顔タイプフェミニン ショートヘア|男前に寄るか丸く膨らむか

顔タイプフェミニンの人がショートヘアで「何か違う」と感じるとき、原因はほぼ2つです。顔まわりから曲線が消えて男前に寄るか、ふくらみが頬の横に集まって丸く膨らむか。直す場所は正反対なので、先にどちらかを決めます。
正面から顔の写真を撮って、毛先と耳たぶ、いちばん広いふくらみと頬骨の位置を比べてください。毛先が耳たぶより上で、輪郭の外側がまっすぐなら「男前に寄る」側です。ふくらみの一番広い所が頬骨と同じ高さか、それより下にあるなら「丸く膨らむ」側です。
男前に寄る人は、毛先を耳たぶの下まで残し、前髪とえり足に丸みを足します。丸く膨らむ人は、ふくらみを頬骨より上に上げて、耳の横を締めます。どちらとも言えないときは、耳たぶの下2cmの長さと、斜めに流す前髪から始めてください。
結論:男前に寄るか、丸く膨らむかで直す所が違う
顔タイプフェミニンは、大人っぽい顔立ちに、目元や輪郭の曲線が多い顔です。この顔の柔らかさは、髪の曲線と一緒に見えたときにいちばん自然に出ます。ロングやミディアムでは、髪が勝手に顔のまわりに曲線を足してくれていました。
ショートにすると、髪が作っていた曲線の量が変わります。減りすぎると、顔の大人っぽさだけが残って、きりっとした男前の印象に寄ります。逆に、減った分を丸みで取り戻そうとして足しすぎると、今度はふくらみが頬の横に集まり、顔まわりが丸く膨らんで見えます。
| 向き | 鏡で見える状態 | 直す場所 |
|---|---|---|
| 男前に寄る | 毛先が耳たぶより上、輪郭の外側がまっすぐ | 長さ・前髪・えり足に丸みを戻す |
| 丸く膨らむ | 一番広いふくらみが頬骨の高さか下 | ふくらみを上げて、耳の横を締める |
ショートが似合うかどうかではなく、曲線の量が足りないのか、置き場所がずれているのか。この記事はそこから分けていきます。
どちらか測る|正面の写真で3か所を見る
鏡は自分で角度を変えてしまうので、スマートフォンで正面の写真を1枚撮ります。顔の真正面、目の高さにカメラを置き、髪はいつも出かけるときの状態にしてください。
見る場所は3か所です。1つ目は、横の毛先が耳たぶより上か下か。2つ目は、髪のふくらみがいちばん横に張り出している高さが、頬骨より上か、同じか、下か。3つ目は、髪の外側の線がまっすぐ落ちているか、内側に丸く入っているかです。
毛先が耳たぶより上で、外側の線がまっすぐなら男前に寄る側です。ふくらみの一番広い所が頬骨と同じ高さか下にあるなら、丸く膨らむ側です。3か所の答えが両方の側に分かれたら、後で書く「どちらとも取れるとき」の手順に進んでください。
写真を撮る前に、髪を手で整えすぎないことも大事です。朝のスタイリングから数時間たった状態のほうが、ふだん人から見えている形に近くなります。
男前に寄る人|曲線が顔のまわりから消えている
男前に寄る人の写真は、輪郭の外側に縦の直線が通っています。耳の横を刈り上げに近く短くしたり、毛先をまっすぐ切りそろえたりすると、顔の横から曲線がなくなるからです。顔の中の曲線はそのままでも、外側の枠が直線になると、全体が引き締まって辛口に読まれます。
この印象自体が悪いわけではありません。ただ、フェミニンの人がふだん着ている、とろみのあるブラウスや柔らかいニットと合わせると、顔まわりだけが硬く浮きます。服を変えずに済ませたいなら、髪の側で曲線を戻すほうが早く片づきます。
戻す場所は3つあります。毛先の長さ、前髪の形、えり足の形です。全部を一度に変える必要はなく、次の章の順に1つずつ試してください。
