お宮参り ママ 冬のワンピース|外で待つ時間と足元の冷えで裏地を選ぶ

冬のお宮参りでワンピースを着るなら、色や丈より先に、当日に屋外で立っている分数を数えてください。
その分数で、裏地のある1枚が要るのか、手持ちの1枚にタイツを足せば済むのかが決まります。ワンピースは上半身にはコートを重ねられますが、脚まわりはスカートの中を風が通るので、冷えるのはたいてい膝から下です。そこを最初に決めておけば、あとの色や形は、手持ちの中からいつもどおりに選べます。
授乳のための前の開きはお宮参り ママ 冬のワンピース|当日の授乳回数で前の開きを決める、上着の丈と色はお宮参りの服装ワンピース 冬|上着は社殿で脱ぐ前提で丈と色を選ぶで扱いました。この記事では、その2本で触れていない脚まわりと足元の冷えだけを見ていきます。
結論:屋外で立つ分数で、3つに分かれる
先に結論を置きます。当日の屋外の時間を合計して、どこに入るかを見てください。
| 屋外に立つ合計 | ワンピース | 足元 |
|---|---|---|
| 15分まで | 手持ちの1枚でよい | 厚手のタイツ1枚 |
| 15〜40分 | 裏地のある1枚か、中に1枚足す | 厚手のタイツか重ね履き |
| 40分を超える | 上半身と脚を分けて考える | 重ね履き+足首まで覆う靴 |
ここで数えるのは「神社にいる時間」ではありません。屋根の無い場所に立っている時間だけです。社殿の中、待合室、車の中は数に入れません。逆に、駐車場から鳥居までの歩き、手水舎、参道での写真、受付の列は、短く見えても全部足します。
数えてみると、思っていたより長い人と、思っていたより短い人に分かれます。どちらだったかで、用意するものがまるで変わります。
まず測る:当日、屋外に立つのは何分か
当日の流れを、屋外と屋内に分けて書き出してください。紙でもスマートフォンのメモでも構いません。
よくある流れは、だいたい次の順です。駐車場か最寄りの駅から鳥居まで歩く。手水舎で手を清める。社務所で受付をする。待合室か社殿の前で呼ばれるのを待つ。祈祷を受ける。社殿の前や鳥居のところで写真を撮る。食事の店か自宅へ移動する。
このうち屋外は、歩く時間、手水舎、受付の列(社務所の窓口が外に面している神社では列も外です)、社殿の前で待つ時間、写真の時間です。それぞれに分数をつけて足します。
分数がわからないところは、次の目安で置いてください。駐車場から鳥居までは、神社の地図で距離を見て、ゆっくり歩く速さとして1分に50メートルほど。赤ちゃんを抱いて歩くので、普段よりかなり遅くなります。受付の列は、土日の午前なら10分、平日なら5分。写真は、家族だけなら10分、出張の撮影を頼んでいるなら20〜30分です。
写真の時間がいちばん読み違えやすいところです。撮る側は「あと1枚」が続きますし、赤ちゃんが泣けばあやしてから撮り直します。撮影を頼んでいる場合は、事前に撮る場所と枚数の目安を聞いておくと、屋外の分数がかなり正確になります。
境目1|屋外15分までなら、手持ちの1枚にタイツで足す
合計が15分までなら、ワンピースは手持ちの1枚で構いません。裏地が無くても、厚手のタイツと膝の下まで届く上着があれば、脚の冷えはたいてい我慢できる範囲に収まります。
この場合に気をつけるのは、ワンピースよりタイツの厚さです。厚さはデニールという数字で書かれていて、数字が大きいほど厚く、肌が透けにくくなります。15分までの屋外なら、60デニール前後でも寒さは気になりにくく、80デニールを超えるとかなり暖かくなります。
ただ、厚くするほど脚の色はタイツの色そのものになります。お宮参りは慶事なので、黒の厚手は重く見えるのが気になる人もいます。その場合は、黒ではなくワンピースの色に近い濃い色(紺のワンピースなら紺、灰色なら濃い灰色)を選んでください。脚とワンピースが同じ色の面でつながるので、黒の厚手より重さが出にくくなります。
15分までの人が、わざわざ裏地付きのワンピースを買い足す必要はありません。冬のお宮参りの服は、着る機会がその日1回で終わることも多いからです。手持ちの1枚で済むなら、それでいちばん困りません。
境目2|15〜40分なら、裏地のある1枚か、中に1枚足す
