ハイネックの名前|タートル・モック・ボトルを首の長さで選び分ける

**横にした指を、あごの下に当ててみてください。**人差し指から順に重ねて、鎖骨のくぼみまでに何本入りますか。
その本数で、タートルネック、モックネック、ボトルネックのどれから試せばいいかが決まります。4本以上入るならタートルネック、3本ならモックネックかボトルネックのどちらか、2本以下ならボトルネックが、首にいちばん楽に収まります。
3つの名前の違いは、首の布を折るか折らないか、首に沿うか離れるかの2つだけです。けれど、売り場や通販では名前の使われ方がそろっていないので、名前だけで選ぶと、届いた襟が思っていた高さと違うことが起きます。この記事は、名前ではなく自分の首の長さから、秋のニットの襟を選ぶための手順です。
結論:首に入る指の本数で、試す順番を決める
先に、判定の表を置いておきます。
| 首に入る指 | 最初に試す襟 | 次に試す襟 | 避けたほうが楽な形 |
|---|---|---|---|
| 4本以上 | タートルネック(折り返し1回) | ボトルネック | 特になし |
| 3本 | モックネック | タートルネック(折り返し2回) | 高さ8cm以上の首に沿う襟 |
| 2本以下 | ボトルネック | モックネック(高さ3cm) | 首に沿って折り返すタートル |
ここで言う指の本数は、首の長さそのものではなく、首の布が収まる場所がどれだけあるかの目安です。指4本は、多くの人でおよそ7cm前後にあたります。
**首の長さに良し悪しはありません。**決まるのは、どの襟なら布があごに当たらずに収まるか、だけです。
3つの名前は「折るか」と「沿うか」で分かれている
ハイネックという名前は、首に向かって布が立ち上がっている襟をまとめて呼ぶときに使われます。その中で、タートルネック、モックネック、ボトルネックが呼び分けられています。
タートルネックは、首に沿う長い筒を、外側に折り返して着る襟です。折り返す前の筒の長さは、首の長さの2倍ほどあることが多く、折り返すと布が二重になります。首にぴったり沿い、あごの下まで届きます。
モックネックは、折り返さずに着る低い襟です。高さは3〜5cmほどで、首の付け根に沿って止まります。モックは「まねた」という意味で、タートルネックを低く、折らずに見せた形、という呼び名です。
ボトルネックは、折り返さずに着る、やや高い襟です。高さは5〜8cmほどで、首にぴったり沿わず、少し離れて筒の形で立ちます。瓶の口のように見えるのが名前の由来です。
この3つを分けているのは、折るか折らないか、首に沿うか離れるか、の2つだけです。折って沿うのがタートル、折らずに沿うのがモック、折らずに離れるのがボトル、と覚えておけば、名前と形は迷いません。
ほかにも、首から大きく離れてゆったり折り返すオフタートル、首に沿って折らずに高く立つハイネックという呼び方もあります。首まわり全体の呼び名はネックラインの種類にまとめてあります。
自分の首を、指で測る
指で測る方法を、もう少し詳しく書いておきます。巻き尺がなくてもできるので、売り場の試着室でも使えます。
鏡の前に立ち、あごを軽く引いて、正面を向きます。上を向いたり下を向いたりすると、首の長さが2cm近く変わるので、まっすぐ前を見てください。
人差し指を横にして、あごの骨のすぐ下に当てます。その下に中指、薬指、小指と重ねていき、鎖骨の間のくぼみに届くところで止めます。片手の4本で届かなければ、もう片方の手の指を足します。
**数えるのは、くぼみの上に完全に乗った指だけです。**半分だけかかる指は、数に入れないでください。
この本数が、首の布が収まる場所の目安です。4本以上なら、首に沿う高い布があごに当たらずに収まります。3本だと、高さによっては当たります。2本以下だと、首に沿う布はあごの下で押し上げられやすくなります。
指の幅は人によって違うので、一度だけ、定規で自分の指4本の幅を測っておくと便利です。人差し指から小指までを揃えて、第二関節のあたりで測ります。4本で7cmなら指1本はおよそ1.75cm、8cmなら2cmです。この数字を覚えておくと、通販の寸法表に書かれた襟の高さを、そのまま自分の指の本数に置き換えられます。
秋口の、まだ暖かい日に試すと、首が少し前に出た姿勢になりやすいので、測るのは朝起きてすぐか、背筋を伸ばした状態にしてください。
タートルネック|折り返しの回数で高さを変える
