部屋着とパジャマは分ける?|寝汗の量と夕方に外へ出るかで答えが割れる

部屋着とパジャマを分けるかどうかは、寝汗の量と、帰宅してから寝るまでに外へ出るかどうかで決めてください。朝起きて背中が湿っている日が多く、夕方にゴミ出しや買い物、送り迎えで外へ出る人は、分けたほうが楽になります。
**どちらも当てはまらない人は、兼ねて構いません。**寝汗が少なく、帰宅したら朝まで外に出ない人なら、部屋着のまま寝ても、明け方に冷えることも、外の汚れを布団に持ち込むこともほとんどないからです。
どちらか一方だけ当てはまる人は、全部を分ける必要はありません。寝汗が多いだけなら寝るときに上だけ替える、外に出るだけなら外に出られる部屋着を1枚持つ、という中間の持ち方で足ります。以下では、自分がどこに入るかの確かめ方と、それぞれの持ち方を順に書きます。
先に確かめる2つ|朝の背中と、夕方の外出
確かめるのは次の2つです。1週間、手帳やスマートフォンのメモに付けてみてください。
- 朝、起きてすぐに背中の真ん中に手を当てて、生地が湿っているか
- 帰宅してから寝るまでの間に、玄関の外へ出たか(ゴミ出し、郵便受け、買い物、子どもの送り迎え、犬の散歩など)
1週間たったら、それぞれ何日あったかを数えます。
| 朝の背中が湿っていた日 | 夕方以降に外へ出た日 | 持ち方 |
|---|---|---|
| 4日以上 | 3日以上 | 分ける |
| 4日以上 | 2日以下 | 寝るときに上だけ替える |
| 3日以下 | 3日以上 | 外に出られる部屋着で寝てもよい |
| 3日以下 | 2日以下 | 兼ねてよい |
境目を4日と3日に置いているのは、週の半分を超えるかどうかで、着替える手間と困る回数の釣り合いが逆になるからです。
寝汗が多い人は、なぜ分けたほうがいいのか
昼から着ている部屋着は、寝る時刻にはすでに一日分の湿気を吸っています。料理の湯気、お風呂上がりの体の熱、暖房の効いた部屋で動いたときの汗。目に見えるほどではなくても、生地はそれを少しずつ抱えています。
その服のまま布団に入ると、寝ている間の汗が、すでに湿った生地にさらに足されます。生地が吸いきれなくなった分は肌の側に残り、明け方に部屋の温度が下がったところで、背中から冷えてきます。
寝る前に乾いた服に替えると、寝始めの生地が空っぽの状態から汗を吸えるので、明け方まで肌が乾いたままでいられる時間が長くなります。分けることで変わるのは、見た目より、この明け方の冷えです。
秋冬は寝汗が減ったように感じるだけ
寒くなると寝汗をかかなくなったと感じる人は多いのですが、量が減ったとは限りません。肌がべたつかないので気づきにくいだけです。
秋冬の寝室では、次のような条件で寝汗がかえって増えることがあります。
- 暖房をつけたまま寝ている
- 掛け布団に毛布を重ねている
- 首まで覆う厚手のパジャマや、裏起毛の部屋着で寝ている
- 寝る直前にお風呂に入っている
どれかに当てはまる人は、夏より寝汗が多い可能性があります。朝の背中の確かめ方は、季節が変わるたびにやり直してください。夏に兼ねていて困らなかった人でも、冬に入って分けたほうがよくなることがあります。
夕方に外へ出る人は、なぜ分けたほうがいいのか
外に出る日が多い人が困るのは、汗より、着替えの手間です。
寝るための服は、柔らかく、体の線が出やすく、首元がゆるいものが多いはずです。その服で玄関の外へ出るのは気が引けるので、外に出るたびに上着を羽織るか、着替えることになります。週に3日以上それがあると、帰宅後にいったん寝る服に着替えたのに、また外の服に戻る、という往復が増えます。
