大人っぽいショートが似合うかは、つむじが顔の中心線から何cm横にずれているかで決まる|2cm以上ならその側へ流す

短くした髪が落ち着いて見えるかどうかを決めているのは、顔の形ではありません。
決めているのは、つむじが鼻筋の延長線から何cm横にずれているかの1点です。
ずれが1cm以内なら、左右どちらへでも流せます。2cm以上ずれているなら、流す向きは初めから1つに決まっています。
測るのに要るのは手鏡1枚。2分で終わります。
📋 早見表|つむじのずれと、決まること
この表は答えではありません。鏡で測ったあと、次に何をするかを決めるための道具です。
| つむじのずれ | 流す向き | 分け目の位置 | 逆へ流すとどうなるか |
|---|---|---|---|
| 中心線の上(0〜1cm) | 左右どちらでも | つむじの2cm前、中心 | 特に起きない |
| 1〜2cm | ずれた側が有利 | つむじの2cm前、ずれた側へ0.5cm | 昼過ぎに分け目が割れる |
| 2〜3cm | ずれた側の1択 | つむじの2cm前、ずれた側へ1cm | 朝のうちに戻る |
| 3cm以上 | ずれた側の1択 | ずれた側の生え際まで斜めに | 根元が立ったまま下りない |
ずれを測ったら、次は渦の巻き方向を見ます。向きは毛先の跳ね方を決めます。
つむじの位置を測る。所要2分
用意するものは手鏡1枚です。
- 洗面所の鏡に背を向けて立つ
- 手鏡を後頭部へ向け、洗面所の鏡に映る後頭部を見る
- 渦の中心を探す。毛が集まって地肌が見えている点です
- 渦の中心から頭のてっぺんを通り、鼻筋まで下りる線を目で引く
- 渦の中心が、その線からどちら側へどれだけ外れているかを見る
距離は指の幅で読んでください。人差し指1本の幅がおよそ1.5cmです。渦の中心が指1本ぶんより外にあれば、ずれは2cm以上と読みます。
髪が乾いた状態で測ってください。濡れていると毛が地肌に貼りつき、渦の中心が実際より小さく見えます。
ずれが1cm以内|左右どちらへでも流せる
渦の中心が中心線の上か、そこから1cm以内にある場合、頭頂の毛はどちらへ倒しても同じだけ寝ます。
この位置なら、分け目は中心でも横でも成立します。中心で分ければ左右に同じ高さが出て、横で分ければ片側だけに高さが出ます。どちらを選んでも、日中に元へ戻ることはありません。
ただし、中心で分けたときだけ気をつける点が1つあります。分け目の線をつむじの真上から取ると、渦の中心を割ることになり、左右どちらの毛束も根元が立ちません。つむじの2cm前から取ってください。
ずれが2cm以上|流す向きは決まっている
渦の中心が中心線から2cm以上外れている場合、頭頂の毛はすでにその側へ倒れています。
流す向きは、ずれた側です。逆へ流すと、根元が起きたまま止まり、時間とともに元の向きへ戻ります。朝に作った分け目が昼に割れているなら、ここが原因です。
分け目は、つむじの2cm前から、ずれた側へ1cmずらした点で取ります。この点は、渦の外側にあたる場所です。渦の外側の毛はすでに一方向へ倒れているので、そこを起点にすると、分け目の向きと毛の倒れる向きがそろいます。
ずれが3cm以上ある場合は、分け目を線ではなく斜めに取ってください。つむじの2cm前から、ずれた側の生え際へ向かって斜めに下ろします。まっすぐ横に取ると、線の途中で毛の向きが変わり、その場所だけ根元が浮きます。
渦の巻き方向で、毛先の跳ね方が変わる
つむじの渦には向きがあります。乾いた状態でつむじを見て、毛の並びが弧を描いている向きが渦の向きです。
時計回りなら、頭頂の毛は右へ倒れようとします。反時計回りなら左です。
この向きは、毛先の跳ね方に出ます。渦の向きと同じ側へ流すと、毛先は外へ向かって開きます。逆側へ流すと、毛先が首の側へ入り込んで、襟足で内側へ折れます。
短くするほど、この差は大きく出ます。あごの線より上で切る長さでは、毛先が1cm動くだけで、正面から見える輪郭の幅が変わります。
つむじが2つある場合は、渦が大きいほうで判定します。
片方は渦の直径が2cm前後、もう片方は1cm以下であることが多く、髪全体の向きを決めているのは大きいほうです。
小さいほうは、乾かすときに根元を指の腹で2〜3回押さえておくと、大きいほうの流れに合流します。押さえる強さは、地肌が動くのが分かる程度で足ります。
両方が同じ大きさなら、2つの中心を結んだ線の真ん中を1つのつむじとみなして測ってください。
