グレーとブラウンの相性|地味かちぐはぐかで明るさと温度を分ける

**グレーとブラウンを合わせて似合わないと感じたら、地味に見えるのか、ちぐはぐに見えるのかを先に決めてください。**この2色は相性の良い組み合わせですが、外れ方が2通りあり、直し方が違います。
地味に見えるのは、2色の明るさが近いときです。グレーもブラウンも彩度が低いので、明るさまで近いと、全身が1色に溶けて締まりがなくなります。白黒写真で撮って同じ灰色に写るなら、どちらかを2段ずらしてください。
ちぐはぐに見えるのは、2色の温度が離れているときです。青みの強いグレーと、赤みの強いブラウンを合わせると、冷たい色と温かい色がそれぞれ別の服に見えます。**グレーをブラウンの温度に寄せるか、間に1色挟んでつなぎます。**両方当てはまる人は、明るさを先に直し、温度は後で整えてください。
灰色がかった茶、つまりグレーブラウンという1色の服の合わせ方はグレーブラウンの服のコーデに書いています。この記事は、グレーの服とブラウンの服という2枚を組み合わせるときの話です。
結論:地味なら明るさの差を、ちぐはぐなら温度を直す
| 外れ方 | 起きていること | 直し方 |
|---|---|---|
| 地味に見える | 2色の明るさが近い | 片方を2段明るく、または暗くする |
| ちぐはぐに見える | 2色の温度が離れている | グレーを温かく寄せる・間に1色挟む |
| 両方 | 明るさも近く温度も離れている | 明るさを先に、温度を後に |
表は進む章を決めるためのものです。手持ちの2枚での直し方は、このあと書きます。
地味かちぐはぐか、どちらが起きているか決める
組み合わせた全身を、2m離れた場所から写真に撮ってください。普通のカラー写真で見て、全体がぼんやりして目が止まる場所がないなら、地味に見えている側です。上と下が別々の人の服に見える、片方だけが浮いて見えるなら、ちぐはぐに見えている側です。
判断がつかないときは、次の2つの測り方を両方やってください。明るさと温度のどちらが外れているかが、はっきりします。
白黒写真で、2色の明るさの差を測る
スマートフォンのカメラを白黒にして、グレーの服とブラウンの服を並べて撮ってください。2色が同じ灰色に写るなら、明るさが近すぎます。これが地味に見える原因です。
明るさを、白から黒までを5つに分けて考えると決めやすくなります。白に近い1、明るい2、中間の3、深い4、黒に近い5です。2色が同じ段か、隣の段なら、地味に見えます。2段以上離れていれば、明るさは足りています。
白い紙の上で、2色の温度を見る
次に、白いコピー用紙の上に2枚を並べてください。グレーが少し青く見えるか、少し茶色く見えるか。ブラウンが赤っぽく見えるか、黄色っぽく見えるかを見ます。
青いグレーと赤いブラウンの組み合わせが、いちばん温度が離れていて、ちぐはぐに見えやすい組み合わせです。茶色っぽいグレーと黄色っぽいブラウン、または青いグレーと灰の混ざったブラウンなら、温度は近く、ちぐはぐにはなりにくいです。
地味な人|明るさの差を2段つける
地味に見える人は、2色のどちらかを2段ずらしてください。いちばん組みやすいのは、明るいグレーに焦げ茶、チャコールにキャメルという組み方です。片方が明るく、片方が深いと、全身に一本の境目ができ、目が止まる場所が生まれます。
どちらを明るくするかは、顔の近くに置く色で決めます。顔の近くを明るくすると軽やかに、深くすると落ち着いて見えます。手持ちの2枚が同じ段なら、片方を替えるより、間に白か生成りの服を1枚挟んで明るさの差を作るのが手早い方法です。
地味な人|表面の違いで差を足す
明るさを変えられないときは、表面の違いで差を足してください。グレーが起毛したニットなら、ブラウンは艶のある布やなめらかなウールのスカートにします。グレーが平らな布なら、ブラウンは毛足のあるものや、畝のあるコーデュロイにします。
表面が違うと、光の反射の仕方が変わり、同じ明るさでも2色の境目が見えるようになります。2枚とも起毛、2枚とも平らという組み合わせは、地味さが強まるので避けてください。
ちぐはぐな人|グレーの温度をブラウンに寄せる
ちぐはぐに見える人は、グレーをブラウンの温度に寄せてください。ブラウンは温かい色なので、グレーのほうを少し温かくすると、2色がつながります。
青みの強いグレーを、白い紙の上で少し茶色く見えるグレーに替えるのがいちばん確実です。替えられないときは、ブラウンの側を灰の混ざったくすんだ茶にして、温度を下げます。赤みの強いブラウンと青みの強いグレーの組み合わせだけは、直さずに組むのは難しいので、片方を替えるか、次の章の方法で間をつないでください。
ちぐはぐな人|間に1色挟んでつなぐ
手持ちの2枚のまま組みたいときは、間に1色挟みます。挟む色は、グレーとブラウンの中間の温度にある色です。
