ワークブーツコーデ|通勤・街歩き・旅行で、裾の止め方を替える

**ワークブーツの合わせ方は、その日の行き先で決まります。**見るのは、歩く時間の長さと、行き先のきちんと度の2つです。
歩く時間が長い日は、パンツの裾を筒の上に乗せて、足元を軽く見せます。**きちんとした場に行く日は、裾で筒を覆って、見える靴の量を減らします。**同じ1足でも、裾の止め方を替えるだけで、合う場所が広がります。
編み上げの紐の締め方で筒の立ち方を変える話は、編み上げのワークブーツは上二段の紐で裾の乗り方が決まるにまとめてあります。この記事は、紐を決めたあとで、行き先ごとに裾と上の1枚をどう替えるかの話です。
結論:歩く時間ときちんと度で、裾と上を替える
| 行き先 | 歩く時間 | きちんと度 | 裾の止め方 | 上の1枚 |
|---|---|---|---|---|
| 通勤・オフィスカジュアル | 短い〜ふつう | 高い | 裾で筒の半分以上を覆う | ジャケット、きちんとしたニット |
| 週末の街歩き | 長い | ふつう | 裾を筒の上に乗せる | ニット、スウェット、シャツ |
| 旅行 | とても長い | ふつう | くるぶしの上で止める | 脱ぎ着しやすい羽織り |
| 子どもの行事・公園 | 長い | 低い | くるぶしの上で止める | 動きやすいニット、パーカー |
| 食事・きちんとした店 | 短い | 高い | 裾で筒を覆う、長いスカート | きれいめのニット、ジャケット |
| 雨の日 | ふつう | ふつう | くるぶしの上で止める | 撥水の上着 |
表の右の2列が、その日に替えるものです。行き先が1日のうちに2つある日は、あとの行き先に合わせてください。昼に街を歩いて夜に食事に行く日なら、食事の店に合う裾の止め方にしておき、歩く時間は底の厚みで受けます。ブーツそのものは替えずに、裾の止め方と上の1枚だけを行き先に合わせる、と考えてください。
ワークブーツと合うかは、先に3か所で見る
ワークブーツは、丸いつま先、厚い底、足首まで覆う筒の3つがそろった靴です。どの服と合うかは、この3か所が服とどう並ぶかで決まります。
| 見る場所 | ワークブーツの特徴 | 合わせる服で見ること |
|---|---|---|
| 筒の高さ | くるぶしから10〜15cmほど上まで | パンツの裾が筒のどこで止まるか |
| つま先 | 丸く、甲が高い | パンツの裾幅と、つま先の丸みが釣り合うか |
| 底 | 厚く、横から見て存在感がある | 上の1枚の量と釣り合うか |
| 表面 | 油を含んだ革で、少し艶がある | 服の表面の質と近いか |
| 色 | 茶・赤みのある茶・黒 | 服の色と、どこかでつながるか |
ワークブーツは、同じ呼び方でも、筒の高さや底の厚みに幅があります。手持ちの1足を、床からの筒の高さと、横から見たつま先の下の底の厚みで測っておくと、この記事の表に当てはめやすくなります。
この5つのうち、服との関係でいちばん効くのは、筒の高さと底の厚みです。底が厚いぶん、足元に量が集まるので、服のどこかに同じくらいの量を置くと釣り合います。
パンツは合うか|裾の幅と筒のまわりで決める
パンツとワークブーツが合うかは、パンツの裾の幅と、ブーツの筒のまわりの差で決まります。自分の手持ちで確かめるときは、パンツの裾を平らに置いて幅を測り、2倍して裾まわりを出してください。ブーツの筒のまわりは、筒のいちばん上をメジャーで1周して測ります。
| 裾まわりと筒のまわりの差 | 裾の落ち方 | 合うか |
|---|---|---|
| 裾のほうが10cm以上大きい | 筒をすっぽり覆う | 合う。きちんとした場向き |
| 裾のほうが3〜10cm大きい | 筒に少し乗って、たまる | 合う。街歩き向き |
| ほぼ同じ | 筒の上端に引っかかる | 裾を折り上げて、くるぶしの上で止める |
| 筒のほうが大きい | 裾を筒の中に入れる形 | 合う。筒を見せる組み方 |
いちばん合わせにくいのは、裾まわりと筒のまわりがほぼ同じパンツです。裾が筒の上端に引っかかって、歩くたびに持ち上がったり止まったりします。この場合は、裾を2回ほど折り上げて、くるぶしの上で止めると、筒との境目がはっきりして、引っかかりも起きません。
