ロングの可愛い髪型|重い・大人びると感じたら顔まわりの1束で直す

ロングにしたのに可愛く見えないなら、足りないのは長さではありません。顔まわりの1束、頭頂の高さ、毛先の軽さ、毛先の丸み。この4つのどれかです。
いちばん効くのは、顔まわりの1束です。顔のまわりでいちばん短い毛が、口角から顎の高さにあると、ロングでも顔のまわりに丸みと動きが生まれます。反対に、顔まわりの毛が全部肩より下にあると、どれだけ巻いても、顔のまわりはまっすぐな縦の線だけになります。
この記事は、ロングを可愛く見せたいのに、重い、ぺたんこ、大人びてきつく見える、毛先が広がる、顔まわりがさみしい、と感じたときに、何が足りないかを鏡の前で測って、切らずに直すための手順です。
結論:可愛く見えないのは、4つの目盛りのどれかが足りないから
| 目盛り | 足りないときの見え方 | 測るもの |
|---|---|---|
| 顔まわり | 顔のまわりが縦の線だけで、さみしい・きつい | いちばん短い毛が顎・口角・頬骨のどこにあるか |
| 高さ | 頭頂がぺたんとして、重心が下に落ちる | 根元が指1本ぶん(およそ1.5cm)立っているか |
| 軽さ | 毛先が重く、全体がどっしりする | 毛先の束の太さが根元の何割か |
| 丸み | 毛先がまっすぐで、動きがない | 毛先が何回転巻けているか |
| 4つとも足りている | 顔のまわりに動きがあり、軽く見える | そのままでよい |
**4つを全部足す必要はありません。**足りないものを1つか2つ足せば、ロングは十分に可愛く見えます。全部を一度に足すと、今度は幼くなりすぎます。
3秒で見分ける|最初にどこに目が行くか
鏡から1m離れて3秒見て、最初に目が行った場所を書き留めてください。
| 最初に目が行った場所 | 足りない目盛り | よく言う言葉 |
|---|---|---|
| 顔の両側にまっすぐ落ちる髪 | 顔まわり | 大人びる・きつい・さみしい |
| 頭の上の平らなところ | 高さ | ぺたんこ・地味 |
| 肩から下の髪のかたまり | 軽さ | 重い・もっさり |
| 毛先のまっすぐな線 | 丸み | 動きがない・かたい |
| 毛先の横への広がり | 軽さと丸み | 広がる・まとまらない |
| 顔と髪の境目のなさ | 顔まわり | 髪に埋もれる |
2か所に目が行ったときは、顔に近いほうを先に直してください。顔まわりと高さは、顔のすぐ近くにあるので、直したときの変化が大きく出ます。
なぜロングは可愛く見えにくいのか|重さが下に集まる
髪は長くなるほど、自分の重さで下に引っぱられます。ロングになると、根元は重さでつぶれ、毛先には量がたまり、顔まわりの毛もまっすぐ下に落ちます。つまり、放っておくと、4つの目盛りがすべて「足りない」側に動いていくのがロングです。
可愛く見える髪型に共通しているのは、丸みと軽さと、顔のまわりの動きです。ショートやボブは、長さが短いぶん、これらが最初からそろいやすい。ロングは、長さを保ったまま、これらを意識して足さないとそろいません。
だから、ロングで可愛く見えないのは、長さが似合わないからではなく、長さに合わせた足し方をしていないからです。足す場所さえ分かれば、ロングのまま直せます。
もう1つ、ロングは伸ばしている途中の期間が長い髪型です。肩の長さから胸の長さまで伸ばす間に、顔まわりの毛も一緒に伸びて、以前は顎の高さにあった1束が、いつのまにか鎖骨まで下がっていることがあります。「前は可愛く見えたのに、最近しっくりこない」と感じるなら、長さが伸びたことで顔まわりの目盛りが動いた可能性を疑ってください。
手順|鏡の前で4か所を測る
- 髪を乾かして、ふだんどおりに整える
- 顔まわりのいちばん短い毛を指でつまみ、毛先が顔のどの高さにあるかを見る
- 頭頂の分け目の横の根元を指で押し、根元が指1本ぶん立っているか確かめる
- 毛先を片手でまとめ、根元をまとめたときの太さと比べる
