メグラシ
自分を知る

エレガントとは|言葉の意味と語源、上品・優雅・高級感との違い

メグラシ編集部//読了 15分
エレガントという言葉が指すものを表した、色数の少ない静かな装いのイメージ図

エレガントとは、余分をそぎ落として選び抜かれたものが、静かに整って見えることを指す言葉です。 豪華さでも、華やかさでも、値段の高さでもありません。人にも、服にも、所作にも、音楽にも使われますが、褒めている中身はいつも同じで「無駄がない」の一点です。

日本語では「上品で優雅」と訳されることが多く、そこから「ドレスアップ」「高価」という意味が後から乗りました。ただ、語のもとをたどると、そこにあるのは飾ることではなく、選ぶことです。

この記事の要点

  • エレガントとは、余分をそぎ落として選び抜かれたものが静かに整って見えること
  • 語源はラテン語 elegans。「選ぶ」の系統の語で、「飾る」「豪華」は含まれていない
  • 日本語の用法は「華やか・高価」の側へずれており、そのずれが誤解のもとになっている

エレガントの語源|ラテン語の「選び取る」から来ている

エレガントのもとになった語は、ラテン語の elegans(エレガンス) です。この語は「選ぶ」を意味する動詞 legere の系統にあり、「選び取る」を意味する eligere と同じ根を持ちます。

段階語形そのときの意味
ラテン語(動詞)legere選ぶ、摘み取る、読む
ラテン語(動詞)eligere選び取る、えり分ける
ラテン語(形容詞・古い層)elegansえり好みが激しい、凝りすぎている(けなす側)
ラテン語(形容詞・のちの層)elegans趣味がよい、洗練されている(褒める側)
フランス語élégant洗練された、あか抜けた
英語elegant無駄がなく洗練された
日本語エレガント上品で優雅、きれいめで女性らしい

注目したいのは、古いラテン語では elegans がけなす言葉だったことです。えり好みが過ぎる、凝りすぎている、という方向で使われていた記録があります。それが時代とともに反転して、「選び方が的確である」という褒め言葉になりました。

反転してもなお、語の芯にある「選ぶ」は消えていません。 これが、この言葉を理解するいちばんの手がかりになります。

英語の elegant が今も持っている意味

英語の elegant は、服やドレスアップだけの言葉ではありません。むしろ日常的には、装いと関係のない場所でよく使われます。

使われる場面英語での言い方そこで褒めているもの
数学の証明an elegant proof手数が少なく、筋がまっすぐ通っている
プログラムの設計an elegant solution遠回りせず、余計な処理がない
装置・道具の設計an elegant design部品が少なく、使い方に迷いがない
文章elegant prose言葉数が少なく、意味が濁らない
実験の組み立てan elegant experiment問いに対して余分な条件がない
装いan elegant dress形と色が絞られていて、静かに整っている

「豪華な証明」「高価な解法」とは絶対に言いません。 つまり英語の elegant は、価格や豪華さとは切れた場所にある言葉です。ここが日本語の使われ方といちばん違うところで、逆にいえば、この一覧を見れば語の中身がそのまま分かります。

日本語での使われ方と、英語本来の意味とのずれ

日本語のエレガントは、ファッションの文脈で 系統名(テイストの名前) として使われることが多く、その過程で意味が寄りました。

日本語で乗った意味実際にそう使われる例語のもとから見るとどうか
女性らしい「エレガントな装い」=きれいめで女性的な服語には性別は含まれていない
華やか「エレガント=装飾があって目を引く」むしろ逆。減らすほうへ働く語
高価「エレガント=いい素材、いいブランド」価格は語の中身に入っていない
ドレスアップ「エレガント=改まった場の服」場の格を指すのはフォーマルの役目
大人っぽい「エレガント=落ち着いた年齢の装い」年齢は語の中身に入っていない

このずれが起きた理由ははっきりしていて、日本語に入るとき「上品で優雅」という訳語が当てられたからです。「上品」と「優雅」はどちらも日本語として強い言葉なので、そちらの意味が前に出て、もとの「選び抜く」が後ろに下がりました。