タートルネックは、3つの中でいちばん暖かく、首全体を包む襟です。指4本以上入る人なら、折り返し1回で、あごの下に指1本ぶんの隙間を残して収まります。
タートルネックの便利なところは、折り返しの回数で高さを変えられることです。筒が長いものなら、2回折ると高さが一段低くなります。指3本の人でも、2回折ればあごに当たらずに着られることが多いです。
ただし、折り返しを増やすと、首まわりの布は三重、四重になります。その分だけ首が太く見え、上に重ねるコートの襟とぶつかりやすくなります。首まわりのリブが細かく薄いものほど、折り返しを増やしても厚くなりにくいので、指3本の人がタートルを選ぶなら、薄手の細かいリブを選んでください。
反対に、太いリブの厚手のタートルは、1回折っただけで厚みが出ます。指4本以上の人が、首まわりに量を出したいときに向いている形です。
リブの編み方も、首まわりの収まりを変えます。表目と裏目が1本ずつ交互に並ぶ細かいリブは、伸び縮みが穏やかで、首に沿っても締めつけが少ない編み方です。2本ずつ交互に並ぶリブは、縦の溝がはっきりして、伸びたあとに戻る力が強く、首にしっかり沿います。首に布が触れるのが苦手な人は、細かいリブのほうが楽に感じることが多いです。
折り返した布の端は、鎖骨のくぼみより指1本ほど上で止まるのが目安です。くぼみに届くと首が詰まって見え、くぼみよりかなり上だと、折り返しが首の途中で浮いて見えます。
モックネック|首の付け根で止まる低い襟
モックネックは、首の付け根に沿って、3〜5cmほど立ち上がる襟です。折り返さないので、布が一重で、首まわりがすっきりします。
指3本の人には、いちばん最初に試してほしい形です。首の布が首の途中で止まるので、あごとの間に指2本ほどの隙間が残ります。苦しさがなく、それでいて首元に冷たい空気が入りにくいので、秋の立ち上がりにちょうどいい襟です。
モックネックは、高さの幅がわりと広い名前です。売り場によっては、2cmほどの低いものも、6cm近いものもモックネックと呼ばれています。指2本以下の人が試すなら、高さ3cmくらいの低いものを選んでください。
モックネックは、ニットだけでなく、綿のカットソーにもよく使われる襟です。秋の始めにまだニットが暑い日は、綿のモックネックを1枚で着て、気温が下がったら上にカーディガンを重ねる、という使い方ができます。綿のモックネックは洗濯の回数が多いので、首まわりのリブが二重に縫われているものを選ぶと、伸びにくく長持ちします。
モックネックは、上に重ねるものの襟と重なりにくいので、シャツやジャケットとの相性がよい形です。シャツの襟の内側にモックネックの襟が収まると、首元が二段になって、きちんとした印象になります。シャツの襟との重ね方はシャツの襟の名前|秋にニットを重ねると襟がつぶれる・はみ出すときで詳しく書いています。
ボトルネック|首から離れて立つ筒
ボトルネックは、首にぴったり沿わず、少し離れて立つ襟です。高さは5〜8cmほどあり、横から見ると、首と襟の間に指1本が入るくらいの隙間があります。
指2本以下の人に、いちばん楽に収まる形です。襟が首から離れているので、高さがあっても、あごの下で布が押し上げられません。首まわりに隙間がある分、顔の下に影ができて、首まわりが詰まって見えにくくなります。
指4本以上の人にとっても、ボトルネックはよい選択肢です。タートルネックほど首を包まず、モックネックより存在感があるので、首まわりを少し見せながら暖かさも欲しい日に向いています。
ボトルネックは、布の張りによって形が変わります。厚手でハリのある編み地なら、筒がまっすぐ立ち、時間が経っても形が崩れません。薄手で柔らかい編み地だと、筒が途中で折れて、首のまわりにたるむことがあります。たるませたくないなら、ハンガーに掛けた状態で襟がまっすぐ立っているものを選んでください。
通販の表記がばらばらなときの読み方
通販で首の詰まったニットを探すと、同じ形がタートルネックともハイネックとも書かれていたり、モックネックとボトルネックが混ざっていたりします。名前だけで選ぶと、届いてから違ったと感じることが多いのは、このためです。
確かめるのは、名前ではなく、次の3つです。
1つ目は、襟の高さの寸法です。商品の寸法表に「襟高」「ネック高さ」と書かれていれば、その数字を見ます。3〜5cmならモックネック寄り、5〜8cmならボトルネック寄り、10cmを超えていれば、折り返す前提のタートルネックです。