- 毛先を1束持ち上げて、何回転の丸みがついているかを見る
5つの手順は、合わせて3分ほどです。書き留めた結果を、次からの4つの表に当てはめてください。
測るのは、朝の支度を終えた直後がいちばん確かです。夜に測ると、1日の重さで根元がつぶれ、毛先の丸みも伸びているので、実際より足りない側に出ます。朝と夜の両方を測れば、1日でどの目盛りがいちばん崩れるかも分かります。
顔まわり|いちばん短い毛が顎・口角・頬骨のどこにあるか
顔まわりの毛は、顔のすぐ横にあるので、可愛さへの効き目がいちばん大きい目盛りです。いちばん短い毛の毛先が、顔のどの高さにあるかで見え方が変わります。
| いちばん短い毛の位置 | 見え方 | 向く人 |
|---|---|---|
| 頬骨の高さ | 顔のまわりに丸みが強く出て、幼く可愛い | 可愛さをしっかり出したい人 |
| 口角の高さ | 丸みと落ち着きの間で、やわらかい | ほとんどの人に扱いやすい |
| 顎の高さ | 顔の輪郭に沿って、大人っぽく可愛い | 大人っぽさも残したい人 |
| 鎖骨の高さ | 縦の線が出て、すっきり | 可愛さより落ち着きを出したい人 |
| 肩より下 | 顔のまわりに動きがなく、まっすぐ | 可愛さを出すには足りない |
**いちばん短い毛が肩より下にあるなら、ロングが可愛く見えない最大の原因はここです。**切らずに試すなら、顔まわりの毛を内側に巻いて、毛先を口角から顎の高さに持ち上げてみてください。
高さ|根元が指1本ぶん立っているか
頭頂の高さは、全体の重心を上に上げて、軽く可愛い印象を作ります。分け目の横の根元を指で押してみて、指1本ぶん、およそ1.5cm立っているかを確かめてください。
| 根元の立ち方 | 見え方 |
|---|---|
| 指1本ぶん以上立っている | 頭の形に丸みが出て、軽い |
| 指半分くらい | 自然で、落ち着いて見える |
| ほとんど立っていない | 頭頂が平らで、重心が下に落ちる |
| 分け目の地肌がはっきり見える | ぺたんとして、髪が薄く見える |
ロングは重さで根元がつぶれやすいので、高さはいちばん失われやすい目盛りです。乾かすときに根元を起こしておくだけで、1日の見え方が変わります。
根元の立ち方は、髪の量や太さでも変わります。髪が細くやわらかい人は、根元が立ちにくく、しかも夕方までに寝やすい側です。細い髪の人ほど、乾かし方で根元を起こしておく効き目が大きくなります。
軽さ|毛先の束の太さが根元の何割か
毛先の軽さは、毛先を片手でまとめたときの束の太さを、根元をまとめたときの太さと比べて測ります。
| 毛先の束の太さ | 見え方 | 起きやすい失敗 |
|---|---|---|
| 根元の半分以下 | 毛先が軽く、動きが出やすい | 巻かないと細く見える |
| 根元の半分〜7割 | ほどよく、形が崩れにくい | 失敗と感じる人は少ない |
| 根元の7割以上 | 毛先が重く、どっしりする | 重い・広がる |
| 根元とほぼ同じ | 毛先に量がたまり、かたまりに見える | 重い・もっさり |
毛先が根元の7割以上の太さなら、重さが下にたまっています。巻いて毛先を丸めるか、美容院で毛先の量を調整すると軽くなります。
反対に、毛先の束が根元の3割くらいまで細くなっていると、毛先がすかすかに見えて、ロングの豊かさが消えます。軽ければ軽いほどいいわけではありません。半分から7割の間が、軽さと豊かさの釣り合いが取れる幅です。
丸み|毛先のカールが何回転か
毛先の丸みは、毛先を1束持ち上げたときに、何回転のカールがついているかで見ます。
| 毛先の丸み | 見え方 |
|---|---|
| まっすぐ | すっきりしているが、動きがない |
| 半回転(内か外に曲がる) | 自然で、やわらかい |
| 1回転 | 毛先に丸みが出て、可愛い |
| 1回転半以上 | はっきりした巻き髪で、華やか |
