ワンピースの形の名前|秋に重ねて着る1枚を、切り替えの高さで探す

**手持ちのいちばんよく着る羽織りを1枚着て、その裾がどこで止まっているかを見てください。**ウエストか、腰骨か、お尻の半分か、お尻が隠れる長さか。その高さが分かると、秋に重ねて着るワンピースの形の名前が絞れます。
ワンピースの形の名前はたくさんありますが、ほとんどは2つのことで分かれています。**横の切り替えがどの高さにあるかと、裾がどれくらい広がるか。**エンパイア、フィットアンドフレア、ドロップウエスト、シフト、ティアード。どれも、この2つを別の言葉で言い表したものです。
秋はワンピースの上に羽織りを重ねる日が増えます。そのとき、羽織りの裾と切り替えが同じ高さに重なると、上半身に横の線が2本並んで、段が増えたように見えます。羽織りの裾と切り替えの高さを10cm以上離すと、重ねても1枚のワンピースのように落ち着きます。
形の一覧はバックシャンとは?ドレス・ワンピース10種を図と表で見分けるに、流行の見分け方はワンピースの流行は切り替えの位置で見分けるにあります。この記事は、秋に重ねて着る1枚を名前から探す道筋だけを扱います。
結論:羽織りの裾と、切り替えの高さを離す
| 手持ちの羽織りの裾 | 選びやすい切り替えの高さ | 名前の例 |
|---|---|---|
| ウエスト(短い丈) | 腰、またはなし | ドロップウエスト、シフト、Iライン |
| 腰骨 | 胸の下、またはなし | エンパイア、シフト、テント |
| お尻の半分 | 胸の下、ウエスト | エンパイア、フィットアンドフレア |
| お尻が隠れる長さ | 胸の下、ウエスト、腰 | どれでも重ねやすい |
| 膝の近くまで | なし、または胸の下 | シフト、Iライン、エンパイア |
羽織りの裾と切り替えが10cm以内に近づくと、横の線が2本並んで見えます。10cm以上離れていれば、羽織りの裾とワンピースの切り替えは、別々の線として自然に読まれます。
表の名前は、切り替えの高さで選んだ例です。同じ高さでも、裾の広がりで名前が変わるので、次の節で2つの軸を並べます。
名前は、切り替えの高さと裾の広がりで分かれる
ワンピースの形の名前を、切り替えの高さと裾の広がりの2つで並べると、次のようになります。
| 切り替えの高さ | 裾がまっすぐ | 裾が少し広がる | 裾が大きく広がる |
|---|---|---|---|
| なし | シフト、Iライン | Aライン | テント |
| 胸の下 | エンパイア(ストレート) | エンパイア(Aライン) | エンパイア(フレア) |
| ウエスト | ウエスト切り替えのストレート | フィットアンドフレア | フィットアンドフレア(フレア) |
| 腰 | ドロップウエスト(ストレート) | ドロップウエスト(プリーツ) | ドロップウエスト(ギャザー) |
| 横に何段も | なし | ティアード(控えめ) | ティアード |
表の左上から右下に行くほど、形としての動きが大きくなります。切り替えがなく裾がまっすぐな形は、それだけでは印象が控えめですが、羽織りや靴で雰囲気を変えやすい形です。切り替えがあって裾が大きく広がる形は、1枚で華やかに見えるぶん、重ねるものを選びます。
名前が1つに決まらない形もあります。たとえば胸の下で切り替えてAラインに広がる形は、エンパイアとも、ハイウエストのAラインとも呼ばれます。名前は2つの軸の組み合わせで考えると、売り場ごとに呼び方が違っても迷いにくくなります。
切り替えのない形|シフト・Iライン・テント・コクーン
横の切り替えがなく、肩から裾まで1枚の布でつながっている形です。
| 名前 | 形 | 秋の重ね方 |
|---|---|---|
| シフト | 肩から裾までまっすぐ、体から少し離れる | どの丈の羽織りとも重ねやすい |
| Iライン | 肩から裾までまっすぐ、体に沿う | 長い羽織りと重ねると縦の線が強まる |
| Aライン | 肩から裾に向かってゆるやかに広がる | 腰骨丈の羽織りと合わせやすい |
