トレンドブーツ|今年の1足は、冬までの予定で筒の高さを選ぶ

**今年のブーツを1足買うなら、先に手帳を開いて、10月から2月までの予定を書き出してください。**そのうえで、靴を脱ぐ予定が月に何回あるか、1日に歩く時間がどれくらいか、スカートとパンツのどちらの日が多いかを数えます。
この3つの数で、筒の高さと底の厚み、表面の質が決まります。トレンドの要素は、そのあとで1か所だけ受ければ足ります。形の名前から選ぶと、履く日が思ったより少ない1足になりやすいからです。
去年のブーツを今年も履いていいかは、ブーツの流行り|去年のブーツを今年も履いていいかに測り方をまとめてあります。この記事は、今年新しく1足を選ぶときの話です。
結論:脱ぐ回数で筒、歩く時間で底、雨の予定で表面を決める
| 数えるもの | 境目 | 決まるもの |
|---|---|---|
| 靴を脱ぐ予定 | 月に3回以上か | 筒の高さ(足首まで/膝下まで) |
| スカート・ワンピースの日 | 着る日の半分を超えるか | 筒の高さ(膝下までを選ぶか) |
| 1日に歩く時間 | 1時間を超える日が週2回以上か | 底の厚みと、ヒールの高さ |
| 雨・雪の予定 | 外を歩く予定の日に、月3回以上重なるか | 表面(起毛か、表革か) |
| きちんとした場 | 会食・式典が月2回以上あるか | つま先の形と、表面の艶 |
この表の上から順に決めていきます。先に決まるのは筒の高さで、底と表面はそのあとです。トレンドは最後に、どこか1か所だけで受けます。
まず手帳に、10月から2月までの予定を書き出す
予定は細かくなくて構いません。月ごとに、決まっていることと、毎年ある行事を書き出してください。通勤の日数、子どもの行事、旅行、会食、実家への帰省などです。
書き出すときは、予定ごとに次の4つの印をつけていきます。印の数を月ごとに足すと、その冬のブーツに何が要るかが見えてきます。
| 印 | つける予定 | 例 |
|---|---|---|
| 脱 | 靴を脱ぐ場面がある | 座敷のお店、実家、体育館の行事、試着 |
| 歩 | 外を1時間以上歩く | 旅行、街歩き、行楽、子どもの付き添い |
| 座 | 座って過ごす時間が長い | 会食、観劇、会議、長い移動 |
| 濡 | 雨や雪の中を歩く可能性がある | 屋外の行事、雨の多い地域への旅行 |
| 式 | 服装にきちんとした決まりがある | 式典、目上の人との会食、面談 |
1つの予定に印が2つ以上つくこともあります。旅行なら「歩」と「脱」がつくことが多く、会食なら「座」と「式」がつきます。
印をつけるときに迷うのは、行ってみないと分からない予定です。お店が座敷かどうか、行事が屋内か屋外か、といったことは、案内や予約のページで先に確かめられることが多いので、分かる範囲で印をつけてください。分からない予定は、印をつけずに空けておきます。空けた予定の数が多いときの決め方は、後の「どちらとも取れるとき」で扱います。
予定の印を、月ごとに数える
印をつけたら、月ごとに数を足します。見るのは合計ではなく、どの印がいちばん多いかです。
| 月 | よくある予定 | つきやすい印 |
|---|---|---|
| 10月 | 行楽、運動会、秋の旅行、結婚式 | 歩・濡・式 |
| 11月 | 七五三、紅葉の外出、学校の発表会 | 歩・脱・式 |
| 12月 | 会食、忘年会、買い物 | 座・脱・式 |
| 1月 | 初詣、帰省、新年会 | 歩・脱・濡 |
| 2月 | 雪の日の通勤、受験の付き添い | 濡・歩 |
この表はよくある形の一例で、地域や家族の形によって印の並びは変わります。雪の多い地域では12月から「濡」が増え、子どもが小さい家では「脱」が毎月続きます。自分の手帳で数えると、たとえば「脱」が毎月2回以上ある人もいれば、ほとんどない人もいます。同じ流行のブーツでも、印の並びが違えば、選ぶ筒の高さが変わります。
筒の高さ①|脱ぐ予定が月3回以上なら、足首までの筒
靴を脱ぐ予定が月に3回以上ある冬は、足首まで、またはくるぶしから10cmほど上までの筒を選んでください。脱ぎ履きが早く、玄関でほかの人を待たせません。