可愛く見せたいなら、毛先は1回転が目安です。半回転では動きがやわらかすぎて、ロングの長さに負けてしまうことがあります。1回転半以上にすると華やかになりますが、顔まわりや頭頂にも足していると、幼くなりすぎることがあります。巻きの縦の大きさと高さの関係は、巻き髪ロングでカール1個の縦幅から整理してあります。
失敗①重い|毛先まで同じ量のとき
ロングが重く見えるのは、軽さの目盛りが足りないときです。毛先の束が根元の7割以上あると、肩から下に髪のかたまりができ、全体がどっしりします。
切らずに直すなら、毛先を巻いて丸めることです。毛先が丸まると、同じ量でも縦の長さが短くなり、かたまりが小さく見えます。耳より下の髪を内側と外側に交互に巻くと、毛先同士の間にすき間ができて、さらに軽く見えます。
切るなら、毛先の量を減らすか、肩より下から段を入れて、毛先の束を根元の半分くらいにしてもらいます。長さは変えずに軽くできます。
失敗②ぺたんこ|頭頂がつぶれるとき
頭頂がぺたんとするのは、高さの目盛りが足りないときです。ロングは髪の重さで根元がつぶれやすく、とくに夕方になるほどぺたんこになります。
乾かすときに、分け目と逆の方向に根元を起こしながら乾かし、最後に分け目を戻してください。根元に逆向きのくせがつくので、分け目の横がふんわり立ちます。乾かし終わりに、根元に冷風を当てて冷ますと、立ち上がりが夕方まで残りやすくなります。分け目をいつもと1cmずらすのも効きます。同じ場所で分け続けていると、そこだけ根元が寝てしまうからです。
失敗③大人びる・きつく見える|顔まわりが直線のとき
ロングにしたら大人びて見える、表情がきつく見える。これは顔まわりの目盛りが足りないときに起きます。顔の両側を、まっすぐな縦の髪が囲んでいると、顔の輪郭に直線が加わって、印象が引き締まりすぎます。
切らずに直すなら、顔まわりの毛を内側に巻いて、毛先を顔に沿わせます。顔に向かって丸く曲がる毛があるだけで、顔のまわりに曲線が加わり、やわらかく見えます。巻くのは、顔のすぐ横の1束だけで十分です。後ろの髪まで巻く必要はありません。
大人びて見えるのが嫌なわけではなく、きつく見えるのだけを避けたいときは、巻く向きを内巻きではなく、顔から離れる外巻きにしてみてください。外巻きは顔のまわりに空きを作り、表情を明るく見せます。内巻きはやわらかく、外巻きは明るく。どちらを足すかで、可愛さの方向が変わります。
失敗④広がる|毛先が横に張るとき
毛先が横に広がって、まとまらない。これは軽さと丸みの両方が足りないときに起きます。毛先に量がたまり、しかも毛先の向きがそろっていないので、横に張り出します。
直し方は、毛先の向きをそろえることです。広がるのは、湿気の多い日と乾燥した日の両方で起きます。湿気の日は髪が水分を吸ってうねり、乾燥した日は静電気で毛先が離れます。どちらの日も、毛先を全部内側に半回転巻くと、横に張る向きが内側に閉じます。毛先に少量のスタイリング剤をなじませて、束の向きをそろえるのも効きます。つけすぎると重くなるので、手のひらに薄く広げてから、毛先だけを握るようにつけてください。
失敗⑤顔まわりがさみしい|後れ毛がないとき
髪をまとめたとき、あるいは下ろしていても顔まわりがすっきりしすぎて、さみしく見える。これは顔まわりの1束がないときです。
まとめ髪のときは、耳の前から細い毛束を少しだけ残してください。残す量は、指1本に巻きつけられるくらいが目安です。多すぎると、まとめたのに顔まわりだけ下ろしたように見えて、まとまりがなくなります。残す毛は、いちばん短い毛が口角から顎の高さに来るものを選ぶと、顔のまわりに自然な動きが出ます。下ろしているときは、耳の前の毛を少し前に持ってくるだけでも、顔と髪の間に動きが生まれます。
巻き方で直す|コテの太さと回転数
巻き方は、切らずに4つの目盛りを動かせるいちばんの方法です。
| 直したいこと | コテの太さ | 巻き方 |
|---|---|---|