ずれ自体は悪いことではありません。ただ、「エレガントとは」と調べたときにモヤモヤが残るのは、目の前で使われている意味と、語が本来指しているものがずれているからです。

何に対して使う言葉か

対象が変わっても、褒めている中身は変わりません。

対象「エレガント」と言われる状態逆になっている状態
動きと言葉に無駄がなく、迷いが見えない動作が忙しい、言い直しが多い
色と形が絞られ、体に合っている色数が多い、寸法が合っていない
所作音が立たない、動きの終わりが静か物を置く音が大きい、動きが途中で止まる
空間置いてあるものが少なく、線がそろっているものが多い、高さがばらついている
音楽・演奏音数が少なく、間が保たれている装飾音が多く、休符が埋まっている
文章言葉数が少なく、意味が一度で通る修飾が多く、読み返しが必要
数学・設計手数が少なく、例外処理が要らない場合分けが多い、継ぎ足しがある
料理・盛りつけ皿の上の要素が少なく、余白がある品数が多く、余白がない

共通しているのは「少ない」ことではなく、「選んである」ことです。 ただ少ないだけなら、それは物足りないと呼ばれます。残すものが決まっていて、その理由が見える。そこが分かれ目です。

似た言葉との違い

いちばん混ざりやすいところを一枚に並べます。

言葉中心にあるもの主語になりやすいもの反対側にある言葉
エレガント選び抜かれた無駄のなさ人・服・所作・設計過剰、雑然
上品下品でないこと。品位人・言葉づかい・服下品
優雅余裕のある時間と動き人・動作・暮らしあわただしい
気品内側からにじむ品格人(主に人だけ)卑しさ
高級感高価に見えること物・素材安っぽさ
ゴージャス量が多く、華やかであること物・空間・装い質素
クラシック時代が変わっても残る型服・音楽・様式流行もの
フォーマル場の決まりに合っていること服・場面カジュアル
シック落ち着いた洗練、色数の少なさ服・色づかい派手
エレガンスエレガントの名詞形状態そのもの

この表でいちばん大事なのは、エレガントとゴージャスが同じ列に並ばないことです。日本語では隣に置かれがちですが、語のもとで見れば、この二つは反対方向を向いています。

「上品」との違いをもう一段

上品は避けることで達成される言葉です。露出を抑える、言葉づかいを整える、乱れたものを外す。引き算のチェックリストで近づけます。

エレガントは選ぶことで達成される言葉です。減点をゼロにしただけでは届きません。何を残すか決めた形跡が見えて、はじめてそう呼ばれます。

達成の仕方満点の状態
上品減点をなくす引っかかるところが一つもない
エレガント残すものを決める残っているものに理由が見える

だから、上品だがエレガントではないという状態はふつうに起こります。何も外れていないが、選んだ形跡が見えないときです。

「優雅」との違い

優雅は時間と動きの言葉です。急がない、余裕がある、動作がゆったりしている。

エレガントは静止画でも成立します。置いてある一脚の椅子をエレガントと言うことはできますが、優雅と言うには動きか時間の余裕が要ります。

「高級感」とは別物

高級感は「高価に見えること」、つまり価格の記号の話です。大きなロゴ、強い光沢、金具の量、装飾の密度。どれも「高そうに見せる」ための記号です。

記号が増えるほど、選び抜いた形跡は見えにくくなります。 高級感とエレガントが同時に成立することはありますが、高級感を上げる操作は、たいていエレガントを下げる方向に働きます。

エレガントの対義語は何か

辞書的に一語で決まっているわけではありませんが、何を反対とみなすかで、その人がこの語をどう理解しているかが分かります。

反対に置く言葉そう置いた場合の「エレガント」の理解妥当か
過剰、雑然選び抜かれていない状態を反対と見る語源から見て妥当
カジュアル改まっていない状態を反対と見るフォーマルの対義語と取り違えている
下品品位を欠いた状態を反対と見る上品の対義語と取り違えている
安っぽい価格が低く見える状態を反対と見る高級感の対義語と取り違えている
野暮ったいあか抜けない状態を反対と見る近いが、洗練の対義語のほう