外に出られる部屋着を1枚決めておくと、この往復がなくなります。帰宅したら外に出られる部屋着に着替え、外の用事を済ませ、寝る前に寝るための服に替える。着替えは1日2回で止まります。
もう一つは、外の空気やほこりです。外に出た服でそのまま布団に入るのが気になる人は、分けるだけで気持ちが楽になります。気にならない人なら、ここは判断の材料にしなくて構いません。
分ける人の持ち方|2種類を役割で決める
分ける人は、部屋着とパジャマを次のように役割で分けてください。
部屋着は、外に出られる側に寄せます。玄関先や近所の店に行っても気にならない程度の、生地に少し張りのあるもの、首元が詰まっているもの、ズボンの裾がすぼまっているか、足首にたまらない丈のものが向いています。
パジャマは、寝るためだけの側に寄せます。汗を吸いやすく乾きやすい綿や、ガーゼのような柔らかい生地で、ゴムの締め付けが弱く、寝返りを打っても裾がめくれにくいものを選びます。外に出ることは考えなくて構いません。
役割をはっきり分けると、どちらも中途半端な服を選ばなくて済みます。
寝汗だけ多い人の持ち方|上だけ替える
寝汗は多いけれど、夕方に外へ出ることはほとんどない。この組み合わせの人は、寝る前に上だけ替えると足ります。
寝汗が溜まりやすいのは、背中、胸、脇の下です。下半身は布団と体の間で汗が逃げやすく、上ほど湿りが残りません。寝る前に上だけ乾いた綿の長袖に替えて、下は部屋着のズボンのまま寝る。これで、明け方の背中の冷えはかなり減ります。
上を替えるときは、部屋着の上より薄い生地を選んでください。部屋着の上が裏起毛のスウェットなら、寝るときは薄手の綿の長袖にして、寒ければ掛け布団で調整します。厚い服を着て寝ると、それだけで汗の量が増えるからです。
外に出るだけの人の持ち方|外に出られる部屋着で寝る
寝汗は少ないけれど、夕方に外へ出る日が多い。この組み合わせの人は、外に出られる部屋着を1種類決めて、それで寝てしまって構いません。
ただし、寝ても苦しくない生地を選ぶことが条件です。生地に張りがありすぎるもの、ウエストのゴムが強いもの、裏地が付いているものは、寝返りのたびに引っかかって眠りが浅くなります。柔らかいスウェットや、厚手の綿のカットソーのように、外に出られる見た目と、寝られる柔らかさの両方を持つものを選んでください。
どちらとも取れる人|日によって寝汗が変わる
いちばん迷うのは、朝の背中が湿っている日とそうでない日が、週の半分くらいずつある人です。外に出る日も、週によって多かったり少なかったりする。この場合は、全部を分ける前に、次の順で考えてください。
まず、寝汗が多い日に共通する条件を探します。暖房をつけた日、毛布を足した日、お風呂から寝るまでの時間が短かった日、お酒を飲んだ日。共通する条件が見つかったら、その条件の日だけ、寝る前に上を替えます。毎日替えるのではなく、条件がそろった日だけにすれば、手間は週に2〜3回で済みます。
次に、外に出る日の時間帯を見ます。外に出るのが帰宅直後の30分だけなら、帰宅してすぐは着替えずに外の用事を済ませ、そのあとで部屋着に着替えれば、部屋着が外に出られる服である必要はありません。外に出るのが寝る直前に近い時間帯なら、外に出られる部屋着を決めておいたほうが楽です。
それでも決まらないときは、寝るための上を1枚だけ用意してください。下は替えず、部屋着も今のまま。替えるかどうかはその夜の背中の感じで決める。中間の人は、選べる状態にしておくことがいちばんの解決になります。
家族と暮らしている人の場合
家族がいると、外に出る理由が自分の用事だけではなくなります。夜に子どもを迎えに行く、宅配を受け取る、家族が帰ってきて玄関で話す。玄関先まで出る回数を数えると、思ったより多いことがあります。