合計が15分を超えて40分までになると、タイツだけでは膝の裏と太ももの冷えが残ります。スカートの中を風が抜けるからです。
ここで効くのは、スカートの中に1枚あるかどうかです。裏地のあるワンピースなら、その裏地が1枚になります。裏地の無いワンピースなら、中にペチコート(スカートの下に重ねる薄い1枚)を足してください。どちらも外からは見えないので、ワンピースの形はそのままで、風だけを止められます。
確かめ方は簡単です。ワンピースを裏返して、スカート部分に表の布とは別の布が縫い付けてあれば裏地があります。上半身だけに裏地がついていて、スカートは1枚のことも多いので、必ずスカートの部分を見てください。
中に足す1枚は、丈に注意します。ワンピースの裾より3センチ以上短いものを選ぶと、歩いたり、しゃがんだりしても裾から見えません。逆に、ワンピースの裾とほぼ同じ長さのものは、階段を上がるときや、赤ちゃんを抱いて前かがみになったときに裾からのぞきます。
素材は、表のワンピースとこすれて静電気が起きにくいものにしてください。冬は乾燥しているので、表と中の素材の組み合わせによっては、スカートが脚にまとわりつきます。写真で裾が脚の形に沿ってしまうと、気になって何度も直すことになります。
境目3|40分を超えるなら、上半身と脚を分けて考える
合計が40分を超える日は、ワンピース1枚で上から下まで済ませようとしないほうが楽です。上半身は上着、脚はスカートの中とタイツ、足は靴と、場所ごとに冷えを止めるものを分けます。
40分を超えるのは、出張の撮影を頼んでいる日、境内が広くて歩く距離が長い神社、土日の混む時期に受付の列が長くなる日などです。とくに撮影がある日は、撮影の時間だけで30分近くになることがあります。
この日に使える手は3つあります。
1つ目は、タイツの重ね履きです。薄手のタイツの上に厚手を重ねるか、タイツの下に足首まで覆う薄いレギンスを1枚はきます。重ねるなら、内側を薄く、外側を厚くしてください。逆にすると、外側の薄いタイツが内側の厚みで伸びて、伝線しやすくなります。
2つ目は、ひざ掛けです。写真を撮るとき以外の待ち時間に、腰から下に巻いておきます。写真の直前に外して家族に預ければ、写真には写りません。
3つ目は、スカートの中の1枚を厚手にすることです。ペチコートではなく、裏起毛の薄いスカートを中にはく人もいます。ただ厚手になるほどワンピースの形が膨らむので、裾が広がる形のワンピースのときだけにしてください。体に沿う形のワンピースに厚手を重ねると、腰まわりに段がつきます。
足元|タイツの厚さは、肌の透け方で境目を置く
タイツの厚さを数字で選ぶのが難しいときは、肌の透け方で決めてください。お店で見るときも、手持ちを選ぶときも、同じ方法で見られます。
タイツを片手にかぶせて、指を広げてください。指のつけ根で布が伸びた部分の色を見ます。肌の色がはっきり透けるなら30〜40デニール前後、うっすら透けるなら60デニール前後、ほとんど透けないなら80デニール以上です。
慶事らしさを残したいなら「うっすら透ける」までにします。冷えを優先するなら「ほとんど透けない」まで上げてください。脚に肌の色が少し見えると、黒や紺でも重さが和らぎます。
もう1つ見るのは、タイツの色とワンピースの色の差です。ワンピースが明るい色(ベージュ、淡い灰色、明るい水色など)なのに黒の厚手を合わせると、膝から下だけが急に濃くなって、写真では脚が切れて見えます。明るい色のワンピースのときは、肌色に近いタイツを2枚重ねるか、ワンピースより少し濃い同じ系統の色を選ぶと、つながって見えます。
重ね履きで、タイツが下がってくるとき
タイツを2枚重ねると、歩いているうちに外側のタイツが少しずつ下がって、股のあたりに布が溜まることがあります。赤ちゃんを抱いていると直せないうえ、社殿の中で座ったときに気になって落ち着きません。
これを防ぐには、内側と外側で、ウエストのゴムの位置をずらしてください。内側をおへその上まで上げ、外側はそれより2〜3センチ下で止めます。同じ高さで重ねると、2本のゴムが重なって滑りやすくなります。
