成人式の二次会の服装|振袖を返す時刻と会場で、着替えるか分ける

**振袖をレンタルしていて、返却が式の当日なら、二次会には着替えて行ってください。**返却が翌日以降、または自分の振袖なら、次に会場の床を見ます。椅子席なら振袖のままで行けます。座敷や掘りごたつなら、返却が翌日でも着替えた方が楽に過ごせます。
成人式の二次会の服装は、周りに合わせて決めようとすると迷います。同じ学年でも、振袖のまま来る人と着替えて来る人が半々に分かれる会は珍しくありません。どちらで行っても場からは浮きません。決め手になるのは、振袖を返す時刻と会場の床の2つです。
着替えると決めたら、次は髪をほどくかどうかです。まとめ髪と飾りを残すなら首元の開いたワンピース、ほどくならニットとスカートで足ります。どちらにしても、夜の帰り道の寒さに合わせてコートと靴を選びます。ここから順に、境目の測り方を書いていきます。
あなたはどちら|2つの質問で決める
先に2つだけ確かめてください。
| 質問 | 答え | 二次会の服装 |
|---|---|---|
| 振袖の返却はいつか | 式の当日 | 着替える |
| 振袖の返却はいつか | 翌日以降、または自分の振袖 | 次の質問へ |
| 会場の席は椅子か | 椅子席・立食 | 振袖のままでよい |
| 会場の席は椅子か | 座敷・掘りごたつ | 着替える方が楽 |
この表で決まらない人、たとえば返却は翌日だが二次会が4時間を超える人や、会場がまだ決まっていない人は、後の「どちらとも取れるとき」の節を見てください。
返却が当日なら、着替える
レンタルの振袖を当日返す場合、返却の受付時刻と二次会の開始時刻の間に、着物を脱いで洋服に着替え、移動する時間が要ります。着付けを解くのに30分前後、髪をほどくならさらに20分ほどかかります。返却の窓口から会場までの移動も足すと、返却と二次会開始の間が90分ない日は、そのままでは間に合いません。
この場合は、式のあと一度家に戻るか、返却の窓口の近くで着替えられる場所を先に決めておきます。着替えを入れた袋を朝のうちに預けておく人もいます。二次会の開始が早い会では、返却を後回しにできないかを予約の段階で確かめておく方が確実です。
返却の時刻を過ぎて振袖のまま二次会に出ると、延長の扱いになったり、汚れや染みの責任が重くなったりすることがあります。飲み物や食べ物の出る会場では袖や裾に跡が付きやすく、レンタルの振袖でそれを避けるのは難しいです。
返却が翌日以降なら、会場の床を見る
返却が翌日以降、あるいは自分や家族の振袖なら、着替えるかどうかは会場の床で決めます。
椅子席や立食の会場なら、振袖のままで過ごせます。帯を背もたれに当てないように浅く腰掛ければ、3時間程度は崩れません。ホテルの宴会場や、テーブル席の貸切の店がこちらです。
座敷や掘りごたつの会場は、振袖では苦しくなります。座ると帯が後ろの壁や仕切りに当たり、立つたびに裾が割れます。正座が続くと足の甲が痛み、崩して座ると裾の始末が難しくなります。返却が翌日でも、この会場なら着替えた方が会話に集中できます。
会場の床がわからないときは、幹事に「席は椅子か座敷か」だけ聞いてください。店の名前を調べるより早く、確実です。
どちらとも取れるとき|時間と体で決める
表で決まらない人は、次の3つを足し算で見ます。2つ以上当てはまれば着替える方を選んでください。
1つ目は着付けからの経過時間です。朝の着付けから二次会の終わりまでが12時間を超えるなら、帯の締め付けで体が疲れてきます。早朝に着付けた人は、夕方の時点で8時間以上経っていることが多いです。
2つ目は移動の長さです。式場から二次会の会場まで、徒歩で10分を超えるか、乗り換えがあるなら、草履で冬の夜道を歩く時間が長くなります。雪や雨の予報が出ている地域なら、それだけで着替える理由になります。
3つ目は二次会の長さです。3時間を超える会や、三次会まで続きそうな会は、途中で帯が苦しくなっても直す場所がありません。