| テント | 肩から裾に向かって大きく広がる | 前を開けた長い羽織りと合わせる |
| コクーン | 腰のあたりがふくらみ、裾がすぼまる | 短い羽織りと合わせる |
切り替えがない形は、羽織りの裾がどこにあっても重なる線がないので、**秋に重ねる1枚目としていちばん失敗が少ない形です。**羽織りの丈を選ばないので、手持ちの羽織りが何枚あっても合わせられます。
コクーンは、腰のあたりにふくらみがあります。そのふくらみの位置に羽織りの裾が来ると、ふくらみが強調されるので、ウエスト丈の短い羽織りか、膝近くまである長い羽織りを選んでください。
胸の下で切り替える形|エンパイア
胸のすぐ下に切り替えがある形です。ハイウエストのワンピースと呼ばれることもあります。
| 見る点 | エンパイアの特徴 | 秋の重ね方 |
|---|---|---|
| 切り替えの高さ | 胸のすぐ下 | 羽織りの裾は腰骨より下に |
| 裾の広がり | まっすぐから大きく広がるものまで | 広がりが大きいほど、長い羽織りと合う |
| 上半身の見え方 | 短く見え、脚が長く見える | 前を開けて羽織る |
| 合わせにくい羽織り | ウエスト丈の短い羽織り | 裾が切り替えの近くで止まる |
エンパイアは、切り替えの位置が高いので、ウエスト丈の短い羽織りを合わせると、胸の下とウエストに横の線が2本並びます。**エンパイアには、腰骨より下まである羽織りを合わせてください。**羽織りの前を開けて着ると、切り替えの線が羽織りの内側に縦長に見えて、上半身がすっきり見えます。
ウエストで切り替える形|フィットアンドフレア・カシュクール
ウエストのくびれのあたりに切り替えがある形です。
| 名前 | 形 | 秋の重ね方 |
|---|---|---|
| フィットアンドフレア | 上が体に沿い、ウエストから裾が広がる | お尻の半分より長い羽織り |
| ウエスト切り替えのストレート | 上下ともまっすぐ、ウエストに線 | 腰骨より長い羽織り |
| カシュクール | 前を斜めに重ね、ウエストで結ぶか留める | 短い羽織りか、前を開けた長い羽織り |
| シャツワンピース(ベルトあり) | 前開きで、ウエストをベルトで締める | 羽織りの代わりに前を開けても着られる |
ウエストで切り替える形は、ウエスト丈の短い羽織りと重なりやすい形です。**羽織りの裾が、ウエストの切り替えから10cm以上下にあるかを確かめてください。**腰骨丈の羽織りなら、ちょうど10cmほど離れることが多いです。
カシュクールは、前を斜めに重ねた線が胸元にあるので、羽織りの襟と重なる線が増えます。襟のない羽織りか、前を開けて襟が外に広がる羽織りを合わせると、線がぶつかりません。
腰で切り替える形|ドロップウエスト
ふつうのウエストより低い、腰骨のあたりに切り替えがある形です。ローウエストと呼ばれることもあります。
| 見る点 | ドロップウエストの特徴 | 秋の重ね方 |
|---|---|---|
| 切り替えの高さ | 腰骨のあたり | 羽織りの裾はウエストか、お尻が隠れる長さ |
| 切り替えの下 | プリーツかギャザーで広がることが多い | 広がりの上に羽織りの裾を重ねない |
| 上半身の見え方 | まっすぐで、ゆったり | 短い羽織りで腰の位置を見せる |
| 合わせにくい羽織り | 腰骨丈の羽織り | 切り替えとちょうど重なる |
ドロップウエストは、腰骨丈の羽織りといちばん重なりやすい形です。**手持ちの羽織りが腰骨丈なら、ドロップウエストは避けるか、羽織りを前で結ぶなどして裾の高さを変えてください。**ウエスト丈の短いカーディガンやジャケットと合わせると、ウエストと腰骨の間に10cmほどの間があいて、すっきり見えます。
段で切り替える形|ティアード
横に何段か切り替えがあり、下の段ほど広がっていく形です。
| 段の数 | 見え方 | 秋の重ね方 |
|---|---|---|
| 2段 | 控えめな動き | 羽織りの裾は1段目の切り替えから離す |
