おしゃれ低身長|秋冬の大きい服は、頭身と肩幅で余らせる場所を決める

**頭身が6.5未満の人は、大きい服の余りを袖と裾に出してはいけません。肩幅が頭の横幅の2倍未満の人は、余りを肩に出してはいけません。**低身長でおしゃれに見えるかどうかは、身長ではなく、この2つの比で決まっています。
秋冬の服は大きくなります。ニットは厚く、コートは長く、どの服も布が余ります。身長が低いと、袖・肩・裾の3か所すべてに余りが出るので、何もしないと服の中で体が小さく見えます。**余りをどこに置くかを先に決めて、残りの2か所は体に合わせる。**同じ服でも、これだけで見え方が変わります。
どこに置くかは、頭身と肩幅で分かれます。頭身が小さい人は、袖や裾の余りが頭の大きさを強めるので、子どもっぽく見えます。肩幅が狭い人は、肩の余りが首から肩の線を消すので、くたびれて見えます。**この記事は、2つの比を自分で測り、余らせる場所を1か所に決める手順です。**どちらとも取れる人の決め方、手持ちの服を直す順番、秋冬に1枚だけ足すなら何かまで置いていきます。
縦の配分や重心の整え方は低身長さんのコーデバランスの整え方に、切り替えの位置は150cmの低身長コーデに分けてあります。この記事は、秋冬に避けられない布の余りだけを扱います。
結論:余らせる場所は、頭身と肩幅の2つで決まる
大きい服の余りは、袖・肩・裾の3か所に出ます。3か所とも余らせると服に負け、3か所とも合わせると大きい服の良さが消えます。残すのは1か所です。
| 測るもの | 境目 | 余らせてよい場所 | 余らせない場所 |
|---|---|---|---|
| 頭身(身長÷頭の縦) | 6.5未満 | 肩 | 袖・裾 |
| 頭身 | 7以上 | どこでも1か所 | 2か所以上 |
| 肩幅(÷頭の横幅) | 2未満 | 袖か裾 | 肩 |
| 肩幅 | 2以上 | 肩か袖 | 裾 |
表は軸を示すためのものです。頭身と肩幅の答えがぶつかる人、境目の間に入る人のほうが多いので、そのときどうするかをこのあと厚く書きます。
頭身を測る|身長を頭の縦で割る
壁を背にして立ち、頭のいちばん上とあごの先の高さに印を付けます。その間の長さが頭の縦です。身長をこの長さで割った数が頭身です。身長152cm、頭の縦22cmなら約6.9です。
**6.5未満の人は、頭が体に対して大きめの側です。**大きい服の余りが袖や裾に溜まると、手と足が服に埋まって、頭だけが外に出ている形になります。これが子どもっぽく見える原因です。身長の問題ではなく、頭と服の比の問題です。
7以上の人は、頭が小さめの側です。余りがどこに溜まっても、頭が服に埋もれないので、身長が低くても服に負けません。この人は1か所なら好きな場所に余らせて構いません。
6.5〜7の間の人は、頭身では決まりません。次の肩幅で決めてください。
肩幅を測る|頭の横幅を1として2を超えるか
正面の写真を1枚撮ります。頭のいちばん広い部分の横幅を1として、肩先から肩先までが何倍かを見ます。定規で測らなくても、写真の上で頭の横幅を指でなぞり、肩幅に何回入るかで分かります。
**2未満の人は、肩幅が狭い側です。**肩の落ちた服を着ると、服の肩の縫い目が腕の途中まで下がり、首から肩への線が消えます。線が消えると、服に体を預けているように見えて、くたびれた印象になります。この人は肩に余りを出してはいけません。
2以上の人は、肩がしっかりしている側です。肩に余りを置いても線が残るので、肩の落ちた服が着られます。ただし裾まで余らせると、肩から裾まで一枚の布に見えて、身長が服の長さで測られます。この人は裾を合わせてください。
ちょうど2の人は、どちらとも取れます。この人は頭身で決めます。両方とも境目に入った人は、あとの章で扱います。
頭身が小さい人|余りは肩に置き、袖と裾は体に合わせる
頭身が6.5未満の人は、袖と裾の余りを消して、肩にだけ余りを残します。
袖は、袖口が手首の骨で止まる長さにします。長い袖は手首の骨まで押し上げて、押し上げた布のたわみは肘の下に集めてください。手が出ていると、頭と手の両方が服の外にあるので、頭だけが大きく見える形が消えます。
裾は、腰の骨の高さで止めます。ニットなら前だけボトムに入れる、コートなら膝の皿の上で止まる丈を選ぶ。裾が長いと足が服に埋まり、頭との比が崩れます。
