさばりません。ニットとカーディガンは日替わりで重ねて、印象を変えます。
小物で温度を調整する|ストール・手袋・帽子
秋冬の短い旅で、服の枚数を増やさずに寒さに対応するには、小物がいちばん効きます。小物は軽く、かさばらず、つけ外しが一瞬で済むからです。
持っていく小物は、気温に合わせて次のように足していきます。
- 最低気温10度前後:薄手のストール1本
- 最低気温5度前後:厚手のストールか、首に巻けるマフラー1本。手袋を1組
- 最低気温0度前後から下:上の2つに加えて、耳まで覆える帽子
**首・手首・耳のうち、覆う場所が1つ増えるごとに、体感は一段暖かくなります。**服を1枚足すより、ストールを1本巻くほうが、荷物は少なく済みます。しかも屋内に入ったら外してかばんに入れられるので、暖房の効いた店の中でも暑くなりません。
ストールは、上着とも中の服とも合う色を1本選んでください。上着が暗い色なら、ストールは中くらいか明るい色にすると、写真に写ったときに顔まわりが明るく見えます。上着が明るい色なら、ストールは同じ系統の少し濃い色にすると、全身がまとまります。
手袋は、スマートフォンを操作できるものだと、地図を見たり写真を撮ったりするたびに外さずに済みます。市場や屋台では、手袋を外して食べ物を手に取る場面も多いので、外しやすく、なくしにくいように、片方ずつではなく2つを留められるものにしておくと安心です。
下は1本を2日使う|色は濃い側、丈は足首まで
下を1本で通すなら、その1本は次の条件で選んでください。
- 色:濃い側。紺、黒、焦げ茶、濃い灰色。屋台や市場で汚れても目立ちにくい
- 丈:足首まで隠れる長さ。秋冬の朝晩は、足首が出ると体感が一段寒くなる
- 素材:しわになりにくいもの。ウール混のパンツやデニムは、1晩掛けておけば翌朝ほぼ戻る
スカートを持っていくなら、厚手のタイツと組み合わせることを前提にします。秋の終わりから冬にかけてのソウルで、タイツなしの素足は、朝晩の寒さに耐えにくくなります。
**長く歩く日が2日あるなら、下の替えを1本だけ持ちます。**替えの1本は、着ていく1本と色の明るさを変えておくと、上が同じでも別の組み合わせに見えて、写真を見返したときも同じ服ばかりに見えません。
靴は履いていく1足、履き慣れたものにする
長く歩く日がある旅では、靴の選び方が服よりも旅の楽しさを左右します。
**履いていく1足は、すでに1日中歩いたことがある、履き慣れたものにしてください。**旅行で初めて新しい靴を履くと、2日目に足が痛くなっても替えがありません。市場や坂の多い地区を歩く日は、1日で2万歩を超えることもあります。
秋冬のソウルで歩く日は、靴底の厚みも見ておきます。朝晩の地面は冷たく、底の薄い靴だと足裏から冷えます。底に1cm以上の厚みがある靴なら、冷えはかなり和らぎます。
2足目を持つのは、次のどちらかのときだけにします。
- 夜に、少しきちんとした場所で食事をする予定がある
- 雨や雪の予報が出ていて、1足が濡れると翌日に履けない
2足目は、平たくたためるものか、かかとのない軽いものにすると、スーツケースを圧迫しません。
靴下も、靴と同じくらい足の疲れを左右します。秋冬の長く歩く日は、薄手のストッキングよりも、少し厚みのある靴下のほうが、足裏の冷えと疲れをやわらげます。履いていく靴に厚めの靴下を合わせて、出発前に一度近所を30分ほど歩いてみてください。靴の中で足がきつくならないか、かかとが浮かないかを確かめておくと、旅先で困りません。
スカートとタイツを合わせる日は、タイツの厚みのぶん靴の中が少し窮屈になります。タイツで歩く予定がある人は、タイツを履いた状態で靴を試しておくと安心です。
寝るときの服と、ホテルの部屋の乾燥
2泊3日の荷物で意外に場所を取るのが、寝るときの服です。秋冬のソウルのホテルは、部屋の暖房がよく効いていて、空気が乾きやすいことが多いと言われます。