もう1つは、内側をタイツではなく、足首までのレギンスにする方法です。足の裏が1枚になるので靴の中が窮屈にならず、ひざの裏と太ももだけを二重にできます。社殿で靴を脱いだときも、足先はタイツ1枚なので、見た目は1枚履きと変わりません。前日に重ねた状態で家の中を10分歩いてみて、下がってこないかを確かめておくと、当日の心配が1つ減ります。
靴|玉砂利の上で、かかとが沈まないか
神社の境内は、玉砂利(細かい丸い石)が敷いてあることが多く、細いヒールは石のあいだに沈みます。赤ちゃんを抱いている日は、足元がぐらつくのがいちばん怖いところです。
見るのはかかとの面積です。靴を裏返して、かかとが地面に当たる面が、指2本を並べたくらいの幅があれば、玉砂利の上でも沈みにくくなります。指1本より細いヒールは、どれだけ低くても沈みます。
高さは3センチまでにしてください。抱っこをしていると重心が前に寄るので、かかとが高いとつま先に体重が乗って、前のめりになります。
それから、冬は足の甲が冷えます。甲が大きく開いたパンプスは、タイツ1枚の甲に直接風が当たります。屋外が40分を超える日は、甲が深く覆われる形か、足首まで隠れる短いブーツにしてください。
社殿に上がる神社では、靴を脱ぎます。ひもを結ぶ靴や、ファスナーの長いブーツは、赤ちゃんを抱いたまま脱ぎ履きするのに時間がかかります。誰かに赤ちゃんを預けられないときは、足を入れるだけで履ける形を選んでください。
社殿の中|板の間と畳で、冷えの入り方が違う
祈祷のあいだは屋内ですが、社殿は暖房が弱いか、無いことも多い場所です。屋外の分数には数えませんが、もう1つ別の冷えがあります。
板の間の社殿では、椅子に座るか、正座をします。**冷えは床から足の裏に入ってきます。**靴を脱いでタイツ1枚になった足の裏が、板にじかに触れるからです。厚手のタイツでも、足の裏は薄く織られていることが多いので、ここが冷えます。
畳の社殿は、板の間ほど冷えませんが、正座の時間が長くなります。ワンピースの裾が膝の上で引っ張られて、太ももの冷えが気になります。座ったときに裾が膝より上に上がる丈なら、ひざ掛けを膝の上に置いておくと、冷えも裾の上がりも両方隠せます。
社殿の中の冷えに備えるなら、足の裏に1枚足すのが手っ取り早い方法です。タイツの上から、薄い靴下を1枚はいておきます。社殿に上がるときに脱ぐ靴の中で、靴下は見えません。祈祷が終わって外に出るときに脱いでもいいし、そのまま靴を履いても構いません。
椅子席の社殿で、座ったときに裾が上がる
最近は、板の間に椅子が並んでいる社殿も増えています。正座よりは楽ですが、椅子に座ると、ワンピースの裾は立っているときより膝の上へ上がります。体に沿う形なら5センチ前後、裾の広がる形でも2〜3センチは上がると見ておいてください。
立って膝がちょうど隠れる丈のワンピースは、座ると膝が出ます。その膝に、社殿の床から上がってくる冷えと、扉の開け閉めで入る外の風が当たります。椅子席の社殿で祈祷を受けるなら、膝の上にひざ掛けを1枚置いておくのがいちばん簡単です。祈祷のあいだは写真を撮らない神社が多いので、ひざ掛けが写る心配もほとんどありません。
祈祷のあと、社殿の外で待つ時間
見落としやすいのが、祈祷が終わってから次の予定に移るまでの時間です。授与品を受け取る、ほかの家族が写真を撮り終わるのを待つ、車を回してもらう。社殿を出たあと、外でぼんやり立っている時間が5分、10分と続きます。
社殿の中で体が少し温まったあとなので、出た直後は寒さを感じにくく、そのまま上着の前を開けて立っていると、あとから一気に冷えます。社殿を出るときに、上着の前を閉める、ひざ掛けを巻き直す、の2つだけは先にやっておいてください。この待ち時間も、最初に数えた屋外の分数に入れておくと、準備がずれません。
抱っこする人で、選ぶものが変わる
お宮参りでは、昔からのならわしで、父方の祖母が赤ちゃんを抱くことがあります。最近はママが抱くことも多く、家によって違います。誰が抱くかで、ママの冷え方が変わります。
ママが抱く場合は、赤ちゃんの体温で胸から腹のあたりは温かくなります。その代わり、両手がふさがって上着の前を閉められなかったり、ひざ掛けを押さえられなかったりします。冷えるのは、上着の前が開いた部分と、脚まわりです。ひざ掛けは巻くタイプ(留め具がついていて腰に固定できるもの)にしておくと、手を使わずに済みます。
