30代の秋フェスの服装|終演の時刻と帰りの手段で、重ねる枚数を決める

**チケットか公式の案内に、終演予定の時刻は何時と書いてありますか。**そして帰りは、車ですか、シャトルバスですか、電車ですか。その2つで、重ねる枚数が決まります。
秋フェスの服装は、**日中の気温では決めません。**10月の野外は、日中が20度台半ばまで上がっても、日没から2時間で8度前後下がる日が珍しくありません。昼の服で行くと、いちばん楽しみにしていた夜の時間に寒さで集中できなくなります。先に、夜のどこまで会場にいるかを数えてください。
結論:終演の時刻と帰りの手段で、枚数が決まる
| 終演の時刻 | 帰りの手段 | 重ねる枚数 |
|---|---|---|
| 日没前(17時ごろまで) | どれでも | 2枚 |
| 日没後2時間まで(19時ごろ) | 車・駐車場が近い | 2枚+薄い保温を鞄に |
| 日没後2時間まで(19時ごろ) | シャトルバス・電車 | 3枚 |
| 21時以降 | 車・駐車場が近い | 3枚 |
| 21時以降 | シャトルバス・電車 | 4枚 |
**枚数は、会場にいる時間ではなく、会場を出て家に向かう途中までの時間で数えます。**終演のあと、シャトルバスや駅の入場規制で30分から1時間待つことはよくあります。その時間がいちばん冷えます。
10月の野外で、日没後に何度下がるか
10月の日没は、関東でおおむね17時台前半です。日没から2時間で、昼の最高気温より8度前後下がると見ておきます。
- 最高24度の日 → 19時ごろ16度前後
- 最高20度の日 → 19時ごろ12度前後
- 21時以降は、さらに2〜3度下がる
ここに、会場の場所の差を足します。山あいの会場は、標高100mごとに約0.6度低くなります。標高600mの高原なら、麓の予報より3〜4度低い計算です。海沿いの会場は、数字より風で体感が下がります。風が秒速1m強まるごとに、体感は約1度下がると考えてください。
気温と服の関係は20度の服装は長袖か半袖かや10月中旬の気温にも詳しく書きました。
重ねる順番|肌側・中・外・保温の4つ
枚数を数えたら、次の順番で重ねていきます。
| 何枚目 | 役目 | 例 |
|---|---|---|
| 1枚目(肌側) | 汗を乾かす | 乾きやすい長袖か半袖のカットソー |
| 2枚目(外) | 風と小雨を止める | 撥水の上着、フードのあるもの |
| 3枚目(保温) | 空気の層を作る | 薄い中綿のベスト、フリース、厚手のニット |
| 4枚目(首と足) | 末端を温める | ストール、厚手の靴下、レッグウォーマー |
2枚で行く日は、1枚目と2枚目。3枚の日は、2枚目の内側に3枚目を足します。**外の1枚は、一番上に着るものとして最後まで残します。**日中に暑くて脱ぐのは3枚目のほうで、2枚目は腰に巻くか鞄に入れておきます。
1枚目|昼の汗が、夜の冷えになる
秋フェスで見落としやすいのが、昼にかいた汗です。日中の日差しの下で踊ったり歩いたりすると、背中に汗をかきます。その汗が乾かないまま日が沈むと、体温が一気に奪われます。
1枚目は、綿100%より乾きやすい素材のものを選んでください。昼に汗をかいたら、日没前に一度着替えるのも有効です。替えの1枚目を1枚、鞄に入れておくだけで、夜の冷え方が変わります。
2枚目|風を通さない1枚は、日中から持っておく
2枚目は、風を止めるための上着です。撥水の上着やウィンドブレーカーのように、生地の目が詰まっていて風が抜けないものにします。厚手でも、ざっくり編んだニットは風を通します。
フードがあると、急な雨や日没後の風に対応できます。10月は秋雨の季節でもあるので、晴れの予報でも2枚目は持っていってください。撥水の上着の選び方ははっ水(撥水)コートと防水コートの違いに詳しく書きました。
足元|芝・土・砂利で靴を変える
足元は、会場の地面で決まります。
- 芝……スニーカーで足りる。朝露や前日の雨で濡れていることがあるので、布より合成素材の甲のもの
- 土……雨の翌日はぬかるむ。甲まで覆う防水の靴か、汚れてもよいスニーカー
- 砂利……底が薄い靴は足裏が疲れる。底の厚いもの
靴下は、日没後のために厚手を1足鞄に入れておきます。足先が冷えると、上半身をいくら重ねても寒さが抜けません。4枚目の中で、いちばん効くのは靴下です。
下に何を履くか|座る時間があるかどうか
レジャーシートに座る時間があるなら、パンツにしてください。スカートは座ると膝から下が地面に近づき、日没後に地面から冷えが上がってきます。
パンツの幅は、中に薄いレギンスを重ねられるくらいのゆとりがあるものが便利です。日没前はパンツ1枚、日没後に鞄から出したレギンスを重ねる、という使い方ができます。立ち見が中心なら、ロングスカートにレギンスでも構いません。
鞄の大きさ|脱いだ枚数が入るか
昼は暑くて脱ぎ、夜は寒くて着る。秋フェスでは、1日の中で脱ぎ着が2往復することもあります。脱いだ枚数が全部入る鞄にしてください。
目安は、3枚目の保温と4枚目のストールを丸めて入れても、口が閉まる大きさです。両手が空くように、斜めに掛けるか背負うものにします。腰に巻くのは2枚目の上着だけにしておくと、動いたときに邪魔になりません。
どちらとも取れるとき①|終演の時刻が書いていない