2つ目は、写真で首の布が二重に見えるかどうかです。襟の上の端に、布が折り返された厚い線が見えていればタートルネックです。一重で、上の端にリブの編み終わりが見えていれば、モックネックかボトルネックです。
3つ目は、モデルの首と襟の間の隙間です。横向きの写真があれば、首と襟の間に影があるかを見てください。影があればボトルネック、なければモックネックかタートルネックです。
寸法表に襟の高さが書かれていないときは、着丈と身幅から逆算はできないので、問い合わせるか、写真の3つ目で判断します。
比べる基準を手元に作っておくと、寸法表の数字が読みやすくなります。手持ちの首の詰まったニットのうち、いちばん着心地がよいものを平らに置き、襟の付け根の縫い目から、襟の上の端までを測ってください。タートルネックなら、折り返す前の長さと、折り返したあとの高さの両方を測っておきます。その数字が、自分にとっての「ちょうどいい高さ」です。通販の寸法表を見たら、その数字より高いか低いかだけを比べれば、名前に振り回されずに済みます。
どちらとも取れるとき① 指がちょうど3本で迷う
いちばん判断が分かれるのが、指がちょうど3本入る場合です。表では、モックネックを最初に、タートルネックの2回折りを次に置きましたが、どちらが合うかは、首の太さの感じ方や、上に重ねるものによって変わります。
まず、手持ちにタートルネックがあれば、それを着て、折り返しを1回と2回の両方で鏡を見てください。1回であごに布が当たるなら、2回折ったときの高さが、自分の首に収まる高さの上限です。その高さを、指で測っておきます。
次に、その上限の高さより低いモックネックと、同じくらいのボトルネックを、売り場で試します。上限が指2本ぶんなら、高さ3〜4cmのモックネックが、指2本半なら、5cmのボトルネックが、苦しさなく収まります。
上に重ねるものでも決められます。秋にジャケットやシャツと合わせることが多いなら、モックネックのほうが重なりがすっきりします。コートの下に着て、マフラーを使わないなら、タートルネックの2回折りが暖かく収まります。
**指3本の人は、どの襟も着られる位置にいます。**だからこそ、上に何を重ねるかで決めるのが、いちばん外れにくい選び方です。
どちらとも取れるとき② 名前と写真が食い違う
通販で「タートルネック」と書かれているのに、写真を見ると折り返しがない。「モックネック」と書かれているのに、高さが7cmもある。こうした食い違いは珍しくありません。
名前と写真が食い違うときは、写真と寸法を信じてください。売り場の名前は、その売り場の中で区別するためのもので、ほかの売り場と同じ意味とは限りません。
迷ったときに見るのは、襟の高さの寸法を、自分の指の本数に換算することです。指1本を、おおよそ1.7〜2cmと考えると、高さ5cmの襟は、指2本半ほどになります。この高さが、自分の首に入る本数より1本以上少なければ、あごに当たらずに収まります。
たとえば、指3本の人が、高さ5cmと書かれた襟を見たら、指2本半ぶんなので、あごとの間に指半分の隙間が残ります。名前がタートルでもモックでも、収まり方は同じです。
寸法も写真もはっきりしないときは、返品できるかどうかを先に確かめてから選んでください。首まわりの収まりは、着てみるまで分からないことが多いからです。
どちらとも取れるとき③ あごの下がちくちくする
指の本数では合っているのに、着ると首まわりがちくちくして落ち着かない、という場合もあります。これは襟の高さではなく、布の太さと編み方の問題です。
ウールの中でも、繊維が太いものは、首の薄い皮膚に当たると刺激を感じやすくなります。首に沿う布が長いタートルネックほど、肌に当たる面積が広いので、ちくちくを感じやすい形です。
この場合、首に沿わないボトルネックに変えると、肌に当たる面積が減ります。モックネックも、首の付け根の狭い範囲しか当たらないので、楽になることが多いです。
タートルネックを着たい場合は、下に薄い綿や絹のタートルネックのインナーを1枚着る方法があります。インナーの首を、上のニットの首より1cmほど低くしておくと、外からは見えずに肌だけを守れます。
上に重ねるものとの合わせ方
首の詰まったニットは、上に何を重ねるかで、選ぶ襟が変わります。秋から冬にかけて、重ねるものが増えるほど、首まわりは混み合っていきます。