裾を折り上げるときは、折り幅を3〜4cmにして、2回まで折ってください。折り幅が細すぎると、何度も折ることになって裾が厚くなり、太すぎると裾の重さで下がってきます。デニムのように厚い生地なら1回、薄い生地なら2回が目安です。
脚に沿う細いパンツは、裾を筒の中に入れて、紐まで見せる形になります。筒の上端から出る脚の線が細くなるぶん、足元のブーツの量が目立ちます。上に量のある1枚を合わせて釣り合わせてください。
スカートは合うか|裾と筒の上端のあいだで決める
スカートとワークブーツが合うかは、スカートの裾と、ブーツの筒の上端のあいだの幅で決まります。あいだの幅が狭いほど、足元と服がつながって見えます。
| スカートの丈 | 裾と筒の上端のあいだ | 合うか | 合わせ方 |
|---|---|---|---|
| くるぶしまで | 重なる、またはほとんどない | 合う | そのまま |
| ふくらはぎの半ばより下 | 10cm前後 | 合う | タイツをブーツの色に寄せる |
| ふくらはぎの半ば | 15〜20cm | 合う | 靴下を筒の上に少し出す |
| 膝のすぐ下 | 20〜25cm | 組みにくい | 靴下で、あいだを細かく分ける |
| 膝より上 | 30cm以上 | 合うが、脚の量が多く見える | 厚手のタイツで脚を1色に |
膝のすぐ下で終わるスカートは、脚の見える幅がいちばん中途半端になる丈です。この場合は、ブーツの上に靴下を2〜3cm出して、あいだの幅を細かく分けてください。あいだを1本の太い帯にせず、靴下と脚の2本に分けると、足元と服のつながりが出ます。
タイツの色も、あいだの見え方を変えます。ブーツに近い色のタイツなら、脚がブーツの続きに見えて、筒が高くなったように見えます。スカートに近い色のタイツなら、脚がスカートの続きに見えて、ブーツだけが下で区切られます。どちらでも合いますが、行き先がきちんとした場ならスカートの色に、街歩きならブーツの色に寄せると、それぞれの場に合います。
スカートの素材も関わります。薄く揺れる素材のスカートは、重いブーツとのあいだに差が出て、足元だけが重く見えることがあります。厚手のウールやコーデュロイ、デニムのように、少し張りのある素材のほうが、ワークブーツと並んだときに釣り合います。
ワンピースは合うか|丈と上半身の量で決める
ワンピースとワークブーツは、丈の決め方はスカートと同じです。そのうえで、上半身にどれだけ量があるかを見てください。
| ワンピースの形 | 上半身の量 | ワークブーツと |
|---|---|---|
| シャツワンピース(長い丈) | 襟と袖でふつう | 合う。前を少し開けて羽織りにも |
| ニットワンピース(長い丈) | 素材の厚みで多め | 合う。いちばん釣り合いやすい |
| 薄手のとろみ素材 | 少ない | 足元が重く見える。厚手の羽織りを足す |
| 袖のないワンピース | 少ない | 上にニットかジャケットを重ねる |
ワンピースの日は、ウエストをベルトで締めるかどうかでも見え方が変わります。ベルトで締めると、上半身と下半身が分かれて、足元のブーツに向かう下半身の量が少なく見えます。締めずにまっすぐ落とすと、全身が1本の縦の線になり、足元のブーツがその線の終わりになります。どちらも合いますが、ブーツの色と同じ色のベルトを使うと、足元とウエストがつながります。
薄手のワンピースにワークブーツを合わせる日は、上に厚手のカーディガンかジャケットを重ねて、上半身の量を足してください。上と下の両端に量があって、真ん中が軽い、という形にすると、重いブーツでも全身がまとまります。
上の1枚の量で、足元の重さと釣り合わせる
ワークブーツは、底が厚く、つま先が丸いので、足元に量が集まる靴です。上に何を着るかで、全身の釣り合いが変わります。
| 上の1枚 | 量 | ワークブーツと並ぶと |
|---|---|---|
| 薄手のTシャツ・ブラウス | 少ない | 足元だけが重く見える |
| シャツ | ふつう | 袖をまくると手首が軽くなり、釣り合う |
