モスグリーンのボトムスに合う色|上は顔の黄み、足元は裾の幅で決める

**モスグリーンのボトムスは、ほとんどの人が穿けます。**決めるのは上に着る1枚と、靴とバッグの色の2か所だけです。
上の色は、顔の黄みで決めます。白いコピー用紙と生成りの紙(クラフト紙でも、黄みのあるノートでも構いません)を顎の下に1枚ずつ当てて、頬の赤みが残って見える側の白を基準にしてください。生成りで頬が明るいなら、上は生成り・キャメル・テラコッタの側。真っ白で頬が明るいなら、上はグレー・オフ白・灰みのピンクの側です。
足元は、裾の幅で決めます。裾幅が20cm未満で足首が見えるなら、靴はボトムスとつなぐ焦げ茶かカーキ寄りの茶。裾幅が24cm以上で靴が半分隠れるなら、靴は上の色に寄せてください。この2つを決めれば、あとはどの組み合わせでも外れにくくなります。
モスグリーンという色そのものの似合う・似合わないはモスグリーンが似合う人で、隣に置く色の理屈はモスグリーンに合う色で書いています。この記事は、ボトムスで使うときに絞った話です。
結論|ボトムスは顔から遠い。決めるのは上と足元だけ
モスグリーンは、黄みと灰みの両方を含んだ暗い緑です。顔のすぐ下に置くと、黄みの強い人は顔が黄ばみ、青みの強い人は顔がくすんで見えることがあります。
ところがボトムスにすると、顔から50cm以上離れます。この距離では、肌の色とボトムスの色を目が直接比べません。比べられるのは、顔のすぐ下にある上の色と顔です。
つまりモスグリーンのボトムスで外れるときは、ほとんどが「上の色が顔に合っていない」か「上の色とモスグリーンがつながっていない」かのどちらかです。ボトムスを替える必要はありません。
先に確かめる|手持ちのモスグリーンは黄寄りか灰寄りか
上の色を選ぶ前に、ボトムスのモスグリーンがどちらに寄っているかだけ確かめます。
昼間の窓際で、ボトムスの横に黒い布と白い紙を並べてください。黒の隣で黄色っぽく見えるなら黄寄り、白の隣で灰色っぽく見えるなら灰寄りです。どちらにも見える場合は、その中間として扱って構いません。
| ボトムスの寄り | つながりやすい上の色 | つながりにくい上の色 |
|---|---|---|
| 黄寄り(オリーブに近い) | 生成り・キャメル・テラコッタ・からし | 青みの強い白・青みのピンク |
| 灰寄り(くすんだ深緑) | グレー・オフ白・灰みのピンク・紺 | 黄みの強いクリーム・オレンジ |
| 中間 | グレージュ・焦げ茶・濃いベージュ | 鮮やかな色全般 |
この表は、ボトムス側の条件です。次に、顔側の条件を重ねます。
上の色を決める|白い紙と生成りの紙を顎の下に当てる
顔側の条件は、2枚の紙で測ります。
鏡から腕1本ぶん離れて、白い紙を顎の下に当て、2秒見たら生成りの紙に替えてください。見るのは頬骨の少し下です。紙を替えた瞬間に、頬の赤みが消えて黄色く見えたり、灰色に沈んだりしたら、その紙は外れです。
赤みが残る紙が、あなたの上に置く白の基準になります。
- 生成りで頬が明るい人: 上は生成り・クリーム・キャメル・テラコッタの側
- 真っ白で頬が明るい人: 上はオフ白・ライトグレー・灰みのピンク・紺の側
この基準は、モスグリーンを顔の下に当てたときの結果とは別物です。顔の下に置くのはボトムスではなく上の1枚なので、上の1枚が顔に合っていれば、ボトムスがモスグリーンでも顔は沈みません。
生成り側の人|ボトムスが黄寄りなら、そのまま重ねる
生成り側で、ボトムスも黄寄りなら、いちばん素直な組み合わせです。上は生成りかキャメルを選び、面積の大きいニットやカーディガンにしても構いません。
気をつけるのは、上下とも黄に寄りすぎて全体が一色に溶けることです。ボトムスとトップスの明るさの差が小さいと、境目がなくなって全身がぼやけて見えます。上は、ボトムスより2段以上明るい色にしてください。