分け目を取る位置は、つむじの2cm前
分け目の起点は、つむじの真上ではありません。2cm前です。
真上から取ると、渦の中心を割ることになります。渦の中心では毛があらゆる向きへ出ているので、割った両側のどちらも一方向へまとまりません。
2cm前は、指1本と少しの幅です。ここまで前へ出ると、毛はすでに前向きに倒れているので、割った線がそのまま毛の向きになります。
前へ寄せすぎないでください。4cm以上前から取ると、分け目が前髪の中まで届き、生え際の毛が左右に割れます。目安は、指2本の幅を超えないところまでです。
乾かすのは、渦と逆へ3回だけ
乾かす順番は決まっています。
- タオルで水気を取ったあと、つむじの根元だけに風を当てる
- 渦の巻き方向と逆へ、指で根元を倒す。3回
- 手を離し、そのまま根元へ風を10秒当てる
- 残りの部分を上から下へ乾かす
根元を逆へ倒すのは3回までです。4回以上やると、毛が倒れる先を失って地肌の上で立ち、乾いたあとに割れます。
倒すのは根元だけです。中ほどから毛先まで一緒に倒すと、長さのある部分が引っぱられて、根元が起きる前に方向が決まってしまいます。
前髪の量は、つむじから前へ何cm取るかで決まる
前髪を作るとき、どこまで後ろから毛を持ってくるかは、つむじを基準にすると迷いません。
つむじの中心から前へ8cmの点が上限です。手の指を4本そろえた幅がおよそ8cmなので、つむじに小指の外側をあてて、人差し指の外側が来る場所を見てください。
そこより後ろから取ると、前髪の中に渦の外側の毛が混ざります。混ざった毛は前へ倒れず、前髪の真ん中で立ち上がって割れます。
つむじが2cm以上ずれている人は、この8cmを左右で分けて考えてください。ずれている側は7cm、反対側は9cmです。中心線に対してつむじが寄っているぶん、渦の外側が届く距離も左右で違います。
前髪の厚みは、取った範囲の毛を全部使うのではなく、手前の半分だけを下ろすところから始めてください。厚くしてから減らすのは切るしかありませんが、薄くしてから足すのは、後ろの毛を1cmぶん前へ回すだけで済みます。
帽子をかぶった日に、どこが崩れるか
帽子をかぶると、頭頂の毛が上から押されます。押された毛は、渦の向きへ倒れて戻ります。
つまり、脱いだあとに崩れる場所は毎回同じです。渦の向きと逆へ流していた人は、脱いだ瞬間に分け目が消えます。渦と同じ側へ流していた人は、押された高さが下がるだけで、分け目そのものは残ります。
直し方は、脱いだあとに分け目の線へ沿って指を1本入れ、根元を持ち上げて5秒待つことです。5秒は、押されて寝た毛が起き上がるのにかかる時間です。すぐ手を離すと、また同じ向きへ倒れます。
指を入れる場所は、分け目の全長ではありません。つむじの2cm前から、前へ3cmぶんだけです。ここだけ起きれば、残りは自然に持ち上がります。
襟足は、つむじのずれとは別に決める
つむじの位置は、頭頂と分け目を決めます。襟足の長さは、そこからは決まりません。
襟足で見るのは、首を正面へ向けたときに、いちばん出ている首の骨の高さです。骨に触れて、その位置に指をあててください。
毛先がその指より上で終わるなら、襟足は首から離れて外へ開きます。指より下まで届くなら、毛先が首に沿って内へ入ります。
つむじが大きくずれている人ほど、襟足は指の位置より1cm長く残しておくと落ち着きます。頭頂で片側へ流れた毛の量が、後ろの片側に集まるためです。
どちらとも取れるとき①|ずれが1.5cm前後
指1本の幅にちょうど乗っていて、外か内か決めきれない。この場合は渦の向きで決めてください。
渦の向きと同じ側へ流します。ずれの量が中途半端でも、毛が倒れようとしている向きは変わりません。
1週間そちらで流してみて、昼過ぎに分け目が割れなければ正解です。割れるなら、ずれは2cm側だったということなので、分け目をさらに0.5cm外へ移してください。
どちらとも取れるとき②|朝と夕方で立ち上がる場所が違う
朝は分け目のところで立ち、夕方は別の場所で立つ。この差は、乾かすときに根元へ風が届いていないことで起きます。
濡れた状態で根元へ風を当てていないと、毛は乾く過程で自分の向きへ戻ります。戻った先が渦の向きです。夕方に立っている場所こそ、その人の本来の向きだと読んでください。
対処は、朝に乾かす順番を変えることです。全体を乾かしてから根元を直すのではなく、根元を先に3回倒してから全体を乾かします。順番だけの違いで、夕方の位置が変わります。
