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ネックラインの名前|秋冬は下に重ねる1枚がのぞく深さで選ぶ

メグラシ編集部//読了 12分
木の床の上で重なり合う秋冬のニット。深いVの開きから生成りのタートルの首元がのぞき、丸い首元のニットの下からは水色のシャツの襟が見えている

**手持ちのタートルネックかシャツを1枚出して、その上に重ねたいニットを思い浮かべてください。**そのニットの首元は、何という名前でしょうか。

秋冬は、首元に何枚も重なる季節です。タートルネックの上にニット、シャツの上にカーディガン、その上にコートとマフラー。そのとき、上に着る服の首元の名前がわかっていると、売り場でも検索でも、探しているものにまっすぐたどりつけます。

先に言い切ります。**秋冬に重ね着をするなら、上に着る服の首元の名前は、下に重ねる1枚の首元から逆に決まります。**下に何を重ねたいか、それをどれくらいのぞかせたいか。そこから、上の服の首元が首の付け根のくぼみから何本ぶん下まで開いていればいいかが決まり、探す名前が決まります。

この記事では、首元の名前を、深さという自分で測れる物差しで並べ直し、秋冬の重ね着に合わせて選ぶ方法を書いていきます。首の詰まった形の呼び分けはハイネックの名前|タートル・モック・ボトルの違いに、シャツの襟の名前はシャツの襟の名前|ニットに重ねるときの選び分けに、図で見る呼び名はネックラインの形と名前にまとめています。

結論:下に重ねる1枚から、探す名前が決まる

秋冬の重ね着で迷わないために、まず下に着る1枚を決めてください。そこから、上に着る服の首元の名前を探します。

下に重ねる1枚上の服の首元の深さ探す名前
タートルネック指3本ぶん以上Vネック・深めのUネック
シャツの襟指1〜2本ぶんクルーネック・Uネック
首元の詰まった薄い肌着指1本ぶんまでクルーネック・ボートネック
何も重ねない好みで選ぶどれでもよい

**タートルネックを下に着るなら、上の服は深い側から探します。**シャツの襟を出すなら、中くらいから浅い側。何も重ねずに1枚で着るなら、深さは好みで選んでかまいません。

この表の深さは、首の付け根のくぼみから、上の服の首元のいちばん低いところまでを、指を横に当てて数えた本数です。次の項で、その測り方を書きます。

深さの測り方|首の付け根のくぼみから指を当てる

首元の深さは、物差しがなくても指で測れます。

まず、首の付け根の、左右の鎖骨の間にある小さなくぼみを指で探してください。ここが基準点です。そこに人差し指を横向きに当て、その下に中指、薬指、と順に指を並べていきます。上の服を着たとき、首元のいちばん低いところが何本目の指の位置に来るかを数えます。

指1本ぶんまでなら浅い側、指2〜3本ぶんなら中くらい、指4本ぶんより下なら深い側です。指1本の幅はおよそ1.5cmなので、指4本で6cm前後になります。

服を着ずに測りたいときは、服を平らに置いて、肩の縫い目の高さから首元のいちばん低いところまでを指で数えてください。肩の縫い目の高さが、だいたい首の付け根のくぼみの高さにあたります。置いて測ると、着たときより少し浅めに出ることが多いので、指半分ぶん深く見積もっておくと実際に近くなります。

深さを数えておくと、名前だけでは区別がつかない服も見分けられます。同じ「Vネック」でも、指2本ぶんで止まるものと、指5本ぶんまで開くものとでは、重ねたときの見え方がまったく違います。

浅い側の名前|クルーネックとボートネック

首の付け根のくぼみから、指1本ぶんまでしか開いていない首元は、浅い側です。代表的な名前は2つあります。

クルーネックは、首の付け根に沿って丸く詰まった首元です。首まわりにぴったり沿うので、下に何かを重ねると、その首元は上の服の首元の内側に隠れます。シャツの襟を出すなら、襟の先だけが外に出る形になります。

ボートネックは、深さは浅いまま、横に広く開いた首元です。船底のような、なだらかな横長の線になります。開きが横に広いので、首の両脇、鎖骨の外側のあたりまで見えます。

浅い側の首元は、秋冬には1枚で着て、上に羽織りやコートを重ねる使い方に向いています。下にタートルネックを重ねると、タートルの首の部分が上の服の首元に押されて、たるんだり、ずれたりします。