目安は、スマホのカメラを白黒にして全身を撮ったとき、上と下が別の灰色に見えることです。同じ灰色に見えたら、上を一段明るくします。
生成り側の人|ボトムスが灰寄りなら、間に茶を挟む
生成り側の顔で、ボトムスが灰寄りのモスグリーンのときは、上をそのまま生成りにすると、上下の温度がずれて見えることがあります。顔は温かいのに、下半身だけ冷たい印象になります。
この場合は、上と下の間に焦げ茶を1か所挟んでください。ベルト、カーディガンの前立て、肩にかけたストールなどです。茶は黄にも灰にもつながるので、温度の違う2色をつなぐ橋になります。
上の色は、生成りより少し灰みのあるベージュに寄せてもよいです。顔の下には生成りの襟を細くのぞかせ、頬の基準はそこで守ります。
白側の人|ボトムスが灰寄りなら、グレーでそろえる
真っ白で頬が明るい人と、灰寄りのモスグリーンは、灰色を共通点にしてつながります。上はライトグレーかオフ白のニットにすると、上下が同じ空気の中に収まります。
紺のトップスも合います。紺とモスグリーンはどちらも暗いので、明るさの差が出るように、首元に白を細く入れてください。シャツの襟でも、インナーの縁でも構いません。
白側の人|ボトムスが黄寄りなら、上は灰みのピンクで受ける
白側の顔に、黄寄りのモスグリーンのボトムスを合わせると、いちばん迷いやすい組み合わせになります。上を真っ白にすると、白と黄緑の差が強く出て、ボトムスだけが黄色く浮きます。
ここでは、上を灰みのピンクかラベンダーグレーにしてください。ピンクは緑の反対側にある色なので、黄寄りの緑と並べても喧嘩しません。灰が入っているぶん、顔の青みとも合います。
それでも浮くと感じたら、ボトムスと上の間に、ボトムスより暗いチャコールのアウターを羽織ってください。チャコールがモスグリーンの黄みを押さえ、上の色と下の色の距離を縮めます。
足元を決める|裾幅は20cmと24cmで分ける
靴とバッグの色は、裾の幅で決めます。測るのは、床に置いたボトムスの裾の端から端までの長さです。スカートの場合は、立ったときに裾が脚から何cm離れているかを見ます。
裾幅が20cm未満(テーパード・細身のストレート)なら、足首が見えます。足首と靴が目に入るので、靴はボトムスとつながる色にします。焦げ茶、カーキ寄りの茶、モスグリーンより一段暗いチャコールが候補です。
裾幅が24cm以上(ワイド・フレア・長いスカート)なら、靴は裾に半分隠れます。この場合、靴は「ボトムスの続き」ではなく「上の色の繰り返し」として見えます。上が生成りなら明るいベージュやキャメルの靴、上がグレーなら灰色や黒の靴が収まります。
20cmから24cmの間|靴下かタイツで決める
裾幅が20cmから24cmの間は、靴がボトムスの続きにも、上の繰り返しにも見えます。ここが、どちらとも取れる幅です。
この幅では、靴そのものの色より、足首に何を見せるかで決めてください。
- 足首の肌を見せる日は、靴をボトムスにつなげる(焦げ茶・チャコール)
- 靴下やタイツで足首を覆う日は、靴下を上の色に合わせ、靴は黒か焦げ茶の無難な色にする
足首の色が上の色と同じなら、裾の下に小さな上の色が繰り返され、全体が上下でつながります。肌を見せる日は、そこに色を足さず、靴でボトムスを延ばすほうが脚が長く見えます。
スカートとパンツで変わること|面の大きさと揺れ
同じモスグリーンでも、スカートはパンツより面が大きく、歩くと揺れます。揺れる面は目を引くので、上の色を強くすると、上下の両方が主張して落ち着きません。
スカートのときは、上の色を一段弱くしてください。生成り側ならキャメルより生成り、白側なら紺よりライトグレーです。パンツのときは、上に色の強いものを置いても構いません。