男前に寄る人の長さ|毛先を耳たぶの下まで残す
最初に見直すのは長さです。横の毛先が耳たぶより上にあると、あごから耳までの輪郭の線がむき出しになります。耳たぶの下まで残すと、毛先があごの角を柔らかく包み、輪郭の外側に丸みが戻ります。
長さが足りないときは、次に切るときに耳の横だけ切らずに残してもらうと、数週間で耳たぶの下に届きます。それまでのあいだは、毛先を内側に軽く巻いて、輪郭に沿わせる向きにしてください。外に跳ねさせると、顔から離れる線が増えて、直線の印象が強くなります。
毛先の切り口も見てください。まっすぐ一直線に切りそろえた毛先は、短いほど直線が目立ちます。毛先に軽く段を入れて、先に向かって細くなるようにすると、同じ長さでも外側の線が丸く見えます。
男前に寄る人の前髪とえり足
前髪は、眉の上で横一直線に切ったものより、斜めに流す形のほうが額に曲線ができます。目尻に向かって少しずつ長くなるように流すと、目元の丸みと前髪の丸みがつながります。
前髪を作らずに額を全部出している人は、分け目を少しずらして、片側だけ毛先が額にかかるようにしてください。額を全部出したままにすると、ショートでは顔の上半分も直線で囲まれます。
えり足は、首の付け根で短く刈り上げるより、首に沿って下に伸びる形のほうが柔らかく見えます。後ろから見て、えり足が首の真ん中より下まであると、横顔にも曲線が残ります。
丸く膨らむ人|ふくらみの一番広い所が頬の横にある
丸く膨らむ人の写真は、耳の横あたりの髪がいちばん外に張り出しています。頭の形を丸く見せようとして全体に同じ量を残したり、毛先を内側に強く巻いたりすると、ふくらみが頬の横に集まるからです。
顔タイプフェミニンの人は、もともと頬や目元に曲線があります。そこに髪のふくらみが同じ高さで重なると、顔の横幅が足されたように見え、柔らかさが重さに変わります。大人っぽい顔立ちなので幼くは見えにくいかわりに、野暮ったく膨らんだ印象になりやすいのが特徴です。
丸みを減らす必要はありません。ずらすのは、ふくらみを置く高さです。
丸く膨らむ人の重さの位置|頭頂に上げて横を締める
ふくらみは、頬骨より上、目の高さから頭のてっぺんにかけて置きます。耳の上から後ろの量を減らしてもらい、頭頂の毛には段を入れて立ち上がりやすくします。乾かすときに頭頂の根元を指で持ち上げながら風を当てると、ふくらみが自然に上に移ります。
耳の横は締めます。耳にかけるか、耳の前の毛を顔に沿わせて内側に入れると、頬の横の張り出しが消えます。毛先は強く内巻きにせず、軽く内側に向ける程度にしてください。巻きが強いと、毛先が丸く固まって、そこにまたふくらみができます。
えり足は首に沿わせて短めにします。えり足がふくらんで外に広がると、横から見たときに後頭部の下が重くなり、首が短く見えます。
顔の縦横比で、ふくらみの高さを変える
同じフェミニンでも、顔が縦に長いか、横に丸いかで、ふくらみの置き場所は少し変わります。正面の写真で、額の生え際からあご先までの長さを、頬のいちばん広い所の横幅で割ってください。
1.4より大きい人は縦長寄りです。頭頂だけを高くすると、顔がさらに縦に伸びて見えます。ふくらみは目の高さに置き、耳の上に少しだけ横幅を残してください。前髪も作ったほうが、縦の長さが区切られて落ち着きます。
1.3より小さい人は横に丸み寄りです。ふくらみを頭頂に上げて、耳の横はしっかり締めます。前髪は斜めに流して、額の一部を見せると、縦の線が加わって丸みが重なりすぎません。
1.3から1.4のあいだの人は、ふくらみを目の高さから少し上に置く中間の形が合います。この幅に入る人がいちばん多いので、迷ったらここから始めてください。