浅い側の服を秋冬に着るときは、首元の詰まりが寒さよけになります。首に風が入りにくいので、マフラーを外した室内でも、首元が冷えにくいのは浅い側の良さです。

中くらいの名前|Uネックとスクエアネック

首の付け根のくぼみから、指2〜3本ぶん下まで開いた首元が、中くらいです。

Uネックは、首元がアルファベットのUの形に、丸く下に開いたものです。ラウンドネックと呼ばれることもあります。クルーネックより一段深く、鎖骨のくぼみのあたりまで見えます。

スクエアネックは、首元が四角く開いたものです。横にも下にもまっすぐな線で切られていて、開きの角がはっきり出ます。

中くらいの深さは、秋冬の重ね着でいちばん使いやすい帯です。シャツの襟を出すと、襟が首元の内側にきれいに収まり、前立ての上のほうだけが少し見えます。首元の詰まった薄い肌着を下に着ると、肌着の首元が上の服の首元の内側に少しだけのぞいて、重ねた印象がやわらかく出ます。

ただし、中くらいの深さでも、下にタートルネックを重ねるには少し浅いことがあります。タートルの首が上の服の首元の縁に触れてしまうなら、深い側の名前を探してください。

深い側の名前|Vネックと深めのUネック

首の付け根のくぼみから、指4本ぶんより下まで開いた首元が、深い側です。

Vネックは、首元がアルファベットのVの形に、とがって下に開いたものです。Vの先端の位置で、深さがはっきりわかります。同じVネックでも、指2本ぶんで止まる浅めのものから、指5本ぶん以上の深めのものまで幅があります。

深めのUネックは、Uネックの開きが胸のほうまで下がったものです。Vネックより丸みがあり、開きの縁がやわらかく見えます。

深い側は、タートルネックを下に重ねるときの本命です。タートルの首の部分が上の服の首元に触れずに、そのまま上に伸びるので、たるみもずれも出ません。上の服の首元の開きから、タートルの胸元の部分が三角形か半円形にのぞいて、重ねた奥行きが出ます。

深い側の服を1枚で着るときは、下に肌着や薄手のインナーを重ねる前提で選んでください。秋冬の室内でも、胸元が大きく開くと冷えやすくなります。のぞかせたくない場合は、上の服と同じ方向の色のインナーを選ぶと、開きの中が目立ちません。

首元の縁の始末も、深さの見え方を変える

首元の名前と深さが同じでも、縁の始末によって、重ねたときの見え方が変わります。

ニットに多いのは、首元の縁にリブ編みの帯がついたものです。この帯の幅が広いと、首元の縁が厚く立ち上がり、下に重ねた1枚との境目がはっきり出ます。帯の幅が指1本ぶんより広いと、その帯の幅のぶん、深さが浅く感じられます。指を当てて数えるときは、帯のいちばん内側ではなく、外側の縁までを数えてください。

カットソーやブラウスに多いのは、布を内側に折り返して縫っただけの、薄い縁です。縁が薄いと、首元が下の服に沿って寝るので、重ねたときに境目がやわらかく見えます。タートルの上に重ねると、上の服の首元がタートルの胸元に沿って落ちて、重なりが自然に見えます。

縁の始末は、売り場では見落としがちですが、重ねたときの印象を大きく左右します。手に取ったら、首元の縁を指でつまんで、厚みを確かめてみてください。

開きの横幅も見る|同じ深さでも肩の見え方が変わる

首元を選ぶとき、深さと並んで見ておきたいのが、開きの横幅です。

横幅は、首元の左右の端が、肩のどのあたりまで来ているかで見ます。首の付け根から肩の先までを3つに分けて、首元の端が首に近い3分の1にあるなら狭い、真ん中の3分の1なら中くらい、肩の先に近い3分の1なら広い、と見てください。

横幅が広いと、下に重ねた服の首元が、上の服の首元の両脇から見えます。ボートネックの下に重ねると、肩寄りに下の服がのぞくのはこのためです。

横幅が狭いと、下に重ねた服は前の中心だけからのぞきます。深いVネックで横幅が狭いものは、タートルの胸元が細長い三角形にのぞいて、縦の線が強く出ます。

秋冬の重ね着では、上にコートを重ねることも考えておくと、横幅の選び方が決まりやすくなります。横幅が広すぎると、コートの襟の内側で上の服の首元の端がよれて、肩のあたりがもたつきます。