| 3段 | ほどよい動き | 長い羽織りの前を開けて、段を縦に見せる |
| 4段以上 | 動きが大きい | 羽織りを短くして、段を全部見せる |
ティアードは、段の切り替えが何本もあるので、どの丈の羽織りを合わせても、どこかの段と重なりやすい形です。**羽織りの裾が、段の切り替えのちょうど中間に来るように丈を選んでください。**段の切り替えと羽織りの裾が重なると、段が1つ増えたように見えます。
前を開けて着られる形|シャツワンピース
前が上から下までボタンで開く形です。1枚で着るほか、前を開けて羽織りとしても使えます。
| 着方 | 見え方 | 合わせるもの |
|---|---|---|
| 前を全部留めて、ベルトあり | ウエストで切り替えたワンピース | お尻の半分より長い羽織り |
| 前を全部留めて、ベルトなし | 切り替えのないワンピース | どの丈の羽織りとも |
| 前を開けて、羽織りとして | ロング丈の羽織り | 中にパンツか細めのスカート |
| 前を下半分だけ開ける | 裾に動きが出る | 下にパンツを重ねる |
シャツワンピースは、ベルトの有無で切り替えの高さが変わります。**ベルトを外せば切り替えのない形、ベルトを締めればウエストで切り替えた形として扱ってください。**羽織りの丈に合わせて、ベルトの有無を選べる1枚です。
下に着るのが前提の形|ジャンパースカート・キャミワンピース
中に1枚重ねて着ることを前提にした形です。秋は、中にタートルネックやシャツ、長袖のTシャツを合わせます。
| 名前 | 肩の部分 | 中の服の見える面積 | 秋の中に合う服 |
|---|---|---|---|
| ジャンパースカート | 幅の広い身ごろ | 少ない(腕と首元) | タートルネック、シャツ |
| キャミワンピース | 細い肩ひも | 多い(肩、腕、胸元) | 薄手のニット、長袖のTシャツ |
| サロペットスカート | 肩ひもと胸当て | 中くらい | シャツ、スウェット |
ジャンパースカートは、中に着る服の首元と袖が見えるので、中の服の形で印象が変わります。**中にシャツを着て襟を出すときちんと、タートルネックを着ると落ち着いた秋らしさが出ます。**キャミワンピースは、中の服の見える面積が大きいので、中の服を主役にして選んでください。
手持ちの羽織りの丈を測る
選ぶ前に、手持ちの羽織りの丈を測ります。測り方は、羽織りを着て鏡の前に立ち、裾がどこで止まっているかを見るだけです。
| 裾の位置 | 羽織りの例 | 呼び方の例 |
|---|---|---|
| ウエスト | 短いカーディガン、短いジャケット | ショート丈 |
| 腰骨 | ふつうの丈のカーディガン、ジャケット | 腰丈 |
| お尻の半分 | 少し長めのジャケット | ミドル丈 |
| お尻が隠れる | 長めのカーディガン、シャツジャケット | ロング丈 |
| 膝の近く | 薄いコート、ロングカーディガン | ロング丈のコート |
**よく着る羽織りを2枚まで選んで、それぞれの裾の位置を書き出しておくと、ワンピースを探すときの条件になります。**羽織りが3枚以上あっても、秋によく着るのは2枚くらいのはずです。
羽織りの丈と切り替えの高さの早見表
羽織りの丈と切り替えの高さを並べて、重ねやすいかどうかをまとめます。
| 羽織りの裾\切り替え | なし | 胸の下 | ウエスト | 腰 |
|---|---|---|---|---|
| ウエスト | 重ねやすい | 線が2本並ぶ | 重なる | 重ねやすい |
| 腰骨 | 重ねやすい | 重ねやすい | ほどよく離れる | 重なる |
| お尻の半分 | 重ねやすい | 重ねやすい | 重ねやすい | 近い |
| お尻が隠れる | 重ねやすい | 重ねやすい | 重ねやすい | 重ねやすい |
| 膝の近く | 重ねやすい | 重ねやすい | 前を開ければ重ねやすい | 前を開ければ重ねやすい |