| 厚手のニット | 多い | 上と下の両端に量ができて釣り合う |
| スウェット・パーカー | 多い | くだけた印象で釣り合う |
| ジャケット | 多い | きちんとした印象で釣り合う |
| ダウンや厚手のコート | とても多い | 上が勝つので、裾を筒に乗せて足元も見せる |
薄手の上を着る日は、首元にストールを巻くか、手元に時計や太めのバングルを足すと、上の量が少し増えます。上の量を足すのは、首元か手元のどちらか1か所で十分です。両方に足すと、今度は上が重くなります。
行き先①|通勤・オフィスカジュアル
服装の決まりがゆるい職場なら、ワークブーツで通勤できます。そのときは、見える靴の量をできるだけ減らしてください。
| 組み方 | 下 | 上 | ブーツ |
|---|---|---|---|
| きちんと寄せる | 裾の広いまっすぐのパンツ | ジャケット | 艶のある茶か黒 |
| ふつう | 足首に向かって細いパンツ、裾は筒に乗せる | きちんとしたニット | 茶か黒 |
| スカートの日 | ふくらはぎの半ばより下のスカート | ニットとジャケット | 黒 |
| 歩く時間が長い日 | 裾をくるぶしの上で止める | ジャケット | 茶 |
オフィスカジュアルでワークブーツを履く日は、服の色数を少なくしておくと、足元が浮きにくくなります。上下を紺やグレーのような落ち着いた色でまとめ、ブーツの色だけが差し色になる形です。
オフィスで履くなら、赤みの強い茶より、こげ茶か黒のほうが、ほかの服と合わせやすくなります。パンツの裾で筒の半分以上を覆うと、底の厚みとつま先の丸みだけが見えて、革靴に近い印象になります。
職場の服装がどこまで許されるか分からないときは、はじめの数日は、裾で筒をすっぽり覆う組み方にしておいてください。周りの服装を見て、くだけた靴を履いている人が多いなら、少しずつ足元を見せる組み方に広げられます。
来客や接客のある職場では、通勤のあいだだけワークブーツを履き、職場では別の靴に履き替えてください。紐の靴なので、履き替えには1分ほどかかります。職場に着いたら、まず靴を替える、と決めておくと慌てません。
行き先②|週末の街歩き
週末の街歩きは、ワークブーツがいちばん働く行き先です。歩く時間が長く、きちんと度もそれほど高くないので、足元を見せる組み方ができます。
| 組み方 | 下 | 上 | 足元 |
|---|---|---|---|
| 定番 | まっすぐのデニム、裾を筒に乗せる | 厚手のニット | 茶のブーツ |
| 軽く見せる | 裾を折り上げたパンツ | シャツ、袖をまくる | 靴下を2cm見せる |
| スカートの日 | ふくらはぎの半ばのスカート | スウェット | 靴下をブーツの色に寄せる |
| 寒い日 | ワイドパンツ | 厚手のコート | 裾から筒の下半分だけ見せる |
街歩きの日は、上の1枚をニットやスウェットのような厚みのあるものにすると、ブーツの厚みとちょうど釣り合います。シャツを着る日は、袖を肘の下までまくると、手首が見えて上半身が軽くなり、足元の重さとの差が小さくなります。
街歩きの日は、パンツの裾を筒の上に少し乗せると、足元に自然なたまりができます。たまりが大きすぎると足元が重く見えるので、裾が筒の上に乗る長さは3cmまでを目安にしてください。
行き先③|旅行
旅行は、1日に歩く時間がいちばん長くなる行き先です。底が厚く、足首まで覆うワークブーツは、石畳や坂道の多い街で歩きやすい靴です。
| 旅行の形 | 下 | 上 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 街歩きの多い旅行 | くるぶしの上で止めたパンツ | 脱ぎ着しやすい羽織り | 歩き慣れた1足で行く |
| 温泉旅館に泊まる | 裾の広いパンツ | ニット | 玄関で脱ぐ。紐をゆるめて結ぶ |
| 飛行機での移動 | 伸びるパンツ | 羽織り | 保安検査で脱ぐことがある |
| 寒い地域への旅行 | 厚手のパンツ | 厚手のコート | 靴下を厚手に |