脱ぎ履きの速さは、玄関で自分で測れます。いま持っているブーツを1回脱いで、履き直して、ファスナーや紐を留め終えるまでの秒数を数えてください。
| 筒の高さと留め方 | 脱いで履き直すまでの目安 | 脱ぐ予定が多い冬に |
|---|---|---|
| 足首まで・側面が伸びる | 10〜20秒 | いちばん向く |
| 足首まで・ファスナー | 20〜30秒 | 向く |
| 足首まで・紐 | 40秒〜1分 | 紐をゆるめたまま履ける形なら向く |
| 膝下まで・ファスナー | 30秒〜1分 | 月2回までなら困らない |
| 膝下まで・ファスナーなし | 1分を超えることがある | 脱ぐ予定の多い冬には向かない |
紐のブーツでも、上のほうの紐をゆるめたまま足を入れられて、内側にファスナーがついている形なら、脱ぎ履きは20秒ほどで済みます。紐の数ではなく、紐をほどかずに脱げるかどうかを見てください。
30秒を超えるブーツは、座敷のお店や実家の玄関で、先に上がった人を待たせる時間になります。月に3回以上その場面があるなら、30秒以内に収まる筒を選んでおくほうが、その冬の予定と合います。
筒の高さ②|スカートの日が半分を超えるなら、膝下までの筒
手帳の予定のうち、スカートかワンピースを着る日が半分を超えるなら、膝下までの筒が働きます。スカートの裾と筒の上端のあいだに、脚が見える幅が少なくなり、寒い日でも脚が冷えにくくなります。
スカートの裾と筒の上端のあいだの幅は、服と靴を合わせて鏡の前で測れます。
| スカートの裾と筒の上端のあいだ | 見え方 | 寒い日に |
|---|---|---|
| 重なっている(筒が裾の中に入る) | 脚が見えず、縦に1本つながる | いちばん暖かい |
| 0〜5cm | 境目が細い帯になる | 暖かい |
| 5〜15cm | 脚がはっきり見える | タイツの色で寒さが変わる |
| 15cmを超える | 靴と服が離れて見える | 足首までの筒のほうが合うこともある |
膝丈のスカートなら膝下までの筒、ふくらはぎの半ばまでの丈なら、筒の上端が裾に入る高さが目安です。筒の上端が膝の骨にかかると、座ったときに筒が折れて当たることがあります。膝の骨の下端から指2本ぶん下で筒が終わるものを選ぶと、座る予定の多い日も楽です。
筒の高さ③|パンツの日が多いなら、裾の中に入る高さ
パンツの日が多い冬は、筒の高さを、パンツの裾の中に収まるかどうかで決めます。裾の幅と、筒のまわりの長さを比べてください。
| パンツの形 | 向く筒の高さ | 見るところ |
|---|---|---|
| 裾の広いワイドパンツ | 足首から15cmまで | 裾の中に筒が入り、つま先だけ出る |
| まっすぐのパンツ | 足首から10cmまで | 座ったときに筒の上端が出ないか |
| 足首に向かって細くなるパンツ | 足首まで | 裾が筒の上に乗る長さか |
| 脚に沿う細いパンツ | 膝下まで | 裾を筒の中に入れられるか |
| 裾を折り返したパンツ | 足首まで | 折り返しと筒の上端が近づきすぎないか |
パンツの裾が筒に引っかかると、歩くたびに裾が上がって止まります。**裾の内側に指を入れて、筒の上端まで楽に下ろせるかを試着で確かめてください。**脚に沿う細いパンツだけは、裾を筒の中に入れる形になるので、膝下までの筒が合います。
底の厚みは、1日に歩く時間で決める
1日に1時間を超えて外を歩く日が週に2回以上ある冬は、底に厚みとゴムの溝のあるブーツを選んでください。歩く時間が短い冬なら、底の薄いものでも困りません。
| 歩く時間が1時間を超える日 | 底の厚み | ヒールの高さ |
|---|---|---|
| ほとんどない | 1cm前後でもよい | 5cmまで |
| 月に数回 | 1.5cm前後 | 4cmまで・太いもの |
| 週に1回 | 2cm前後・溝あり | 3cmまで・太いもの |
| 週に2回以上 | 2〜3cm・深い溝あり | 平らか、太い3cmまで |
底の厚みは、ブーツを横から見て、つま先の下の底の高さで測ります。かかとの高さではありません。つま先の下が薄いと、石畳や砂利で足裏に当たりを感じやすくなります。
