メグラシ
着こなす

冬のコーディネートはどこから組む|コートが先か中が先かは脱ぐ時間で分ける

メグラシ編集部//読了 9分
玄関の壁のフックに冬のコートが一着掛かり、その下の木の腰掛けにたたんだニットと厚手のパンツ、マフラーが置かれている冬の朝の光

**冬のコーディネートは、コートを着ている時間で組む順番を分けます。**起きている時間の半分を超えてコートを着ている人は、コートから組んでください。半分に届かない人は、中の服から組みます。

理由は単純で、人から見えている服がちがうからです。外回り、子どもの送り迎え、徒歩と屋外の乗り換えが長い人は、1日に会う人のほとんどがコート姿しか見ていません。反対に、通勤の行き帰りだけコートを着る人は、職場や家で見られているのは中の服です。

毎朝まとまらない人は、たいてい自分の1日と逆の場所から組み始めています。この記事では、時間の数え方、コートの数と色での分け方、どちらとも取れる日の決め方を順に書きます。

結論:コートの時間が半分を超えるかどうかで分ける

1日の過ごし方組む順番中の服で見る場所
コートの時間が起きている時間の半分を超えるコートが先襟元と、コートの裾から出る部分だけ
コートの時間が半分に届かない中の服が先全身。コートは2色までに絞って合わせる
ちょうど半分前後人に会う場面で決める下の「どちらとも取れるとき」を参照

表の真ん中の列だけ覚えておけば足ります。右の列は、どこに手間をかけるかの目安です。

時間の数え方|起きている時間のうち、コートを着ている時間

数えるのは、起きている時間のうちコートを着ている時間です。家を出る前と帰宅後も、起きている時間に入れます。

たとえば朝7時に起きて夜11時に寝る人なら、起きている時間は16時間です。コートの時間が8時間を超えればコートが先、届かなければ中が先になります。

数えるときは、駅のホームや車の中、店の中でコートを脱がない時間も足してください。屋内でも前を閉じたまま過ごしているなら、見られているのはコートです。逆に、前を全部開けて中の服の正面が見えている時間は、半分だけコートの時間として数えます。

一度、平日2日と休日1日の3日分を書き出してみると、自分がどちら側かはほぼ決まります。毎日数える必要はありません。

コートが先の人|中の服は「襟元」と「裾」の2か所で選ぶ

コートの時間が長い人は、中の服の大半が人に見えていません。見えているのは、コートの襟の内側にのぞく首元と、コートの裾から下に出る部分だけです。

ですから、中の服は2か所だけで選んでください。1つは襟元で、コートの襟とぶつからない形かどうか。もう1つは裾で、コートの裾からスカートやパンツが何センチ出て、何色が見えるかです。

この2か所が合っていれば、中のニットの柄や色が多少ちぐはぐでも、外では誰にも見えません。朝の時間は、コートを決める側に回します。

コートが先の人|コートは「襟の形」で日替わりにする

コートから組む人は、コートが2着以上あると楽になります。色を2着で変えるより、襟の形を変えるほうが印象は動きます。

襟が立つ形と、襟の無い形、あるいは大きく折り返す形と小さく折り返す形のように、首元の見え方が離れた2着を持つと、中の服が同じでも別の日に見えます。

1着しかない場合は、首に巻くものを2種類用意してください。厚みが違う2本で足ります。コートから組む人にとって、首元はコーディネートの半分を担う場所です。

中が先の人|コートは2色までに絞る

中の服から組む人は、毎朝の主役が中の服です。そのぶん、コートが色を増やすと合わせる手間が倍になります。

コートは2色までに絞ってください。黒か紺かグレーのような暗い色を1着、明るいベージュや白に近い色を1着、という分け方がいちばん中の服を選びません。

中の服を先に決めて、その日の中の服に暗い色が多ければ明るいコート、明るい色が多ければ暗いコート、と機械的に選ぶと朝の迷いが1つ消えます。

中が先の人|室内で見られる「上半身の正面」に手をかける

中の服から組む人が手間をかけるのは、机に向かったときに見える上半身の正面です。座っている時間が長い職場なら、膝から下はほとんど見られていません。

色や柄、襟の形で遊ぶなら上半身に寄せ、下はその上半身を邪魔しない無地にしておくと、コートを羽織ったときにも崩れにくくなります。

暖房の効いた室内で過ごす時間が長い人は、中の服を厚くしすぎないでください。中を薄くして、寒さはコートと首元で受け持つほうが、1日の着心地が安定します。

コートの数で変わること

コートの数によっても、手間のかけ方が少し変わります。

コートの数コートが先の人中が先の人
1着首に巻くもので日替わりにするコートの色と襟を紙に書き、中がぶつからないかだけ見る
2着襟の形を離して持つ明るい色と暗い色に分ける
3着以上曜日に結びつけて迷いを減らす着ない1着が出やすい。冬の終わりに見直す