玄関先まで出る回数も「外へ出た日」に数えてください。宅配の受け取りで玄関を開けるのが気になる人は、そのぶん外に出られる部屋着の必要性が上がります。
一人暮らしの人の場合
一人暮らしで在宅の時間が長い人は、外に出る日が少なく、兼ねる側に入りやすくなります。ただ、日中ずっと部屋着で過ごす人は、寝る時刻には部屋着が丸一日分の湿気を吸っています。日中も家にいるなら、夕方に一度だけ上を替える、という持ち方を試してください。寝る直前に替えるより、手間が少なく感じられるはずです。
枚数と洗う順番
分ける人が気になるのは、洗濯物が増えることだと思います。枚数は増えますが、洗う間隔を分けると、毎日洗う枚数はあまり変わりません。
| 服 | 洗う間隔の目安 | 持つ枚数の目安 |
|---|---|---|
| 寝るための服 | 毎回 | 上下2〜3組 |
| 部屋着 | 2〜3回着たら | 上下2組 |
寝るための服は汗を吸うので、着たら洗います。部屋着は、外の汚れや食べこぼしがなければ、2〜3回着てから洗っても構いません。秋冬は乾くまでの時間が延びるので、寝るための服は綿の薄手を選んでおくと、洗ってから次に着るまでが短くなります。
まとめ|分けるかどうかは、朝と夕方で決める
部屋着とパジャマを分けるかどうかに、正しい答えは一つではありません。朝の背中が湿っている日と、夕方に外へ出る日を1週間数えれば、自分がどこに入るかが分かります。
両方多い人は分ける。寝汗だけ多い人は上だけ替える。外に出るだけの人は、外に出られて寝ても苦しくない部屋着で寝る。どちらも少ない人は兼ねる。季節が変わったら、もう一度だけ数え直してください。
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よくある問い
- Q. 部屋着のまま寝るのは良くないのですか
- 良い悪いではなく、合う人と合わない人がいます。寝汗が少なく、帰宅後に外へ出ない人なら、部屋着のまま寝ても困ることはほとんどありません。困りやすいのは、寝汗が多い人です。昼から着ている服は、夜にはすでに少し湿気を吸っています。そのまま布団に入ると、寝ている間の汗をさらに吸って、明け方に背中が冷えやすくなります。朝の背中に手を当てて、湿っている日が多いかどうかで決めてください。
- Q. 冬は寝汗をかかないので、分けなくてもいいですか
- 冬でも寝汗はかきます。暖房をつけたまま寝る人や、厚い掛け布団に毛布を重ねる人は、むしろ秋より汗が増えることもあります。冬に寝汗が少ないと感じるのは、夏ほど肌がべたつかないからで、汗の量が減ったとは限りません。寒い季節こそ、朝に背中や脇の下の生地が湿っていないかを確かめてください。湿っているなら、寝るための服を分けたほうが、明け方に冷えて目が覚める回数が減ります。
- Q. 分けると洗濯物が増えて大変です
- 枚数は増えますが、洗う回数を同じにする方法があります。寝るための服は汗を吸うので毎回洗い、部屋着は外の汚れや食べこぼしがなければ2〜3回着てから洗う、というように洗う間隔を分けてください。こうすると、1日に洗う枚数は兼ねていたときとあまり変わりません。上だけ分ける持ち方なら、増えるのは上の1枚だけで済みます。
- Q. ワンマイルウェアとパジャマを兼ねることはできますか
- 外に出られる服で寝ることはできますが、寝汗が多い人には向きません。外に出られる服は、形が崩れないように生地に張りがあったり、裏地や芯が入っていたりして、汗を吸って乾かす力が弱いことが多いからです。寝汗が少なく、外に出るのが近所の短い時間だけなら、柔らかいスウェットのように寝ても苦しくない生地を選べば兼ねられます。
— メグラシ編集部