ママ以外が抱く場合は、ママの手は空きますが、赤ちゃんの体温がないぶん全身が冷えます。とくに写真のあいだは、抱いている人と赤ちゃんの横に立っているだけの時間が長くなります。上着を写真のときに脱ぐかどうかも、先に決めておいてください。写真で上着を着るなら、ワンピースは上着の下からのぞく部分(襟元と裾)だけが写ります。
祝い着(赤ちゃんにかける掛け着)をかけている間は、抱いている人の前面がほとんど隠れます。ママが抱く日は、写真に写るワンピースの面積が小さくなるので、色の選び方より、裾から下の足元のほうが写真に残ります。
どちらとも取れるとき① 15分か40分か読めない
当日の流れを書き出しても、どこに入るかが読めないことがあります。神社に初めて行く、撮影の時間がわからない、混み具合が予想できない。そういうときの決め方です。
基本は長いほうに合わせて準備し、足すものを外せるものにしておくことです。40分を超える前提でタイツを重ね、ひざ掛けを持ち、靴は足首まで覆うものにする。実際には15分で済んだなら、ひざ掛けは使わずに済みますし、重ねたタイツも車の中で1枚脱げます。
逆に、短いほうに合わせて準備すると、長くなったときに足せるものがありません。境内で売っているものはほとんどありませんし、赤ちゃんを抱いて買いに行くこともできません。
ただ、長いほうに合わせるといっても、外せないものは足さないでください。厚手のスカートを中にはくと、途中で暑くなっても脱ぐ場所がありません。重ね履きのタイツ、薄い靴下、ひざ掛け、カイロのように、車の中や社殿のお手洗いで外せるものだけを足します。
もう1つの手は、神社に問い合わせることです。土日の受付の混み具合や、待合室があるかどうかは、社務所に電話すると教えてもらえることが多いです。待合室があれば、受付の列と待ち時間がそのまま屋内になり、屋外の分数はかなり減ります。
上の子が一緒に来る日は、分数を多めに見る
上の子がいる家では、お宮参りの日に上の子も一緒に神社へ行きます。小さな子は、境内の玉砂利で遊び始めたり、鳩を追いかけたり、手水舎の水に手を入れたがったりと、大人だけなら素通りする場所で足を止めます。写真でも、上の子がじっとしてくれるまで撮り直しが続きます。
上の子が一緒の日は、最初に数えた屋外の分数に、10分から15分を足しておくくらいがちょうどです。15分までのつもりだった人は15〜40分の準備に、15〜40分のつもりだった人は40分を超える準備に寄せてください。
もう1つ、上の子を追いかけて急に走ったり、しゃがんで目線を合わせたりする場面が増えます。足元は、かかとの高さより走れるかどうかを優先し、ワンピースはしゃがんだときに裾が地面に着かない丈かを、前日に一度しゃがんで確かめておくと安心です。上の子自身の服装の決め方は、じっとしていられる時間から考える方法が役に立ちます。
どちらとも取れるとき② 裏地なしのお気に入りを着たい
着たいワンピースが決まっていて、それに裏地が無い。屋外の分数は15分を超えそう。この組み合わせはよくあります。
この場合は、ワンピースを替えずに中に1枚足すのがいちばんです。前の段で書いたとおり、ワンピースの裾より3センチ以上短いペチコートを中にはきます。外から見た形は変わりません。
気をつけるのは、そのワンピースが体に沿う形かどうかです。腰から裾までが体に沿う細い形だと、中に1枚足しただけで腰まわりに段が出ることがあります。前日に一度、中に足した状態で着て、鏡の前で横向きになってください。腰から太ももにかけて線が1本でも見えたら、中の1枚をもっと薄いものにするか、中は足さずにタイツの重ね履きで対応します。
裾が広がる形のワンピースなら、中に1枚足しても外からはまずわかりません。少し厚めのものを足しても、形が崩れにくい形です。
それでも寒そうなら、膝の下まで届く上着を選んでください。上着の裾がワンピースの裾より長ければ、脚の上半分は上着が覆ってくれます。写真で上着を脱ぐ予定なら、撮るときだけ脱げば済みます。
どちらとも取れるとき③ 産後の体調で、冷えやすさが自分でわからない
お宮参りは、生後1か月前後に行う家が多く、ママはまだ産後の体が整いきっていない時期です。妊娠前の自分なら平気だった寒さが、今年はわからない、という声はよく聞きます。