ヒールの高さは、底の厚みとは別に見ます。ヒールが高くなるほど、歩くたびに体の重さがつま先側にかかり、長く歩く日には足の前のほうが疲れやすくなります。歩く予定の多い冬は、ヒールの面が広く、高さが3cmまでのものが、1日を通して履きやすい形です。
旅行や行楽の予定がある月は、その1日のために底を決めてください。歩く予定が1回でも、その日に足が痛むと、ほかの予定よりも記憶に残ります。
表面は、雨の予定と場のきちんと度で決める
表面の質は、起毛の革(表面が毛羽立ったもの)と、表の革(表面がなめらかなもの)で分かれます。雨の予定と、きちんとした場の予定を数えてから決めてください。
| 予定の印 | 起毛の革 | 表の革(艶が少ない) | 表の革(艶がある) |
|---|---|---|---|
| 濡が月3回以上 | 防水の手入れをしても水染みが残りやすい | 向く | 向く |
| 濡が月2回以下 | 向く | 向く | 向く |
| 式が月2回以上 | 場によってはくだけて見える | 向く | いちばん向く |
| 歩が多い | 向く | 向く | 傷が目立ちやすい |
| 座が多い | 向く | 向く | 向く |
表面の質は、服との組み方にも関わります。起毛の革は、秋冬の服の表面と揃いやすく、ニットやウールの服と組むとまとまります。その一方で、雨の日の水染みが残りやすいのが弱いところです。雨の中を歩く予定の多い冬に1足だけ持つなら、表の革を選ぶほうが、予定を選ばずに履けます。
起毛の革を選ぶ場合は、履き始める前に防水のスプレーをかけて、雨の予報の日は別の靴に回すと決めておいてください。雨の日の代わりの1足が手元にあるなら、起毛の革でも冬を通して履けます。
トレンドの要素は、1足の中で1か所だけ受ける
ここまでで、筒の高さ、底の厚み、表面が決まりました。トレンドの要素は、そのあとで1か所だけ受けてください。
ブーツで流行が出る場所は、主に3つです。筒の形(まっすぐか、ゆるみがあるか)、つま先の形(丸いか、角があるか、細いか)、表面の質(起毛か、艶か)。この3つを全部その年の売り場に寄せると、翌年に流れが動いたとき、3か所とも同時にずれます。
| 受ける場所 | 受け方 | 予定との関係 |
|---|---|---|
| 筒の形 | 売り場で目立つ筒のゆるみや、まっすぐさに寄せる | 筒の高さは予定で決めたまま、形だけ寄せる |
| つま先 | 売り場で目立つ丸み・角・細さに寄せる | 歩く予定が多いなら、細すぎるものは避ける |
| 表面 | 売り場で目立つ質感に寄せる | 雨の予定が多いなら、起毛は避ける |
**1か所だけなら、翌年ずれても、残りの2か所で履き続けられます。**どこで受けるかは、予定と引っかからない場所を選んでください。歩く予定が多い人がつま先で流行を受けると、細いつま先で長く歩く日が来ます。
売り場で見る3か所|筒の形・つま先・表面
売り場では、同じ高さの棚に並んでいるブーツを5足ほど見比べてください。5足のうち3足以上に共通している形が、その年に目立っている形です。
| 見る場所 | 見方 | 5足の比べ方 |
|---|---|---|
| 筒の形 | 横から見て、筒がまっすぐ立つか、ゆるみが出るか | 立つもの・ゆるむものを数える |
| 筒の口 | 上から見て、口が脚に沿うか、広く開くか | 指が何本入るかを数える |
| つま先 | 上から見て、先が丸いか、角があるか、細いか | 先端から1cm下がった所の幅を見比べる |
| 底 | 横から見て、つま先の下の厚み | 薄い・中くらい・厚いを数える |
| 表面 | 光に当てて、艶があるか、起毛か | 艶・起毛・その中間を数える |
5足の中で数が多かった側が、今年の売り場の側です。そのうち、自分が流行を受けると決めた1か所だけを、売り場の側に寄せます。残りは手帳の予定から決めた通りにしてください。
予定別|10月の予定で選ぶ
10月は、行楽や運動会、秋の旅行、結婚式が重なる月です。まだ暖かい日もあるので、ブーツを履く日そのものが少ないこともあります。