複数のステージがあるフェスでは、全体の終演時刻しか書かれていないことがあります。自分が見たいステージが何時に終わるかで数えてください。
**迷ったら、21時以降・シャトルバスの行で数えます。**4枚目は鞄の中に入っていればよく、使わなければ持ち帰るだけです。寒さに備えていないほうが、途中で帰る理由になりやすいからです。
どちらとも取れるとき②|子どもと一緒に行く
子どもは大人より早く寒さを訴えます。日没前に会場を出る予定でも、子どもの分は3枚目まで持っていってください。
自分の服は、抱っこや手をつなぐ時間が長いことを前提にします。上着は前が開けられて、腕を上げても背中が出ない長さ。脱いだ枚数を入れる鞄は、自分と子どもの分を合わせた容量で選びます。子どもの分が入る余白を先に取ると、自分の分は1枚減らしても回ることが多くなります。
どちらとも取れるとき③|翌日が仕事、または泊まりの日
翌日が仕事なら、帰り道で冷えないことを優先します。終演後の待ち時間と移動で冷えると、翌朝まで体が重く感じやすくなります。4枚目と、替えの靴下を1足入れておいてください。
泊まりなら、宿に戻れるぶん荷物を分けられます。昼は2枚で出て、夕方に一度宿へ戻れるなら、そこで3枚目と4枚目を取りに行く方法もあります。ただし、会場と宿が離れているなら、戻らない前提で持ち歩いてください。
どちらとも取れるとき④|屋根のあるステージと野外の両方がある
屋根のあるステージや屋内の会場と、野外のステージを行き来するフェスもあります。屋内は人が多く、気温より暑く感じます。
この場合は、脱ぎ着しやすい順番を優先してください。屋内に入るときに脱ぐのは3枚目、外に出るときに着るのも3枚目。2枚目の上着は、屋内でも腰に巻いたままにしておくと、出入りのたびに鞄を開けずに済みます。
色と見た目|外の1枚で全体が決まる
秋フェスでは、2枚目の上着が一日中いちばん外に見えています。写真に写るのも、ほとんどが上着の色です。
外の1枚は、会場の景色と離れすぎない色にすると、写真で浮きません。芝の会場なら生成り・カーキ・茶、夜の照明の中なら深い赤や紺も映えます。中は自由に選んでも、外の1枚で全体がまとまります。秋の重ね方そのものは秋服コーデにもあります。
前の晩と当日の朝に確かめること
前の晩に、次の4つを1枚のメモにしておくと、当日の朝に迷いません。
- 終演の時刻……自分が見たい最後のステージが終わる時刻
- 帰りの手段……車か、シャトルバスか、電車か。待ち時間の目安
- 会場の場所……標高と、海沿いかどうか。予報の最低気温から差し引く
- 地面……芝か、土か、砂利か。前日に雨が降ったか
この4つで、表のどの行に入るか、何枚持つか、靴は何かが決まります。当日の朝は、天気予報で降水の確率と風の強さだけをもう一度見て、2枚目の上着にフードがあるか、4枚目の靴下が入っているかを確かめてください。
日中に予想より暑くなった場合も、3枚目と4枚目は置いていかないでください。昼の暑さと、夜の冷え込みの差がいちばん大きいのが、この時期の野外です。
よくある行き違い
**「昼が24度なら、長袖1枚で足りる」。**日没から2時間で16度前後まで下がります。終演の時刻で数えてください。
**「厚手のニットを着ていけば、上着はいらない」。**ざっくりしたニットは風を通します。風を止める1枚と、保温の1枚は別に考えます。
**「寒くなったら帰ればいい」。**終演後の待ち時間は、帰ろうとしてもすぐには帰れない時間です。その時間の分まで持っていってください。
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— メグラシ編集部
よくある問い
- Q. 10月のフェスは、何を着ていけばいいですか
- まずチケットか公式の案内で、終演予定の時刻を確かめてください。日没前に終わるなら、長袖の中と風を通さない上着の2枚で足ります。日没後2時間ほどで終わるなら、薄い保温の1枚を足して3枚。21時を過ぎて、シャトルバスや駅までの待ち時間があるなら、さらに首元と足元を温めるものを足して4枚です。10月の野外は、日没から2時間で昼より8度前後下がる日が珍しくありません。
- Q. 秋フェスに子どもと行きます。自分の服で気をつけることはありますか
- 抱っこや手をつなぐ時間が長いので、上着は前が開けられて、腕を上げても背中が出ない長さにしてください。脱いだ枚数を入れる鞄は、自分の分と子どもの分を合わせて容量を見ます。子どもは大人より早く寒さを訴えるので、日没前に会場を出る予定でも、子どもの分は3枚目まで持っていくと安心です。
- Q. 秋フェスで雨が降りそうです。傘は使えますか
- 多くの野外フェスでは、客席での傘は周りの視界を遮るため避けられています。上から被るレインウェアか、撥水の上着にフードが付いたものを用意してください。雨の日は気温より体の濡れで冷えるので、枚数の数え方を1枚ぶん上げます。日没前に終わる日でも、3枚のつもりで持っていきます。
- Q. 翌日が仕事です。帰りが遅くなるフェスでは何を優先すればいいですか
- 帰り道で冷えないことを優先してください。終演後の待ち時間と移動で冷えると、翌朝まで体が重く感じやすくなります。4枚目にあたる首元と足元の保温を、鞄に入れておきます。靴下の替えを1足入れておくと、帰りの電車で足先の冷えがかなり和らぎます。
— メグラシ編集部