前に切れ込みのある名前|ヘンリー・キー・スキッパー

首元の形には、丸や四角の開きのほかに、前に切れ込みが入っているものがあります。

ヘンリーネックは、丸い首元の前に、ボタンのついた短い前立てがあるものです。ボタンを留めれば浅い側、開ければ中くらいの側として着られます。

キーネックは、丸い首元の前の中心に、鍵穴のような小さな切れ込みが入ったものです。首元の詰まりは浅い側のままで、切れ込みの部分だけが少し開きます。

スキッパーは、シャツのような襟がついていながら、前立てにボタンがなく、首元が開いたものです。開きの深さは中くらいから深い側で、襟の形も加わります。

切れ込みのある首元は、深さを自分で変えられるのが良いところです。ボタンの留め方や、切れ込みの開け方で、下に重ねる1枚の見え方を調整できます。秋冬の重ね着で、日によって下の服を変えたい方には便利な形です。

下にタートルネックを重ねるなら、ヘンリーネックのボタンを全部開けても、深さが足りないことがあります。前立ての長さが指3本ぶんより短いなら、タートルの首が前立ての端に当たります。前立てが指3本ぶんより長いものを探してください。

どちらとも取れるとき|指3本と4本の境目は、前かがみで決める

いちばん迷うのは、深さが指3本ぶんから4本ぶんの間にある首元です。中くらいとも深い側とも取れて、下にタートルを重ねてよいかどうか、判断がつきにくいところです。

この境目の服は、鏡の前で、下に重ねたい1枚を着て、上の服を重ねて、前かがみになってみることで決めてください。

前かがみになると、上の服の首元が前に垂れて、立っているときより開きが深くなります。同時に、下に着たタートルの首の部分は、首に沿ったまま動きません。このとき、上の服の首元とタートルの首の間にすき間ができるかどうかを見ます。

すき間ができて、タートルの首が上の服の首元から離れて見えるなら、その服は深い側として扱ってよい1枚です。タートルを下に重ねて着てください。

前かがみになっても、上の服の首元がタートルの首に触れたままなら、その服は中くらいとして扱います。タートルではなく、シャツの襟や首元の詰まった薄い肌着を下に重ねてください。

もうひとつの確かめ方は、腕を前に伸ばしてみることです。腕を前に伸ばすと、上の服の背中側が引っ張られて、首元が後ろに引かれます。このとき、上の服の首元の後ろの縁が、タートルの首の後ろに乗り上げるなら、深さが足りません。

秋冬は、手を前に出す動作が多い季節です。コートの前を閉める、手袋をはめる、バッグを持ち直す。立っているときの見え方だけでなく、動いたときの見え方で決めてください。

指の本数は、自分の体で数えるからそのまま使える

首元の深さを指で数える方法は、自分の体に合わせた物差しになっている点が便利です。

首まわりの見え方は、人によって違います。首が長く見える方もいれば、短く見える方もいます。肩の傾きがなだらかな方も、まっすぐな方もいます。売り場の服の寸法表に「首元の深さ何cm」と書かれていても、自分が着たときに鎖骨のどのあたりまで開くかは、着てみないとわかりません。

その点、首の付け根のくぼみから指で数える方法なら、自分の体の上での位置がそのままわかります。同じ服でも、着る人によって指の本数が違うことがありますが、それで正しいのです。自分が数えた本数が、自分にとっての浅い・中くらい・深いです。

家族や友人と服を貸し借りするときも、名前だけではなく、自分が着たときの指の本数で考えると、重ね着の組み方を間違えません。

下に重ねる1枚のほうの首元も数えておく

上の服の深さと同じように、下に重ねる1枚の首元も、指で数えておくと組み合わせが決めやすくなります。

首元の詰まった薄い肌着でも、首の付け根のくぼみぴったりで終わるものと、指1本ぶん下で終わるものがあります。上の服が浅い側のクルーネックなら、下の肌着が指1本ぶん下で終わっていれば、肌着の首元は上の服に隠れます。くぼみぴったりで終わる肌着だと、上の服の首元の縁と重なって、少しだけのぞくことがあります。

上の服の深さから、下の1枚の深さを引いた差を見るのが、いちばん確実です。差が指1本ぶん以上あれば、下の1枚ははっきりのぞきます。差がないか、下の1枚のほうが深ければ、下の1枚は隠れます。のぞかせたいか、隠したいかで、組み合わせを決めてください。

迷い続けるときの、もうひとつの決め方

前かがみで確かめても迷う、という方には、上に重ねる枚数で決める方法をすすめます。

その日、上の服の上にコートとマフラーを重ねるなら、首元はほとんど隠れます。外で見えるのはコートの襟元と、マフラーのすき間だけです。この日は、どちらとも取れる首元でも、タートルを下に重ねてかまいません。多少首元が触れていても、外からは見えないからです。