わからないときは、ここでも長いほうに合わせるのが安全です。そのうえで、足すものを「途中で外せるもの」にしておけば、暑かったときの失敗はほとんどありません。
もう1つ考えてほしいのは、予定そのものを短くすることです。屋外の分数が40分を超えるのが撮影のせいなら、撮影を社殿の前だけにする、撮る枚数を先に決めておく、という方法もあります。食事の予定があるなら、食事の店への移動を車にして、歩く距離を減らします。服で寒さを止めるより、外にいる時間を減らすほうが効く場面は少なくありません。
体調に不安がある日に、無理をして予定どおりに進める必要はありません。お宮参りの日取りは地域や家によって幅があり、少し暖かくなってから行う家もあります。
写真に写る場所だけ、先に整える
防寒のために足したものが、写真に写るかどうかも決めておくと、当日に慌てません。
写真は、立って撮るなら全身、座って撮るなら膝から上が写ることが多くなります。全身を撮る予定があるなら、タイツの色と靴の色が写真に残ります。ここで、明るい色のワンピースに黒の厚手タイツと黒の靴を合わせていると、写真では膝から下が暗く沈みます。
写真に写るのが気になる人は、撮影のときだけ替えるものを決めておいてください。例えば、移動中は足首まで覆う短いブーツを履いて、撮影の直前にパンプスに履き替える。ひざ掛けは撮影の直前に外す。上着は撮影のあいだだけ脱いで家族に預ける。こうして「撮るときだけ外すもの」を2つまでに絞っておくと、撮影の前にかかる時間も短くなります。
撮影を頼んでいる場合は、撮る人に「撮る前に上着とひざ掛けを外す時間がほしい」と、最初に一言伝えておいてください。撮る側も、どのタイミングで声をかければいいかがわかるので、外したまま待つ時間が短くなります。
3つ以上を替えようとすると、赤ちゃんを抱いたまま、あるいは預けたままの時間が長くなって、結局寒い時間が延びます。
時間帯・風・日陰で、同じ分数でも寒さが変わる
ここまで分数で3つに分けてきましたが、同じ20分でも、日なたで風の無い昼の20分と、日陰で風の強い朝の20分では、体の冷え方がまるで違います。分数を数えたあとに、次の4つを見て、1段上げるかどうかを決めてください。
午前の早い時間に祈祷を受ける日
祈祷の受付は朝から始まる神社が多く、赤ちゃんの授乳やお昼寝に合わせて午前の早い時間を選ぶ家もよくあります。冬の朝は、日が昇ってしばらくは地面が冷えたままで、足元から冷えが上がってきます。
**午前10時より前に屋外にいる時間が10分以上ある日は、分数の段を1つ上げてください。**15分までの人は15〜40分の準備に、15〜40分の人は40分を超える準備に寄せます。とくに足の裏と甲の冷えが強く出るので、靴を足首まで覆うものにするか、タイツの上に薄い靴下を足しておくと楽です。
風が強い日
風があると、スカートの中を空気が通り抜ける量が増えます。タイツ1枚の太ももの冷えは、風速が上がるほど強くなります。天気予報で風が強いと出ている日は、中に1枚足すかどうかで迷っていたなら、足すほうを選んでください。
風の日に気をつけたいのは、裾の広がるワンピースです。広がる形は中に1枚足しやすい反面、風で裾があおられやすく、赤ちゃんを抱いていると押さえる手がありません。中に1枚足しておくと、裾があおられたときに脚が見えにくくなるという意味でも助かります。
境内に木が多くて、日陰が長い神社
大きな神社ほど、参道の両側に背の高い木が並んでいて、昼でも日陰を長く歩くことになります。日なたと日陰では、同じ気温でも体の感じる寒さが違います。
初めて行く神社なら、地図アプリの写真で参道の様子を見ておくと、日陰の長さがだいたいわかります。木に覆われた参道を5分以上歩くようなら、その分数は2倍に数えておくくらいがちょうどです。
雨や雪のあとで、地面が濡れている日
玉砂利や石畳が濡れていると、足元の冷えが早くなります。靴の底から水気が入ると、タイツ越しに足の裏がすぐ冷たくなるからです。
前日に雨や雪が降った日は、靴底に溝のある、足首まで覆う靴にしてください。甲の開いたパンプスは、濡れた砂利の上ではおすすめしません。写真で足元が気になるなら、撮影のときだけ乾いた場所でパンプスに履き替える方法があります。その場合、パンプスは袋に入れて、家族のかばんに預けておきます。