旅行では、1日のうちに気温が大きく動くことがあります。脱いだ羽織りを腰に巻いたり、バッグに入れたりすることを考えて、羽織りは薄手で、しわになりにくいものを選んでください。上の量が減った時間帯は、首元のストールで量を足すと、足元のブーツと釣り合います。
旅行の荷物は、ワークブーツを履いていくなら、ほかの靴を減らせます。重い靴を荷物に入れるより、履いていくほうが荷物は軽くなります。**旅行の2週間前には、近所の外出で何度か履いて、足に沿わせておいてください。**新しいブーツで旅行の初日を迎えると、靴ずれを起こしやすくなります。
行き先④|子どもの行事・公園
子どもの行事や公園では、しゃがんだり、走ったり、砂や土の上を歩いたりします。ワークブーツは底が厚く、汚れても拭き取りやすいので、こうした場所に向く靴です。
| 場面 | 下 | 上 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 公園・砂場 | くるぶしの上で止めたパンツ | パーカー | 砂が筒の中に入らない丈 |
| 屋外の行事 | 伸びるパンツ | 動きやすいニット | 長く立つので、底の厚みが効く |
| 体育館の行事 | 裾の広いパンツ | ニット | 上履きに履き替える。脱ぎ履きの時間 |
| 送り迎え | どちらでもよい | どちらでもよい | 自転車に乗るなら、紐の結び目を短く |
子どもと一緒の日は、しゃがんだときにパンツの裾が引っ張られて、筒の上に脚が出ることがあります。しゃがんでも裾が筒の上端より下に下がらない長さか、裾を筒の中に入れる形にしておくと、足首が冷えにくくなります。
体育館の行事では、上履きに履き替えることが多く、紐の靴は脱ぎ履きに時間がかかります。上の2段の紐をゆるめたまま足を入れられるように結んでおくと、玄関で手間取りません。自転車に乗る日は、紐の結び目がペダルに引っかからないよう、結び目を短くして筒の中に入れてください。
行き先⑤|食事・きちんとした店
食事やきちんとした店に行く日は、ワークブーツのくだけた印象を、服で整えます。見える靴の量を減らし、服の素材をきれいめに寄せてください。
| 店の形 | 下 | 上 | ブーツ |
|---|---|---|---|
| カジュアルな店 | まっすぐのパンツ | ニット | そのまま |
| 落ち着いた店 | 裾の広いパンツで筒を覆う | きれいめのニット、ジャケット | 艶のある黒か茶 |
| 長いスカートの日 | くるぶしまでのスカート | ニット | 筒をほとんど見せない |
| 座敷の店 | 裾の広いパンツ | ニット | 脱ぐ。紐をゆるめて結ぶ |
長いスカートを合わせる日は、スカートの裾がブーツの甲にかかるくらいの長さにすると、足元がほとんど見えず、きちんとした場にも合います。そのとき、スカートの素材は、薄く揺れるものより、ウールのように少し重みのあるものが向きます。
落ち着いた店に行く日は、ブーツの表面を拭いて、艶を少し出しておくと、足元がきちんと見えます。泥や土のついたままのワークブーツは、くだけた印象が強く出ます。
行き先⑥|雨の日
ワークブーツは、油を含んだ革で作られているものが多く、少しの雨なら表面で水を弾きます。ただ、長く雨の中を歩くと、縫い目や紐の穴から水が染みることがあります。
| 雨の強さ | ワークブーツで | 裾の止め方 |
|---|---|---|
| 小雨 | そのまま履ける | くるぶしの上で止める |
| 本降りで短い距離 | 履けるが、あとで手入れを | くるぶしの上で止める |
| 本降りで長い距離 | 雨用の靴のほうが向く | ― |
| 雨上がり | 水たまりに強い | 裾を筒に乗せてもよい |
雨の日にワークブーツを履いたら、帰ってから表面の水を拭き、中に紙を詰めて陰で乾かしてください。油を含んだ革は、乾いたあとに表面が白っぽくなることがあります。その場合は、革用の油を薄く塗ると、元の色と艶に戻ります。
雨の日は、パンツの裾が地面の水を吸わないよう、くるぶしの上で止めてください。裾が筒に乗っていると、筒と裾のあいだから水が伝って、靴の中に入ることがあります。雨の日の靴の選び方は雨の日の靴 女性にもまとめてあります。
行き先⑦|秋の行楽・外で過ごす日