| 毛先を軽く丸める | 32mm前後 | 毛先から1回転 |
| 顔まわりに丸みを足す | 26mm前後 | 顔に向かって内巻き1回転 |
| 全体を軽く見せる | 32〜38mm | 耳より下を内外交互に |
| 広がりをまとめる | 38mm前後 | 毛先を内に半回転 |
| 頭頂に高さを出す | 38mm前後 | 根元を持ち上げて1回転 |
| 大人っぽく可愛く | 32mm前後 | 顎より下から巻き始めて1回転 |
巻いたあと、冷めるまで触らないことが、形を持たせるいちばんの方法です。温かいうちに手ぐしを通すと、巻いた形がほどけます。
コテの温度は、高くしすぎないでください。高い温度で長く当てると、毛先が傷んで広がりやすくなり、軽さと丸みの両方を失う原因になります。1か所に当てる時間は数秒にとどめ、形がつかないときは温度を上げるより、同じ場所をもう一度巻くほうが髪への負担は少なくなります。
分け目で直す|深さと位置
分け目は、高さと顔まわりの2つの目盛りを同時に動かします。
| 分け目の変え方 | 変わること |
|---|---|
| 1cm横にずらす | 根元が立ち、頭頂に高さが出る |
| 真ん中から斜めに | 顔まわりに斜めの線ができ、動きが出る |
| ジグザグに取る | 分け目の線がぼやけ、根元がふんわりする |
| 浅く取る | 前髪側の毛が増え、顔まわりが華やか |
| 深く取る | 顔まわりがすっきりし、大人っぽい |
センターパートでロングを下ろすときは、分けた髪と目尻の間にどれくらい肌が見えるかで印象が変わります。その見方はセンターパートのロングでまとめてあります。
顔まわりの1束をつくる|切らずにできること
顔まわりの毛が全部肩より下にあるとき、切らずに1束をつくる方法があります。
- 耳の前の毛を、指2本ぶんの幅で取り分ける
- 取り分けた毛を、顎の高さから顔に向かって内巻きに1回転巻く
- 冷めるまで待ってから、指で軽くほぐす
- 毛先が口角から顎の高さに来ているかを鏡で確かめる
- 高すぎたら半回転に、低すぎたら巻き始めを上げる
巻いて毛先を持ち上げると、長さを切らなくても、顔まわりの毛が口角から顎の高さに来ます。左右で同じ高さにそろえる必要はありません。分け目の多い側を少し高く、少ない側を少し低くすると、顔のまわりに自然な斜めの線が生まれます。毎朝巻くのが手間なら、美容院で顔まわりの毛だけを顎の高さで切ってもらう方法もあります。後ろの長さはそのままで、顔まわりだけに段がつきます。
まとめ髪の日|結んでも4つの目盛りは残す
ロングの日は、下ろすだけでなく、結んだりまとめたりする日も多いはずです。まとめると、下ろしているときの4つの目盛りが一度に消えます。顔まわりの毛は後ろに引かれ、頭頂は引っぱられて平らになり、毛先は1つにまとまります。まとめ髪が可愛く見えない原因も、同じ4つのどれかが消えたことにあります。
| 目盛り | まとめたときに消えるもの | 残し方 |
|---|---|---|
| 顔まわり | 耳の前の毛が後ろに引かれる | 耳の前から細い束を口角〜顎の高さで残す |
| 高さ | 頭頂が引っぱられて平らになる | 結んだあと、頭頂の毛を指で少しずつ引き出す |
| 軽さ | 毛先が1つのかたまりになる | 結び目から下の毛先を2〜3束に割ってほぐす |
| 丸み | 結んだ毛先がまっすぐ垂れる | 結ぶ前に毛先を1回転巻いておく |
| 結ぶ高さ | 低すぎると重心が下に落ちる | 耳の上端と顎を結んだ線の延長あたり |
| 結び目 | ゴムが見えて、かたく見える | 毛束を1本取ってゴムに巻きつける |
まとめ髪で残すのは、4つのうち2つで十分です。いちばん効くのは、やはり顔まわりの束と頭頂の高さです。この2つが残っていれば、まとめた日でもロングの可愛さは保てます。
1週間で試す|1日1つの目盛りだけ足す