| 10月の予定 | 向くブーツ | 理由 |
|---|---|---|
| 行楽・秋の旅行 | 足首までの筒、底2cm前後 | 歩く時間が長く、昼は暖かい |
| 運動会・屋外の行事 | 足首までの筒、表の革 | 砂や土がつき、拭き取りやすいほうがよい |
| 結婚式 | ブーツは履かない | 式の服装の決まりに合わせてパンプスにする |
| 平日の通勤 | 下旬から、足首までの筒 | 上旬は暑く感じる日がある |
10月の結婚式や式典は、ブーツではなくパンプスの日として手帳に書いておいてください。この月のブーツは、行楽や旅行のように歩く予定のために選ぶことが多く、筒の高さより底の厚みが先に効きます。
10月のうちは、ブーツを履き始めるかどうかそのものが分かれ目です。**最高気温が20度を下回る日が続きだしたら、足首までの筒から始めてください。**履き始める時期の目安は10月のブーツ解禁時期にもあります。
予定別|11月から12月の予定で選ぶ
11月から12月は、七五三や学校の発表会、会食や忘年会が重なり、「脱」と「座」と「式」の印が増えます。
| 11〜12月の予定 | 向くブーツ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 七五三 | 足首までの筒、表の革、太い低めのヒール | 参道の砂利と、写真に写る足元 |
| 学校の発表会 | 足首までの筒、脱ぎ履きの早いもの | 体育館で上履きに履き替えることがある |
| 会食 | 膝下までの筒、表の革 | 座敷かどうかを先に確かめる |
| 忘年会 | 足首までの筒 | 座敷が多い。脱ぎ履き30秒以内 |
| 買い物 | 足首までの筒、底1.5cm前後 | 試着で何度も脱ぐ |
七五三の日は、家族の写真に足元まで写ることが多い予定です。子どもの着物や服の色と比べて、ブーツの色が暗すぎないか、明るすぎないかを前の日に見ておくと、写真の中で足元だけが目立つことが減ります。
この2か月は、1年のうちでもっともブーツを脱ぐ場面が多くなる時期です。会食の予定が決まったら、座敷かどうかを先に確かめて、その日の靴を決めてください。
予定別|1月から2月の予定で選ぶ
1月から2月は、初詣、帰省、新年会、雪の日の通勤があり、「歩」と「濡」の印が増えます。いちばん寒い時期なので、筒の高さで暖かさが変わります。
| 1〜2月の予定 | 向くブーツ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 初詣 | 足首までの筒、底2cm前後 | 行列で長く立つ。石段と砂利 |
| 帰省 | 足首までの筒 | 実家の玄関で何度も脱ぐ |
| 新年会 | 足首までの筒 | 座敷が多い |
| 雪・凍った道の通勤 | 底の溝が深いもの | 起毛の革は水染みが残りやすい |
| 寒い日の外出 | 膝下までの筒 | スカートの日は脚が冷えにくい |
初詣は、人の多い日に行くと、境内に入るまで30分以上並ぶことがあります。立っている時間が長い日は、底が薄いと足の裏に冷たさが伝わりやすいので、底の厚みを2cm前後にしておくと楽です。
雪の多い地域に住んでいる人や、雪の地域へ出かける予定がある人は、この月のために底を決めてください。溝の浅い底は、凍った道ですべりやすくなります。
通勤が主な人の1足
平日の通勤でいちばん長くブーツを履く人は、通勤の服装に合わせて1足を決めます。職場の服装の決まりと、駅までの距離で見てください。
| 通勤の服装 | 向く筒の高さ | 表面 |
|---|---|---|
| パンツが多い | 足首まで | 表の革・艶が少ない |
| スカートが多い | 膝下まで | 表の革・艶が少ない |
| パンツとスカートが半々 | 足首から10cm上まで | 表の革 |
| 服装の決まりがゆるい | どちらでもよい | 起毛でもよい |
通勤で1日に歩く時間が合計40分を超えるなら、底を2cm前後にしておくと、1週間履いても疲れがたまりにくくなります。職場で靴を履き替えるかどうかでも変わるので、履き替える人は脱ぎ履きの早さも見てください。