3着以上ある人は、コートから組むほうが手持ちを生かしやすくなります。中から組む人が3着以上持つと、選ばれない1着がほぼ必ず出ます。

コートの裾から出る長さ|5センチ未満か、10センチ以上か

どちらから組む人にも共通して効くのが、コートの裾から中の服がどれだけ出るかです。

出る長さは、5センチ未満か10センチ以上のどちらかに寄せてください。5センチ未満ならコートの一部に見えて、まとまりが出ます。10センチ以上なら、はっきり別の層として見えます。

崩れて見えるのは、その間の5〜10センチです。中途半端に出ると、コートの丈が合っていないように見えます。玄関の鏡で一度だけ横から見て、自分の手持ちがどこに入るかを確かめてください。

袖口で起きること|中の袖がコートから出るかどうか

裾と同じことが袖口でも起きます。コートの袖口から中の服の袖が出るなら、1センチ以内に収めるか、3センチ以上はっきり出すかのどちらかにします。

コートから組む人は、袖口が外でいちばん見える中の服になります。袖口が厚いニットはコートの袖の中で詰まり、手首が太く見えるので、袖口の細い中の服を選んでください。

中から組む人は、袖口の厚いニットを選んでかまいません。その場合は、袖の太いコートを合わせる日に寄せます。

どちらとも取れるとき①|半分前後の人は「人に会う場面」で決める

コートの時間がちょうど半分前後の人は、時間ではなく、人に会う場面でコートを着ているかどうかで決めてください。

外回りで取引先に会う、子どもの行事で先生や他の保護者と話す、といった場面でコートを着たままなら、コートが先です。会議や打ち合わせのように、人と話す場面でコートを脱いでいるなら、中が先です。

コートを着ている時間が長くても、人と話すのが室内なら、見られる服は中の服です。時間の長さより、見られる場面のほうを優先してください。

どちらとも取れるとき②|曜日で過ごし方が大きく変わる人

外回りの日と内勤の日、出社の日と在宅の日のように、曜日で過ごし方が大きく変わる人は、曜日ごとに分けてかまいません。

前の晩に翌日の予定を見て、外の時間が長い日はコートを先に、短い日は中を先に決めます。曜日に結びつけておくと、朝に「今日はどっちだったか」を考えずに済みます。

在宅の日は、中の服から組むどころか、コートを着ない日もあるはずです。その日は冬のコーディネートとして考えず、室内の着心地だけで選んでください。

どちらとも取れるとき③|休日だけ外の時間が長い人

平日は中から組むのに、休日は買い物や遠出で外の時間が長くなる人もいます。

この場合は、平日用と休日用でコートを分けると楽です。平日に着る1着は中の服に合わせやすい色に、休日に着る1着は首元や襟の形で印象の出る1着に。休日は、コートから組む日として扱います。

平日と休日でコートを分けられないときは、休日だけ首に巻くものを足してください。それだけで、コートから組んだ日の顔になります。

どちらとも取れるとき④|寒がりで、中を厚くしたい

寒がりの人は、コートの時間に関係なく中を厚くしたくなります。ただ、中を厚くすると、室内で脱いだときに上半身がふくらんで見えます。

コートが先の人なら、中を厚くしても見られる時間が短いので気にしなくてかまいません。襟元と裾だけ合っていれば十分です。

中が先の人は、厚くするのを肌に近い1枚に寄せてください。いちばん外のニットやシャツは薄くして、暖かさは内側で受け持ちます。首、手首、足首の3か所を覆うだけでも体感はかなり変わります。

朝に迷わないための前の晩の3つ

最後に、前の晩にやっておくと朝が楽になることを3つだけ書きます。

1つめは、翌日の予定を見て、コートが先か中が先かを決めること。2つめは、決めた側の1着だけを出しておくこと。コートが先ならコートと首に巻くもの、中が先なら中の上半身を出します。3つめは、もう片方を出した1着に合わせて朝に選ぶ、と決めておくことです。