**肩の余りはそのまま残して構いません。**肩の縫い目が肩先より外に落ちていても、袖と裾が体に合っていれば、落ちた肩は大きい服の良さとして残ります。頭身が小さい人の大きい服は、肩だけで量を出す形です。
肩幅が狭い人|余りは袖か裾に置き、肩は体に合わせる
肩幅が頭の2倍未満の人は、肩の縫い目が自分の肩先に乗る服を選びます。余りは袖の太さか裾の広がりに出します。
肩の縫い目が肩先に乗っていれば、首から肩への線が残ります。線が残ると、袖が太くても裾が広くても、体の輪郭が服の中に見えるので、くたびれて見えません。肩が狭い人の大きい服は、肩の線を保ったまま、袖か裾で量を出す形です。
袖に余りを出すなら、袖口は手首で止めて、袖の途中の太さだけを残します。裾に余りを出すなら、肩から裾へ広がる形にして、裾の長さは腰の骨から膝の皿の間で止めます。
**袖と裾の両方に余りを出すと、肩の線が残っていても量が多すぎます。**どちらか1か所です。手持ちの服で両方余っているなら、袖口を押し上げるほうが早いので、袖を消して裾を残してください。
頭身と肩幅がぶつかる人|頭身を優先する
頭身が6.5未満で、肩幅も2未満の人がいます。頭身の答えは「肩に余らせる」、肩幅の答えは「肩に余らせない」なので、ぶつかります。ここで止まる人が多いです。
ぶつかったときは、頭身を優先してください。肩の線は、上に重ねる羽織りや、首まわりの形で作り直せます。頭と服の比は、着方では変えられないからです。変えられない条件に服を合わせ、変えられる条件は着方で直す。この順番で迷いが消えます。
具体的には、袖と裾を体に合わせ、肩に余りを残します。そのうえで、肩の線が消えるのを、首まわりで補います。首の開きが鎖骨の内側で止まる形にして、首から肩へ向かう線を服の縁で作ってください。開きが広いと肩の落ちと重なって線が完全に消えます。
逆に、頭身が7以上で肩幅が2以上の人は、どちらの答えも「1か所なら自由」なので、ぶつかりません。この人は余らせる場所を好みで決めて、残りの2か所を合わせるだけです。
境目の間に入る人|写真2枚で決める
頭身が6.5〜7、肩幅がちょうど2。両方とも境目の間に入る人は、数では決まりません。この人は写真2枚で決めます。
手持ちの大きいニットを着て、袖口を手首の骨まで押し上げた写真と、袖を下ろしたままの写真を、同じ場所で撮ります。2枚を並べて、どちらの写真で先に顔に目が行くかを見てください。
**顔に目が行く側が、あなたに合っている余らせ方です。**押し上げた写真で顔に目が行くなら、袖の余りを消す側、つまり頭身が小さい人の着方が合っています。下ろした写真で顔に目が行くなら、袖に余りを置ける側なので、肩幅が狭い人の着方で肩を合わせてください。
2枚とも服に目が行くなら、その服は3か所とも余っています。袖を押し上げ、裾を前だけ入れて、もう1枚撮り直してください。
手持ちの大きい服を直す順番|袖、裾、肩
買い足す前に、手持ちの大きい服を直します。順番は袖、裾、肩です。直しやすい順です。
袖は、袖口を手首の骨まで押し上げます。たわんだ布は肘の下に集めて、肘の上に上げないでください。肘の上まで上げると、腕が短く見えて、頭身が小さい人は頭との比がさらに崩れます。
裾は、前だけボトムに入れます。全部入れると腰の位置が出て、大きい服の良さが消えます。前だけ入れて、横と後ろは出す。入れた前の裾が腰の骨の高さに来ているかを確かめてください。
肩は、服そのものでは直せません。肩に余りを出してはいけない人で、手持ちの服の肩が落ちているなら、上に肩の縫い目が肩先に乗る羽織りを重ねて、肩の線を上から作ります。羽織りの丈は、下の服の裾より短くしてください。長いと裾が2段になり、余りが増えます。
秋冬のコートで余らせる場所|肩か丈か
コートは、ニットより余りが大きく出ます。見るのは肩と丈の2か所です。
頭身が小さい人は、丈を膝の皿の上で止めて、肩に余りを残します。丈が膝を越えると、足が全部コートに入り、頭との比が崩れます。肩が落ちているコートでも、丈が膝の上なら服に負けません。
肩幅が狭い人は、肩の縫い目が肩先に乗るコートを選び、丈は膝の皿から下へ出ても構いません。肩の線が残っていれば、長い丈は縦の線になります。ただし、袖口が手の甲まで来る長さなら、折り返して手首で止めてください。