秋の行楽や、公園でのんびり過ごす日、キャンプに出かける日も、ワークブーツが働く行き先です。土や草の上を歩き、朝露や落ち葉で足元が濡れることもあります。
| 場面 | 下 | 上 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 公園の芝生 | くるぶしの上で止めたパンツ | ニット | 朝露で裾が濡れない丈 |
| 山道の散歩 | 伸びるパンツ | 脱ぎ着しやすい羽織り | 底の溝に土が詰まる |
| キャンプ | 綿の厚手のパンツ | 綿の上着 | 焚き火のそばでは化繊を避ける |
| 果物狩り・農園 | 汚れてもよいパンツ | 動きやすいニット | 泥を落としてから車に乗る |
外で過ごす日は、裾を筒に乗せるより、くるぶしの上で止めるほうが、裾が土や草に触れません。秋のキャンプの服の組み方は秋キャンプの服装にまとめてあります。
色|茶・赤みのある茶・黒で、合う服の色が変わる
ワークブーツの色は、茶、赤みのある茶、黒の3つが多く見られます。ブーツの色で、合わせやすい服の色が変わります。
| ブーツの色 | 合わせやすい服の色 | 組みにくい色 |
|---|---|---|
| 明るい茶 | 生成り、ベージュ、デニムの青、深い緑 | 明るいグレー |
| 赤みのある茶 | デニムの青、紺、生成り、からし色 | 赤みの強いピンク |
| こげ茶 | 紺、グレー、黒、ベージュ | 暗い茶の上下 |
| 黒 | 黒、グレー、白、紺 | 明るい茶の上下 |
明るい茶のブーツは、秋の服の色と重なりやすく、ベージュやからし色の服と合わせると、全身が同じ系統の色でまとまります。黒のブーツは、どの服の色とも組めますが、明るい色の服と合わせると足元だけが強く見えることがあるので、黒をもう1か所、バッグか上の服に入れて釣り合わせてください。
赤みのある茶のブーツは、デニムの青ととくに合わせやすい色です。青と赤みのある茶は、色の上で反対に近い位置にあり、並べるとお互いが引き立ちます。迷ったら、ブーツの色と同じ色を、ベルトかバッグに1か所だけ入れると、足元と上半身がつながります。
靴下の見せ方|行き先で見せるか決める
ワークブーツの上から靴下を少し出すかどうかでも、印象が変わります。見せる日と見せない日は、行き先で分けてください。
| 行き先 | 靴下 | 色 |
|---|---|---|
| 通勤・きちんとした店 | 見せない | ― |
| 週末の街歩き | 1〜2cm見せる | 生成り、深い緑、グレー |
| スカートの日 | 2〜3cm見せる | タイツか服の色に寄せる |
| 旅行・子どもの行事 | どちらでもよい | 厚手のものを |
靴下を見せる長さは、パンツの日は1〜2cm、スカートの日は2〜3cmが目安です。見せる長さが長すぎると、靴下が1つの面になって、足元の量がかえって増えます。
靴下を見せる日は、厚手のリブ編みのものが、ワークブーツの厚みと釣り合います。薄手の靴下は、筒の上で細い線になり、足元の重さとの差が出ます。
季節の移り変わり|秋の始まりと冬の入り口
ワークブーツは、秋から冬まで長く履ける靴ですが、季節によって、合わせる上の1枚が変わります。
| 時期 | 上の1枚 | 下 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 秋の始まり | 長袖のシャツ、薄手のニット | 裾を折り上げたパンツ | 上が軽いので、手元に量を足す |
| 秋のなかば | 厚手のニット、薄手のジャケット | まっすぐのパンツ | いちばん合わせやすい時期 |
| 冬の入り口 | 厚手のコート | ワイドパンツ、長いスカート | 上が重いので、足元を少し見せる |
| 冬 | 厚手のコートとマフラー | 厚手のパンツ | 靴下を厚手に |
秋の始まりは、まだ日中が暖かく、上に着るものが薄くなりがちです。この時期にワークブーツを合わせると、足元だけが季節を先取りしているように見えることがあります。シャツの袖をまくって手首を見せる、首元にストールを巻く、といった小さな量で、上と下の季節をそろえてください。
コートと合わせる日|丈で足元の見え方が変わる