いちばん近いのは「過剰」です。 足しすぎた状態、選ばずに全部残した状態。そこが反対側だと分かれば、この言葉が要求しているのは引き算だと自然に理解できます。

「エレガントな人」と言われる人に共通していること

服の話に入る前に、人の側を先に見ておくと理解が早くなります。

共通していること実際に見えていること逆になると
数が少ない身につけている小物の点数が少ない目が全身をあちこち動く
色が少ない全身が二〜三色に収まっているどこを見ればいいか決まらない
音が少ない物を置く音、歩く音が静か動くたびに存在が主張される
動きが急でない動作の終わりまで速度が一定途中で止まる、慌てて直す
寸法が合っている肩線と丈が体の位置に合っている借り物のように見える
手入れが行き届いている毛玉・型崩れ・汚れがない素材の良し悪しより先に目に入る
迷いが見えない同じ形の服を繰り返し着ている毎回違う方向で、輪郭が定まらない
説明が短い一度で意味が通る話し方言い直しと補足が重なる

「同じ服を繰り返し着ている」が入っているのは、偶然ではありません。 選び抜くとは、選び直しをしないことでもあります。

装いでエレガントな印象を作る|色

色の決め方エレガントに寄る遠ざかる
全身の色数二色、多くて三色四色以上
濃淡の使い方同系色の濃淡でつなぐ補色を同じ面積でぶつける
差し色の量小物一点まで上下と小物の三か所
黒の使い方素材で表情を変えて一点に全身黒で質感もそろえる
白の使い方顔の近くに一面白と生成りを混ぜて濁らせる
無地、または遠目で無地に見える柄輪郭の強い大柄

黒を着ればエレガントになる、は誤解です。 黒は色数を減らすのに便利なだけで、素材の表情がそろってしまうと、静かというより平坦に見えます。

装いでエレガントな印象を作る|素材

素材で見るところは一つ、光の返り方です。

光の返り方該当する素材の感じ見え方
面でやわらかく返るなめらかで密度のある生地静かに整って見える
粒で細かく散る表面に強い光沢がある生地動くたびにきらつき、量が増えて見える
ほとんど返さない起毛した生地、目の粗い生地素朴・温かい方向。エレガントとは別の魅力
一部だけ返る落ち感のある薄手の生地動きに合わせて輪郭が変わる

光が「面で」返るか「粒で」散るかが、いちばん分かれ目になります。 手に持って窓のほうへ向けると、その場で確認できます。

装いでエレガントな印象を作る|シルエットと丈

決めるところエレガントに寄る遠ざかる
全体の輪郭縦に長く、線が一本通る途中で幅が二度変わる
ゆとりの入れ方上下どちらか一方だけ上下ともゆるい
肩の位置自分の肩の骨の位置に合う内側に食い込む、外へ落ちすぎる
丈の切れ目体の細い位置で切る体の太い位置で切る
袖の長さ手首の骨が見える長さ手の甲まで隠れる長さ
靴の甲甲の見える量が控えめ装飾やベルトが横に走る

装いでエレガントな印象を作る|所作

装いだけで完結しないのが、この言葉の面倒なところです。所作のほうが効きます。

場面エレガントに見える動きそう見えなくなる動き
物を置く置く直前に速度を落とす最後まで同じ速度で置く
座る背が先、腰が後で沈む腰から落ちる
立ち上がる一度で立つ途中で手をつく、二段階になる
歩く歩幅が一定で、かかとの音が小さい歩幅が変わり、音が響く
髪を直す直さない、または一度で終える何度も触る
荷物を持つ持ち替えない頻繁に持ち替える