寝るときの服は、長袖・長ズボンの薄手の1組にしてください。部屋が暖かいので、厚手の寝間着はいりません。ただ、半袖だと、乾いた空気で肌がかさつきやすくなります。薄手の長袖なら、肌を覆いつつ、暑くなりすぎません。
寝るときの服は、翌朝そのまま部屋の中で過ごせるものにしておくと、朝の支度が楽になります。朝食を部屋の外で取るなら、寝るときの服の上に羽織りを1枚はおれば出られる形だと、着替えの手間が1回減ります。
部屋の乾燥は、服の扱いにも関係します。夜に脱いだ服をハンガーに掛けておくと、乾いた空気でしわが伸びやすく、翌朝にはかなり戻っています。下を1本で2日使うなら、夜のうちにハンガーに掛けておくことで、2日目もきれいな状態で履けます。
洗面所で下着や靴下を手洗いするつもりなら、乾燥した部屋では一晩で乾くことが多いので、枚数を日数より1組減らすこともできます。ただ、乾かなかったときのために、最後の1組だけは必ず乾いたものを残しておいてください。
機内持ち込みに収める|行きは容量の6割まで
2泊3日なら、機内持ち込みのスーツケース1つと、身の回りの小さなかばん1つで足ります。重さの上限は航空会社によって違うので、予約した便の条件を先に確かめてください。
荷物を詰めるときは、次の順にします。
- いちばん重いものを、車輪側の底に入れる:靴、化粧品、充電器
- 服は丸めて、隙間を埋めるように入れる:ニットは丸めるとたたむよりしわになりにくい
- 薄いダウンやフリースは、袋に入れて空気を抜く:体積が半分以下になる
- 最後に、帰りの買い物の場所を空ける:行きは容量の6割まで
**行きにスーツケースがいっぱいだと、帰りの買い物が入りません。**韓国旅行は、服や化粧品、食べ物を買って帰る人が多い旅です。行きの時点で4割を空けておくと、買ったものをそのまま入れて帰れます。
空けた場所がどうしても足りなくなりそうなら、たためる薄い布のかばんを1つ入れておきます。帰りはそれに買ったものを入れて、身の回りの荷物として持ち込みます。
どちらとも取れるとき①|最低気温が5度前後の境目の日
旅行の日の最低気温が5度前後だと、秋の上着で足りるのか、冬の上着が要るのかで迷います。
この境目では、上着を冬の側に寄せるのではなく、秋の上着の中に薄い1枚を足せるようにするのが、荷物を増やさない決め方です。
- 秋の上着(薄手のコートやジャケット)を着ていく
- 薄いダウンかフリースのベストを1枚、丸めてかばんに入れる
- 首に巻けるストールを1本持つ
朝晩に寒ければ、上着の中にダウンを足し、首にストールを巻きます。昼に暖かくなれば、ダウンを脱いでかばんに入れます。この組み合わせなら、最低気温が2〜3度下がっても対応できます。
逆に、最低気温が0度を下回る予報なら、この足し算では追いつきません。そのときは、冬の上着を着ていきます。境目は、予報の最低気温が3度を切るかどうかで見てください。3度以上なら秋の上着に足す、3度未満なら冬の上着、と決めておくと、直前に迷いません。
風が強い予報の日は、同じ気温でも体感が下がります。風の強い日が続く予報なら、境目を1〜2度上げて判断してください。
どちらとも取れるとき②|写真を撮りたい日と、長く歩く日が重なる
旅の中で写真を撮りたい日と、市場や街を長く歩く日が同じ2日目に重なることがよくあります。写真に合う服を着たいけれど、歩きやすさも譲れない。
この場合は、足元と下は歩く日の条件を優先して、上と小物で写真の側に寄せます。
- 靴と下は、歩きやすい履き慣れた1足と、足首まで隠れる1本のまま
- 上は、かばんに入れた2枚のうち、色や形が写真に映えるほうを着る
- ストールや帽子など、顔まわりの小物で印象を変える
写真に写るのは、たいてい上半身か、全身でも遠めです。足元の違いは、写真の中ではほとんど目立ちません。反対に、写真のために歩きにくい靴を履くと、午後には足が痛くなって、写真を撮る余裕もなくなります。