**両方とも境目の人は、丈を膝の皿の上に合わせて、肩は手持ちのニットと同じ落ち方のものを選びます。**ニットで試して合った余らせ方を、コートでも同じにするのがいちばん外れません。
ぽっちゃりの人のコートの丈は低身長ぽっちゃり40代の冬コートの丈に分けてあります。
秋冬に1枚だけ足すなら|余らせる場所が決まってから
1枚足すのは、手持ちを直して、余らせる場所が決まったあとです。足す1枚は、その場所に余りがあり、残り2か所が体に合っているものです。
頭身が小さい人は、肩が落ちていて、袖が手首で止まり、裾が腰の骨で止まるニットを1枚。平置きで、肩の縫い目から袖口までの長さが、自分の肩先から手首の骨までと同じかどうかを見てください。
肩幅が狭い人は、肩の縫い目が肩先に乗り、袖が太いか裾が広がるニットを1枚。平置きで、肩の縫い目の間の長さが自分の肩幅と同じかどうかを見ます。
**色は、持っているボトムの中でいちばん多い色と同じ明るさにしてください。**上下の明るさが近いと、服の縦が1本につながり、身長が服の長さで測られません。明るさが離れると、上下の境目で身長が2つに切れます。
まとめ:身長は変わらない。変えるのは、余りの置き場
低身長でおしゃれに見えるかどうかは、身長ではなく、頭身と肩幅の2つの比で決まります。頭身が6.5未満の人は袖と裾を体に合わせて肩に余らせる。肩幅が頭の2倍未満の人は肩を体に合わせて袖か裾に余らせる。ぶつかったら頭身を優先し、境目の間に入ったら写真2枚で決める。手持ちの服は袖、裾、肩の順に直し、足すのは余らせる場所が決まったあとの1枚だけです。大きい服を避ける必要はありません。余りの置き場を決めれば、身長は服に負けなくなります。
よくある問い
- Q. 低身長は大きい服を着てはいけないのですか
- 着て構いません。問題は大きさではなく、余った布がどこに溜まるかです。身長が低いと、同じ服でも袖・肩・裾の3か所すべてに布が余ります。3か所とも余ったままだと服の中で体が小さく見え、子どもが大人の服を着た形になります。余りを1か所に決めて、残りの2か所は体に合わせると、大きい服のまま身長が服に負けなくなります。どこを残すかは頭身と肩幅で決まるので、本文の測り方で自分の数を出してください。
- Q. 頭身はどう測りますか。正確に出せる気がしません
- 正確でなくて構いません。見るのは7を超えるか、6.5を下回るかだけです。壁を背にして立ち、頭のいちばん上とあごの先に印を付けて、その間の長さを測ります。身長をこの長さで割った数が頭身です。たとえば身長152cmで頭の縦が22cmなら、約6.9です。6.5未満なら頭が大きめの側、7以上なら小さめの側と考えて、本文の分岐に進んでください。6.5〜7の間なら、どちらとも取れる人として肩幅のほうを先に見ます。
- Q. 肩幅が狭いと言われます。大きい服は避けるべきですか
- 避けるのではなく、肩に余りを出さない服を選びます。肩幅が狭い人が肩の落ちた服を着ると、服の肩の縫い目が腕の途中まで下がり、首から肩までの線が消えて、くたびれた印象になります。肩の縫い目が自分の肩先に乗る服を選び、余りは袖の太さか裾の広がりに出してください。測り方は、頭の横幅を1として肩幅が2を下回るかどうかです。2未満なら肩に余りを出さない側です。
- Q. 手持ちの大きいニットが、どうしても部屋着に見えます
- 部屋着に見えるのは、袖・肩・裾の3か所が全部余っているときです。まず袖口を手首の骨の位置まで押し上げて、袖の余りを消してください。これだけで印象が変わる人が半分います。変わらなければ、裾を前だけボトムに入れて、裾の余りを消します。それでも部屋着に見えるなら、残っているのは肩の余りです。肩の縫い目が腕の途中にあるなら、その服は肩幅が狭い人には合っていないので、上に肩の縫い目がある羽織りを重ねて、肩の線を上から作ってください。
- Q. 低身長でおしゃれに見える人は、何が違うのですか
- 身長が同じでも、頭身と肩幅が違います。頭身が7以上で肩幅が頭の横幅の2倍以上ある人は、大きい服の余りがどこに溜まっても、体の輪郭が残るので服に負けません。この人は服を選ばなくてもおしゃれに見えます。頭身が6.5未満か肩幅が2倍未満の人は、余りが溜まる場所を自分で決めないと、身長が服に隠れます。おしゃれに見える低身長の人は、無意識にか意識してか、余りの場所を1か所にしています。本文の測り方は、それを意識して再現するためのものです。
— メグラシ編集部





