猫顔とキツネ顔の違い|服で分かれるのは襟の角と布の表面

**猫顔なら、襟に角を1つ残して布はなめらかに。キツネ顔なら、襟を丸くして布で起毛を足してください。**猫顔とキツネ顔の服の違いは、この2か所に集まります。色の強さや柄の大きさまで分ける必要はありません。
2つの顔は、目尻が上がって見える所が同じです。違うのは頬で、猫顔は頬に丸みがあり、キツネ顔は頬が平らで直線的です。服は、この頬の違いを打ち消す側に1か所だけ振ります。猫顔は丸が多いので角を、キツネ顔は直線が多いので丸を足す。それが襟と布の表面に当たります。
どちらとも言われる人は、首から上は丸、胸から下は角、と高さで分けます。この記事の後半で、どちらに寄せるかを写真2枚で決める方法も書きます。
結論:分かれるのは2か所だけ
先に、分かれる所と分かれない所を並べます。
| 見る所 | 猫顔 | キツネ顔 |
|---|---|---|
| 襟の形 | 角を1つ残す(シャツ襟・Vの開き) | 丸くする(丸首・ボートネックの丸み) |
| 布の表面 | なめらか・少しつや | 起毛・ふくらみのある編み |
| 色の強さ | 中くらい〜はっきり | 中くらい〜はっきり |
| 柄の大きさ | 中くらい | 中くらい |
下の2行は同じです。目尻が上がっている顔は、ぼんやりした色や小さすぎる柄だと、目の強さに服が負けます。この点は猫顔もキツネ顔も変わりません。だから、色と柄はいま着ているものを続けて構いません。替えるのは上の2行だけです。
まず自分がどちらか:頬に指を当てて決める
見分け方は猫顔とキツネ顔の違いの記事で詳しく書いていますので、ここでは服を選ぶために必要な1点だけにします。
鏡の正面に立ち、人差し指を横にして、頬のいちばん高い所から少し下に当ててください。指の下で頬がふくらんで、指が浮くなら猫顔の側、指が頬骨の下の面にぴたりと付くなら、キツネ顔の側です。
服にとって大事なのは、この「頬の丸み」の有無だけです。目の形や鼻の高さは、襟と布の選び方にはほとんど影響しません。
猫顔の襟:丸い顔に、角を1つ足す
猫顔は、頬の丸みと目尻の上がりが一緒にある顔です。丸い襟を合わせると、頬の丸と襟の丸が重なって、甘さが2倍になります。似合わないわけではありませんが、仕事の場や大人っぽく見せたい日には、子どもっぽく寄りやすくなります。
襟に角を1つ入れると、頬の丸が締まります。シャツの襟、Vの開き、角のある襟のジャケット。どれか1つで足ります。
角は、首元のすぐ下に来るものがいちばん効きます。たとえば丸首のニットを着る日でも、中にシャツを着て襟の先を指1本ぶんのぞかせれば、それで角が1つ入ります。ニットを替える必要はありません。
反対に、角を3つも4つも重ねると、こんどは目尻の上がりと合わさって、きつく見えます。シャツ襟とVの開きとジャケットの角を全部重ねるのは避けてください。1つで止めます。
猫顔の布:なめらかにして、丸に丸を重ねない
もう1つは布の表面です。もこもこした起毛の布や、ふくらんだ編みのニットは、それ自体が丸い印象を持っています。頬の丸みがある顔に合わせると、丸が重なります。
猫顔は、表面がなめらかな布を顔の近くに置いてください。目の詰まった細い編みのニット、張りのある綿、少しつやのある布です。秋冬は起毛を着たい季節ですが、起毛は顔から離して、スカートやパンツ、コートの裾の方へ回すと、顔まわりが甘くなりすぎません。
キツネ顔の襟:平らな頬に、丸を1つ足す
キツネ顔は、頬が平らで、こめかみから頬骨にかけて直線が多い顔です。角のある襟を合わせると、顔の直線と襟の直線が重なり、きつく見えやすくなります。
キツネ顔は、襟を丸くします。丸首、ボートネックの浅い丸み、襟のふちが丸いブラウス。顔のすぐ下に丸が1つあると、顔の直線が和らぎます。
丸の大きさには注意が要ります。襟の丸みの幅が、あご先の幅より大きいと、顔の大人っぽさと離れて幼く見えます。目安は、あご先の幅と同じか、少し小さい丸みです。大きく丸い襟が着たいときは、布の色を濃くすると幼さが出にくくなります。
キツネ顔の秋冬の服を全体で組む話は、キツネ顔に似合う服の記事にあります。ここでは、猫顔との違いが出る襟と布だけを見ています。
キツネ顔の布:起毛で、顔の近くに丸みを作る
キツネ顔は、布の表面で丸みを足せます。起毛した布、ふくらみのある編み、ふわっとした毛足の布は、光を散らして、顔の直線をやわらかく見せます。