写真に写る上の色は、背景との差で選ぶと失敗が少なくなります。秋のソウルの街並みは、色づいた街路樹や石の壁など、中くらいの明るさの暖かい色が多くなります。その中で写真を撮るなら、上は明るい色か、はっきり暗い色のどちらかにすると、背景から浮き上がって写ります。背景と同じ中くらいの茶色やベージュだと、写真の中で服と背景が溶け合って、顔だけが浮いて見えることがあります。
写真を撮る場所が決まっているなら、その場所に着く直前に、上着を脱ぐか、ストールを替えるか、1か所だけ着替えると決めておきます。歩いている間は歩きやすさを優先し、写真の瞬間だけ寄せる、という分け方です。
どちらとも取れるとき③|ソウル以外の街へ足を延ばす
2泊3日のうち1日を、海沿いの街や地方の都市に使う旅もあります。このときは、その日の気温と風を別に見ます。
海沿いの街は、ソウルより気温が少し高い日もありますが、海風が強く、体感はむしろ寒くなることがあります。海沿いの街へ行く日は、気温よりも風を見て、首と耳を覆えるものを1つ持っていきます。
海沿いの街の秋の服装は、韓国・釜山旅行の服装 秋|気温は東京並み、違うのは海風と坂道で、風と坂道の多さから書いています。
移動に時間がかかる日は、乗り物の中の暖房にも注意します。長い移動で暖かい車内に座ると、上着を着たままでは暑くなります。乗る前に上着を脱いでひざに掛けられるよう、中は前を開けられる服にしておきます。
別の街に行く日は、ソウルより朝が早くなり、帰りが遅くなりがちです。出発が朝の冷え込む時間帯で、帰りも夜になるなら、その日1日は最低気温の中で過ごす時間が長いと考えてください。その日は、ほかの日より1段寒い側に寄せて、上着の中に薄いダウンを最初から着ていくと、移動のたびに脱ぎ着しなくて済みます。
日帰りで別の街に行く日は、荷物をホテルに置いて出かけられます。その日だけは、かばんの中身を最小限にして、薄いダウンとストールだけを持って出ると身軽です。
帰りの服は、行きと同じでいい
荷造りのときに見落としやすいのが、帰りの日の服です。帰りの日のためにきれいな1組を残しておこうとすると、その1組ぶん荷物が増えます。
2泊3日なら、**帰りの日は、行きの日と同じ上着・下・靴で構いません。**替えるのは上の1枚と下着だけです。帰りの日は移動が中心で、人に会う予定もほとんどありません。行きと同じ組み合わせでも、困る場面はまずありません。
帰りの日に気をつけたいのは、服よりも、買ったものの持ち方です。買い物で増えた荷物をスーツケースに入れて、身の回りのかばんには、機内で使うものだけを残します。機内で羽織る上着を脱いだときに、ひざに掛けたり棚に入れたりしやすいよう、上着のポケットの中身も先にかばんに移しておくと、機内での動きが楽になります。
帰りの日の朝は、ホテルを出る前に、部屋のハンガーとクローゼットの中を必ず見てください。夜に掛けておいた服を忘れて帰るのは、短い旅でいちばん多い忘れ物の1つです。
3日間の組み方の例
最後に、秋の終わり(最低気温5度前後)の2泊3日で、2日目が長く歩く日、1日目と3日目が移動と屋内中心の旅を例に、組み方を見てみます。
- 1日目(移動と屋内):ウールの短めのコート、薄手のニットに長袖カットソーを重ねて、濃い色のパンツ。履き慣れた靴。機内ではコートを脱ぐ
- 2日目(長く歩く日):同じコートとパンツに、かばんに入れていた前開きのカーディガンと長袖カットソー。朝晩は薄いダウンをコートの中に足し、ストールを巻く
- 3日目(屋内と移動):同じコートとパンツに、かばんに入れていたもう1枚の上。屋内では前を開け、帰りの機内でコートを脱ぐ
同じ旅が冬の盛り(最低気温が氷点下)なら、組み方は次のように変わります。上着は腰まで隠れるダウンにして、中は薄手のニットに長袖カットソーを重ねたまま。ストールは厚手のものにして、手袋と耳まで覆える帽子を足します。下は裏地のあるパンツか、厚手のタイツを中にはけるゆとりのあるパンツにします。かばんに入れる上2枚は秋の終わりと同じで構いません。冬に変わるのは、上着と小物と下の厚みの3つで、枚数は変わりません。