当日の持ち物は、外せるものを1つの袋にまとめる
この記事で「足すもの」として挙げたものは、どれも途中で外したり、使わずに済ませたりするものです。ひざ掛け、薄い靴下、替えのパンプス、カイロ。これらがママのかばんのあちこちに散らばっていると、必要なときに取り出せません。赤ちゃんを抱いている人は、かばんの中を探す手がそもそもありません。
**外せるものは、口の広い袋1つにまとめて、家族の誰かに持ってもらってください。**袋の中身は、使う順に上から入れておきます。屋外の待ち時間に使うひざ掛けをいちばん上に、撮影の直前に履き替えるパンプスをその下に、帰りの車の中で外す靴下やカイロのごみを入れる小袋をいちばん下に。
ここで袋を預ける相手を、当日の朝に決めておきます。「パパのかばんに入れておいたはず」が、いちばん困るパターンです。
赤ちゃんのおむつや授乳の道具は、別の袋にしておいてください。同じ袋に入れると、ひざ掛けを出そうとしておむつ替えのシートが落ちたり、その逆が起きたりします。ママの防寒の袋と、赤ちゃんの袋を分けておくと、どちらも探さずに出せます。
前日に確かめる3つ
前日の夜に、次の3つだけ確かめてください。
1つ目は、当日の屋外の分数です。この記事の最初で書き出した流れを見直して、合計が15分まで、15〜40分、40分を超える、のどれに入るかを決めます。
2つ目は、ワンピースのスカート部分に裏地があるかどうかと、中に1枚足すならその丈です。ワンピースの裾より3センチ以上短いかを、実際に重ねて確かめます。
3つ目は、靴のかかとの幅と、脱ぎ履きのしやすさです。玉砂利で沈まない幅か、赤ちゃんを抱いたまま足を入れられるかを、玄関で一度試してください。
この3つが決まっていれば、ワンピースの色や形は、手持ちの中から好きなものを選んで構いません。お宮参りの装いの全体の線引きはお宮参りの格好は、当日の予定の数で決まるに、母親のワンピースを1枚で着るかどうかの見方はお宮参りの母親のワンピースにまとめています。
まとめ:冷えるのは脚まわり、決めるのは屋外の分数
冬のお宮参りのワンピースで困るのは、上半身より脚まわりです。上半身はコートを重ねられますが、スカートの中は風が抜けます。
だから先に、当日の屋外の分数を数えてください。15分までなら手持ちの1枚にタイツで足す。15〜40分なら裏地のある1枚か、中に1枚足す。40分を超えるなら、上半身と脚と足を分けて冷えを止める。
読めないときは長いほうに合わせて、足すものは途中で外せるものだけにする。それだけで、当日の「寒かった」はかなり減らせます。
よくある問い
- Q. 冬のお宮参りで、裏地のないワンピースを着ても大丈夫ですか
- 屋外に立つ時間が合計15分までなら、厚手のタイツと上着で足りることが多いです。それより長くなりそうなら、ワンピースの中にペチコートや薄手の裏地付きスカートを1枚足してください。外から見える形を変えずに、脚まわりの風だけを止められます。
- Q. タイツは黒と肌色のどちらがいいですか
- お宮参りは慶事なので、気になるなら肌の色に近い透けるタイツが無難です。ただ冬は寒さを優先して、黒や濃い色の厚手を選ぶ人も多く、境内で浮くことはほとんどありません。迷うときは、ワンピースの色に近い濃い色の60デニール前後を選ぶと、黒ほど重く見えず、肌色ほど寒くありません。
- Q. ブーツで行ってもいいですか
- 移動のあいだはブーツで構いません。社殿に上がる神社では靴を脱ぐので、脱ぎ履きに時間のかかる長いブーツは避けて、足首までのショート丈か、ひもの無い短いものにしてください。写真で全身を撮る予定があるなら、撮影のときだけ低いヒールのパンプスに履き替える方法もあります。
- Q. 産後で自分がどれくらい冷えやすいのかわかりません
- わからないときは、長いほうに合わせて準備してください。足すものを、脱いでも形が変わらないもの(タイツの重ね、ペチコート、ひざ掛け)にしておけば、暑ければ社殿や車の中で外すだけで済みます。体調に不安があるときは、無理をせず予定そのものを短くすることも考えてください。
— メグラシ編集部