どちらとも取れるとき③|つむじが後ろすぎて鏡に映らない
手鏡に渦が映らない場合は、後頭部の高い位置につむじがあるのではなく、頭の丸みの向こう側にあります。
この場合はスマートフォンで後頭部を1枚撮ってください。撮る角度は、頭のてっぺんから斜め後ろ45度です。真後ろから撮ると渦が潰れて、中心が読めません。
撮った写真の上で、耳の上端どうしを結んだ線を目で引きます。その線の中点から真上へ伸ばした線が中心線です。渦の中心がそこからどちらへ外れているかを見ます。
美容室で伝えるのは、位置と向きの2つ
伝える言葉は2つです。つむじが中心線からどちら側へ何cmずれているか、そして渦がどちら回りか。
この2つがあると、分け目の位置と、頭頂をどこまで短くできるかが決まります。長さの希望を先に伝えるより、話が早く進みます。
写真を見せるときも、この2つを添えてください。同じ形でも、つむじの位置が違えば根元の起き方が変わるので、写真だけでは同じ結果になりません。
まとめ
短い髪が落ち着いて見えるかどうかを決めているのは、つむじが鼻筋の延長線から何cm横にずれているかです。
1cm以内ならどちらへでも流せます。2cm以上なら、ずれた側へ流す1択です。分け目はつむじの真上ではなく2cm前から、ずれた側へ0.5〜1cmずらした点で取ります。
乾かすときは、渦の巻き方向と逆へ根元を3回倒し、そのまま10秒風を当ててから全体を乾かします。手順の順番を入れ替えるだけで、夕方の立ち上がる場所が変わります。
関連記事
- ショートのヘアアレンジ|指でつまんで折り返せるcmが、その日できる形を決める
- ぽっちゃり・二重あごが気になるショートは、襟足の長さで決まる
- 前下がりのショートボブが似合うかは、耳の上端と目尻の高さの差で決まる
- 自分に似合う髪型は、髪が形を保てるかで決まる
— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. つむじの位置は、どうやって測るのですか
- 手鏡と洗面所の鏡を使います。後ろ向きに立ち、手鏡を後頭部に向けて、洗面所の鏡に映る後頭部を見てください。つむじの渦の中心を見つけたら、そこから頭のてっぺんを通って鼻筋へ下りる線を目で引きます。渦の中心がその線の上にあるか、左右どちらかに寄っているかを見ます。距離の見当は指の幅でつけてください。人差し指1本の幅がおよそ1.5cmです。渦が指1本ぶんより外にあれば、ずれは2cm以上と読みます。
- Q. 渦の巻き方向は、何に効くのですか
- 毛先の跳ねる向きに効きます。渦が時計回りなら、頭頂の毛は右へ倒れようとします。反時計回りなら左です。倒れようとする向きへ流すと、根元が寝て表面がそろいます。逆へ流すと根元が起きたままになり、日中に少しずつ元の向きへ戻ります。朝に整えたはずの分け目が昼に割れているなら、渦と逆へ流していることがほとんどです。巻き方向は、乾いた状態でつむじを見て、毛の並びが弧を描いている向きで読めます。
- Q. 分け目をつむじの真上から取ってはいけないのですか
- 真上から取ると、渦の中心をそのまま割ることになり、左右どちらの毛束も根元が立ちません。つむじの2cm前から取ってください。渦の外側の毛は、すでに一方向へ倒れているので、そこを起点にすると倒れる向きが分け目の向きとそろいます。2cmは指1本と少しの幅です。前へ寄せすぎると、今度は分け目が前髪の中まで届いて、生え際の毛が割れます。
- Q. つむじが2つあります。どちらで判定しますか
- 渦が大きいほうで判定してください。2つある場合、片方は渦の直径が2cm前後、もう片方は1cm以下であることが多く、髪の向きを決めているのは大きいほうです。小さいほうは、乾かすときに根元を指の腹で2〜3回押さえておくと、大きいほうの流れに合流します。両方が同じ大きさなら、2つの中心のあいだの点を1つのつむじとみなして測ってください。
- Q. 美容室では何を伝えればいいですか
- 伝えるのは2つだけです。1つ目は、つむじが中心線からどちら側へ何cmずれているか。2つ目は、渦がどちら回りかです。この2つがあれば、分け目の位置と、頭頂をどこまで短くできるかが決まります。長さの希望を先に言うより早く話が進みます。写真を見せる場合も、この2つを添えてください。同じ髪型でも、つむじの位置が違えば根元の起き方が変わります。
— メグラシ編集部