反対に、秋の始まり(最低気温10度前後)なら、上着は薄手のトレンチかジャケットになり、薄いダウンはかばんから外せます。ストールも薄手の1本で足ります。季節が動いても、枚数の基本は「着ていく1組+上2枚」のままで、変えるのは1枚ずつの厚みだけです。
この例で、かばんに入れた服は、上2枚・薄いダウン1枚・ストール1本・寝る服1組です。下の替えは、長く歩く日が1日だけなので持っていません。
**上2枚は、色の明るさを変えておくと、3日の写真を見返したときに同じ服に見えません。**着ていく上が中くらいの明るさなら、かばんの2枚は明るい1枚と暗い1枚、というように振っておきます。
まとめ:気温より先に、予定表を見る
2泊3日の秋冬の韓国旅行は、次の順で荷造りしてください。
- 予定表から、長く歩く日・屋内の日・移動の日を数える
- 「着ていく1組+上2枚」を基本に、長く歩く日が2日あるときだけ下の替えを足す
- 上着は最低気温で選んで1枚で通し、中の服は屋内の暖房を基準に前を開けられるものにする
- 最低気温が3度以上なら秋の上着に薄い1枚を足し、3度未満なら冬の上着にする
- スーツケースは行きに6割まで。帰りの買い物の場所を空けておく
**枚数を決めるのは、気温ではなく予定です。**気温は1枚ずつの厚みを決め、予定は何枚持つかを決めます。この2つを分けて考えると、秋冬の厚い服でも、機内持ち込みの1つに収まります。
よくある問い
- Q. 2泊3日の韓国旅行、服は何枚持っていけばいいですか
- 着ていく1組に、上を2枚足すのが基本です。下は着ていく1本を3日とも、または替えを1本だけ持つ形で足ります。上着は着ていく1枚で通し、替えは持ちません。下着と靴下は日数分です。これに寝るときの服を1組。合わせると、かばんに入れる服は上2枚・下0〜1本・寝る服1組と、下着類だけになります。秋冬の服は厚みがあるので、この数でもスーツケースの半分ほどを占めます。帰りの買い物のぶんを考えると、行きは容量の6割までに抑えておくと安心です。
- Q. 秋冬のソウルは、東京と比べてどのくらい寒いですか
- 朝晩の最低気温で比べると、秋の深まりから冬にかけては東京より5度前後低い日が多くなります。秋の終わりには、東京で最低気温が10度前後の頃に、ソウルでは5度前後まで下がることがあります。冬の盛りには最低気温が氷点下になる日が続きます。ただし、日中の最高気温の差は朝晩ほど大きくない時期もあり、晴れた昼間は東京と変わらない体感の日もあります。旅行の直前に、現地の最低気温と最高気温を両方見て、上着は最低気温、中に着る服は最高気温で決めてください。
- Q. 上着の替えは持っていかなくて大丈夫ですか
- 2泊3日なら、上着は着ていく1枚で通して困ることはほとんどありません。上着は肌に直接触れないので、3日続けて着ても汚れや匂いが気になりにくいからです。替えを持つと、それだけでスーツケースの3分の1ほどが埋まります。気温が読めないときは、上着を替えるのではなく、中に薄いダウンやフリースを1枚足せるようにしておきます。薄いダウンは丸めると片手に収まるので、寒い日には上着の中に、暖かい日にはかばんの中に、と動かせます。
- Q. 靴は何足持っていけばいいですか
- 履いていく1足で通すのが基本です。2泊3日で長く歩く日が1日以上あるなら、その1足は、すでに1日中歩いたことがある履き慣れたものにしてください。新しい靴を旅行で初めて履くと、2日目に足が痛くなっても替えがありません。2足目を持つのは、夜に食事で少しきちんとした場所へ行く予定があるときか、雨の予報が出ているときだけにします。2足目は、平たくたためるものか、かかとのない軽いものを選ぶと荷物を圧迫しません。
— メグラシ編集部