「重なる」「近い」と書いた組み合わせは、羽織りの前を開けて着るか、羽織りを脱いで持つ日に回すと使えます。**迷ったら、切り替えのない形か、お尻が隠れる長さの羽織りのどちらかを選んでください。**どちらかがあれば、組み合わせの幅が広がります。
中に重ねる1枚から選ぶ
秋は、ワンピースの下にもう1枚重ねることもあります。中に重ねる服から選ぶ場合は、首元と袖の形で名前が変わります。
| 中に重ねる服 | 合うワンピースの形 | 見え方 |
|---|---|---|
| タートルネック | ジャンパースカート、首元の開いたシフト | 首元に秋らしい厚みが出る |
| シャツ | ジャンパースカート、キャミワンピース | 襟が出てきちんと |
| 長袖のTシャツ | キャミワンピース、サロペットスカート | 休日らしい軽さ |
| 薄手のニット | キャミワンピース | 柔らかく重なる |
中に重ねる服があるときは、上の羽織りを減らすか、なしにすると、重なる層が3つを超えません。中に1枚、ワンピース、上に1枚の3層までにしておくと、重ね着がまとまって見えます。
下にパンツを重ねるときの名前
ワンピースの下にパンツを重ねる着方もあります。この場合は、ワンピースの丈と裾の広がりで選びます。
| ワンピースの形 | パンツとの相性 | 気をつけること |
|---|---|---|
| シフト(膝丈) | 細めのパンツと合う | パンツの裾がくるぶしで止まる長さに |
| シャツワンピース | 前を開けて、まっすぐなパンツ | 羽織りの代わりとして使う |
| Aライン(膝下丈) | 細めのパンツと合う | 裾の広がりとパンツの幅を離す |
| フィットアンドフレア | 合わせにくい | 裾の広がりが大きく、パンツと重なる |
| ティアード | 合わせにくい | 段とパンツの裾で線が多くなる |
パンツを重ねるなら、切り替えのない形かシャツワンピースを選ぶと、上下の線が少なく収まります。
丈の呼び方も一緒に覚えておく
形の名前と一緒に、丈の呼び方も探すときの手がかりになります。
| 丈の呼び方 | 裾の位置 | 秋の足元 |
|---|---|---|
| ひざ丈 | 膝のあたり | タイツ、ショートブーツ |
| ひざ下丈 | 膝の少し下 | タイツ、ローファー |
| ミモレ丈 | ふくらはぎの中ほど | ショートブーツ、ローファー |
| ミディ丈 | ふくらはぎの下 | ショートブーツ |
| マキシ丈 | くるぶしのあたり | スニーカー、ショートブーツ |
秋にショートブーツを合わせるなら、ミモレ丈からミディ丈がいちばん合わせやすい長さです。ブーツの履き口と裾の間に少し肌やタイツが見えると、足元が重くなりません。
生地の名前も一緒に見る
秋に重ねて着る1枚は、形と一緒に生地の名前も見ておくと、羽織りとの相性が分かります。
| 生地 | 特徴 | 重ねる羽織りとの相性 |
|---|---|---|
| ニット | 伸びて体に沿う | 張りのあるジャケットと合う |
| ジャージー | 薄手で落ち感がある | カーディガンと合う |
| ウール | 張りがあり、秋冬向き | どの羽織りとも合う |
| コーデュロイ | 畝があり、厚手 | 薄手の羽織りと合う |
| 綿の厚手の織り | 張りがあり、形が出る | ニットのカーディガンと合う |
**ワンピースと羽織りは、片方に張りがあり、もう片方がやわらかい組み合わせにすると、重ねても形がつぶれません。**両方がやわらかいと全体がくったりと見え、両方が張っていると重ねた部分がふくらみます。
通販で探すときの、名前の組み立て方
名前がわからないときは、切り替えの高さの言葉と、広がりの言葉を組み合わせて探します。
| 探したい形 | 組み合わせる言葉 |
|---|---|
| 胸の下で切り替えて、裾が広がる | ハイウエスト+フレア、エンパイア |
| ウエストで切り替えて、裾が広がる | ウエスト切り替え+フレア、フィットアンドフレア |
| 腰で切り替えて、ひだが入る | ローウエスト+プリーツ、ドロップウエスト |