共通しているのは「やり直しが見えない」ことです。 選び抜いたものは、途中で直す必要がありません。所作にもそれが出ます。

エレガントにならないとき、何が起きているか

感じていること起きていること直し方
きちんとしているのに硬い全部が同じ質感でそろっている一か所だけ質感を変える
高そうだが安心して見られない高級感の記号が三つ以上ある記号のいちばん大きいものを外す
地味なだけに見える減らしただけで、残すものを決めていない顔の近くに一点だけ質の高いものを置く
服は整っているのに落ち着かない動作の速度が最後まで一定置く動作の終わりだけ遅くする
写真だと決まるが実物だと違う音と動きが入っていない靴の音を確かめる
若づくりに見える装飾の量が体の面積に対して多い小物の点数を一つ減らす

顔タイプ診断の「エレガント」は、この記事の言葉とは別の意味

ここまで書いてきた「エレガント」は、印象を褒める一般語です。

いっぽう、顔タイプ診断で言う「エレガント」は、顔立ちの傾向につけられた分類名です。大人顔で、直線と曲線をあわせ持ち、パーツが大きめという造作の特徴を指します。褒め言葉ではなく、8つに分けたうちの1つの名前です。

語義としてのエレガント顔タイプ診断のエレガント
何の名前か印象の褒め言葉顔立ちの分類名
誰にでも当てはまるか誰でも作れる状態顔の造作で決まる
良し悪しがあるかない(状態の名前)ない(分類の名前)
反対側にあるもの過剰、雑然ほかの7タイプ
使う場面人・服・所作・音楽・設計似合う服や髪型を考えるとき

つまり、「エレガントな人」と「顔タイプエレガントの人」は別のことを言っています。 顔タイプがキュートでもクールでも、エレガントな印象は作れます。逆に、顔タイプがエレガントだからといって、自動的にエレガントに見えるわけでもありません。

診断としての「エレガント」を知りたい方は、こちらが担当です。

なお、当サイトでは特定の個人を挙げてタイプ分けはしていません(理由)。

「エレガンス」と「エレガント」の使い分け

同じ語ですが、日本語では品詞が分かれています。エレガントが形容の側、エレガンスが名前の側です。

言い方品詞のはたらき自然な使い方
エレガント状態を言い表す「エレガントな装い」「エレガントに見える」
エレガンスその状態そのものを指す「エレガンスがある」「エレガンスを保つ」
エレガントさ程度を測る言い方「エレガントさが足りない」

「エレガンスがある人」と言うと、その人が持っている性質の話になります。「エレガントな人」と言うと、いま見えている状態の話になります。持ち物として言うか、いまの見え方として言うかの差だと考えると、迷わなくなります。

場面別に「エレガント」を言い換えると

この言葉が曖昧で使いにくいときは、その場で褒めたい中身に言い換えるほうが伝わります。

褒めたい中身「エレガント」の代わりに使える言い方
色数が少なくて静か落ち着いている、まとまっている
形が絞られて無駄がないすっきりしている、簡潔だ
動きにやり直しがない所作がきれい、動きが静か
素材と作りが行き届いている丁寧に作られている
場に対して外していないきちんとしている、ふさわしい
余裕が見える優雅だ、ゆったりしている
品位が保たれている上品だ

逆にいえば、この表の右側が一つも当てはまらないのに「エレガント」と言われているときは、たいてい「高そう」の言い換えとして使われています。

「ソフトエレガント」は何が違うのか

「ソフエレ」「ソフトエレガント」も、顔タイプ診断の8タイプのうちの1つの名前です。英語に soft elegant という決まった言い方があるわけではなく、日本語の診断の中で作られた呼び名です。

言葉としての違いはソフエレとは|ソフトエレガントの意味と略語の由来に、診断としての中身は顔タイプソフトエレガントとはにまとめました。

「エレガント」と「フェミニン」の分かれ目が知りたい場合はエレガントとフェミニンの違い、フェミニンという語そのものの意味はフェミニンとはが担当します。

「エレガント」と言われたいときの、最初の一歩

やることは足すことではありません。

  1. 色数を三色までにする(同系色の濃淡は一色と数えて構いません)
  2. 小物の点数を一つ減らす(外して困らなかったものが、外していいものです)
  3. 顔の近くに一点だけ、質感のよいものを置く
  4. 物を置く動作の終わりだけ、速度を落とす

