大人可愛い服40代プチプラ|安く見えるか甘すぎるかで分ける

量販の価格帯で大人可愛い服をそろえた40代が、鏡の前で引っかかる理由は2つしかありません。「なんだか安っぽい」か、「甘すぎて若作りに見える」かです。
安っぽく見える人は、生地と顔の近くを直します。甘さの量はそのままで構いません。量販で買うのは、ブラウスやニットのように顔の近くに来る服ではなく、スカーフ、靴下、髪留め、バッグの持ち手に巻く布のような、甘さを足す小さい物に寄せます。
甘すぎて見える人は、甘さの記号を全身で2つまでに減らします。フリル、リボン、パフ袖、レース、花柄、明るいパステル。このうち2つを残し、残りは無地の服に置き換えます。生地の質はそこまで気にしなくて大丈夫です。どちらに当たるかは、この先の写真2枚で分かります。
安く見えるか甘すぎるか、写真2枚で分ける
手持ちでいちばん大人可愛いと思うコーデを着て、写真を2枚撮ってください。
| 撮り方 | 写るもの | 気になったら |
|---|---|---|
| 全身を3m離れて | 色の明るさ、甘い記号の数、丈の釣り合い | 甘すぎる側 |
| 胸から上を50cmで | 生地の光り方、毛羽、縫い目、ボタン | 安く見える側 |
3mの写真では生地の細かい違いは見えません。それでも引っかかるなら、原因は量です。50cmの写真で引っかかるなら、量ではなく質です。
両方で引っかかった人は、先に生地を直してください。生地が整うと甘さの許容量が一段上がるので、甘さを減らす量が少なくて済みます。逆の順で直すと、甘さを削ったのに安く見えたままになり、地味で安いという一番つらい所に落ちます。
40代で同じ服が急に安く見え始める理由
20代のころに着ていた量販の服が、40代で急に安っぽく見えるのは、服が変わったからではありません。肌と髪の質感が変わり、そこに並ぶ生地の粗さが目立つようになるからです。
若い肌は光を均一に返すので、隣にある生地が多少光っていても、全体が同じ明るさにまとまります。40代になると肌の光り方にむらが出て、つやのある所とない所が混ざります。そこにテカテカと光る化学繊維が並ぶと、光り方の違いが顔のすぐ横で比べられてしまいます。
だから、同じ量販の服でも、顔から離れたスカートやパンツは平気で、顔の近くのブラウスやニットだけが安く見える、ということが起きます。全部を買い替える必要はありません。顔から30cm以内に来る服だけ、買い方を変えれば足ります。
安く見える人の直し方|顔から30cm以内の生地を変える
安く見えるタイプの人は、まずトップスの生地を手で確かめます。売り場でも自宅でも使える見方を3つ置きます。
- 天井の照明の下で生地を傾けて、白く光る線が出るか。出るなら、顔の横で肌と光り方が比べられる
- 生地の内側に手を入れて、指の形が透けて見えるか。透けるなら、40代の肩や胸の厚みを拾いやすい
- 袖口と脇を指でこすって、毛羽が立つか。立つなら、数回の洗濯で毛玉になり、さらに安く見える

3つのうち2つ以上当てはまったトップスは、甘さを担当させずに部屋着か重ね着の下に回します。顔の近くに置くのは、つやの少ない詰まった生地の無地のものにします。ここだけは、量販でも生地の厚い棚から選ぶか、価格帯を一段上げてもよい所です。
安く見える人が量販で買ってよい物
顔の近くの生地を整えたら、甘さは小さい物で足します。安く見えるタイプの人ほど、甘さの記号そのものは減らさなくて大丈夫です。
量販で買って崩れにくいのは、面積が小さく、顔から離れていて、光らない素材の物です。
| 物 | 甘さの出し方 | 安く見えない条件 |
|---|---|---|
| 靴下 | 薄いピンクやラベンダーを足首に | 光る糸が入っていない |
| 髪留め | 細いリボンやくすんだ色のクリップ | 金具がつや消し |
| スカーフ | 小さな柄をバッグの持ち手や首に | 薄すぎて透けない |
| 靴 | ストラップや丸いつま先 | 合皮でも表面が光りすぎない |