室内で上着を脱いで過ごす時間が長い日は、上の服の首元がそのまま見えます。この日は、どちらとも取れる首元にはタートルを重ねず、シャツの襟か薄い肌着を選んでください。首元の重なりがきれいに見えるほうを優先します。

迷ったまま朝が過ぎてしまう方は、どちらとも取れる首元の服に、決まった下の1枚を組み合わせて覚えておくと楽になります。「この服にはこの肌着」と、1組ずつ決めておくと、深さを毎回考えずに済みます。

下がタートルネックのとき|首の部分の高さも合わせる

下にタートルネックを重ねるときは、タートルの首の部分の高さも、上の服の首元の深さと合わせて見ておくと、まとまりが良くなります。

タートルの首の部分を折り返したとき、その高さが指何本ぶんあるかを数えてください。首の付け根から、折り返したいちばん上までの高さです。

首の部分が高いタートル、指4本ぶん以上あるものは、上の服の首元が深いほうが釣り合います。首元が浅いと、上に伸びるタートルの首と、上の服の首元の間の縦の距離が短くなって、首まわりがつまって見えます。

首の部分が低いタートル、指2〜3本ぶんのものは、上の服の首元が中くらいから深い側の手前でも合います。高さが低いぶん、上の服の首元の縁に触れにくいからです。

首の詰まった形の呼び分けをもっと細かく知りたい方は、先に挙げたハイネックの名前の記事で、首の部分の高さごとに書いています。

下がシャツの襟のとき|襟の先を外に出すか中に入れるか

下にシャツを着て、上にニットを重ねるときは、シャツの襟の先を外に出すか、中に入れるかでも、合う首元が変わります。

襟の先を外に出すなら、上の服の首元は浅い側か中くらいが合います。襟が上の服の首元の縁に乗って、襟の先が外に広がります。深い側の首元だと、襟の先が首元の内側に落ちてしまい、シャツの前立てが胸のほうまで見えます。

襟の先を中に入れるなら、上の服の首元は中くらいから深い側が合います。襟は首元の内側に収まり、首まわりにはシャツの襟の立ち上がりだけが見えます。深い側の首元なら、シャツの前立ての上のほうまで見えて、重ねた奥行きが出ます。

シャツの襟の大きさも見てください。襟の先が長い、大きな襟のシャツは、浅い側の首元から外に出すと、襟の先が上の服の胸の上で大きく広がります。小さな襟のシャツは、外に出しても控えめに収まります。

下が襟のないブラウスや、飾りのあるブラウスのとき

シャツのようなはっきりした襟がなく、首元にフリルや小さな飾りのついたブラウスを下に重ねることもあります。

首元に飾りのあるブラウスは、その飾りを見せたいかどうかで、上の服の深さを決めます。飾りを見せたいなら、飾りのいちばん下の位置より、上の服の首元が指1本ぶん深いものを選んでください。飾り全体が上の服の首元からのぞいて、重ねた奥行きが出ます。

飾りを少しだけのぞかせたいなら、飾りの位置と同じくらいの深さの首元を選びます。飾りの上のほうだけが見えて、控えめな印象になります。

首元にリボンの結び目があるブラウスは、結び目の大きさのぶん、上の服の首元を押し広げます。浅い側の首元だと、結び目が首元の縁に引っかかって、上の服がよれます。結び目のあるブラウスには、中くらいから深い側の首元を合わせてください。

カーディガンの首元は、ボタンの留め方で深さが変わる

カーディガンにも、Vネックとクルーネックの呼び分けがあります。カーディガンの場合は、ボタンをどこまで留めるかで、深さを自分で変えられます。

Vネックのカーディガンは、いちばん上のボタンを留めたときの深さが、その服の最も浅い深さです。上からボタンを1つ外すごとに、指1〜2本ぶんずつ深くなります。下にタートルを着る日は上のボタンを外し、シャツの襟を出す日は上まで留める、という使い分けができます。

クルーネックのカーディガンは、いちばん上まで留めれば浅い側のニットと同じように着られ、上から2つ外せばVネックのような開きになります。1枚で2通りの首元を作れるので、秋冬の重ね着の組み合わせが増えます。