| 切り替えがなく、まっすぐ | ストレート、シフト、Iライン |
| 下に着る前提で、肩が広い | ジャンパースカート |
名前と合わせて、丈の呼び方と生地の名前を1つずつ足すと、目当ての形にたどり着きやすくなります。**写真では、名前より切り替えの位置と裾の幅を先に見てください。**同じ名前でも、売り場によって切り替えの高さが少しずつ違うからです。
どちらとも取れるとき①|切り替えがゆるく、どこか分からない
切り替えの縫い目がなく、ギャザーやダーツでゆるく形を作っているワンピースもあります。どこで切り替えているか分からないときは、次のように見ます。
| 見え方 | 扱い |
|---|---|
| 胸の下で布が集まっている | 胸の下で切り替えた形として扱う |
| ウエストで布が集まっている | ウエストで切り替えた形として扱う |
| どこにも集まりがない | 切り替えのない形として扱う |
| ウエストをリボンで結ぶ | 結ぶ高さで扱う |
**布が集まって横の線に見える高さを、切り替えの高さとして扱ってください。**羽織りと重ねたときに見えるのは、縫い目ではなく、布が集まってできた線だからです。
どちらとも取れるとき②|売り場で名前がばらばら
同じような形でも、売り場によって呼び方が違うことはよくあります。
| 同じ形の別の呼び方 | 共通しているところ |
|---|---|
| エンパイア、ハイウエスト | 胸の下の切り替え |
| ドロップウエスト、ローウエスト | 腰の切り替え |
| シフト、ストレート、Iライン | 切り替えがなく、まっすぐ |
| ジャンパースカート、ジャンスカ | 下に着る前提で、肩が広い |
**名前が違っても、切り替えの高さと裾の広がりが同じなら、同じ形として扱ってください。**名前を1つに決めて探すより、2つの軸を言葉にして探すほうが、見落としが少なくなります。
どちらとも取れるとき③|羽織りの丈が2つある
よく着る羽織りが、短いものと長いものの2つある人もいます。この場合は、両方と重ねやすい形を選ぶか、どちらか一方に合わせて選びます。
| 手持ちの羽織り | 両方と重ねやすい形 |
|---|---|
| ウエスト丈と腰骨丈 | 切り替えのない形 |
| 腰骨丈とお尻が隠れる丈 | エンパイア、切り替えのない形 |
| ウエスト丈とお尻が隠れる丈 | ドロップウエスト、切り替えのない形 |
**切り替えのない形は、どの組み合わせでも両方と重ねやすい形です。**1枚目のワンピースを選ぶなら、切り替えのない形から始めると、羽織りを選ばずに秋から冬まで着回せます。
羽織りの前を閉じる日、開ける日
同じ羽織りでも、前を閉じるか開けるかで、切り替えとの重なり方が変わります。朝晩が冷える9月末から10月は、外では前を閉じ、屋内では開ける、という日が続きます。
| 形 | 前を閉じたとき | 前を開けたとき |
|---|---|---|
| シフト、Iライン | 羽織りの形がそのまま出る | 中の縦の線が細長く見える |
| エンパイア | 切り替えが隠れて、羽織りの形になる | 胸の下の線が内側に見える |
| フィットアンドフレア | 裾の広がりが羽織りの下から出る | ウエストの線と裾の広がりが両方見える |
| ドロップウエスト | 腰の切り替えが羽織りに隠れる | 腰の線とひだが見える |
| ティアード | 下の段だけが見える | 段が縦に並んで見える |
| ジャンパースカート | 中の服の首元だけが見える | 中の服と肩の身ごろが見える |
**前を閉じると、ワンピースの切り替えは羽織りの中に隠れて、羽織りの裾の高さだけが横の線になります。**閉じる時間が長い日は、切り替えの高さより、羽織りの裾から出るワンピースの長さのほうが見え方を決めます。羽織りの裾から出るワンピースが10cmより短いと、裾が2本並んで中途半端に見えるので、羽織りより短いか、10cm以上長いかのどちらかにしてください。
開ける時間が長い日は、この記事の早見表のとおり、切り替えの高さと羽織りの裾を離すことがいちばん効きます。外を歩く時間と屋内で過ごす時間のどちらが長いかで、閉じた姿と開けた姿のどちらを優先して選ぶかを決めてください。