長いスカートで脚がほとんど見えない日は、タイツの色も足元の一部になります。タイツの濃さの選び方はタイツの色とパーソナルカラーを見てください。
バッグの色|手で持つなら上、肩にかけるなら下
バッグは、体のどこに来るかで役割が変わります。
手に提げると、バッグはボトムスの横に来ます。この位置では、ボトムスと同じ暗さの茶か黒を選ぶと、下半身にまとまって見えます。肩にかけて体の上半分に来るバッグは、上の色の延長として見えるので、上と同じか近い明るさの色を選んでください。
迷ったら、バッグは靴と同じ色にしておけば外れません。
上にアウターを着る日|コートの色で上と下をつなぐ
冷える日に上からコートを着ると、上の1枚はほとんど隠れます。このとき、顔の下に来るのはコートの襟とマフラーです。
コートの色は、ボトムスの寄りに合わせます。黄寄りのモスグリーンならキャメルか焦げ茶、灰寄りならチャコールかグレーです。そのうえで、マフラーを上の色の基準(生成り側か白側か)に合わせると、顔は守られたまま、上下がコートでつながります。
モスグリーンのコートそのものに合わせる色は、モスグリーンのコートに合う色で別に書いています。
どちらとも取れる人|紙を当てても差が分からない
白い紙と生成りの紙で、頬の差がほとんど見えない人もいます。その場合は、上の1枚目をグレージュ(灰みのあるベージュ)にしてください。
グレージュは、黄みと灰みを両方持っているので、生成り側にも白側にも大きくは外れません。モスグリーンの黄寄りにも灰寄りにもつながります。最初の1枚をグレージュにして、首元だけ白い紙のときに少しでも頬が明るかった側の白を細く入れてください。
数日着てみて、写真の中で顔が明るく写る日のほうが、あなたの側です。
似合わないと感じたら|ボトムスではなく上を替える
モスグリーンのボトムスを穿いて「なんとなく老けて見える」「顔が黄ばんで見える」と感じたら、まず上を替えてください。ボトムスを替えても、上が同じなら印象はほとんど変わりません。
それでも外れると感じるときは、ボトムスの素材を見てください。毛羽立った起毛素材は、色が一段暗く沈みます。艶のある素材は、光の当たり方で黄みが強く出ます。上の色と素材の表面感をそろえると、つながりが戻ります。
カーキ全般で顔が黄ばむ・老けるときの直し方はカーキが似合わないにまとめています。
よくある問い
- Q. モスグリーンのボトムスに黒のトップスは合いますか
- 合わせられますが、上下とも暗くなるので顔が重く見えやすい組み合わせです。黒を着るなら、首元に生成りかグレーの1枚をのぞかせて、顔の下に明るい帯を作ってください。顔の黄みが強い人は生成り、青みが強い人は明るいグレーが向きます。
- Q. モスグリーンのスカートに合うタイツの色は何色ですか
- 裾がふくらはぎの真ん中より下まである長いスカートなら、焦げ茶か、モスグリーンより一段暗いチャコールが自然につながります。膝が見える丈なら、脚の面が大きく出るので、肌の色に近い濃さを選んでください。タイツの濃さの決め方は別の記事で詳しく書いています。
- Q. 上の色がどうしても決められません
- 灰みのあるベージュ(グレージュ)を1枚目にしてください。黄みの肌にも青みの肌にも極端には外れず、モスグリーンの黄と灰のどちらにもつながります。そのうえで首元だけ白をのぞかせ、頬の赤みが残る側の白を残します。
- Q. モスグリーンのボトムスにネイビーは合いますか
- 合います。ただし明るさが近いと上下の境目がぼやけるので、ネイビーは一段明るいものか、モスグリーンが黄に寄っているなら暗めのネイビーで差をつけてください。顔の下には明るい色を細く入れると、全体が沈みません。
— メグラシ編集部