ジャケットを重ねるなら、モックネックかボトルネックが収まりやすいです。ジャケットの襟は首の付け根から開いているので、そこに低い襟が収まると、首元がすっきりします。タートルネックを合わせると、折り返しの厚みがジャケットの襟に重なって、首元が窮屈に見えることがあります。
コートを重ねるなら、コートの襟の形で選びます。襟が首に沿って立つコートなら、ニットの襟は低いモックネックが重なりにくいです。襟が大きく開いたコートなら、タートルネックやボトルネックで首元を埋めるとバランスが取れます。コートの襟の呼び分けはコートの襟の名前|冬はマフラーを巻くか、巻かないかで探し分けるにあります。
マフラーを巻くかどうかも、目安になります。タートルネックの上にマフラーを巻くと、首まわりが二重に厚くなるので、マフラーを巻く日はモックネックかボトルネックにすると、首が楽に動きます。
下に着るものが見えるとき
首の詰まったニットを着ると、下に着ているインナーの首が、襟の上や横からのぞいてしまうことがあります。とくに、首から離れて立つボトルネックで起きやすい悩みです。
ボトルネックの下には、襟ぐりが広く開いたインナーか、首の詰まった薄いインナーのどちらかを選びます。中途半端な丸首のインナーだと、ボトルネックの隙間から、インナーの縁が見えます。
モックネックの下は、襟ぐりが鎖骨のくぼみより下で開いているインナーなら、ほとんど見えません。モックネックは首の付け根に沿っているので、下のものが隙間から出てくることは少ない形です。
タートルネックの下は、首の詰まったインナーを着ても、折り返しの中に隠れるので気にしなくて構いません。ただし、インナーの首が上のニットの首より高いと、折り返しの上から出てきてしまうので、インナーのほうを1cmほど低くしておきます。
襟のついたシャツを下に着る場合は、ボトルネックかモックネックの上からシャツの襟を出す組み方は避けたほうが無難です。シャツの襟が首まわりの布に押し上げられて、襟先が浮いてしまいます。シャツと首の詰まったニットを合わせたいときは、ニットを下に、シャツを上に羽織る順番にすると、襟同士がぶつかりません。
秋の始めと冬で、襟の高さを替える
同じ首の長さでも、季節によって合う襟の高さは変わります。秋の始めは、日中と朝晩の気温差が大きく、昼間に首元が暑くなりやすい時期です。この時期は、高さ3〜5cmのモックネックか、首から離れたボトルネックのほうが、熱がこもらずに過ごせます。
気温が下がって、外を歩くときに首元が冷えるようになったら、タートルネックの出番です。首に沿う長い布は、首と布の間の空気を逃がさないので、同じ厚さのニットでも、モックネックよりずっと暖かく感じます。
指3本の人は、秋の始めにモックネック、冬に入ったらタートルネックの2回折り、と季節で替えると、どちらの時期も無理なく過ごせます。指2本以下の人は、冬もボトルネックを中心にして、首元の冷えはボトルネックの筒の中に薄いインナーの首を入れて補うと、あごに布が当たらずに暖かさを足せます。
暖房の効いた室内に長くいる日は、外では暖かいタートルネックが、室内では暑く感じることがあります。そういう日は、脱ぎ着のしやすいモックネックの上に、首に巻くものを1つ足して、室内では外す、という組み方にしておくと、首元の温度を自分で調節できます。
伸びた首まわりの直し方と洗い方
首の詰まったニットは、着脱のたびに首まわりが引っぱられるので、ほかの部分より先に伸びます。伸びたまま着ていると、モックネックが首から浮いて、ボトルネックのように見えることもあります。
着るときは、首の穴を両手で広げてから頭を通すのではなく、先に両腕を袖に通し、最後に頭を通すようにしてください。脱ぐときも、首から先に脱ぐのではなく、裾を持ってまくり上げ、腕を抜いてから頭を抜きます。首まわりにかかる力が、それだけで半分ほどになります。
伸びてしまった首まわりは、ウールなら、蒸気を当てて手で形を整えると、ある程度戻ります。アイロンを布から1cmほど浮かせて蒸気だけを当て、温かいうちに、手で首まわりの編み目を縮めるように寄せます。そのまま平らに置いて、冷めるまで動かさないでください。
洗うときは、ネットに入れて、首まわりが上になるようにたたみます。脱水のあとはハンガーに掛けず、平らに置いて乾かします。ハンガーに掛けると、首まわりに重みがかかって、また伸びてしまいます。
売り場で試すときの3つの動き
売り場で試着するときは、鏡の前で立ったまま見るだけでは、首まわりの収まりは分かりません。3つの動きをしてください。