どちらとも取れるとき|耳たぶ下2cm・斜め前髪から始める
写真の3か所が、男前の側と膨らむ側に分かれる人もいます。たとえば、毛先は耳たぶより上なのに、ふくらみは頬の横にある、といった形です。この場合は、直線と丸みが顔の別々の場所で出ています。
最初に整える基準は3つです。長さは耳たぶの下2cm、前髪は斜めに流す、ふくらみは目の高さ。この形は、輪郭の外側に丸みを残しながら、頬の横に重さを置かないので、両側の困りごとが同時に小さくなります。
1週間この形で過ごしたら、もう一度同じ条件で写真を撮ります。それでも男前に寄るなら、毛先をもう1cm残します。それでも膨らむなら、耳の上の量をもう少し減らします。一度に両方を動かさず、1か所ずつ動かすと、どちらが効いたかが分かります。
どちらの直し方も合わないときは、ショートの長さそのものより、髪の質が関わっていることがあります。髪が太くて硬い人は、同じ長さでも外に広がりやすく、細くて柔らかい人はぺたんとつぶれやすくなります。前者は量を減らし、後者は根元を立ち上げる方向で調整してください。
首の長さで、えり足と首元の服を決める
ショートにすると、首と首元の服がそのまま顔の続きとして見えます。あご先から鎖骨のくぼみまでに指が何本入るかを、鏡の前で測ってください。
指が4本以上入る人は首が長めです。えり足を短くしても首まわりが寂しくなりにくく、ハイネックやタートルネックでも顔が詰まりません。指が3本以下の人は、えり足を首に沿って長めに残し、首元は鎖骨に沿って丸く開いた形を選ぶと、首から顔への流れが途切れません。
男前に寄る人は、首が長くても、首元の服で曲線を足すほうが楽です。Uネックやボートネックのように丸く開いた形にすると、髪で足りない分を服が補ってくれます。丸く膨らむ人は、首元を開けすぎると顔まわりの丸みがさらに広く見えるので、浅めのUネックかVネックで縦の線を1本足してください。
着た実例|トップに高さを置いた丸いショートと、Uネックのニット
40代の顔タイプフェミニンの人が、丸く膨らむ側から直した例です。頭頂に段を入れてふくらみを上げ、耳の前の毛は顔に沿わせて内側に入れました。毛先は耳たぶの下で軽く内に向け、えり足は首に沿わせています。

服は、くすんだローズ色のカシミヤニットで、首元は鎖骨に沿ったUネックです。髪で上に移したふくらみと、首元の丸い開きが縦に並ぶので、顔のまわりに曲線がありながら、横には広がっていません。
同じ人が以前に着ていたのは、首の詰まったハイネックでした。ふくらみが頬の横にあった時期は、ハイネックで首が隠れて、顔の下半分がひとかたまりに見えていました。髪の重さを上げただけでなく、首元を開けたことで、柔らかさが重さにならずに済んでいます。
耳と髪留めで曲線を足す
ショートでは、耳まわりに置く小物の影響が大きくなります。髪が耳にかかっていた頃より、耳飾りの形がそのまま顔の横の線になるからです。

男前に寄る人は、耳たぶから少し下に揺れる、丸みのある耳飾りを足してください。しずく形や小さな輪のように、角のない形が合います。耳を片側だけ出すときは、出した側にだけ付けると、曲線が片方に集まって左右の差が柔らかさになります。
丸く膨らむ人は、耳飾りを大きくしすぎないことです。顔の横に丸いものが重なると、ふくらみがもう一段増えたように見えます。耳たぶに沿う小粒のものか、縦に細く下がるものを選ぶと、横幅を増やさずに済みます。
髪留めは、どちらの人も角の丸いものを選びます。耳の上で前の毛を留めると、男前に寄る人は額に丸みが出て、丸く膨らむ人は頬の横の量が減ります。同じ道具でも、留める高さで役割が変わります。