どれも当てはまらず、それでも迷うなら、振袖のままで行ってよいです。成人式の日に振袖で過ごせる時間は限られていて、写真を撮る相手が多いのは二次会の方だからです。
着替えるなら、髪型を先に決める
着替えると決めたら、服より先に髪をほどくかどうかを決めます。式のために作ったまとめ髪と飾りは、そのまま残すと二次会でも華やかさが続きます。一方で、残したまま普段着を合わせると、髪だけが式の格のまま浮いて見えます。
髪をほどくなら、ピンを全部抜いてブラシを通すのに15分から20分かかります。固めた整髪料は簡単には落ちないので、ほどいた髪は一度低い位置でまとめ直すと落ち着きます。
まとめ髪を残す人の服
まとめ髪と飾りを残すなら、服は首元が開いていて、肩から上がすっきりした形を選びます。首が出ていると髪のまとまりが引き立ち、飾りとの釣り合いも取れます。
合うのは、膝が隠れる丈のニットワンピースや、きれいめの生地のワンピースです。色は紺、深い緑、焦げ茶、黒など、髪飾りの色とけんかしない落ち着いた色が無難です。式で付けた飾りが金や赤なら、服は無地にしておくと髪の方が主役になります。
首元が詰まったタートルネックは、まとめ髪と組むと頭から下が重く見えます。首を覆いたいなら、浅めの丸首か、襟ぐりの広いボートネックにしてください。
髪をほどく人の服
髪をほどくなら、服の選択肢は広がります。ニットとスカート、ブラウスとパンツなど、普段の冬のきれいめの組み合わせで場に合います。
ただ、成人式の日は写真に残る日です。ほどいた髪が整髪料で少し固まっている分、服まで普段着に寄せると全体が疲れて見えやすくなります。ブラウスなら艶のある生地、ニットなら目の詰まった細い編みのものを選ぶと、写真の中で顔まわりが明るく写ります。
二次会の会場ごとの格
成人式の二次会は、中学や高校の同窓会の形で開かれることがほとんどです。会場の格は次の3つに分かれます。
| 会場 | 服装の格 | 足元 |
|---|---|---|
| ホテルの宴会場・貸切のレストラン | ワンピースかセットアップ | 低めのヒールのパンプス |
| 居酒屋・ダイニングの貸切 | ニットワンピース、ニットとスカート | 脱ぎ履きしやすい靴 |
| 座敷の店・カラオケ | ニットとパンツ、ロングスカート | 脱ぎ履きしやすい靴、厚手の靴下 |
座敷の会場では靴を脱ぐので、ストッキングだけでは足元が冷えます。黒のタイツか、厚手の靴下を合わせてください。床に座るので、膝上のスカートや細いパンツより、ロングスカートか少しゆとりのあるパンツの方が楽です。
同窓会の二次会全般の服装は同窓会二次会の服装にまとめています。成人式の日は、それより一段だけ華やかに寄せると周りと揃います。
振袖のまま行く人が崩さないために
振袖のまま行く人は、会場で崩さないための3つの動きを覚えておいてください。
座るときは、帯を背もたれに当てないように、椅子の前半分に浅く腰掛けます。袖は膝の上に重ねて置くと、床に付きません。立ち上がるときは、上前の裾を片手で軽く押さえながら立つと、裾が割れません。
飲み物や料理を取るときは、反対の手で袂を押さえます。袖が料理や皿に触れるのを防げます。乾杯で腕を上げるときも、袖口を軽く持っておくと腕が見えすぎません。
お手洗いは、混む前に一度行っておくと安心です。袖と裾をまとめて持ち上げるための大きめのクリップを1つ、鞄に入れておくと手がふさがりません。
寒さ|夜の帰り道に合わせる
成人式の頃は一年でもっとも冷え込む時期で、二次会の帰りは夜遅くになります。地域にもよりますが、夜の気温は0度前後まで下がることが多いです。
着替えて行くなら、普段の冬のコートで十分です。丈は膝が隠れるものの方が、スカートやワンピースの裾まで覆えます。マフラーは、まとめ髪を残すなら首に巻かず、肩に掛けるだけにすると髪が崩れません。
振袖のまま行くなら、洋服のコートは袖が通りません。着物用の羽織りものか、袖ごと覆える大きめのケープを用意します。ショールだけで夜道を歩くなら、手首まで覆える厚手のものにして、首元を重ねて留めてください。
靴と鞄