1つ目は、下を向くことです。足元を見るくらい頭を下げたとき、あごが襟に当たって布が押し上げられるなら、その襟は高すぎます。机に向かう時間が長い人は、この動きで決めてください。
2つ目は、横を向くことです。肩越しに後ろを見るくらい首を回したとき、襟がねじれて首を締めるなら、その襟は首に沿いすぎています。ボトルネックか、一段低いモックネックに替えてみてください。
3つ目は、上に重ねるものを羽織ることです。手持ちのジャケットやコートに近い上着を売り場で借りて、ニットの上から羽織ってみます。襟同士がぶつかって、ニットの首が押しつぶされるなら、その組み合わせは首元が窮屈になります。
試着室に入る前に、売り場の棚の上で確かめられることもあります。襟の付け根を両手の親指でつまみ、左右に軽く引いてみてください。すっと広がって、手を離すとすぐ元の幅に戻るものは、着脱で伸びにくく、首にも優しく沿います。広がりにくく硬いものは、頭を通すときに引っぱる力が強くかかり、首まわりが早く伸びます。広がったまま戻りが遅いものは、何回か着るうちに首から浮いてきます。
もう1つ、襟を内側に折り込んで、首の付け根にあたる縫い目を指でなぞってください。縫い目が太く盛り上がっていると、首の付け根にあたって、長く着ているうちに気になることがあります。モックネックとボトルネックは、この縫い目が首にいちばん近い場所に来る形なので、とくに確かめておく価値があります。
棚の上での2つの確かめと、試着室での3つの動きで違和感がなければ、名前がどうであれ、その襟は自分の首に合っています。指の本数で選んだ形と、3つの動きの結果が一致していれば、秋のあいだ迷わずに着られます。
まとめ:名前より、指の本数と襟の高さで探す
タートルネック、モックネック、ボトルネックは、首の布を折るか折らないか、首に沿うか離れるかで分かれた名前です。けれど、売り場ごとに名前の使われ方が違うので、名前だけで選ぶと外れやすくなります。
選ぶときは、あごの下から鎖骨のくぼみまでに、横にした指が何本入るかを先に測ってください。4本以上ならタートルネック、3本ならモックネック、2本以下ならボトルネックから試します。
手持ちのいちばん着心地のよいニットの襟の高さを測っておけば、それが自分の基準になります。新しい1枚を選ぶときは、その基準より高いか低いかだけを見れば足ります。
季節で替えることも忘れないでください。秋の始めは低く首から離れた襟、冷え込んできたら首に沿う高い襟。同じ首でも、気温によって楽に感じる高さは動きます。
通販では、名前より襟の高さの寸法を見て、指の本数に換算します。迷ったときは、上に重ねるものと、下を向く・横を向く・羽織るの3つの動きで決めると、首元の収まりで後悔することはほとんどなくなります。
よくある問い
- Q. タートルネックとハイネックは何が違いますか
- ハイネックは、首に向かって布が立ち上がっている襟の総称として使われることが多い名前です。タートルネック、モックネック、ボトルネックは、その中の呼び分けにあたります。売り場や通販では、折り返すタートルネックをハイネックと書いていることも、折り返さない低い襟をハイネックと書いていることもあります。名前で区別がつかないときは、襟の高さの寸法と、写真で首の布が二重になっているかを見てください。二重になっていればタートルネックです。
- Q. タートルネックを着ると首が苦しく感じます。どれを選べばいいですか
- 首に沿う布が、あごの下まで届いていることが苦しさの元です。まず、横にした指があごの下から鎖骨のくぼみまでに何本入るかを測ってください。3本以下なら、首から少し離れて立つボトルネックか、首の付け根で止まるモックネックから試すと、苦しさは減ります。タートルネックを着たい場合は、折り返しを1回多くして高さを低くするか、首まわりのリブが柔らかいものを選ぶと、あごに当たる位置が下がります。
- Q. モックネックとボトルネックの見分け方を教えてください
- どちらも折り返さない襟ですが、モックネックは高さが3〜5cmほどで、首の付け根に沿って止まります。ボトルネックは高さが5〜8cmほどあり、首から少し離れて、瓶の口のように筒の形で立ちます。見分けるには、ハンガーに掛けた状態で襟を横から見てください。襟が内側に倒れて首の形に添っていればモックネック、まっすぐ立っていて襟と首の間に指が入りそうな隙間があればボトルネックです。
— メグラシ編集部