前の晩に全身を決める必要はありません。決めるのは片側だけで、残りは朝の天気と気温で選べば足ります。

関連記事

よくある質問

Q. 冬のコーディネートは何から決めればいいですか 1日のうちコートを着ている時間で決めます。起きている時間の半分を超えてコートを着ているならコートから、半分に届かないなら中の服から組んでください。

Q. コートが1着しかありません。それでも中から組んでいいですか 組んでかまいません。コートの色と襟の形を先に書き出しておき、中の服がその2つとぶつからないかだけ確かめてください。

Q. 日によって外にいる時間が大きく変わります 曜日ごとに分けてかまいません。決めにくい日は、人に会う場面でコートを着ているかどうかで決めてください。

Q. 中から組むと、コートを羽織ったときにちぐはぐになります 襟元と裾の2か所を玄関の鏡で1回だけ見てください。裾が出るなら5センチ未満か、10センチ以上はっきり出すかのどちらかに寄せます。

— メグラシ編集部

Next Read·次に読みたい3記事

あわせて読みたい

ミニスカートコーデ冬|広がる形か沿う形かで上着の重さを分ける

着こなす

ミニスカートコーデ冬|広がる形か沿う形かで上着の重さを分ける

冬のミニスカートに合う上着は、スカートの丈より先に形で分かれます。台形やプリーツのように裾が広がるミニは、腰までの短い上着か、膝下まで長い上着を前を開けて。体に沿うタイトなミニは、上に量のある上着を持ってきて構いません。境目は平置きで測る裾幅とヒップ幅の差。差が4〜7センチの迷う形の扱い、生地の厚みでもう一段動かす方法、上着が1着しかない日の合わせ方まで整理しました。

メグラシ編集部/読了 9分
冬コーデがマンネリ|同じコートが続く日は首元と足元だけ替える

着こなす

冬コーデがマンネリ|同じコートが続く日は首元と足元だけ替える

冬は同じコートを毎日着るので、何を替えても同じ服に見えがちです。コートを着たまま人から見えている場所を測ると、変える価値があるのは首元と足元の2か所だけ。手持ちの服で組み合わせを回す数え方と、職場で毎日同じ人に会う場合・色が暗い色ばかりの場合など、迷いやすい場面の決め方をまとめました。

メグラシ編集部/読了 22分
キャップコーデ冬|コートと浮く人は、上着の丈と起毛で合わせ方を分ける

着こなす

キャップコーデ冬|コートと浮く人は、上着の丈と起毛で合わせ方を分ける

冬にキャップをかぶると、頭だけ夏のまま残ったように見える。原因はキャップそのものではなく、上着の丈と生地の表面との組み合わせです。腰丈か膝下か、表面がなでて引っかかる起毛かつるつるか。この2つで、選ぶキャップの生地とつばの向き、髪の出し方が変わります。膝ちょうどの丈や、起毛とつるつるが混ざった上着のときの決め方まで。

メグラシ編集部/読了 8分
濡れた折りたたみ傘の持ち歩き|秋冬は水切りの回数と袋で服を守る

着こなす

濡れた折りたたみ傘の持ち歩き|秋冬は水切りの回数と袋で服を守る

折りたたみ傘は、さしている間より閉じたあとのほうが服を濡らします。傘に残った水の量を、降り方とさしていた分数で3段に分けると、バッグの中・外ポケット・手に持つのどれにするかが決まります。閉じる前の振り方、ゆるく巻く理由、付属の袋と吸水の袋と口の閉まる袋の違い、電車・店・職場それぞれでの置き場所、秋冬のウールのコートや革のバッグを濡らさない順番まで。迷う日の決め方を厚めに書きました。

メグラシ編集部/読了 12分
雨の日の靴 女性|甲から濡れるか底から染みるかで秋冬の一足を分ける

着こなす

雨の日の靴 女性|甲から濡れるか底から染みるかで秋冬の一足を分ける

秋冬の雨の日に足が冷えるのは、靴の甲から雨が入る人と、底から水が染みる人とで原因が違い、選ぶ靴も逆になります。濡れた靴下のどこが湿っているかで自分の型を見分け、甲の素材・底の継ぎ目の高さ・溝の深さを測って一足を決める方法を書きました。

メグラシ編集部/読了 10分
ミニスカ冬コーデが子どもっぽい|甘さか脚の見え方かで直す所を分ける

着こなす

ミニスカ冬コーデが子どもっぽい|甘さか脚の見え方かで直す所を分ける

冬のミニスカートが子どもっぽく見えるとき、原因は丈ではなく「甘さ」と「脚の見え方」のどちらかです。鏡から3歩離れて最初に目が行く場所で、どちらかが分かります。甘さ側なら素材・柄・ひだを数えて上で締める。脚の見え方側ならタイツの濃さを上着の厚みに合わせ、靴と脚の色をつなぐ。両方に当てはまる日、どちらとも取れる日の決め方まで、寸法と順番で整理しました。

メグラシ編集部/読了 9分

"似合う"の輪郭が見えたら、
次は実際に試してみる段階かもしれません。

スタイリストがあなたの骨格・好みをヒアリング、季節に合わせたコーデを毎月お届けします。

まずは無料で試してみる

月額制 / 自宅で試着 / 返却時のクリーニング不要 / 送料込