4つの目盛りのどれが自分にいちばん効くかは、1日1つずつ足してみると分かります。一度に全部足すと、どれが効いたのかが分かりません。
- 1日目は、何も足さずにふだんどおり整えて、正面の写真を撮る
- 2日目は、顔まわりの1束だけを巻いて、同じ条件で撮る
- 3日目は、頭頂の根元だけを起こして撮る
- 4日目は、毛先だけを1回転巻いて撮る
- 5日目は、写真を並べて、1日目との差がいちばん大きい日を選ぶ
差がいちばん大きかった目盛りが、あなたのロングでいちばん足りなかったものです。写真は、同じ場所・同じ時間・同じ服で撮ってください。服や光が変わると、髪の差より服と光の差が目に入ってしまいます。6日目からは、その目盛りだけを毎朝足してください。もう1つ足したいときは、2番目に差が大きかった目盛りを加えます。
| 差が大きかった日 | 毎朝足すこと | かかる時間の目安 |
|---|---|---|
| 顔まわりの日 | 耳の前の1束を内巻き1回転 | 1〜2分 |
| 頭頂の日 | 乾かすときに根元を逆向きに起こす | 乾かす時間の中で |
| 毛先の日 | 耳より下を内外交互に巻く | 5分前後 |
| どれも差が小さい | 髪型全体の長さや段を見直す | 美容院で相談 |
写真で確かめる|正面だけでなく横と後ろも
ロングは、正面から見るより、横や後ろから見られる時間のほうが長い髪型です。可愛く見えるかどうかも、正面だけで決めないでください。
| 撮る向き | 見えること | 足りないときのサイン |
|---|---|---|
| 正面 | 顔まわりの1束と頭頂の高さ | 顔の両側がまっすぐな縦の線 |
| 斜め45度 | 顔まわりの毛と頬の間の空き | 毛が頬に張りついて動きがない |
| 真横 | 頭頂から後頭部の丸み | 後頭部が平らで、毛先に重さがたまる |
| 後ろ | 毛先の広がりと軽さ | 毛先が横に張るか、かたまりになる |
| 歩いているところ | 毛先の揺れ方 | 揺れずに一緒に動く |
とくに真横の写真で、後頭部が平らに見えるなら、高さの目盛りが足りていません。正面では気づきにくいので、一度は横からも撮ってみてください。
後ろ姿の写真は、自分では撮りにくいので、鏡を2枚使うか、スマホを棚に置いてタイマーで撮ると手軽です。毛先が広がっているか、かたまりになっているかは、後ろから見たときにいちばんはっきり分かります。
美容院で直す|段と顔まわりの数字で伝える
美容院で「可愛くしてください」と伝えると、どの目盛りを動かすかは美容師の判断になります。足りない目盛りが分かっているなら、数字で伝えてください。
| 伝えること | 伝え方の例 |
|---|---|
| 顔まわりの毛の位置 | 「いちばん短い毛を顎の高さにしてください」 |
| 段の始まる高さ | 「段は肩より下からにしてください」 |
| 毛先の量 | 「毛先の束を今の半分くらいにしたいです」 |
| 残したい長さ | 「後ろの長さは変えたくありません」 |
| 今の悩み | 「毛先が重くて、夕方には頭頂がぺたんとします」 |
| 避けたいこと | 「幼くなりすぎないようにしたいです」 |
動かす目盛りは、1回に1つか2つに絞ってください。顔まわりも段も量も一度に変えると、仕上がりの印象が大きく動きすぎて、また別の違和感が出ることがあります。
切ってもらう前に、この記事の手順で巻き方と分け目を試しておくと、どこを切れば足りるかがはっきりします。巻いて足りた目盛りは、切らなくても毎朝足せます。巻いても足りなかった目盛りだけを、美容院で伝えてください。
秋冬のロング|襟・マフラー・静電気で崩れるとき
秋から冬は、ロングの形がいちばん崩れやすい季節です。毛先が肩や背中にかかるので、コートの襟やマフラーに押されて、巻いた丸みがつぶれます。空気が乾くと静電気で広がり、ニットの首元に毛先がからみます。
| 秋冬に起きること | ロングの変化 | 対処 |
|---|---|---|