伸ばしかけと切りたての扱い
ショートの違和感は、切った直後と、伸びてきた頃とで向きが変わることがあります。切った直後は長さが足りず男前に寄りやすく、伸びて毛先があごの高さに来る頃には、ふくらみが頬の横に集まりやすくなります。
切りたての時期は、毛先を内に向けて、前髪を斜めに流すだけで十分です。数週間で毛先が耳たぶの下に届くので、それまでは耳飾りで曲線を足してしのぎます。
伸ばしかけの時期は、耳の上の量を減らすカットだけを入れて、全体の長さはそのまま伸ばします。頭頂に高さを足しておくと、あごの高さでの膨らみが目立ちません。えり足は首に沿わせて短めに整え、後ろだけが重くならないようにしてください。
もっと長さのある髪型の選び方は顔タイプフェミニンに似合う髪型に、ほかの顔タイプとの違いは顔タイプ別のショートヘアにまとめています。
眼鏡をかける人は、つるの高さとふくらみを分ける
ショートで眼鏡をかけると、つるが耳の上を横切ります。ふくらみをつるの高さに置くと、髪がつるで押されて横に広がり、丸く膨らむ側に寄ります。ふくらみはつるより上に置き、つるの下の毛は耳にかけてください。
男前に寄る人は、細い金属の直線的なフレームを選ぶと、髪と眼鏡の両方で直線が重なります。フレームに丸みがあるものを選ぶか、前髪をフレームの上辺にかかる長さにすると、曲線が戻ります。フレームの選び方は顔タイプフェミニン 眼鏡が似合わないも参考にしてください。
まとめ
顔タイプフェミニンの人のショートの違和感は、曲線が消えて男前に寄るか、ふくらみが頬の横に集まって丸く膨らむかのどちらかです。正面の写真で、毛先と耳たぶ、ふくらみと頬骨、外側の線の3か所を見れば、どちらかが分かります。
男前に寄る人は、毛先を耳たぶの下まで残し、前髪を斜めに、えり足を首に沿わせます。丸く膨らむ人は、ふくらみを頬骨より上に上げ、耳の横を締めます。迷ったら耳たぶ下2cm・斜め前髪・目の高さのふくらみから始めて、1か所ずつ動かしてください。
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よくある問い
- Q. 顔タイプフェミニンはショートヘアが似合わないのですか
- 似合わないわけではありません。違和感が出るのは、切ったことで顔まわりの曲線が消えたときか、丸みを足しすぎてふくらみが頬の横に集まったときです。毛先が耳たぶより下に残り、いちばん広いふくらみが頬骨より上にあれば、フェミニンの柔らかさはショートでも残ります。
- Q. 耳を出すショートはやめたほうがいいですか
- 耳を全部出すと、顔の横から曲線がなくなって男前に寄りやすくなります。出したいときは片側だけにして、出した側に揺れる耳飾りを足すと、曲線が戻ります。両耳を出す場合は、前髪を斜めに流して額に丸みを作ってください。
- Q. ショートにしてから服まで地味に見えます
- 髪で減った曲線を、首元で足していないことが多いです。詰まった首元より、Uネックやボートネックのように鎖骨に沿って丸く開いた形のほうが、顔からの曲線が服までつながります。生地もハリより、とろみや柔らかい毛足のあるものに替えてください。
- Q. 伸ばしかけの期間がいちばん変に見えます
- 毛先があごの高さに来る時期は、ふくらみが頬の横に集まりやすく、丸く膨らんで見えます。この時期だけは耳の上の量を減らして、トップに高さを足してください。えり足は首に沿わせて短めに整えると、伸ばしながらも形が崩れにくくなります。
— メグラシ編集部