この4つは、どれも買い物を必要としません。エレガントが「選ぶ」の語であるということは、いま持っているものの中でも成立するということです。

よくある誤解

誤解実際は
高い服を着ればエレガント価格は語の中身に入っていない。記号が増えると逆に遠ざかる
黒を着ればエレガント黒は色数を減らす道具。質感がそろうと平坦に見える
光沢があるほどエレガント粒で散る光は量を増やして見せる。面で返る光が近い
女性に対して使う言葉語に性別は含まれていない。設計や証明にも使う
改まった場だけの言葉場の格を指すのはフォーマル。エレガントは日常でも成立する
露出を抑えればエレガントそれは上品の条件。エレガントは残すものを決めた形跡で決まる
顔タイプエレガントの人の言葉診断名と一般語は別。どのタイプでも作れる
たくさん持っている人の言葉選び直しが少ないほうが近い

まとめ

エレガントとは、余分をそぎ落として選び抜かれたものが、静かに整って見えることです。語源はラテン語の elegans で、「選び取る」を意味する eligere と同じ根を持ちます。「飾る」も「豪華」も、語の中には入っていません。

日本語では「上品で優雅」という訳語から、華やか・高価・ドレスアップの側へ意味が寄りました。そのずれを知っておくと、この言葉に振り回されずに済みます。

装いで作るなら、順番は減らす→残すものを決める→所作を整えるです。色数を三色まで、小物を一点減らす。そこからで十分に届きます。

そして、顔タイプ診断の「エレガント」は別の意味の言葉です。あちらは顔立ちの分類名で、こちらは印象の褒め言葉。混ざったままだと、どちらの答えも見つかりません。

関連記事

次に読むなら

— メグラシ編集部

よくある問い

Q. エレガントとはどういう意味ですか?
余分なものをそぎ落として選び抜いた結果、静かに整って見えることを指します。豪華さや華やかさとは別の言葉です。人・服・所作・空間・音楽・文章、さらには数学の証明にまで使われますが、褒めている中身はどれも共通していて「無駄がない」「選び方が的確」の一点です。日本語では「上品で優雅」と訳されることが多く、そこから「ドレスアップ」「高価」の意味が後から乗りました。
Q. エレガントの語源は何ですか?
ラテン語の elegans です。これは「選ぶ」を意味する動詞 legere の系統にあり、「選び取る」を意味する eligere と同じ根を持ちます。古い時代のラテン語では「えり好みが激しい」「凝りすぎている」というけなす側の意味で使われていた記録があり、のちに「趣味がよい」という褒め言葉へ移りました。フランス語の élégant を経て英語の elegant になり、日本語には外来語として入っています。
Q. エレガントと上品の違いは何ですか?
上品は「下品でないこと」、つまり避けることで達成される言葉です。エレガントは「選び抜いたこと」、つまり選ぶことで達成される言葉です。上品は減点をなくせば近づけますが、エレガントは減点をゼロにしただけでは届きません。何を残すかを決めた形跡が見えて、はじめてエレガントと呼ばれます。
Q. エレガントと優雅の違いは何ですか?
優雅は時間と動きの言葉です。急がない、余裕がある、動作がゆったりしている、という状態を指します。エレガントは静止した一枚の写真でも成立します。立っているだけ、置いてあるだけでも「エレガント」と言えますが、「優雅」と言うには動きか時間の余裕が要る、という違いがあります。
Q. エレガントと高級感の違いは何ですか?
高級感は「高価に見えること」を指す言葉で、価格の記号の話です。エレガントは価格と無関係に成立します。むしろ高級であることを示す記号(大きなロゴ、強い光沢、装飾の量)が増えるほど、選び抜いた形跡は見えにくくなり、エレガントからは遠ざかります。
Q. 顔タイプ診断の「エレガント」とこの言葉は同じ意味ですか?
別の意味です。顔タイプ診断のエレガントは、顔立ちの傾向を分類したラベルの名前で、大人顔で直線と曲線をあわせ持ち、パーツが大きめという造作の特徴を指します。褒め言葉ではなく分類名です。つまり「エレガントな人」と「顔タイプエレガントの人」は別のことを言っています。
Q. エレガントに見せたいとき、まず何を変えればいいですか?
数を減らすことです。全身の色数を三色までにし、身につけている小物の点数を一つ減らす。この二つだけで、選び抜いた形跡は見え始めます。素材を上げたり丈を変えたりするのはその次で構いません。足すことより減らすことが先、という順番がこの言葉の中心にあります。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事