屋内で羽織りを脱いで椅子にかける時間が長い日は、ワンピース1枚の姿がいちばん長く見られます。その日は、羽織りとの重なりより、1枚で着たときの切り替えの高さが自分の腰の位置と合っているかを優先します。
試着で見る3つ
売り場で試着するときは、手持ちの羽織りを着ていくか、同じくらいの丈の羽織りを売り場で借りて、次の3つを見てください。
- 羽織りの裾と、ワンピースの切り替えが10cm以上離れているか
- 羽織りの前を開けたとき、切り替えの線が羽織りの内側に見えるか
- 腕を前に伸ばしたとき、羽織りの裾が切り替えに重ならないか
| 見る点 | 通る目安 |
|---|---|
| 裾と切り替えの距離 | 10cm以上 |
| 前を開けたときの線 | 羽織りの内側に1本 |
| 腕を伸ばしたとき | 羽織りの裾が上がっても重ならない |
**腕を前に伸ばすと、羽織りの裾は数cm上がります。**止まって見たときにちょうど10cm離れていても、動くと近づくので、少し余裕を見ておきます。
よくある行き違い
**「ワンピースの形の名前は、全部覚えないと探せない」。**名前は、切り替えの高さと裾の広がりの組み合わせです。2つの軸を言葉にできれば、名前を全部覚えていなくても探せます。
**「秋のワンピースは、どれでも羽織りを重ねれば着られる」。**羽織りの裾と切り替えが重なると、上半身に横の線が並んで段が増えます。重ねる羽織りの丈を先に測ってください。
**「ジャンパースカートとキャミワンピースは同じもの」。**どちらも下に着る前提ですが、肩の部分が違います。中の服の見える面積が大きく変わるので、合わせる服も変わります。
**「切り替えのない形は地味に見える」。**切り替えのない形は、羽織りや中の服、靴で印象を動かしやすい形です。秋に重ねる1枚目としては、いちばん着回しの幅があります。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 胸の下で切り替えたワンピースの名前は何ですか
- エンパイアと呼ばれることが多い形です。ハイウエストのワンピースと書かれていることもあります。胸のすぐ下に横の切り替えがあり、そこから下がまっすぐか、ゆるやかに広がって落ちます。秋に羽織りを重ねるなら、腰骨より長い丈の羽織りを合わせると、切り替えと羽織りの裾が離れて、重ねても段が増えません。
- Q. 腰のあたりで切り替えて、下にひだが広がるワンピースは何と呼びますか
- ドロップウエストか、ローウエストと呼ばれる形です。ふつうのウエストより低い、腰骨のあたりに切り替えがあります。切り替えの下がプリーツやギャザーで広がることが多く、上半身はまっすぐに見えます。腰骨のあたりで裾が止まる短い羽織りを重ねると、切り替えと羽織りの裾が重なるので、ウエスト丈の短い羽織りか、お尻が隠れる長さの羽織りを選んでください。
- Q. ジャンパースカートとキャミワンピースはどう違いますか
- どちらも下に1枚重ねて着る前提のワンピースですが、肩の部分が違います。ジャンパースカートは肩にかかる部分が幅の広い身ごろで、胸元も背中も布で覆われています。キャミワンピースは細い肩ひもでつっているので、中に着る服の肩と腕がほとんど見えます。秋に中へタートルネックやシャツを重ねるなら、ジャンパースカートのほうが中の服の見える面積が少なく、落ち着いた印象になります。
- Q. ワンピースの名前が売り場ごとにばらばらで、探しにくいです
- 名前の付け方は売り場によって違うので、名前を1つに決めて探すより、切り替えの高さと裾の広がりの2つを言葉にしてから探すほうが確かです。たとえば胸の下で切り替えて裾が広がる形なら、ハイウエストとフレアを組み合わせて探します。写真で切り替えの位置と裾の幅を見比べ、名前は手がかりの1つとして使ってください。
— メグラシ編集部