冬の入り口からは、コートとワークブーツを合わせる日が増えます。コートの丈で、足元の見え方が変わります。
| コートの丈 | 足元の見え方 | 合わせ方 |
|---|---|---|
| 腰まで | 脚がすべて見える | まっすぐのパンツで、足元まで1本につなぐ |
| 太ももまで | 膝から下が見える | 裾を筒に乗せて、足元に量を置く |
| 膝まで | すねから下が見える | 裾を折り上げて、筒を見せる |
| 膝より下 | 足首から下だけ見える | 足元の量が釣り合いやすい |
コートの色とブーツの色も、つながりを作れる場所です。茶のブーツに、キャメルやこげ茶のコートを合わせると、上と下の端が同じ系統の色になり、真ん中の服の色が何でもまとまります。
長いコートを着る日は、上半身に量が集まるので、足元のワークブーツの量とちょうど釣り合います。短いコートの日は、下を脚に沿う細いパンツにせず、まっすぐのパンツにすると、上と下の量がそろいます。
バッグと小物|足元の重さに合わせる
ワークブーツの日は、バッグや小物も、足元の重さに合わせて選ぶと全身がまとまります。
| バッグ・小物 | ワークブーツと | 向く行き先 |
|---|---|---|
| 革の肩かけバッグ | ブーツの革と揃う | 通勤、街歩き |
| 布の大きな手提げ | くだけた印象が揃う | 街歩き、子どもの行事 |
| 小さな革のバッグ | 足元より軽く見える | 食事、きちんとした店 |
| 背負う形のバッグ | 動きやすさが揃う | 旅行、行楽 |
バッグの大きさは、足元のブーツと同じくらいの存在感があるものを選ぶと、上下の量がそろいます。手に提げたときに、バッグの底がブーツの筒の高さと同じくらいの量に見えるかを、鏡の前で見てください。
小さく華奢なバッグを合わせる日は、足元との差が大きくなります。その場合は、バッグの色をブーツの色に寄せると、大きさの差があっても上下がつながって見えます。革の色をブーツと合わせるのは、ベルトかバッグのどちらか1つで十分です。
脱ぐ場面がある日|紐の結び方を替える
座敷の店や、旅館、実家、体育館の行事のように、靴を脱ぐ場面がある日は、紐の結び方を替えてください。
| 脱ぐ回数 | 結び方 | 脱ぎ履きの時間 |
|---|---|---|
| 1日に1回 | ふだんどおり | 1分ほど |
| 1日に2〜3回 | 上の2段をゆるめて結ぶ | 30秒ほど |
| 1日に4回以上 | 上の2段を通さずに結ぶ | 20秒ほど |
紐をゆるめて結ぶ日は、歩いているうちに足首がブーツの中で動きやすくなります。長く歩く予定がある日は、脱ぐ場面の前後だけ紐をゆるめ、歩くあいだは締め直す、という使い方もできます。
上の2段の紐をゆるめると、筒が少し開いて、裾の乗り方も変わります。脱ぐ回数が多い日は、パンツの裾を筒に乗せるより、くるぶしの上で止めるほうが、筒の開きが目立ちません。
行き先に合わせて、表面を整える
同じワークブーツでも、表面の手入れの具合で、合う行き先が変わります。前の日に、翌日の行き先に合わせて表面を整えておいてください。
| 翌日の行き先 | 手入れ | 見え方 |
|---|---|---|
| 通勤・きちんとした店 | 表面を拭いて、艶を出す | 革靴に近い |
| 街歩き | ほこりを払う | ふだんの見え方 |
| 旅行・行楽 | 防水の手入れをする | 汚れても落としやすい |
| 雨の日の翌日 | 中に紙を詰めて乾かす | 形が崩れない |
ワークブーツは、手入れをしなくても味わいとして見える靴ですが、きちんとした場に行く日だけは、表面の泥とほこりを落としておいてください。それだけで、足元の印象が1段整います。
どちらとも取れるとき①|きちんとした場と、歩く時間が重なる
旅行先で落ち着いた店に行く日や、長く歩いたあとに食事の約束がある日は、歩く時間ときちんと度の両方が高くなります。
この日は、裾の広いまっすぐのパンツで筒の半分を覆い、上はジャケットかきれいめのニットにしてください。裾で筒を覆うと、きちんとした場に合う見え方になり、それでいて底の厚みで長く歩けます。ブーツの表面を朝のうちに拭いて、艶を出しておくと、1日の終わりの店でも足元がくだけすぎません。