あわせて読みたい

アクティブキュートとは|言葉の意味と語源、キュートとの違い

自分を知る

アクティブキュートとは|言葉の意味と語源、キュートとの違い

アクティブキュートとは「動きのあるかわいさ」を指す和製の複合語。active(ラテン語 agere「行う」に遡る)と cute(もとは acute「鋭い」)の語源、英語に同じ言い回しが無いこと、キュート/ガーリー/ポップ/フレッシュとの違い、装いでその印象を作る色・素材・形までを表で整理。顔タイプ診断の「アクティブキュート」が別の意味であることも説明します。

メグラシ編集部読了 15分
フェミニンとは|言葉の意味と語源、女性らしいとの違い

自分を知る

フェミニンとは|言葉の意味と語源、女性らしいとの違い

フェミニンとは「女性に結びつけて語られてきた性質を帯びていること」。ラテン語 femina(女性)に遡る語源から、文法の性を指す用法、日本語のファッション用語としての意味の狭まり、ガーリー・エレガント・キュート・レディライクとの違い、フェミニンな装いの作り方までを表で整理。顔タイプ診断の「フェミニン」が別の意味であることも説明します。

メグラシ編集部読了 15分
ソフエレとは|ソフトエレガントの略。言葉の意味とエレガントとの違い

自分を知る

ソフエレとは|ソフトエレガントの略。言葉の意味とエレガントとの違い

ソフエレとは「ソフトエレガント」の略。ソフトエレガントとは、エレガント(余分がなく選び抜かれた状態)の強さを一段やわらげた方向を指す言い方です。soft と elegant それぞれの語源、日本語の「ソフト+◯◯」という作り方、エレガント/フェミニン/フレッシュ/クールとの違い、装いで作る色・素材・シルエットまでを表で整理。顔タイプ診断の「ソフトエレガント」が別の意味であることも説明します。

メグラシ編集部読了 15分
凛々しいとは|意味と語源・凛とした/勇ましいとの違いを一覧で

自分を知る

凛々しいとは|意味と語源・凛とした/勇ましいとの違いを一覧で

凛々しいとは、引き締まっていて勇ましく頼もしい様子のこと。「凛」の字はもともと寒さが身にしみることを表し、そこから引き締まる意味へ広がりました。凛とした・勇ましい・端正・精悍との違いを一覧にし、顔立ちのどこを見てそう言うのか、例文と装いまで整理しました。

メグラシ編集部読了 15分
顔立ちとは|顔つき・目鼻立ちとの違いと、顔を表す言葉の一覧

自分を知る

顔立ちとは|顔つき・目鼻立ちとの違いと、顔を表す言葉の一覧

顔立ちとは、輪郭・目鼻の形・パーツの配置という顔のつくりそのものを指す言葉です。顔つき・目鼻立ち・面立ちとの違い、「お顔立ち」という敬語表現、上品・華やか・シャープ・やわらかなど顔立ちを表す形容20語を一覧にし、褒め言葉として使うときの含みまで整理しました。

メグラシ編集部読了 15分
ニーハイとは|膝上何センチから?ニーソ・オーバーニーとの違いを寸法で

自分を知る

ニーハイとは|膝上何センチから?ニーソ・オーバーニーとの違いを寸法で

ニーハイとは膝より上まで届く長さの靴下のこと。売り場では膝の皿の上端から10センチ以上、太ももの中ほどまでを指すのが一般的です。オーバーニー・サイハイ・ニーソ・ハイソックスとの違いを、膝を基準にしたセンチ数と総丈の目安で並べました。

メグラシ編集部読了 15分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込