子どもの行事が多い人の1足
子どもの行事が多い冬は、「脱」と「歩」の印が増えます。体育館での行事は上履きに履き替えることが多く、屋外の行事は長く立つことになります。
| 行事 | 向くブーツ | 見るところ |
|---|---|---|
| 体育館の発表会 | 足首まで・側面が伸びる | 脱ぎ履き20秒以内 |
| 屋外の行事 | 足首まで・底2cm | 砂や土を拭き取れる表面 |
| 保護者会 | 足首まで | 教室で履き替えることがある |
| 送り迎え | 足首まで・平ら | 自転車に乗るならヒールなし |
行事の日は、上履きや持ち帰り用の袋も一緒に持つことが多く、両手がふさがった状態で靴を脱ぎ履きする場面があります。手を使わずにかかとを入れられる形か、つまみのついたものだと、荷物を置かずに履けます。
このタイプの冬は、膝下までの筒を選ぶと、履き替えのたびに時間がかかります。子どもの行事が月に2回以上あるなら、足首までの筒にしておいてください。
旅行の予定がある人の1足
冬のあいだに旅行の予定がある人は、その旅行で履けるかどうかを1足の条件に入れてください。旅行は、1日に歩く時間がもっとも長くなる予定です。
| 旅行の形 | 向くブーツ | 理由 |
|---|---|---|
| 街歩きの多い旅行 | 足首まで・底2cm前後 | 石畳や坂で歩きやすい |
| 温泉旅館に泊まる | 足首まで・脱ぎ履きの早いもの | 玄関で何度も脱ぐ |
| 雪の地域への旅行 | 底の溝が深いもの | 凍った道ですべりにくい |
| 飛行機での移動 | 足首まで | 保安検査で脱ぐことがある |
旅行の荷物に2足目の靴を入れられるかどうかでも変わります。泊まりの旅行で荷物に余裕があるなら、歩く日の1足と、宿や食事の場で履く1足に分けられます。日帰りや荷物を減らしたい旅行では、1足で通すことになるので、底の厚みを優先してください。
旅行のために新しく買うなら、出発の2週間前には手元に置いて、家の中で履き慣らしてください。新しいブーツで旅行の初日を迎えると、靴ずれを起こしやすくなります。
会食・集まりが多い人の1足
会食や集まりが多い冬は、「座」と「式」の印が増えます。きちんとした場で足元が浮かないかと、座ったときの見え方で選んでください。
| 集まりの形 | 向くブーツ | 見るところ |
|---|---|---|
| ホテルやレストランの会食 | 膝下まで・表の革・艶あり | スカートとの境目 |
| 座敷のお店 | 足首まで | 脱ぎ履き30秒以内 |
| 友人の家 | 足首まで | 玄関で脱ぐ |
| 目上の人との会食 | 表の革・つま先が細すぎないもの | 飾りが多すぎないか |
座って過ごす時間が長い予定では、座ったときに筒の上端がどこに来るかも見ておいてください。**膝下までの筒は、座るとスカートの裾と筒の上端が近づき、脚の見える幅が少なくなります。**立っているときより、座っているときのほうがまとまって見える形です。
買う時期|いちばん早い予定の2週間前までに
新しいブーツは、足に沿うまでに何回か履く時間が要ります。手帳の予定のうち、いちばん早くブーツを履きたい日の2週間前までに買ってください。
| 履き慣らしの段階 | 時間 | 回数 |
|---|---|---|
| 家の中で履く | 30分 | 2〜3回 |
| 近所の買い物 | 1時間 | 2〜3回 |
| ふだんの外出 | 半日 | 1〜2回 |
| 長く歩く予定の日 | 1日 | 本番 |
家の中で履いて、かかとや小指の横が当たるなら、その場所に当たりの出にくい貼るものを用意しておきます。**2週間の慣らしのあいだに当たりが消えないブーツは、長く歩く予定の日には向きません。**その場合は、歩く時間の短い予定に回してください。
試着で確かめる5つ
売り場で試着するときは、次の5つを順に確かめてください。店の中を歩くだけでは分からないことがあります。
| 確かめること | やり方 | 目安 |
|---|---|---|
| 脱ぎ履きの速さ | 1回脱いで、履き直す | 脱ぐ予定が多い人は30秒以内 |