襟を丸くできない日、たとえば仕事でシャツ襟が決まっている日は、布の表面だけで足してください。シャツの上に起毛のカーディガンを重ねるだけでも、顔まわりの直線は減ります。
逆に、つやの強い布は、キツネ顔の直線をさらに際立たせます。つやのある布を着たいときは、顔から離した場所、スカートやパンツに置くのが向いています。
同じ服を着たとき、どこが変わるか
同じ服を、猫顔とキツネ顔の人が着たときにどう見えるかを比べると、襟と布の効き方が分かりやすくなります。
| 服 | 猫顔が着ると | キツネ顔が着ると |
|---|---|---|
| 丸首の起毛ニット | 甘さが重なる。中にシャツの角を足す | 顔がやわらぐ。そのまま着てよい |
| シャツ襟の綿シャツ | 顔が締まる。そのまま着てよい | 直線が重なる。上に起毛を重ねる |
| Vの開きのつやのあるニット | 顔が締まる。そのまま着てよい | きつく寄る。開きを浅くするか中に丸首を |
| 浅い丸みのなめらかなブラウス | 甘さは中くらい。角を1つ足すと安定 | 襟の丸が効く。布は起毛でなくてよい |
どの行でも、変えているのは襟か布のどちらか1つです。両方を一度に変える必要はありません。
どちらとも言われる人:高さで分ける
猫顔と言われる日も、キツネ顔と言われる日もある人がいます。髪を下ろすと頬の丸みが隠れてキツネ顔に寄り、上げると丸みが見えて猫顔に寄る。笑うと頬が上がって猫顔に、真顔だとキツネ顔に寄る。こういう人です。
この場合は、どちらかに決めて服を選ぶと、決めなかった側の日に合わなくなります。代わりに、高さで分けてください。
- 首から上(襟元・顔の横に来る物)は丸
- 胸から下(ジャケットの前・裾・パンツの線)は角
襟を丸くしておけば、キツネ顔に寄った日でも顔がきつくなりません。胸から下に角があれば、猫顔に寄った日でも全体が甘くなりすぎません。顔の近くに丸、遠くに角。この順を守れば、どちらの日にも外れにくくなります。
それでも決めたい人:写真2枚で寄せる側を決める
高さで分けるより、どちらかに寄せたい人もいるでしょう。その場合は、写真2枚で決めます。
- 丸首の起毛ニットを着て、窓に向かって正面から1枚撮る
- 同じ場所・同じ時間に、シャツ襟の綿シャツを着て1枚撮る
- 2枚を並べて、目が先に行くのが顔か服かを見る
起毛ニットの写真で顔に目が行くなら、キツネ顔の側に寄せた方が合います。シャツの写真で顔に目が行くなら、猫顔の側です。どちらも服に目が行くなら、まだ髪型や表情で揺れています。高さで分ける方法を続けてください。
髪を上げた日と下ろした日で印象が入れ替わる人は、キツネ顔か猫顔か迷う人の記事で、髪型ごとに決める方法を書いています。
アクセサリーも同じ考え方で
服の襟と布の考え方は、耳や首の飾りにもそのまま使えます。
猫顔は、丸い顔に角を足すので、小さな四角や細い棒の形の飾りが合います。丸い飾りを選ぶなら、大きさを小さくしてください。キツネ顔は、平らな顔に丸を足すので、丸い粒や輪の形が合います。直線の飾りを選ぶなら、つやを抑えたものにします。
ここでも、全部を変える必要はありません。服の襟で足した側と同じ側に、飾りを1つ合わせる程度で十分です。
やらない方がいいこと
猫顔の人が、甘さを消そうとして角のある服ばかりにするのは避けてください。目尻の上がりと角が重なって、顔の甘さと服の強さが離れて見えます。角は1つで止めます。
キツネ顔の人が、きつさを消そうとしてふんわりした服ばかりにするのも同じです。顔の直線と服の丸の差が大きくなりすぎて、服に着られて見えます。丸は襟元に1つ、布の起毛はその近くに。全身を丸くする必要はありません。
よくある質問
Q. 猫顔とキツネ顔で、似合う服はそんなに違いますか
違うのは襟の形と布の表面の2か所だけです。色の強さや柄の大きさは、目尻の上がりが共通しているので似ています。
Q. 猫顔と言われたりキツネ顔と言われたりします
首から上は丸、胸から下は角、と高さで分けてください。どちらに寄った日でも外れにくくなります。
Q. キツネ顔で丸い襟を着ると幼く見えます
襟の丸みが、あご先の幅より大きい可能性があります。あご先の幅と同じか少し小さい丸みにするか、襟は角のままで布だけ起毛にしてください。
— メグラシ編集部