| コートの襟 | 毛先の丸みがつぶれて外に跳ねる | 襟にかからない高さから巻き始める |
| マフラー | 首元の髪がつぶれて、顔まわりがぺたんこ | 髪を外に出してからマフラーを巻く |
| タートルネック | 毛先が首元でからまる | 毛先を内に半回転巻いて、襟の上に乗せる |
| 静電気 | 毛先が広がる | 毛先に少量のスタイリング剤をなじませる |
| 帽子 | 頭頂がつぶれる | 脱いだら根元を指で起こす |
| 暖房の乾燥 | 毛先がぱさついて広がる | 毛先の向きを内側にそろえる |
ミディアムの長さで襟との距離を測って巻く向きを決める方法は、ミディアム巻き髪にまとめてあります。ロングでも、襟にかかる高さから上を巻き始めにする考え方は同じです。
顔タイプ別|可愛く見せる目盛りの優先順
顔タイプによって、ロングで先に足すと効きやすい目盛りが違います。
| 顔タイプ | 先に足す目盛り | 控えめにする目盛り |
|---|---|---|
| キュート | 丸み | 高さ(足しすぎると幼い) |
| アクティブキュート | 軽さ | 丸み(強い巻きは重く見える) |
| フレッシュ | 軽さ | 顔まわり(短すぎると幼い) |
| クールカジュアル | 顔まわり(顎の高さ) | 丸み(強い巻きは浮く) |
| フェミニン | 丸み | 軽さ(減らしすぎると寂しい) |
| ソフトエレガント | 顔まわり(口角の高さ) | 高さ(控えめに) |
| エレガント | 丸み(大きく1回転) | 顔まわり(頬骨の高さは幼い) |
| クール | 顔まわり(顎の高さ) | 丸み(細かい巻きは浮く) |
顔タイプ別にロングが似合わないと感じる理由は、ロングヘアが似合わない顔タイプはある?で8タイプに分けてまとめてあります。
髪色で直す|明るさと毛先の軽さ
髪の色も、重さの見え方を変えます。同じ量の髪でも、暗い色はかたまりに見え、明るい色は軽く見えます。
| 髪色の変化 | 見え方の変化 |
|---|---|
| 全体を半段明るく | 毛先の重さがやわらぐ |
| 毛先だけ明るく | 重心が上に上がって見える |
| 顔まわりだけ明るく | 顔まわりの1束が目立ち、動きが出る |
| 全体を暗く | 落ち着くが、重さが出やすい |
秋に髪を暗く染める人は、暗くしたぶん、軽さか丸みの目盛りを1つ足しておくと、ロングの重さが出にくくなります。
髪色で直すのは、4つの目盛りを巻き方や分け目で試したあとにしてください。色は一度変えると戻すのに時間がかかります。巻き方で軽さが足りたなら、色まで変える必要はありません。
よくある思い込み
| 思い込み | 実際に起きていること |
|---|---|
| ロングは可愛く見せにくい | 4つの目盛りを足せば、ロングのまま可愛く見える |
| 可愛くするには前髪が必要 | 顔まわりの1束があれば、前髪なしでも可愛く見せられる |
| 重いなら切るしかない | 巻き方と毛先の向きで、同じ量でも軽く見せられる |
| 巻けば全部解決する | 顔まわりと高さが足りないと、巻いても可愛く見えない |
| 可愛い髪型は若い人のもの | 顔まわりの位置を顎にすれば、大人っぽく可愛く見せられる |
ロングを可愛く見せたいとき、切るかどうかを最初に考えがちです。長さを変えるのは、いちばん戻しにくい変更です。先に4つの目盛りを測って、足りないものを巻き方と分け目で足してみてください。それで足りないと分かったときに、どこを切ればいいかも決まります。
どちらとも取れるとき①|重いのか、ぺたんこなのか
全体がどっしりして見える。これが毛先の重さなのか、頭頂のぺたんこなのか、決めきれないことがあります。
先に頭頂の根元を指で起こしてみてください。鏡から1m離れ、何も触らない状態で3秒見てから始めると、変化が比べやすくなります。根元が立っただけで全体が軽く見えたなら、足りなかったのは高さです。根元を起こしても、肩から下のかたまりが目に入るなら、足りないのは軽さです。