| つま先のゆとり | 立った状態で、つま先を上から押す | 指先の前に1cmほど空きがある |
| かかとの浮き | 階段や段差を上がる | かかとが1cm以上浮かない |
| 筒と裾の関係 | 予定でよく着る服と合わせる | 裾が筒に引っかからない |
| 座ったときの筒 | 椅子に座って、膝を曲げる | 筒の上端が膝の裏に当たらない |
試着の日は、手帳の予定でいちばん多く着る服か、それに近い丈の服で行ってください。ふだんの服と合わせてみないと、筒の高さが合っているかは分かりません。
どちらとも取れるとき①|脱ぐ予定もスカートの日も多い
脱ぐ予定が月に3回以上あり、スカートの日も半分を超える。この場合は、筒の高さの答えが2つに割れます。
この冬は、足首から10cmほど上までの筒を選んでください。足首までより高く、膝下までより低い、中間の高さです。側面にファスナーのあるものなら、脱ぎ履きが30秒以内に収まり、スカートの裾との境目も膝下までの筒に近づきます。
| 迷ったときの中間 | 筒の高さ | 合わせる服 |
|---|---|---|
| 脱ぐ予定とスカートの日が両方多い | 足首から10cm上まで・ファスナー | ふくらはぎの半ばまでのスカート |
| 脱ぐ予定と歩く日が両方多い | 足首まで・底2cm | パンツ・スカートどちらも |
| 式と雨の予定が両方多い | 足首まで・表の革・艶あり | きちんとしたパンツ |
中間の高さを選んだときは、スカートの丈をふくらはぎの半ばまでのものに寄せると、脚の見える幅が少なくなります。膝丈のスカートと合わせると境目が広くなるので、タイツの色を筒に近づけて、境目を目立たなくしてください。
どちらとも取れるとき②|予定がまだ決まっていない
10月の時点で、冬の予定がほとんど決まっていないこともあります。その場合は、去年の10月から2月の予定を思い出して、印をつけてください。
毎年の行事や、職場の会食、帰省のように、繰り返す予定は今年も起きる可能性が高いからです。去年の予定も思い出せないなら、次の順で決めます。
- 通勤や送り迎えのような、毎週の予定で筒の高さを決める
- 1日に歩く時間が長い日が月に何回あるかで、底を決める
- 表面は、雨の中を歩く可能性があるなら表の革にする
空けた予定があとから決まったときは、その予定に手持ちのブーツが合うかを、決まった時点で確かめてください。合わない予定が1つだけなら、その日は別の靴にします。合わない予定が同じ月に3つ以上たまったときが、2足目を考える時期です。
**決まっていない予定のために、特別な1足を選ぶ必要はありません。**毎週の予定に合う1足を先に持ち、特別な予定には、手持ちの別の靴を合わせる形のほうが、履く日が多くなります。
どちらとも取れるとき③|欲しい形と、予定が合わない
売り場で気に入った形が、手帳の予定と合わないことがあります。たとえば、脱ぐ予定が多い冬に、ファスナーのない膝下までのブーツが気に入ったときです。
この場合は、次の表で、どれだけ履けるかを数えてください。
| 気に入った形の使える日 | 判断 |
|---|---|
| 予定の半分以上で履ける | 今年の1足にしてよい |
| 予定の3分の1ほどで履ける | 2足目として考える |
| 予定の4分の1以下でしか履けない | 今年は見送る |
**気に入った形でも、履ける日が冬のあいだに数回しかないなら、今年の1足にはしないでください。**その形は、予定が変わった年か、2足目を足す年に回します。どうしても今年履きたいなら、履けない予定の日に何を履くかを先に決めておくと、買ったあとに迷いません。
どちらとも取れるとき④|去年のブーツがもう1足ある
去年のブーツがまだ履ける状態で手元にあるなら、今年の1足は、去年の1足と反対の側に振ってください。
| 去年のブーツ | 今年の1足 |
|---|---|
| 膝下までの筒 | 足首までの筒 |
| 足首までの筒・起毛 | 足首までの筒・表の革、または膝下まで |
| 足首までの筒・表の革 | 膝下までの筒、または起毛の足首まで |
| 底の薄いもの | 底が2cm前後のもの |