着替えるなら、靴は脱ぎ履きしやすいものを選びます。会場が座敷でなくても、二次会のあとに店を移ることがあるからです。ヒールは低めで、足首にストラップの付いたものなら、冬の夜道でも歩きやすいです。
鞄は、式の日に持っていた小さな和装用の鞄から、財布、携帯、鍵、口紅が入る大きさのものに替えます。両手を空けておけるよう、肩に掛けられる紐の付いたものが便利です。脱いだ振袖の小物を持ち歩く場合は、別に大きめの袋を1つ用意しておくと散らかりません。
幹事をする人の服
二次会の幹事を引き受けている人は、受付や会計で動く時間が長くなります。振袖のまま幹事をするのは、袖と裾をかばいながら立ち回ることになり、想像以上に疲れます。
幹事は着替えて行く方が無難です。服は動きやすく、それでいて写真に写っても見劣りしないものを選びます。ニットワンピースに、すぐ脱げるカーディガンを重ねる組み合わせなら、会場の暖房が強くても調整できます。
幹事の挨拶で前に立つ場面があるなら、明るい色を一か所だけ顔の近くに置いておくと、会場の奥からでも見つけてもらいやすくなります。
着替えの段取り
着替えて行く人は、前日までに次の4つを決めておくと、当日の夕方が楽になります。
1つ目は、着替える場所です。家に戻るのか、返却の窓口で着替えるのか、会場近くで着替えるのか。窓口で着替えられるかは、予約のときに確かめておきます。
2つ目は、着替えを入れる袋です。服と靴と鞄を1つにまとめておき、朝のうちに持ち出すか、家族に頼んでおきます。
3つ目は、髪をほどくかどうかです。ほどくなら、ピンを入れる小さな袋とブラシを着替えの袋に入れておきます。
4つ目は、メイクの直しです。式の写真のためのメイクは、夜の照明の下では濃く見えることがあります。口紅だけ一段明るいものに替えると、顔全体が軽くなります。
迷ったら、写真に残る方を選ぶ
ここまでの基準で決めきれないときは、成人式の二次会が「同じ学年の人と写真を撮る最後の大きな集まり」になりやすいことを思い出してください。
振袖のまま行けば、その日の写真は全部振袖で揃います。着替えて行けば、二次会の写真は普段の自分に近い姿で残ります。どちらが正しいということはありません。数年後に見返したとき、どちらの写真を残したいかで選んで構いません。
結婚式の二次会のように、招かれる側の格が決まっている場とは違い、成人式の二次会は自分たちで格を決める場です。冬の結婚式に招かれたときの服装は20代の友人の結婚式の服装にまとめています。
よくある問い
- Q. 二次会に振袖のまま来る人はどのくらいいますか
- 地域と会場でまったく違います。ホテルの宴会場で式の直後に始まる会なら振袖のままの人が多く、夜に居酒屋で始まる会なら着替えて来る人が多くなります。人数で決めるより、自分の返却時刻と会場の床で決めた方が外れません。幹事に会場の席が椅子か座敷かだけ聞いておくと判断できます。
- Q. 着替える服はドレスでないといけませんか
- ドレスである必要はありません。成人式の二次会は同窓会の形が多く、会場も居酒屋や貸切の飲食店がほとんどです。膝が隠れるニットワンピースや、きれいめのブラウスとスカートで十分に場に合います。ただし式で髪をまとめて飾りを付けたまま行くなら、服が普段着に寄りすぎると髪だけが浮くので、ワンピースにしておくと釣り合います。
- Q. 振袖を返す時刻を延ばせますか
- レンタルの多くは翌日返却や延長の仕組みを持っていますが、申し込みの時点で決まっていることがほとんどです。二次会に振袖で出たいなら、予約の段階で返却を翌日にできるか確かめてください。当日になってからの延長は受けてもらえないことがあります。
- Q. コートはどうすればいいですか
- 着替えて行くなら、普段の冬のコートで構いません。振袖のまま行くなら、着物用の羽織りものか、袖が通る大きめのケープを使います。洋服のコートは振袖の袖が入らず、無理に通すと袖が潰れます。ショールだけで夜道を歩く場合は、首と手首を覆える厚手のものにしてください。
— メグラシ編集部