カーディガンを選ぶときは、ボタンを全部留めた深さと、上から2つ外したときの深さを、両方とも指で数えておくと、重ねたい1枚に合わせて使い分けやすくなります。

上にコートやマフラーを重ねるとき

秋冬は、上の服のさらに上に、コートとマフラーが重なります。首元が何層にもなるので、いちばん外のコートの襟の形も、最後に確かめておきます。

コートの襟が高く、首元が詰まっている形なら、中の服の首元はほとんど見えません。中の服は、首元の深さより、暖かさで選んでかまいません。

コートの襟が低く、前が大きく開いている形なら、中の服の首元がコートの開きから見えます。このときは、中の服の首元と、その下に重ねた1枚の見え方が、外から見える装いの一部になります。

マフラーを巻くなら、マフラーの厚みも考えてください。厚手のマフラーを首に巻くと、中の服の首元はマフラーに押されて、少しつぶれます。深い側の首元はつぶれても開きが残りますが、浅い側の首元は、マフラーに押されて首に張りつきます。コートの襟とマフラーの重ね方はコートの襟の名前|マフラーとの重ね方で詳しく書いています。

売り場や検索で、名前に深さの言葉を足す

首元の名前がわかったら、売り場で聞くときや、検索するときに、深さの言葉を足してみてください。

たとえば、下にタートルを重ねたいなら「Vネック 深め ニット」、シャツの襟を出したいなら「クルーネック ニット 襟を出す」、首元の詰まった1枚で着たいなら「ボートネック 浅め」。名前だけで探すより、ずっと絞り込めます。

売り場で店の方に聞くときは、「タートルの上に重ねられるVネックを探しています」と、下に重ねる1枚を一緒に伝えると、深さの合うものを出してもらいやすくなります。

名前と深さの本数を一緒に覚えておくと、手に取った服をその場で判断できます。服を体に当てて、首の付け根のくぼみから指を当ててみてください。指何本ぶんで首元が終わるかがわかれば、下に重ねたい1枚と合うかどうかが、その場で決められます。

ネックレスを足すときの、首元の深さとの合わせ方はネックレスの長さは襟ぐりから指で決めるにまとめています。

名前の呼び方が売り場で違うときの、見分け方

首元の名前は、売り場や作り手によって呼び方が少しずつ違います。同じ形が、ある売り場では「ラウンドネック」、別の売り場では「Uネック」と呼ばれていることがあります。「クルーネック」と「ラウンドネック」が同じ意味で使われていることもあります。

名前だけで探して見つからないときは、名前にこだわらず、形と深さで見分けてください。首元の縁が丸いか、とがっているか、まっすぐか。首の付け根のくぼみから指何本ぶん下で終わっているか。この2つがわかれば、呼び方が違っても、自分が探している首元かどうかを判断できます。

インターネットで探すときは、商品の写真を正面から見て、首元のいちばん低いところが、肩の縫い目の高さからどれくらい下にあるかを目で見積もってください。写真の肩の縫い目から首元の底までの距離が、肩の縫い目から袖の付け根の脇までの距離の半分より短ければ浅い側から中くらい、半分より長ければ深い側の目安になります。

商品説明に首元の深さが書かれていることもあります。その場合は、自分が首の付け根のくぼみから指で数えた本数を、1本1.5cmとして換算して、書かれている数字と比べてみてください。

家で洗ったあとの首元の変わり方

秋冬のニットは、家で洗ったり、何度も着たりするうちに、首元の形が少しずつ変わります。

リブの帯がついたクルーネックは、何度も頭からかぶるうちに帯が伸びて、首元が少しずつ深く、広くなります。買ったときは浅い側だったものが、1〜2年で中くらいになっていることもあります。シャツの襟を出す組み方をしていたのに、いつのまにか襟が首元の内側に落ちるようになったら、首元が伸びたサインです。

Vネックは、Vの先端が下に引っ張られて、少しずつ深くなります。タートルを重ねる組み方には好都合ですが、1枚で着るときは開きが深くなりすぎることがあります。

季節の始めに、手持ちのニットの首元をもう一度指で数え直しておくと、去年と同じ組み方で合うかどうかを確かめられます。

手持ちのニットで、深さを数え直す手順

ここまでの話を、手持ちの服で試してみてください。

まず、秋冬に着るニットやカットソーを、首元の形ごとに分けて並べます。丸いもの、Vのもの、横に広いもの、切れ込みのあるもの、と分けるだけで十分です。

次に、それぞれの服を着て、首の付け根のくぼみから指を当て、首元のいちばん低いところまでが何本ぶんかを数えます。数えた本数を、服をたたむときに覚えておけるように、浅い側・中くらい・深い側の3つの山に分けて置き直してください。