2足が同じ側にそろうと、予定の印のうち、どちらのブーツでも合わない日が残ります。**反対の側に振っておけば、手帳のほとんどの予定をどちらかの1足で受けられます。**去年のブーツを今年も履けるかの確かめ方は、ブーツの流行りにあります。
2足目を足すなら、1足目で受けられない予定から決める
1足目を選んで、手帳の予定に当てはめたとき、どの予定にも合わない日が月に3回以上残ったら、2足目を考えてください。
| 1足目で受けられない予定 | 2足目 |
|---|---|
| 座敷・実家の玄関 | 足首まで・側面が伸びる |
| スカートの寒い日 | 膝下までの筒 |
| 雪・雨の日の外歩き | 底の溝が深い、表の革か防水のもの |
| 長く歩く旅行 | 底2cm前後の足首まで |
2足目も、1足目と同じようにトレンドの要素は1か所だけにします。**2足とも同じ場所で流行を受けると、翌年に2足とも同じ場所でずれます。**1足目が筒の形で受けているなら、2足目は表面かつま先で受けてください。
翌年、流行を受けた1か所がずれたとき
1足の中で流行を受ける場所を1か所に絞っておくと、翌年に売り場の流れが動いたとき、ずれるのはその1か所だけです。そのときの扱いは、ずれた場所によって変わります。
| ずれた場所 | 翌年の扱い |
|---|---|
| 筒の形 | パンツの裾で筒を覆う日を増やし、筒が見える日を減らす |
| つま先 | 裾の長いパンツと組んで、つま先の出る長さを短くする |
| 表面 | 服の表面を同じ質にそろえて、足元だけが浮かないようにする |
ずれた1か所は、服の組み方で目立たなくできることが多い場所です。筒の形がずれたなら、筒が隠れる丈のパンツと組む日を増やします。表面がずれたなら、同じ質感の服と組むと、足元だけが浮いて見えることが減ります。3か所とも予定に合わせて選んだ1足なら、1か所ずれても、手帳の予定の多くでそのまま履けます。
そのうえで、ずれた1か所が気になって履く日が減ったなら、そのときが入れ替えを考える時期です。その判断のしかたは、去年の1足を確かめる記事と同じ手順で進められます。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. トレンドのブーツを買うなら、ロングとショートのどちらがいいですか
- 10月から2月までの予定を書き出して、靴を脱ぐ予定が月に何回あるかを数えてください。月に3回以上なら、脱ぎ履きの早い足首までの筒が向きます。脱ぐ予定が少なく、スカートやワンピースの日が半分を超えるなら、膝下までの筒のほうが出番が多くなります。どちらが流行っているかより、その冬に何回履けるかで決めると、買ったあとに履かない1足になりにくくなります。
- Q. 流行りのブーツは、来年には古く見えませんか
- 1足の中で流行を受けている場所が多いほど、翌年に古く見えやすくなります。筒の形・つま先・表面の3か所のうち、流行を受けるのを1か所だけにしておくと、翌年に売り場の流れが動いても、ずれるのは1か所で済みます。残りの2か所は、予定に合わせて選んだものなので、流行とは関係なく働き続けます。去年のブーツを今年も履けるかの確かめ方は別の記事にまとめています。
- Q. ブーツを買うのに一番いい時期はいつですか
- いちばん早く履く予定の2週間前までに買ってください。新しいブーツは、革が足に沿うまでに何回か履く時間がかかります。家の中で30分ずつ、近所の買い物で1時間ずつ、と慣らしてから、長く歩く予定の日に履くと、靴ずれを起こしにくくなります。10月の旅行や行事に履きたいなら、10月の頭には手元にあるのが目安です。
- Q. 座敷のお店に行く日に、ロングブーツを履いても大丈夫ですか
- 履いて行くこと自体は問題ありませんが、玄関で脱ぐのと、帰りに履くのに時間がかかります。ファスナーのないロングブーツは、脱いで履き直すまでに1分を超えることがあり、ほかの人を待たせる形になります。座敷の予定が月に1〜2回なら、その日だけ別の靴にしてください。月に3回以上あるなら、今年の1足は足首までの筒にしておくほうが、予定と合います。
— メグラシ編集部