どちらとも取れるとき②|スカートの丈が中途半端
手持ちのスカートが、膝のすぐ下で終わる丈しかないことがあります。この丈は、ワークブーツとのあいだに脚が20〜25cm見えて、いちばん組みにくい丈です。
この場合は、次のどちらかにしてください。1つは、ブーツの上に靴下を2〜3cm出して、あいだを細かく分ける方法。もう1つは、厚手のタイツをブーツの色かスカートの色に寄せて、脚を1色にする方法です。**どちらにするかは、行き先で決めます。**街歩きなら靴下、きちんとした場ならタイツのほうが合います。
どちらとも取れるとき③|上も下も重い素材の日
冬の入り口に、厚手のコート、厚手のパンツ、ワークブーツを全部合わせると、全身が重く見えることがあります。
重い素材がそろう日は、色も暗くなりがちです。コートとパンツとブーツがすべて暗い色なら、中のニットだけでも明るい色にすると、前を開けたときに軽さが出ます。
この日は、どこか1か所を軽くしてください。首元をあける、コートの前を開けて中の明るい色を見せる、パンツの裾を折り上げて足首の上に少しだけ隙間を作る。3か所のうち1か所だけ軽くすると、重い素材同士でも全身に抜けができます。全部を軽くすると、今度は季節に合わない見え方になります。
どちらとも取れるとき④|ブーツが新しく、革が硬い
新しいワークブーツは革が硬く、筒が立ったままで、足首に沿いません。この時期は、パンツの裾の乗り方も落ち着きません。
革の硬さは、厚い革ほど長く残ります。足首のまわりに当たりを感じる日は、厚手の靴下を合わせると、当たりがやわらぎます。
履き始めの2〜3週間は、近所の外出や、歩く時間の短い日に履いてください。**旅行や長く歩く行き先は、革が足に沿ってからにします。**革が沿ってくると、筒が足首に合わせて少しずつ曲がり、パンツの裾も自然に乗るようになります。筒が立ったままの時期は、パンツの裾を筒に乗せず、くるぶしの上で止めるか、筒をすっぽり覆う裾の広いパンツにすると、裾が筒の上端で止まってしまう見え方を避けられます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. ワークブーツは、通勤のオフィスカジュアルに合いますか
- 服装の決まりがゆるい職場なら合わせられます。そのときは、パンツの裾で筒の半分以上を覆い、見える靴の量を減らしてください。表面に艶のある茶か黒の革を選び、上はジャケットかきちんとしたニットにすると、足元だけがくだけて見えにくくなります。来客や接客のある職場で、服装の決まりが厳しいなら、通勤のあいだだけワークブーツを履いて、職場では別の靴に履き替える形が向きます。
- Q. ワークブーツにスカートは合いますか
- 合います。見るのは、スカートの裾と、ブーツの筒の上端のあいだの幅です。ふくらはぎの半ばより下まであるスカートなら、あいだの幅が狭く、足元と服がつながって見えます。膝丈のスカートなら、あいだの幅が広くなるので、タイツの色をブーツか服に近づけると、まとまって見えます。いちばん組みにくいのは、膝のすぐ下で終わるスカートです。その場合は、靴下をブーツの上に少し出して、あいだを細かく分けてください。
- Q. ワークブーツで旅行に行っても疲れませんか
- 底が厚く、足首まで覆う形なので、石畳や坂道の多い旅行では歩きやすい靴です。ただ、重さがある靴なので、履き慣れていないと1日の終わりに脚が疲れやすくなります。旅行の2週間前から、近所の外出で何度か履いて慣らしておいてください。もう一つ気をつけたいのは、紐の靴なので脱ぎ履きに時間がかかることです。旅館や座敷のお店に行く予定があるなら、上の紐をゆるめたまま足を入れられるように結んでおくと、玄関で慌てません。
- Q. ワークブーツに合う靴下の色は何ですか
- 靴下を見せない日は、何色でも構いません。見せる日は、ブーツの色か、パンツやスカートの色のどちらかに近づけてください。茶のブーツなら、生成りやこげ茶、深い緑の靴下が合わせやすく、黒のブーツなら、黒やグレーが合わせやすくなります。靴下を1〜2cmだけブーツの上に出すと、筒の上端に細い線ができて、足元の重さが少し和らぎます。
— メグラシ編集部