どちらも少しずつ足りないときは、高さを先に足してください。高さは乾かし方と分け目で毎朝足せますが、軽さは巻くか切るかしないと変わりません。手軽なほうから試すと、切るかどうかの判断が後回しにできます。
どちらとも取れるとき②|可愛くしたら幼くなりすぎた
顔まわりを短くして、毛先も巻いて、頭頂にも高さを出したら、今度は幼く見えすぎた。これは、目盛りを足しすぎたときに起きます。
4つの目盛りのうち、幼さにいちばん効くのは丸みと高さの組み合わせです。どちらか1つを控えてください。毛先の丸みを残すなら頭頂は落ち着かせる。頭頂の高さを残すなら毛先の巻きはゆるくする。顔まわりの1束も、頬骨の高さにあるなら、顎の高さまで下ろすと落ち着きます。
足した目盛りを1つずつ戻しながら、鏡で3秒ずつ見てください。可愛さが残ったまま幼さだけが消える位置が見つかります。
幼さを感じるかどうかは、その日の服でも変わります。やわらかい素材や丸い襟の服を着た日は、髪で足す丸みを1段控えると釣り合います。きちんとした素材の服を着た日は、髪の丸みを残しても幼く見えにくくなります。
どちらとも取れるとき③|朝は可愛いのに夕方には重い
朝のセットでは可愛く見えたのに、夕方には重く、ぺたんとしている。これは、ロングの重さが時間とともに形を下に引っぱるからです。
朝の形を長く持たせるには、巻いたあとに冷ますことと、巻き始めを少し高くすることです。ロングは毛先から巻き始めると、夕方には毛先の丸みが伸びて、重さが下にたまります。顎より下の、少し高い位置から巻き始めると、丸みが伸びても形が残りやすくなります。
夕方に直すなら、頭頂の根元を指で起こし、顔まわりの1束を指に巻きつけて数秒押さえてください。2つだけで、朝の可愛さの半分ほどが戻ります。くるりんぱのように、まとめて形を固定する方法は、ロングヘアのくるりんぱにまとめてあります。
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よくある問い
- Q. ロングにしたら重く見えて、可愛くなりません
- 重く見えるのは、毛先まで根元と同じくらいの量があるときです。毛先を片手でまとめて、根元をまとめたときの太さと比べてください。毛先の束が根元の7割以上の太さなら、重さが下にたまっています。巻いて毛先を丸めると、同じ量でも軽く見えます。切るなら、毛先の量を減らすか、肩より下から段を入れて、毛先の束を根元の半分くらいにすると、ロングのまま軽くなります。
- Q. ロングで可愛く見せるには、前髪を作るべきですか
- 前髪がなくても、顔まわりの1束があれば可愛く見せられます。顔まわりのいちばん短い毛が、口角から顎の高さにあると、顔のまわりに丸みと動きが出ます。前髪を作るのは、この1束だけでは顔まわりがさみしいと感じるときで十分です。前髪を作る前に、顔まわりの毛を内側に巻いて、顔に沿わせてみてください。それで落ち着くなら、前髪はなくてもかまいません。
- Q. 可愛くしようとすると、幼くなりすぎます
- 可愛さを作る4つの目盛りのうち、丸みと高さを同時に足しすぎると幼く見えやすくなります。どちらか1つにしてください。毛先の丸みを残すなら、頭頂の高さは控えめに。頭頂に高さを出すなら、毛先の巻きはゆるく。顔まわりの1束も、頬骨の高さより上にすると幼く、顎の高さにすると落ち着きます。足す場所を1つに絞ると、可愛さを残したまま大人っぽさも保てます。
- Q. 秋冬になると、ロングの形がすぐ崩れます
- ロングは毛先が肩や背中にかかるので、コートの襟やマフラーに押されて、巻いた形がつぶれやすくなります。巻くときは、毛先ではなく、襟にかからない高さのあたりから巻き始めると、襟に押されても形が残ります。マフラーは、髪を外に出してから巻くと、毛先がつぶれにくくなります。静電気で広がるときは、毛先に少量のスタイリング剤をなじませてから出かけてください。
— メグラシ編集部