生成りは、グレーの冷たさとブラウンの温かさの間にあり、どちらにもつながります。紺は、グレーと同じ冷たい側にありながら、ブラウンの深さと釣り合います。挟む場所は、首元か腰のどちらか1か所です。グレーのニットの襟から生成りのシャツを出す、ブラウンのスカートに紺のベルトを締める、といった置き方です。
どちらとも取れる人|明るさを先に、温度を後に
地味にもちぐはぐにも見える人は、明るさを先に直してください。明るさが近いまま温度だけ整えても、全身は1色に溶けたままです。逆に、明るさに2段の差がつけば、温度が多少離れていても、境目がはっきりして組み合わせとして読まれやすくなります。
手順は次の通りです。白黒写真で2色の段を確かめ、2段離れていなければ片方を替えるか、白か生成りを挟みます。そのうえでカラー写真を見て、まだ上下が別の服に見えたら、温度を寄せるか、紺を1か所足してください。
顔の近くに置くのはどちらか、肌で分ける
グレーとブラウンのどちらを顔の近くに置くかは、肌の色で分けてください。肌に黄みがある人は、ブラウンを顔の近くに置くと血色が出ます。グレーを顔の近くに置くと、顔がくすんで見えることがあります。
肌に青みがある人は、グレーを顔の近くに置くと顔が澄んで見えます。ブラウンを顔の近くに置くと、肌が黄ばんで見えることがあります。どちらか分からない人は、両方を顎の下に当てて白黒ではなくカラー写真で撮り、目の下の影が薄く写るほうを顔の近くに置いてください。
面積の配分|7対3で主役を決める
2色を半分ずつにすると、どちらが主役か分からず、地味にもちぐはぐにも振れやすくなります。7対3を目安に、どちらかを主役にしてください。
グレーを主役にするなら、グレーのコートやワンピースにブラウンの靴と鞄、またはブラウンのマフラーを足します。ブラウンを主役にするなら、ブラウンのセットアップにグレーのニットを中に着るか、グレーのストールを肩に掛けます。従の色は、主役より2段明るいか深い色にすると、境目がはっきりします。
靴と鞄はどちらにそろえるか
靴と鞄は、面積の小さい側の色にそろえてください。従の色を足元と手元で繰り返すと、全身に2色が行き渡り、つり合いが取れます。
迷ったら、黒ではなく焦げ茶の靴と鞄にしてください。黒は、グレーとは合いますが、明るいブラウンとの間で差が大きくなりすぎます。焦げ茶はグレーの深い段とも、ブラウンの濃淡ともつながります。焦げ茶の選び方は焦げ茶が似合う人も参考になります。
秋冬のアイテム別の組み方
チャコールのコートにキャメルのマフラーは、明るさの差が大きく、温度もマフラーの温かさが顔の近くに来るので、黄み肌の人に合う組み方です。明るいグレーのコートに焦げ茶のマフラーは、青み肌の人でも深い茶が顔を締めます。
ニットとスカートなら、明るいグレーのニットに焦げ茶のスカート、または焦げ茶のニットにミディアムグレーのプリーツスカートです。パンツなら、チャコールのパンツにキャメルのニット、足元は焦げ茶の革靴にすると、2色が上下でつながります。キャメルとの合わせ方はキャメルが似合う人にも書いています。
まとめ:グレーとブラウンは、明るさと温度を1つずつ確かめれば組める
グレーとブラウンの組み合わせが外れたら、地味に見えるのか、ちぐはぐに見えるのかを決めてください。
地味な人は、白黒写真で2色の明るさを確かめ、2段の差をつけるか、表面の違いで差を足します。ちぐはぐな人は、グレーをブラウンの温度に寄せるか、生成りか紺を1か所挟んでつなぎます。両方当てはまる人は、明るさを先に直してから温度を整えてください。
顔の近くには、黄み肌はブラウン、青み肌はグレーを置き、7対3で主役を決め、靴と鞄は従の色にそろえます。この順番で見れば、手持ちのグレーとブラウンは、秋冬の落ち着いた組み合わせになります。
よくある問い
- Q. グレーとブラウンは相性が悪い色ですか
- 相性は良い組み合わせです。どちらも彩度が低く、ぶつかりにくい色です。外れるのは、明るさが近すぎて地味になるときと、グレーの青みとブラウンの赤みが離れすぎてちぐはぐになるときの2つです。原因がどちらかを決めれば、手持ちの2枚で組めます。
- Q. グレーのニットに茶色のパンツを合わせると、なんだか地味です
- 2色の明るさが近い可能性が高いです。スマートフォンを白黒にして撮り、2色が同じ灰色に写るなら、どちらかを2段ずらしてください。明るいグレーに焦げ茶、チャコールにキャメルのように、片方を明るく、片方を暗くすると、地味さが消えます。
- Q. グレーと茶色の間に挟む色は何がいいですか
- 白より生成り、黒より紺がつなぎやすいです。生成りはグレーの冷たさとブラウンの温かさの中間にあり、紺はグレーと同じ冷たい側にいながらブラウンの深さとも釣り合います。挟む色は、首元か腰のどちらか1か所に置いてください。
- Q. 靴と鞄はグレーと茶色のどちらに合わせればいいですか
- 面積の小さい側の色にそろえると、全体のつり合いが取れます。上がグレーで下がブラウンなら、上の面積が大きいときは靴と鞄をブラウンにして、下の色を足元で繰り返してください。迷ったら黒ではなく焦げ茶にすると、グレーにもブラウンにもつながります。
— メグラシ編集部