どれも全身の面積の1割に満たない物です。少し安い作りでも遠目では分からず、近くで見られる位置にも来ません。
安く見える人がやりがちな、逆効果の足し方
安く見えると感じたとき、多くの人はアクセサリーを足して格を上げようとします。ここで大ぶりの光る金具や、大きなパールを顔の横に足すと、肌と生地と金具の3つの光り方が並んで、かえって安く見えます。
足すなら、光らない物を一つだけにします。つや消しの小さなピアス、布のヘアバンド、マットな革の細いベルト。光で格を足すのではなく、光を減らして揃えるほうが、40代の肌の横では落ち着きます。
甘すぎる人の直し方|甘さの記号を全身で2つまでにする
甘すぎて見えるタイプの人は、生地より先に数を見ます。全身の写真を見ながら、次の記号がいくつあるか数えてください。
- フリル
- リボン
- パフ袖やふくらんだ袖
- レース
- 花柄やドット
- 明るいパステル色
- 丸い襟
3つ以上あれば、甘すぎて見える原因はそこです。一つ一つは小さくても、数が増えると見る人は全体を一つの甘い印象として受け取ります。
2つまで減らすときは、どれを残すかで迷うはずです。残すのは、自分がいちばん好きな1つと、それに合う1つです。好きなものを削ると、整っても気持ちが乗らない服になります。
残した甘さは丈か色のどちらかに寄せる
甘さを2つに絞ったら、その2つを丈か色のどちらかに寄せます。両方に散らすと、数を減らしたのにまだ甘く見えます。
丈に寄せる人は、スカートの裾の形や揺れで甘さを出し、色は無彩色かベージュにします。膝が隠れて、ふくらはぎの真ん中あたりに裾が来る長さなら、フレアやプリーツが揺れても子どもっぽくなりません。
色に寄せる人は、甘い色を一か所だけ使い、形は直線的なものにします。くすんだピンクのニットなら、パンツは真っすぐな形、靴は甲の浅いシンプルなもの。色が甘ければ、形まで甘くする必要はありません。
甘すぎる人がプチプラで買い足すと悪化する理由
甘すぎるタイプの人が量販の売り場に行くと、目に入るのはまた甘い服です。大人可愛いの棚には、フリルもリボンも花柄も一度に付いた服が多く並びます。一枚の中に記号が3つ入っている服を足すと、それだけで上限を超えます。
甘すぎる人が量販で買うなら、無地の土台のほうです。グレーやネイビーの細い編みのニット、真っすぐなパンツ、飾りのないシャツ。手持ちの甘い服を一枚だけ取り出して、それと合わせる土台を量販で買うと、手持ちの甘い服が生き返ります。
どちらとも取れるときの決め方
写真2枚でどちらとも決めきれない人がいます。安くも見えるし、甘すぎる気もする。この場合は、どちらか一方を先に直して、写真を撮り直します。
先に直すのは生地です。顔の近くのトップスを、つやの少ない無地の物に1枚だけ替えて、同じ構図でもう一度撮ってください。
- 撮り直して違和感が消えたら、原因は生地だけだった
- まだ甘く見えるなら、次に記号を2つまで減らす
- 生地を替えたら逆に地味に見えたなら、甘さを靴か髪留めで1つ足す
一度に両方を直すと、何が効いたのか分からなくなり、次に服を買うときに同じ迷いが戻ってきます。1枚ずつ替えて、写真で確かめるのがいちばん早く答えに着きます。
もう一つ、迷ったときに見てほしいのは、その服を着て会う相手です。同年代の人と会う日が多いなら、甘さの量で目立ちやすく、甘すぎる側の直し方が効きます。若い人や子どもの行事で会う人が多いなら、生地の質で年齢差が見えやすく、安く見える側の直し方が効きます。自分の一週間で多い場面に合わせて、先に直す側を選んでも構いません。
洗ったあとで安く見える側に転ぶ服
買ったときは問題なかったのに、数回洗ったら急に安っぽく見えた、という服もあります。これは甘すぎるタイプの人にも起きます。洗濯で起きる変化は、だいたい3つに決まっています。
- 襟やフリルの端が波打って、形が戻らない
- 黒や紺が白っぽく抜けて、生地の表面が毛羽立つ
- 首まわりの縫い目が伸びて、肩の位置が下がる