最後に、手持ちの下に重ねる1枚、タートルネック、シャツ、首元の詰まった肌着を、それぞれの山の服と組み合わせて、鏡の前で前かがみになってみます。合う組み合わせが見つかったら、同じ場所にまとめて置いておくと、朝の支度が早くなります。

深い側の山に1枚もない方は、次に買い足すときにVネックか深めのUネックを探すと、手持ちのタートルの出番が増えます。浅い側の山に1枚もない方は、クルーネックを1枚足すと、シャツの襟を出す組み方ができるようになります。

組み合わせを1枚の紙にまとめておく

数え直した結果は、紙に書いておくと次の季節にも使えます。上の服ごとに「名前・指の本数・合う下の1枚」の3つを1行で書くだけです。たとえば「紺のVネック・指4本・白いタートル」「生成りのクルーネック・指1本・青いシャツ」という具合です。

この紙があると、新しく服を買うときにも役立ちます。売り場で手に取った服の首元を指で数えて、紙に書いた手持ちの下の1枚と合うかどうかを、その場で照らし合わせられます。合う下の1枚が手持ちに1枚もない服は、買っても出番が少なくなりがちです。

家族や友人に「どんな首元のニットがほしいの」と聞かれたときも、名前と指の本数を伝えれば、思っている形がそのまま伝わります。名前だけで伝えるより、ずっと行き違いが減ります。

まとめ|下に重ねる1枚を先に見て、名前を逆にたどる

首元の名前は、覚えるより、使う場面で選ぶほうが役に立ちます。秋冬の重ね着では、下に重ねる1枚から、上に着る服の首元の名前が決まります。

深さは、首の付け根のくぼみから指を当てて数えます。指1本ぶんまでが浅い側でクルーネックやボートネック、指2〜3本ぶんが中くらいでUネックやスクエアネック、指4本ぶんより下が深い側でVネックや深めのUネックです。

下にタートルネックを重ねるなら深い側、シャツの襟を出すなら浅い側から中くらい。どちらとも取れる深さの服は、鏡の前で前かがみになって、上の服の首元とタートルの首の間にすき間ができるかどうかで決めてください。迷い続けるなら、その日にコートとマフラーを重ねるか、室内で上着を脱ぐかで分けます。

まずは今日、手持ちのタートルの上に重ねたいニットを着て、首の付け根のくぼみから指を何本当てられるか、数えてみてください。

よくある問い

Q. タートルネックの上に重ねるなら、どの首元の名前を探せばいいですか
Vネックか、深めのUネックを探してください。首の付け根のくぼみから指3本ぶん以上下まで開いているものなら、タートルの首の部分が上の服の首元に当たらずにのぞきます。クルーネックの上に重ねると、タートルの首が上の服の首元で押されて、たるみが出ます。
Q. シャツの襟を出したいときは、何ネックがいいですか
クルーネックかUネックで、首の付け根のくぼみから指1〜2本ぶん下まで開いているものが合います。襟の先が上の服の首元から外に出て、きれいに収まります。Vネックでも合いますが、深いVだとシャツの前立てまで見えて、重ねた印象が強くなります。
Q. Vネックの深さがわかりません。どれくらいが浅め・深めですか
首の付け根のくぼみに人差し指を横に当てて、Vの先端までが指何本ぶんかを数えてください。指2本までが浅め、指3本前後が中くらい、指4本より下が深めです。売り場や検索では、この本数を思い浮かべながら「浅め」「深め」という言葉を足して探すと見つけやすくなります。
Q. ボートネックは秋冬の重ね着に向いていますか
下に何かを重ねるより、1枚で着て上に羽織りを重ねるほうが向いています。開きが横に広く深さは浅いので、下に重ねた服は首元の両脇から少しだけのぞく形になります。のぞく部分を見せたいなら、下に重ねる服を上の服と同じ方向の色にすると、まとまって見えます。

— メグラシ編集部

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袖の形 二の腕が太く見える|秋冬ニットは腕の太い位置と手首の差で選ぶ

長袖になると腕が太く見える人は、袖の形が自分の腕の太い位置と合っていないことがほとんどです。二の腕のいちばん太いところが肩寄りか肘寄りか、二の腕と手首の周囲の差が何cmあるか。この2つを測ると、肩の縫い目をどこに置く袖か、袖幅をどこで絞る袖か、袖口をどこで止めるかが決まります。どちらとも取れる腕の人がどう直すか、手持ちのニットを捨てずに寄せる手順まで。

メグラシ編集部/読了 10分

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