フリルやレースは、洗うと最初に形が崩れる場所です。量販の価格帯で甘い飾りの付いた服を買うなら、洗濯ネットに入れて裏返して洗うか、飾りのある服だけ手洗いにすると、安く見える側に転ぶのを遅らせられます。洗い方を変えるのが面倒な人は、飾りは服に付いている物より、靴下や髪留めのように外せる物で足すほうが長持ちします。
色の明るさは顔からの距離で変える
大人可愛いの色選びで迷う人は、顔からの距離で明るさを変えると決めやすくなります。
顔の近く、つまりトップスと首元には、グレーやベージュが混ざったくすんだ色を置きます。40代の肌の横で明るすぎるパステルを使うと、肌が相対的にくすんで見えやすいからです。顔から離れたスカートや靴には、もう一段明るい色を使っても浮きません。
甘い色の面積は、全身の3分の1までを目安にします。スカートを淡いピンクにしたら、トップスと上着は無彩色にする。トップスをくすんだピンクにしたら、下は濃い色にする。この割合を守ると、色そのものが甘くても全体は大人の側に収まります。
寒い時期の大人可愛いは上着で決まる
秋冬は、家を出てから帰るまでの大半を上着が占めます。中に大人可愛いを仕込んでも、外で見えているのは上着と足元だけ、という日が多くなります。

上着は量販でなくてよい物の代表です。面積が大きく、毎日着て、顔のすぐ下に来ます。上着だけは形の真っすぐな無地を選び、甘さは中の服か足元に預けます。逆に、上着でフリル付きの襟やリボンの付いたコートを選ぶと、中に何を着ても甘い人に見えるので、甘すぎるタイプの人は特に避けたほうが落ち着きます。
年齢の線より、自分の「好き」を残す
40代だからリボンはだめ、ピンクはだめ、という線はありません。崩れるのは年齢のせいではなく、生地と数の置き方です。好きなものを一つ残して、それ以外を静かにすると、40代の大人可愛いはむしろ20代より落ち着いて見えます。
若作りに見えるのが怖い人は、浮く場所が顔まわりか脚まわりかで分けて考える方法もあります。若作りに見えるのが怖い|浮くのは顔まわりか脚まわりかも合わせて読むと、甘さの置き場所が決めやすくなります。秋の服全体で迷うなら40代ファッション 秋|若作りか地味か、迷う1枚を3か所で見分けるが近い答えを出しています。
まとめ
- 量販の価格帯の大人可愛いは、安く見えるか甘すぎるかのどちらかで崩れる。写真2枚で分ける
- 安く見える人は、顔から30cm以内の生地を、つやの少ない詰まった無地に替える。甘さは小さい物で足す
- 甘すぎる人は、記号を全身で2つまでにして、丈か色のどちらかに寄せる。量販で買うのは無地の土台
- どちらとも取れるときは、生地を先に1枚だけ替えて撮り直す
- 秋冬は上着を真っすぐな無地にして、甘さは中か足元に預ける
よくある問い
- Q. 40代でプチプラの大人可愛い服は、やめたほうがいいですか
- やめなくて大丈夫です。崩れるのは、量販の服を顔の近くと面積の大きい所に同時に置いたときです。土台の無地の服か、甘さを足す小さい物のどちらかに量販を寄せると、価格帯が見た目に出にくくなります。
- Q. 安っぽく見えるのか、甘すぎるのか、自分で判断できません
- 全身を3m離れて撮った写真と、胸から上を50cmで撮った写真を並べてください。3mの写真で気になるなら甘さの量、50cmの写真で気になるなら生地の質が原因です。両方で気になるなら、先に生地から直します。
- Q. フリルやリボンは40代でもつけていいですか
- つけて構いません。数を全身で2つまでにして、1つは襟元か袖のどちらか一か所に寄せてください。フリルとリボンと花柄が同時にあると、一つ一つが小さくても全体が甘く読まれます。
- Q. ピンクは40代の大人可愛いに使えますか
- 使えます。顔から離れたスカートや靴なら明るめでも浮きにくく、顔の近くならグレーやベージュが混ざったようなくすんだ色にします。面積は全身の3分の1までが目安です。
— メグラシ編集部





